JPH08137230A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08137230A
JPH08137230A JP6295799A JP29579994A JPH08137230A JP H08137230 A JPH08137230 A JP H08137230A JP 6295799 A JP6295799 A JP 6295799A JP 29579994 A JP29579994 A JP 29579994A JP H08137230 A JPH08137230 A JP H08137230A
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unit
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英樹 上山
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】簡単な構成で、液状化した粉体トナーの現像ユ
ニット側へのトナー流出を防止できる画像形成装置を提
供する。 【構成】トナーホッパユニット40のジョイントカート
リッジ49b内に、ジョイントカートリッジ49bにセ
ットされたトナーボトル60のトナー補給口近傍に設け
られたツバ部60aに対向するように、検知手段として
のプッシュ式センサ70を設ける。このセンサ70によ
ってトナーボトル60からトナーホッパユニット40へ
のトナー補給時を検知し、トナー搬送スクリュウを逆回
転させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくはトナ
ー収容器へのトナー補給時において液状化した粉体トナ
ーの現像ユニットへの流出を防止した画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、トナーを収容するトナー
収容器と、該トナー収容器と現像ユニットとの間に設け
られたトナー搬送路と、該トナー搬送路内に配設された
トナー搬送部材とを有し、トナー搬送部材により、トナ
ー収容器内のトナーを必要に応じて現像ユニットに供給
する供給ユニットを備えた画像形成装置が知られてい
る。 ここで、上記トナー搬送部材として、コイルばね
を適用したものも知られている(例えば、実開昭55−
4455号公報参照)。また、上記トナー搬送部材とし
て、軸体上に螺旋状の羽根部が形成されたスクリュウ
(以下、搬送スクリュウという)を適用したものも知ら
れている(例えば、実開平3−129968号公報、特
願平4−345373号参照)。上記のような画像形成
装置は、例えばトナー搬送路内に設けられた上記コイル
ばねや搬送スクリュウ等で構成されるトナー搬送補給手
段を用いることにより、トナー収容器内のトナーをトナ
ー収容器から離れた場所まで搬送できるので、例えばト
ナー収容器を現像ユニット上部でなく現像ユニット側方
等に配設できるなど、画像形成装置内で各装置をレイア
ウトする上での自由度が増し、画像形成装置の小型化等
に貢献できるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記コイル
ばねや搬送スクリュウ等で構成されるトナー搬送部材を
有する画像形成装置としては、トナー収容器内にトナー
がまったくない新品時、及びトナーがほとんどないトナ
ーエンド状態において、トナーボトル内の充分に撹拌さ
れて空気を含んだ液状化状態の粉体トナー(以下、液状
トナーという)を供給ユニットのトナー収容器へ補給
し、該供給ユニットを現像ユニット側にセットしてトナ
ーを供給する画像形成装置が提案されている。このよう
な画像形成装置では、トナー収容器と現像ユニットとの
間にシール部がなく、液状トナーがトナー収容器から現
像ユニットへ移動可能な状態となっている。このとき、
ユーザによっては、トナーボトルからトナー収容器内へ
の液状トナーの補給から、供給ユニットの現像ユニット
側へのセット完了までの時間(以下、トナー補給作業時
間という)が短い場合がある。この場合には、トナー収
容器内の液状トナーが、液状化状態のままトナー搬送部
材の配設されたトナー搬送路内を通って現像ユニット側
に大量に流出してしまう。現像ユニット側に大量のトナ
ーが流入すると、装置内部へのトナー飛散が増大した
り、画像上に全面地汚れが発生したりするという不具合
がある。
【0004】なお、上記実開平3−129968号で提
案された画像形成装置においては、トナー収容器内にト
ナーエンドセンサを設けているので、このセンサでトナ
ーエンド状態を検知した段階では、まだある一定量のト
ナーがトナー搬送路の入口部に存在する。このため、こ
のトナーエンド時に液状トナーが補給されても該トナー
搬送路の入口部のトナーが障壁となって液状トナーの通
過が阻止される。従って、本構成の場合には、上記液状
トナーが現像ユニット側へ流出するという問題は、新品
時のみに発生する。また、上記特願平4−345373
号で提案された画像形成装置においては、コストダウン
のためにトナーエンドセンサを設けていないので、トナ
ー収容器内にトナーがほとんどない状態まで使用され
る。従って、本構成の場合には、上記液状トナーが現像
ユニット側へ流出するという問題は、新品時のみならず
トナーエンド時にも発生する。
【0005】ここで、トナーボトル内の充分に撹拌され
た液状トナーをトナー収容器内へ補給した後、所定の時
間が経過すれば、液状トナーのトナー間の空気が抜けて
固体状態に近づくので、液状トナーの現像ユニット側へ
の流出はほとんどなくなる。そこで、例えば、上記トナ
ー補給作業時間が経過した後に該供給ユニットの現像ユ
ニット側に設けたキャップ部を開口するように構成する
ことが考えられるが、装置の製造コストアップにつなが
り、また、技術的にも困難である。
【0006】また、上記トナーエンドセンサを設け、ト
ナーエンド検知レベルをトナー搬送路内にトナーが埋ま
っている状態に設定するように構成することも考えられ
るが、これも製造コストアップにつながり、また、新品
時には適用できない。
【0007】また、トナー収容器内にトナー撹拌用のア
ジテータを備えている場合には、アジテータの撹拌羽根
の寸法を短くしてトナー搬送路の入口部におけるトナー
残量を多くする構成も考えられるが、トナー凝集により
トナー補給不良が発生しやすい。また、アジテータをあ
る位置で止めて、そのアジテータによりトナーをシール
する構成も考えられるが、製造コストアップにつなが
り、また液状トナーの流出に対する余裕度も不足すると
考えられる。
【0008】また、先に本出願人は、補給トナー収納容
器がトナー収容器に装着されたことが検知されたとき
に、供給ユニットを現像器との係合位置に移動不可に
し、補給トナー収納容器がトナー収容器から取り外され
てから所定時間経過後、すなわち液状トナーが固体状態
に近づいてから現像器との係合位置に移動可能にするこ
とによってトナーの流出を防止した画像形成装置を提案
している(例えば、特願平5−229480号参照)。
更に、同提案書では、補給トナー収納容器がトナー収容
器から取り外されてから所定時間経過後に、供給ユニッ
トを現像ユニットに係合させることを促す報知手段を設
けてトナーの流出を防止した画像形成装置も提案してい
る。しかしながら、上記各画像形成装置においても、ま
だコストアップにつながってしまうという問題点が残さ
れており、また、装置の簡略化の点からも改善の余地が
残されていた。
【0009】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、液状トナーの現像ユ
ニット側へのトナー流出を防止できるとともに、簡単な
構成で、かつコストを低減させた画像形成装置を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の画像形成装置は、現像ユニットに係合す
る係合位置と該現像ユニットから所定距離だけ離間した
離脱位置との間で供給ユニット支持部材により移動可能
に支持された供給ユニットを該離脱位置に移動させ、補
給用のトナーを収納する補給トナー収納容器を該供給ユ
ニットのトナー収容器に装着して、該補給トナー収納容
器内のトナーを該トナー収容器内に補給し、該供給ユニ
ットを該係合位置に移動させて該供給ユニットのトナー
搬送路内と該現像ユニット内とを連通状態にして、該ト
ナー搬送路内に配設されたトナー搬送部材により該トナ
ー収容器内のトナーを該現像ユニットに補給する画像形
成装置において、該補給トナー収納容器から該トナー収
容器へのトナー補給時に、該現像ユニット側から該トナ
ー収容器側へトナーを搬送するように、該トナー収容器
内のトナー搬送部材を動作させることを特徴とするもの
である。
【0011】請求項2の画像形成装置は、請求項1の画
像形成装置において、上記補給トナー収納容器と上記ト
ナー収容器との着脱を検知する検知手段を設け、この検
知手段により該補給トナー収納容器からの該トナー収容
器の離脱を検知したときに、上記現像ユニット側から該
トナー収容器側へトナーを搬送するように、該トナー収
容器内のトナー搬送部材を所定時間動作させることを特
徴とするものである。
【0012】請求項3の画像形成装置は、上記供給ユニ
ットに複数のトナー収容器を備えた請求項2の画像形成
装置において、上記所定時間を該複数のトナー収容器ご
とに設定したことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】請求項1乃至3の画像形成装置においては、補
給トナー収納容器内からトナー収容器内への液状トナー
補給時に、トナー搬送部材がトナーを上記現像ユニット
側から該トナー収容器側へ搬送するように動作する。こ
れにより、補給時のトナーが、トナー搬送部材の配設さ
れたトナー搬送路内を通って現像ユニット側へ流出する
ことを防止する。
【0014】特に、請求項2の画像形成装置において
は、該補給トナー収納容器のトナー収容器に対する着脱
を、上記検知手段で検知する。そして、該検知手段によ
って該補給トナー収納容器からのトナー収容器の離脱を
検知したときに、上記現像ユニット側から該トナー収容
器側へトナーを搬送するように、該トナー収容器内のト
ナー搬送部材を所定時間動作させる。この所定時間の動
作により、上記供給ユニットに備えられたトナー収容器
に補給されたトナーを上記固体状態に近づける。これに
より、該補給トナー収納容器から補給されたトナーが液
状化状態のまま、現像ユニット側へ流出することを防止
する。
【0015】特に、請求項3の画像形成装置において
は、上記検知手段によって上記補給トナー収納容器から
のトナー収容器の離脱を検知したときに、上記現像ユニ
ット側から該トナー収容器側へトナーを搬送するよう
に、該トナー収容器内のトナー搬送部材を、上記複数の
トナー収容器それぞれ上記所定時間だけ動作させる。そ
して、上記供給ユニットに備えられたトナー収容器に補
給されたトナーを上記所定時間内で上記固体状態に近づ
ける。これにより、不必要な待ち時間がなくなるととも
に、液状のままのトナーが現像ユニットへ流出すること
を最適の条件で防止する。
【0016】
【実施例】まず、本発明が適用できる画像形成装置であ
るカラー複写装置の一例について説明する。図1はカラ
ー複写装置の概略構成図、図2は感光体・中間転写ベル
ト回りの拡大図である。カラー画像読み取り装置(以
下、カラースキャナーという)1は、原稿3の画像を照
明ランプ4、ミラー群5、及びレンズ6を介してカラー
センサー7に結像して、原稿のカラー画像情報を、例え
ばブルー(Blue、以下Bという)、グリーン(Gree
n、以下Gという)、レッド(Red、以下Rという)の
色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。
そして、このカラースキャナー1で得たB、G、Rの色
分解画像信号強度レベルをもとにして、画像処理部(図
示なし)で色変換処理を行ない、ブラック(以下、Bk
という)、シアン( Cyan、以下Cという)、マゼンタ
( Magenta、以下Mという)、イエロー( Yellow、
以下Yという)のカラー画像データを得る。これを、次
に述べるカラー画像記録装置(以下、カラープリンター
という)2によって、Bk、C、M、Yの顕像化を行な
い、これにより得られたトナー像を重ね合わして4色フ
ルカラー画像を形成する。
【0017】カラープリンター2の書き込み光学ユニッ
ト8は、カラースキャナー1からのカラー画像データを
光信号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを行
ない、感光体9に静電潜像を形成する。感光体9は、矢
印の如く反時計方向に回転し、その回りには、感光体ク
リーニングユニット(クリーニング前除電器を含む)1
0、除電ランプ11、帯電器12、電位センサー13、
Bk現像ユニット14、C現像ユニット15、M現像ユ
ニット16、Y現像ユニット17、現像濃度パターン検
出用の光学センサー18、中間転写ベルト19などが配
置されている。
【0018】各現像ユニットは、静電潜像を現像するた
めに現像剤の穂を感光体9の表面に接触させて回転する
現像スリーブ(14a、15a、16a、17a)と、
現像剤を汲み上げ・撹拌するために回転する現像パドル
(14b、15b、16b、17b)、及び現像剤のト
ナー濃度センサー(14c、15c、16c、17c)
などで構成されている。
【0019】以下、現像動作の順序(カラー画像形成順
序)が、Bk、C、M、Yの例でコピー動作の概略を説
明する(ただし、画像形成順序はこれに限定されるもの
ではない)。コピー動作が開始されると、カラースキャ
ナー1で所定のタイミングからBk画像データの読み取
りがスタートし、この画像データに基づきレーザー光に
よる光書き込み、潜像形成が始まる(以下、Bk画像デ
ータによる静電潜像をBk潜像という。C、M、Yにつ
いて、それぞれC潜像、M潜像、Y潜像という)。この
Bk潜像の先端部から現像可能とすべくBk現像ユニッ
ト14の現像位置に潜像先端部が到達する前に、現像ス
リーブ14aを回転開始して、Bk潜像をBkトナーで
現像する。そして以後、Bk潜像領域の現像動作を続
け、潜像後端部がBk現像位置を通過した時点で、現像
不作動状態にする。これは少なくとも、次のC画像デー
タによるC潜像先端部が到達する前に完了させる。
【0020】感光体9に形成したBkトナー像は、感光
体と等速駆動されている中間転写ベルト19の表面に転
写する(以下、感光体から中間転写ベルトへのトナー像
転写をベルト転写という)。ベルト転写は、感光体9と
中間転写ベルト19が接触状態において、転写バイアス
ローラ20a,20bに所定のバイアス電圧を印加する
ことで行う。なお、中間転写ベルト19には、感光体9
に順次形成するBk、C、M、Yのトナー像を、同ー面
に順次位置合せして、4色重ねのベルト転写画像を形成
し、その後、転写紙にー括転写を行う。この中間転写ベ
ルトユニットについては後述する。
【0021】感光体9側ではBk工程の次にC工程に進
むが、所定のタイミングからカラースキャナー1による
C画像データ読み取りが始まり、その画像データによる
レーザー光書き込みで、C潜像形成を行う。C現像ユニ
ット15はその現像位置に対して、先のBk潜像後端部
が通過した後で、かつC潜像の先端が到達する前に現像
スリーブ15aを回転開始して、C潜像をCトナーで現
像する。以後、C潜像領域の現像を続け、潜像後端部が
通過した時点で、先のBk現像ユニットの場合と同様に
現像不作動状態にする。これもやはり次のM潜像先端部
が到達する前に完了させる。なお、M及びYの各工程に
ついても、それぞれの画像データ読み取り、潜像形成及
び現像の動作が上述のBk、Cの工程と同様に行なわれ
る。(以下、余白)
【0022】次に、中間転写ベルトユニットについて説
明する。中間転写ベルト19は、駆動ローラ21、転写
バイアスローラ20a,20b、及び従動ローラ群に張
架されており、図示していない駆動モータにより後述す
る如く駆動制御される。ベルトクリーニングユニット2
2は、ブラシローラ22a、ゴムブレード22b、及び
ベルトからの接離機構22cなどで構成されており、1
色目のBk画像をベルト転写した後の、2、3、4色目
をベルト転写している間は、接離機構22cによってベ
ルト面から離間させておく。
【0023】紙転写ユニット23は、紙転写バイアスロ
ーラー23a、ローラークリーニングブレード23b、
及びベルトからの接離機構23cなどで構成されてい
る。該バイアスローラー23aは、通常はベルト19面
から離間しているが、中間転写ベルト19面に形成され
た4色の重ね画像を、転写紙にー括転写する時にタイミ
ングを取って接離機構23cで押圧され、該ローラー2
3aに所定のバイアス電圧を印加して紙への転写を行
う。なお、転写紙24は、給紙ローラー25、レジスト
ローラ26によって、中間転写ベルト面の4色重ね画像
の先端部が、紙転写位置に到達するタイミングに合わせ
て給紙される。
【0024】ここで中間転写ベルト19の駆動制御につ
いて説明する。中間転写ベルト19の駆動の仕方として
は、1色目のBkトナー像のベルト転写が端部まで終了
した後の動作方式として次の3方式が考えられ、このな
かの1方式で、又はコピー速度の面からコピーサイズに
応じてこのなかの複数の方式を効率的に組み合わせて、
中間転写ベルト19を駆動する。 (1)まず第1の方式として一定速往動方式について説
明する。 Bkトナー像のベルト転写後も、そのまま一定速度で
往動を続ける。 そしてベルト19面上のBk画像先端位置が、再び感
光体9との接触部のベルト転写位置に到達したとき、感
光体9側は次のCトナー像の先端部が丁度その位置にく
るように、タイミングを取って画像形成されている。そ
の結果、C画像はBk画像に正確に位置合わせして中間
転写ベルト19上に重ねてベルト転写される。 その後も同様の動作によってM,Y画像工程に進み、
4色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像ベルト転写工程に引き続きそのま
ま往動しながらベルト面上の4色重ねトナー像を、上記
のように転写紙24に一括転写する。 (2)次に第2の方式としてスキップ往動方式について
説明する。 Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体9面
からベルト19を離間させ、そのままの往動方向に高速
スキップさせて所定量を移動したら当初の往動速度に戻
す。また、その後再び感光体9にベルト19を接触させ
る。 そしてベルト19面上のBk画像先端位置が再びベル
ト転写位置に到達したとき、感光体9側は次のCトナー
像の先端頤部が丁度その位置にくるようにタイミングを
取って画像形成されている。その結果、Cが像はBk画
像に正確に位置合わせして重ねてベルト転写される。 その後も同様の動作によってM,Y画像工程に進み4
色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像ベルト転写工程に引き続きそのま
まの往動速度で、ベルト19面上の4色重ねトナー像を
転写紙24に一括転写する。 (3)次に、第3の方式として往復動(クイックリター
ン)方式について説明する。 Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体9面
からベルト19を離間させ、そして往動を停止させると
同時に逆方向に高速リターンさせる。リターンは、ベル
ト19面上のBk画像先端位置がベルト転写相当位置を
逆方向に通過し、更に予め設定された距離分を移動した
後に停止させて待機状態にする。 次に感光体9側のCトナー像の先端部がベルト転写位
置より手前の所定位置に到達した時点に、中間転写ベル
ト19を再び往動方向にスタートさせる。またベルト1
9を感光体9面に再び接触させる。この場合も、C画像
がベルト19面上でBk画像に正確に重なるような条件
に制御されてベルト転写される。 その後も同様の動作によってY,M画像工程に進み4
色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像のベルト転写工程に引き続き、
リターンせずにそのままの速度で往動して、ベルト19
面上の4色重ねトナー像を転写紙24に一括転写する。
【0025】以上のようにして、中間転写ベルト面から
4色重ねトナー像をー括転写された転写紙24は、紙搬
送ユニット27で定着器28に搬送され、所定温度にコ
ントロールされた定着ローラ28aと加圧ローラー28
bでトナー像を溶融定着してコピートレイ29に搬出さ
れフルカラーコピーを得る。
【0026】なお、ベルト転写後の感光体9は、感光体
クリーニングユニット10(クリーニング前除電器10
a、ブラシローラ10b、ゴムブレード10c)で表面
をクリーニングされ、また、除電ランプ11で均一に除
電される。また、転写紙24にトナー像を転写した後の
中間転写ベルト19は、クリーニングユニット22を再
び接離機構22cで押圧して表面をクリーニングされ
る。
【0027】リピートコピーの時は、カラースキャナ1
の動作及び感光体9への画像形成は、1枚目のY(4色
目)画像工程に引き続き、所定のタイミングで2枚目の
Bk(1色目)画像工程に進む。また、中間転写ベルト
19の方は、1枚目の4色重ね画像の転写紙へのー括転
写工程に引き続き、表面をクリーニングユニット22で
クリーニングされた領域に、2枚目のBkトナー像がベ
ルト転写されるようにする。その後は、1枚目と同様の
動作になる。なお、転写紙カセット30、31、32、
33は、各種サイズの転写紙が収納されており、操作パ
ネル(図示なし)で指定されたサイズ紙の収納カセット
から、タイミングを取ってレジストローラ26方向に給
紙、搬送される。34は、OHP用紙や厚紙などの手差
し給紙トレイである。
【0028】以上は、4色フルカラーを得るコピーモー
ドの説明であったが、3色コピーモード、2色コピーモ
ードの場合は、指定された色と回数の分について、上記
と同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモー
ドの場合は、所定枚数が終了するまでの間、その色の現
像ユニットのみを現像作動(剤穂立て)状態にして、中
間転写ベルト19は、感光体9面に接触したまま往動方
向にー定速駆動し、さらに、ベルトクリーナー22もベ
ルト19に接触したままの状態で、コピー動作を行う。
【0029】図3は、感光体9の軸方向に対して垂直な
方向から見た感光体9、現像ユニット(14,15,1
6,17)及び後で詳述する供給ユニットとしてのトナ
ーホッパユニット40の概略構成図であり、現像ユニッ
トについてはBk現像ユニット14を例に説明する。感
光体9とある一定のギャップを保ってBk現像ユニット
14(正確には現像スリーブ14a)が配設されてい
る。現像スリーブ14aは現像ユニット14の側板間に
支持され軸の一端(図中左側)に取り付けられたギヤ1
41を介して、スリーブモーター142により正転(現
像時)、逆転(穂切り時)駆動される。現像パドル14
bは、いわゆるデュアルミキサーであり、外側スクリュ
ウパドル143と内側スクリュウパドル144とが回転
時に現像剤を互いに逆方向に搬送するように構成されて
いる。現像剤は外側スクリュウパドル143の端部付近
(図中右側)に形成された現像剤取り入れ口145から
内部に入り、内側スクリュウパドル144の回転によ
り、現像パドル14b内部を手前側から後側(図中右側
から左側)に向けて搬送され、後側(図中左側)に形成
された現像剤排出部146より外側に出る。外側に出た
現像剤は、外側スクリュウパドル143の回転により、
後側から手前側(図中左側から右側)に搬送されて、補
給されたトナーを均一に分散し、均一なトナーの帯電を
行う。現像パドル14bは外側スクリュウパドル143
の後側(図中左側)に設けられたギヤ147aを介して
パドルモーター148により駆動される。また、内側ス
クリュウパドル144は手前側(図中右側)に設けられ
たギヤ147b,147c,147dにより駆動され
る。
【0030】現像パドル14bの近傍で現像スリーブ1
4aの長手方向略中央部にトナー濃度センサー14cが
設けられている。トナー濃度センサー14cは、現像器
14内に存在する現像剤の透磁率変化に基づいてトナー
濃度を検知する。トナー濃度センサー14cにより検知
されたトナー濃度値は基準値と比較され、トナー濃度が
一定値を下回ってトナー不足状態になった場合に、その
不足分に対応した大きさのトナー補給信号がトナー補給
回路に出力されるようになっている。
【0031】上記トナーホッパユニット40は内部に補
給用トナー41を収容し、トナー搬送部材としてのトナ
ー搬送スクリュウ42は、一端に設けられたギヤ421
を介してトナー補給モーター43からの駆動力が伝えら
れて回転し、現像ユニット14に形成されたトナー補給
口149から現像部にトナー補給を行う。
【0032】次に、トナーホッパユニット40について
説明する。図4はトナーホッパユニット40の概略構成
図である。このトナーホッパユニット40は、Bk現像
ユニット14用のトナーホッパユニット部40Bk、C
現像ユニット15用のトナーホッパユニット部40C、
M現像ユニット16用のトナーホッパユニット部40
M、Bk現像ユニット14用のトナーホッパユニット4
0部Yを有している。
【0033】なお、それぞれのトナーホッパユニット部
(40Bk,40C,40M,40Y)の構成は概略同
じであるので、以下ではBk現像ユニット14用のトナ
ーホッパユニット部40Bkを例に説明する。
【0034】トナーホッパユニット部40Bkには、内
部に収容された補給用トナー41(図3参照)をほぐし
撹拌するトナー撹拌手段としてのアジテータ44が一端
を軸に回転可能に配設されている。このアジテータ44
は、図5に示すように複数の同形状の羽根部と端部の大
きめの羽根部に分割された撹拌羽根441が軸442に
固定部材443によって固定されている。なお、本実施
例における撹拌羽根441,442の材質はゴムであ
る。このように撹拌羽根441,442をゴムで構成す
ることにより、トナーホッパユニット部40Bk内のト
ナーが振動等により凝集しても、凝集トナーを有効にほ
ぐすことができる。また、トナーホッパユニット部40
Bkのアジテータ44の下方には、トナー搬送スクリュ
ウ42が設けられている。
【0035】次に、アジテータ44とトナー搬送スクリ
ュウ42の駆動について説明する。トナーホッパユニッ
ト部40Bkにはトナー補給モーター43が設けられて
いる。このトナー補給モーター43はその駆動軸におい
て、大径の歯車451及び小径の歯車452からなるハ
スバ歯車45の大径の歯車451と係合している。ま
た、アジテータ44には、例えば軸442端部において
ギヤ444が取り付けられており、このギヤ444は上
記ハスバ歯車45の小径の歯車452に噛み合ってい
る。また、トナー搬送スクリュウ42には、例えばその
端部においてギヤ421(18Z)が取り付けられてい
る(図3参照)。また、ギヤ421とギヤ444との間
には、それぞれに噛み合うようにギヤ46(19Z)が
配設されている。
【0036】以上の構成において、上記のようにトナー
濃度センサー14c(図3参照)からのトナー補給信号
がトナー補給回路に出力されると、トナー補給モーター
43が回転を始め、その駆動力がハスバ歯車45、ギヤ
444、ギヤ46、ギヤ421へと伝達され、アジテー
タ44とトナー搬送スクリュウ42とを回転駆動させ
る。なお、本実施例におけるアジテータ44とトナー搬
送スクリュウ42の回転数は、それぞれ43.3rp
m、125rpmになるように設定した。
【0037】次に、新品時やトナーエンド時におけるト
ナー補給作業、及びトナーホッパユニット40と現像ユ
ニットとの結合部の動作について説明する。図6はトナ
ーホッパユニット部40Bkのトナー収容室51へトナ
ーを補給するトナー補給作業の手順を示す説明図であ
り、図7はトナー補給作業時のトナーホッパユニット4
0部Bkと現像ユニット14との結合部における動作説
明図である。
【0038】現像ユニット(14,15,16,17)
の外部でトナーを収容したトナーホッパユニット40の
複数のトナーホッパユニット部40Bk,40C,40
M,40Yは、カラープリンター2の前部上方で左右
(横)方向に延在する操作表示パネル部2aの直下に、
これと平行に配列され、移動フレーム47により複数が
一体的に構成されている。この移動フレーム47は、図
9に示すように、左右一対のスライド機構(ガイド部
材)71(図6及び図7においては図示せず)を介し
て、カラープリンター2の本体フレーム2cに前後方向
に移動可能に支持されている。このスライド機構71
は、例えば図示しない複数のボールを介して平行に結合
する一対のトナーホッパユニット支持レール部材71
a,71bからコンパクトに構成されており、一対のト
ナーホッパユニット支持レール部材71a,71bのう
ち一方の可動レール部材71aが移動フレーム47に連
結され、他方の固定レール部材71bが本体フレーム2
cに連結されている。これにより、操作表示パネル部2
aの下方で現像ユニットに係合する係合位置と、現像ユ
ニットから所定距離だけ離間する操作表示パネル部2a
より前方の離脱位置との間で移動可能になっている。ま
た、上記係合位置で移動フレーム47又はトナーホッパ
ユニット40を本体フレーム2cに係止可能な手段、例
えば図示しないいわゆるプッシュ・プッシュタイプのラ
ツチが設けられている。
【0039】また、トナーホッパユニット部40Bk
は、トナー収容器としてのトナー収容室51と、トナー
ホッパユニット部40Bk下部に設けられたトナー搬送
路としての送り出しパイプ52と、この送り出しパイプ
52内に挿入され回転時に図7(a)中の矢印方向にト
ナーを搬送するトナー搬送部材としての、軸体42a及
びスクリュウ部42bからなるトナー搬送スクリュウ4
2と、送り出しパイプ52の外周に摺動自在に取付けら
れた外筒53と、外筒53よりわずかに小径に形成され
て外筒53と衝合可能にトナー搬送スクリュウ42の先
端部に装着されたパッキン部材54と、トナー搬送スク
リュウ42へ駆動力を伝達するギヤ421と、外筒53
をパッキン部材54に付勢するスプリング55と、送り
出しパイプ52の外周に付着したトナーを払拭するワイ
パー部材56とを有している。
【0040】新品時やトナーエンド時、例えばトナーエ
ンド表示の点燈時においては、まず、図6(a)に示す
ように、ユーザによって上記カラープリンター2本体の
前カバー2bが開かれ、上記ラッチによってカラープリ
ンター2の本体フレーム2cにセットされたトナーホッ
パユニット40が押されてラッチが解除されると、トナ
ーホッパユニット部40Bkと現像ユニット14との結
合部の状態が、図7(d)から(c)に変化する。次
に、図6(b)に示すように、トナーホッパユニット4
0の左上の取手を持ってアキュライド48に沿って手前
に引き出すと、トナーホッパユニット部40Bkと現像
ユニット14との結合部の状態が、図7(c)から
(b)に変化する。
【0041】次に、新品のトナーボトル60に振動を与
えたり、トナーボトル60を振ったりしてトナーボトル
60内のトナーを撹拌することにより、粉体トナー間に
空気を入れてトナーを液状化し、トナーを補給しやすい
状態にする。このとき、トナーボトル60内のトナー嵩
密度は、例えば撹拌前の約0.46g/cm3から約0.27g
/cm3に変化する。次に、トナーホッパユニット部40B
kの上部のキャップ49aを開けて、ジョイントカート
リッジ49bのΔ印とトナーボトル60の∇印とを合わ
せて、トナーボトル60を押し下げてセットする(図6
(c))。次に、本出願人によって提案されているトナ
ー補給装置のように(例えば、特開昭59−10226
2号公報参照)、トナーボトル60をまっすぐ立てて時
計回りに止まるまで約180度回転させると、内部のシ
ャッタが開き、トナーボトル60内の液状トナーがトナ
ー収容室51内に補給される(図6(d))。
【0042】次に、トナー補給が終了したら、トナーボ
トル60を反時計方向に回転してトナーボトル60を取
り外す(図6(e))。次に、図6(f)に示すよう
に、トナーホッパユニット部40Bk上のキャップ49
aを閉めて、トナーホッパユニット40をカラープリン
ター2の本体フレーム2c側に押してセットすると、ト
ナーホッパユニット部40Bkの外筒53が現像ユニッ
ト14の搬入通路部材14dの内突部141dに衝合し
て(図7(c)の状態)パッキン部材54と離間し、送
り出しパイプ52と搬入通路部材14dが連通してトナ
ーホッパユニット部40Bkから現像ユニット14への
トナー供給経路が形成される(図7(d)の状態)。
【0043】なお、以上の補給作業、構成及び動作は、
他のトナーホッパユニット部(40C,40M,40
Y)と、それぞれについての現像ユニット(15,1
6,17)との間でも同じであるので、説明を省略す
る。
【0044】ところで、以上のトナー補給作業におい
て、ユーザによってはトナーボトル60を取り外してか
らトナーホッパユニット40のカラープリンター2本体
フレーム2cへのセット完了まで(図6(e)及び
(f)に示す作業に対応する)のトナー補給作業を、比
較的短い時間内で行なう場合がある。このようにトナー
補給作業時間が短い場合には、補給されたトナーホッパ
ユニット40内の液状トナーが、トナー搬送スクリュウ
42が配設された送り出しパイプ52を通って、上記セ
ット完了により該送り出しパイプ52内と連通状態にな
っている現像ユニット側に大量に流出するおそれがあ
り、この流出したトナーによって、装置内部へのトナー
飛散の増加、及び画像上の全面地汚れを発生するという
不具合がある。(以下、余白)
【0045】そこで、本実施例においては、トナーボト
ル60からトナーホッパユニット40へのトナー補給の
ときに、トナー搬送スクリュウ42をトナーホッパユニ
ット40側から現像ユニット14側に搬送するときの回
転方向とは逆方向に回転させることによって現像ユニッ
ト14側からトナーホッパユニット40側へトナーを搬
送することにより、現像ユニット14側へのトナー流出
を防止している。
【0046】また、図8に示すように、トナーホッパユ
ニット40のジョイントカートリッジ49b内には、ジ
ョイントカートリッジ49bにセットされたトナーボト
ル60のトナー補給口近傍に設けられたツバ部60aに
対向するように、検知手段としてのプッシュ式センサ
(以下、センサという)70が設けられている。このセ
ンサ70は、ジョイントカートリッジ49bにセットさ
れたトナーボトル60のツバ部60aで押されることに
よりON状態となる。
【0047】また、図9に示すように上記スライド機構
71の可動レール部材71aには所定箇所に切り欠き部
71cが設けられている。
【0048】次に、以上の構成におけるトナーボトル6
0からトナーホッパユニット40のトナー収容室51へ
のトナー補給時の動作は、以下のように行なう。新品時
やトナー収容室51内にトナーがなくなったとき、上記
カラープリンター2の操作表示パネル部2aにトナーエ
ンド表示が表示されると、ユーザは上記図6(a),
(b)に示すようにトナーホッパユニット40を手前に
引き出す。次に、ユーザは図6(c),(d)に示すよ
うにトナーホッパユニット40の上部のキャップ49a
を開けて、トナーボトル60をジョイントカートリッジ
49bにセットする。
【0049】そして、トナー補給が終了してユーザによ
ってトナーボトル60が取り外されると、センサ70が
OFFの状態になる。このOFFとなった時点から、所
定時間、例えば30秒経過するまでの間、トナー搬送ス
クリュウ42を逆に回転させ、液状化したままのトナー
を現像ユニット14側からトナーホッパユニット40側
に搬送する。
【0050】ここで、トナー搬送スクリュウ42の逆回
転時間を30秒としたのは、トナーホッパユニット40
に補給された液状トナーが、30秒あれば十分にそのト
ナー間の空気が抜けて固体状態に近づき、現像ユニット
14側へ大量のトナーが流出してしまう恐れが無くなる
からである。
【0051】図10は、トナーボトル60内のトナーが
トナー収容室51内にすべて入り、トナーボトル60が
トナーホッパユニット40から外されてからトナーホッ
パユニット40を現像ユニット14にセットするまでの
経過時間と、現像ユニット14側へのトナー流出の有無
との関係を示している。この図からわかるように、流出
のしやすさはトナーの色によって異なり、本実施例にお
いては、ブラックが最も流出しにくく、トナーボトル6
0を取外し後10秒までしか流出が発生していないが、
マゼンタにおいては25秒まで流出している。これは、
1つはトナーホッパの形状による流出のしやすさであ
り、もう1つはトナー自体の粒径、粒形状、成分などに
よって影響されるためである。したがって、上記実施例
の場合、トナーホッパユニット40からトナーボトル6
0が取り外され、センサ70がOFF状態となり、トナ
ー搬送スクリュウ42が逆回転を始めてから終了するま
での設定時間として、マゼンタの流出時間である30秒
を適用すれば、その他の色についてのトナー流出も確実
に防止することができる。
【0052】また、トナー流出のしやすさが色ごとに異
なる点を考慮して、トナーの色ごとに搬送スクリュウ4
2を逆回転させる時間を設定してもよい。上記図10の
例では、マゼンタを30秒、ブラックを15秒、シアン
・イエローを20秒とすれば、それぞれの色に対して最
適の逆回転時間となり、どの色の場合も不必要な時間を
かけずにすぐに次の動作に移ることができる。また、ど
の色のトナーが補給されたかの判断は、各色のトナーボ
トル60の嵌合部に設けられているセンサ70によって
判断できる。また同時に2色以上のトナ−が補給された
場合には、その中で最も長い設定時間を適用すればよ
い。
【0053】以上、本実施例によれば、トナーボトル6
0からトナー収容室51へのトナー補給終了後、トナー
ボトル60が取り外されてから所定時間が経過するまで
は搬送スクリュウ42を逆回転させて、トナーを現像ユ
ニット14側からトナーホッパユニット40側へ搬送す
ることにより、トナー収容室51内の液状トナーが、ト
ナー収容室51でそのトナー間の空気が抜けて固体状態
に近づき、所定時間が経過して固体状態に近づいてから
現像ユニット14に補給されることになるので、液状化
状態のまま現像ユニット14に搬送されることを防止す
ることができる。従って、現像ユニット側へのトナー流
出を抑えることができるので、装置内へのトナー飛散の
増大や画像上での全面地汚れを防止でき、新品時又は経
時で安定した画像品質を得ることができる。
【0054】なお、本実施例では、ジョイントカートリ
ッジ49bに対するトナーボトル60の着脱を検知する
部材としてプッシュ式センサ70を適用したトナーホッ
パユニットについて説明してきたが、本発明は、透過式
センサや反射式センサ等をトナーボトル60の着脱を検
知する部材として適用したトナーホッパユニットにも適
用できる。
【0055】
【発明の効果】請求項1乃至3の画像形成装置によれ
ば、補給トナー収納容器内の液状トナーをトナー収容器
内に補給するときに、トナー搬送部材によって、トナー
を現像ユニット側からトナー収容器側に搬送するので、
トナー収容器内に補給されたトナーが、トナー搬送部材
の配設されたトナー搬送路内を通って現像ユニット側に
大量に流出してしまうことを防止できる。よって、装置
内へのトナー飛散の増加を防止できるとともに、新品時
又は経時において、画像上の全面地汚れのない安定した
画像品質を得ることができる。更に、このための構造
が、トナー搬送部材によって現像ユニット側からトナー
収容器側にトナーを搬送するという簡単な構造であるの
で、従来装置に比してコストダウンを図ることもでき
る。
【0056】特に、請求項2の画像形成装置によれば、
補給トナー収納容器内の液状トナーをトナー収容器内に
補給後、更に所定時間、トナーを現像ユニット側からト
ナー収容器側に搬送するので、該トナー収容器に補給さ
れたトナーを上記固体状態に近づけることができる。よ
って、液状化したトナーの現像ユニット側への流出を防
止できるとともに、新品時又は経時において、地汚れの
ない安定した画像品質を得ることができる。
【0057】特に、請求項3の画像形成装置によれば、
上記供給ユニットに備えられた複数のトナー収容器ごと
に、それに補給されたトナーが上記固体状態に近づくの
に必要な時間に応じて上記所定時間が設定されるので、
不要な待ち時間がなく、かつ最適な条件で液状トナーの
現像ユニット側への流出を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るカラー複写装置の概略構成図。
【図2】図1中の感光体・中間転写ベルト回りの拡大
図。
【図3】図2中の感光体の軸方向に対して垂直な方向か
ら見た感光体、現像ユニット及びのトナーホッパユニッ
トの概略構成図。
【図4】トナーホッパユニットの駆動系の概略構成を示
す正面図。
【図5】(a)はアジテータの概略構成を示す正面図。
(b)は(a)に示すアジテータの側面図。
【図6】(a)乃至(f)はトナーホッパユニットへの
トナー補給作業の説明図。
【図7】(a)はトナーホッパユニットのトナー搬送補
給部の概略構成図。(b)はトナーホッパユニットと現
像ユニットの接続前の説明図。(c)はトナーホッパユ
ニットと現像ユニットの接続時の説明図。(d)はトナ
ーホッパユニットと現像ユニットの接続後のトナー補給
時の説明図。
【図8】トナーホッパユニットのジョイントカートリッ
ジ近傍の概略構成図。
【図9】トナーホッパユニット支持レールの概略構成
図。
【図10】トナーボトルを取り外してからの経過時間と
現像ユニット側へのトナー流出の有無との関係を各トナ
ー毎に示す説明図。
【符号の説明】
14 Bk現像ユニット 40 トナーホッパユニット 41 補給用トナー 42 トナー搬送スクリュウ 42a トナー搬送スクリュウの軸体 51 トナー収容室 52 送り出しパイプ 60 トナーボトル 60a ツバ部 70 センサ 71 スライド機構 71a 可動レール部材 71b 固定レール部材 71c 切り欠き部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像ユニットに係合する係合位置と該現像
    ユニットから所定距離だけ離間した離脱位置との間で供
    給ユニット支持部材により移動可能に支持された供給ユ
    ニットを該離脱位置に移動させ、補給用のトナーを収納
    する補給トナー収納容器を該供給ユニットのトナー収容
    器に装着して、該補給トナー収納容器内のトナーを該ト
    ナー収容器内に補給し、該供給ユニットを該係合位置に
    移動させて該供給ユニットのトナー搬送路内と該現像ユ
    ニット内とを連通状態にして、該トナー搬送路内に配設
    されたトナー搬送部材により該トナー収容器内のトナー
    を該現像ユニットに補給する画像形成装置において、 該補給トナー収納容器から該トナー収容器へのトナー補
    給時に、該現像ユニット側から該トナー収容器側へトナ
    ーを搬送するように、該トナー収容器内のトナー搬送部
    材を動作させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記補給トナー収納容器と上記トナー収容
    器との着脱を検知する検知手段を設け、この検知手段に
    より該補給トナー収納容器からの該トナー収容器の離脱
    を検知したときに、上記現像ユニット側から該トナー収
    容器側へトナーを搬送するように、該トナー収容器内の
    トナー搬送部材を所定時間動作させることを特徴とする
    請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記供給ユニットに複数のトナー収容器を
    備えた請求項2の画像形成装置において、 上記所定時間を該複数のトナー収容器ごとに設定したこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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