JPH08136205A - 凹踏面型車輪の摩耗測定ゲ−ジ - Google Patents
凹踏面型車輪の摩耗測定ゲ−ジInfo
- Publication number
- JPH08136205A JPH08136205A JP30019794A JP30019794A JPH08136205A JP H08136205 A JPH08136205 A JP H08136205A JP 30019794 A JP30019794 A JP 30019794A JP 30019794 A JP30019794 A JP 30019794A JP H08136205 A JPH08136205 A JP H08136205A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- tread
- scale
- substrate
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 凹踏面型車輪の摩耗量を効率的、且つ安全に
測定するための摩耗測定ゲ−ジを提供する。 【構成】 車輪新品時の車輪フランジ及び車輪踏面と同
形状で前後対称の基板と、前記基板の中央部に設けた溝
に嵌合してスライドするスケ−ル保持具と、該保持具に
装着されたスケ−ルで構成した凹踏面型車輪の摩耗測定
ゲ−ジ。
測定するための摩耗測定ゲ−ジを提供する。 【構成】 車輪新品時の車輪フランジ及び車輪踏面と同
形状で前後対称の基板と、前記基板の中央部に設けた溝
に嵌合してスライドするスケ−ル保持具と、該保持具に
装着されたスケ−ルで構成した凹踏面型車輪の摩耗測定
ゲ−ジ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、凹踏面型車輪の摩耗量
を測定する治具に関するものである。
を測定する治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】凹踏面を有する車輪の一例として、クレ
−ンの車輪摩耗量を測定する場合は測定しようとする車
輪踏面部分に1カ所ポンチで刻印し、その部分にチョ−
ク等の粉を付けた後にレ−ル上を移動させ、レ−ル上に
付着したチョ−クの跡2点の長さをスケ−ル等で測定し
てその車輪の現在の直径を計算し、新品時に測定した同
じ車輪の直径と比較してその差で当該車輪の摩耗量を割
り出していた。
−ンの車輪摩耗量を測定する場合は測定しようとする車
輪踏面部分に1カ所ポンチで刻印し、その部分にチョ−
ク等の粉を付けた後にレ−ル上を移動させ、レ−ル上に
付着したチョ−クの跡2点の長さをスケ−ル等で測定し
てその車輪の現在の直径を計算し、新品時に測定した同
じ車輪の直径と比較してその差で当該車輪の摩耗量を割
り出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のクレ−ン用車輪
の踏面摩耗量測定は、以上のように行われていたため、
次の様な問題点が存在していた。 測定しようとする車輪踏面に偏摩耗が発生している場
合は、その場所毎にポンチを刻印して測定しなければな
らない。 レ−ル上に付着するチョ−ク跡が見えにくく、測定に
個人差が生じて正確な測定値が得られない。 クレ−ンを動かしながら測定する必要があるため、時
間がかかるとともに安全上に問題がある。 車輪フランジの傾き状態が解りにくかった。 そこで本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもの
で、車輪踏面の摩耗量を1カ所で短時間に正確な測定値
を得る事を目的とするものである。
の踏面摩耗量測定は、以上のように行われていたため、
次の様な問題点が存在していた。 測定しようとする車輪踏面に偏摩耗が発生している場
合は、その場所毎にポンチを刻印して測定しなければな
らない。 レ−ル上に付着するチョ−ク跡が見えにくく、測定に
個人差が生じて正確な測定値が得られない。 クレ−ンを動かしながら測定する必要があるため、時
間がかかるとともに安全上に問題がある。 車輪フランジの傾き状態が解りにくかった。 そこで本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもの
で、車輪踏面の摩耗量を1カ所で短時間に正確な測定値
を得る事を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明は車輪新品時の車輪フランジ及び車輪踏面
と同じ形状,同じ寸法で前後対称の基板の中央部に車輪
フランジ幅に等しい溝を設け、この溝の部分をスケ−ル
を取り付けたスケ−ル保持具が左右にスライドして車輪
踏面全体の摩耗量を測定する。
めに、本発明は車輪新品時の車輪フランジ及び車輪踏面
と同じ形状,同じ寸法で前後対称の基板の中央部に車輪
フランジ幅に等しい溝を設け、この溝の部分をスケ−ル
を取り付けたスケ−ル保持具が左右にスライドして車輪
踏面全体の摩耗量を測定する。
【0005】スケ−ル保持具は、基板の溝の裏側に溝に
沿って溝より少し長い幅4mm程度の角材をレ−ルとし
て左右にスライドする構造となっており、このスライド
の補助を目的として裏側からビスを装着しており同時に
スケ−ル保持具の固定も可能としている。
沿って溝より少し長い幅4mm程度の角材をレ−ルとし
て左右にスライドする構造となっており、このスライド
の補助を目的として裏側からビスを装着しており同時に
スケ−ル保持具の固定も可能としている。
【0006】スケ−ルは、スケ−ル保持具内を前後にス
ライドし摩耗量読取り位置にはスケ−ル保持具に0.5
mmのピアノ線を取り付け、スケ−ル保持具を基板上の
溝に沿って左右にスライドさせながら車輪踏面各部の摩
耗量を読み取る。又、スケ−ル保持具の後部にはスケ−
ルが左右に振れる事無く常に車輪踏面に直角に当たる様
に、四角の固定用ピ−スが取り付けられている。
ライドし摩耗量読取り位置にはスケ−ル保持具に0.5
mmのピアノ線を取り付け、スケ−ル保持具を基板上の
溝に沿って左右にスライドさせながら車輪踏面各部の摩
耗量を読み取る。又、スケ−ル保持具の後部にはスケ−
ルが左右に振れる事無く常に車輪踏面に直角に当たる様
に、四角の固定用ピ−スが取り付けられている。
【0007】基板が車輪フランジ上面に当たる部分には
車輪フランジの外周面の円弧に合わせて基板の一部を折
り曲げ又は板を前後対称に取り付け、基板が常に車輪に
直角に当たり上下動による測定誤差を防止している。車
輪フランジが摩耗又は傾いた場合は、スケ−ル保持具を
右端一杯にスライドさせ180度回転して基板の反対側
の面で傾いていない方の車輪フランジを基準として摩耗
量を測定する。
車輪フランジの外周面の円弧に合わせて基板の一部を折
り曲げ又は板を前後対称に取り付け、基板が常に車輪に
直角に当たり上下動による測定誤差を防止している。車
輪フランジが摩耗又は傾いた場合は、スケ−ル保持具を
右端一杯にスライドさせ180度回転して基板の反対側
の面で傾いていない方の車輪フランジを基準として摩耗
量を測定する。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図3に基づいて説明する。
先ず、測定しようとする車輪の踏面(11)に基板
(1)を当てる。この時、基板振れ防止板(4)を車輪
フランジ(10)に隙間が出来ない様に密着させてスケ
−ル保持具(3)を車輪踏面(11)の測定しようとす
る位置にスライドさせ、その位置でスケ−ル(6)をス
ライドさせて車輪踏面(11)に当てる。車輪踏面(1
1)の摩耗量読取り位置のピアノ線(7)の下側のスケ
−ル(6)の値を読み取る。この値が車輪踏面(11)
の摩耗量である。もし、車輪フランジ(10)が摩耗,
又は傾いている場合はスケ−ル保持具(3)を基板
(1)の右端までスライドさせ、スケ−ル保持具(3)
を180度回転させて反対側の車輪フランジ(10)を
基準として基板(1)の反対側で前記手順と同要領で摩
耗量を測定する。又、車輪フランジ(10)の摩耗につ
いても基板(1)と車輪フランジ(10)との隙間をス
ケ−ル保持具(3)を用いて簡単に測定が可能である。
先ず、測定しようとする車輪の踏面(11)に基板
(1)を当てる。この時、基板振れ防止板(4)を車輪
フランジ(10)に隙間が出来ない様に密着させてスケ
−ル保持具(3)を車輪踏面(11)の測定しようとす
る位置にスライドさせ、その位置でスケ−ル(6)をス
ライドさせて車輪踏面(11)に当てる。車輪踏面(1
1)の摩耗量読取り位置のピアノ線(7)の下側のスケ
−ル(6)の値を読み取る。この値が車輪踏面(11)
の摩耗量である。もし、車輪フランジ(10)が摩耗,
又は傾いている場合はスケ−ル保持具(3)を基板
(1)の右端までスライドさせ、スケ−ル保持具(3)
を180度回転させて反対側の車輪フランジ(10)を
基準として基板(1)の反対側で前記手順と同要領で摩
耗量を測定する。又、車輪フランジ(10)の摩耗につ
いても基板(1)と車輪フランジ(10)との隙間をス
ケ−ル保持具(3)を用いて簡単に測定が可能である。
【0009】
【効果】本発明は以上のように構成され、次のような効
果を奏する。
果を奏する。
【0010】車輪踏面全体の摩耗状態が車輪踏面を横
に数箇所測定するだけで簡単に解るため、測定時間が大
幅に短縮出来る。
に数箇所測定するだけで簡単に解るため、測定時間が大
幅に短縮出来る。
【0011】基板の上下動防止板とスケ−ル保持具の
左右動防止ピ−スを設ける事により、個人差の無い正確
な測定が可能となる。
左右動防止ピ−スを設ける事により、個人差の無い正確
な測定が可能となる。
【0012】車輪踏面の横直線上数箇所を測定するだ
けで車輪踏面全体の摩耗状態が解るため、クレ−ンを動
かす必要が無くなり安全性が向上する。
けで車輪踏面全体の摩耗状態が解るため、クレ−ンを動
かす必要が無くなり安全性が向上する。
【0013】ポンチの刻印,チョ−クの粉付け,レ−
ル上の測定作業が無くなり、作業負荷が大幅に減少す
る。
ル上の測定作業が無くなり、作業負荷が大幅に減少す
る。
図1は本発明の凹踏面型車輪の摩耗測定ゲ−ジの斜視
図、図2は図1の裏面の斜視図、図3は本発明の使用状
態を示す斜視図である。
図、図2は図1の裏面の斜視図、図3は本発明の使用状
態を示す斜視図である。
(1)車輪踏面,車輪フランジと形状・寸法が同一の基
板 (2)スケ−ル保持具がスライドする溝 (3)スケ−ルを保持・スライドさせるスケ−ル保持具 (4)基板の上下動防止板 (5)スケ−ル保持具の左右動を防止する固定ピ−ス (6)スケ−ル (7)測定値読取りのピアノ線 (8)ガイドレ−ル (9)スケ−ル保持具装着ビス (10)車輪フランジ (11)車輪踏面
板 (2)スケ−ル保持具がスライドする溝 (3)スケ−ルを保持・スライドさせるスケ−ル保持具 (4)基板の上下動防止板 (5)スケ−ル保持具の左右動を防止する固定ピ−ス (6)スケ−ル (7)測定値読取りのピアノ線 (8)ガイドレ−ル (9)スケ−ル保持具装着ビス (10)車輪フランジ (11)車輪踏面
Claims (2)
- 【請求項1】 凹踏面型車輪の摩耗量測定において、車
輪新品時の車輪フランジ及び車輪踏面と同形状で前後対
称となし、中央部に踏面と同じ長さの溝を設けた基板
と、前記溝に嵌合して取り付けられ左右にスライドする
スケ−ル保持具と、該スケ−ル保持具に装着され前後に
スライドするスケ−ルとで構成したことを特徴とする凹
踏面型車輪の摩耗測定ゲ−ジ。 - 【請求項2】 基板の車輪フランジの上面に当たる部分
を、車輪フランジの外周面の円弧と同形状に基板の一部
を折り曲げ又は板を取り付けて、摩耗測定時に基板の上
下動を防止するとともに基板が常に車輪に直角に当たる
様にし、更に測定時にスケ−ルが左右に振れない様にス
ケ−ル保持具後部に固定用ピ−スを取り付けたことを特
徴とする特許請求項1記載の凹踏面型車輪の摩耗測定ゲ
−ジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30019794A JPH08136205A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 凹踏面型車輪の摩耗測定ゲ−ジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30019794A JPH08136205A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 凹踏面型車輪の摩耗測定ゲ−ジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08136205A true JPH08136205A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17881908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30019794A Withdrawn JPH08136205A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 凹踏面型車輪の摩耗測定ゲ−ジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08136205A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6823741B2 (en) | 2002-06-17 | 2004-11-30 | Gammon Technical Products, Inc. | Wear gauge |
JP2013156128A (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Sugatec Corp | スプロケットの摩耗計測治具 |
JP2013242286A (ja) * | 2012-05-22 | 2013-12-05 | Yoshiike Kaken Kiki Kk | 鉄道用車輪測定ノギス |
CN104567615A (zh) * | 2013-10-15 | 2015-04-29 | 长春轨道客车装备有限责任公司 | 踏面检测器具 |
CN109780964A (zh) * | 2019-03-20 | 2019-05-21 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 一种滑轮磨损检测装置及检测方法 |
-
1994
- 1994-11-10 JP JP30019794A patent/JPH08136205A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6823741B2 (en) | 2002-06-17 | 2004-11-30 | Gammon Technical Products, Inc. | Wear gauge |
JP2013156128A (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Sugatec Corp | スプロケットの摩耗計測治具 |
JP2013242286A (ja) * | 2012-05-22 | 2013-12-05 | Yoshiike Kaken Kiki Kk | 鉄道用車輪測定ノギス |
CN104567615A (zh) * | 2013-10-15 | 2015-04-29 | 长春轨道客车装备有限责任公司 | 踏面检测器具 |
CN109780964A (zh) * | 2019-03-20 | 2019-05-21 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 一种滑轮磨损检测装置及检测方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5191717A (en) | Coordinate measuring instrument | |
US20060283037A1 (en) | Gage for measuring diameters | |
US3926077A (en) | Combined adjustable spanner and ratchet wrench | |
CN109737847A (zh) | 一种钢轨变截面尺寸测量尺 | |
JPH08136205A (ja) | 凹踏面型車輪の摩耗測定ゲ−ジ | |
ATE111590T1 (de) | Mehrkoordinaten-tastkopf. | |
EP0926464A3 (en) | Stylus surface property measuring device with elongated slide block | |
JPH1073401A (ja) | レール摩耗測定装置 | |
KR100752312B1 (ko) | 각도 및 평면 진직도 측정장치 | |
US2694861A (en) | Machinist's gauge | |
US2883755A (en) | Calibrating means for indicator gages | |
JP2580153Y2 (ja) | トングレールの摩耗量測定用定規 | |
CN219103880U (zh) | 一种钢轨磨耗检测用可调式一体量具 | |
JP2006300686A (ja) | フランジウエー測定定規 | |
JPH074100Y2 (ja) | 帯鋸目立機における鋸送り案内装置 | |
CN209910564U (zh) | 一种弧高测量工具 | |
JPS5948601A (ja) | 測長器 | |
US2461148A (en) | Floating caliper gauge | |
CA1240500A (en) | Fillet weld gauge | |
US1339639A (en) | Device for gaging tapering bodies | |
JPH076714U (ja) | デジタル式測長器の取付け装置 | |
JPH0239208Y2 (ja) | ||
JPH0455051Y2 (ja) | ||
JP3516743B2 (ja) | ゲージブロック比較測定用治具 | |
JP2605771Y2 (ja) | 丸鋸盤の平行定規 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |