JP2018025002A - 樹脂シート、防水シート、防水シート施工方法及び断熱材施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水シート同士の溶着部分が盛り上がらない樹脂シート、防水シート及び防水シート施工方法を提供する。【解決手段】防水シートは、柔軟性のある樹脂によって形成され、表面に一方の端部から溶着しろの長さ分を残して第1の距離D1だけ離して配置される面ファスナーのA面(マッシュルームA面13)及び他方の端部から第1の距離D1と等しい第2の距離D2だけ離して配置される面ファスナーのB面(ナッピングB面14)を備える樹脂シート11と、樹脂シート11に溶着部17において部分的に溶着される不織布12と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂シート、防水シート、防水シート施工方法及び断熱材施工方法に関するものである。
トンネルを施工する際に問題となるのが湧水の処理である。従来、湧水の処理は不織布が裏打ちされた樹脂シートを有する防水シートによってトンネル内の岩盤を覆い、その上からコンクリートを打ちつけることにより行われている(例えば、特許文献1)。
この防水シートは、縦長の長方形の形状をなし、長手方向がトンネルの正面視において左下端部から天井を通り、右下端部に至るように、隣り合う防水シートを溶着させて複数枚施工される。
図8は、従来の防水シートの施工方法を示す図である。図8は、トンネルの壁部を床面に平行な面によって切断した場合の断面図である。
図8(a)に示すように、先ずトンネルの内面の岩盤2に不織布72を固定する、樹脂シート71は不織布72に部分的又は面状に溶着されている。
図8(b)に示すように、次に2枚目の防水シートを1枚目の防水シートに並べて岩盤2に固定する。このとき、樹脂シートの端部が互いに重なり合うように配置する。
図8(c)に示すように、溶着機31によって1枚目の樹脂シートの端部と2枚目の樹脂シートの端部とを、裏面側同士を合わせる、いわゆる拝み合わせにして溶着する。
図8(d)に示すように、トンネルの内部方向に突出する樹脂シートの溶着部分を一方方向に折り曲げ、熱風溶着機33によって溶着する。
このような従来の防水シートの従来の施工方法によっては、樹脂シートの折り曲げ部分7が盛り上がった形状となってしまう。折り曲げ部分が盛り上がると、後工程においてその部分を引っ掛けて傷つけることが多くなり、防水効果が低減する。加えて、従来の工法を断熱材吹付用シートに適用すると、折り曲げ部分の盛り上がりにより、空洞ができる。この場合、空洞が残ったまま断熱用のウレタンが吹付けられ、更にその表面に耐火のためのモルタルが吹き付けられる。従って、このモルタルの表面に覆工コンクリートが打設されると、覆工コンクリートの裏には空洞が残ることになり、良好な覆工コンクリートに仕上げることが困難となる。また、従来の工法によれば溶着しろが多く必要となってしまう。
特公平7−45797号公報
本発明の解決しようとする課題は、防水シート同士の溶着部分が盛り上がらない樹脂シートを提供することである。
本発明は、柔軟性のある樹脂によって形成され、表面に一方の端部から溶着しろの長さ分を残して第1の距離だけ離して配置される面ファスナーのA面及び他方の端部から第1の距離と等しい第2の距離だけ離して配置される面ファスナーのB面を備える樹脂シートを提供する。
本発明によれば、防水シート同士の溶着部分が盛り上がらない樹脂シートを提供することができる。
第1の実施形態の防水シートの構成を示す図。 防水シートを岩盤に施工したトンネルを示す図。 第1の実施形態の防水シート施工方法を示す図。 第1の実施形態の防水シート施工方法によって施工した場合の接合部の部分拡大図。 従来の防水シート及び従来の防水シート施工方法による接合部の部分拡大図。 樹脂シートと不織布の突出幅を示す図。 第2の実施形態の断熱材施工方法を示す図。 従来の防水シートの施工方法を示す図。
以下、本発明の実施形態の一例にかかる防水シート1及び防水シート施工方法を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る防水シート1の構成を示す図である。図1(A)は防水シート1の正面図、図1(B)は防水シート1の図1(A)におけるBB線断面図、図1(C)は防水シート1の図1(A)におけるCC線断面図である。
図1(A)から図1(C)に示すように、防水シート1は、柔軟性のある樹脂によって形成される樹脂シート11と、樹脂シート11の表面に一方の端部から溶着しろの長さ分を残して第1の距離D1だけ離して配置される面ファスナーのA面であるマッシュルームA面13及び他方の端部から第1の距離D1と等しい第2の距離D2だけ離して配置される面ファスナーのB面であるナッピングB面14と、樹脂シート11に溶着部17において少なくとも部分的に溶着される不織布12と、を備える。
樹脂シート11は、縦長の長方形をなし、長手方向中央部分に中央位置を示すセンターマーク16を有する。樹脂シート11は柔軟性のある樹脂、例えばVLDPE(Very Low Density Polyethylene:超低密度ポリエチレン)などのポリオレフィン系樹脂やEVA(ethylene vinyl acetate(copolymer):エチレン酢酸ビニル共重合体)、塩化ビニルなどのビニル系樹脂によって形成される。樹脂シート11の長手方向の長さはトンネルの正面視の内側の長さに略等しい。樹脂シート11の厚さは、2枚の樹脂シート11を溶着機31によって拝み溶着できる厚さ以内の厚さであり、かつ防水機能を果たせる厚さ、例えば0.8mm〜3.0mmである。
不織布12は樹脂シート11の裏面に取り付けられる。不織布12は、樹脂シート11とほぼ同じ形状をなし、樹脂シート11の厚さより厚く、容易に折り曲げられる程度の厚さ、例えば3.0mm〜10.0mmの厚さを有する。不織布12は、中央部分に固定用の裏止めテープ15を有していてもよい。
マッシュルームA面13及びナッピングB面14は、それぞれ面ファスナーのマッシュルームA面及びナッピングB面を備える。面ファスナーのA面であるマッシュルームA面13の代わりに面ファスナーのフックを、面ファスナーのB面であるナッピングB面の代わりに面ファスナーのループを用いてもよい。マッシュルームA面13及びナッピングB面14は、樹脂シート11の表面に接着される。樹脂シート11は、表面に一方の端部から溶着しろの長さ分を残して第1の距離D1だけ離して配置されるマッシュルームA面13及び他方の端部から第1の距離D1と等しい第2の距離D2だけ離して配置されるナッピングB面14を備える。従って、防水シート1の表面を向い合せに2枚配置すると1枚目の防水シート1のマッシュルームA面13が2枚目の防水シート1のナッピングB面14に、また1枚目の防水シート1のナッピングB面14が2枚目の防水シート1のマッシュルームA面13に、それぞれ対向し、2枚の防水シート1を面ファスナーによって固定できる。
図2は、防水シート1を岩盤2に施工したトンネルを示す図である。図3は、本実施形態の防水シート施工方法を示す図である。図3は図2におけるAA線断面図である。
図3(a)に示すように、先ず1枚目の防水シート1を岩盤2に、不織布12又は裏止めテープ15をアンカー18によって固定することにより係止する。この状態において、マッシュルームA面13及びナッピングB面14はトンネルの坑内方向を向く。
図3(b)に示すように、次に2枚目の防水シート1を、1枚目の防水シート1のマッシュルームA面13に2枚目の防水シート1のナッピングB面14が、1枚目の防水シート1のナッピングB面14に2枚目の防水シート1のマッシュルームA面13が、対向するように配置して押圧することにより、1枚目の防水シート1に係止する。この状態において、1枚目の防水シート1の樹脂シート11は2枚目の防水シート1の樹脂シート11と表面が向き合っている。
図3(c)に示すように、2枚の樹脂シート11を、表面同士を向い合せにして、拝み合わせに溶着機31によって溶着する。
図3(d)に示すように、2枚目の防水シート1を、マッシュルームA面13とナッピングB面14とを剥がすことにより1枚目の防水シート1から剥がし、防水シート1の施工方向X1に広げる。そして、アンカー18によって不織布12及び裏止めテープ15を固定することにより2枚目の防水シート1を岩盤2に固定する。以降上記工程を繰り返す。
図4は、本実施形態の防水シート施工方法によって施工した場合の溶着部4の部分拡大図である。図4に示すように、防水シート1の施工方向X2に2枚目の防水シート1を引くことにより、溶着部4の盛り上がりを防ぐことができる。
また、溶着部42が溶着部4の折り曲げ部分の端部に来るため、加圧検査での溶着不良箇所の発見が容易となる。具体的には、加圧検査は次のように行う。
まず、溶着部分の長手方向の両端部をバイスプライヤー等によって閉合する。次に、検査針を用いて加圧検査溝41に、0.15〜0.2Mpaの空気を圧入する。そして、その圧力の保持状態から溶着部分の密閉性を確認する。
圧力が保持されない場合、図4向かって右側の坑内側溶着部42Aに石鹸水等を噴霧して未溶着部分を探し、熱風溶着機等を使用して補修する。坑内側溶着部42Aに未溶着部分が見つからなかった場合、岩盤側溶着部42Bのみに未溶着の部分があることとなるため、補修は不要となる。
ここで、本実施形態の防水シート1及び防水シート施工方法によれば、坑内側溶着部42Aが端部に露出しているため、未溶着部分の確認が容易となる。
図5は、従来の防水シート及び従来の防水シート施工方法による溶着部5の部分拡大図である。図5に示すように、従来技術によれば、坑内側溶着部42Aは2枚の樹脂シート11の間に隠れている。従って、未溶着の部分の確認は、拝み溶着された2枚の樹脂シート11を互いに開くようにめくりながら行わなければならず、工数と手間がかかる。
図6は、樹脂シート11と不織布12の突出幅を示す図である。図6においては、アンカー、面ファスナーなどは省略してある。図6に示すように、防水シート1は、樹脂シート11がトンネルの伸延方向の一方の端部において不織布12より突出し、不織布12がトンネルの伸延方向の他方の端部において樹脂シート11より、樹脂シート11の突出幅よりも短い長さだけ突出する。
施工が完了した場合、折り返し部分は、坑内側溶着部42Aの端部から岩盤側溶着部42Bの端部までの溶着幅Wに樹脂シート11の厚みや樹脂シート11の公差を吸収する遊び幅を加えると折幅は長さW+αになる。従って、樹脂シート11の突出幅は折幅の2倍の2(W+α)となる。
一方、不織布12の突出幅は折幅(W+α)よりも、折幅(W+α)より短い長さβだけ長い。
このように長さをとると、
折り返し幅(W+α)<不織布突出幅(W+α)+β<樹脂シート突出幅2(W+α)
という関係になる。つまり、樹脂シート11の突出幅は不織布12の突出幅より長い。
このような長さにすると、余分な不織布12が折り返し部分の中に折り込まれることがなく、折り返し部分がより平らになるとともに、1枚目の不織布12と、2枚目の不織布12とが重なり合うため、不織布としての緩衝機能を損なうことがないという効果がある。
以上述べたように、本実施形態の防水シート1は、柔軟性のある樹脂によって形成される樹脂シート11と、樹脂シート11の表面に、一方の端部から溶着しろの長さ分を残して第1の距離D1だけ離して配置されるマッシュルームA面13及び他方の端部から第1の距離D1と等しい第2の距離D2だけ離して配置されるナッピングB面14と、樹脂シート11に溶着部17において部分的に溶着される不織布12と、を備える。
また、本実施形態の防水シート施工方法は、1枚目の防水シート1を樹脂シート11の面を坑内側にして岩盤2に固定する工程と、1枚目の防水シート1の面ファスナーのA面であるマッシュルームA面13に2枚目の防水シート1の面ファスナーのB面であるナッピングB面14に合わせ、1枚目の防水シート1のナッピングB面14を2枚目の防水シート1のマッシュルームA面13を合わせることにより2枚目の防水シート1を1枚目の防水シート1に着脱可能に係止する工程と、1枚目の防水シート1の樹脂シート11の端部と、2枚目の防水シート1の樹脂シート11の端部と、を表面を合わせて溶着する工程と、マッシュルームA面13とナッピングB面14とを剥がし、施工方向X1に広げる工程と、2枚目の防水シート1を岩盤2に固定する工程と、を含む。
従って、次のような効果がある。
(1)樹脂シート11の溶着部4が膨らまず、樹脂シート11を引っ掛けて傷つける危険性が低減される。
(2)溶着部の加圧検査において漏気部分を容易に見つけることができる。
(3)従来の施工方法においては、拝み合わせの部分を樹脂シート11に溶着していたが、本実施形態の施工方法においてはこの工程が必要なくなるため、溶着に際して溶かしすぎて防水シート1を損傷させる危険性がなくなった。
(4)溶着しろが少なくて済むため、歩留まりが良くなった。具体的には、トンネル伸延方向のロス率が従来の工法では15%以上あったのが、本実施形態の工法では5〜10%となる。
(第2の実施形態)
本実施形態の断熱材施工方法は、第1の実施形態の防水シート1及び防水シート施工方法を断熱材吹き付け用シートに適用したものである。
本実施形態の断熱材吹き付け用シートの樹脂シート11の構成は、裏面に不織布12を有さない点を除けば、防水シート1の樹脂シート11の構成と同様である。
図7は、本実施形態の断熱材施工方法を示す図である。図7(a)に示すように、先ず岩盤2に固定手段としての樹脂製円盤52を用いて不織布51を展張、固定する。そして、樹脂シート11を樹脂製円盤52と電磁誘導溶着器32によって溶着し、固定する。
図7(b)に示すように、2枚目の樹脂シート11を、1枚目の樹脂シート11のマッシュルームA面13に2枚目の樹脂シート11のナッピングB面14が、1枚目の樹脂シート11のナッピングB面14に2枚目の樹脂シート11のマッシュルームA面13が、対向するように配置して押圧することにより、1枚目の樹脂シート11に係止する。この状態において、1枚目の樹脂シート11は2枚目の樹脂シート11と表面が向き合っている。
図7(c)に示すように、2枚の樹脂シート11を、表面同士を向い合せにして、拝み合わせに溶着機31によって溶着する。
図7(d)に示すように、2枚目の樹脂シート11を、マッシュルームA面13とナッピングB面14とを剥がすことにより1枚目の樹脂シート11から剥がし、樹脂シート11の施工方向X3に広げる。そして、電磁誘導溶着器32によって樹脂製円盤52に樹脂シート11を固定することにより2枚目の樹脂シート11を岩盤2に固定する。以降上記工程を繰り返す。
以上述べたように、本実施形態の断熱材吹き付け用シートの樹脂シート11は、柔軟性のある樹脂によって形成され、表面に一方の端部から溶着しろの長さ分を残して第1の距離D1だけ離して配置されるマッシュルームA面13及び他方の端部から第1の距離D1と等しい第2の距離D2だけ離して配置されるナッピングB面14を備える。
また、本実施形態の断熱シート施工方法は、1枚目の樹脂シート11を表面が坑内側になるように岩盤2に固定手段を用いて固定する工程と、1枚目の樹脂シート11のマッシュルームA面13に2枚目の樹脂シート11のナッピングB面14に合わせ、1枚目の樹脂シート11のナッピングB面14を2枚目の樹脂シート11のマッシュルームA面13を合わせることにより2枚目の樹脂シートを1枚目の樹脂シート11に着脱可能に係止する工程と、1枚目の樹脂シート11の端部と、2枚目の樹脂シート11の端部とを表面を合わせて溶着する工程と、マッシュルームA面13とナッピングB面14とを剥がし、施工方向X3に広げる工程と、固定手段を用いて2枚目の樹脂シート11を岩盤2に固定する工程と、を含む。
なお、本実施形態においては固定手段として樹脂製円盤52を用いて樹脂シート11を岩盤2に固定する例を用いて説明したが、岩盤2への固定方法はこの方法に限られるものではない。例えば、不織布12を任意の固定具により岩盤2に固定し、樹脂シート11にあらかじめ設けられた固定手段としてのマッシュルームA面を押圧することにより固定することも可能である。さらに、樹脂製円盤52とマッシュルームA面との両方の固定手段を混在して用いることも可能である。
従って、次のような効果がある。
(1)樹脂シート11の溶着部4が膨らまず、樹脂シート11の裏面側に空隙が残らない。従って、ウレタンなどの断熱材を吹き付け、更にその表面に耐火のためのモルタルを吹付けた場合でも、覆工コンクリートの裏には空洞が残ることがなく、良好な覆工コンクリートに仕上げることができる。
(2)樹脂シート11の溶着部4が膨らまず、樹脂シート11を引っ掛けて傷つける危険性が低減される。
(3)溶着部の加圧検査において漏気部分を容易に見つけることができる。
(4)従来の施工方法においては、拝み合わせの部分を樹脂シート11に溶着していたが、本実施形態の施工方法においてはこの工程が必要なくなるため、溶着に際して溶かしすぎて防水シート1を損傷させる危険性がなくなった。
(5)溶着しろが少なくて済むため、歩留まりが良くなった。具体的には、トンネル伸延方向のロス率が従来の工法では15%以上あったのが、本実施形態の工法では5〜10%となる。
1 防水シート
2 岩盤
4 溶着部
5 溶着部
7 折り曲げ部分
11 樹脂シート
12 不織布
13 マッシュルームA面
14 ナッピングB面
15 テープ
16 センターマーク
17 溶着部
18 アンカー
31 溶着機
32 電磁誘導溶着器
33 熱風溶着機
41 加圧検査溝
42 溶着部
42A 坑内側溶着部
42B 岩盤側溶着部
51 不織布
52 樹脂製円盤
71 樹脂シート
72 不織布

Claims (5)

  1. 柔軟性のある樹脂によって形成され、表面に一方の端部から溶着しろの長さ分を残して第1の距離だけ離して配置される面ファスナーのA面及び他方の端部から第1の距離と等しい第2の距離だけ離して配置される面ファスナーのB面を備える樹脂シート。
  2. 柔軟性のある樹脂によって形成され、表面に一方の端部から溶着しろの長さ分を残して第1の距離だけ離して配置される面ファスナーのA面及び他方の端部から第1の距離と等しい第2の距離だけ離して配置される面ファスナーのB面を備える樹脂シートと、
    前記樹脂シートに溶着部において部分的に溶着される不織布と、
    を備える防水シート。
  3. 前記不織布は、
    一方の端部において前記樹脂シートより突出し、
    前記樹脂シートは、
    前記一方の端部と対向する他方の端部において、前記不織布の突出長より長く突出する請求項2に記載の防水シート。
  4. 柔軟性のある樹脂によって形成され、表面に一方の端部から溶着しろの長さ分を残して第1の距離だけ離して配置される面ファスナーのA面及び他方の端部から第1の距離と等しい第2の距離だけ離して配置される面ファスナーのB面を備える樹脂シートと、前記樹脂シートに溶着部において部分的に溶着される不織布と、を備える1枚目の防水シートを前記樹脂シートの面を坑内側にして岩盤に固定する工程と、
    1枚目の前記防水シートの前記面ファスナーのA面に2枚目の前記防水シートの前記面ファスナーのB面に合わせ、1枚目の前記防水シートの前記面ファスナーのB面を2枚目の前記防水シートの前記面ファスナーのA面に合わせることにより2枚目の前記防水シートを1枚目の前記防水シートに着脱可能に係止する工程と、
    1枚目の前記防水シートの前記樹脂シートの端部と、2枚目の前記防水シートの前記樹脂シートの端部とを表面を合わせて溶着する工程と、
    前記面ファスナーのA面と前記面ファスナーのB面とを剥がし、施工方向に広げる工程と、
    2枚目の前記防水シートを前記岩盤に固定する工程と、
    を含む防水シート施工方法。
  5. 不織布を岩盤に固定する工程と、
    柔軟性のある樹脂によって形成され、表面に一方の端部から溶着しろの長さ分を残して第1の距離だけ離して配置される面ファスナーのA面及び他方の端部から第1の距離と等しい第2の距離だけ離して配置される面ファスナーのB面を備える1枚目の樹脂シートを表面が坑内側になるように前記岩盤に固定手段を用いて固定する工程と、
    1枚目の前記樹脂シートの前記面ファスナーのA面に2枚目の前記樹脂シートの前記面ファスナーのB面に合わせ、1枚目の前記樹脂シートの前記面ファスナーのB面を2枚目の前記樹脂シートの前記面ファスナーのA面に合わせることにより2枚目の前記樹脂シートを1枚目の前記樹脂シートに着脱可能に係止する工程と、
    1枚目の前記樹脂シートの端部と、2枚目の前記樹脂シートの端部とを表面を合わせて溶着する工程と、
    前記面ファスナーのA面と前記面ファスナーのB面とを剥がし、施工方向に広げる工程と、
    前記固定手段を用いて2枚目の前記樹脂シートを前記岩盤に固定する工程と、
    を含む断熱シート施工方法。
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