JPH074100Y2 - 帯鋸目立機における鋸送り案内装置 - Google Patents

帯鋸目立機における鋸送り案内装置

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JPH074100Y2
JPH074100Y2 JP10276791U JP10276791U JPH074100Y2 JP H074100 Y2 JPH074100 Y2 JP H074100Y2 JP 10276791 U JP10276791 U JP 10276791U JP 10276791 U JP10276791 U JP 10276791U JP H074100 Y2 JPH074100 Y2 JP H074100Y2
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JP
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saw
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JP10276791U
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JPH0544415U (ja
Inventor
孝逸 児玉
Original Assignee
株式会社シーケイエス・チューキ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は往復挽き帯鋸を間欠的
に移動させ、回転砥石を鋸の歯先部に押し当てて歯先を
研磨する帯鋸目立機における帯鋸の下歯を摺動可能に載
置する帯鋸送り案内装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に往復挽帯鋸の目立機では砥石を鋸
歯に押し当てて目立てをするときに鋸がずれないように
するために、鋸の側面をガイド板で弾接保持すると共
に、目立てを行う歯先側と反対側の歯先を鋸受け板で摺
接保持している。
【0003】帯鋸は歯先を一歯ずつ目立てを行うために
間欠的に送るが、目立てを行う上歯とは反対側である下
歯の歯先は鋸受け板に帯鋸の重力で圧接したまま送るこ
とになるので、鋸受け板は磨耗を避けるため焼き入れ材
や超硬チップ等を用いている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】往復挽帯鋸の目立てに
当っては上記のように常に下歯先を帯鋸の自己重力で鋸
受け板に圧接したまま送ることになるため、帯鋸の硬質
な歯先の影響を受けて鋸受け板に徐々に傷がつき、この
傷の影響で帯鋸の歯先を損傷してキレアジを悪化させて
しまうといった問題点が有った。
【0005】そこで本考案は上記従来の問題点を除去す
るために、帯鋸の歯先のアサリ幅方向の中央部だけが摺
接する弯突面を有する鋸受け補強部材を用いることで、
歯先の損傷の少ない帯鋸送り案内装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決させるための手段】上記したこの考案の目
的は、帯鋸をその長さ方向に間欠移動させ、回転砥石を
帯鋸の上歯に押し当ててこれを研磨する帯鋸目立機の鋸
送り装置において、前記帯鋸の側面に転接して帯鋸を案
内するための一対の案内プーリをそれぞれ左右の回動片
に枢軸で枢支して備えるととともに、これらの回動片を
他の枢軸により音又形の案内スタンドの上部におけるL
形の取付部にそれぞれ枢支して回動片の中間部に形成し
た弧状孔に雄ネジを遊挿してこれらの雄ネジをそれぞれ
前記取付部に螺装してその上面に雄ネジのツマミの下面
を当接し、かつ前記枢軸に近い回動片の端部に指標を設
け、また前記案内スタンドに雄ネジを垂設すると共に、
この雄ネジに螺入した雌ネジを受けるスタンド脚を設
け、また前記案内スタンドにその対向部内で前記帯鋸の
下歯を摺動可能に受けるべき鋸受け部材の上面に帯鋸歯
先のアサリ部の幅方向のほぼ中央に接する弯突面を形成
した耐摩耗性の補強部材を固着して備えることで達成で
きる。
【0007】
【作用】ほぼ音又形の案内スタンド内に固定した鋸受け
部材の上面に帯鋸歯先のアサリ部の幅方向のほぼ中央に
接するカマボコ形の弯突面を形成した耐摩耗性の補強部
材を固着して備えたことで、帯鋸の前記間欠移動に当
り、アサリ部の幅方向中央部だけを補強部材の弯突面の
頂上に摺接させて帯鋸送りができる。
【0008】したがって肝心の帯鋸アサリ部の両側縁部
分は補強部材の弯突面の幅方向両側上面とのスキマのた
め無用な摺接摩擦による損傷が一切生じない。
【0009】また補強部材の弯突面に対する帯鋸下歯の
センタ出し作業は雄ネジのツマミをゆるめて回動片をそ
の枢軸を支点として僅かずつ回動させて行なうのである
が、この際には一対のプーリと帯鋸の両側面との当り具
合と、下歯と補強材弯突面との相対位置とを予じめセン
タ指定してある指標を目安として回動片の位置を決定し
た後、雄ネジをそのツマミで締め付けることで回動片を
固定することで実行できる。
【0010】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。先
ずこの考案の基本構成は図7に示すように、鋼鉄などで
作った帯鋸1 をその長さ方向に間欠移動させ、同図のよ
うに回転砥石tを帯鋸1 の上歯 1aに押し当ててこれを
研磨する帯鋸目立機における鋸送り案内装置を構成する
に当り、図1、図2に示すように前記帯鋸1 の側面 1
b,1bに転接して帯鋸1 を案内するための一対の案内プ
ーリP,Pをそれぞれ左右の回動片 2a,2aに枢軸 2
b,2bで図3に示すように枢支して備える。
【0011】またこれらの回動片 2a,2aを図2のよう
に他の枢軸 2c,2cにより図3に示すようにL形の取付
部 2d,2dにそれぞれ枢支して回動片 2a,2aの中間部
に形成した弧状孔 2e,2eに雄ネジ 2f,2fを同図3の
ように遊挿してこれらの雄ネジをそれぞれ前記取付部 2
d,2dに螺装してその上面に雄ネジ 2f,2fのツマミ2
g,2gの下面を当接する。
【0012】そして前記枢軸 2c,2cに近い回動片 2
a,2aの端部に図4、図5に示すように指標 2h,2hを
設け、また前記取付部 2d,2dをその直立部で図1、図
2に示すようにほぼ音又形の案内スタンド2 の上部両側
に取着する。
【0013】この案内スタンド2 に図1、図2に示すよ
うに雄ネジ 3aを垂設すると共に、この雄ネジ 3aに螺
入した雌ネジ 3bを受けるスタンド脚4 に前記雄ネジ 3
aのキー溝 3cに係入したキーピン 4aを図1、図2に
示すように設ける。
【0014】また前記案内スタンド2 にその対向部内で
前記帯鋸1 の下歯 1cを摺動可能に受けるべき鋸受け部
材5 の上面に図3、図6に示すように帯鋸歯先のアサリ
部 1dの幅方向のほぼ中央に接する弯突面 6aを形成し
たセラミック材などの耐摩耗性材料をカマボコ形に焼成
固結した補強部材6 を接着などの手段で固着して備え
る。
【0015】さらに前記鋸受け部材5 は図1、図2に示
すように雄ネジ 3aに枢支立設した案内スタンド2 にネ
ジなどの係止部材nで固定してあり、前記雌ネジ 3bを
そのハンドルhで回転することで前記雄ネジ 3aと案内
スタンド2 とを介して鋸受け部材5 上の補強部材6 の弯
突面 6aの高さを帯鋸1 の幅員に応じて調節できるよう
にしてある。
【0016】なお図1、図2において符号 4bで示すも
のはスタンド脚4 の取付座板、図4、図5において符号
mで示す部分は目盛線であるが、この目盛線mと前記の
指標2hとは相互に置換してもよい。
【0017】この考案の構成は以上のようなもので次に
その使用例につき以下説明する。帯鋸1 を案内スタンド
にセットするには帯鋸の両側面 1b,1bを図5に示すよ
うに案内スタンド2 の回動片 2a,2aのツマミ 2g,2g
を回してプーリP,Pの間を広げて帯鋸1 をセットした
後、図1、図4に示すように補強部材6 の弯突面6aに
対する帯鋸下歯 1cのセンタ出し作業を行なう。
【0018】すなわち、このときには図4、図5に示す
ように雄ネジ 2fのツマミ 2gをゆるめて回動片 2a,2
aをその枢軸 2c,2cを支点として僅かずつ回動させて
行なうのであるが、この際には図1に示すように一対の
プーリP,Pと帯鋸1 の両側面 1b,1bとの当り具合
と、図6に示すように下歯 1cと補強材弯突面 6aとの
相対位置とを予じめセンタ指定してある指標 2hを目安
として回動片 2a,2aの位置を図4、図5のように決定
した後、雄ネジ 2fをそのツマミ 2gで図3のように締
め付けて回動片 2a,2aを固定することで実行できる。
【0019】このようにして一対の案内プーリP,Pで
帯鋸1 を弯突面 6aのセンタ上で送るように案内できる
と共に、前記帯鋸1 の下歯 1cを図2、図6に示すよう
に摺動可能に受ける鋸受け用補強部材6 を前記のように
備えたことで、図1、図2に示すようにセットした帯鋸
1 を図7に示す長さ方向すなわち矢印方向に周知の間欠
送り爪7 で間欠移動させ、モータmで回転する回転砥石
tを帯鋸1 の上歯 1aに押し当てることでこれを研磨す
ることができる。
【0020】そして前記鋸受け部材5 の上面に図6に示
すように帯鋸歯先のアサリ部 1d,1dの幅方向のほぼ中
央に接する弯突面 6aを形成した耐摩耗性の鋸受け用補
強部材6 を固着して備えたことで、帯鋸1 の前記間欠移
動に当り、歯先のアサリ部 1d,1dの幅方向中央部だけ
をカマボコ形の補強部材6 の弯突面 6aの頂上に摺動さ
せて帯鋸送りができる。
【0021】したがって肝心のアサリ部 1dの両側縁部
分は図6に示すように補強部材6 の弯突面 6aの幅方向
両側上面とのスキマdのため、無用な摺接摩擦による損
傷が一切生じない。なお帯鋸1 を案内スタンドから取外
すには前記セット時と逆の操作で容易に取外すことがで
きる。
【0022】
【考案の効果】この考案は以上説明したように構成した
ので、以下に記載の効果を奏する。ほぼ音又形の案内ス
タンド2 内に固定した鋸受け部材5 の上面に帯鋸歯先の
アサリ部 1d,1dの幅方向のほぼ中央に接する弯突面 6
aを形成した耐摩耗性の補強部材6 を固着して備えたこ
とで、帯鋸1 の前記間欠移動に当り、アサリ部 1d,1d
の幅方向中央部だけを補強部材6 の弯突面 6aの頂上に
摺接させて帯鋸送りができる。
【0023】したがって肝心のアサリ部 1d,1dの両側
縁部分は補強部材6 の弯突面 6aの幅方向両側上面との
スキマdのため無用な摺接摩擦による損傷が全く生じな
いので、キレアジの良い目立てを実行できるという第1
の効果の他に、構成簡単で小型軽量かつ安価に実行でき
るという第2の効果も有る。
【0024】また補強部材6 の弯突面 6aに対する帯鋸
下歯 1cのセンタ出しは予じめセンタ指定してある指標
2hを目安として回動片 2a,2aの位置を決定した後、
雄ネジ 2fをそのツマミ 2gで締め付けて回動片 2a,2
aを固定することで実行できるから簡易かつ精確に帯鋸
のセンタ出しが実現できるという使用面での効果も有
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の帯鋸送り案内装置の一例を示す要部
切欠の立面図
【図2】同上要部の一部切欠の側面図
【図3】図1に示すものの要部の拡大断面図
【図4】この考案要部を拡大した部分的平面図
【図5】図4と状態を異にした部分的平面図
【図6】この考案要部を拡大した部分断面図
【図7】この考案の使用状態の一例を示す平面略図
【図8】図3に示すものの他の実施例を示す要部拡大縦
断立面図
【符号の説明】
1 帯鋸 1a 上歯 1b 帯鋸の側面 1c 下歯 1d アサリ部 2 案内スタンド 2a 回動片 2b,2c 枢軸 2d 取付部 2e 弧状孔 2f 雄ネジ 2g ツマミ 2h 指標 3a 雄ネジ 3b 雌ネジ 4 スタンド脚

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯鋸(1)をその長さ方向に間欠移動さ
    せ、回転砥石を帯鋸(1)の上歯(1a)に押し当てて
    これを研磨する帯鋸目立機の鋸送り装置において、前記
    帯鋸(1)の側面(1b,1b)に転接して帯鋸(1)
    を案内するための一対の案内プーリ(P,P)をそれぞ
    れ左右の回動片(2a,2a)に枢軸(2b,2b)で
    枢支するとともに、これらの回動片(2a,2a)を他
    の枢軸(2c,2c)により音又形の案内スタンド
    (2)の上部におけるL形の取付部(2d,2d)にそ
    れぞれ枢支して回動片(2a,2a)の中間部に形成し
    た弧状孔(2e,2e)に雄ネジ(2f,2f)を遊挿
    し、これらの雄ネジをそれぞれ前記取付部(2d,2
    d)に螺装してその上面に雄ネジ(2f,2f)のツマ
    ミ(2g,2g)の下面を当接し、かつ前記枢軸(2
    c,2c)に近い回動片(2a,2a)の端部に指標
    (2h,2h)を設け、また前記案内スタンド(2)に
    雄ネジ(3a)を垂設すると共に、この雄ネジ(3a)
    に螺入した雌ネジ(3b)を受けるスタンド脚(4)を
    設け、また前記案内スタンド(2)にその対向部内で前
    記帯鋸(1)の下歯(1c)を摺動可能に受けるべき鋸
    受け部材(5)の上面に帯鋸歯先のアサリ部(1d)の
    幅方向のほぼ中央に接する弯突面(6a)を形成した耐
    摩耗性の補強部材(6)を固着して備えてなる帯鋸目立
    機における鋸送り案内装置。
JP10276791U 1991-11-18 1991-11-18 帯鋸目立機における鋸送り案内装置 Expired - Lifetime JPH074100Y2 (ja)

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