JPH0783152A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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Publication number
JPH0783152A
JPH0783152A JP23182793A JP23182793A JPH0783152A JP H0783152 A JPH0783152 A JP H0783152A JP 23182793 A JP23182793 A JP 23182793A JP 23182793 A JP23182793 A JP 23182793A JP H0783152 A JPH0783152 A JP H0783152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion engine
internal combustion
cylinder head
coil
damper
Prior art date
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Pending
Application number
JP23182793A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Kobayashi
辰夫 小林
Kazuhide Kawai
川井  一秀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関の振動が点火装置に伝達することを
減少させることにより、コイルケース内の部品の損傷を
防止するとともに、シール部材の摩耗を防ぎ防水性の高
い内燃機関用点火装置を提供する。 【構成】 シール部材31はキャップ15と一体に形成
され、外周には円環状のリップ部31aが形成されてい
る。リップ部31aは、シリンダヘッド21の上端面2
1aに押圧されるように形成されている。ダンパ32
は、ゴム等の弾性体で形成され、高圧ジョイント11を
挟んで固定部13aと反対側のリップ部31aの外側
に、コイルケース13の底部外壁13bに固定されてい
る。ダンパ32は、点火コイル本体12の上下動の支点
となる固定部13aから高圧ジョイント11を挟んでシ
ール部材31よりも遠い位置にあるため、ダンパ32で
内燃機関の上下動を吸収すると内燃機関から点火コイル
本体12に伝達する振動を良好に吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用点火装置に
関するもので、特に点火プラグに直接配電する内燃機関
用点火装置の防水構造に関するものである。
【0002】
【技術背景】従来の技術として、特願平4−20991
6号明細書に記載されているように、点火プラグが内燃
機関のシリンダヘッドに形成されるプラグホールに埋め
込まれ、この点火プラグに直接配電する内燃機関用点火
装置がある。この点火装置は、コイルケースと一体に形
成されている2か所の固定部で点火コイル本体がシリン
ダヘッドにボルトによって固定されている。また固定と
同時に高圧タワーに設けられたリップ部が、シリンダヘ
ッドの上端面に押圧されてプラグホール入口をシールす
るというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
においてコイルケースをシリンダヘッドに固定する際に
コストダウンおよび作業性向上等の目的から、1か所の
固定部にて固定するという構成への改良が考えられる。
このような一点締めにて固定される点火装置は、内燃機
関からの振動が点火装置に伝わると、高圧ジョイントを
挟んで前記固定部の手前のシール部材のリップ部よりも
前記固定部から遠いリップ部が前記固定部を支点として
上下に大きく振動する。前記固定部から遠いリップ部が
上に動く場合、リップ部とシリンダヘッドとの間に間隙
が生じて水がプラグホールに侵入することがある。ま
た、前記固定部から遠いリップ部が下に動く場合、この
リップ部とシリンダヘッドとが衝突してリップ部が圧縮
され、この衝突および圧縮が繰り返されると、リップ部
がシリンダヘッドと衝突する部分が摩耗または変形し、
シール性が低下するという問題がある。
【0004】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、内燃機関の振動によるコイルケース
の上下動を減少させることにより、コイルケース内の部
品の損傷を防止するとともに、シール部材の摩耗を防ぎ
防水性の高い内燃機関用点火装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の内燃機関用点火装置は、1次コイルおよび2
次コイルを収容するコイルケースと、シリンダヘッドの
凹部に埋設された点火プラグに前記2次コイルで発生す
る高圧電圧を印加する高圧ターミナルを収容する高圧ジ
ョイントと、前記コイルケースの一端に設けられ、前記
コイルケースを前記シリンダヘッドに固定する固定部
と、前記高圧ジョイントを挟んで前記固定部のほぼ反対
側に設けられ、該反対側部位と前記シリンダヘッドとの
間に位置して両者の間隔を保持する間隔保持部材と、前
記コイルケースと前記シリンダヘッドとの間に設けら
れ、前記シリンダヘッドの凹部入口をシールする環状の
シール部材と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の内燃機関用点火装置では、高圧ジョイ
ントを挟んでコイルケースの固定部のほぼ反対側に間隔
保持部材を設けたことにより、内燃機関で発生する振動
によってコイルケースが固定部を支点として上下動する
ことを減少させる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説
明する。本発明の第1実施例による内燃機関用点火装置
を図1に示す。内燃機関用点火装置1は、高圧ジョイン
ト11と点火コイル本体12ととからなり、点火コイル
本体12で発生した高圧電圧が高圧ジョイント11から
点火プラグ41に印加される。
【0008】高圧ジョイント11は、シリンダヘッド2
1に形成されているプラグホール22に嵌合している。
後述するコイルケース13に収容されている図示しない
2次コイルで高圧電圧が発生し、この高圧電圧を点火プ
ラグ41に印加する図示しない高圧ターミナルは、コイ
ルケース13と一体に形成された図示しない収容部に覆
われている。高圧ジョイント11のキャップ15は絶縁
ゴムで筒状に形成され、このキャップ15が高圧ターミ
ナルを覆う収容部に嵌合している。
【0009】点火コイル本体12は、図示しない1次コ
イルおよび2次コイル等とこれらを収容するコイルケー
ス13とからなる。コイルケース13は、例えば絶縁樹
脂で形成され、コイルケース13の一端には固定部13
aが一体に形成されている。シリンダヘッド21に形成
された支持台23にボルト14により固定部13aを一
点締めで固定することにより、コイルケース13がシリ
ンダヘッド21に固定される。
【0010】シール部材31はキャップ15と一体に形
成され、高圧ターミナルを収容している収容部にキャッ
プ15が嵌合した状態で、シール部材31の上端面がコ
イルケース13の底部外壁13bに当接している。シー
ル部材31は、さらに高圧ジョイント11の径方向に延
び、円環状に形成されている。シール部材31の外周方
向には円環状のリップ部31aが形成され、リップ部3
1aの内側に凹部31bが形成されている。リップ部3
1aは、コイルケース13の固定部13aが支持台22
に固定されるとき、シリンダヘッド21の上端面21a
に押圧されるように形成されている。
【0011】ダンパ32は、ゴム等の弾性体で形成さ
れ、高圧ジョイント11を挟んで固定部13aと反対側
のリップ部31aの外側に、コイルケース13の底部外
壁13bに接着または焼き付け等で固定されている。内
燃機関運転中、内燃機関の振動はシール部材31および
ダンパ32を通して点火コイル本体12に伝達する。点
火コイル本体12は、固定部13aが支持台22に固定
されているため、固定部13aを支点として図1の矢印
AおよびBの示す上下方向に振動しようとする。シール
部材31およびダンパ32は弾性体で形成されているた
め、内燃機関の振動がシール部材31およびダンパ32
に吸収される。特に、ダンパ32は、点火コイル本体1
2の上下動の支点となる固定部13aから高圧ジョイン
ト11を挟んでシール部材31よりも遠い位置にあるた
め、ダンパ32で内燃機関の上下動を吸収すると内燃機
関から点火コイル本体12に伝達する振動を良好に吸収
する。
【0012】第1実施例では、高圧ジョイント11を挟
んで固定部13aから最も遠い位置にあるダンパ32で
内燃機関から点火コイル本体12に伝達する振動を吸収
することにより、点火コイル本体12に伝達する内燃機
関の振動が減少する。振動により発生するシリンダヘッ
ド21とリップ部31aとの間隙から水が侵入すること
を防止するとともに、リップ部31aが上下動により摩
耗または変形して防水性が低下することを防止する。ま
た、点火コイル本体12の振動が減少するため、コイル
取付け部に加わる応力等が緩和され、コイルケース13
の内部での断線や部品の損傷が低減し、信頼性が向上す
る。
【0013】第1実施例ではシール部材31をキャップ
15と一体に形成したが、本発明ではキャップ15とは
別体に形成することも可能である。本発明の第2実施例
による内燃機関用点火装置を図2および図3に示す。ダ
ンパ52は、シール部材51とともに高圧ジョイント5
0のキャップ53と一体に形成されている。シール部材
51の外周にリップ部51aが形成され、リップ51a
の内側に円環状の凹部51bが形成されている。
【0014】シール部材51およびダンパ52がキャッ
プ53と一体に形成されているため、点火コイル本体へ
の組付けが容易になる。本発明の第3実施例による内燃
機関用点火装置を図4に示す。第1実施例と基本的に同
一構成部分には同一符号を付す。コイルケース63の底
部外壁63aには突起部64が形成され、ダンパ72が
この突起部64に嵌合してコイルケース63に固定して
いる。
【0015】第3実施例では、ダンパ72がコイルケー
ス63の突起部64に嵌合しているため、ダンパ72が
摩耗したときなどの交換が簡単である。上記の各実施例
ではダンパをシール部材の外径より外側に設けたが、シ
ール部材の外径より内側もしくは外径の周上に設けても
よい。またダンパはコイルケースとシリンダヘッドとの
間隔を一定に保てるものであればよく、ゴム等の弾性体
以外にも、金属等の硬質体でもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内燃機関
用点火装置によると、内燃機関の振動による点火装置の
上下動が減少し、点火装置が上方向に動くときに点火プ
ラグの埋設されているシリンダヘッドの凹部に水が侵入
することを防止するとともに、シール部材とシリンダヘ
ッドとの衝突が緩和されてシール部材の摩耗または変形
が減少しシール性が向上する。また、コイルケース内に
収容されている部品の損傷が減少し、点火装置の信頼性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による内燃機関用点火装置
を示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施例による内燃機関用点火装置
の高圧ジョイントを示す平面図である。
【図3】図2のIII 方向矢視図である。
【図4】本発の第3実施例による内燃機関用点火装置の
斜視図である。
【符号の説明】
1 内燃機関用点火装置 11 高圧ジョイント 12 点火コイル本体 13 コイルケース 13a 固定部 22 プラグホール(凹部) 31 シール部材 32 ダンパ(間隔保持部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次コイルおよび2次コイルを収容する
    コイルケースと、 シリンダヘッドの凹部に埋設された点火プラグに前記2
    次コイルで発生する高圧電圧を印加する高圧ターミナル
    を収容する高圧ジョイントと、 前記コイルケースの一端に設けられ、前記コイルケース
    を前記シリンダヘッドに固定する固定部と、 前記高圧ジョイントを挟んで前記固定部のほぼ反対側に
    設けられ、該反対側部位と前記シリンダヘッドとの間に
    位置して両者の間隔を保持する間隔保持部材と、 前記コイルケースと前記シリンダヘッドとの間に設けら
    れ、前記シリンダヘッドの凹部入口をシールする環状の
    シール部材と、 を備えたことを特徴とする内燃機関用点火装置。
JP23182793A 1993-09-17 1993-09-17 内燃機関用点火装置 Pending JPH0783152A (ja)

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JP23182793A Pending JPH0783152A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 内燃機関用点火装置

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