JPH08134085A - リン脂質類似構造を有するポリウレタン化合物 - Google Patents

リン脂質類似構造を有するポリウレタン化合物

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JPH08134085A
JPH08134085A JP6272697A JP27269794A JPH08134085A JP H08134085 A JPH08134085 A JP H08134085A JP 6272697 A JP6272697 A JP 6272697A JP 27269794 A JP27269794 A JP 27269794A JP H08134085 A JPH08134085 A JP H08134085A
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phospholipid
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JP6272697A
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Tadao Nakaya
忠雄 仲矢
Yoshitomo Shibata
佳知 柴田
Giyokugun Ri
玉軍 李
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Nippon Oil and Fats Co Ltd
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/30Low-molecular-weight compounds
    • C08G18/38Low-molecular-weight compounds having heteroatoms other than oxygen
    • C08G18/3878Low-molecular-weight compounds having heteroatoms other than oxygen having phosphorus
    • C08G18/3889Low-molecular-weight compounds having heteroatoms other than oxygen having phosphorus having nitrogen in addition to phosphorus

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的高分子量のものが得られ、強固なフィ
ルム等の成形体を容易に形成することができる新規かつ
有用なリン脂質類似構造を有するポリウレタン化合物を
得る。 【構成】 一般式〔1〕で表わされるリン脂質類似構造
を有するポリウレタン化合物。 【化1】 (式中、R1は炭素数8〜30の直鎖もしくは分岐の飽
和または不飽和の1価の炭化水素基、R2は炭素数4〜
16の脂肪族、芳香族、または芳香族置換脂肪族の2価
の炭化水素基で、それぞれ1種または2種以上が混在し
ていてもよく、nは5〜1000の整数を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リン脂質類似構造を有
するポリウレタン化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】生体内には多種のリン脂質が含まれてお
り、これらのリン脂質は、生体が生命を維持するために
重要な役割を演じていることが明らかになっている。た
とえばリン脂質は細胞膜等の細胞質の構成要素であっ
て、生体の種々な代謝過程と密接な関係があり、また脳
組織のエネルギー源、脂肪の運搬および吸収、血液の凝
固、食物の味の知覚等にも非常に重要な役割を果たして
いる。このようにリン脂質は生体全体の生命維持のため
の多くの機能をもつため、人工臓器用等の医用材料やバ
イオセンサー等のセンサー類などへ応用しようとする試
みが数多くなされている。しかし一般にこれらの試みに
用いられているリン脂質はレシチン、ホスファチジルエ
タノールアミン、ホスファチジルセリン等いずれも生体
から抽出した天然物であり、低分子量であるため均一で
強固な膜を得ることは著しく困難である。
【0003】上述したセンサー、医用材料等の分野に利
用するためには、前記のリン脂質の類似の誘導体は、比
較的高分子量のものが得られ、かつ強固なフィルムや繊
維などの成形体として得ること、ならびに容易に製造で
きることなどが要望されている。このような背景の中で
従来、リン脂質類似構造を有するポリマーとしてホスフ
ォリルコリン基を有するアクリレートポリマーが報告さ
れている(特開昭54−63025号公報)。さらに特
開昭63−96200号公報にはリン脂質化ポリペプチ
ドが開示されている。しかしながら、アクリレートポリ
マーは重合時に空気中の酸素の影響を受け易く、未反応
のモノマーが残りその量を少なくコントロールするのが
困難であるという問題点がある。また、リン脂質化ポリ
ペプチドはポリ−γ−ジメチルヘキしルグルタミン酸を
用いており、入手しにくいという問題点がある。
【0004】また、特開昭61−207395号公報に
記載されているようにリン脂質類似構造を有するジオー
ルとジフェニルメタンジイソシアネートからリン脂質類
似構造を有するポリウレタン化合物が開示されている。
さらに、特表昭62−500726号公報に記載されて
いるようにジイソシアネートとグリセロホスファチジル
コリンとからなるポリウレタン化合物が開示されてい
る。しかしこれらのウレタン化合物はフィルムなどにし
たときの強度が必ずしも十分ではないという問題点があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、比較的高分
子量のものが得られ、強固なフィルム等の成形体を容易
に形成することができる新規かつ有用なリン脂質類似構
造を有するポリウレタン化合物を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は次のリン脂質類
似構造を有するポリウレタン化合物である。 (1)下記一般式〔1〕で表わされるリン脂質類似構造
を有するポリウレタン化合物。
【化2】 (式中、R1は炭素数8〜30の直鎖もしくは分岐の飽
和または不飽和の1価の炭化水素基、R2は炭素数4〜
16の脂肪族、芳香族、または芳香族置換脂肪族の2価
の炭化水素基で、それぞれ1種または2種以上が混在し
ていてもよく、nは5〜1000の整数を示す。) (2)R1が炭素数8〜22の直鎖の炭化水素基、R2
ヘキサメチレン基またはトリレン基で表わされる上記
(1)記載のリン脂質類似構造を有するポリウレタン化
合物。
【0007】一般式〔1〕において、R1は炭素数8〜
30、好ましくは8〜22の直鎖もしくは分岐の飽和ま
たは不飽和の1価の炭化水素基であり、特にアルキル
基、アルケニル基等が好ましい。具体的にはオクチル
基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、トリデシル基、
テトラデシル基、ヘキサデシル基、セチル基、オクタデ
シル基、ステアリル基、オクチルドデシル基、ドコシル
基等の直鎖飽和の炭化水素基;2−エチルヘキシル基、
イソトリデシル基、イソステアリル基などの分岐の飽和
アルキル基;オレイル基、オクタコシル基などの直鎖不
飽和の炭化水素基などがあげられる。高純度品の入手性
や製品の安定性の点から炭素数8から22の直鎖炭化水
素基、特にアルキル基が好ましい。
【0008】一般式〔1〕において、R2は炭素数4〜
16、好ましくは6〜15の脂肪族、芳香族、または芳
香族置換脂肪族の2価の炭化水素基であり、特にアルキ
レン基、アリーレン基等が好ましい。具体的にはヘキサ
メチレン基、トリレン基、ビトリレン基、ジフェニルメ
タン基、ジメチルジフェニルメタン基などがあげられ
る。これらの中では炭素数6〜7の直鎖脂肪族基または
芳香族炭化水素基が好ましく、特にヘキサメチレン基、
トリレン基が好ましい。
【0009】一般式〔1〕において、ポリウレタン化合
物の重合度を示すnの値は5〜1000、好ましくは1
5〜200である。nが5未満ではポリマーの強度が小
さくなり、nが1000より多い場合は粘度が高くなっ
て、取扱いにくくなるので好ましくない。
【0010】一般式〔1〕で示されるポリウレタ化合物
は、下記一般式〔2〕
【化3】 (式中、R1は前記と同じものを示す。)で表わされる
リン脂質類似構造を有する化合物と、下記一般式〔3〕
【化4】 O=C=N−R2−N=C=O …〔3〕 (式中、R2は前記と同じものを示す。)で表わされる
ジイソシアネートとを反応させることにより製造するこ
とができる。
【0011】一般式〔2〕の化合物は、ホスフォリルコ
リンのジオール化合物であり、例えばChemistr
y and Industry.Oct.20(196
2),p1828記載のR.S.Edmundsonの
方法にしたがって得られる2−クロロ−2−オキソ−
1,3,2−ジオキサホスフォラン(以下、COPと略
す)を、例えば特開昭61−207395号公報に記載
の方法に従って、トリエチルアミン等の第三アミンの存
在下、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の適当
な有機溶媒中で、炭素数8〜30の直鎖もしくは分岐の
飽和または不飽和の炭化水素基を有するアルコールと反
応させることによって得られる一般式〔4〕の化合物
【化5】 (式中、R1は前記と同じものを示す。)と、N−メチ
ルジエタノールアミンとの反応により製造することがで
きる。
【0012】その際、必要に応じてジメチルフォルムア
ミド(DMF)、アニソール、N−メチル−2−ピロリ
ドンなどの溶媒を用いてもよい。反応温度は通常30な
いし120℃で、30℃より低いと反応時間が長くかか
り、反応温度が120℃より高いと副反応などが生じる
ので好ましくない。また場合によっては反応促進のため
に長鎖アルキルスズエステル、第三アミンなどの触媒を
用いてもよい。一般式〔3〕のジイソシアネートの具体
例としては、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリレ
ン−2,4−ジイソシアネート、トリレン−2,6−ジ
イソシアネートなどがあげられる。これらのジイソシア
ネートは1種単独で、または2種以上を混合して用いて
もよい。
【0013】一般式〔2〕のリン脂質類似構造を有する
化合物と、一般式〔3〕のジイソシアネートとは、モル
比1:0.8〜1:1.5、好ましくは1:0.9〜
1:1.1で反応させるのが望ましい。モル比が1:
0.8より小さい場合は一般式〔2〕の化合物が未反応
物として残るため精製が困難になり、また1:1.5よ
り大きい場合は一般式〔3〕のジイソシアネートが多く
残り、精製が困難になるので好ましくない。反応は不活
性ガス雰囲気下で行うのが好ましく、その際必要に応じ
て、アニソール、N−メチル−2−ピロリドンなどの溶
媒を用いて反応を促進し、あるいは取扱性を改善するの
が好ましい。
【0014】上記の反応では、必要に応じて他の共重合
可能な化合物や添加剤を加えてもよい。例えばエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ビスフェノール、
ビスフェノールAなどの2価アルコール;あるいはグリ
セリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ルなどの多価アルコールなどを一般式〔2〕の化合物の
一部と置き換えてもよい。また一般式〔3〕のジイソシ
アネートの一部を他の市販のジイソシアネートやあるい
は他の多官能イソシアネートと置き換えてもよい。
【0015】上記によって得られる本発明のリン脂質類
似構造を有するポリウレタン化合物は、比較的高分子量
のものが得られ、従来の天然リン脂質に比較して成膜性
等の成形性に優れている。例えば本発明化合物は、溶液
キャスト等の極めて簡便な方法によって膜を形成できる
など、成形が容易である。得られた膜等の成形体は天然
のリン脂質からなる膜等に比べ、はるかに強固なものと
なる。また、リン脂質類似構造を有するため抗血栓性が
あり、そのためバイオセンサー等のセンサー類、人工臓
器等の医用材料等の広い分野への利用が可能である。
【0016】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、比較的高
分子量のものが得られ、強固なフィルム等の成形体を容
易に形成することができる新規かつ有用なリン脂質類似
構造を有するポリウレタン化合物が得られる。
【0017】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。 合成例1−1 〈2−ステアロキシ−2−オキソ−1,3,2−ジオキ
サホスフォランの合成〉メカニカルスターラ、塩化カル
シウム管、滴下ロート付きの500ml丸底フラスコ内
を充分乾燥し、脱水THF150ml、ステアリルアル
コール10.0g(0.037mol)、トリエチルア
ミン3.74g(0.037mol)を入れた。10℃
でステアリルアルコールをTHF(テトラヒドロフラ
ン)に完全溶解させた後、COP5.27g(0.03
7mol)を1時間かけゆっくりと滴下した。滴下中は
系を10℃に保ち、滴下終了後は15〜20℃で2時間
反応させた。反応溶液は反応の進行と共に生成したトリ
エチルアミン塩酸塩を濾別し、THF30mlで洗浄し
た後、濾液をエバポレータで溶媒留去し白色固体14.
8g(収率97.0%)を得た。
【0018】生成物の核磁気共鳴スペクトルおよび赤外
分光分析の分析結果を次に示す。1 H−NMR(δ(ppm),CDCl3/TMS) 1.00(s,3H,CH3−) 1.40(s,32H,C−(CH216−C) 1.7−2.1(b,2H,PO−CH2−C) 3.6−4.4(b,4H,O−CH2CH2−O)
【0019】IR(KBr−Tablet法;cm-1) 720 −(CH2n− 1020 −P−O−CH2− 1235 −P=O 1460 CH3CH2− 2840 −CH2− 2900 −CH3
【0020】また元素分析の結果は次の通りであった。 C:63.30(計算値63.83) H:10.43(計算値10.90) これらの結果より、式〔4〕の化合物である2−ステア
ロキシ−2−オキソ−1,3,2−ジオキサホスフォラ
ンであることを確認した。
【0021】合成例1−2 〈2−(N−メチルジエタノールアンモニウム)エチル
ステアリルホスフェート〉前記の合成例1−1で得た2
−ステアロキシ−2−オキソ−1,3,2−ジオキサホ
スフォラン12.0g(0.032mol)とDMF1
00mlを300ml耐圧グラスボトル(TOP Mo
del E 1435,Type A)に入れ、N−メ
チルジエタノールアミン5.72g(0.048mo
l)を素速く加えて栓をし、80℃で20時間振とうを
続けた。室温まで冷却した後開栓し、溶液を濃縮して粗
生成物を得た。粗生成物はアセトンで洗浄し、濾過し
た。これを三回繰り返して、減圧乾燥して淡黄色固体の
生成物14.6g(収率92.4%)を得た。
【0022】分析結果を次に示す。1 H−NMR(δ(ppm),CDCl3/TMS) 0.80(s,3H,CH3−) 1.20(s,32H,C−(CH216−C) 3.2(s,3H,N+−CH3) 3.6−4.0(m,14H,O−CH2CH2−N+
CH2CH2−O,PO−CH2CH2−C) 3.7(b,4H,C−CH2OH) 4.1(b,4H,POCH2C−) 4.7(b,2H,HO−C)
【0023】IR(KBr−Tablet法;cm-1) 720 −(CH2n− 1235 −P=O 1460 CH3CH2− 2840 −CH2− 2900 −CH3 3200 −OH
【0024】また元素分析の結果は次の通りであった。 C:60.10(計算値60.61) H:10.66(計算値10.91) N: 2.77(計算値 2.83) 上記の結果より、式〔2〕の化合物である2−(N−メ
チルジエタノールアンモニウム)エチルステアリルホス
フェートができていることを確認した。
【0025】実施例1 <ポリウレタンの合成(1)>メカニカルスターラ、冷
却器、窒素ガス導入管を取り付けた100ml三つ口丸
底フラスコを充分に乾燥し、アニソール10ml、ヘキ
サメチレンジイソシアネート1.41g(8.10mm
ol)および2−(N−メチルジエタノールアンモニウ
ム)エチルステアリルホスフェート4.01g(8.1
0mmol)を加え、110℃で2時間反応させた。反
応後アニソールを留去し、ポリマーをジエチルエーテル
50mlで洗浄し濾過した。これを三回繰り返した後、
減圧乾燥して、淡黄色固体のポリマー4.67g(収率
87%)を得た。
【0026】分析結果を次に示す。1 H−NMR(δ(ppm),CDCl3/TMS) 0.86(s,3H,CH3−) 1.25(s,32H,C−(CH216−C) 2.95(s,3H,N+−CH3) 3.2−4.0(m,14H,O−CH2CH2−N+
CH2CH2−O,PO−CH2CH2−C)
【0027】IR(KBr−Tablet法;cm-1) 765 −(CH2n− 1070 −P−O−CH2− 1230 −P=O 1450 CH3CH2− 2850 −CH2− 2920 −CH3 3270 −OH
【0028】また元素分析の結果は次の通りであった。 C:59.42(計算値59.73) H: 9.90(計算値 9.95) N: 6.28(計算値 6.33)
【0029】さらにゲルパーミエーション(GPCと略
す)分析の結果は次の通りであった。重合したポリウレ
タンの分子量はクロロホルム/エタノール=6/4(w
/w)を展開溶媒としてGPC法{カラム:アサヒパッ
クGS−510}によりポリスチレンの標準品を用いて
測定した。数平均分子量は約55,000であった。
【0030】合成例2−1 〈2−エイコキシ−2−オキソ−1,3,2−ジオキサ
ホスフォランの合成〉ステアリルアルコールの代わりに
エイコシルアルコール11.03g(0.037mo
l)を用いたほかは前記の合成例1−1に準じて反応を
行い、化合物を得た。
【0031】生成物の核磁気共鳴スペクトルおよび赤外
分光分析の分析結果を次に示す。1 H−NMR(δ(ppm),CDCl3/TMS) 1.00(s,3H,CH3−) 1.40(s,36H,C−(CH218−C) 1.7−2.1(b,2H,PO−CH2−C) 3.6−4.4(b,4H,O−CH2CH2−O)
【0032】IR(KBr−Tablet法;cm-1) 720 −(CH2n− 1020 −P−O−CH2− 1235 −P=O 1460 CH3CH2− 2840 −CH2− 2900 −CH3
【0033】また、元素分析の結果は次の通りであっ
た。 C:65.02(計算値65.35) H:11.08(計算値11.14) 得られた結果より、式〔4〕の化合物である2−エイコ
キシ−2−オキソ−1,3,2−ジオキサホスフォラン
であることを確認した。
【0034】合成例2−2 〈2−(N−メチルジエタノールアンモニウム)エチル
エイコシルホスフェートの合成〉合成例1−2の反応と
同様に、前記の合成例2−1の化合物12.93g
(0.032mol)とN−メチルジエタノールアミン
5.72g(0.048mol)の反応により淡黄色固
体の生成物15.5g(収率92.4%)を得た。
【0035】生成物の核磁気共鳴スペクトルおよび赤外
分光分析の分析結果を次に示す。1 H−NMR(δ(ppm),CDCl3/TMS) 0.60(s,3H,CH3−) 1.00(s,36H,C−(CH218−C) 2.95(s,3H,N+−CH3) 3.2−4.0(m,14H,O−CH2CH2−N+
CH2CH2−O,PO−CH2CH2−C)
【0036】IR(KBr−Tablet法;cm-1) 760 −(CH2n− 1040 −P−O−CH2− 1200 −P=O 1460 CH3CH2− 2810 −CH2− 2820 −CH3 3200 −OH
【0037】また、元素分析の結果は次の通りであっ
た。 C:61.64(計算値61.95) H:11.03(計算値11.09) N: 2.67(計算値 2.68) 得られた結果より式〔2〕の化合物である2−(N−メ
チルジエタノールアンモニウム)エチルエイコシルホス
フェートができていることを確認した。
【0038】実施例2 〈ポリウレタンの合成(2)〉メカニカルスターラ、冷
却器、窒素ガス導入管を取り付けた100ml三つ口丸
底フラスコを充分に乾燥し、アニソール10ml、ヘキ
サメチレンジイソシアネート1.36g(8.10mm
ol)および2−(N−メチルジエタノールアンモニウ
ム)エチルエイコシルホスフェート4.24g(8.1
0mmol)を加え、110℃で2.5時間反応させ
た。反応後アニソールを留去し、ポリマーをジエチルエ
ーテル50mlで洗浄し濾過した。これを三回繰り返し
た後、減圧乾燥して、淡黄色固体のポリマー4.70g
(収率84%)を得た。
【0039】分析結果を次に示す。1 H−NMR(δ(ppm),CDCl3/TMS) 0.86(s,3H,CH3−) 1.25(s,36H,C−(CH218−C) 2.95(s,3H,N+−CH3) 3.2−4.0(m,14H,O−CH2CH2−N+
CH2CH2−O,PO−CH2CH2−C)
【0040】IR(KBr−Tablet法;cm-1) 765 −(CH2n− 1070 −P−O−CH2− 1230 −P=O 1450 CH3CH2− 2850 −CH2− 2920 −CH3 3270 −OH
【0041】また、元素分析の結果は次の通りであっ
た。 C:60.48(計算値60.78) H:10.08(計算値10.13) N: 6.06(計算値 6.08)
【0042】さらにGPC分析の結果、数平均分子量は
約100,000であった。
【0043】合成例3−1 〈2−パルミトキシ−2−オキソ−1,3,2−ジオキ
サホスフォランの合成〉ステアリルアルコールの代わり
にパルミトイルアルコール8.95g(0.037mo
l)を用いたほかは前記の合成例1−1に準じて反応を
行い、化合物を得た。
【0044】生成物の核磁気共鳴スペクトルおよび赤外
分光分析ならびに元素分析の分析により、式〔4〕の化
合物である2−パルミトキシ−2−オキソ−1,3,2
−ジオキサホスフォランであることを前記と同様に確認
した。
【0045】合成例3−2 〈2−(N−メチルジエタノールアンモニウム)エチル
パルミトイルホスフェートの合成〉合成例1−2の反応
と同様に、前記の合成例3−1の化合物8.95g
(0.032mol)とN−メチルジエタノールアミン
5.72g(0.048mol)の反応により淡黄色固
体の生成物13.74g(収率92.0%)を得た。
【0046】生成物の核磁気共鳴スペクトルおよび赤外
分光分析の分析結果を次に示す。1 H−NMR(δ(ppm),CDCl3/TMS) 0.60(s,3H,CH3−) 1.00(s,28H,C−(CH214−C) 2.95(s,3H,N+−CH3) 3.2−4.0(m,14H,O−CH2CH2−N+
CH2CH2−O,PO−CH2CH2−C)
【0047】IR(KBr−Tablet法;cm-1) 760 −(CH2n− 1040 −P−O−CH2− 1200 −P=O 1460 CH3CH2− 2810 −CH2− 2820 −CH3 3200 −OH
【0048】また、元素分析の結果は次の通りであっ
た。 C:58.80(計算値51.10) H:10.66(計算値10.71) N: 2.99(計算値 3.00) 得られた結果より式〔2〕の化合物である2−(N−メ
チルジエタノールアンモニウム)エチルパルミトイルホ
スフェートができていることを確認した。
【0049】実施例3 〈ポリウレタンの合成(3)〉メカニカルスターラ、冷
却器、窒素ガス導入管を取り付けた100ml三つ口丸
底フラスコを充分に乾燥し、アニソール10ml、ヘキ
サメチレンジイソシアネート1.36g(8.10mm
ol)および2−(N−メチルジエタノールアンモニウ
ム)エチルパルミトイルホスフェート3.78g(8.
10mmol)を加え、110℃で2時間反応させた。
反応後アニソールを留去し、ポリマーをジエチルエーテ
ル50mlで洗浄し濾過した。これを三回繰り返した
後、減圧乾燥して、淡黄色固体のポリマー4.16g
(収率81%)を得た。
【0050】分析結果を次に示す。1 H−NMR(δ(ppm),CDCl3/TMS) 0.86(s,3H,CH3−) 1.25(s,32H,C−(CH216−C) 2.95(s,3H,N+−CH3) 3.2−4.0(m,14H,O−CH2CH2−N+
CH2CH2−O,PO−CH2CH2−C)
【0051】IR(KBr−Tablet法;cm-1) 765 −(CH2n− 1070 −P−O−CH2− 1230 −P=O 1450 CH3CH2− 2850 −CH2− 2920 −CH3 3270 −OH
【0052】また、元素分析の結果は次の通りであっ
た。 C:58.29(計算値58.58) H: 9.71(計算値 9.76) N: 6.59(計算値 6.61)
【0053】さらにGPC分析の結果、数平均分子量は
約82,000であった。
【0054】合成例4−1 〈2−ラウロキシ−2−オキソ−1,3,2−ジオキサ
ホスフォランの合成〉ステアリルアルコールの代りにラ
ウリルアルコール6.88g(0.037mol)を用
いたほかは、前記合成例1−1に準じて反応を行ない、
化合物を得た。生成物の核磁気共鳴スペクトルおよび赤
外分光分析ならびに元素分析により、式〔4〕の化合物
である2−ラウロキシ−2−オキソ−1,3,2−ジオ
キサホスフォランであることを前記と同様に確認した。
【0055】合成例4−2 〈2−(N−メチルジエタノールアンモニウム)エチル
ラウロイルホスフェートの合成〉合成例1−2の反応と
同様に、前記の合成例4−1の化合物9.34g(0.
032mol)とN−メチルジエタノールアミン5.7
2g(0.048mol)の反応により淡黄色固体の生
成物11.57g(収率88%)を得た。生成物の核磁
気共鳴スペクトルおよび赤外分光分析ならびに元素分析
により、式〔2〕の化合物である2−(N−メチルジエ
タノールアンモニウム)エチルラウロイルホスフェート
ができていることを確認した。
【0056】実施例4 〈ポリウレタンの合成(4)〉メカニカルスターラ、冷
却器、窒素ガス導入管を取り付けた100ml三つ口丸
底フラスコを充分に乾燥し、アニソール10ml、ヘキ
サメチレンジイソシアネート1.36g(8.10mm
ol)および2−(N−メチルジエタノールアンモニウ
ム)エチルラウロイルホスフェート3.33g(8.1
0mmol)を加え、110℃で1.5時間反応させ
た。反応後アニソールを留去し、ポリマーをジエチルエ
ーテル50mlで洗浄し濾過した。これを三回繰り返し
た後、減圧乾燥して、淡黄色固体のポリマー3.75g
(収率80%)を得た。
【0057】分析結果を次に示す。1 H−NMR(δ(ppm),CDCl3/TMS) 0.86(s,3H,CH3−) 1.25(s,20H,C−(CH210−C) 2.0−2.5(b,3H,CH3−ph) 2.95(s,3H,N+−CH3) 3.2−4.0(m,14H,O−CH2CH2−N+
CH2CH2−O,PO−CH2CH2−C) 7.0−7.5(b,3H,ph−H)
【0058】IR(KBr−Tablet法;cm-1) 765 −(CH2n− 1070 −P−O−CH2− 1230 −P=O 1450 CH3CH2− 2850 −CH2− 2920 −CH3 3270 −OH
【0059】また、元素分析の結果は次の通りであっ
た。 C:55.68(計算値55.96) H: 9.28(計算値 9.33) N: 7.23(計算値 7.25)
【0060】さらにGPC分析の結果、数平均分子量は
約8,000であった。
【0061】実施例5 〈ポリウレタンの合成(5)〉メカニカルスターラ、冷
却器、窒素ガス導入管を取り付けた100ml三つ口丸
底フラスコを充分に乾燥し、アニソール10ml、トル
エン−2,4−ジイソシアネート1.41g(8.10
mmol)および2−(N−メチルジエタノールアンモ
ニウム)エチルステアリルホスフェート4.01g
(8.10mmol)を加え、110℃で2時間反応さ
せた。反応後アニソールを留去し、ポリマーをジエチル
エーテル50mlで洗浄し濾過した。これを三回繰り返
した後、減圧乾燥して、淡黄色固体のポリマー4.12
g(収率76%)を得た。
【0062】分析結果を次に示す。1 H−NMR(δ(ppm),CDCl3/TMS) 0.86(s,3H,CH3−) 1.25(s,32H,C−(CH216−C) 2.0−2.5(b,3H,CH3−ph) 2.95(s,3H,N+−CH3) 3.2−4.0(m,14H,O−CH2CH2−N+
CH2CH2−O,PO−CH2CH2−C) 7.0−7.5(b,3H,ph−H)
【0063】IR(KBr−Tablet法;cm-1) 765 −(CH2n− 1070 −P−O−CH2− 1230 −P=O 1450 CH3CH2− 2850 −CH2− 2920 −CH3 3270 −OH
【0064】また、元素分析の結果は次の通りであっ
た。 C:60.69(計算値60.99) H: 8.93(計算値 8.97) N: 6.26(計算値 6.28)
【0065】さらにGPC分析の結果、数平均分子量は
約20,000であった。
【0066】実施例6 〈ポリウレタンの合成(6)〉メカニカルスターラ、冷
却器、窒素ガス導入管を取り付けた100ml三つ口丸
底フラスコを充分に乾燥し、アニソール10ml、トル
エン−2,4−ジイソシアネート1.41g(8.10
mmol)および2−(N−メチルジエタノールアンモ
ニウム)エチルエイコキシホスフェート4.24g
(8.10mmol)を加え、110℃で2時間反応さ
せた。反応後アニソールを留去し、ポリマーをジエチル
エーテル50mlで洗浄し濾過した。これを三回繰り返
した後、減圧乾燥して、淡黄色固体のポリマー3.61
g(収率64%)を得た。
【0067】分析結果を次に示す。1 H−NMR(δ(ppm),CDCl3/TMS) 0.86(s,3H,CH3−) 1.25(s,36H,C−(CH218−C) 2.0−2.5(b,3H,CH3−ph) 2.95(s,3H,N+−CH3) 3.2−4.0(m,14H,O−CH2CH2−N+
CH2CH2−O,PO−CH2CH2−C) 7.0−7.5(b,3H,ph−H)
【0068】IR(KBr−Tablet法;cm-1) 765 −(CH2n− 1070 −P−O−CH2− 1230 −P=O 1450 CH3CH2− 2850 −CH2− 2920 −CH3 3270 −OH
【0069】また、元素分析の結果は次の通りであっ
た。 C:61.67(計算値61.98) H: 9.13(計算値 9.18) N: 6.01(計算値 6.03)
【0070】さらにGPC分析の結果、数平均分子量は
約15,000であった。
【0071】実施例7 〈ポリウレタンの合成(7)〉メカニカルスターラ、冷
却器、窒素ガス導入管を取り付けた100ml三つ口丸
底フラスコを充分に乾燥し、アニソール10ml、トル
エン−2,4−ジイソシアネート1.41g(8.10
mmol)および2−(N−メチルジエタノールアンモ
ニウム)エチルパルミトキシホスフェート3.78g
(8.10mmol)を加え、110℃で2時間反応さ
せた。反応後アニソールを留去し、ポリマーをジエチル
エーテル50mlで洗浄し濾過した。これを三回繰り返
した後、減圧乾燥して、淡黄色固体のポリマー4.31
g(収率83%)を得た。
【0072】分析結果を次に示す。1 H−NMR(δ(ppm),CDCl3/TMS) 0.86(s,3H,CH3−) 1.25(s,28H,C−(CH214−C) 2.0−2.5(b,3H,CH3−ph) 2.95(s,3H,N+−CH3) 3.2−4.0(m,14H,O−CH2CH2−N+
CH2CH2−O,PO−CH2CH2−C) 7.0−7.5(b,3H,ph−H)
【0073】IR(KBr−Tablet法;cm-1) 765 −(CH2n− 1070 −P−O−CH2− 1230 −P=O 1450 CH3CH2− 2850 −CH2− 2920 −CH3 3270 −OH
【0074】また、元素分析の結果は次の通りであっ
た。 C:59.61(計算値59.91) H: 8.70(計算値 8.74) N: 6.53(計算値 6.55)
【0075】さらにGPC分析の結果、数平均分子量は
約30,000であった。
【0076】実施例8 〈ポリウレタンの合成(8)〉メカニカルスターラ、冷
却器、窒素ガス導入管を取り付けた100ml三つ口丸
底フラスコを充分に乾燥し、アニソール10ml、トル
エン−2,4−ジイソシアネート1.41g(8.10
mmol)および2−(N−メチルジエタノールアンモ
ニウム)エチルラウロキシホスフェート3.33g
(8.10mmol)を加え、110℃で2時間反応さ
せた。反応後アニソールを留去し、ポリマーをジエチル
エーテル50mlで洗浄し濾過した。これを三回繰り返
した後、減圧乾燥して、淡黄色固体のポリマー4.08
g(収率86%)を得た。
【0077】分析結果を次に示す。1 H−NMR(δ(ppm),CDCl3/TMS) 0.86(s,3H,CH3−) 1.25(s,20H,C−(CH210−C) 2.0−2.5(b,3H,CH3−ph) 2.95(s,3H,N+−CH3) 3.2−4.0(m,14H,O−CH2CH2−N+
CH2CH2−O,PO−CH2CH2−C) 7.0−7.5(b,3H,ph−H)
【0078】IR(KBr−Tablet法;cm-1) 765 −(CH2n− 1070 −P−O−CH2− 1230 −P=O 1450 CH3CH2− 2850 −CH2− 2920 −CH3 3270 −OH
【0079】また、元素分析の結果は次の通りであっ
た。 C:57.15(計算値57.44) H: 8.17(計算値 8.21) N: 7.16(計算値 7.18)
【0080】さらにGPC分析の結果、数平均分子量は
約70,000であった。
【0081】参考例1〜8 実施例1で得られたポリウレタン化合物0.2gをクロ
ロホルム2gに溶解し、グラスプレート上にキャスト
し、デシケータ中で4時間乾燥することによってポリマ
ーフィルムを得た。以下同様にして参考例2〜8のポリ
マーフィルムを得た。結果を表1に示す。
【0082】参考例9 前記に示した特開昭61−207395号公報に記載し
てあるジフェニルメタンジイソシアネートとリン脂質類
似構造を有するジオールとの反応生成物を得た。そのポ
リウレタン化合物を参考例1と同様にグラスプレート上
にキャストし、デシケータ中で4時間乾燥することによ
ってポリマーフィルムを得た。各参考例で得られたフィ
ルムを両手で左右に引っ張りその強度を感覚的に求め
た。
【0083】
【表1】
【0084】表中の記号は次の通りである。 成膜性; ○;グラスプレート上できれいな膜となり、フィルムと
して得られる。 △;グラスプレート上でなんとか膜となり、フィルム状
のものとして得られる。 ×;グラスプレート上で膜とならず、フィルム状のもの
として得られない。 強度; ○;両手で引っ張ってもすぐには切れない。 △;両手で引っ張ると切れる。 ×;両手で軽く引っ張ると脆くすぐ切れる。
【0085】以上の結果より本発明のリン脂質類似構造
を有するポリウレタン化合物が成膜性が優れていること
がわかる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式〔1〕で表わされるリン脂質
    類似構造を有するポリウレタン化合物。 【化1】 (式中、R1は炭素数8〜30の直鎖もしくは分岐の飽
    和または不飽和の1価の炭化水素基、R2は炭素数4〜
    16の脂肪族、芳香族、または芳香族置換脂肪族の2価
    の炭化水素基で、それぞれ1種または2種以上が混在し
    ていてもよく、nは5〜1000の整数を示す。)
  2. 【請求項2】 R1が炭素数8〜22の直鎖の炭化水素
    基、R2がヘキサメチレン基またはトリレン基で表わさ
    れる請求項1記載のリン脂質類似構造を有するポリウレ
    タン化合物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998046659A1 (fr) * 1997-04-17 1998-10-22 Toyobo Co., Ltd. Polymeres biocompatibles
JP2015160910A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 広栄化学工業株式会社 ウレタン共重合体及びそれを含有する帯電防止剤

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