JPH0813518B2 - 乾燥剤収納袋 - Google Patents

乾燥剤収納袋

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JPH0813518B2
JPH0813518B2 JP2273045A JP27304590A JPH0813518B2 JP H0813518 B2 JPH0813518 B2 JP H0813518B2 JP 2273045 A JP2273045 A JP 2273045A JP 27304590 A JP27304590 A JP 27304590A JP H0813518 B2 JPH0813518 B2 JP H0813518B2
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desiccant storage
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亀久男 大沢
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日本化工機材株式会社
三島製紙株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、摩擦により生じる静電気を中和するように
した静電気の帯電を防止する包材を利用し内部にシリカ
ゲル等の乾燥剤を収納した乾燥剤収納袋に関する。
(従来の技術) 最近の電子機器用の製品には、静電気の帯電(以下、
帯電とは静電気の帯電を意味する)により絶縁破壊を起
し易いものが多数ある。例えば、ICチップ、フレキシブ
ルディスク(FD)、磁気カード、ワープロの固定ディス
ク等である。
これら製品には帯電による絶縁破壊を防止するため
に、直接接する外体に対して帯電手段が施こされてい
る。そして、この製品を紙箱等で梱包する場合には、紙
箱内に乾燥剤を投入することがある。
しかし、このように二次的に投入される乾燥剤に対し
ては帯電障害の防止手段は何ら施こされていない。
静電気は、主として接触面や境界面の相対的な摩擦運
動に起因する表面現象である。発生する電荷の大きさや
極性は、物体の種類、表面状態、取扱い条件、環境条件
などに影響される。
したがって、静電気による帯電を防止するには、物体
の種類、表面状態、取扱い条件という前三者に関して
は、その物体固有の問題あるいはその取扱いの問題とし
て把握することができ、4番目の環境条件に関しては、
梱包後の外的要因の問題として対処できる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、この帯電を防止する場合に、前三者の製品
固有の問題あるいは取扱い上の問題は、各メーカーにお
いて対処できるものの、後者の問題は、環境条件に起因
することから、その対処の仕方は難しい。
特に、ICチップ等の要帯電防止製品は、湿気を嫌うも
のが多いので、製品を梱包した後に紙箱内に乾燥剤を入
れているが、前述した静電気の発生防止のための吸湿効
果を利用できず、帯電防止の上から前記梱包方法は問題
を有するものとなっている。
また、帯電防止材の中には、金属やカーボン等の導電
性の繊維を編み込んだ積層フィルム、カーボン練り込み
フィルム、アルミ等の金属蒸着フィルム、金属箔等によ
り構成したものがあるが、これらは帯電防止効果は高い
ものの、通気性に欠けることから、乾燥剤用包材として
は使用できないという欠点がある。
一方、この乾燥剤自体も帯電するという問題がある。
一般に使用されている粒状のシリカゲルは、相互に接触
摩擦すると、乾燥時には1016Ω、吸湿状態で1012Ωとい
う電気抵抗を示し、帯電することが最近の研究で明らか
にされている。したがって、シリカゲル自体も帯電する
ことを考えると安易に箱内に乾燥剤を入れることも好ま
しくなく、また、シリカゲルを、シート状の包材により
包むと、この包材自体も相互摩擦により帯電する虞もあ
る。
本発明は、上述した従来技術に伴う欠点・問題点に鑑
みてなされもので、湿気を嫌いかつ要帯電防止の製品を
梱包するに好適な包材を用い、帯電防止と湿気防止が可
能で、適度な箱内環境を作ることができ、製造作業も容
易な乾燥材収納袋を抵抗することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明は、基布の内側又は
外側のいずれか一方に、透湿性を有する導電フィルムを
接着した包材を、包状に成形し、底部と頂部をヒートシ
ールすることにより、内部に乾燥剤を封止したことを特
徴とする乾燥剤収納袋である。
前記基布は、不織布とすることが好ましい。
乾燥剤としてシリカゲルを封止した乾燥剤収納袋は、
基布の内側に導電フィルムを接着した包材により構成す
ることが好ましい。
また、外周面に導電性のインクをプリントしてもよ
い。
導電フィルム中に分散する導電繊維は、導電加工され
た有機繊維であることが好ましい。
乾燥剤として塩化カルシウムを封止した乾燥剤収納袋
は、基布の外側に導電フィルムを接着した包材により構
成することが好ましい。
前記包材は、より好ましくは、透湿度が、2800g/m2/2
4hr以上、表面抵抗率が104〜106Ω/□であることが望
ましい。
(作 用) 一般に、静電気の発生は、相対湿度に関係し、相対湿
度が50%程度以下になると帯電し易く、これより上昇す
ると帯電しにくい。即ち、適度な相対湿度にするための
乾燥剤の投入は、帯電防止上から好ましいことになる。
したがって、基布の片面に透湿性を有する帯電フィル
ムを接着した包材内に、シリカゲルを封止すると、包材
の周囲環境を所定の湿度状態とするとともにシリカゲル
の相互摩擦等により生じる静電気が導電フィルムによる
電気伝導により解消されることになる。
また、乾燥剤収納袋の製造時には、乾燥剤の投入口を
ヒートシールするが、この場合、袋を構成する材料が導
電フィルムを有するものであれば、乾燥剤投入時に生じ
る静電気を導電フィルム自体によりアースでき、乾燥剤
の投入が容易になり、乾燥剤の粒が袋に付着した状態で
ヒートシールする虞もなく、製造作業が容易になる。
この基布を不織布により構成すれば、通気性が確保さ
れる。
しかも、包材の外周面に導電性のインクをプリントす
れば、包材相互あるいは包材と他の部材、例えば段ボー
ルの箱対等との摩擦により生じた静電気もその導電性の
インクによる電気伝導により解消される。
特に、導電フィルムを、導電加工された有機繊維から
なる導電繊維を内部に分散したものにより構成すれば、
より速やかに電気伝導による電気的中和状態とすること
ができる。
前記包材の内部に乾燥剤として塩化カルシウムを封止
すれば、この塩化カルシウムは、帯電しないので、静電
気の帯電を防止する包材相互の摩擦により生じた静電気
が導電フィルムによる電気伝導により解消されることに
なる。
前記導電フィルムを片面に有する包材は、透湿度が、
2800g/m2/24hr以上、表面抵抗率が、104〜106Ω/□と
すれば、通気性が良く、梱包箱内の環境は帯電防止と湿
気防止の相反する要求を満足する要帯電防止製品の梱包
環境を改善することができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明に係る乾燥剤収納袋の一実施例を示
す拡大断面図、第2図は、第1図の乾燥剤収納袋の全体
を示す一部破断斜視図、第3図は、第1図の乾燥剤収納
袋の使用形態の一例を示す一部破断斜視図、第4,5図は
それぞれ、本発明に係る乾燥剤収納袋の他の実施例を示
す拡大断面図、第6図は、本発明に係る乾燥剤収納袋の
さらに他の実施例を示す一部破断斜視図である。
本発明に係る乾燥剤収納袋Fは、静電気帯電防止用包
材2を成形することにより、例えば、第1図および第2
図に示す形状に構成され、第3図に示すように、段ボー
ル箱1内に収納された状態で使用される。
即ち、静電気帯電防止用包材2により乾燥剤収納袋F
を形成し、この乾燥剤収納袋Fを、ICチップ、固定ディ
スク等が組込まれたワープロ等のような要帯電防止の電
気製品Wと段ボール製の箱体1との間に多数詰納し、こ
の箱体1内の内部環境の改善に図るようにしている。
まず、静電気帯電防止用包材(以下単に包材と称する
ことがある)2は、第1図に示すように、不織布等から
なる基布4の片面に通気性のある導電フィルム5が接着
され、基布4の他の面にカーボンインク等のような導電
性のあるインク6が塗布されたものである。
特に、導電フィルム5は、外部からの空気を通過させ
つつ内部に包まれた製品Wが摩擦等により生じる静電気
を電気伝導による電気的に中和させる機能を有してお
り、本実施例では、導電加工された有機繊維からなる導
電繊維を用いて導電フィルムを製造しているが、炭素繊
維、金属繊維等も導電フィルムの製造に使用できる。
導電フィルム5は、熱可塑性合成パルプ、導電繊維、
熱可塑性複合繊維および木材パルプとを混合抄紙して原
紙を製造した後、熱可塑性合成パルプが溶融し、導電繊
維、熱可塑性複合繊維の高融点成分、木材パルプがその
繊維形態を保てる温度で加熱加圧処理してフィルム化す
る。熱可塑性合成パルプは、製袋時の良好なヒートシー
ル強度を得るため全体の50重量%以上必要である。
導電繊維は、導電フィルム5の表面抵抗率が、106Ω
/□以下になるように配合率を調整するが、静電気除去
用途では、は104〜106Ω/□が好ましく、配合率5重量
%以下で達成できる。導電繊維は、繊維形状を保ったま
ま、フィルム5中に均一に分散するので、包材2を用い
て種々の製品を包んだ場合に、包材2と製品との間の摩
擦接触等により生じる静電気を除去できる。
透湿性を得るためには、導電フィルム5中に、繊維形
状を保つ繊維の配合が導電繊維以外に30重量%以上必要
である。
加熱加圧処理する時に溶融しない繊維が多く存在する
ことによって全体が嵩高く、空隙が多く形成され、熱可
塑性合成パルプが加熱加圧処理する時に溶融流動しても
多くの空隙を埋めきれないので、導電フィルム5は多孔
質で通気性を有するのである。
木材パルプやレーヨン繊維、融点の適した熱可塑性複
合繊維等が使用されているが、抄紙性や加熱加圧処理工
程および基布との貼合せ工程で必要なシート強度の点か
ら木材パルプと熱可塑性複合繊維の組合せが好ましい。
導電フィルム5は、坪量15〜30g/m2が好ましい。坪量
15g/m2未満では原紙の抄造が難しく、30g/m2を越えても
静電気除去効果は変らず、コストが高くなるだけであ
る。
この導電フィルム5を前記基布4である不織布の片面
に貼合せることによりシート状の包材2を形成するが、
この貼合せにより形成されたものの厚さは、好ましく
は、約100〜120μ程度である。
なお、貼合せの時、導電フィルム5と基布4が全面で
密着せず、点接着が全面に分布して積層された包材2も
本願発明に用いることができる。
透湿度は、2800g/m2/24hr以上が好適である。
前述した基布4の他の面に塗布された導電性の材料か
らなるインク6は、製品を包んだ状態のものを多数箱等
に収納したときに包材2相互が摩擦接触したときに生じ
る電気を電気伝導により電気的に中和させる機能を発揮
するものである。
したがって、包んだ場合に、基布4の外面となる側に
塗布しておくことが好ましい。この場合、インク6によ
り形成される模様は、スポット的なものではなく、第2,
3図に示すように連続したものであることが好ましい。
これにより局部的に生じた包材2の全面に電気伝導させ
ることができ、包材2の電気伝導性を向上させることが
できる。
ただし、この包材2は、箱体の内周面に固定的に取付
けて使用する場合もあるが、このような場合には、包材
1の外側での静電気の発生は少ないので、第6図に示す
ように基布4の他の面にインク6を塗布する必要はな
い。
かかる包材を用いた乾燥剤収納袋Fとしては、第2図
に示すように、前述した包材2の一側をヒートシールし
て筒状とし、さらにこの側部F1に対し直交する方法にヒ
ートシールすることにより底部F2を形成し、上部から乾
燥剤3としてのシリカゲルを投入した後に、再度側部F1
に直交する方向でヒートシールすることにより内部に乾
燥剤3を封止することにより形成する。
乾燥剤3としてシリカゲルを封止した乾燥剤収納袋F
は、基布4の内側に導電フィルム5を接着した包材2に
より構成し、好ましくは、外周面に導電性のインク6を
プリントすることが望ましい。
まず、導電フィルム5を形成するには次のようにす
る。
熱可塑性合成パイプとしてSWPUL410(三井石油化学
(株)の商品名、ポリエチレン系樹脂、融点123℃)、
導電繊維としてサンダーロンSS−N(日本蚕毛染色
(株)の商品名、アクリル繊維に染色工程で銅イオンを
拡散した銅電繊維、軟化点190〜240℃、平均繊維長5m
m、繊維径17.5μ、比抵抗5.9×10-2Ω・cm)、木材パル
プとして叩解度300mlCSFに叩解されたNBKP、熱可塑性複
合繊維としてNBF−E(大和紡績(株)の商品名、芯鞘
型ポリプロピレン系複合繊維、芯成分結晶性ポリプロピ
レン50:50鞘成分ポリオレフィン系ポリマー、鞘成分の
融点96〜100℃)を、各々60/3/27/10重量%の配合率で
混合し、紙料を調整した後、坪量20g/m2と15g/m2を目標
に抄紙して原紙を製造した。原紙の乾燥はNBFの鞘成分
の融点96〜100℃より高く、SWPUL410の融点123℃より低
い100〜115℃で行なった。
フィルム化はスーパーカレンダーを用い、SWPUL410の
融点123℃より高く、NBF−Eの芯成分の融点より低い13
0℃で、線圧25kg/cm、30m/の速度で加熱加圧処理した。
2種の坪量の導電フィルム5と、基布4としての不織
布ルクサーH2020ZZ(旭化成工業(株)の商品名、ポリ
エチレンフラッシュ紡糸不織布)を熱ロール(130℃)
で厚さ100〜120μの範囲に熱接着して積層されたシート
状包材2を製造した。
厚さ100〜120μは透湿度が2800g/m2/24hr以上になる
よう予備テストで確認したもので、用いる不織布の品種
が異なれば、厚さの範囲も変更される。なお、原紙と不
織布を重ねて加熱加圧処理することによりフィルム化と
積層を一工程で行なうことも可能である。
また、前記のように点接着によって積層されたシート
状の包材2も製造したが、この場合、不織布の通気性は
殆んど変化しないので、導電フィルム5の透湿度を2800
g/m2/24hr以上に製造した。
このようにして形成された帯状のシート状包材2を、
略中心の軸線よりU字状に折曲げ、解放端側をヒートシ
ールして筒状とする。そして、この側部F1に対し直交す
る方向にヒートシールすることにより底部F2を形成す
る。
そして、有底筒状をしたシート状包材2の上部から乾
燥剤3としてのシリカゲルを投入する。
この投入時に静電気が生じても、この静電気は、導電
フィルム5により電気伝導して中和されることになる。
したがって、粒状のシリカゲルがシール面に入り込み、
ヒートシールの邪魔になることはなく、ヒートシール作
業も円滑に行なうことができる。また、この製造作業中
に生じる種々の箇所で生じる静電気も前記シート状包材
2を伝わって逃げることになり、別途アース等の手段を
施こす必要もなく、製造作業を円滑に行なうことができ
る。
この静電気帯電防止の乾燥剤収納袋Fを段ボール製の
箱体1内の要帯電防止の電気製品Wと箱体1との間の隙
間Sに多数詰納する。
この各静電気の帯電を防止する乾燥剤収納袋Fの基布
4及び導電フィルム5からなるシート状包材2は、多孔
質であるために、通気性が良く、周囲から湿気を吸収
し、要帯電防止製品Wの梱包環境を改善する。特に、シ
リカゲルは、吸湿と湿気の開放とを可逆的に行なうこと
ができるので、箱内環境は帯電防止と湿気防止の相反す
る要求を満足させ、理想的な梱包環境にすることができ
る。
また、シート状包材2内に包まれた乾燥剤3相互の摩
擦あるいはこのシート状包材2よりなる包材相互の摩擦
により静電気が生じても、この電荷を、導電フィルム5
による電気伝導により解消する。つまり、静電気帯電を
防止する乾燥剤収納袋F内のシリカゲルは、直接導電フ
ィルム5が接触しているので、シリカゲル相互の摩擦に
より生じる静電気は導電フィルム5による電気伝導が生
じ解消される。また、シート状包材2の外周面が帯電し
ても、導電性のインク6による電気伝導により解消され
ることになる。このようにして段ボール製の箱体1内の
要帯電防止の電子機器用の製品Wは、常に静電気の帯電
による絶縁破壊から保護されることになる。
上述した実施例は、製品を包んだものの外側となる側
にインキをプリントしたものであるが、本発明は、これ
のみに限定されるものではなく、種々の変形例が考えら
れる。
例えば、第4図に示すように、インキ6をプリントし
ないものでもよく、第5図に示すように基布4の外側に
導電フィルム5を接着してもよい。
また、収納袋は、前述したシリカゲルのみに限定され
るものではなく、例えば、乾燥剤収納袋F内に封止する
ものは、相互の摩擦接触によっても静電気が生じないよ
うな乾燥剤3a、例えば、塩化カルシウムであってもよ
い。このような乾燥剤3aを使用する場合には、前記シー
ト状包材は、第5図に示すように、最外層に導電フィル
ム5を用いることが好ましい(第6図参照)。当然のこ
とながら、この導電フィルム5の外面にはカーボンイン
ク等の導電性のインク6は不要である。
また、先の実施例は、シート状包材2から収納袋Fを
構成するに当り、基布4と導電フィルム5とを1層づつ
積層して形成したものであるが、導電フィルム5を複数
層として基布4に接着したものあるいは基布4と導電フ
ィルム5とを交互に形成してもよい。
(発明の効果) 以上述べたように、静電気帯電防止用包材を用いて形
成された本発明に係る乾燥剤収納袋は、乾燥剤本来の機
能である吸湿を適度に行なうことにより、箱内環境の改
善を図るとともに確実に帯電防止することになる。
さらに、乾燥剤収納袋の製造作業も円滑に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る乾燥剤収納袋の一実施例を示す
拡大断面図、第2図は第1図の乾燥剤収納袋の全体を示
す一部破断斜視図、第3図は、第1図の乾燥剤収納袋の
使用形態の一例を示す一部破断斜視図、第4,5図はそれ
ぞれ、本発明に係る乾燥剤収納袋の他の実施例を示す拡
大断面図、第6図は、本発明に係る乾燥剤収納袋のさら
に他の実施例を示す一部破断斜視図である。 2……シート状包材、3,3a……乾燥剤、 4……基布、5……導電フィルム、 6……インク。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−244535(JP,A) 実開 昭64−20800(JP,U) 阿部嘉長、須藤 真編「新版・プラスチ ック配合剤−基礎と応用」大成社(昭和59 年1月30日)第265及び第266頁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基布(4)の内側又は外側のいずれか一方
    に、透湿性を有する導電フィルム(5)を接着した包材
    (2)を、筒状に成形し、底部と頂部をヒートシールす
    ることにより、内部に乾燥材(3,3a)を封止したことを
    特徴とする乾燥材収納袋。
  2. 【請求項2】前記基布(4)は、不織布である請求項1
    に記載の乾燥剤収納袋。
  3. 【請求項3】前記乾燥剤(3,3a)は、シリカゲルであ
    り、前記包材(2)は、前記基布(4)の内側に、導電
    フィルム(5)を接着してなる請求項1又は2に記載の
    乾燥剤収納袋。
  4. 【請求項4】前記包材(2)の外周面に、導電性のイン
    ク(6)をプリントしたことを特徴とする請求項3に記
    載の乾燥剤収納袋。
  5. 【請求項5】前記導電フィルム(5)は、導電加工され
    た有機繊維からなる導電繊維が、内部に分散されてなる
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の乾燥剤収納袋。
  6. 【請求項6】前記乾燥剤(3,3a)は、塩化カルシウムで
    あり、前記包材(2)は、前記基布(4)の外側に、導
    電フィルム(5)を接着してなる請求項1、2又は5に
    記載の乾燥剤収納袋。
  7. 【請求項7】前記包材(2)は、透湿度が、2800g/m2/2
    4hr以上、表面抵抗率が104〜106Ω/□である請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の乾燥剤収納袋。
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阿部嘉長、須藤真編「新版・プラスチック配合剤−基礎と応用」大成社(昭和59年1月30日)第265及び第266頁

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