JPH08135552A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JPH08135552A
JPH08135552A JP27208594A JP27208594A JPH08135552A JP H08135552 A JPH08135552 A JP H08135552A JP 27208594 A JP27208594 A JP 27208594A JP 27208594 A JP27208594 A JP 27208594A JP H08135552 A JPH08135552 A JP H08135552A
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Hitoshi Tagami
均 田上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボルト締結時、内燃機関用点火装置と点火プ
ラグとの嵌合部に生ずる機械的ストレスを緩和する内燃
機関用点火装置を提供する。 【構成】 内燃機関用点火装置10は、コイル本体11
とゴムブーツ部12とステー部13とスペーサ20とか
ら構成される。ステー部13に取付けられたスペーサ2
0の上端面20aおよびスペーサ下端面20bは、凸状
の曲面形状に形成され、中心軸部分に形成された貫通孔
20cの開口部外周縁がスペーサ上端面20aおよびス
ペーサ下端面20bの周縁部より軸方向外側に突出する
形状に形成される。スペーサ20を貫通するボルト40
によりシリンダヘッド30にコイル本体11を取付ける
場合、例えばスペーサ20、シリンダヘッド30の加工
誤差、取付誤差等が生じても、コイル本体11に発生す
る曲げモーメントをスペーサ20の曲面形状により小さ
くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用点火装置に
関するもので、特に点火コイルの組付性を向上する内燃
機関用点火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関(以下「エンジン」
という)のシリンダヘッドに形成されるプラグホールに
点火プラグが埋込まれ、この点火プラグに直接給電する
内燃機関用点火装置がある。この種の内燃機関用点火装
置をエンジンに固定する方法では、プラグホールに挿入
した内燃機関用点火装置の下端部を点火プラグに嵌合さ
せた後、内燃機関用点火装置の上端部に設けられた支持
部の1箇所で筒状のスペーサを介してボルトによりシリ
ンダヘッドに締付け固定している。したがって、ボルト
固定時には、プラグホールの軸と内燃機関用点火装置の
軸とが略平行になる必要があり、ボルト固定されるとき
に接するボルト頭部の下端面、スペーサの上下両端面お
よびシリンダヘッド上端面は、各面同士がそれぞれ平行
を保つように加工されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の内燃機関用点火装置によると、ボルト頭部の
下端面、スペーサの上下両端面およびシリンダヘッド上
端面を各面同士がそれぞれ平行を保つように高精度に加
工する必要があることから、コストの増大を招くという
問題がある。
【0004】一方、ボルト頭部の下端面、スペーサの上
下両端面およびシリンダヘッド上端面のいずれかに加工
誤差が生ずると、前記各面同士が平行を保てないことか
ら、ボルトを締付けるにしたがいプラグホールに挿入し
た内燃機関用点火装置がプラグホールの軸に対して傾
く。すると、外径より軸方向長さが長い内燃機関用点火
装置をプラグホールに取付ける場合、この内燃機関用点
火装置の下端部がプラグホールの内壁に近づくように傾
くため、内燃機関用点火装置の下端部と点火プラグとの
嵌合部分には径方向の力が加わる。その結果、前記嵌合
部分の周囲を包む絶縁部材の高電圧シール特性を悪化さ
せるおそれがあり、また前記嵌合部分に発生する多大な
機械的ストレスにより内燃機関用点火装置および点火プ
ラグを破損させるおそれがある。
【0005】さらに、スペーサの上下両端面がボルト頭
部の下端面およびシリンダヘッドの上端面と傾いた状態
でボルトの締付けを完了させた場合、内燃機関用点火装
置を固定するのに必要な軸方向の力が十分に得られない
という問題がある。本発明は、このような問題を解決す
るためになされたもので、ボルト締結時、内燃機関用点
火装置と点火プラグとの嵌合部に生ずる機械的ストレス
を緩和する内燃機関用点火装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに本発明による請求項1記載の内燃機関用点火装置
は、シリンダヘッドの凹部に埋設された点火プラグに嵌
合可能な一方の端部を有するコイル本体と、前記コイル
本体の他方の端部に形成され、ボルトによって前記コイ
ル本体を前記シリンダヘッドに固定する固定部と、前記
固定部と前記シリンダヘッドとの間に介装され、かつ前
記ボルトが貫通する貫通孔を有し、上下端面が前記固定
部より突出するように形成されるスペーサとを備え、前
記ボルトの頭部と接する前記スペーサの上端面または前
記シリンダヘッドと接する前記スペーサの下端面の少な
くとも一方が凸状曲面に形成されることを特徴とする。
【0007】また、本発明による請求項2記載の内燃機
関用点火装置は、シリンダヘッドの凹部に埋設された点
火プラグに嵌合可能な一方の端部を有するコイル本体
と、前記コイル本体の他方の端部に形成され、ボルトに
よって前記コイル本体を前記シリンダヘッドに固定する
固定部と、前記ボルトが貫通し、前記固定部と前記シリ
ンダヘッドとの間に介装される弾性部材とを備えること
を特徴とする。
【0008】また、本発明による請求項3記載の内燃機
関用点火装置は、シリンダヘッドの凹部に埋設された点
火プラグに嵌合可能な一方の端部を有するコイル本体
と、前記コイル本体の他方の端部に形成され、ボルトに
よって前記コイル本体を前記シリンダヘッドに固定する
固定部と、前記ボルトが貫通し、前記ボルトの頭部と前
記固定部との間に介装される弾性部材とを備えることを
特徴とする。
【0009】また、本発明による請求項4記載の内燃機
関用点火装置は、請求項2記載の内燃機関用点火装置に
おいて、前記弾性部材は、前記固定部と前記シリンダヘ
ッドとの間をシールするシール部材と一体成形されるこ
とを特徴とする。また、本発明による請求項5記載の内
燃機関用点火装置は、請求項2または3記載の内燃機関
用点火装置において、前記弾性部材は、圧縮コイルスプ
リングであることを特徴とする。
【0010】また、本発明による請求項6記載の内燃機
関用点火装置は、請求項2、3また4記載の内燃機関用
点火装置において、前記弾性部材は、ゴムまたはエラス
トマーからなることを特徴とする。
【0011】
【作用および発明の効果】本発明の請求項1記載の内燃
機関用点火装置によると、コイル本体の固定部とシリン
ダヘッドとの間には、上端面または下端面の少なくとも
一方が凸状曲面に形成されるスペーサが介装されること
から、このスペーサを貫通するボルトによりシリンダヘ
ッドにコイル本体を取付ける場合、例えばスペーサ、シ
リンダヘッドの加工誤差、取付誤差等が生じても、シリ
ンダヘッドとスペーサとの接触位置とスペーサとボルト
の頭部との接触位置との水平方向間隔を小さくすること
ができる。したがって、ボルト締付け時、コイル本体に
発生する曲げモーメントを小さくすることができる。こ
れにより、点火プラグと嵌合可能なコイル本体の端部に
加わる機械的ストレスを緩和する効果がある。また、ス
ペーサの上端面または下端面の少なくとも一方が凸状曲
面に形成されることから、このスペーサを貫通するボル
トによりシリンダヘッドにコイル本体を取付ける場合、
例えばスペーサ、シリンダヘッドの加工誤差、取付誤差
等が生じても、スペーサの上端面とボルトの頭部との接
触面積およびスペーサの下端面とシリンダヘッドとの接
触面積を大きくすることができる。これにより、過剰な
ボルトの締付けを行うことなく、シリンダヘッドにコイ
ル本体を固定するのに必要な軸方向の締結力を得る効果
がある。
【0012】本発明の請求項2記載の内燃機関用点火装
置によると、コイル本体の固定部とシリンダヘッドとの
間には、弾性部材が介装されることから、この弾性部材
を貫通するボルトによりシリンダヘッドにコイル本体を
取付ける場合、例えば固定部、シリンダヘッドの加工誤
差、取付誤差等が生じても、弾性部材の軸方向の変形に
よってこれらの誤差による隙間を吸収することができ
る。この弾性部材の弾性力により、点火プラグとコイル
本体の端部に加わる機械的ストレスを緩和するととも
に、シリンダヘッドにコイル本体を固定するのに必要な
軸方向の締結力を得る効果がある。
【0013】本発明の請求項3記載の内燃機関用点火装
置によると、本体の固定部と、コイル本体をシリンダヘ
ッドに取付けるボルトの頭部とコイルの間には、弾性部
材が介装されることから、この弾性部材を貫通するボル
トによりシリンダヘッドに内燃機関用点火装置を取付け
る場合、例えば固定部、シリンダヘッドの加工誤差、取
付誤差等が生じても、弾性部材の軸方向の変形によって
これらの誤差による隙間を吸収することができる。この
弾性部材の弾性力により、点火プラグと嵌合可能な内燃
機関用点火装置の端部に加わる機械的ストレスを緩和す
るとともに、シリンダヘッドに内燃機関用点火装置を固
定するのに必要な軸方向の締結力を得る効果がある。
【0014】本発明の請求項4記載の内燃機関用点火装
置によると、コイル本体の固定部とシリンダヘッドとの
間には、コイル本体が貫通するシール部と一体成形され
る弾性部材が介装されることから、この弾性部材を貫通
するボルトによりシリンダヘッドにコイル本体を取付け
る場合、例えば、固定部、シリンダヘッドの加工誤差、
取付誤差等が生じても、弾性部材の軸方向の変形によっ
てこれらの誤差による隙間を吸収することができ、また
シリンダヘッドに内燃機関用点火装置を取付けると同時
にシリンダヘッドの凹部開口面と固定部との隙間をシー
ルすることができる。これにより、この弾性部材の弾性
力により、点火プラグとコイル本体の端部に加わる機械
的ストレスを緩和するとともに、シリンダヘッドにコイ
ル本体を固定するのに必要な軸方向の締結力を得ること
ができ、さらにシール部によりシリンダヘッドの凹部へ
の水の侵入を防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による内燃機関用点
火装置を図1〜図5に示す。図1および図2に示すよう
に、内燃機関用点火装置10は、コイル本体11とゴム
ブーツ部12とステー部13とスペーサ20とから構成
されている。
【0016】コイル本体11は、例えば樹脂からなる外
径より軸方向長さが長い円筒状に形成され、点火プラグ
80に供給する高電圧を発生させる高電圧発生部を内蔵
している。コイル本体11の一端に位置する嵌合部11
aの内部には、点火プラグ80の電極部81と電気的に
接続させる給電用スプリング15が収容されている。高
電圧をシールする筒状のゴムブーツ部12は、一端部の
内径が嵌合部11aを嵌入可能な形状に形成されてい
る。またゴムブーツ部12の他端部の内径は、点火プラ
グ80の上部が嵌入可能な形状に形成されている。
【0017】コイル本体11の他端には、ステー部13
がコイル本体11と一体成形されており、ステー部13
の端部には穴13aが形成されている。この穴13aに
は、インサートまたはアウトサート等の方法により取付
けられたスペーサ20が位置している。スペーサ20の
中心軸部分にはボルト40を挿入可能な貫通孔20cが
形成されており、シリンダヘッド30にはボルト40が
螺合可能な雌ねじ部を有するねじ穴33が形成されてい
る。スペーサ20にボルト40を挿入し、ねじ穴33に
螺合させて締付けることにより、内燃機関用点火装置1
0がシリンダヘッド30に取付可能になっている。
【0018】スペーサ20は、例えば真鍮やアルミニウ
ム等の高い剛性を有する金属またはセラミックからなる
円筒状に形成されている。スペーサ20の一端部は前述
の穴13aに嵌入可能な外径に形成され、この一端部の
外径より大きな径に他端部の外径が形成されている。し
たがって、外径の小さいスペーサ上端面20aがボルト
頭部41に接し、また外径の大きいスペーサ下端面20
bがシリンダヘッド30に接するようにスペーサ20が
ステー部13に取付けられている。スペーサ上端面20
aおよびスペーサ下端面20bは、凸状の曲面形状に形
成されており、中心軸部分に形成された貫通孔20cの
開口部外周縁がスペーサ上端面20aおよびスペーサ下
端面20bの周縁部より軸方向外側に突出する形状に形
成されている。
【0019】次に、シリンダヘッド30に内燃機関用点
火装置10を組付ける工程を図1および図3に基づいて
説明する。図1に示すように、シリンダヘッド30には
シリンダ方向に延びる円柱状のプラグホール32が形成
されており、このプラグホール32の底部には点火プラ
グ80が固定されている。またシリンダヘッド30に
は、プラグホール32の近傍に位置するねじ穴33がプ
ラグホール32と平行に形成されている。
【0020】プラグホール32の底部に固定される点火
プラグ80の上部がコイル本体11の嵌合部11aに嵌
合するように、コイル本体11をプラグホール32に挿
入する。この挿入によりコイル本体11の給電用スプリ
ング15が点火プラグ80の電極部81に押付けられ、
コイル本体11に内蔵されている高電圧発生部が発生す
る高電圧が点火プラグ80に供給可能になる。
【0021】ステー部13に取付けられたスペーサ20
の貫通孔20cがシリンダヘッド30に形成されたねじ
穴33と連通するように、ステー部13の位置決めを行
った後、貫通孔20cにボルト40を挿入し、ねじ穴3
3にボルト40をねじ込む。図3に示すように、ボルト
40を徐々に締付けることにより、スペーサ20がボル
ト頭部41とシリンダヘッド上端面31との間に挟まれ
ボルト40が所定の締付けトルクに達したとき、ボルト
40の締付けが完了し、内燃機関用点火装置10がシリ
ンダヘッド30に固定される。
【0022】ここで、上下両端面を平坦にしたスペーサ
を備えた内燃機関用点火装置5をシリンダヘッド30に
取付ける比較例を図4に基づいて説明する。図4に示す
ように、スペーサ上端面17aおよびスペーサ下端面1
7bは、シリンダヘッド30に比較例の内燃機関用点火
装置5を取付けたとき、ボルト頭部下端面41a、スペ
ーサ上端面17a、スペーサ下端面17b、シリンダヘ
ッド上端面31がそれぞれ平行になるように設定されて
いる。ところが、内燃機関用点火装置5、スペーサ1
7、シリンダヘッド30のねじ穴33、またはボルト4
0の各加工誤差あるいは内燃機関用点火装置5とスペー
サ17との取付誤差等により、ボルト40の締付け時、
ボルト頭部下端面41a、スペーサ上端面17a、スペ
ーサ下端面17b、シリンダヘッド上端面31(以下
「各端面」という)をそれぞれ平行な位置関係に保つこ
とができない場合がある。すると、ボルト頭部下端面4
1aとスペーサ上端面17aとの間に隙間53が生じ、
スペーサ下端面17bとシリンダヘッド上端面31との
間に隙間54が生ずる。したがって、ボルト頭部下端面
41aとスペーサ上端面17aとは図4中の矢印Cが示
す位置で接触し、スペーサ下端面17bとシリンダヘッ
ド上端面31とは矢印Dが示す位置で接触することにな
る。この矢印Cが示す位置と矢印Dが示す位置との水平
方向距離は、図4中のYで表されている。
【0023】このように、スペーサ17の上下両端面を
平坦に設定しても加工誤差等により前記各端面同士が平
行な位置関係に保てない場合、ボルト40を締付けるに
したがいスペーサ上端面17aおよびスペーサ下端面1
7bをそれぞれボルト頭部下端面41a、シリンダヘッ
ド上端面31と平行にしようとする曲げモーメントが水
平方向距離Yに比例して生ずる。その結果、コイル本体
11に曲げモーメントが生じ、コイル本体11の下端に
位置するゴムブーツ部12に対し径方向の力が発生す
る。これにより、図1に示すゴムブーツ部12内に位置
する内燃機関用点火装置5の嵌合部11aと点火プラグ
80との接続部、ゴムブーツ部12、および点火プラグ
80に機械的ストレスが生じ、またコイル本体11の各
部において機械的ストレスが生ずることになる。特に外
径寸法に対して軸方向長さが長くなるほど、コイル本体
11の下端部に加わる径方向の力が大きくなる。
【0024】図3に示すように、前述した比較例に対
し、本第1実施例のコイル本体11に取付けられるスペ
ーサ20のスペーサ上端面20aおよびスペーサ下端面
20bは、それぞれ凸状の曲面形状に形成されている。
この曲面形状は、ボルト頭部下端面41a、スペーサ上
端面20a、スペーサ下端面20b、シリンダヘッド上
端面31の加工誤差等を吸収するためのものである。例
えばボルト40の締付時、ボルト頭部下端面41aとス
ペーサ上端面17aとの間に隙間51が生じ、スペーサ
下端面17bとシリンダヘッド上端面31との間に隙間
52が生じた場合、ボルト頭部下端面41aとスペーサ
上端面17aとは図3中の矢印Aが示す位置で接触し、
スペーサ下端面17bとシリンダヘッド上端面31とは
矢印Bが示す位置で接触する。この矢印Aが示す位置と
矢印Bが示す位置との水平方向距離は、図3中のXで表
されており、スペーサ17を用いた比較例の水平方向距
離Yと比較するとX<Yの大小関係になる。したがっ
て、スペーサ17を用いた比較例に較べコイル本体11
に対する曲げモーメントを小さくすることができる。こ
の水平方向距離Xは、ボルト40を締付けるにしたがい
小さくすることができるため、コイル本体11に対する
曲げモーメントをさらに小さくすることができる。これ
により、嵌合部11aと点火プラグ80との接続部に生
ずる機械的ストレスを緩和することができる。
【0025】また、スペーサ上端面20aおよびスペー
サ下端面20bは、曲面形状に形成されていることか
ら、矢印A、Bで示す位置の接触面積をスペーサ17を
用いた場合の矢印C、Dで示す位置の接触面積より大き
くすることができる。これにより、スペーサ上端面20
aおよびスペーサ下端面20bがボルト頭部下端面41
a、シリンダヘッド上端面31とそれぞれ平行になるま
でボルト40の締付けを行う必要はなく、一定の締付ト
ルクがボルト40に発生した時点で締付けを完了すれ
ば、内燃機関用点火装置10をシリンダヘッド30に固
定するのに必要な軸方向の力を得ることができる。
【0026】さらに、プラグホール32の深さが異なる
場合、プラグホールの深さ毎に応じた長さのスペーサを
用意することにより、内燃機関用点火装置の長さを変更
することなく、深さの異なるプラグホールに内燃機関用
点火装置10を取付けることができる。これにより、1
種類の長さの内燃機関用点火装置をプラグホールの深さ
が異なるシリンダヘッドに搭載できることから、内燃機
関用点火装置を標準化できる。
【0027】ここで、スペーサ20の取付け方向の変形
例を図5および図6に示す。前述のように、スペーサ2
0は、外径の小さいスペーサ上端面20aがボルト頭部
41に接し、また外径の大きいスペーサ下端面20bが
シリンダヘッド30に接するようにステー部13に取付
けられている。しかしこれに限られることはなく、図5
に示すように、外径の大きいスペーサ上端面20bがボ
ルト頭部41に接し、また外径の小さいスペーサ下端面
20aがシリンダヘッド30に接するようにステー部1
3に取付けても良い。また図6に示すように、上端面2
2aの外径を大きくして下端面22bの外径と同径にし
たスペーサ22を用いても良い。
【0028】なお、第1実施例では、スペーサ20の上
下両端面を凸状の曲面形状に形成したが、本発明ではこ
れに限られることはなく、例えばスペーサの上端面また
は下端面のいずれか一方を凸状の曲面形状に形成しても
良い。 (第2実施例)本発明の第2実施例による内燃機関用点
火装置を図6に示す。第1実施例と実質的に同一の構成
部分については同一符号を付す。
【0029】図6に示すように、内燃機関用点火装置1
0のステー部13とシリンダヘッド30との間に位置す
るスペーサ21が弾性部材からなり、このスペーサ21
の上下両端面が平坦に形成されている点が第1実施例と
異なる。スペーサ21は、例えばゴム、エラストマー等
の弾性部材からなる円筒状に形成され、スペーサ上端面
21aおよびスペーサ下端面21bが平坦に形成されて
いる。スペーサ21の一端部はステー部13の穴部13
aに嵌入可能な外径に形成され、この一端部の外径より
大きな径に他端部の外径が形成されている。スペーサ2
1の中心軸部分には貫通孔21cが形成され、この貫通
孔21cの内壁に嵌合可能な円筒状からなるカラー24
が嵌入されている。このカラー24は、例えばステンレ
ス等の金属からなる。
【0030】組付時、ボルト40を締付けるにしたがい
スペーサ21等の各加工誤差等により、スペーサ21の
スペーサ上端面21aおよびスペーサ下端面21bがボ
ルト頭部下端面41aおよびシリンダヘッド上端面31
とそれぞれ平行に保つことができない非平行状態を生ず
る場合がある。すると、ボルト頭部下端面41aとスペ
ーサ上端面21aとの間およびスペーサ下端面21bと
シリンダヘッド上端面31との間にそれぞれ隙間が生ず
ることになる。ところが、ボルト40の締付けをさらに
進めることによりスペーサ21が軸方向に変形すること
から、この非平行状態による隙間を吸収することができ
る。これにより、スペーサ21の弾性力がボルト40に
必要とする軸方向の力を十分に生じさせることができ
る。
【0031】また、スペーサ21の変形によりこの非平
行状態による隙間を吸収することから、コイル本体11
に対する曲げモーメントを小さくすることができる。こ
れにより、嵌合部11aと点火プラグ80との接続部に
生ずる機械的ストレスを緩和することができる。さら
に、プラグホール32の深さが異なる場合、プラグホー
ルの深さ毎に応じた長さのスペーサを用意することによ
り、内燃機関用点火装置の長さを変更することなく、深
さの異なるプラグホールに内燃機関用点火装置10を取
付けることができる。これにより、1種類の長さの内燃
機関用点火装置をプラグホールの深さが異なるシリンダ
ヘッドに搭載できることから、内燃機関用点火装置を標
準化できる。
【0032】なお、第2実施例では、スペーサ21のス
ペーサ上端面21aおよびスペーサ下端面21bを平坦
になるように形成したが、本発明ではこれに限られるこ
とはなく、例えば凸状曲面等でも良い。この場合、第1
実施例と同様の効果が得られることから、第1実施例の
効果と複合した効果が得られる。また、第2実施例で
は、スペーサ21の貫通孔21cにカラー24を嵌入し
たが、本発明では、例えばカラーを用いなくても良い。
【0033】さらに、第2実施例では、ステー部13に
形成された1箇所の穴13aに貫通するボルト40によ
りシリンダヘッド30に内燃機関用点火装置10が取付
けられているが、本発明ではこれに限られることはな
く、例えばコイル本体を挟むような位置に2箇所以上の
穴をステー部に設けボルトによりシリンダヘッドに内燃
機関用点火装置を取付けても良い。
【0034】(第3実施例)本発明の第3実施例による
内燃機関用点火装置を図7に示す。第1実施例と実質的
に同一の構成部分については同一符号を付す。図7に示
すように、内燃機関用点火装置10のステー部13とシ
リンダヘッド30との間に位置するスペーサに代えてス
プリング50を用いた点が第1実施例と異なる。
【0035】コイル本体11のステー部13に形成され
る穴部13aには、例えばステンレス等の金属からなる
円筒状のカラー60がインサートまたはアウトサート等
の方法により取付けられている。このカラー60の中心
軸部分には穴部60aが形成されており、ボルト40が
貫通可能になっている。また穴部60aを貫通したボル
ト40の軸方向中間部には、ボルト軸部42の外周を覆
う金属からなる圧縮コイルスプリング50が位置してい
る。さらにボルト軸部42は、金属からなるワッシャ7
0に形成される穴部71を貫通している。このワッシャ
70の穴部71は、ボルト軸部42に形成されたねじ山
の外径より僅かに小さい径に形成されている。したがっ
て、内燃機関用点火装置10の組付時、ステー部13の
カラー60、圧縮コイルスプリング50、ワッシャ70
の順にボルト40を挿入すると、ワッシャ70がボルト
軸部42から容易に外れないことから、ステー部13と
ワッシャ70との間に位置する圧縮コイルスプリング5
0の脱落を防止している。シリンダヘッド30に形成さ
れるねじ穴33はボルト40を締付けを完了時、圧縮コ
イルスプリング50に適度な反発力を生じる程度のねじ
穴深さに設定されている。
【0036】組付時、ボルト40を締付けるにしたがい
カラー60等の各加工誤差等により、カラー60のカラ
ー上端面60bおよびカラー下端面60cがボルト頭部
下端面41aおよびシリンダヘッド上端面31とそれぞ
れ平行に保つことができない非平行状態を生ずる場合が
ある。ところが、ボルト40を締付けるにしたがい圧縮
コイルスプリング50が押縮められ変形することから、
この非平行状態による隙間を吸収することができる。ボ
ルト40の下端部がねじ穴33の底部に当接するまでボ
ルト40の締付けを行うことによりスプリング50に適
度な反発力を生じさせることができる。
【0037】また、圧縮コイルスプリング50の変形に
よりこの非平行状態による隙間を吸収することから、コ
イル本体11に対する曲げモーメントを小さくすること
ができる。これにより、嵌合部11aと点火プラグ80
との接続部に生ずる機械的ストレスを緩和することがで
きる。さらに、プラグホール32の深さが異なる場合、
プラグホールの深さ毎に応じた長さの圧縮コイルスプリ
ングを用意することにより、内燃機関用点火装置の長さ
を変更することなく、深さの異なるプラグホールに内燃
機関用点火装置10を取付けることができる。これによ
り、1種類の長さの内燃機関用点火装置をプラグホール
の深さが異なるシリンダヘッドに搭載できることから、
内燃機関用点火装置を標準化できる。
【0038】さらにまた、ワッシャ70により圧縮コイ
ルスプリング50の脱落を防止することによって、ボル
ト40、スプリング50を内燃機関用点火装置10と一
体に供給することができ、組付作業性を向上させること
ができる。なお、第3実施例では、ステー部13に形成
された1箇所の穴13aに貫通するボルト40によりシ
リンダヘッド30に内燃機関用点火装置10が取付けら
れているが、本発明ではこれに限られることはなく、例
えばコイル本体を挟むような位置に2箇所以上の穴をス
テー部に設けボルトによりシリンダヘッドに内燃機関用
点火装置を取付けても良い。
【0039】(第4実施例)本発明の第4実施例による
内燃機関用点火装置を図8に示す。第1実施例と実質的
に同一の構成部分については同一符号を付す。図8に示
すように、内燃機関用点火装置10のステー部13とシ
リンダヘッド30との間に位置するスペーサに代えて、
ボルト40のボルト頭部下端面41aとステー部上端面
13bとの間に圧縮コイルスプリング50を用いた点が
第1実施例と異なる。
【0040】コイル本体11のステー部13に形成され
る穴部13aには、例えばステンレス等の金属からなる
円筒状のカラー62がインサートまたはアウトサートの
方法により取付けられている。このカラー62の中心軸
部分には穴部62bが形成されており、ボルト40が貫
通可能になっている。この穴部62bの内壁には、ボル
ト40のねじ山径より僅かに小さい内径を有する鍔部6
2dが形成されている。ステー部13の下端面13cが
シリンダヘッド上端面31と接触することを防止するた
め、カラー62の下端部62aがステー部13の下端面
13cより突出するように形成されている。シリンダヘ
ッド30に形成されるねじ穴33はボルト40を締付け
を完了時、圧縮コイルスプリング50に適度な反発力を
生じる程度のねじ穴深さに設定されている。
【0041】組付時、ボルト40を締付けるにしたがい
カラー62等の各加工誤差等により、カラー62のカラ
ー上端面62cおよびカラー下端面62aがボルト頭部
下端面41aおよびシリンダヘッド上端面31とそれぞ
れ平行に保つことができない非平行状態を生ずる場合が
ある。ところが、ボルト40を締付けるにしたがい圧縮
コイルスプリング50が押縮められ変形することから、
この非平行状態による隙間を吸収することができる。ボ
ルト40の下端部がねじ穴33の底部に当接するまでボ
ルト40の締付けを行うことによりスプリング50に適
度な反発力を生じさせることができる。
【0042】また、圧縮コイルスプリング50の変形に
よりこの非平行状態による隙間を吸収することから、コ
イル本体11に対する曲げモーメントを小さくすること
ができる。これにより、嵌合部11aと点火プラグ80
との接続部に生ずる機械的ストレスを緩和することがで
きる。さらに、圧縮コイルスプリング50、ワッシャ7
0、ステー部13のカラー62の順にボルト40を挿入
すると、ステー部13からボルト軸部42が容易に脱落
しないことから、カラー62に挿入されたボルト40、
圧縮コイルスプリング50、ワッシャ70の脱落を防止
することができる。これにより、ボルト40、スプリン
グ50を内燃機関用点火装置10と一体に供給すること
ができ、組付作業性を向上させることができる。
【0043】さらにまた、ステンレスからなるカラー6
2の下端部62aがステー部13の下端面13cより突
出していることから、樹脂からなるステー部13の下端
面13cがシリンダヘッド上端面31と接触することが
なく、カラー62の下端部62aがシリンダヘッド上端
面31と接触する。なお、第4実施例では、圧縮コイル
スプリング50とステー部13の上端面13bとの間に
ワッシャ70を挿入したが、本発明では、例えばワッシ
ャを用いなくても良い。
【0044】また、第4実施例では、ステー部13に形
成された1箇所の穴13aに貫通するボルト40により
シリンダヘッド30に内燃機関用点火装置10が取付け
られているが、本発明ではこれに限られることはなく、
例えばコイル本体を挟むような位置に2箇所以上の穴を
ステー部に設けボルトによりシリンダヘッドに内燃機関
用点火装置を取付けても良い。この場合、カラーの下端
部がシリンダヘッド上端面と接触しないようなボルトの
長さ、ねじ穴の深さ、またはカラーの軸方向長さが設定
される。これにより、カラーの下端部とシリンダヘッド
上端面とが接触しなくても、ボルトの外周を覆う圧縮コ
イルスプリングのシリンダ方向の付勢力により内燃機関
用点火装置がシリンダヘッドに十分に固定される。
【0045】(第5実施例)本発明の第5実施例による
内燃機関用点火装置を図9に示す。第1実施例と実質的
に同一の構成部分については同一符号を付す。図9に示
すように、内燃機関用点火装置のステー部13とシリン
ダヘッド30との間に位置する弾性部材からなるスペー
サ26にステー部13の下端面13cとプラグホール3
2の開口部上端面32aとを防水シールするシール部を
設けた点が第1実施例と異なる。
【0046】スペーサ26は、例えばゴム、エラストマ
ー等の弾性部材からなり、スペーサ部26aとシール部
26bとが一体成形されている。スペーサ部26aは、
円筒状に形成され、上下両端面は平坦に形成されてい
る。スペーサ部26aの一端部はステー部13の穴部1
3aに嵌入可能な外径に形成され、この一端部の外径よ
り大きな径に他端部の外径が形成されている。スペーサ
部26の中心軸部分には貫通孔26cが形成されてい
る。一方、シール部26bは、上下両端面が平坦な円板
状に形成され、中心部にはコイル本体11が嵌入可能な
穴部26dが形成されている。
【0047】組付時、スペーサ26のシール部26bの
穴部26dに嵌合部11a方向からコイル本体11を嵌
入した後、スペーサ部26aの貫通孔26cがシリンダ
ヘッド30に形成されたねじ穴33と連通するように、
ステー部13の位置決めを行う。この後、貫通孔26c
にボルト40を貫通させ、ねじ穴33にボルト40をね
じ込む。ボルト40を締付けるにしたがいスペーサ26
のスペーサ部26a等の各加工誤差等により、スペーサ
部26aの上下両端面がボルト頭部下端面41aおよび
シリンダヘッド上端面31とそれぞれ平行に保つことが
できない非平行状態を生ずる場合がある。ところが、ボ
ルト40の締付けをさらに進めることによりスペーサ2
6が軸方向に変形することから、この非平行状態による
隙間を吸収することができる。これにより、スペーサ2
6の弾性力がボルト40に必要とする軸方向の力を十分
に生じさせることができる。また同時に、ステー部13
の下端面13cとプラグホール32の開口部上端面31
aとの間に位置するシール部26bがボルト40を締付
けるにしたがいシール部26bが圧縮される。その結
果、プラグホール32内への水の侵入を防止できる。
【0048】また、スペーサ部26aの変形によりこの
非平行状態による隙間を吸収することから、コイル本体
11に対する曲げモーメントを小さくすることができ
る。これにより、嵌合部11aと点火プラグ80との接
続部に生ずる機械的ストレスを緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による内燃機関用点火装置
の部分断面図である。
【図2】第1実施例による内燃機関用点火装置の部分断
面図である。
【図3】第1実施例による内燃機関用点火装置の組付状
態を示す部分断面図である。
【図4】比較例の内燃機関用点火装置の組付状態を示す
部分断面図である。
【図5】第1実施例による内燃機関用点火装置の変形例
を示す部分断面図である。
【図6】第1実施例による内燃機関用点火装置の変形例
を示す部分断面図である。
【図7】第2実施例による内燃機関用点火装置の組付状
態を示す部分断面図である。
【図8】第3実施例による内燃機関用点火装置の組付状
態を示す部分断面図である。
【図9】第4実施例による内燃機関用点火装置の組付状
態を示す部分断面図である。
【図10】第5実施例による内燃機関用点火装置の組付
状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
10 内燃機関用点火装置 11 コイル本体 11a 嵌合部 (一方の端部) 12 ゴムブーツ部 13 ステー部 (固定部) 15 給電用スプリング 20、 スペーサ 21、22、26 スペーサ (弾性部材) 20a スペーサ上端面(スペーサの上端面) 20b スペーサ下端面(スペーサの下端面) 26a スペーサ部 (弾性部材) 26b シール部 (弾性部材、シール部材) 30 シリンダヘッド 31 シリンダヘッド上端面 32 プラグホール (シリンダヘッドの凹部) 40 ボルト 41 ボルト頭部 (ボルトの頭部) 41a ボルト頭部下端面 50 圧縮コイルスプリング(弾性部材) 62 カラー (筒部材) 80 点火プラグ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドの凹部に埋設された点火
    プラグに嵌合可能な一方の端部を有するコイル本体と、 前記コイル本体の他方の端部に形成され、ボルトによっ
    て前記コイル本体を前記シリンダヘッドに固定する固定
    部と、 前記固定部と前記シリンダヘッドとの間に介装され、か
    つ前記ボルトが貫通する貫通孔を有し、上下端面が前記
    固定部より突出するように形成されるスペーサとを備
    え、 前記ボルトの頭部と接する前記スペーサの上端面または
    前記シリンダヘッドと接する前記スペーサの下端面の少
    なくとも一方が凸状曲面に形成されることを特徴とする
    内燃機関用点火装置。
  2. 【請求項2】 シリンダヘッドの凹部に埋設された点火
    プラグに嵌合可能な一方の端部を有するコイル本体と、 前記コイル本体の他方の端部に形成され、ボルトによっ
    て前記コイル本体を前記シリンダヘッドに固定する固定
    部と、 前記ボルトが貫通し、前記固定部と前記シリンダヘッド
    との間に介装される弾性部材とを備えることを特徴とす
    る内燃機関用点火装置。
  3. 【請求項3】 シリンダヘッドの凹部に埋設された点火
    プラグに嵌合可能な一方の端部を有するコイル本体と、 前記コイル本体の他方の端部に形成され、ボルトによっ
    て前記コイル本体を前記シリンダヘッドに固定する固定
    部と、 前記ボルトが貫通し、前記ボルトの頭部と前記固定部と
    の間に介装される弾性部材とを備えることを特徴とする
    内燃機関用点火装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材は、前記固定部と前記シリ
    ンダヘッドとの間をシールするシール部材と一体成形さ
    れることを特徴とする請求項2記載の内燃機関用点火装
    置。
  5. 【請求項5】 前記弾性部材は、圧縮コイルスプリング
    であることを特徴とする請求項2または3記載の内燃機
    関用点火装置。
  6. 【請求項6】 前記弾性部材は、ゴムまたはエラストマ
    ーからなることを特徴とする請求項2、3または4記載
    の内燃機関用点火装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007242763A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Hanshin Electric Co Ltd 内燃機関用点火コイル
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