JPH08137152A - ユニット装置の加圧機構 - Google Patents

ユニット装置の加圧機構

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JPH08137152A
JPH08137152A JP6271953A JP27195394A JPH08137152A JP H08137152 A JPH08137152 A JP H08137152A JP 6271953 A JP6271953 A JP 6271953A JP 27195394 A JP27195394 A JP 27195394A JP H08137152 A JPH08137152 A JP H08137152A
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JP
Japan
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unit device
unit
recording material
photosensitive drum
developing device
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Application number
JP6271953A
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English (en)
Inventor
Makoto Kitahara
誠 北原
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユニット装置を加圧する際の衝突による振動
をタイミング的に分散して小さく抑えることができるユ
ニット装置の加圧機構を提供すること。 【構成】 感光ドラム(他のユニット)に対して近接及
び離間動作を行う現像器(ユニット装置)4Cの少なく
とも2か所に設けられた突き当てコロ(突き当て部)4
02f,402bを感光ドラム1に設けられた突き当て
コマ(被突き当て部)93f,93bに当接させるユニ
ット装置の加圧機構において、前記現像器4Cの突き当
てコロ402f,402bの感光ドラム1に設けられた
被突き当てコマ93f,93bに対する当接又は離間動
作に時間的差を設ける。本発明によれば、現像器4Cの
少なくとも2つの突き当てコロ402f,402bと感
光ドラム1の突き当てコマ93f,93bとが同時に当
接することがなく、衝突による振動が分散されて小さく
抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば像担持体、記録
材担持体等の他のユニットに対して近接及び離間動作を
行う現像器、吸着ローラ等のユニット装置を他のユニツ
トに対して加圧する加圧機構に関する。
【0002】
【従来の技術】他のユニットに対して近接及び離間可能
であって、他のユニツトに対して加圧位置決めされるユ
ニット装置としては画像形成装置の現像装置があり、こ
こでは、この現像装置を例として説明する。
【0003】画像形成装置の現像装置においては、現像
剤担持体である現像ローラを像担持体である感光ドラム
との間に所定の隙間を形成して配設し、該現像ローラに
所定の交番電圧を印加して感光ドラムとの間に交番電界
を形成することにより、現像ローラ上のトナーを感光ド
ラム上の静電潜像に飛翔させ、静電潜像をトナー像とし
て顕像化する所謂非接触現像方式が多く用いられてい
る。
【0004】斯かる非接触現像方式を採用する現像装置
では、感光ドラム表面の非画像域又は感光ドラム側に設
けられた被突き当て部材に現像ローラ側に設けられた突
き当て部材を突き当て、現像装置自体を感光ドラム側に
加圧することにより、現像ローラと感光ドラム間の隙間
を高精度に維持するようにしているものが多い。
【0005】ところで、例えば感光ドラム周りに複数の
現像装置を備える多色画像形成装置においては、所望の
トナーを有する現像装置のみが所定の待機位置から現像
位置まで感光ドラム側に移動されるが、この場合におい
て、感光ドラムと現像装置との位置決めは、現像ローラ
側の前後2箇所に設けられた突き当て部材をそれに対応
する感光ドラム側の前後2箇所に設けられた被突き当て
部材に突き当てた後、この現像装置を感光ドラム側に加
圧することによってなされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に突き当て部材と被突き当て部材を介して感光ドラムと
現像ローラ間の隙間を一定に保持している現像装置で
は、該現像装置が感光ドラム側に突き当てられる際に前
後2箇所の突き当て動作がほぼ同時に行われるため、そ
の衝撃によって振動が発生し、該振動が現像装置自体の
他、感光ドラム等にも伝播して画像を乱す原因となって
いた。
【0007】即ち、感光ドラムに光学手段によって潜像
を形成している場合に、この感光ドラムや光学手段に振
動が伝われば、潜像を乱してしまい、現像時に感光ドラ
ムや現像装置に振動が残っていれば、現像不良を生じて
しまう。又、記録材への画像の転写時に振動が伝われ
ば、転写を乱してしまう。そして、斯かる画像の乱れは
一般的に「ブレ」として現れ、画質低下の大きな要因と
なっていた。
【0008】斯かる不都合を解消するため、現像装置の
加圧速度を小さくし、突き当て時の衝撃を小さくする方
法もあるが、加圧時間に制限のある高速タイプの画像形
成装置にはこの方法は受け入れ難い。
【0009】又、現像装置自体の質量を下げ、突き当て
時の衝撃を小さくする方法もあるが、現像装置は現像ロ
ーラ等の比較的質量の大きい部品を有するため、画像の
ブレを防止できる程度にまでこの現像装置を軽量化する
ことは実質上困難であった。この場合、現像容器を小さ
くし、現像装置内の現像剤保有量を少なくする方法もあ
るが、現像剤保有量を減少させれば、現像装置への現像
剤の補給回数が増え、運転上から言って妥当でない。
【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、ユニット装置を加圧する際の
衝突による振動をタイミング的に分散して小さく抑える
ことができるユニット装置の加圧機構を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、他のユニットに対して近接
及び離間動作を行うユニット装置の少なくとも2ケ所に
設けられた突き当て部を前記他のユニットに設けられた
被突き当て部に当接させて該ユニット装置を加圧するユ
ニット装置の加圧機構において、前記ユニット装置の突
き当て部の前記他のユニットの被突き当て部に対する当
接又は離間動作に時間差を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ユニット装置を、像担持体に対して近
接及び離間動作を行う現像器としたことを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ユニット装置を、記録材担持体に対し
て近接及び離間動作を行う吸着ローラ手段としたことを
特徴とする 請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記ユニット装置を、記録材担持体に対して近接及び離
間動作を行う記録材担持体清掃手段としたことを特徴と
する。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ユニット装置を、記録材担持体に対し
て近接及び離間動作を行う転写材剥離手段としたことを
特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ユニット装置側に設けられた弾性部材
を押圧カムによって押圧することによってユニット装置
を近接方向へ移動させることを特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ユニット装置の近接及び離間動作を、
ユニット装置を近接方向に常時付勢する弾性手段と同ユ
ニット装置を離間方向へ解除する解除カムにより行うこ
とを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明によれば、ユニット装置の突き当て部の
他のユニットの被突き当て部に対する当接又は離間動作
に時間差を設けたため、ユニット装置の少なくとも2つ
の突き当て部と他のユニツトの突き当て部とが同時に当
接することがなく、これらの同時の衝突による振動がタ
イミング的に分散されて小さく抑えられる。
【0018】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0019】<第1実施例>図1はカラー画像形成装置
の概略断面図であり、該カラー画像形成装置は、上部に
デジタルカラー画像リーダ部、下部にデジタルカラー画
像プリンタ部を有する。
【0020】上記デジタルカラー画像リーダ部において
は、原稿30を原稿台ガラス31上に載せ、露光ランプ
32によって原稿30を露光走査することにより、原稿
30からの反射光像をレンズ33によりフルカラーセン
サ34に集光し、カラー色分解画像信号を得る。そし
て、カラー色分解画像信号は、不図示の増幅回路を経て
不図示のビデオ処理ユニットにて処理された後、前記デ
ジタルカラー画像プリンタ部に送出される。
【0021】デジタルカラー画像プリンタ部において
は、像担持体である感光ドラム1は図示矢印方向に回転
自在に支持されており、該感光ドラム1の周りには前露
光ランプ11、コロナ帯電器2、レーザ露光光学系3、
電位センサ12、色の異なる4個の現像器4Y,4C,
4M,4BK、ドラム上光量検知手段13、転写装置5
及びクリーニング器6が配置されている。
【0022】前記レーザ露光光学系3においては、リー
ダ部からの画像信号は不図示のレーザ出力部にて光信号
に変換され、変換されたレーザ光がポリゴンミラー3a
で反射され、レンズ3b及びミラー3cを通って感光ド
ラム1の面に照射される。
【0023】プリンタ部画像形成時には、感光ドラム1
を図示矢印方向に回転させ、前露光ランプ11で除電し
た後の感光ドラム1をコロナ帯電器2により一様に帯電
させ、各分解色毎に光像Eを感光ドラム1に照射するこ
とによって該感光ドラム1上に潜像を形成する。
【0024】次に、所望の現像器(4Y,4C,4M,
4BK)を動作させて感光ドラム1上の潜像を現像し、
感光ドラム1上に樹脂を基体としたトナー画像を形成す
る。尚、現像器4Y,4C,4M,4BKは、偏心カム
24Y,24C,24M,24BKの動作により、各分
解色に応じて択一的に感光ドラム1に接近するよう構成
されている。
【0025】一方、記録材カセット7内に収容された記
録材は搬送系及び転写装置5を経て感光ドラム1と対向
する位置に供給され、該記録材には感光ドラム1上のト
ナー画像が転写される。本実施例においては、転写装置
5は転写ドラム5a、転写帯電器5b、記録材を静電吸
着させるための吸着帯電器5c、該吸着帯電器5cに対
向する吸着ローラ5g、内側帯電器5d及び外側帯電器
5eを有し、回転駆動されるように軸支された前記転写
ドラム5aの周面開口域には誘電体から成る記録材担持
シート5fを円筒状に一体的に張設している。尚、記録
材担持シート5fとしては、ポリカーボネートフィルム
等の誘電体シートを使用している。
【0026】而して、前記転写ドラム5aを回転させる
に伴って、感光ドラム1上のトナー画像は、転写帯電器
5bによって、記録材担持シート5fに担持された記録
材上に転写される。
【0027】このようにして記録材担持シート5fに吸
着搬送される記録材には所望数の色画像が転写され、フ
ルカラー画像が形成される。
【0028】フルカラー画像形成の場合、以上のように
して4色のトナー画像の記録材への転写を終了すると、
分離爪8a、分離押し上げコロ8b及び分離帯電器5h
の作用によって記録材を転写ドラム5aから分離し、該
記録材を熱ローラ定着器9に送ってトナー画像を記録材
に定着し、トナー画像が定着された記録材は機外のトレ
イ10上に排出される。
【0029】尚、転写が終了すると、感光ドラム1は、
表面の残留トナーを前記クリーニング器6で清掃されて
再度画像形成に供される。
【0030】ところで、記録材の両面に画像を形成する
場合には、記録材が熱ローラ定着器9を出た後、直ちに
搬送パス切替ガイド19を駆動して記録材を搬送縦パス
20を経て反転パス21aに一旦導いた後、反転ローラ
21bの逆転により、該記録材を送り込まれた際の後端
を先頭にして送り込まれた方向とは反対向きに退出さ
せ、中間トレイ22に収納する。その後、再び前記画像
形成工程によって記録材のもう一方の面に画像を形成す
る。
【0031】又、転写ドラム5aの記録材担持シート5
f上の粉体の飛散付着、記録材上のオイルの付着等を防
止するために、ファーブラシ14と記録材担持シート5
fを介して該ファーブラシ14に対向するバックアップ
ブラシ15や、オイル除去ローラ16と記録材担持シー
ト5fを介して該ローラ16に対向するバックアップブ
ラシ17を用いて清掃を行う。このような清掃は画像形
成前若しくは後に行い、又、ジャム(紙詰まり)発生時
には随時行う。
【0032】更に、本実施例においては、所望のタイミ
ングで偏心カム25を駆動し、転写ドラム5fと一体化
されたカムフォロワ5iを駆動することにより、転写ド
ラム5aと感光ドラム1との隙間を任意に設定可能な構
成としている。例えば、スタンバイ中又は電源OFF時
には、転写ドラム5aと感光ドラム1との間隔を離す。
【0033】次に、図2〜図4を用いて現像器4Y,4
C,4M,4BKの加圧動作について詳細に説明する。
尚、図2は現像器の周りの加圧機構を示す断面図、図3
は図2のX−X線断面図、図4はカムの動作説明図、図
5は現像器の加圧動作説明図である。
【0034】図2には例としてシアン現像器4Cの加圧
機構を示すが、該シアン現像器4Cは現像スリーブ40
1、スクリュー403,404、ブレード405等によ
って構成されており、これはシアン用加圧レール101
cに手前側から挿入固着されている。
【0035】上記加圧レール101cは、図3に示すよ
うに、これの前後に突設されたスライドピン103cを
前後側板91,92に形成されたスライド孔91a,9
2aに係合させることによってスライド可能に支持され
ている。
【0036】又、加圧レール101cの背面の前後2箇
所には加圧用板バネ102cが取り付けられている。そ
して、加圧用板バネ102cに対応する位置には、本体
側板にカム軸104cによって回転可能に取り付けられ
た加圧カム24cf,24cbが設けられており、これ
らの加圧カム24cf,24cbが回転することによっ
て加圧用板バネ102cが押圧され、シアン現像器4C
は加圧用板バネ102cによって感光ドラム1に加圧さ
れる。そして、加圧カム24cf,24cbが半回転し
てこれらがフォロア部105を押圧すれば、加圧レール
101cはシアン現像器4Cと共に側板91,92に沿
ってスライドし、これによってシアン現像器4Cが感光
ドラム1から離間する。
【0037】尚、前記カム軸104cは不図示の反回転
クラッチ等で制御され、図2に示す加圧・現像位置と該
位置から加圧カム24cf,24cbを180°回転さ
せたホームポジション(離間位置)との2つの位置で停
止することができる。
【0038】又、シアン現像器4Cと感光ドラム1の位
置決めは、図3に示すように、前後側板91,92に固
定された感光ドラム1と同一半径の突き当てコマ93
f,93bに現像スリーブ401と同軸上に設けられた
突き当てコロ402f,402bを当接させることによ
ってなされる。ここで、突き当てコロ402f,402
bの半径は現像スリーブ401の半径よりも所定隙間
(感光ドラム1と現像スリーブ401との間の隙間)分
だけ大きく設定されている。
【0039】而して、本実施例では、前後の加圧カム2
4cf,24cbは同一構成を有しているが、これらは
互いに位相差を設けて取り付けられている。このため、
例えばシアン現像器4Cの加圧・当接動作と離間動作は
次のようになされる。
【0040】図4は手前側の加圧カム24cfと奥側の
加圧カム24cbの加圧用板バネ102cとの当接位置
A〜Fを示し、図5は加圧カム24cf,24cbの各
当接位置A〜Fに対応する現像スリーブ401と感光ド
ラム1との位置関係を示している。
【0041】1)現像器4Cがホームポジションにあ
り、これが図5(a)に示すように感光ドラム1に対し
て完全に前後とも離間しているときには、A点で加圧カ
ム24cf,24cbと加圧用板バネ102cが当接し
ている。
【0042】2)加圧カム24cf,24cbが図2の
矢印方向(反時計方向)に回転してして手前側カム24
cfのB点が加圧用板バネ102cを押圧する位置に来
ると、図5(b)に示すように手前側の突き当てコロ4
02fが手前側の突き当てコマ93fに当接する。
【0043】3)奥側の加圧カム24cbのC点が加圧
用板バネ102cを押圧する位置に来ると、図5(c)
に示すように奥側の突き当てコロ402bが奥側の突き
当てコマ93bに当接する。
【0044】4)加圧用カム24cf,24cbのD点
が加圧用板バネ102cを押圧する位置で半回転クラッ
チにより加圧用カム24cf,24cbは停止し、現像
器4Cは現像動作を行う。
【0045】5)現像器4Cによる現像動作が完了する
と、再び加圧用カム24cf,24cbは回転し、手前
側の加圧カム24cfのE点が加圧用板バネ102cと
係合する角度になると、図5(d)に示すように手前側
の突き当てコロ402fの離間が始まる。
【0046】6)奥側の加圧カム24cbのF点が加圧
用板バネ102cに係合する角度になると、図5(e)
に示すように奥側の突き当てコロ402bの離間が始ま
り、A点で加圧カム24cf,24cbは停止し、現像
器4Cはホームポジションに戻る。
【0047】以上のように、本実施例では、前後の加圧
カム24cf,24cbに位相差を設けているため、突
き当てコマ93f,93bと突き当てコロ402f,4
02bとが同時に当接することがなく、これらの同時の
衝突による振動がタイミング的に分散されるため、振動
のピークは小さく抑えられ、画像ブレとしては目立ちに
くくなって良好な画像が得られる。
【0048】尚、本実施例ではシアン現像器4Cについ
てのみ説明したが、他のイエロー、マゼンタ、ブラック
現像器4Y,4M,4BKについても同様である。又、
本実施例においては、加圧カム24cf,24cbに位
相差を設けて前後の突き当てタイミングに時間差を付け
たが、現像器等のユニット装置の重心に対してオフセッ
トした位置にカム等の加圧手段を設けて時間差を付けて
も良く、或は加圧用板バネの強さを前後で変えて該バネ
の撓み量に差を付けて時間差を設けてるようにしても良
い。
【0049】<第2実施例>次に、本発明の第2実施例
を図6及び図7に基づいて説明する。尚、図6は第2実
施例に係る加圧機構を示す画像形成装置の転写ドラムと
吸着ローラ部分の断面図、図7は図6のY−Y線断面図
である。
【0050】前記第1実施例においては、感光ドラムに
対して位置決めされる現像器の衝突による振動の低減に
ついて述べたが、本発明は像担持体や記録材担持体に対
して位置決めされて回転負荷変動を発生させるユニット
装置に対しても適用し得る。
【0051】ここでは、例として記録材担持体である転
写ドラム5aに対して当接及び離間する吸着ローラ5g
について説明する。
【0052】吸着ローラ5gは吸着ローラアーム503
に対して回転可能に支持されており、吸着ローラアーム
503はピン504を中心に揺動可能に支持され、これ
は加圧バネ507によって転写ドラム5a方向に加圧さ
れている。
【0053】又、吸着ローラアーム503の他端は前後
の離間カム505f,505bと係合しており、該吸着
ローラアーム503は離間カム505f,505bの回
転によって転写ドラム5aに対して当接又は離間を行
う。尚、離間カム505f,505bはカム軸506に
固着されており、これはカム軸506上の不図示の半回
転クラッチによって半回転制御される。
【0054】而して、記録材を転写ドラム5aへ吸着す
るときには、吸着ローラ5gは図6に実線で示すように
転写ドラム5aに当接し、記録材の吸着が完了すると吸
着ローラ5gは図6に破線位置へ移動して転写ドラム5
aから離間する。又、吸着ローラ5gが転写ドラム5a
に接すると、吸着ローラ5g上の両端に設けられたコロ
502が転写ドラムリング501に当接し、これにより
吸着ローラ5gは転写ドラム5aから回転駆動力を受け
て回転する。尚、コロ502にはスラスト方向のズレを
防ぐためのフランジ502aが形成されており、該フラ
ンジ502aは転写ドラムリング501の溝部501a
に入り込んでいる。
【0055】ここで、吸着ローラ5gが転写ドラム5a
に当接するときには、該吸着ローラ5gの回転のための
負荷が転写ドラム5aの外周に作用し、転写ドラム5a
は感光ドラム1と噛み合っているため、感光ドラム1の
回転が乱され易い。特に、転写ドラム5aに対して急激
に回転負荷変動が掛ると、感光ドラム1での潜像形成時
や現像装置での現像時に画像を乱すことになる。
【0056】而して、本実施例においても、前記第1実
施例と同様に前後の離間カム505f,505bに位相
差を設けてあるため、コロ502を転写ドラムリング5
01に当接させるタイミングに時間差が発生し、このた
め感光ドラム1の回転負荷変動を分散して小さく抑える
ことができる。この結果、画像の乱れは最小限に抑えら
れ、良好な画像が安定して得られる。
【0057】尚、本発明は、吸着ローラ5gに限らず、
記録材担持体より記録材を剥離分離する剥離手段である
分離爪8a、記録材担持体を清掃するためのファーブラ
シ14(図1参照)に対しても適用可能である。
【0058】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ユニット装置の突き当て部の他のユニットの被
突き当て部に対する当接又は離間動作に時間差を設けた
ため、ユニット装置の少なくとも2つの突き当て部と他
のユニツトの突き当て部とが同時に当接することがな
く、これらの同時の衝突による振動がタイミング的に分
散されて小さく抑えられるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー画像形成装置の概略断面図
である。
【図2】本発明の第1実施例に係る加圧機構を示す断面
図である。
【図3】X−X線断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る加圧機構のカムの動
作説明図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る加圧機構による現像
器の加圧動作説明図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る加圧機構を示す断面
図である。
【図7】図6のY−Y線断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体;他のユニット) 4Y,4C,4M,4BK 現像器(ユニット装置) 5a 転写ドラム(記録材担持体;他のユニツト) 5g 吸着ローラ(ユニット装置) 8a 分離爪(記録材剥離手段;ユニット装置) 14 ファーブラシ(記録材担持体清掃手段;ユニ
ット装置) 24cf,24cb 加圧カム(押圧カム) 93f,93b 突き当てコマ(被突き当て
部) 102c 加圧用板バネ(弾性部材) 402f,402b 突き当てコロ(突き当て部) 505f,505b 離間カム(解除カム) 507 加圧バネ(弾性手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他のユニットに対して近接及び離間動作
    を行うユニット装置の少なくとも2ケ所に設けられた突
    き当て部を前記他のユニットに設けられた被突き当て部
    に当接させるユニット装置の加圧機構において、前記ユ
    ニット装置の突き当て部の前記他のユニットの被突き当
    て部に対する当接又は離間動作に時間差を設けたことを
    特徴とするユニット装置の加圧機構。
  2. 【請求項2】 前記ユニット装置は、像担持体に対して
    近接及び離間動作を行う現像器であることを特徴とする
    請求項1記載のユニット装置の加圧機構。
  3. 【請求項3】 前記ユニット装置は、記録材担持体に対
    して近接及び離間動作を行う吸着ローラ手段であること
    を特徴とする請求項1記載のユニット装置の加圧機構。
  4. 【請求項4】 前記ユニット装置は、記録材担持体に対
    して近接及び離間動作を行う記録材担持体清掃手段であ
    ることを特徴とする請求項1記載のユニット装置の加圧
    機構。
  5. 【請求項5】 前記ユニット装置は、記録材担持体に対
    して近接及び離間動作を行う転写材剥離手段であること
    を特徴とする請求項1記載のユニット装置の加圧機構。
  6. 【請求項6】 前記ユニット装置側に設けられた弾性部
    材を押圧カムによって押圧することによってユニット装
    置を近接方向へ移動させることを特徴とする請求項1記
    載のユニット装置の加圧機構。
  7. 【請求項7】 前記ユニット装置の近接及び離間動作
    は、ユニット装置を近接方向に常時付勢する弾性手段と
    同ユニット装置を離間方向へ解除する解除カムにより行
    われることを特徴とする請求項1記載のユニット装置の
    加圧機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001142277A (ja) * 1999-11-11 2001-05-25 Seiko Epson Corp 画像形成装置

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JP2001142277A (ja) * 1999-11-11 2001-05-25 Seiko Epson Corp 画像形成装置

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