JPH08136083A - ヒートポンプ給湯機 - Google Patents

ヒートポンプ給湯機

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JPH08136083A
JPH08136083A JP27500094A JP27500094A JPH08136083A JP H08136083 A JPH08136083 A JP H08136083A JP 27500094 A JP27500094 A JP 27500094A JP 27500094 A JP27500094 A JP 27500094A JP H08136083 A JPH08136083 A JP H08136083A
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heater
temperature detector
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Takeji Watanabe
竹司 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒートポンプ給湯機の湯温安定化と機器の耐
久性向上をはかる。 【構成】 圧縮機1、冷媒対水熱交換器2を有する冷媒
回路と、貯湯槽5、循環ポンプ6、加熱器7からなる給
湯回路と、第1信号と第1信号より高温の第2信号を発
生する第1の温度検知器8と、前記第1の温度検知器8
より高温の信号を発生する第2の温度検知器9と、前記
加熱器7が非通電時は前記第1の温度検知器8の第1信
号で、通電時は前記第2の温度検知器9の信号で前記循
環ポンプ6の回転数を制御する回転数制御手段10と、
運転制御器11とを備え、前記加熱器7の通電時におい
ても前記第1の温度検知器8の第2の信号を検出して前
記第2の温度検知器9から前記第1温度検知器8の第1
信号に切り換えて前記循環ポンプ6の回転数制御を行
う。従って、安定した湯温が得られるとともに前記圧縮
機1および前記加熱器7の耐久性も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒートポンプ利用給湯機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ヒートポンプ利用給湯機は特公昭
62−22380号公報に示す如きものがある。図9に
おいて、圧縮機1、冷媒対水熱交換器よりなる凝縮器
2、減圧装置3、蒸発器4を順次環状に接続するととも
に、凝縮器2と補助加熱器10の間に温水温度検知器1
3を設け、凝縮器2の出口水温がヒートポンプ運転と補
助加熱器10の併用運転時には、ヒートポンプ単独運転
時に対して低温となるように、循環水量を制御してヒー
トポンプ運転のみで給湯保証できない場合の加熱能力保
証およびヒートポンプの成績係数低下を防止するように
なっている。なお、図9において、7は貯湯槽、9は循
環ポンプである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヒート
ポンプは大気熱を利用して加熱するため、外気温度によ
って加熱能力が変動する。すなわち、凝縮器2の出口温
度を一定にするため当然ながら循環水量は変動する。よ
って、温水温度検知器13で凝縮器2の出口温度を一定
に制御しても、ヒートポンプと補助加熱器10の併用運
転時に補助加熱器10の出口湯温は変動するため、安定
した湯温で貯湯槽7に貯湯できない。また、補助ヒータ
が異常な温度上昇して断線する恐れもあり、耐久性でも
課題となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装置、蒸発
器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循環ポン
プ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続した給湯
回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設け、第1信号
と第1信号より高温の第2信号を発生する第1の温度検
知器と、前記加熱器の下流に設け、前記第1温度検知器
の第2信号より高温の信号を発生する第2の温度検知器
と、前記加熱器が非通電時は前記第1の温度検知器の第
1信号で、通電時は前記第2の温度検知器の信号で前記
循環ポンプの回転数を制御する回転数制御手段と、前記
加熱器の通電時においても前記第1の温度検知器の第2
信号を検出して前記第2の温度検知器から前記第1の温
度検知器の第1信号に切り換えて前記循環ポンプの回転
数を制御する運転制御器とを備えた構成とする。
【0005】また、追焚き運転時に貯湯湯温を安定均一
にするため、圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装置、蒸
発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循環ポン
プ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続した給湯
回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第1の温
度検知器と、前記加熱器の下流に設けた第2の温度検知
器と、前記貯湯槽に設けた湯量検知器と、前記加熱器が
非通電時は前記第1の温度検知器で、通電時は前記第2
の温度検知器の信号で前記循環ポンプの回転数を制御す
る回転数制御手段と、直前に前記加熱器を運転したか否
かを記憶する運転記憶装置と、前記湯量検知器の信号と
前記運転記憶装置から前記圧縮機と前記循環ポンプおよ
び前記加熱器の制御を行う運転制御器とを備えた構成と
する。
【0006】さらに、追焚き運転時の省エネルギー化を
はかるため、圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装置、蒸
発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循環ポン
プ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続した給湯
回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第1の温
度検知器と、前記加熱器の下流に設けた第2の温度検知
器と、前記貯湯槽に設けた湯量検知器と、前記加熱器が
非通電時は前記第1の温度検知器で、通電時は前記第2
の温度検知器の信号で前記循環ポンプの回転数を制御す
る回転数制御手段と、前記蒸発器の上流に設けた蒸発温
度検知器と、前記湯量検知器の信号で時間計測するタイ
マーと、前記蒸発温度検知器の信号で前記タイマーの時
間設定を行うタイマー設定手段と、前記湯量検知器と前
記タイマーの信号で前記圧縮機、前記循環ポンプおよび
前記加熱器の制御を行う運転制御器とを備えた構成とす
る。
【0007】そして、前記冷媒対水熱交換器に流入する
水温が高い場合に給湯負荷を満たすとともに省エネルギ
ー化をはかるため、圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装
置、蒸発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循
環ポンプ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続し
た給湯回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第
1の温度検知器と、前記加熱器の下流に設けた第2の温
度検知器と、前記貯湯槽に設けた湯量検知器と、前記加
熱器が非通電時は前記第1の温度検知器で、通電時は前
記第2の温度検知器の信号で前記循環ポンプの回転数を
制御する回転数制御手段と、前記冷媒対水熱交換器の上
流に設けた第3の温度検知器と、前記湯量検知器の信号
と前記第5温度検知器の信号から前記圧縮機、前記循環
ポンプおよび前記加熱器の制御を行う運転制御器とを備
えた構成とする。
【0008】さらに、運転開始時の湯温の立ち上げ向上
をはかるため、圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装置、
蒸発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循環ポ
ンプ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続した給
湯回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第1の
温度検知器と、前記加熱器の下流に設けた第2の温度検
知器と、前記加熱器が非通電時は前記第1の温度検知器
で、通電時は前記第2の温度検知器の信号で前記循環ポ
ンプの回転数を制御する回転数制御手段と、運転開始時
に前記加熱器の通電、その後遅延して前記加熱器の非通
電の制御を行う運転制御器とを備えた構成とする。
【0009】また、運転開始時の圧縮機の異常圧力上昇
を防止して耐久性向上をはかるため、圧縮機、冷媒対水
熱交換器、減圧装置、蒸発器を順次接続した冷媒循環回
路と、貯湯槽、循環ポンプ、前記冷媒対水熱交換器を順
次接続した給湯回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に
設け、第1信号と第1信号より低温の第2信号を発生す
る温度検知器と、前記温度検知器の第1信号で前記循環
ポンプの回転数を制御する回転数制御手段と、運転開始
時に前記温度検知器の第2信号で前記循環ポンプの回転
数制御を行う運転制御器とを備えた構成とする。
【0010】また、給湯負荷に対応した沸き上げ熱量で
機器の省エネルギー化をはかるため、圧縮機、冷媒対水
熱交換器、減圧装置、蒸発器を順次接続した冷媒循環回
路と、貯湯槽、循環ポンプ、前記冷媒対水熱交換器、加
熱器を順次接続した給湯回路と、前記冷媒対水熱交換器
の下流に設けた第1の温度検知器と、前記加熱器の下流
に設けた第2の温度検知器と、前記加熱器が非通電時は
前記第1の温度検知器で、通電時は前記第2の温度検知
器の信号で前記循環ポンプの回転数を制御する回転数制
御手段と、前記蒸発器の上流に設けた蒸発温度検知器
と、前記蒸発温度検知器の信号で前記加熱器の制御を行
う運転制御器とを備えた構成とする。
【0011】また、冬季における機器の省エネルギー化
をはかるため、圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装置、
蒸発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循環ポ
ンプ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続した給
湯回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第1の
温度検知器と、前記加熱器の下流に設けた第2の温度検
知器と、前記加熱器が非通電時は前記第1の温度検知器
で、通電時は前記第2の温度検知器の信号で前記循環ポ
ンプの回転数を制御する回転数制御手段と、前記蒸発器
の上流に設けた蒸発温度検知器と、前記圧縮機の吸入管
と前記冷媒対水熱交換器の出口管を接続するバイパス管
に設けた流量調節手段および開閉弁と、前記蒸発温度検
知器の信号で前記加熱器および前記開閉弁の制御をおこ
なう運転制御器とを備えた構成とする。
【0012】
【作用】
(1)上記第1の構成によると、前記加熱器が非通電時
は前記冷媒対水熱交換器の出口温度が所定温度となるよ
うに前記回転数制御手段が前記第1温度検知器の第1信
号で前記循環ポンプの回転数を制御し、前記貯湯槽の上
部に貯湯する。そして、前記圧縮機と前記加熱器が併用
されて運転された場合には、前記加熱器の出口温度が所
定温度となるように前記回転数制御手段が前記第2の温
度検知器の信号で前記循環ポンプの回転数を制御し、前
記貯湯槽の上部に貯湯する。この場合において、前記加
熱器の出口温度が一定に制御されているにもかかわら
ず、外気温度が上昇してヒートポンプ能力が増加あるい
は前記冷媒対水熱交換器の入口温度が高くなると、前記
圧縮機の耐久性で課題が生じる。しかし、その場合に、
前記冷媒対水熱交換器の出口温度が第2信号を検出して
前記運転制御器は前記循環ポンプの回転数制御の信号を
前記第2の温度検知器から前記第1の温度検知器の第1
信号に切り換える。よって、前記圧縮機および前記加熱
器の耐久性も向上する。
【0013】(2)上記第2の構成によれば、前記貯湯
槽から出湯されると、下部から給水されて残湯が上部に
あがる。そして、残湯が前記湯量検知器に達すると、そ
れを前記運転制御器に信号が送られ、直前の運転を記憶
する運転記憶装置の信号で前記圧縮機単独運転あるいは
前記圧縮機と前記加熱器の併用運転かを判断し、追焚き
運転を開始する。そして、前記回転数制御手段は前記加
熱器が非通電で前記圧縮機単独運転の場合には、前記第
1の温度検知器で前記循環ポンプの回転数制御を行い、
前記加熱器が通電されて前記圧縮機との併用運転の場合
には、前記第2の温度検知器で前記循環ポンプの回転数
制御を行う。よって、追焚き運転時の沸き上げ湯温は残
湯と同温となるため、出湯された時に安定した湯温がえ
られるようになる。
【0014】(3)上記第3の構成によると、前記貯湯
槽から出湯されて、残湯が前記湯量検知器に達すると、
前記運転制御器は追焚き運転の信号を送る。その際、前
記蒸発温度検知器の信号を受け、蒸発温度が低い場合に
は、前記タイマー設定手段は前記タイマーの時間設定を
長く、逆に、蒸発温度が高い場合には、前記タイマーの
時間設定を短くする。よって、冬季など蒸発温度が低い
場合には、追焚運転時間が長くなって追焚湯量が多くな
り、中間季から夏季など蒸発温度が高い場合には、追焚
湯量を少なくして、省エネルギー化をはかることができ
る。
【0015】(4)上記第4の構成によると、運転開始
時に前記湯量検知器と前記第3の温度検知器の信号の差
が設定値以上の場合は、混合層の高温湯が前記冷媒対水
熱交換器に流入したと判定し、前記運転制御器は前記圧
縮機を停止する。よって、加熱器単独運転することもな
く効率の高い運転となり、省エネルギー化がはかれる。
一方、前記湯量検知器と前記第3の温度検知器の信号の
差が設定値以下の場合は、前記貯湯槽内全体が中低温水
と判定し、前記運転制御器は前記圧縮機を停止し、前記
加熱器単体で沸き上げ運転を行い、前記第2の温度検知
器の信号で前記循環ポンプの回転数制御を行う。よっ
て、利用できる湯温で前記貯湯槽下部まで沸き上げ可能
となる。従って、長期未使用において、緊急に湯が必要
となっても、充分に給湯負荷および湯温を満足すること
ができる。さらに、前記圧縮機の高圧、温度上昇といっ
た課題もなくなる。
【0016】(5)上記第5の構成によると、前記第5
運転制御器は運転開始時に前記加熱器を通電し、前記第
2の温度検知器の信号で前記循環ポンプの回転数制御を
行う。そして、その後遅延して前記加熱器を非通電にし
て、前記第1の温度検知器の信号で前記循環ポンプの回
転数制御を行う。したがって、運転開始時は前記加熱器
を通電するため、所定湯温に早く達する。
【0017】(6)上記第6の構成によると、前記運転
制御器は運転開始時に前記温度検知器の第2信号で前記
循環ポンプの回転数制御を行い、その後、前記温度検知
器の第1信号に切り換えて前記循環ポンプの回転数制御
を行う。従って、立ち上げ時に前記圧縮機の圧力および
吐出温度が異常上昇することもなくなり、耐久性が向上
する。
【0018】(7)上記第7の構成によると、前記蒸発
温度検知器の信号で前記加熱器の通電を選択し、蒸発温
度が高い場合はヒートポンプの加熱能力が大きいため前
記加熱器を非通電にし、低い場合には前記加熱器を通電
する。そして、前記加熱器が非通電の場合には、前記運
転制御器が前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第1の
温度検知器の信号で前記循環ポンプの回転数制御を行
い、前記貯湯槽の上部から湯をたくわえていく。また、
前記加熱器が通電されて前記圧縮機との併用運転時に
は、前記運転制御器が前記加熱器の下流に設けた第2の
温度検知器の信号で前記循環ポンプの回転数を制御し、
非通電時より高温の湯を前記貯湯槽上部からたくわえて
いく。よって、給湯負荷が少ない中間季から夏季には効
率のよいヒートポンプで運転できる。一方、冬季の給湯
負荷が大きい場合には、前記圧縮機と前記加熱器の併用
運転をするため貯湯熱量が多くなり、負荷を満足させる
ことができる。そして、いづれの運転時にも熱源出口で
温度制御しているため安定した温度の湯が前記貯湯槽に
たくわえられる。
【0019】(8)上記第8の構成によると、前記蒸発
温度検知器の信号で前記加熱器の通電を選択し、蒸発温
度が高い場合は前記加熱器を非通電にし、低い場合には
前記加熱器を通電する。その際に、前記加熱器を通電し
て前記圧縮機と併用運転した場合、加熱能力が大きいた
め前記冷媒対水熱交換器を流れる流量が多くなり、前記
圧縮機の吐出圧力および吐出温度が前記加熱器の非通電
時に比べ低下する。そのため、前記冷媒対水熱交換器に
流入する冷媒温度は低くなるため、効率が低下する。し
かし、本構成では、前記運転制御器が前記加熱器の通電
時に前記開閉弁を閉にする。そのため、前記冷媒対水熱
交換器から前記圧縮機へのバイパスの液冷媒が流れなく
なり、前記圧縮機の吐出温度は上昇し、前記冷媒対水熱
交換器で効率よく高温まで水を加熱することができる。
【0020】
【実施例】以下本発明の第1の実施例を図1を参照して
説明する。
【0021】図1において、1は圧縮機、2は冷媒循環
回路における凝縮器を構成する冷媒対水熱交換器、3は
減圧装置、4は蒸発器であり、前記圧縮機1、前記冷媒
対水熱交換器2、前記減圧装置3、前記蒸発器4は順次
接続され、冷媒循環回路を構成する。5は貯湯槽、6は
循環ポンプ、7は電気ヒータを備えた加熱器であり、前
記貯湯槽5、前記循環ポンプ6、前記冷媒対水熱交換器
2、前記加熱器7は順次接続され給湯回路を構成する。
8は第1温の度検知器であり、前記冷媒対水熱交換器2
の下流に設けられ、ここを流れる流体の検出温度に基づ
き第1信号と第1信号より高温の第2信号を発生する。
9は第2の温度検知器であり、前記加熱器7の下流に設
けられここを流れる流体の温度が前記第1の温度検知器
8の第2信号より高温の所定温度に達すると信号を発生
する。10は回転数制御手段であり、前記加熱器7が非
通電時は前記第1の温度検知器8の第1信号に基づき、
通電時は前記第2の温度検知器9の信号に基づき前記循
環ポンプ6の回転数を制御する。11は運転制御器であ
り、前記加熱器7の通電時においても前記第1の温度検
知器8の第2信号を検出して前記第2の温度検知器9か
ら前記第1の温度検知器8の第1信号に切り換えて前記
循環ポンプ6の回転数を制御する。
【0022】上記構成において、最初に前記加熱器7が
非通電時の場合について述べる。前記圧縮機1から吐出
された高温のガス冷媒は前記冷媒対水熱交換器2に流入
し、ここで凝縮作用で水を加熱する。そして、凝縮液化
した冷媒は前記減圧装置3で減圧され、前記蒸発器4に
流入する。そして、大気熱を吸熱して蒸発ガス化し、前
記圧縮機1にもどる。一方、前記貯湯槽5の下部から流
出した水は前記循環ポンプ6を介して前記冷媒対水熱交
換器2に流入し、冷媒の凝縮熱で加熱され、前記貯湯槽
5の上部からたくわえられる。ここで、前記冷媒対水熱
交換器2の出口温度を前記第1の温度検知器8が検知し
て第1信号を発生し、前記回転数制御手段10に信号を
送り、出口湯温が所定温度になるように前記循環ポンプ
6の回転数制御を行う。つぎに、前記圧縮機1と前記加
熱器7の併用運転について述べる。この場合には、前記
冷媒対水熱交換器2で加熱された水をさらに前記加熱器
7で高温に加熱する。そして、前記加熱器7の出口温度
が所定温度になるように前記第2の温度検知器9の信号
を受けて前記回転数制御手段10は前記循環ポンプ6の
回転数制御を行う。ここで、前記冷媒対水熱交換器2で
加熱された水が異常に高温になった場合、それを前記第
1の温度検知器8が検知して第2信号を発生し、前記運
転制御器11は前記第2の温度検知器9から前記第1の
温度検知器8の第1信号に切り換えて前記循環ポンプ6
の回転数を制御する。従って、前記冷媒対水熱交換器2
で加熱された水が異常に高温になることもなく、前記圧
縮機1の耐久性は向上する。
【0023】つぎに、第2の実施例について説明する。
図2において、第1の実施例と同じ構成、作用するもの
については同符号を示し、説明を省略する。12は第1
の温度検知器であり、前記冷媒対水熱交換器2の下流に
設けられている。13は第2の温度検知器であり、前記
加熱器7の下流に設けられている。14は湯量検知器で
あり、前記貯湯槽5に設けられている。15は回転数制
御手段であり、前記加熱器7が非通電時は前記第1の温
度検知器12の信号で、通電時は前記第2の温度検知器
13の信号で前記循環ポンプ6の回転数を制御する。1
6は運転記憶装置であり、直前に前記加熱器7が非通電
あるいは通電されて運転されたかを記憶する。17は運
転制御器であり、前記湯量検知器14の信号と前記運転
記憶装置16から前記圧縮機1、前記循環ポンプ6およ
び前記加熱器7の制御を行う。
【0024】上記構成において、前記貯湯槽5から出湯
されると、前記貯湯槽1の下部から低温水が給水されて
湯層は上部にあがる。そして、給水された水が前記湯量
検知器14の位置まで達すると、それを前記湯量検知器
14が検出して前記運転制御器17に信号を送る。そこ
で、前記運転制御器17は前記運転記憶装置16の信号
を受け、直前に前記加熱器7が非通電あるいは通電され
て運転されたかを判定し、前記加熱器7が非通電の場合
には、前記圧縮機1および前記循環ポンプ6を通電して
前記第1の温度検知器12の信号で、前記循環ポンプ6
の回転数制御を行い、追焚き運転を開始し、前記貯湯槽
5に湯を流入させる。一方、前記加熱器7が通電時は前
記第2の温度検知器13の信号で前記循環ポンプ6の回
転数制御を行い、追焚き運転を開始し、前記貯湯槽5に
湯を流入させる。従って、追焚き運転時の沸き上げ湯温
は残湯と同温となるため、出湯された時に安定した湯温
が得られるようになる。
【0025】つぎに、第3の実施例について説明する。
図3において、第1、第2の実施例と同じ構成、作用す
るものについては同符号を示し、説明を省略する。18
は蒸発温度検知器であり、前記蒸発器4の上流に設けら
れている。19はタイマーであり、前記湯量検知器14
の信号で時間計測する。20はタイマー設定手段であ
り、前記蒸発温度検知器18の信号で前記タイマー19
の時間設定を行う。21は運転制御器であり、前記湯量
検知器14と前記蒸発温度検知器18と前記タイマーの
信号で前記圧縮機1、前記循環ポンプ6および前記加熱
器7の制御を行う。
【0026】上記構成において、前記貯湯槽5から出湯
されて残湯量が前記湯量検知器14の位置に達すると、
前記運転制御器21は前記圧縮機1、前記循環ポンプ6
あるいは前記加熱器7を通電し、追焚き運転を開始す
る。その際、前記蒸発温度検知器18の信号を受け、蒸
発温度が低い場合には、前記タイマー設定手段20は前
記タイマー19の時間設定を長く、逆に、蒸発温度が高
い場合には、前記タイマー19の時間設定を短くし、所
定時間に達するまで追焚き運転を継続する。従って、冬
季など蒸発温度が低い場合には、追焚運転時間が長くな
り追焚湯量が多くなる。一方、中間季から夏季など蒸発
温度が高い場合には、追焚湯量を少なくして、省エネル
ギー化がはかれるようになる。
【0027】つぎに、第4の実施例について説明する。
図4において、第1、第2、第3の実施例と同じ構成、
作用するものについては同符号を示し、説明を省略す
る。22は第3の温度検知器であり、前記冷媒対水熱交
換器2の上流に設けられている。23は運転制御器であ
り、前記第1の温度検知器12の第2信号、前記湯量検
知器14および前記第3の温度検知器22の信号で前記
圧縮機1、前記循環ポンプ6および前記加熱器7の制御
を行う。
【0028】上記構成において、前記運転制御器23は
運転開始時に前記湯量検知器14と前記第3の温度検知
器22の信号を受け、その信号差から前記圧縮機1、前
記循環ポンプ6および前記加熱器7の制御を行う。最初
に信号差が設定値以上の場合について述べる。この場合
には、前記圧縮機1による単独運転中に、前記冷媒対水
熱交換器2の出口温度が上昇すると、前記第1の温度検
知器12がそれを検知して第2信号を発生し、前記運転
制御器23は前記圧縮機1を停止する。よって、加熱器
1を運転することもないため、効率の高い運転となり、
省エネルギー化がはかれる。つぎに、前記湯量検知器1
4と前記第3の温度検知器22の信号の差が設定値以下
の場合について述べる。この場合には、前記圧縮機1の
運転で沸き上げることができない中低温水が前記貯湯槽
5内全体にたくわえられていると判定し、前記運転制御
器23は運転開始時に前記圧縮機1を停止し、前記加熱
器7の単体で沸き上げ運転を行い、前記第2の温度検知
器13の信号で前記循環ポンプ6の回転数制御を行う。
よって、利用できる湯温まで温度上昇させて前記貯湯槽
にたくわえることができることになる。従って、長期未
使用において、緊急に湯が必要となっても、充分に給湯
負荷および湯温を満足することができる。さらに、前記
圧縮機1の高圧、温度上昇といった課題もなくなる。
【0029】つぎに、第5の実施例について説明する。
図5において、第1、第2、第3、第4の実施例と同じ
構成、作用するものについては同符号を示し、説明を省
略する。24は運転制御器であり、運転開始時に前記加
熱器7の通電、その後遅延して前記加熱器7の非通電に
制御を行う。
【0030】上記構成において、前記運転制御器24は
運転開始時に前記加熱器7を通電し、前記第2の温度検
知器13の信号で前記循環ポンプ6の回転数制御を行
う。そして、その後遅延して前記加熱器7を非通電にし
て、前記第1の温度検知器12の信号で前記循環ポンプ
6の回転数制御を行う。したがって、運転開始時は前記
加熱器7を通電するため、所定湯温に速く達する。
【0031】つぎに、第6の実施例について説明する。
図6において、第1、第2、第3、第4、第5の実施例
と同じ構成、作用するものについては同符号を示し、説
明を省略する。25は温度検知器であり、前記冷媒対水
熱交換器2の下流に設けられ、第1信号と第1信号より
低温の第2信号を発生する。26は回転数制御手段であ
り、前記温度検知器25の第1信号で前記循環ポンプ6
の回転数を制御する。27は運転制御器であり、運転開
始時に前記温度検知器25の第2信号で前記循環ポンプ
6の回転数を制御する。
【0032】上記構成において、前記運転制御器27は
運転開始時に前記温度検知器25の第2信号で前記循環
ポンプ6の回転数制御を行い、その後、前記温度検知器
25の第1信号に切り換えて前記回転数制御手段26が
前記循環ポンプ6の回転数制御を行う。従って、立ち上
げ時に沸き上げ湯温を低くめにしているため、前記圧縮
機1の圧力および吐出温度が異常上昇することもなくな
り、耐久性が向上する。
【0033】つぎに、第7の実施例について説明する。
図7において、第1、第2、第3、第4、第5、第6の
実施例と同じ構成、作用するものについては同符号を示
し、説明を省略する。28は運転制御器であり、前記蒸
発温度検知器18の信号で前記循環ポンプ6および前記
加熱器7の制御を行う。
【0034】上記構成において、前記蒸発温度検知器1
8の信号で前記加熱器7の通電を選択し、蒸発温度が高
い場合はヒートポンプの加熱能力が大きいため前記加熱
器7を非通電にし、低い場合には前記加熱器7を通電す
る。そして、前記加熱器7が非通電の場合には、前記運
転制御器28が前記冷媒対水熱交換器2の下流に設けた
第1の温度検知器12の信号で前記循環ポンプ6の回転
数制御を行い、前記貯湯槽5の上部から湯をたくわえて
いく。また、前記加熱器7が通電されて前記圧縮機1と
の併用運転時には、前記運転制御器28が前記加熱器7
の下流に設けた前記第2の温度検知器13の信号で前記
循環ポンプ6の回転数を制御し、非通電時より高温の湯
を前記貯湯槽5の上部からたくわえていく。よって給湯
負荷が少ない中間季から夏季には効率のよいヒートポン
プで運転できる。一方、冬季の給湯負荷が大きい場合に
は、前記圧縮機1と前記加熱器7の併用運転をするため
高温が得られ、貯湯熱量が多くなり、負荷を満足させる
ことができる。そして、いづれの運転時にも熱源出口で
温度制御しているため安定した温度の湯が前記貯湯槽に
たくわえられる。
【0035】つぎに、第8の実施例について説明する。
図8において、第1、第2、第3、第4、第5、第6、
第7の実施例と同じ構成、作用するものについては同符
号を示し、説明を省略する。29は開閉弁であり、前記
圧縮機1の吸入管と前記冷媒対水熱交換器2の出口管を
接続するバイパス管30に流量調節手段31とともに設
けられている。32は運転制御器であり、前記加熱器7
の通電時に前記開閉弁29を閉じる制御を行う。
【0036】上記構成において、前記蒸発温度検知器1
8の信号で前記加熱器7の通電を選択し、蒸発温度が高
い場合は前記加熱器7を非通電にし、低い場合には前記
加熱器7を通電する。その際に、前記加熱器7を通電し
て前記圧縮機1と併用運転した場合、加熱能力が大きい
ため前記冷媒対水熱交換器2を流れる流量が多くなり、
前記圧縮機1の吐出圧力および吐出温度が前記加熱器7
の非通電時に比べ低下する。そのため、前記冷媒対水熱
交換器2に流入する冷媒温度は低くなるため、効率が低
下する。しかし、本実施例では、前記運転制御器32が
前記加熱器7の通電時に前記開閉弁29を閉にする。そ
のため、前記冷媒対水熱交換器2から前記圧縮機1への
バイパスの液冷媒が流れなくなり、前記圧縮機1の吐出
温度は上昇し、前記冷媒対水熱交換器2で効率よく高温
まで水を加熱することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明のヒートポン
プ給湯機は、圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装置、蒸
発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循環ポン
プ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続した給湯
回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設け、第1信号
と第1信号より高温の第2信号を発生する第1の温度検
知器と、前記加熱器の下流に設け、前記第1の温度検知
器の第2信号より高温の信号を発生する第2の温度検知
器と、前記加熱器が非通電時は前記第1の温度検知器の
第1信号で、通電時は前記第2の温度検知器の信号で前
記循環ポンプの回転数を制御する回転数制御手段と、前
記加熱器の通電時においても前記第1の温度検知器の第
2信号を検出して前記第2の温度検知器から前記第1の
温度検知器の第1信号に切り換えて前記循環ポンプの回
転数を制御する運転制御器とを備え、前記加熱器が非通
電時は前記冷媒対水熱交換器の出口温度が所定温度とな
るように前記回転数制御手段が前記第1の温度検知器の
第1信号で前記循環ポンプの回転数を制御し、前記貯湯
槽の上部に貯湯する。そして、前記圧縮機と前記加熱器
が併用されて運転された場合には、前記加熱器の出口温
度が所定温度となるように前記回転数制御手段が前記第
2の温度検知器の信号で前記循環ポンプの回転数を制御
し、前記貯湯槽の上部に貯湯する。この場合において、
前記加熱器の出口温度が一定に制御されているにもかか
わらず、外気温度が上昇してヒートポンプ能力が増加あ
るいは前記冷媒対水熱交換器に流入する水温が高くなる
と、前記冷媒対水熱交換器の出口温度が上昇する。そし
て、それを前記第1の温度検知器の第2信号が検出して
前記運転制御器は前記循環ポンプの回転数制御の信号を
前記第2の温度検知器から前記第1の温度検知器の第1
信号に切り換える。よって、前記圧縮機および前記加熱
器の耐久性も向上する。
【0038】また、圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装
置、蒸発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循
環ポンプ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続し
た給湯回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第
1の温度検知器と、前記加熱器の下流に設けた第2の温
度検知器と、前記貯湯槽に設けた湯量検知器と、前記加
熱器が非通電時は前記第1の温度検知器で、通電時は前
記第2の温度検知器の信号で前記循環ポンプの回転数を
制御する回転数制御手段と、直前に前記加熱器を運転し
たか否かを記憶する運転記憶装置と、前記湯量検知器の
信号と前記運転記憶装置から前記圧縮機と前記循環ポン
プおよび加熱器の制御を行う運転制御器とを備え、前記
貯湯槽から出湯されて残湯が前記湯量検知器に達する
と、それを前記運転制御器に信号が送られ、直前の運転
を記憶する運転記憶装置の信号で前記圧縮機単独運転あ
るいは前記圧縮機と前記加熱器の併用運転かを判断し、
追焚き運転を開始する。その際に、前記回転数制御手段
は前記加熱器が非通電で前記圧縮機単独運転の場合には
前記第1の温度検知器で前記循環ポンプの回転数制御を
行い、前記加熱器が通電されて前記圧縮機との併用運転
の場合には、前記第2の温度検知器で前記循環ポンプの
回転数制御を行う。よって、追焚き運転時の沸き上げ湯
温は残湯と同温となるため、出湯された時に安定した湯
温が得られるようになる。
【0039】また、圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装
置、蒸発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循
環ポンプ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続し
た給湯回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第
1の温度検知器と、前記加熱器の下流に設けた第2の温
度検知器と、前記貯湯槽に設けた湯量検知器と、前記加
熱器が非通電時は前記第1の温度検知器で、通電時は前
記第2の温度検知器の信号で前記循環ポンプの回転数を
制御する回転数制御手段と、前記蒸発器の上流に設けた
蒸発温度検知器と、前記湯量検知器の信号で時間計測す
るタイマーと、前記蒸発温度検知器の信号で前記タイマ
ーの時間設定を行うタイマー設定手段と、運転制御器と
を備え、前記貯湯槽から出湯されて、残湯が前記湯量検
知器に達すると、前記運転制御器は追焚き運転の信号を
送る。その際、前記蒸発温度検知器の信号を受け、蒸発
温度が低い場合には、前記タイマー設定手段は前記タイ
マーの時間設定を長く、逆に、蒸発温度が高い場合に
は、前記タイマーの時間設定を短くする。よって、冬季
など蒸発温度が低い場合には、追焚運転時間が長くなり
追焚湯量が多くなり、中間季から夏季など蒸発温度が高
い場合には、追焚湯量を少なくして、省エネルギー化を
はかることができる。
【0040】また、圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装
置、蒸発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循
環ポンプ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続し
た給湯回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第
1の温度検知器と、前記加熱器の下流に設けた第2の温
度検知器と、前記貯湯槽に設けた湯量検知器と、前記加
熱器が非通電時は前記第1の温度検知器で、通電時は前
記第2の温度検知器の信号で前記循環ポンプの回転数を
制御する回転数制御手段と、前記冷媒対水熱交換器の上
流に設けた第3の温度検知器と、運転制御器とを備え、
運転開始時に前記湯量検知器と前記第3の温度検知器の
信号の差が設定値以上の場合は、混合層の高温湯が前記
冷媒対水熱交換器に流入したと判定し、前記運転制御器
は前記圧縮機を停止する。よって、加熱器単独運転する
こともなく効率の高い運転となり、省エネルギー化がは
かれる。一方、前記湯量検知器と前記第3の温度検知器
の信号の差が設定値以下の場合は、前記貯湯槽内全体が
中低温水と判定し、前記運転制御器は前記圧縮機を停止
し、前記加熱器単体で沸き上げ運転を行い、前記第2の
温度検知器の信号で前記循環ポンプの回転数制御を行
う。よって、利用できる湯温で前記貯湯槽下部まで沸き
上げ可能となる。従って、長期未使用において、緊急に
湯が必要となっても、充分に給湯負荷および湯温を満足
することができる。さらに、前記圧縮機の高圧、温度上
昇といった課題もなくなる。
【0041】また、圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装
置、蒸発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循
環ポンプ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続し
た給湯回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第
1の温度検知器と、前記加熱器の下流に設けた第2の温
度検知器と、前記加熱器が非通電時は前記第1の温度検
知器で、通電時は前記第2の温度検知器の信号で前記循
環ポンプの回転数を制御する回転数制御手段と、運転制
御器とを備え、前記運転制御器は運転開始時に前記加熱
器を通電し、前記第2の温度検知器の信号で前記循環ポ
ンプの回転数制御を行う。そして、その後遅延して前記
加熱器を非通電にして、前記第1の温度検知器の信号で
前記循環ポンプの回転数制御を行う。したがって、運転
開始時は前記加熱器を通電するため、所定湯温に速く達
する。
【0042】また、圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装
置、蒸発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循
環ポンプ、前記冷媒対水熱交換器を順次接続した給湯回
路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設け、第1信号と
第1信号より低温の第2信号を発生する温度検知器と、
前記温度検知器の第1信号で前記循環ポンプの回転数を
制御する回転数制御手段と、運転制御器とを備え、前記
運転制御器は運転開始時に前記温度検知器の第2信号で
前記循環ポンプの回転数制御を行い、その後、前記温度
検知器の第1信号に切り換えて前記循環ポンプの回転数
制御を行う。従って、立ち上げ時に前記圧縮機の圧力お
よび吐出温度が異常上昇することもなくなり、耐久性が
向上する。
【0043】また、圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装
置、蒸発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循
環ポンプ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続し
た給湯回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第
1の温度検知器と、前記加熱器の下流に設けた第2の温
度検知器と、前記加熱器が非通電時は前記第1の温度検
知器で、通電時は前記第2の温度検知器の信号で前記循
環ポンプの回転数を制御する回転数制御手段と、前記蒸
発器の上流に設けた蒸発温度検知器と、運転制御器とを
備え、前記蒸発温度検知器の信号で前記加熱器の通電を
選択し、蒸発温度が高い場合はヒートポンプの加熱能力
が大きいため前記加熱器を非通電にし、低い場合には前
記加熱器を通電する。そして、前記加熱器が非通電の場
合には、前記運転制御器が前記冷媒対水熱交換器の下流
に設けた第1の温度検知器の信号で前記循環ポンプの回
転数制御を行い、前記貯湯槽の上部から湯をたくわえて
いく。また、前記加熱器が通電されて前記圧縮機との併
用運転時には、前記運転制御器が前記加熱器の下流に設
けた第2の温度検知器の信号で前記循環ポンプの回転数
を制御し、非通電時より高温の湯を前記貯湯槽上部から
たくわえていく。よって給湯負荷が少ない中間季から夏
季には効率のよいヒートポンプで運転できる。一方、冬
季の給湯負荷が大きい場合には、前記圧縮機と前記加熱
器の併用運転をするため貯湯熱量が多くなり、負荷を満
足させることができる。そして、いづれの運転時にも熱
源出口で温度制御しているため安定した温度の湯が前記
貯湯槽にたくわえられる。
【0044】また、圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装
置、蒸発器、前記接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循
環ポンプ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続し
た給湯回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第
1の温度検知器と、前記加熱器の下流に設けた第2の温
度検知器と、前記加熱器が非通電時は前記第1の温度検
知器で、通電時は前記第2の温度検知器の信号で前記循
環ポンプの回転数を制御する回転数制御手段と、前記蒸
発器の上流に設けた蒸発温度検知器と、前記圧縮機の吸
入管と前記冷媒対水熱交換器の出口管を接続するバイパ
ス管に設けた流量調節手段および開閉弁と、運転制御器
とを備え、前記蒸発温度検知器の信号で前記加熱器の通
電を選択し、蒸発温度が高い場合は前記加熱器を非通電
にし、低い場合には前記加熱器を通電する。その際に、
前記加熱器を通電して前記圧縮機と併用運転した場合、
加熱能力が大きいため前記冷媒対水熱交換器を流れる流
量が多くなり、前記圧縮機の吐出圧力および吐出温度が
前記加熱器の非通電時に比べ低下する。そのため、前記
冷媒対水熱交換器に流入する冷媒温度は低くなるため、
効率が低下する。しかし、本発明では、前記運転制御器
が前記加熱器の通電時に前記開閉弁を閉にする。そのた
め、前記冷媒対水熱交換器から前記圧縮機へのバイパス
の液冷媒が流れなくなり、前記圧縮機の吐出温度は上昇
し、前記冷媒対水熱交換器で効率よく高温まで水を加熱
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるヒートポンプ給湯機
の構成図
【図2】本発明の他の実施例におけるヒートポンプ給湯
機の構成図
【図3】本発明の他の実施例におけるヒートポンプ給湯
機の構成図
【図4】本発明の他の実施例におけるヒートポンプ給湯
機の構成図
【図5】本発明の他の実施例におけるヒートポンプ給湯
機の構成図
【図6】本発明の他の実施例におけるヒートポンプ給湯
機の構成図
【図7】本発明の他の実施例におけるヒートポンプ給湯
機の構成図
【図8】本発明の他の実施例におけるヒートポンプ給湯
機の構成図
【図9】従来のヒートポンプ給湯機の構成図
【符号の説明】
1 圧縮機 2 冷媒対水熱交換器 3 減圧装置 4 蒸発器 5 貯湯槽 6 循環ポンプ 7 加熱器 8 第1の温度検知器 9 第2の温度検知器 10 回転数制御手段 11 運転制御器 12 第1の温度検知器 13 第2の温度検知器 14 湯量検知器 15 回転数制御手段 16 運転記憶装置 17 運転制御器 18 蒸発温度検知器 19 タイマー 20 タイマー設定手段 21 運転制御器 22 第3の温度検知器 23 運転制御器 24 運転制御器 25 温度検知器 26 回転数制御手段 27 運転制御器 28 運転制御器 29 開閉弁 30 バイパス管 31 流量調節手段 32 運転制御器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装置、蒸
    発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循環ポン
    プ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続した給湯
    回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設け、第1信号
    と第1信号より高温の第2信号を発生する第1の温度検
    知器と、前記加熱器の下流に設け、前記第1の温度検知
    器の第2信号より高温の信号を発生する第2の温度検知
    器と、前記加熱器が非通電時は前記第1の温度検知器の
    第1信号で、通電時は前記第2の温度検知器の信号で前
    記循環ポンプの回転数を制御する回転数制御手段と、前
    記加熱器の通電時においても前記第1の温度検知器の第
    2の信号を検出して前記の第2温度検知器から前記第1
    の温度検知器の第1信号に切り換えて前記循環ポンプの
    回転数を制御する運転制御器とを備えたヒートポンプ給
    湯機。
  2. 【請求項2】圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装置、蒸
    発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循環ポン
    プ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続した給湯
    回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第1の温
    度検知器と、前記加熱器の下流に設けた第2の温度検知
    器と、前記貯湯槽に設けた湯量検知器と、前記加熱器が
    非通電時は前記第1の温度検知器で、通電時は前記第2
    の温度検知器の信号で前記循環ポンプの回転数を制御す
    る回転数制御手段と、直前に前記加熱器を運転したか否
    かを記憶する運転記憶装置と、前記湯量検知器の信号と
    前記運転記憶装置から前記圧縮機と前記循環ポンプおよ
    び前記加熱器の制御を行う運転制御器とを備えたヒート
    ポンプ給湯機。
  3. 【請求項3】圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装置、蒸
    発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循環ポン
    プ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続した給湯
    回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第1の温
    度検知器と、前記加熱器の下流に設けた第2の温度検知
    器と、前記貯湯槽に設けた湯量検知器と、前記加熱器が
    非通電時は前記第1の温度検知器で、通電時は前記第2
    の温度検知器の信号で前記循環ポンプの回転数を制御す
    る回転数制御手段と、前記蒸発器の上流に設けた蒸発温
    度検知器と、前記湯量検知器の信号で時間計測するタイ
    マーと、前記蒸発温度検知器の信号で前記タイマーの時
    間設定を行うタイマー設定手段と、前記湯量検知器と前
    記タイマーの信号で前記圧縮機、前記循環ポンプおよび
    前記加熱器の制御を行う運転制御器とを備えたヒートポ
    ンプ給湯機。
  4. 【請求項4】圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装置、蒸
    発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循環ポン
    プ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続した給湯
    回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第1の温
    度検知器と、前記加熱器の下流に設けた第2の温度検知
    器と、前記貯湯槽に設けた湯量検知器と、前記加熱器が
    非通電時は前記第1の温度検知器で、通電時は前記第2
    の温度検知器の信号で前記循環ポンプの回転数を制御す
    る回転数制御手段と、前記冷媒対水熱交換器の上流に設
    けた第3の温度検知器と、前記湯量検知器の信号と前記
    第3の温度検知器の信号から前記圧縮機、前記循環ポン
    プおよび前記加熱器の制御を行う運転制御器とを備えた
    ヒートポンプ給湯機。
  5. 【請求項5】圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装置、蒸
    発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循環ポン
    プ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続した給湯
    回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第1の温
    度検知器と、前記加熱器の下流に設けた第2の温度検知
    器と、前記加熱器が非通電時は前記第1の温度検知器
    で、通電時は前記第2の温度検知器の信号で前記循環ポ
    ンプの回転数を制御する回転数制御手段と、運転開始時
    に前記加熱器の通電、その後遅延して前記加熱器の非通
    電の制御を行う運転制御器とを備えたヒートポンプ給湯
    機。
  6. 【請求項6】圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装置、蒸
    発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循環ポン
    プ、前記冷媒対水熱交換器を順次接続した給湯回路と、
    前記冷媒対水熱交換器の下流に設け、第1信号と第1信
    号より低温の第2信号を発生する温度検知器と、前記温
    度検知器の第1信号で前記循環ポンプの回転数を制御す
    る回転数制御手段と、運転開始時に前記第6温度検知器
    の第2信号で前記循環ポンプの回転数制御を行う運転制
    御器とを備えたヒートポンプ給湯機。
  7. 【請求項7】圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装置、蒸
    発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循環ポン
    プ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続した給湯
    回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第1の温
    度検知器と、前記加熱器の下流に設けた第2の温度検知
    器と、前記加熱器が非通電時は前記第1の温度検知器
    で、通電時は前記第2の温度検知器の信号で前記循環ポ
    ンプの回転数を制御する回転数制御手段と、前記蒸発器
    の上流に設けた蒸発温度検知器と、前記蒸発温度検知器
    の信号で前記加熱器の制御を行う運転制御器とを備えた
    ヒートポンプ給湯機。
  8. 【請求項8】圧縮機、冷媒対水熱交換器、減圧装置、蒸
    発器を順次接続した冷媒循環回路と、貯湯槽、循環ポン
    プ、前記冷媒対水熱交換器、加熱器を順次接続した給湯
    回路と、前記冷媒対水熱交換器の下流に設けた第1の温
    度検知器と、前記加熱器の下流に設けた第2の温度検知
    器と、前記加熱器が非通電時は前記第1の温度検知器
    で、通電時は前記第2の温度検知器の信号で前記循環ポ
    ンプの回転数を制御する回転数制御手段と、前記蒸発器
    の上流に設けた蒸発温度検知器と、前記圧縮機の吸入管
    と前記冷媒対水熱交換器の出口管を接続するバイパス管
    に設けた流量調節手段および開閉弁と、前記蒸発温度検
    知器の信号で前記加熱器および前記開閉弁の制御を行う
    運転制御器とを備えたヒートポンプ給湯機。
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JP2011058703A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Corona Corp ヒートポンプ式給湯器

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