JPH08135260A - フランス落し - Google Patents
フランス落しInfo
- Publication number
- JPH08135260A JPH08135260A JP27340194A JP27340194A JPH08135260A JP H08135260 A JPH08135260 A JP H08135260A JP 27340194 A JP27340194 A JP 27340194A JP 27340194 A JP27340194 A JP 27340194A JP H08135260 A JPH08135260 A JP H08135260A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- child door
- locking rod
- door
- rod
- crowning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 子扉のガタ付きを防止する事ができるフラン
ス落しを提供することにある。 【構成】 本体ケーシング１０に回動自在に支持された
レバー部材１１と、該レバー部材１１により上下に摺動
する係止ロッド１３と、該係止ロッド１３の先端に取り
付けられたロッドより外周の太い冠着部材１４とを備
え、前記冠着部材１４を子扉側に形成された突出孔１７
と、受け金具１８の開口部との双方に圧入嵌合させるの
で、子扉のガタ付を防止することが出来る。
ス落しを提供することにある。 【構成】 本体ケーシング１０に回動自在に支持された
レバー部材１１と、該レバー部材１１により上下に摺動
する係止ロッド１３と、該係止ロッド１３の先端に取り
付けられたロッドより外周の太い冠着部材１４とを備
え、前記冠着部材１４を子扉側に形成された突出孔１７
と、受け金具１８の開口部との双方に圧入嵌合させるの
で、子扉のガタ付を防止することが出来る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、扉のガタ付を防止する
事のできる子扉用のフランス落しの改良に関するもので
ある。
事のできる子扉用のフランス落しの改良に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】一般に、従来のフランス落しは図５、６
に示す様に、子扉４の上下に各々設けられており、操作
レバー５により係合ロッド６が突出自在に配設されてい
た。また、框側の受け金具７は、組立の容易性を考慮し
て、前記操作レバー５に対してかなり緩く構成されてい
た。したがって、子扉４をガタ付かないようにするた
め、框の段部８と当接する位置にゴム等の弾性体９を配
置して、子扉４を框の段部８に押し当てながら、操作レ
バー５を操作して固定していた。また、特に大きな荷物
等を出し入れする場合に、操作レバー５を操作して係合
ロッド５を子扉４内に没入させ、子扉４及び主扉の双方
を開くのが常であった。
に示す様に、子扉４の上下に各々設けられており、操作
レバー５により係合ロッド６が突出自在に配設されてい
た。また、框側の受け金具７は、組立の容易性を考慮し
て、前記操作レバー５に対してかなり緩く構成されてい
た。したがって、子扉４をガタ付かないようにするた
め、框の段部８と当接する位置にゴム等の弾性体９を配
置して、子扉４を框の段部８に押し当てながら、操作レ
バー５を操作して固定していた。また、特に大きな荷物
等を出し入れする場合に、操作レバー５を操作して係合
ロッド５を子扉４内に没入させ、子扉４及び主扉の双方
を開くのが常であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のフランス落しにおいて、その閉成時には、受け金具
７と係合ロッド６とのガタ付きをなくす為に、弾性体９
を押し潰しながら（子扉を框側に押し付けながら）、操
作レバー５を操作しなければならず、操作が煩雑であっ
た。また、弾性体９の弾性力が劣化したり、寸法が足り
ない場合には、子扉がガタ付いてしまった。子扉がガタ
付くと子扉に形成されたストライクにラッチボルト、デ
ッドボルト等で係合される大扉もガタ付いてしまう欠点
が存在した。
来のフランス落しにおいて、その閉成時には、受け金具
７と係合ロッド６とのガタ付きをなくす為に、弾性体９
を押し潰しながら（子扉を框側に押し付けながら）、操
作レバー５を操作しなければならず、操作が煩雑であっ
た。また、弾性体９の弾性力が劣化したり、寸法が足り
ない場合には、子扉がガタ付いてしまった。子扉がガタ
付くと子扉に形成されたストライクにラッチボルト、デ
ッドボルト等で係合される大扉もガタ付いてしまう欠点
が存在した。
【０００４】本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑
みなされたもので、子扉がガタ付く事のないフランス落
しを提供することにある。
みなされたもので、子扉がガタ付く事のないフランス落
しを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフランス落
しは、本体ケーシングに回動自在に支持されたレバー部
材と、該レバー部材により上下に摺動する係止ロッド
と、該係止ロッドの先端に取り付けられたロッドより外
周の太い冠着部材とを備え、前記冠着部材を子扉に形成
された突出孔と、受け金具の開口部との双方に圧入嵌合
させるものである。また、前記冠着部材は、前記係合ロ
ッドに揺動自在に支持されたものである。また、前記冠
着部材は、表面に複数の縦溝が形成されたことを特徴と
するものである。また、前記冠着部材は、合成樹脂で構
成されたものである。
しは、本体ケーシングに回動自在に支持されたレバー部
材と、該レバー部材により上下に摺動する係止ロッド
と、該係止ロッドの先端に取り付けられたロッドより外
周の太い冠着部材とを備え、前記冠着部材を子扉に形成
された突出孔と、受け金具の開口部との双方に圧入嵌合
させるものである。また、前記冠着部材は、前記係合ロ
ッドに揺動自在に支持されたものである。また、前記冠
着部材は、表面に複数の縦溝が形成されたことを特徴と
するものである。また、前記冠着部材は、合成樹脂で構
成されたものである。
【０００６】
【作用】このように、本発明に係るフランス落しによれ
ば、冠着部材が受け金具に嵌合しているので、子扉がガ
タ付く事がなく、その子扉にラッチボルト等で係合した
大扉もガタ付く事がない。
ば、冠着部材が受け金具に嵌合しているので、子扉がガ
タ付く事がなく、その子扉にラッチボルト等で係合した
大扉もガタ付く事がない。
【０００７】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明の一実施例を
説明する。図１は、本発明の一実施例であるフランス落
しの正面図、図２は本発明の一実施例であるフランス落
しの要部拡大断面図、図３は本発明の一実施例であるフ
ランス落しの冠着部材の嵌合状態を示す要部拡大断面
図、図４は本発明の一実施例であるフランス落しを備え
た扉全体を示す斜視図である。ここで、１０は本体ケー
シングであり、箱型の中に各部材要素が収納されてい
る。１１はレバー部材であり本体ケーシングに回動自在
にピン１２で支持されている。
説明する。図１は、本発明の一実施例であるフランス落
しの正面図、図２は本発明の一実施例であるフランス落
しの要部拡大断面図、図３は本発明の一実施例であるフ
ランス落しの冠着部材の嵌合状態を示す要部拡大断面
図、図４は本発明の一実施例であるフランス落しを備え
た扉全体を示す斜視図である。ここで、１０は本体ケー
シングであり、箱型の中に各部材要素が収納されてい
る。１１はレバー部材であり本体ケーシングに回動自在
にピン１２で支持されている。
【０００８】また、レバー部材１１の一部には係止ロッ
ド１３が連結されており、前記レバー部材１１を回動さ
せる事により上昇、下降させる事ができる。係止ロッド
１３の先端には、係止ロッド１３より外周の太い冠着部
材１４がピン１５で揺動自在に取り付けられている。冠
着部材１４は、外周に表面に複数の縦溝１６が形成され
ると共に、中央に係止ロッド１３の外径より大きい穴１
４ａが形成されている。そして、この穴１４ａに前記係
止ロッド１３がピン１５で揺動可能に連結されている
（図２参照）。
ド１３が連結されており、前記レバー部材１１を回動さ
せる事により上昇、下降させる事ができる。係止ロッド
１３の先端には、係止ロッド１３より外周の太い冠着部
材１４がピン１５で揺動自在に取り付けられている。冠
着部材１４は、外周に表面に複数の縦溝１６が形成され
ると共に、中央に係止ロッド１３の外径より大きい穴１
４ａが形成されている。そして、この穴１４ａに前記係
止ロッド１３がピン１５で揺動可能に連結されている
（図２参照）。
【０００９】冠着部材１４は、合成樹脂等の弾性に富む
部材で構成されており、周囲の縦溝１６部を押し潰され
ても容易に回復する。また、子扉２０に形成された突出
孔１７の穴径は、冠着部材１４の外周と略同一に形成さ
れている。更に、框１９側に形成された受け金具１８の
穴径は、冠着部材１４の外周より約０.１ｍｍ程小さく
形成されており、縦溝１６を押し潰して圧入する事がで
きる。
部材で構成されており、周囲の縦溝１６部を押し潰され
ても容易に回復する。また、子扉２０に形成された突出
孔１７の穴径は、冠着部材１４の外周と略同一に形成さ
れている。更に、框１９側に形成された受け金具１８の
穴径は、冠着部材１４の外周より約０.１ｍｍ程小さく
形成されており、縦溝１６を押し潰して圧入する事がで
きる。
【００１０】以上のように構成されたフランス落しの動
作について説明する。先ず、フランス落しが解錠状態の
時は、レバー部材１１は、Ｂ側にあり係止ロッド１３及
び冠着部材１４は上昇している。この状態で子扉２０を
開ける事ができる。部屋に大きな荷物を搬入する場合等
に利用する。
作について説明する。先ず、フランス落しが解錠状態の
時は、レバー部材１１は、Ｂ側にあり係止ロッド１３及
び冠着部材１４は上昇している。この状態で子扉２０を
開ける事ができる。部屋に大きな荷物を搬入する場合等
に利用する。
【００１１】次に、子扉２０をロックする場合、レバー
部材１１をＡ側に持ち上げる。すると、係止ロッド１３
及び冠着部材１４は、下降する。冠着部材１４が下降す
る際子扉２０に形成された突出孔１７及び受け金具１８
の穴に縦溝１６を潰しながら圧入されるので、ガタ付く
事がない。つまり、子扉２０が框１９に対して、確実に
固定されるので、子扉２０がガタ付く事がない。したが
って、従来のように子扉２０を固定する際に、框１９側
に押し付けながらロックする必要がない。
部材１１をＡ側に持ち上げる。すると、係止ロッド１３
及び冠着部材１４は、下降する。冠着部材１４が下降す
る際子扉２０に形成された突出孔１７及び受け金具１８
の穴に縦溝１６を潰しながら圧入されるので、ガタ付く
事がない。つまり、子扉２０が框１９に対して、確実に
固定されるので、子扉２０がガタ付く事がない。したが
って、従来のように子扉２０を固定する際に、框１９側
に押し付けながらロックする必要がない。
【００１２】また、冠着部材１４の外周には、縦溝１６
が形成されているので、ややきつい突出孔１７及び受け
金具１８に圧入しても、その山部が合成樹脂製であるた
め、容易に潰れると共に、抜き出すと容易に元の径に復
帰する。
が形成されているので、ややきつい突出孔１７及び受け
金具１８に圧入しても、その山部が合成樹脂製であるた
め、容易に潰れると共に、抜き出すと容易に元の径に復
帰する。
【００１３】この様にして、本発明のフランス落しは、
子扉２０のガタ付を防止する事ができる。子扉２０のガ
タ付が防止されると、図４に示す様に子扉に形成された
ストライク２２にラッチボルト２３、デッドボルト２４
等で係合される扉２１のガタ付も防止できる。
子扉２０のガタ付を防止する事ができる。子扉２０のガ
タ付が防止されると、図４に示す様に子扉に形成された
ストライク２２にラッチボルト２３、デッドボルト２４
等で係合される扉２１のガタ付も防止できる。
【００１４】尚、本発明は以上の実施例に限ることなく
本発明の技術思想に基づいて種々の設計変更が可能であ
る。
本発明の技術思想に基づいて種々の設計変更が可能であ
る。
【００１５】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るフランス落しによれば、本体ケーシングに回動自在に
支持されたレバー部材と、該レバー部材により上下に摺
動する係止ロッドと、該係止ロッドの先端に取り付けら
れたロッドより外周の太い冠着部材とを備え、前記冠着
部材を子扉に形成された突出孔と、受け金具の開口部と
の双方に圧入嵌合させるので、子扉を押し付ける動作を
する事なく、片手でレバーを操作して子扉を確実に固定
する事ができる。また、前記冠着部材は、前記係合ロッ
ドに揺動自在に支持されので、受け金具の位置とフラン
ス落しの係合ロッドの位置が正確に合っていなくとも、
冠着部材が子扉に形成された突出孔と、受け金具の開口
部との双方に容易に圧入嵌合される。
るフランス落しによれば、本体ケーシングに回動自在に
支持されたレバー部材と、該レバー部材により上下に摺
動する係止ロッドと、該係止ロッドの先端に取り付けら
れたロッドより外周の太い冠着部材とを備え、前記冠着
部材を子扉に形成された突出孔と、受け金具の開口部と
の双方に圧入嵌合させるので、子扉を押し付ける動作を
する事なく、片手でレバーを操作して子扉を確実に固定
する事ができる。また、前記冠着部材は、前記係合ロッ
ドに揺動自在に支持されので、受け金具の位置とフラン
ス落しの係合ロッドの位置が正確に合っていなくとも、
冠着部材が子扉に形成された突出孔と、受け金具の開口
部との双方に容易に圧入嵌合される。
【００１６】更に、前記冠着部材には、表面に複数の縦
溝が形成されているので、この縦溝が一時的に潰れて、
子扉に形成された突出孔と、受け金具の開口部とに隙間
無く圧入され、子扉のガタ付を防止する事ができる。ま
た、前記冠着部材は、合成樹脂で構成されている圧入さ
れて潰れた縦溝を、抜き出す事により、元の形状に復帰
する。
溝が形成されているので、この縦溝が一時的に潰れて、
子扉に形成された突出孔と、受け金具の開口部とに隙間
無く圧入され、子扉のガタ付を防止する事ができる。ま
た、前記冠着部材は、合成樹脂で構成されている圧入さ
れて潰れた縦溝を、抜き出す事により、元の形状に復帰
する。
【図１】本発明の一実施例であるフランス落しの正面図
である。（施錠状態）
である。（施錠状態）
【図２】本発明の一実施例であるフランス落しの要部拡
大断面図である。（施錠状態）
大断面図である。（施錠状態）
【図３】本発明の一実施例であるフランス落しの冠着部
材の嵌合状態を示す要部拡大断面図である。（施錠状
態）
材の嵌合状態を示す要部拡大断面図である。（施錠状
態）
【図４】本発明の一実施例であるフランス落しを備えた
扉全体を示す斜視図である。
扉全体を示す斜視図である。
【図５】従来のフランス落しの一例を示す正面図であ
る。
る。
【図６】従来のフランス落しの一例を示す側面図であ
る。
る。
１０ 本体ケーシング １１ レバー部材 １２ ピン １３ 係止ロッド １４ 冠着部材 １４ａ 穴 １５ ピン １６ 縦溝 １７ 突出孔 １８ 受け金具 １９ 框 ２０ 子扉 ２１ 扉 ２２ ストライク ２３ ラッチボルト ２４ デッドボルト
Claims (4)
- 【請求項１】 本体ケーシングに回動自在に支持された
レバー部材と、該レバー部材により上下に摺動する係止
ロッドと、該係止ロッドの先端に取り付けられたロッド
より外周の太い冠着部材とを備え、前記冠着部材を子扉
に形成された突出孔と、受け金具の開口部との双方に圧
入嵌合させることを特徴とするフランス落し。 - 【請求項２】 前記冠着部材は、前記係止ロッドに対し
て揺動自在に支持されたことを特徴とする請求項１記載
のフランス落し。 - 【請求項３】 前記冠着部材は、表面に複数の縦溝が形
成されたことを特徴とする請求項１記載のフランス落
し。 - 【請求項４】 前記冠着部材は、合成樹脂で構成されて
いる事を特徴とする請求項１記載のフランス落し。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27340194A JPH08135260A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | フランス落し |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27340194A JPH08135260A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | フランス落し |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08135260A true JPH08135260A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17527386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27340194A Withdrawn JPH08135260A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | フランス落し |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08135260A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021021324A (ja) * | 2016-10-07 | 2021-02-18 | 文化シヤッター株式会社 | 止水扉 |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP27340194A patent/JPH08135260A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021021324A (ja) * | 2016-10-07 | 2021-02-18 | 文化シヤッター株式会社 | 止水扉 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |