JPH08135200A - 造作材取付用定規 - Google Patents

造作材取付用定規

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JPH08135200A
JPH08135200A JP28035594A JP28035594A JPH08135200A JP H08135200 A JPH08135200 A JP H08135200A JP 28035594 A JP28035594 A JP 28035594A JP 28035594 A JP28035594 A JP 28035594A JP H08135200 A JPH08135200 A JP H08135200A
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JP
Japan
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ruler
work material
mounting
length
angle
Prior art date
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Pending
Application number
JP28035594A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuji Yamamoto
隆二 山本
Katsumi Nakamura
克己 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉛直材と略直交するように配される造作材の
取付位置各部の角度及び長さを正確且つ容易に測定で
き、その角度及び長さを、取り付けられるべき造作材に
正確且つ容易に写し取ることができる造作材取付用定規
を提供すること。 【構成】 伸縮可能で且つ所定長さで固定可能な腕木部
10と、該腕木部10の両端に取り付けられた一対の定
規部11,11とからなり、一対の該定規部11,11
は、それぞれ上記腕木部10と平行な同一平面内で回転
可能で且つ所定角度で固定可能になしてあることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、造作材取付用定規に関
するものであり、より詳しくは、鉛直材と略直交するよ
うに配される造作材の取付位置各部の長さ及び角度を正
確且つ容易に測定でき、その長さ及び角度を、取り付け
られるべき造作材に正確且つ容易に写し取ることができ
る造作材取付用定規に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示されるように、和室等の真壁造
における2本の柱等の鉛直材2,2に対して略水平に配
される鴨居や敷居等の造作材3,3(ここでいう造作材
とは、建築物の仕上がり時に直接目に触れる部分に用い
られ、化粧仕上げが必要とされる部材を言い、鴨居や敷
居の他、出窓の甲板等を指す)の取り付けに際して、該
造作材3,3は、その仕上がり時に直接目に触れる部材
であるため、上記鉛直材2,2と上記造作材3,3との
間に隙間やズレが発生しないように取り付けられる。こ
のため、従来は上記造作材3,3の取付位置各部の長さ
や角度を、金尺等を用いて個々に測定し、その長さや角
度を、取り付けられるべき上記造作材3,3に写し取っ
た後に、写し取られた長さや角度に従って該造作材3,
3を加工していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記取
付位置各部においては、図3に示されるように、上記鉛
直材2,2に僅かな傾きや捩れ、痩せ等があり、上記取
付位置各部の長さや角度を大雑把に測定したのでは上記
造作材3,3の仕口は綺麗に納まらない(尚、図3にお
いては、上述の上記鉛直材2,2の傾きや捩れ、痩せ等
が強調して示されている)。上述の長さや角度の測定を
正確に行うのは非常に難しく、熟練した職人でなければ
上記造作材3,3の仕口の納まりを綺麗に仕上げること
ができず、上記造作材3,3の仕上がり具合は職人の技
量によるところが大きかった。また、上述の作業は、各
測定部について一回ずつ測定を行い、記録した後に、上
記造作材3,3に上述の長さや角度を移していくため、
非常に手間のかかる作業であった。
【0004】従って、本発明は、鉛直材と略直交するよ
うに配される造作材の取付位置各部の長さ及び角度を正
確且つ容易に測定でき、その長さ及び角度を、取り付け
られるべき造作材に正確且つ容易に写し取ることができ
る造作材取付用定規を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、伸縮可能で且
つ所定長さで固定可能な腕木部と、該腕木部の両端に取
り付けられた一対の定規部とからなり、一対の該定規部
は、それぞれ上記腕木部と平行な同一平面内で回転可能
で且つ所定角度で固定可能になしてあることを特徴とす
る造作材取付用定規を提供することにより、上記目的を
達成したものである。
【0006】
【作用】本発明の造作材取付用定規によれば、該造作材
取付用定規を造作材の取付位置に予め取り付け、その状
態を保持させることにより、該取付位置各部の長さ及び
角度を一度で正確且つ容易に測定でき、また、上記造作
材取付用定規を、上述の状態のまま取り外し、取り付け
られるべき造作材にあてがうことにより、上記取付位置
各部の長さ及び角度を該造作材に正確且つ容易に写し取
ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の造作材取付用定規の一実施例
を図面を参照して説明する。図1は、本実施例の外観を
示す斜視図である。
【0008】本実施例の造作材取付用定規1は、図1に
示されるように、伸縮可能で且つ所定長さで固定可能な
腕木部10と、該腕木部10の両端に取り付けられた一
対の定規部11,11とからなり、一対の該定規部1
1,11は、それぞれ上記腕木部10と平行な同一平面
内で回転可能で且つ所定角度で固定可能になしてある。
また、一対の上記定規部11,11は、それぞれ一縁端
に上記平面と垂直な当接板11a,11aを有する断面
L字形状とされている。
【0009】本実施例について更に詳しく説明する。上
記腕木部10は、中空四角形断面を有する内管10a
と、該内管10aの断面外形形状よりやや大きい断面内
面形状を有する外管10bとからなり、上記内管10a
が上記外管10bに挿入されて伸縮可能になしてある。
上記内管10aの上記定規部11の取り付けられていな
い側の端部寄りの一面には、目盛り10cが記されてお
り、上記外管10bの上記目盛り10cに対応する面に
は、窓10dが設けられ、該窓10dの略中央に上記目
盛り10cの基準位置10eが記されている。
【0010】上記外管10bの上記窓10dの更に端部
寄りには、ネジ孔が設けられ、該ネジ孔に蝶ボルト10
fが螺合されている。該蝶ボルト10fを締め込んで上
記内管10aを上記外管10bの内面に押しつけること
により、該内管10a及び該外管10bの伸縮を固定し
得るようになしてある。上記内管10a及び上記外管1
0bそれぞれの上記定規部11,11が取り付けられる
端部近傍には、該定規部11,11を取り付けるための
ボルトが突設されている。上記腕木部10は、取り付け
られるべき造作材の長さに応じて、3尺用、4尺用、5
尺用等大まかな寸法のものが何種類か用意される。
【0011】上記腕木部10の両端に取り付けられる一
対の上記定規部11,11について、その一方の上記定
規部11を例に説明する。上記定規部11は、上記当接
板11aと、該当接板11aと直角に結合した取付板1
1cとからなり、上記当接板11aの一側縁には、上記
係止片11bが上記当接板11aに対して垂直に突設さ
れている。上記取付板11cの中央には孔が設けられ、
該孔に上記腕木部10の端部近傍に突設された上記ボル
トが挿通され、該ボルトに蝶ナット11dが螺合されて
いる。該蝶ナット11dを締め込むことより、上記定規
部11を上記腕木部10に固定し得るようになしてあ
る。一方の上記定規部11を例に説明したが、他方の上
記定規部11についても一方の上記定規部11と対称に
構成されている。
【0012】本実施例の上記造作材取付用定規1の使用
にあたっては、上記係止片11bを鉛直材の側面に係止
させて位置決めし、造作材の取付位置に上記造作材取付
用定規1を配置し、上記腕木部10の長さ及び一対の上
記定規部11,11の角度を調節して、上記当接板11
a,11aを柱等の鉛直材の側面に当接させた状態で上
記蝶ボルト10f及び上記蝶ナット11d,11dを締
めつけて、上記腕木部10の長さ及び一対の上記定規部
11,11の角度を固定する。次に、上述の状態のまま
上記造作材取付用定規1を上記取付位置から取り外し、
上記係止片11bを基準として、上記造作材取付用定規
1を加工されるべき造作材にあてて、該造作材取付用定
規1の長さ及び角度を該造作材に写し取り、写し取られ
た長さ及び角度に従って該造作材を加工する。
【0013】また、本実施例においては、上記腕木部1
0に上記目盛り10cが設けられているため、上記当接
板11a,11aを柱等の鉛直材の側面に当接させた状
態で上記造作材取付用定規1を固定し、上記目盛り10
c,上記窓10d及び上記基準位置10eを用いて固定
された状態における上記腕木部10の伸縮した量を記録
し、該腕木部10を縮ませて上記造作材取付用定規1を
取り外し易い状態にしてから取り外し、再び上記目盛り
10c,上記窓10d及び上記基準位置10eを用いて
固定された状態における上記腕木部10の伸縮した量を
再現することもでき、その作業を行い易いようになして
ある。
【0014】本発明の造作材取付用定規は上述のように
構成されており、該造作材取付用定規を造作材の取付位
置に取り付けるだけで、該取付位置各部の長さ及び角度
を一度で正確且つ容易に測定でき、また、この長さ及び
角度を取り付けられるべき造作材に正確且つ容易に写し
取ることができる。
【0015】尚、本発明の造作材取付用定規は、上記実
施例に制限されるものではなく、上記実施例では、上記
蝶ボルト10fや上記蝶ナット11d,11dを用い
て、上記腕木部10の長さ及び上記定規部11,11の
角度を固定したが、他の方法を用いて固定し得るように
なしても良く、上記実施例では、上記内管10a及び上
記外管10bの2重構造としたが、角管を更に増やして
3重構造等としても良く、その断面形状も四角形でなく
三角形やその他の多角形等であっても良い。上記実施例
では、上記係止片11bは、一対の上記定規部11,1
1の双方に設けられたが、一対の上記定規部11の一方
の上記当接板11aの一側縁にだけ設けられていても良
い。
【0016】また、上記実施例においては、上記目盛り
10cを読むために、上記窓10d及び上記基準位置1
0eを設けたが、目盛りのみを設けて上記外管10bの
端部で該目盛りを読むようになしても良い。更に、上記
実施例においては、鉛直材として柱、造作材として鴨居
や敷居の場合で説明したが、鉛直材が柱以外のものや造
作材が鴨居や敷居以外のもの(例えば出窓の甲板等)で
あっても、本発明の造作材取付用定規を用いて、その取
付位置各部の長さ及び角度を測定できることは言うまで
もない。その他の点に関しても、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲で適宜変更が可能である。
【0017】
【発明の効果】請求項1の造作材取付用定規によれば、
該造作材取付用定規を造作材の取付位置に予め取り付
け、その状態を保持させることにより、該取付位置各部
の長さ及び角度を一度で正確且つ容易に測定でき、ま
た、上記造作材取付用定規を、上述の状態のまま取り外
し、取り付けられるべき造作材にあてがうことにより、
上記取付位置各部の長さ及び角度を取り付けられるべき
造作材に正確且つ容易に写し取ることができる。更に、
この造作材取付用定規を用いた測定にあたっては、熟練
を要さずに簡便に測定し得るだけでなく、この測定に基
づいて加工された造作材は、鉛直材との間に隙間やズレ
を発生させずに綺麗にその取付位置に納められる。
【0018】請求項2の造作材取付用定規によれば上記
請求項1による効果に加えて、その測定時に、定規部の
当接板を鉛直材の側面に面接させることができるため、
定規部の一部を線接させて測定する場合に比して、水平
方向のズレを抑制しながらより正確に測定することがで
きる。
【0019】請求項3の造作材取付用定規によれば上記
請求項2による効果に加えて、その測定時には、係止片
により造作材取付用定規を係止することができるため、
測定中のズレを防止してより正確に測定できると共に、
造作材に長さや角度を写し取る際に、係止片を位置の基
準とすることができ、より正確に長さや角度を写し取る
ことができる。
【0020】請求項4の造作材取付用定規によれば上記
請求項1〜3による効果に加えて、その測定時に、目盛
りにより腕木部の伸縮した量を記録し、該腕木部を縮ま
せて造作材取付用定規を取り外し易い状態にしてから取
り外し、再び目盛りを用いて固定された状態における腕
木部の伸縮した量を再現することができ、その作業を行
い易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の造作材取付用定規の一実施例の外観を
示す斜視図である。
【図2】造作材が取り付けられる部分における、鉛直材
と造作材との関係を示す斜視図である。
【図3】造作材が取り付けられる部分における、鉛直材
と造作材との関係を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 造作材取付用定規 10 腕木部 10c 目盛り 11 定規部 11a 当接板 11b 係止片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮可能で且つ所定長さで固定可能な腕
    木部と、該腕木部の両端に取り付けられた一対の定規部
    とからなり、一対の該定規部は、それぞれ上記腕木部と
    平行な同一平面内で回転可能で且つ所定角度で固定可能
    になしてあることを特徴とする造作材取付用定規。
  2. 【請求項2】 一対の上記定規部は、それぞれ一縁端に
    上記平面と垂直な当接板を有する断面L字形状である、
    請求項1に記載の造作材取付用定規。
  3. 【請求項3】 一対の上記定規部の少なくとも一方の上
    記当接板の一側縁に、係止片が設けられている、請求項
    2に記載の造作材取付用定規。
  4. 【請求項4】 上記腕木部に、該腕木部の伸縮した量を
    示す目盛りが設けられている、請求項1〜3の何れかに
    記載の造作材取付用定規。
JP28035594A 1994-11-15 1994-11-15 造作材取付用定規 Pending JPH08135200A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2428297A (en) * 2005-07-08 2007-01-24 Colin Glenn Ogden Scaffolding erection aid
JP2010053584A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Misawa Homes Co Ltd 位置決め治具および胴縁の取付方法
CN102889001A (zh) * 2012-11-06 2013-01-23 南通建筑工程总承包有限公司 一种管桁架结构弦杆对接错位调节装置
CN106653347A (zh) * 2016-10-25 2017-05-10 国家电网公司 一种引线出头定位装置

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