JP3407297B2 - 階段構造 - Google Patents

階段構造

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JP3407297B2
JP3407297B2 JP2000115078A JP2000115078A JP3407297B2 JP 3407297 B2 JP3407297 B2 JP 3407297B2 JP 2000115078 A JP2000115078 A JP 2000115078A JP 2000115078 A JP2000115078 A JP 2000115078A JP 3407297 B2 JP3407297 B2 JP 3407297B2
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handrail
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由棋 国広
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株式会社ノダ
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は手摺り棒並びに該手
摺り棒を用いた階段構造および室内構造に関する。 【0002】 【従来の技術】家屋等建築物の階段や廊下において歩行
の支えとするために設けられる手摺り棒としては、従来
より、主として円形や楕円形等の所定断面形状を有する
ものが用いられている。このような手摺り棒は、たとえ
ば集成材よりなる長尺木質材を、その長手方向に亘って
所定断面形状を有するように切削加工して得られてい
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来用いられている手
摺り棒は、上記したように、その長手方向に亘って同一
の断面形状を有している。このような形状の手摺り棒を
階段構造に用いた場合は、歩行者が手摺り棒を掴んだ手
が手摺り棒の長手方向に沿ってずり落ちることに対して
抵抗を与えることができず、特に階段を昇るときに不便
を来していた。 【0004】また、手摺り棒は一般に歩行の方向と平行
に設けられるため、長手方向断面形状が一定であると、
歩行者は、手摺りの形状を頼りにして歩行方向を判断す
ることができない。このため、ホテル等の廊下において
非常口を表示するような場合には、手摺りとは別に、非
常口を表示する表示灯等を設けているが、目の不自由な
人には非常口の方向が分からず、非常時の避難に支障を
来すおそれがある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
問題点を解消することを目的としている。 【0006】請求項1にかかる本発明は、長尺の棒状部
材を主体として、その外周面の所定箇所において長手方
向に沿って間隔をおいて滑り止め用の突起が複数設けら
れており、該突起の各々は、棒状部材の長手方向断面に
おいて、階段を昇る方向の長手一方向に対する傾斜角度
が90度未満であり、長手他方向に対する傾斜角度が4
5度以下であって、且つ、長手一方向に対する傾斜角度
が長手他方向に対する傾斜角度よりも大きく形成されて
なる手摺り棒が、滑り止め用の突起を下面側にして設け
られることを特徴とする階段構造である。 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【発明の実施の形態】図1ないし図5は本発明の一実施
形態による手摺り棒を示す。この手摺り棒1は長尺の棒
状部材を主体としているが、その外周面の所定箇所にお
いて長手方向に沿って間隔をおいて滑り止め用の突起
2,2・・・が複数設けられている。なお、突起2を除
く部分の手摺り棒1は、略円形、楕円形、矩形等の所定
断面形状を有しており、図示実施形態では楕円形の断面
形状を有するものとされている(図4参照)。 【0011】突起2の各々は、図5に示すように、棒状
部材の長手方向断面において、長手一方向Pに対する傾
斜角度αが長手他方向Qに対する傾斜角度βよりも大き
く形成されている。好ましくは、β≦45度、β<α<
90度である。 【0012】突起2の形状は任意であり、たとえば自動
車ハンドルに設けられているような略円錐形状の突起と
することができる。また、突起2の表面はなめらかな曲
面状とすることが好ましい。この場合の上記傾斜角度
α、βは、突起の立ち上がり部分を始点として、該始点
と突起の頂点とを結ぶ直線が長手方向P,Qとなす角度
とする。 【0013】このような突起2は、手摺り棒1が合成樹
脂や金属よりなる場合には所定型内で一体成型すること
によって賦形することが可能である。木製の手摺り棒1
の場合は、突起2を包含する形状の棒状体から切削加工
等によって不要部分を切除して突起2を形成することが
できる。あるいは、所定断面形状の棒状体の所定箇所に
別部材としての突起2を接着、溶着等任意手段によって
接合することによって手摺り棒1としても良い。 【0014】手摺り棒1を階段に用いる場合、図6に示
すように、滑り止め用突起2,2・・・が下面側となる
ようにして、且つ、長手方向Pが階段の昇り方向となる
ようにして、ブラケット3,3を介して壁面4に取り付
ける。あるいは、図示しないが、階段の踏板5や蹴込板
6の端部に手摺子を立設し、該手摺り子の上端に手摺り
棒1を取り付けても良い。 【0015】このようにして手摺り棒1が取り付けられ
た階段をP方向に昇る際に、歩行者が手摺り棒1を掴む
と、小さな握力であっても、突起2の急傾斜面(大きな
傾斜角度αを持つ面)2aにしっかりと引っかかり、手
摺り棒1を掴んでの体重移動に大きな補助の役目を果た
し、階段を昇ることが容易になると共に、手摺り棒1を
掴んだ手がQ方向には滑りにくくなるため、転倒や落下
を防止する効果が大である。 【0016】一方、階段を降りるときは、歩行者は手摺
り棒1を掴むというよりも、手摺り棒1の上面側に掌を
置いて体重を支えるものであるから、手摺り棒1の下面
側に設けられている突起2は邪魔にならない。また、階
段を降りるときに手摺り棒1を掴むとしても、突起2の
緩傾斜面2b(小さな傾斜角度βを持つ面)に沿って手
を滑らせることができるため、歩行に支障を来すことは
ない。 【0017】手摺り棒1を平坦な室内や廊下に用いる場
合は、滑り止め用突起2,2・・・が下面側となるよう
にして、且つ、長手方向PおよびQのいずれか一方が最
寄りの非常口に向かう方向となるようにして、ブラケッ
トを介して壁面に取り付ける。前述のように突起2は傾
斜角度α,βの異なる傾斜面2a,2bを有するため、
夜間、特に停電時に真っ暗な場合であっても、手摺り棒
1を掴みながら歩行することで手摺り棒1の長手方向
P,Qを瞬時に判断することができる。したがって、た
とえば図7に示すように、長手方向Pを最寄りの非常口
8に向かうものとしてあらかじめ決めておけば、急傾斜
面2aの側に最寄りの非常口があることが分かり、非常
時等にも迷わずに非常口8から避難することができる。 【0018】図7のように長手方向Pを最寄りの非常口
8に向けて手摺り棒1を取り付けた場合は、歩行者がこ
の手摺り棒1を掴みながら反対方向Qに移動しようとす
ると、突起2の急傾斜面(大きな傾斜角度αを持つ面)
が邪魔になるため、Q方向に移動することに対して心理
的な抑止力を働かせることができ、反対にP方向への移
動に際しては前述の階段を降りるときと同様、突起2の
緩傾斜面2b(小さな傾斜角度βを持つ面)に沿って手
を滑らせることができるため、不安を抱かせることなく
自然に非常口方向へと移動させることが可能となる。 【0019】図8は本発明の他の実施形態による手摺り
棒を示し、断面略楕円形状の長尺棒材の一カ所に長手方
向に沿って延長する突条を一体形成したものを、図に示
すように該突条の上方から断続的に切削加工して背びれ
状の突起2’,2’・・・を形成したものである。 【0020】なお、以上に説明した本発明の実施形態に
おいては、手摺り棒1の下面側に突起2,2’を設ける
ものとしたが、さらに手摺り棒1の上面側にも同様にし
て突起を設けても良い。 【0021】 【発明の効果】本発明によれば、手摺り棒の長手方向に
亘って間隔をおいて突起を設け、且つ、各突起の形状を
手摺り棒の長手一方向と長手他方向とで異なる傾斜角度
を有するように形成したため、手摺り棒を握ったときに
突起形状を頼りにして歩行方向を瞬時に把握することが
できる。 【0022】したがって、この手摺り棒を、突起の急傾
斜面側を上階側にして階段に用いた場合には、比較的軽
微な握力であっても手で掴んで体重移動をスムーズに行
うことができ、階段を昇る際の歩行に対して大きな補助
となり、また、転倒や落下を防止することができる。 【0023】また、この手摺り棒を平坦な室内や廊下に
用いる場合においては、突起の一方の傾斜面側、たとえ
ば急傾斜面側を最寄りの非常口等に向かう方向にして取
り付けることにより、真っ暗なときや目の不自由な人に
とっても、手摺り棒を握って突起形状を確認することに
よって最寄りの非常口の方向を瞬時に判断することがで
き、特に火災等の非常時における避難をスムーズに行え
る利点がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態による手摺り棒を示す部分
斜視図である。 【図2】図1中X−X線による長手方向断面図である。 【図3】図2中A−A線による横断面図である。 【図4】図2中B−B線による横断面図である。 【図5】図1の手摺り棒における突起部分を拡大して示
す説明図である。 【図6】図1の手摺り棒を用いた階段構造を示す概略斜
視図である。 【図7】図1の手摺り棒を用いた室内構造を示す概略斜
視図である。 【図8】本発明の他の実施形態による手摺り棒を示す部
分斜視図である。 【符号の説明】 1 手摺り棒 2 滑り止め用の突起 2a 急傾斜面 2b 緩傾斜面 8 非常口

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】長尺の棒状部材を主体として、その外周面
    の所定箇所において長手方向に沿って間隔をおいて滑り
    止め用の突起が複数設けられており、該突起の各々は、
    棒状部材の長手方向断面において、階段を昇る方向の長
    手一方向に対する傾斜角度が90度未満であり、長手他
    方向に対する傾斜角度が45度以下であって、且つ、長
    手一方向に対する傾斜角度が長手他方向に対する傾斜角
    度よりも大きく形成されてなる手摺り棒が、滑り止め用
    の突起を下面側にして設けられることを特徴とする階段
    構造。
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