JPH08136971A - 撮影装置及び露光制御方法 - Google Patents

撮影装置及び露光制御方法

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JPH08136971A
JPH08136971A JP27346494A JP27346494A JPH08136971A JP H08136971 A JPH08136971 A JP H08136971A JP 27346494 A JP27346494 A JP 27346494A JP 27346494 A JP27346494 A JP 27346494A JP H08136971 A JPH08136971 A JP H08136971A
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JP
Japan
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area
body temperature
data
exposure
region
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Application number
JP27346494A
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English (en)
Inventor
Naoto Kaneshiro
金城  直人
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP27346494A priority Critical patent/JPH08136971A/ja
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影画面における人物領域を的確に判断する
ことにより、あらゆる撮影シーンにおいて人物に適正と
なる露出度、焦点を定めると共に、焼付け露光の際に人
物に適正な露光を与えることによりカラープリントの品
質を向上させる。 【構成】 カメラにおいて複数の領域に分割された各分
割領域毎に赤外線センサー、測光センサー、測距センサ
ーによる温度検出、測光、測距が行われる。そして、人
間の体温を示す体温領域のみを抽出し、当該体温領域に
おける測光値、測距値に基づいて露出度、焦点を定め
る。また、撮影時に写真フィルムに体温領域の位置等を
記録することにより、露光制御装置は、読み取った体温
領域の中から被写体実物上の推定面積が人間の顔面積に
相当する所定範囲内の面積を持つ領域のみを抽出し当該
顔領域における各色の透過光を測光し焼付け露光量を定
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の分割領域に分割
された撮影画面の各々の分割領域毎にその範囲内にある
被写体の温度を測定することによって、あらゆる人物被
写体に最適な露光量及び焦点を得るためのカメラの露出
制御及び合焦制御、そして写真フィルムに記録された情
報に基づいて人物の顔を抽出し、人物の顔に合わせてプ
リント露光量を制御するプリント露光制御装置及び露光
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
(1) カメラの場合 従来、カメラで人物写真を撮影する場合、主要被写体で
ある人物に露出を合わせるため、以下のような措置が講
じられていた。
【0003】例えば、画面中央付近において最も高い感
度で測光し、周辺にいくにつれて、感度の重み付けを少
なくして測光する中央重点測光等がある。これは、画面
中央付近に主要被写体があると仮定したものであり、中
央付近に主要被写体がない場合や逆光撮影では、適正露
出が得られない場合があった。
【0004】この問題点を解決する方法として、パター
ン測光及びスポット測光がある。パターン測光は、画面
を複数の測光エリアに分割し、各々のエリアで測光され
た複数の測光データに基づいて、その明るさのパターン
から統計的に最も妥当な露出を自動的に決定しようとす
るものであった。この測光方式は、例えば、画面の一部
に太陽等のような強い輝度を持つ対象があったとして
も、その部分のエリアで測光されたデータを無視、又は
重み付けを小さくして露出を決定する等の処理をするこ
とによって、背景の明るさが人物に比べて極端に明暗差
がある場合でも適正な露出を与えようとするものであ
る。
【0005】これに対し、スポット測光は、画面の中央
にある狭いスポット領域のみの明るさを測光するもので
ある。この測光方式は、撮影者が主要被写体、例えば、
人物の顔等にスポット領域を合わせて測光させることに
よって、主要被写体のみの明るさに基づいた露出が可能
となり、撮影者の意思を露出に反映できるようになって
いる。なお、自動露出カメラでは、撮影者の指示によ
り、スポット領域で測光された露出データを記憶させる
ことにより、測光後にフレーミングを変えても適正露出
が保たれるようになっている。
【0006】また、合焦に関しても、人物を自動焦点カ
メラで撮影しようとする場合、次のような措置が講じら
れている。
【0007】ファインダー視野中央部に実際に距離を測
るためのフォーカスエリアがあり、、先ず撮影者は、フ
ォーカスエリアを合焦させたい被写体の部分、例えば人
物の顔等に合わせる。その後、シャッターボタンを半押
しすることにより、レンズの合焦機構が駆動され、位相
差検出法等によって、レンズの異なる位置から入射した
光の結像面が一定位置にきた際に合焦したと判断し、そ
の位置でレンズの合焦を停止させる。
【0008】しかし、この方法では、常に中央のフォー
カスエリアに被写体を一度合わせてから、フレーミング
しなおすという煩雑さがあり、この問題を解決するため
に、広いフォーカスエリアを用いる方法と複数のフォー
カスエリアを選択できる方法がある。
【0009】広いフォーカスエリアは、実際には、複数
のフォーカスエリアを結合させたものであり、各々に対
応してAFセンサーが複数設けられている。そして、い
ずれのフォーカスエリアで測距されたデータに基づいて
合焦を行うべきかは、内部のアルゴリズムに従い自動的
に定められる。このアルゴリズムとして簡単なもので
は、例えば、人物等は背景よりも近い場所にいる場合が
多いので、最も距離の小さい測距データに従って合焦す
るというものがある。
【0010】フォーカスエリアを選択する方法は、ファ
インダー画面に複数のフォーカスエリアが横一列に並ん
で配置され、そのいずれかを撮影者が、ダイヤル等を操
作することによって、選択できるという方式である。各
々のフォーカスエリアには、それぞれに対応したAFセ
ンサーが設けられており、選択されたフォーカスエリア
に基づいて測距を行うようになっている。 (2) プリント露光装置の場合 従来のプリント露光装置は、エバンスの原理を用いて、
以下のような露光制御を行っていた。
【0011】即ち、BGR各色毎に別々にネガフィルム
の積算透過濃度を測定し、それらの積算透過濃度を基に
して各色毎に次の式で焼付け光量を定める。
【0012】logFi = Ki + Di ここで、logFi は焼付け光量の対数、Ki は一定の
プリンターと一定のカラーペーパの組み合わせに基づく
定数、Di はカラーネガフィルムの積算透過濃度であ
る。そして、これらの添字iはBGR各色光のいずれか
を表すための記号である。
【0013】上式より、カラーネガフィルムが濃けれ
ば、即ち積算透過濃度Di が大きければ、焼付け光量を
多くし(又は露光時間を長くし)、淡ければ、即ち積算
透過濃度Di が小さければ、焼付け光量を少なくする
(又は露光時間を短くする)制御が行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
(1) カメラの場合 しかしながら、カメラ等の撮影装置における上記測光方
式及び合焦方式では、以下のような問題点がある。
【0015】即ち、パターン測光の場合、いずれの対象
が主要被写体であるかの情報が無いため、明るさのパタ
ーンから統計的手法によりシーンを推定するに留まり、
ストロボ撮影や逆光撮影など特殊な光の状況では、人物
に最適な露光量を得ることができないケースがある。ま
た、スポット測光では、かかる状況化でも適正な露出量
を定めうるが、速写性に欠け、また、スポット領域の選
択、露出補正量等の判断が困難であり熟練を要するとい
う問題点がある。
【0016】一方、自動焦点カメラの撮影においても、
人物の位置情報が無いため、複数のフォーカスエリアを
自動的に選択する方式において、人物以外のものに焦点
が合うケースも多々あった。また、複数のフォーカスエ
リアを選択する場合、自動焦点カメラ本来の利点である
速写性が損なわれ、さらにフォーカスエリアを多数設け
た際に選択操作の煩雑が避けられないといった問題点が
ある。 (2) プリント露光制御方法の場合 しかしながら、上記エバンスの原理を用いた露光方法で
は、以下のような問題点がある。
【0017】エバンスの原理によれば、積算透過濃度D
i 即ち、カラーネガフィルム(以下単に「ネガ」とい
う)1コマの画面全体の透過率を濃度に換算した値に基
づいて、焼付け光量を決定している。従って、積算され
た透過光に基づくため、画面上の人物と背景とが極端な
明暗差があった場合等に人物に適切な露光量が得られな
いといった問題がある。例えば、以下のような状況にお
いて問題を考察する。
【0018】今、同一人物をモデルにし、顔に対して正
確に適正露光になるように撮影したとする。従って、現
像定着後のネガフィルムでは、顔の部分はある一定の濃
度となる。この場合、次のように背景の明るさを変え
て、同一採光、同一絞り、同一シャッター速度で3通り
の撮影を行ってみる。
【0019】a) 暗い背景 b) 顔と同じ明るさの背景 c) 明るい背景 その結果、顔の部分の濃度は同じだが、背景の濃度の異
なる3通りのネガができる。そして、ネガの上で背景濃
度が高くなるにつれ、画面全体の平均濃度も高くなる。
【0020】これらのネガをエバンスの原理を用いた露
光制御装置によって印画紙に焼き付けると、焼付け光量
又はプリント露光時間はネガの平均濃度で決定されるの
で、得られるプリントは、人物の顔に対して必ずしも適
切な焼き度とならない。従って、上の3通りの場合な
ら、以下のような結果となる。
【0021】a) 暗い背景の人物の顔は焼き度不足と
なる。 b) 背景が顔と同じ明るさの場合は適正な焼き度とな
る。
【0022】c) 明るい背景の人物の顔は焼き度が過
度となる。 以上より、人物とそれ以外の背景部分に極端な明るさの
差があった場合には、たとえ人物に対して正確に露出を
合わせたとしても、エバンスの原理に基づく焼付けプリ
ントは、焼き度が適正でなくなってしまうこととなる。
【0023】本発明は上記事実を考慮し、主要被写体で
ある人物を的確に判断する手段を設けることによって、
ストロボから逆光シーンまで、あらゆる人物被写体に最
適な露光量を得るとともに人物に的確に焦点を合わせる
カメラを提供すること及びネガ上の人物の位置を適切に
判断することによって、当該人物付近におけるネガ上の
透過濃度に基づいて焼付け光量を算出し、人物と背景の
明るさに極端な差がある場合等でも人物に適正な焼き度
を与える露光制御装置及び露光制御方法を提供すること
が目的である。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、記録媒体に画像を記録する機能を備え、その撮影画
面が複数の分割領域に分割されている撮影装置におい
て、前記分割領域毎の明るさを測光し、その明るさを示
す測光データを各分割領域毎に求める測光手段と、前記
分割領域毎に測距し、記録媒体面から前記分割領域の範
囲内にある被写体までの距離値を示す測距データを各分
割領域毎に求める測距手段と、前記分割領域毎の温度を
測定し、各分割領域毎の温度データを求める温度測定手
段と、撮影時における撮影倍率を示す撮影倍率データを
求める撮影倍率検出手段と、前記温度測定手段によって
測定された前記分割領域毎の温度データに基づいて人間
の体温付近の温度を示した領域を体温領域として抽出す
ると共に当該体温領域の当該記録媒体上の位置を示す体
温領域位置データを検出する体温領域抽出手段と、前記
体温領域位置データ、前記体温領域における測距データ
及び前記撮影倍率データを記録媒体上に記録し、又は、
全分割領域における温度データ、全分割領域における測
距データ及び撮影倍率データを記録媒体上に記録する記
録手段と、前記体温領域における測光データに基づいて
露出度を定める露出制御手段と、前記体温領域における
測距データに基づいて焦点を定める露出制御手段と、を
有することが特徴である。
【0025】請求項2に記載の発明は、撮影画面を複数
の分割領域に分割し、各々の分割領域における温度を示
す温度データを分割領域毎に測定し、写真フィルム面か
ら前記体温領域の範囲内にある被写体までの距離値を示
す測距データを求め、撮影時における撮影倍率を示す撮
影倍率データを求め、人間の体温付近の温度を示した分
割領域を体温領域として抽出して前記体温領域の写真フ
ィルム面上における位置を示す体温領域位置データを検
出した後に前記体温領域位置データ、前記体温領域にお
ける測距データ及び前記撮影倍率を写真フィルム上に記
録する手段、又は、全分割領域の温度データ、全分割領
域の測距データ及び前記撮影倍率を写真フィルム上に記
録する手段を備えた写真撮影装置で撮影すると共に、当
該写真撮影装置による撮影済の写真フィルムを現像後に
焼付け露光する際に、当該写真フィルムに記録されてい
る前記体温領域位置データ、前記体温領域の測距データ
及び前記撮影倍率データを読取り、又は、全分割領域に
おける温度を読取った際に人間の体温付近の温度を示す
体温領域の位置を示す体温領域位置データを求めた後さ
らに前記体温領域における測距データを求め、当該写真
フィルムに記録されている前記撮影倍率データを読取
り、前記体温領域の写真フィルム上におけるネガ上面積
と測距データと撮影倍率データに基づき、被写体実物の
面積を推定し、前記体温領域から被写体実物上の推定面
積が人間の顔面積に相当する所定範囲内の面積を有する
顔領域のみを抽出し、前記顔領域における透過率に基づ
いて焼付け光量を補正して焼付け露光するようにした露
光制御方法であることが特徴である。
【0026】
【作用】請求項1に記載した発明によれば、記録媒体に
画像を記録する撮影装置、例えばネガフィルム上にレン
ズによる拡大像を記録するオートフォーカスカメラなど
を使って、人物を撮影する場合、複数の分割領域に分割
された撮影画面の各分割領域毎に、測光手段、測距手
段、温度測定手段によって、それぞれ各分割領域の範囲
内にある被写体の明るさを示す測光データ、その距離値
を示す測距データ、その温度値を示す温度データが求め
られる。ここで、温度測定手段として、撮影対象である
物体が、その表面温度に対応したスペクトルを持つ赤外
線を放射していることを利用し、例えば赤外線スペクト
ルを検出することによって温度を推定する方法等が用い
られる。
【0027】そして、全分割領域において測光データ、
測距データ及び温度データが求められると、温度データ
に基づいて、人間の体温付近の温度を示す体温領域が抽
出され、当該領域の当該写真フィルムのコマ上の位置が
求められる。
【0028】次に、体温領域における測光データに基づ
いて露出度が定められ、露出制御される。即ち、体温領
域は人物に係る領域である可能性が高いため、いわゆる
逆光シーンなどのように人物と背景とに極端な明暗差が
あり、適正露光を得るのが困難な状況でも、人物の位置
情報が的確に把握されるので、人物に適正となる露出制
御が可能となる。
【0029】また、体温領域における測距データに基づ
いて撮影レンズの焦点が定められ、駆動される。これに
より、撮影者がフォーカスエリアを選択する操作無し
に、人物に合ったオートフォーカスが可能となり、撮影
効率が向上する。
【0030】さらに撮影後に現像定着し、焼付け露光す
る際における露光制御に有利な情報を提供するように、
体温領域位置データ及び体温領域における測距データが
写真フィルムに記録される。又は、体温領域に係る情報
を記録する代わりに、温度データ及び測距データの全領
域についての情報が写真フィルムに記録される。
【0031】また、撮影時における撮影倍率を示す撮影
倍率データも検出され、これも写真フィルムに記録され
る。この撮影倍率を示すものとしては、例えばレンズの
焦点距離などがあり、レンズ内に焦点距離を記憶してい
るIC又はレンズの回転角を検出するエンコーダ等が内
蔵されており、当該レンズより焦点距離情報がカメラボ
ディ内部にあるマイクロコンピュータに伝達される。
【0032】この記録方法として、例えば磁気層が塗布
された写真フィルム等が用いられ、当該写真フィルムの
当該コマに係る磁気層にカメラ側の磁気ヘッド等により
磁気的に情報が記録される。
【0033】以上のように、カメラ側で体温付近の温度
を示した領域を人物とみなして高い確度で人物を抽出
し、当該領域を基準に露出及び焦点を定めるので、逆光
シーンなどにおいても人物に適正な露出及び焦点を定め
ることができる。のみならず、焼付け露光の際の露光量
の判断に有利な情報を写真フィルムに記録できるので、
撮影時の露光と相まって人物に適正な露光で焼付けでき
る手段を提供でき、カラープリントの品質、特に人物の
肌色の描写を向上させることができる。
【0034】請求項2に記載した発明によれば、カメラ
の撮影画面は複数に分割されており、当該カメラで例え
ば人物等のいるシーンを撮影する場合には、その各々の
分割領域毎に赤外線スペクトルを検出する等の方法によ
って各々の分割領域の範囲内にある撮影対象の温度が測
定される。また、フィルム面から撮影対象までの距離値
を示す測距データが各分割領域毎に求められる。また、
レンズの焦点距離などの撮影倍率を示す撮影倍率データ
も求められる。この場合、撮影画面上で人物のいる範囲
に係る分割領域において測定される温度は、人物の温
度、即ち体温付近の温度となる。
【0035】次に、当該カメラで撮影すると、当該撮影
コマ上に人間の体温付近の温度を示す体温領域が抽出さ
れ、当該体温領域の位置を示す体温領域位置データが検
出される。そして、体温領域位置データが記録されると
共に、測距データの体温領域における値及び撮影倍率デ
ータが記録される。或いは、温度データ及び測距データ
の各値が全分割領域について、撮影倍率データと共に記
録される。ここで、前者の記録方法の場合(以下、「体
温領域記録方法」という)は、体温領域を抽出する工程
が記録前に必要であるが、後者の場合(以下、「全領域
記録方法」という)は、かかる工程は不要である。これ
は、カメラ側ではなく露光制御装置の側で、体温領域の
抽出を行うことを想定しているからである。
【0036】そして、撮影が完了し、写真フィルムが巻
き取られ、カメラから取り出されて現像定着処理等を受
けた後に露光制御装置による焼付けプリントが行われ
る。
【0037】かかる焼付け工程において、写真フィルム
上に例えば磁気層等に磁気記録されている情報が読み取
られる。この情報として、体温領域記録方法の場合に
は、撮影倍率データ、体温領域位置データ及び体温領域
における測距データ、全領域記録方法の場合には、撮影
倍率データの他、温度データ及び測距データの全分割領
域における値がある。
【0038】ここで、全領域記録方法の場合には、全分
割領域における温度データから人間の体温付近の温度を
示した体温領域が抽出され、当該体温領域における測距
データが選択される。
【0039】次に、体温領域の集合をラベリングし、各
ラベリング済み領域のネガ上面積を求め、一方、測距デ
ータより各領域の平均距離を求め、前記ネガ上面積と平
均距離と撮影倍率情報より各領域の被写体実物上の面積
を推定し、この推定面積が、人間の顔面積に相当する所
定範囲内にある顔領域が抽出される。
【0040】そして、前記顔領域の透過率に基づいて積
算透過濃度が補正され、焼付け光量が求められる。従っ
て、たとえ人物と背景とが極端な明暗差のあるネガフィ
ルムにおいても、人物の顔が適正露出となり、従ってカ
ラーバランスもくずれることなく高品位のカラープリン
トが自動的に作成できる。
【0041】
【実施例】
(第1実施例)図1は、第1実施例に係るカメラの構成
の概要を示すブロック図である。
【0042】図1において、ファインダー画面50を通
して見える撮影画面には、測光センサー52、赤外線セ
ンサー54、測距センサー56が関連しており、マイコ
ン58の制御により、それぞれファインダー画面50に
おける明るさの測光、赤外線強度分布の検出、測距が行
われるようになっている。
【0043】マイコン58は、検出された測光値、赤外
線強度分布に基づいて、絞り、シャッター系60を駆動
させ、人物に合わせた自動露出を行う。さらに検出され
た測距値、赤外線強度分布に基づいて、合焦系62を駆
動させ、人物に合わせたオートフォーカスを達成する。
【0044】図2は第1実施例に係るカメラの詳細な構
成を示すブロック図である。撮影画面100は複数の領
域に分割されており、その各々の領域に対応して赤外線
センサー102、測光センサー108及び測距センサー
110が接続されており、各々の領域毎の赤外線強度、
被写体輝度、焦点が検出されるようになっている。
【0045】赤外線センサー102には、温度範囲検出
部104が接続されており、各々の領域における赤外線
センサー102によって検出された赤外線強度分布スペ
クトルが伝達されるようになっている。
【0046】温度範囲検出部104は、赤外線センサー
102により検出された赤外線強度分布スペクトルから
黒体輻射を仮定して物体の表面温度を推定し、各領域に
おける当該物体の温度範囲を検出した後、領域抽出部1
06に伝達する。
【0047】領域抽出部106では、送られてきた当該
物体の温度範囲に基づき、人間の体温の範囲内にある温
度範囲を示す領域を撮影画面100を分割する領域の中
から抽出する。また、領域抽出部106は、露出制御部
112及び焦点制御部114とも接続され、抽出領域に
関する情報を伝達することができるようになっている。
【0048】また、撮影画面100を分割する複数の分
割領域には、それぞれ測光センサー108(例えば、シ
リコンフォトダイオード等)が設けられており、各分割
領域毎の被写体の明るさ(以下、測光データという)を
検出できるようになっている。そして、測光センサー1
08によって検出された各分割領域毎の測光データは露
出制御部112へ送られる。
【0049】露出制御部112は、通常はネガフィルム
感度及び各分割領域毎の測光データに基づいて最適と判
断した露出量を決定し、撮影モードに応じて、絞り又は
シャッター速度を決定する。しかし、領域抽出部106
から抽出領域が送られてきたときは、当該抽出領域にお
ける測光データに基づいて露出量を決定する。ここで、
決定された露出量、絞り、シャッター速度等のデータ
は、自動露出機構116へ伝達される。
【0050】自動露出機構116は、露出制御部112
から送られてきたデータに基づいて自動的に図示しない
レンズ系の絞り又はシャッターユニットを制御し、適切
な露光をネガフィルム面上に与える。なお、手動露出機
構を備えたカメラの場合は、指針を動かしたり、LED
を発光させるなどの表示により、露出量を表示する。
【0051】撮影画面100を複数に分割する各分割領
域には、赤外線センサー102、測光センサー108の
他に測距センサー110も設けられており、各分割領域
毎の焦点が検出されるようになっている。具体的には、
図示しないフォーカスエリアがファインダー上の撮影画
面100の各分割領域の中央部等に設けられており、そ
のエリアにおける対象までを測距することができるよう
になっている。焦点の検出手段としては、例えば、位相
差検出法、コントラスト検出法等がある。なお、位相差
検出法は、異なる方向からレンズに入射した光線の合焦
時の結像面は必ず一定位置になるという原理を使い、こ
れからどれくらい離れているかで測距する方法であり、
コントラスト検出法は、合焦時のコントラストが最大に
なることを利用し、コントラストを検出することにより
測距する方法である。
【0052】測距センサー110によって検出された測
距データ、例えば、位相差検出法では結像面からどれだ
け離れているかという距離に関する情報は、測距データ
メモリ111及び焦点制御部114に送られる。
【0053】測距データメモリ111には、各分割領域
毎の測距データが格納されるが、領域抽出部106とも
接続され、抽出領域における測距データを選別してメモ
リ内の別アドレス領域に格納することもできる。
【0054】焦点制御部114では、通常は送られてき
た測距データ及び定められたアルゴリズムに従い、測距
データの選択を行う。即ち、撮影者が選択したフォーカ
スエリアにおける測距データ等に基づいて自動焦点機構
118を制御して合焦を行う。また、撮影画面100の
分割領域において、最も距離の近い測距データを示した
領域に人物が写っていると仮定し、当該測距データに基
づいて自動焦点機構118を制御する。
【0055】しかし、焦点制御部114は領域抽出部1
06とも接続され、ここから抽出領域に関する情報が送
られてきたときは、当該抽出領域における測距データに
基づいて自動焦点機構118を制御する。
【0056】自動焦点機構118は、合焦のための機械
的構成部分であって焦点調節部114の命令によりボデ
ィ内モータ又はレンズ内モータを駆動させ、レンズ群を
移動させることにより合焦を行う。
【0057】また、領域抽出部106には、データ記録
部120が接続されており、抽出領域の位置に関する情
報がネガフィルム面に記録できるようになっている。こ
のデータ記録部120は、抽出領域の位置に関する情報
を、磁気層を塗布した写真感光材料に記録する機能を備
えており、例えば、カメラの裏蓋、データバック等に取
り付けられている。
【0058】データ記録部120には、その他にも測距
データメモリ111及び撮影倍率データ検出部117が
接続され、体温領域における測距データメモリ及び撮影
倍率データがネガフィルム面に記録できるようになって
いる。
【0059】撮影倍率データ検出部117は、撮影時に
おける被写体の撮影倍率を示す撮影倍率データを検出す
る。この撮影倍率データとは、例えば所定の焦点距離の
レンズでもって無限遠の被写体を撮影した場合と比較し
て何倍の倍率で拡大しているかを示す倍率値をいい、レ
ンズの焦点距離情報や合焦距離情報でもよい。レンズの
焦点距離の場合には、例えば、レンズ交換式の一眼レフ
の場合、レンズ内のICに予め焦点距離が格納されてお
り、レンズ装着と同時に当該焦点距離情報が撮影倍率デ
ータ検出部117に伝達されるようになっている。ま
た、ズームレンズを使用した場合には、当該レンズ内に
はエンコーダが内蔵され、レンズの回転角等を検出する
ことによって、焦点距離情報をボディに伝達できるよう
になっており、撮影倍率データ検出部117では、撮影
時における焦点距離を検出して、データ記録部120に
伝達するようになっている。
【0060】ここで、磁気層を持つネガフィルム上の記
録位置について図3に沿って説明する。図3において、
ネガフィルム70には、磁気層が薄く全面に塗布され、
ネガフィルム全面に磁気的に情報記録が可能となってい
る。
【0061】撮影コマ72では、抽出領域の位置情報
は、画像のある領域以外の位置、例えば右上隅の位置7
4に磁気的に記録される。全く同様に撮影コマ76で
は、位置78に、撮影コマ80では、位置82に抽出領
域の位置情報が記録される。このように情報記録の位置
を予め定めておくことによって、撮影完了後に現像焼付
け処理において当該情報の読取が可能となっている。ま
た、画像領域以外の所に記録位置を設けることによっ
て、露光制御装置等において位置情報の読取と測光、焼
付けが同時にできるという利点がある。
【0062】次に第1実施例における作用について説明
する。撮影者が人物を被写体にして撮影を行う場合、撮
影画面100の分割領域のうち幾つかは、人物によって
占められる。人物は約36℃から約40℃位の範囲内の
体温を有するので、人物から当該温度に対応するスペク
トル分布でもって赤外線が放射されている。そして、こ
の人物から放射された赤外線は、赤外線センサー102
によって検出される。勿論、他の物体も熱を有するので
当該温度に対応した赤外線が放射され、赤外線センサー
102によって検出される。
【0063】赤外線センサー102によって赤外線の強
度分布が検出されると、その情報は温度範囲検出部10
4に伝達される。温度範囲検出部104では、赤外線ス
ペクトルから黒体輻射を仮定してその温度範囲を推定す
る。このようにして、各分割領域毎に温度範囲が求めら
れ、次の領域抽出部106へ当該温度範囲に関する情報
が送られる。
【0064】領域抽出部106では、人間の体温分布を
35℃〜40℃と仮定し、当該温度範囲を示す分割領域
(以下、「体温領域」という)を抽出する。そして、抽
出された分割領域に関する情報は、露出制御部112及
び焦点制御部114へ伝達される。逆に、体温領域が無
い場合には、その旨が伝えられる。なお、上に示した体
温分布は単なる例示であり、人間の体温を適切に示す限
り、いかなる値であってもよい。
【0065】一方、測光センサー108によって、撮影
画面100の分割領域の各々における被写体の明るさが
測光され、露出制御部112に伝達される。
【0066】露出制御部112では、体温領域がある場
合、体温領域における測光値のみに基づいて露出量を決
定する。即ち、設定されたモードが絞り優先、シャッタ
ー速度優先、プログラムモードのいずれであるかに従
い、体温領域の被写体の明るさ、ネガフィルム感度に基
づいて絞り及びシャッター速度を決定する。また、体温
領域が無い場合には、通常の測光方式、例えばマルチパ
ターン測光や中央重点測光に基づく露出の決定が行われ
る。
【0067】そして、自動露出機構116が、決定され
た絞り及びシャッター速度に基づき絞り羽及びシャッタ
ーユニットを調節してネガフィルム面上に適切な露光を
与える。なお、手動露出機構を備えたカメラの場合は、
決定された露出量に合わせて指針やLEDの発光による
表示を行う。
【0068】以上の処理によって体温領域にある被写体
に適切な露出が与えられるが、かかる被写体は通常は人
物である確率が高いので、人物に適切な露出が与えられ
ることとなる。従って、人物のいる領域を指示する操作
無しに通常のパターン測光よりも高い確率で人物に合わ
せた露出が行われるので、逆光シーンなどにおいても、
人物が黒くつぶれることはなくなり、また背景の方が極
端に暗い場合でも人物が白くとぶことはなくなるという
効果がある。
【0069】さらに、ストロボ撮影にも応用すれば、背
景の影響を受けないのでストロボ光が過度にならず、ま
た人物以外の物体の反射光に露出が影響されないのでス
トロボ光が不足することも無くなり、適切な光量を調節
できることとなる。
【0070】また、体温領域が複数存在する場合には、
いずれの体温領域に合わせた露出を制御するかが問題と
なるが、例えば、温度データに時間的変化がある場合
は、動きがある物体、即ち動物(特に人物)とみなし当
該領域を領域抽出部106において抽出してもよい。さ
らに複数の体温領域における測光データに基づいてパタ
ーン測光と同様の処理を行ってもよい。
【0071】一方、焦点に関しても測光と同様に人物に
合わせた以下のような測距が行われる。
【0072】即ち、撮影画面100の各分割領域の中央
付近にそれぞれ設けられたフォーカスエリアに合った被
写体に対して、測距センサー110による焦点検出が行
われ、各分割領域の測距データは、焦点制御部114に
送られる。さらに、焦点制御部114には、領域抽出部
106からの体温領域に関する情報が伝達される。
【0073】焦点制御部114では、体温領域がある場
合、当該体温領域における測距データのみに基づいて、
自動焦点機構118を制御する。これにより人物に合わ
せた測距が可能となる。また、体温領域が無い場合、通
常のアルゴリズムに基づく測距が行われる。即ち、撮影
画面100の中央にある領域のフォーカスエリアに基づ
く測距又は最も近い距離に合わせた焦点制御が行われ
る。
【0074】なお、体温領域が複数ある場合では、測光
の場合と同様に温度変化のある領域の測距データが選択
されるようにしてもよい。また最も近い距離を示した領
域の測距データに基づく合焦でもよい。このようにして
も、当該領域が人物である確率が高いので、従来のよう
に単に距離の近い測距データのみに基づく合焦方式より
も人物に焦点が合う確率は高くなる。
【0075】また、領域抽出部106から出力された体
温領域位置データはデータ記録部120にも伝達され
る。データ記録部120では、磁気層を塗布したネガフ
ィルム面上の当該撮影コマに磁気的手段によって当該位
置情報を記録する。例えば、当該撮影コマの撮影画面以
外の部分に記録する。そして、測距データメモリ111
に格納されている体温領域における測距データ及び撮影
倍率データ検出部117によって検出された撮影倍率デ
ータもデータ記録部120に伝達され、ネガフィルム上
に記録される。
【0076】以上が第1実施例に係る発明であるが、上
記のものに限定されるわけではない。例えば、上記のよ
うに写真感光材料を用いる一眼レフカメラやコンパクト
カメラ等に適用される他、リバーサルフィルムを装填し
たカメラ、監視用カメラ、ビデオカメラ、電子スチルカ
メラ等のように人物等に合わせた露出制御又は焦点検出
を行って画像を記録するものであれば適用可能である。
また、体温領域における測距データを記録する方法の
他、領域抽出部106による体温領域の抽出を行わずに
全分割領域における温度データ及び測距データを記録す
るようにすることもできる。 (第2実施例)図4は第2実施例に係る露光制御装置の
ブロック図を示したものである。
【0077】図4に示された露光制御装置には、現像処
理済のネガフィルムがセットされて印画紙に焼付けられ
ることとなるのであるが、撮影段階として例えば、図5
に示されたような撮影状況を想定する。
【0078】図5において、カメラ302は第1実施例
で示したような分割領域毎の赤外線検出機能及び体温領
域の記録機能を備えた自動露出のオートフォーカスカメ
ラである。ここでは、山々を背景とした人物のいるシー
ン300を撮影しているところを想定している。
【0079】図6は、カメラ302によってシーン30
0を撮影しているときの撮影画面を示したものである。
図6において、撮影画面304は、図示のような破線で
囲まれた複数の領域に分割されており、各領域毎に赤外
線を検出することによって体温領域を抽出し、当該体温
領域の位置情報をネガフィルム上に記録できるようにな
っている。シーン300の例でいえば、体温領域は、撮
影画面304における斜線で表された領域306が該当
する。
【0080】さて、撮影が完了しネガフィルムが巻き取
られて、パトローネ308がカメラ302から取り出さ
れると、パトローネ308に巻き付けられていたネガフ
ィルムが図示しない現像定着装置によって、現像、定着
処理された後、図4に示す露光制御装置によって印画紙
に焼付け処理される。
【0081】図4において、現像、定着されたネガフィ
ルム320は、パトローネ308からの破線矢印で示さ
れた露光制御装置の内部に設置され、1コマずつ順番に
露光されることとなる。
【0082】ネガフィルム320に集光される光は、ネ
ガフィルム320の下方に設置されたプリントランプ3
27から発せられる。このプリントランプ327には、
安定性、寿命の点において優れるハロゲンランプ等が用
いられ、電源352によって電源供給されている。
【0083】また、プリントランプ327には、それを
覆う半円状のリフレクタ326が取り付けられており、
ランプ光をネガ方向に集光させる役割を果たしている。
なお、リフレクタ326は、コールドミラーとなってい
て、赤外線は反射しないようになっている。これによ
り、ネガ面、光源部の温度上昇は防止される。
【0084】プリントランプ327とネガフィルム32
0の間には、カットフィルタ324が介在されるように
なっている。カットフィルタ324には、R光のみを透
過させるRフィルタ、G光のみを透過させるGフィル
タ、B光のみを透過させるBフィルタがあり、減色露光
方式では、RGB光の内、露光量が足りたものから順に
各色の補色のフィルタを光路中に挿入し、その色の露光
を終了させる。なお、この補色の時に使用するフィルタ
がC、M、Yカットフィルタであり、これらの挿入動作
は、露光制御部348によって制御される。
【0085】また、カットフィルタ324とネガフィル
ム320の間には、ミラーボックス322が介在され
る。このミラーボックス322では、プリントランプ3
27の光を、その下部に設けられたディフューザーで拡
散させることにより内部で混合させ、さらに上部に設け
られたディフューザーで再び拡散させることによって、
均一な拡散光を得る働きがある。この均一な拡散光によ
って、ネガフィルム上に均等に光が照射されることとな
る。なお、ミラーボックス322の内部には、UVフィ
ルタが設けられており、露光制御できない紫外線をカッ
トしている。
【0086】ネガフィルム320の上方には、拡大投影
レンズ318が設けられており、ネガフィルム320を
透過した光を受けて記録されていた画像を拡大させる。
【0087】拡大投影レンズ318の上方には、ロール
状に巻かれた印画紙310が設置されており、ネガフィ
ルム320を透過し、拡大投影レンズ318によってそ
の画像が拡大されたランプ光が焼き付けられるようにな
っている。また、印画紙310には、フィードローラ3
12があてがわれており、ネガフィルム320のコマ送
り毎に、1コマずつ移動させることができるようになっ
ている。なお、印画紙310のコマ送りも露光制御部3
48によって制御される。
【0088】また、印画紙310と拡大投影レンズ31
8との間には、ブラックシャッター316が設けられて
おり、露光制御部348の指令によって開閉できるよう
になっている。即ち、露光制御部348は、ネガフィル
ム320及び印画紙310の新たなコマを設置すると、
ブラックシャッター316を開くことにより印画紙への
露光を開始し、露光が終了するとそれを閉じさせ、再
び、ネガ送り、ペーパ送りをすることによって、一連の
プリントサイクルを実行させる。
【0089】ネガフィルム320として磁気層が塗布さ
れたものが用いられ、磁気層に第1実施例で示したよう
な体温領域の位置情報が記録されている場合には、ネガ
フィルム320に近接するように設けられた磁気情報読
取器314によって、当該位置情報が1コマ毎に読み取
られる。また、磁気情報読取器314は、露光制御部3
48に接続されており、読み取られた位置情報は、露光
制御部348に伝達されるようになっている。また、磁
気情報読取器314は、撮影倍率データ及び測距データ
等も読み取ることができる。なお、情報が全く磁気記録
されていない場合には、その旨が露光制御部348に伝
達される。印画紙310に焼付け露光する場合の露光量
を決定するための各色毎のネガフィルム320の測光
は、ネガフィルム320の近くに設けられているRGB
各色毎の測光系によって行われる。図4において、R光
の測光系は、R光集光レンズ328、R光受光器33
4、R光プリアンプ340から構成される。R光集光レ
ンズ328は、ネガフィルム320の近傍で光路を遮断
しない位置に設けられ、透過光のうち光軸方向から僅か
にそれた光を集積する。集積された光は、R光受光部3
34に送られる。R光受光部334は、図示しないRフ
ィルタ及び受光素子を内蔵しており、送られてきた光を
Rフィルタに透し、透過光を受光素子に照射させ、電気
的信号に変換することによって、R光の強度を測光でき
るようになっている。なお、ここで測光されたR光の強
度とは、通常はネガフィルム320全体のR光の透過率
に相当するものであり、これに基づいてエバンスの原理
によりR光の露光量が決定される。
【0090】また、受光器334はR光プリアンプ34
0に接続されており、受光素子の出力である電気的信号
は、R光プリアンプ340に送られ、そこで増幅され、
規格値になるように調整される。このR光プリアンプ3
40は露光制御部348に接続されており、増幅された
電気的信号は、露光制御部348に伝達されるようにな
っている。即ち、R光受光器334によるR光の測光結
果は、露光制御部348に伝えられ、R光の露光量が算
出される。
【0091】さらに第2実施例におけるR光測光系で
は、ネガフィルム320全体を透過した平均的なR光の
他に、露光制御部348の指令によってネガフィルム3
20上の部分的な領域のみを透過したR光を部分測光で
きるようになっている。従って、露光制御部348は、
位置情報読取部314から伝達されたネガフィルム32
0の体温領域におけるR光を測光し、当該測光値に基づ
いてR光の露光量を算出することができる。
【0092】全く同様に、G光の測光系には、G光集光
レンズ330、G光受光器336、G光プリアンプ34
2が、B光測光系には、B光集光レンズ332、B光受
光器338、B光プリアンプ344が設けられている。
なお、これらの機能、接続態様等については、R光の場
合と全く同様であるので、説明を省略する。
【0093】また、露光制御部348には、キーボード
346及びコントロールパネル350が接続されてお
り、使用者による露光制御装置の種々のパラメータの設
定や運転制御が可能となっている。
【0094】次に、第2実施例に係る露光制御装置の作
用について説明する。露光制御装置にネガフイルム32
0及び印画紙310をセットし、コントロールパネル3
50で焼付けスタートさせると、プリントランプ327
が点灯し、露光制御部348が、測光系を動作させ、先
ずネガフィルム320の測光を開始する。
【0095】ここで、ネガフィルム320が磁気層が塗
布されたものであって、情報が記録されている場合、磁
気情報読取器314は、磁気層へのアクセスを開始し、
記録されている体温領域の位置情報、即ち体温領域位置
データを読み取る。体温領域位置データが読み取られる
と、当該情報は、露光制御部348に伝達される。ま
た、撮影倍率データ及び測距データも同時に読み取られ
る。情報が記録されていない場合、又は磁気層が塗布さ
れていないと磁気情報読取器314が判断した場合に
は、その旨が露光制御部348に伝達される。
【0096】露光制御部348は、体温領域位置デー
タ、撮影倍率データ及び測距データが伝達されると、そ
れらに基づいて体温領域における実物上の面積を推定
し、人間の顔に相当する顔領域を抽出する。なお、かか
る顔領域の抽出を行わず、体温領域のみを処理の対象と
してもよい。
【0097】そして、露光制御部348は、当該顔領域
のみを測光するよう、各色測光系を動作させる。体温領
域が無い場合又は記録されていない場合等は、ネガフィ
ルム全体の透過光を測光するよう指令を発する。
【0098】測光系では、顔領域又は体温領域のみの透
過光を測光するよう、各色集光レンズ328、330、
332、及び各色受光器334、336、338が作動
し、体温領域のみの透過光が各色毎に測光され、プリア
ンプ340、342、344で増幅された後、露光制御
部348に伝達される。体温領域が無い場合等には、ネ
ガフィルム320全体の透過光を各色毎に測光する。
【0099】露光制御部348では、受光器334、3
36、338で受光した体温領域のみの測光値に基づい
て各色毎に露光時間を算出し、カットフィルタ324、
ブラックシャッター316を駆動させ、顔領域に適正な
焼付け露光を印画紙310に対して行う。
【0100】露光が終了すると、ブラックシャッター3
16が閉じられ、ネガフィルム320及び印画紙310
が1コマ分だけ送られ、ネガフィルムが終了するまで上
記と同様な処理が繰り返される。
【0101】以上により、顔領域が検出された場合、例
えば図6の例では、領域306に適正となる焼付け露光
が可能となり、たとえ背景の山々が雪に覆われている場
合においても人物の顔が黒くつぶれる焼付けがなされる
ことはなくなり、カラープリントの品質を向上させるこ
とができる。
【0102】次に、カメラ及び露光制御装置を使用した
場合の全体の処理の流れについて、図7のフローチャー
トに沿って説明する。
【0103】先ず、撮影者が、カメラのシャッターボタ
ンを半押しする(ステップ200)と、カメラに内蔵さ
れたマイコンが作動し、以下のような動作を開始する。
【0104】撮影画面を分割する複数の領域における赤
外線のスペクトル分布が検出され(ステップ202)、
当該スペクトル分布に基づいて黒体輻射を仮定して各分
割領域毎に物体の表面温度が測定される(ステップ20
4)。なお、この温度測定手段として、赤外線を用いる
方法以外であってもよい。
【0105】次に、分割された撮影画面の各領域におけ
る撮影対象の表面温度から、人間の体温付近の温度を示
した領域を体温領域として抽出する(ステップ20
6)。そして、この体温領域の撮影画面上の位置を示す
体温領域位置データが検出され、メモリ上に格納され
る。
【0106】そして、この体温領域が分割領域の中に有
るか否かの判定が行われる(ステップ208)。その結
果、体温領域が無い場合は、通常の方式に基づく測光、
測距が行われ(ステップ210)、体温領域がある場合
には、体温領域に基づく測光、測距が行われる(ステッ
プ212)。なお、この場合において、体温領域におけ
る測光データ、測距データ等がメモリ中に保持される。
【0107】体温領域に基づく測光、測距が行われる
と、測光データ、測距データに基づいて、実際の露光、
合焦制御が行われ(ステップ214)、撮影者がシャッ
ターボタンをさらに押すと、体温領域にある被写体に合
わせた露出、焦点で撮影が行われる(ステップ21
6)。
【0108】また、撮影時における被写体の撮影倍率を
示す撮影倍率データが検出される(ステップ217)。
この撮影倍率データとは、例えば所定の焦点距離のレン
ズでもって無限遠の被写体を撮影した場合と比較して何
倍の倍率で拡大しているかを示す倍率値をいい、レンズ
の焦点距離情報や合焦距離情報でもよい。
【0109】また、撮影と同時に、又は撮影後次のコマ
送りをする前に、当該撮影コマのネガ上に体温領域位置
データ、撮影倍率データ及び測距データが記録される
(ステップ218)。この記録方法として、前述したよ
うに磁気層が塗布された写真ネガフィルム上に磁気的に
記録する方法等がある。
【0110】次に、ネガフィルム終了か否かの判定が行
われ、まだネガフィルムが残っている場合には、次のコ
マまでフィルムが巻き上げられて撮影が準備され、最初
のステップ200に戻る。フィルムが終了した場合に
は、フィルムが巻き取られ、カメラから取り外される。
【0111】以上がカメラ側におけるステップである。
次に、抜き取られたネガフィルムは、その後現像処理さ
れる(ステップ222)。
【0112】現像処理されたネガフィルムは定着後に露
光制御装置にセットされる(ステップ224)。そし
て、先ず1枚目か否かの判定が行われ(ステップ22
5)、1枚目であった場合、コマ送りされずに次のステ
ップ228へ移行し、2枚目以上であった場合には、コ
マ送りされ(ステップ226)、次のコマにセットされ
た後にステップ228へ移行する。
【0113】ステップ228では、ネガ1コマ全体の透
過率からRGB各色に対する積算透過濃度Di がそれぞ
れ求められる(ステップ228)。
【0114】次に、ネガフィルム上に記録された体温領
域位置データが読み取られる(ステップ230)。
【0115】読み取られた体温領域位置データより、体
温領域があるか否かの判定が行われる(ステップ23
2)。判定により体温領域が無かった場合には、エバン
スの原理より、ステップ228で求められたDi に基づ
いた焼付け光量が求められ、当該光量による焼付露光が
行われる(ステップ240)。一方、体温領域が有った
場合には、ネガフィルム上に記録された撮影倍率データ
及び体温領域における測距データが読み取られる(ステ
ップ233)。
【0116】次に、体温領域における被写体実物上の推
定面積より人間の顔領域の推定が行われる(ステップ2
34)。この顔候補領域の抽出には、例えば以下のよう
な方法が考えられる。即ち、体温領域位置データに基づ
いて、体温領域の集合をラベリングし、各ラベリング済
み領域のネガ上面積を求め、一方、読み取られた測距デ
ータより各領域の平均距離を求め、ネガ上面積と平均距
離と読み取られた撮影倍率データより各体温領域の被写
体実物上の面積を推定し、この推定面積が、人間の顔面
積に相当する所定範囲内にある領域を顔領域として抽出
する。例えば、図6における領域306が顔領域に相当
する。
【0117】次に、人物の顔と判断された領域が有るか
否かの判定が行われ(ステップ235)、無い場合に
は、ステップ228で求められたDi に基づいて焼付露
光が行われる(ステップ240)。或いは、体温領域に
おける透過光のみのRGB測光データに基づく積算透過
濃度Di の補正量ΔDi を計算し、当該補正量に基づい
て補正された焼付け光量で焼き付け露光してもよい。
【0118】一方、かかる顔領域が有る場合、当該領域
のみのRGB測光データが適正露光量計算回路に出力さ
れる。そこでは積算透過濃度Di の補正量ΔDi が計算
され(ステップ234)、当該補正量ΔDi がDi に加
算され、Di が補正される(ステップ238)。
【0119】そして、補正された積算透過濃度Di に基
づいて焼付け露光されることとなる(ステップ24
0)。なお、この顔領域の抽出をあえて行わず、体温領
域そのものを用いるようにしてもよい。
【0120】その後、次のコマが有るか否かの判定が行
われる(ステップ242)。次のコマが有る場合には自
動的にコマ送りされ(ステップ226)、同様の処理が
繰り返される。次のコマが無い場合には、当該ネガフィ
ルムの焼付け露光処理が終了する。
【0121】以上のような処理によって、たとえ背景と
人物との明暗差が大きなシーンを撮影した場合であって
も、カメラの露出制御のみならず焼付け露光において、
人物に合わせた測光が可能となるので、人物が適切に露
光され焼き付けられることとなる。従って、カラープリ
ントの品質、特に人物の肌色の描写を向上させることが
できる。
【0122】また、カラーネガフィルムに塗布された磁
気層に記録された体温領域の抽出のみならず、当該体温
領域から被写体実物上の推定面積が人物の顔に近い面積
を有する領域を抽出する方法を用いているので、人物の
顔をより高い精度で抽出することができ、色、特に肌色
の描写を向上させた焼付けが可能となっている。
【0123】なお、上記実施例では、体温領域をカメラ
が判断し、その位置情報を露光制御装置へ渡している
が、各分割領域で測定された温度データそのものを露光
制御装置へ渡し露光制御装置側で独自に体温領域を判定
する方式でもよい。かかる場合には、カメラ側では、温
度データと測距データの全分割領域分をネガフィルムに
記録し、露光制御装置では、体温領域における測距デー
タのみを使用することとなる。
【0124】また、ネガフィルムに限らず、リバーサル
フィルムをダイレクトプリントする場合にも適用できる
ことは言うまでもない。
【0125】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、カ
メラにおいて撮影画面を複数の領域に分割して各々の領
域毎に測光又は測距を可能とし、さらに各々の領域毎に
赤外線を検出させことによって、分割領域毎の撮影対象
の温度を測定させ、人間の体温付近の温度を示す領域の
測光データ及び測距データに基づいて露出制御及び合焦
を行うようにしたので、人物と背景とに極端な明るさの
差がある場合においても、従来の測光方式よりも正確か
つ迅速に人物に合った適正露出及び焦点検出が可能とい
う優れた効果を有する。
【0126】また、露光制御処理方法では、先ずカメラ
において撮影画面を複数の領域に分割して各々の領域毎
に赤外線を検出させことによって、分割領域毎の撮影対
象の温度を測定させ、人間の体温付近の温度を示す体温
領域を抽出してネガフィルム上に当該領域の位置情報を
記録し、焼付け露光の際に記録された位置情報を読取
り、さらに体温領域における被写体実物上の推定面積か
ら人物の顔を高精度に抽出し、当該人物領域における透
過濃度から積算透過濃度を補正し、補正された積算透過
濃度から焼付け光量を求め、焼付け露光するようにした
ので、人物と背景とに極端な明るさの差のあるネガフィ
ルムであっても人物に適切な露光が与えられ、カラープ
リントの品質、特に人物の肌色の描写を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る発明の構成の概要を示すブロ
ック図である。
【図2】第1実施例に係る発明の構成の詳細を示すブロ
ック図である。
【図3】第1実施例に係る発明によって記録される情報
のネガフィルム上の位置を示す図である。
【図4】第2実施例に係る発明の構成を示すブロック図
である。
【図5】カメラによって、人物を有するシーンを撮影す
る図である。
【図6】図4におけるシーンを撮影する際の当該カメラ
の撮影画面を表す図である。
【図7】第2実施例に係る発明の処理のフローチャート
である。
【符号の説明】
100 撮影画面 102 赤外線センサー 104 温度範囲検出部 106 領域抽出部 108 測光センサー 110 測距センサー 334 R光受光器 336 G光受光器 338 B光受光器 348 露光制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に画像を記録する機能を備え、
    その撮影画面が複数の分割領域に分割されている撮影装
    置において、 前記分割領域毎の明るさを測光し、その明るさを示す測
    光データを各分割領域毎に求める測光手段と、 前記分割領域毎に測距し、記録媒体面から前記分割領域
    の範囲内にある被写体までの距離値を示す測距データを
    各分割領域毎に求める測距手段と、 前記分割領域毎の温度を測定し、各分割領域毎の温度デ
    ータを求める温度測定手段と、 撮影時における撮影倍率を示す撮影倍率データを求める
    撮影倍率検出手段と、 前記温度測定手段によって測定された前記分割領域毎の
    温度データに基づいて人間の体温付近の温度を示した領
    域を体温領域として抽出すると共に当該体温領域の当該
    記録媒体上の位置を示す体温領域位置データを検出する
    体温領域抽出手段と、 前記体温領域位置データ、前記体温領域における測距デ
    ータ及び前記撮影倍率データを記録媒体上に記録し、又
    は、全分割領域における温度データ、全分割領域におけ
    る測距データ及び撮影倍率データを記録媒体上に記録す
    る記録手段と、 前記体温領域における測光データに基づいて露出度を定
    める露出制御手段と、 前記体温領域における測距データに基づいて焦点を定め
    る露出制御手段と、 を有することを特徴とする撮影装置。
  2. 【請求項2】 撮影画面を複数の分割領域に分割し、 各々の分割領域における温度を示す温度データを分割領
    域毎に測定し、 写真フィルム面から前記体温領域の範囲内にある被写体
    までの距離値を示す測距データを求め、 撮影時における撮影倍率を示す撮影倍率データを求め、 人間の体温付近の温度を示した分割領域を体温領域とし
    て抽出して前記体温領域の写真フィルム面上における位
    置を示す体温領域位置データを検出した後に前記体温領
    域位置データ、前記体温領域における測距データ及び前
    記撮影倍率を写真フィルム上に記録する手段、又は、全
    分割領域の温度データ、全分割領域の測距データ及び前
    記撮影倍率を写真フィルム上に記録する手段を備えた写
    真撮影装置で撮影すると共に、 当該写真撮影装置による撮影済の写真フィルムを現像後
    に焼付け露光する際に、当該写真フィルムに記録されて
    いる前記体温領域位置データ、前記体温領域の測距デー
    タ及び前記撮影倍率データを読取り、又は、全分割領域
    における温度を読取った際に人間の体温付近の温度を示
    す体温領域の位置を示す体温領域位置データを求めた後
    さらに前記体温領域における測距データを求め、当該写
    真フィルムに記録されている前記撮影倍率データを読取
    り、 前記体温領域の写真フィルム上におけるネガ上面積と測
    距データと撮影倍率データに基づき、被写体実物の面積
    を推定し、 前記体温領域から被写体実物上の推定面積が人間の顔面
    積に相当する所定範囲内の面積を有する顔領域のみを抽
    出し、 前記顔領域における透過率に基づいて焼付け光量を補正
    して焼付け露光するようにしたことを特徴とする露光制
    御方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003107555A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Ricoh Co Ltd 撮像装置、自動露出方法、およびその方法をコンピュータが実行するためのプログラム
WO2007094236A1 (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 表示データ生成装置
US7551848B2 (en) * 2005-05-10 2009-06-23 Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore) Pte. Ltd. Photographic light system, imaging device and method for providing different types of photographic light using a single multifunctional light module
US8421899B2 (en) 2001-09-18 2013-04-16 Ricoh Company, Limited Image pickup device, automatic focusing method, automatic exposure method, electronic flash control method and computer program

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