JPH08135393A - 防水シート溶着ディスク - Google Patents
防水シート溶着ディスクInfo
- Publication number
- JPH08135393A JPH08135393A JP6271110A JP27111094A JPH08135393A JP H08135393 A JPH08135393 A JP H08135393A JP 6271110 A JP6271110 A JP 6271110A JP 27111094 A JP27111094 A JP 27111094A JP H08135393 A JPH08135393 A JP H08135393A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- waterproof sheet
- welding
- heat
- tunnel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トンネルのコンクリート被覆工面上の隣接す
る防水シート側端部の相互を溶接器で溶着したときに防
水シートに生じたたるみを消去し得る機能の防水シート
溶着ディスクを開発する。 【構成】 所要側の面を熱溶着性防水シートＢ溶着用面
に充てるディスク１に、これの直径方向へ縦貫して、帯
状プレート２をその長さ方向に移動可能に設けたことを
特徴とする。
る防水シート側端部の相互を溶接器で溶着したときに防
水シートに生じたたるみを消去し得る機能の防水シート
溶着ディスクを開発する。 【構成】 所要側の面を熱溶着性防水シートＢ溶着用面
に充てるディスク１に、これの直径方向へ縦貫して、帯
状プレート２をその長さ方向に移動可能に設けたことを
特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はトンネルのコンクリート
被覆工面に取り付けて、熱溶着性防水シートを熱溶着す
るためのディスクに関する。
被覆工面に取り付けて、熱溶着性防水シートを熱溶着す
るためのディスクに関する。
【０００２】トンネルのコンクリート被覆工面に張る熱
溶着性防水シートは、隣接する防水シートと防水シート
の側端部即ち幅方向の端部と端部を重ね、走行可能な溶
接器により溶接して接続するのが一般的であり、これを
概要的に図示すると、図４の如くである。前記溶接器は
それ自体周知であるので、図４には概略のみを示した。
符号１００を付したのが溶接器である。
溶着性防水シートは、隣接する防水シートと防水シート
の側端部即ち幅方向の端部と端部を重ね、走行可能な溶
接器により溶接して接続するのが一般的であり、これを
概要的に図示すると、図４の如くである。前記溶接器は
それ自体周知であるので、図４には概略のみを示した。
符号１００を付したのが溶接器である。
【０００３】溶着器１００による溶接を行う場合、トン
ネルのコンクリート被覆工面Ｄに張った隣接する防水シ
ートＢ，Ｂのうち、トンネル地山Ａ側の防水シートＢの
側端部Ｃとコンクリート被覆工面Ｄの間に、溶接器１０
０の防水シート側端部Ｃ，Ｃを挾圧するピンチロール
Ｅ，Ｅの一方が介在する。また防水シート側端部Ｃ，Ｃ
の間には、溶接器１００の熱ごて１０１が介在する。熱
ごて１０１はピンチロールＥ，Ｅのニップ面と同一平面
上に位置するが、分かり易くする便宜上、ピンチロール
Ｅ，Ｅは熱ごて１０１に対し上下に離隔して示した。
ネルのコンクリート被覆工面Ｄに張った隣接する防水シ
ートＢ，Ｂのうち、トンネル地山Ａ側の防水シートＢの
側端部Ｃとコンクリート被覆工面Ｄの間に、溶接器１０
０の防水シート側端部Ｃ，Ｃを挾圧するピンチロール
Ｅ，Ｅの一方が介在する。また防水シート側端部Ｃ，Ｃ
の間には、溶接器１００の熱ごて１０１が介在する。熱
ごて１０１はピンチロールＥ，Ｅのニップ面と同一平面
上に位置するが、分かり易くする便宜上、ピンチロール
Ｅ，Ｅは熱ごて１０１に対し上下に離隔して示した。
【０００４】防水シート側端部Ｃ，Ｃを溶接するには、
熱ごて１０１やピンチロールＥ，Ｅの一方の前示介在に
起因するたるみＦがコンクリート被覆工面Ｄ上の防水シ
ートＢにできる。このたるみＦは、防水シートＢがコン
クリート被覆工面に取り付けられているため消去できず
に、覆工コンクリートの打設でしわとなり、更にそのし
わが打設時のコンクリートの流れで圧される。このた
め、防水シートがコンクリートの流れ方向へ引っ張ら
れ、防水シートの一部がトンネル円弧に対して弓の弦の
ように張った状態となり、防水シート裏面に隙間を生じ
ることがあり、二次覆工の巻厚不足の原因となる。
熱ごて１０１やピンチロールＥ，Ｅの一方の前示介在に
起因するたるみＦがコンクリート被覆工面Ｄ上の防水シ
ートＢにできる。このたるみＦは、防水シートＢがコン
クリート被覆工面に取り付けられているため消去できず
に、覆工コンクリートの打設でしわとなり、更にそのし
わが打設時のコンクリートの流れで圧される。このた
め、防水シートがコンクリートの流れ方向へ引っ張ら
れ、防水シートの一部がトンネル円弧に対して弓の弦の
ように張った状態となり、防水シート裏面に隙間を生じ
ることがあり、二次覆工の巻厚不足の原因となる。
【０００５】
【従来の技術】従来、隣接する防水シートの側端部相互
の走行可能な溶接器による溶接で、防水シートに生じた
たるみを消去する点については解決されていない。
の走行可能な溶接器による溶接で、防水シートに生じた
たるみを消去する点については解決されていない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は前示た
るみの消去に寄与する防水シート溶着ディスクを開発す
るにある。
るみの消去に寄与する防水シート溶着ディスクを開発す
るにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の防水シート溶着
ディスクは、熱溶着性防水シートをトンネル坑内側の面
に熱溶着するためのディスクに、これの直径方向へ縦貫
して、帯状のプレートをその長さ方向に移動可能に設け
たことを特徴としている。
ディスクは、熱溶着性防水シートをトンネル坑内側の面
に熱溶着するためのディスクに、これの直径方向へ縦貫
して、帯状のプレートをその長さ方向に移動可能に設け
たことを特徴としている。
【０００８】
【実施例】本発明ディスクの実施態様例を示す図面を参
照して、本発明を説明する。
照して、本発明を説明する。
【０００９】熱溶着性防水シートＢをトンネル坑内側の
面に熱溶着するためのディスク１には、帯状のプレート
２がディスク２直径方へ縦貫して、プレート２長さ方向
に移動可能に設けられている。帯状のプレート２には、
帯鋼等の金属帯板を充てることができる。
面に熱溶着するためのディスク１には、帯状のプレート
２がディスク２直径方へ縦貫して、プレート２長さ方向
に移動可能に設けられている。帯状のプレート２には、
帯鋼等の金属帯板を充てることができる。
【００１０】ディスク１は熱溶着性のものである。
【００１１】ディスク１は、それ自体を従来のようにト
ンネルのコンクリート被覆工面Ｄに取り付けるのではな
く、前記帯状プレート２を端部で釘３の打込み等適当な
手段によりコンクリート被覆工面Ｄに結合する結果とし
て、これに取り付けられる。
ンネルのコンクリート被覆工面Ｄに取り付けるのではな
く、前記帯状プレート２を端部で釘３の打込み等適当な
手段によりコンクリート被覆工面Ｄに結合する結果とし
て、これに取り付けられる。
【００１２】コンクリート被覆工面Ｄに取り付けたディ
スク１のトンネル坑内側の面には、防水シートＢが従来
法に従い熱溶着される。
スク１のトンネル坑内側の面には、防水シートＢが従来
法に従い熱溶着される。
【００１３】ディスク１に熱融着した即ちコンクリート
被覆工面Ｄに張った隣接する防水シートＢ，Ｂのトンネ
ル長さ方向に向き合う側端部Ｃ，Ｃは既に述べた要領で
走行可能な溶接器１００で溶接される。
被覆工面Ｄに張った隣接する防水シートＢ，Ｂのトンネ
ル長さ方向に向き合う側端部Ｃ，Ｃは既に述べた要領で
走行可能な溶接器１００で溶接される。
【００１４】帯状プレート２はディスク１の直径方向へ
縦貫して、プレート２長さ方向へ移動可能である。換言
すると、ディスク１はコンクリート被覆工面Ｄに取り付
けた帯状プレート２の長さ方向へ移動可能である。
縦貫して、プレート２長さ方向へ移動可能である。換言
すると、ディスク１はコンクリート被覆工面Ｄに取り付
けた帯状プレート２の長さ方向へ移動可能である。
【００１５】側端部Ｃ，Ｃの溶接後、防水シートＢ，Ｂ
の所要側例えば図２、３で用紙下側のものを所要側例え
ば図２、３の用紙下側へ引っ張る。すると、ディスク１
はプレート２上を同側へ移動し、防水シートＢに溶接器
１００による溶接時にできたたるみＦが消去される（図
３参照）。
の所要側例えば図２、３で用紙下側のものを所要側例え
ば図２、３の用紙下側へ引っ張る。すると、ディスク１
はプレート２上を同側へ移動し、防水シートＢに溶接器
１００による溶接時にできたたるみＦが消去される（図
３参照）。
【００１６】図２、３で符号Ｇはプレート２の取付けに
先立ち、必要に応じてコンクリート被覆工面Ｄに張られ
る不織布を示している。
先立ち、必要に応じてコンクリート被覆工面Ｄに張られ
る不織布を示している。
【００１７】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、溶接器に
よる溶接時に防水シートに生じたたるみを消去するのに
寄与する防水シート溶着ディスクの開発が達成される。
よる溶接時に防水シートに生じたたるみを消去するのに
寄与する防水シート溶着ディスクの開発が達成される。
【図１】本発明ディスクの一例を示す防水シート溶着用
面側からの斜視図である。
面側からの斜視図である。
【図２】本発明ディスクの取付け状態を示す断面図であ
る。
る。
【図３】防水シートのたるみを消去した状態の断面図を
示す。
示す。
【図４】溶接器による隣接する防水シート側端部相互の
溶接についての概要を示す断面図である。
溶接についての概要を示す断面図である。
【符号の説明】 １ 防水シート溶着ディスク ２ 帯状のプレート ３ 釘 Ａ トンネル地山 Ｂ 防水シート Ｃ 防水シート側端部 Ｄ トンネルのコンクリート被覆工面 １００ 溶接器
Claims (1)
- 【請求項１】 熱溶着性防水シートをトンネル坑内側の
面に熱溶着するためのディスクに、これの直径方向へ縦
貫して、帯状のプレートをその長さ方向に移動可能に設
けたことを特徴とする防水シート溶着ディスク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6271110A JPH08135393A (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 防水シート溶着ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6271110A JPH08135393A (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 防水シート溶着ディスク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08135393A true JPH08135393A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17495481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6271110A Pending JPH08135393A (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 防水シート溶着ディスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08135393A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101100846B1 (ko) * | 2011-04-05 | 2012-01-02 | 선구지오콘 주식회사 | 터널용 방수부재의 밀착형 고정구 및 이를 이용한 방수부재의 시공방법 |
-
1994
- 1994-11-04 JP JP6271110A patent/JPH08135393A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101100846B1 (ko) * | 2011-04-05 | 2012-01-02 | 선구지오콘 주식회사 | 터널용 방수부재의 밀착형 고정구 및 이를 이용한 방수부재의 시공방법 |
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