JPH0813389B2 - フランジ・コーナーピース装着装置 - Google Patents

フランジ・コーナーピース装着装置

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JPH0813389B2
JPH0813389B2 JP19931393A JP19931393A JPH0813389B2 JP H0813389 B2 JPH0813389 B2 JP H0813389B2 JP 19931393 A JP19931393 A JP 19931393A JP 19931393 A JP19931393 A JP 19931393A JP H0813389 B2 JPH0813389 B2 JP H0813389B2
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corner piece
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Inventor
章夫 金澤
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株式会社金澤機械
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,板金加工により製作さ
れる矩形ダクトのフランジ部の形成装置に関し,詳しく
は,ダクト構成材を折り曲げ加工して形成された共板フ
ランジ部のフランジコーナーに生じる欠落部を補完する
と共にフランジ部を補強するためのコーナーピースを矩
形ダクトに装着するフランジ・コーナーピース装着装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】構成単位毎に製作されるダクトを互いに
連結し,あるいは取り付け位置に接続するために,各構
成単位毎のダクトにフランジが形成される。従来から採
用されている上記フランジの形成手段として,ダクト端
部に断面がLの字状に形成されたアングル枠材を取り付
けることがなされる。しかし,作業工数の増加,全体重
量の増加,コストアップ等の課題があり,この課題を改
善するために,ダクトを構成する板金材の共板によりフ
ランジを形成する手段が採用される。このダクトと共板
のフランジ形成は,図12に示すように,ダクト33の
端部を外方向に折り曲げてフランジ形成面36を形成す
る。この場合,各コーナー部分に欠落部34が生じるの
で,この欠落部34を補完するために,L字状に形成さ
れたコーナーピース35が各コーナー部分に取り付けら
れる。コーナーピース35はフランジ形成面36に嵌着
されることによってダクト33に一体化される。図13
(a)にダクト33のフランジ形成面36及びコーナー
ピース35の断面図を示す。ダクト面側にコーナーピー
ス35の一辺の高さhに該当するリブ37が形成され,
フランジ形成面36の縁部には,端部を折り返し形成し
た立ち上がり部38が形成されている。図13(b)に
示すように,立ち上がり部38とリブ37との間にコー
ナーピース35を圧入すると,コーナーピース35はフ
ランジ形成面36に嵌合する。更に,図13(c)に示
すように,立ち上がり部38をコーナーピース35上に
折り曲げることにより,コーナーピース35は固定さ
れ,フランジ形成面36とコーナーピース35とが一体
化される。
【0003】上記加工によって,フランジ形成面36の
各コーナーの欠落部34はコーナーピース35により補
完されると共に,フランジ形成面36が補強され,フラ
ンジが形成されたダクト33が完成する。コーナーピー
ス35の取り付けは,ハンマー等を用いて人手により加
工するか,あるいは専用装置を用いて実施される。上記
ダクト構成面の共板によるフランジ形成は,ダクトの軽
量化,フランジの強度保持等に優れた手段であるが,コ
ーナーピースの装着を各フランジコーナーについて効率
的に行う手段が要求されていた。この要求に応えるべく
本願発明者は,先に特願平4−324488号及び特願
平5−33085号としてフランジ・コーナー部へのコ
ーナーピースの装着装置を提案した。この装置の概略を
以下に示す。コーナーピース装着装置により取り付けら
れるコーナーピース7は,図15に示すようにL字状に
形成されており,図16に示すようにダクト5のフラン
ジ部4に嵌着されたとき,欠落部20に該当させるコー
ナー部7aはフランジ部4の板厚に相当する寸法で絞り
加工が施され,コーナーピース7で欠落部20を補完し
たとき,フランジ面が面一になるよう形成される。この
コーナーピース7をフランジ部4へ自動装着するための
上記コーナーピース装着装置は,図14に示すように構
成されている。図14において,コーナーピース装着装
置40は,仮想線で示すダクト5を載置するための載置
台47と,該載置台47の所定位置にフランジ部を下に
して垂直に載置されるダクト5のフランジコーナー部に
コーナーピースを逐一供給するコーナーピース供給装置
41と,フランジコーナー部に供給されたコーナーピー
スを所定位置に嵌合させると共に固定させる1対のコー
ナーピース取付装置3,3と,上記載置台47のコーナ
ー部内側に設けられ,載置台47上に載置されたダクト
5を所定位置に位置決めして位置保持する位置決め装置
42とを具備して構成されている。
【0004】コーナーピース取付装置3は,載置台47
のコーナー位置の両側にそれぞれ配置され,一対の押圧
アーム9,9と,該押圧アーム9,9の間に配置された
曲圧アーム10と,これら押圧アーム9と曲圧アーム1
0とを軸支する支持台11と,押圧アーム9を回動させ
る第1シリンダ12と,曲圧アーム11を回動させる第
2シリンダ13とを具備して構成されている。上記押圧
アーム9を第1シリンダ12により回動させると,押圧
アーム9はコーナーピース7をフランジ部4の所定位置
に押圧固定させ,上記曲圧アーム10を第2シリンダ1
3により回動させると,曲圧アーム10は位置固定され
たコーナーピース7上にフランジ部4の立ち上がり部を
折り曲げてコーナーピース7のフランジコーナーへの装
着がなされる。又,コーナーピース供給装置41は,載
置台8のコーナー方向に配置され,供給レール14の所
定位置に任意数積載されたコーナーピース7を載置台8
上に載置されたダクト5のフランジ部4のコーナーに対
して1個づつ供給する。又,位置決め装置42は,載置
台47に設けられた開口部46内に押付金具45を配置
して,待機状態において載置台47の台面下に在る押付
金具45を動作時に載置台面47上に上昇させつつ載置
台47のコーナー方向に進出させ,載置台47上に載置
されたダクト5の内面を押して所定位置に位置決めし,
その位置をコーナーピース7の装着が完了するまで保持
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成におい
て,コーナーピース供給装置41から載置台47上に載
置されたダクトのコーナー部にコーナーピース7を供給
するに際して,載置台47上への載置位置が一定でない
ダクト5に対して供給レール14の供給口14aからコ
ーナーピース7を自由落下させていたため,コーナー部
への供給位置・角度にばらつきがあり,又,コーナー部
にコーナーピース7が供給されたダクト5を位置決め装
置42により所定装着位置に位置決めしたとき,コーナ
ーピース7の供給位置・角度によりコーナーピース7が
フランジ部4から脱落する問題点が見出された。本発明
は上記問題点を解決して,コーナーピースの装着をより
確実に安定して行い得るように改良したフランジ・コー
ナーピース装着装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が採用する第1の手段は,供給レール上に積載
されたコーナーピースを1個づつ順次押し出して,上記
供給レール端部の供給口から載置台上にフランジ部を下
にして垂直に載置された矩形ダクトのフランジコーナー
溝上に上記コーナーピースを供給するコーナーピース供
給装置と,上記フランジコーナー溝上に供給されたコー
ナーピースをフランジコーナー溝内へ押し込むと共に,
上記フランジコーナー溝の立ち上がり部をコーナーピー
ス側へ折り曲げて上記コーナーピースを上記フランジコ
ーナーに取り付けるコーナーピース取付装置とを具備し
てなるフランジ・コーナーピース装着装置において,上
記載置台上の所定位置に配置された押付金具に矩形ダク
トの内面を当接させて載置することにより矩形ダクトの
載置台上への載置位置を規制すると共に,上記押付金具
を駆動させることにより矩形ダクトのフランジ部を上記
載置台に設けられた位置規制部材に押し付けて,矩形ダ
クトを所定位置に位置決めする位置決め装置と,上記供
給レールの供給口から上記載置台上の載置位置に載置さ
れた矩形ダクトのフランジコーナー溝上に供給される上
記コーナーピースが所定位置に投下されるよう案内する
案内面と,上記位置決め装置により上記ダクトを位置決
めする動作時に,上記フランジコーナー溝上へ供給され
た上記コーナーピースを所定位置に保持する保持面とを
備えてなるガイド部材とを具備してなることを特徴とす
るフランジ・コーナーピース装着装置として構成され
る。又,本発明が採用する第2の手段は,供給レール上
に積載されたコーナーピースを1個づつ順次押し出し
て,上記供給レール端部の供給口から載置台上にフラン
ジ部を下にして垂直に載置された矩形ダクトのフランジ
コーナー溝上に上記コーナーピースを供給するコーナー
ピース供給装置と,フランジコーナー溝上に供給された
コーナーピースをフランジコーナー溝内へ押し込むと共
に,上記フランジコーナー溝の立ち上がり部を供給され
たコーナーピース側へ折り曲げて上記コーナーピースを
上記フランジコーナーに取り付けるコーナーピース取付
装置とを具備してなるフランジ・コーナーピース装着装
置において,上記載置台上の所定位置に配置された押付
金具に矩形ダクトの内面を当接させて載置することによ
り矩形ダクトの載置台上への載置位置を規制すると共
に,上記矩形ダクトのフランジ部を上記載置台に設けら
れた位置規制部材に押し付けて,矩形ダクトを所定位置
に位置決めする位置決め装置と,上記供給レールの供給
口から上記載置台上の載置位置に載置された矩形ダクト
のフランジコーナー溝上に供給される上記コーナーピー
スが所定位置に投下されるよう案内する案内面と,上記
ダクト位置決め装置により上記ダクトを位置決めする動
作時に,上記フランジコーナー溝上へ供給された上記コ
ーナーピースを所定位置に保持する保持面とを備えてな
るガイド部材と,上記載置台上の載置位置に矩形ダクト
が載置された後,上記コーナーピース供給装置を動作さ
せ,供給されたコーナーピースを上記コーナーピース取
付装置によりフランジコーナー溝内に途中まで押圧さ
せ,次いで上記位置決め装置により矩形ダクトの位置決
めを行わせ,最後に上記コーナーピース取付装置により
コーナーピース取り付け動作を行わせるよう動作順序を
制御する動作制御装置とを具備してなることを特徴とす
るフランジ・コーナーピース装着装置として構成され
る。
【0007】
【作用】本発明の第1の手段によれば,載置台の台面上
に矩形ダクトの矩形角度に一致する角度を有する当接面
が形成された押付金具が配置されているので,矩形ダク
トの内面を該押付金具に当接させて載置すると,矩形ダ
クトの載置台上への載置位置が規制される。位置規制さ
れた矩形ダクトのフランジコーナーにコーナーピース供
給装置からコーナーピースを供給する。コーナーピース
供給装置から供給されるコーナーピースは,供給口の下
部に配設されたガイド部材の案内面で所定方向に案内さ
れ,上記フランジコーナー溝上の所定位置に投下され
る。次いで,コーナーピース取付装置の動作により,L
字状に形成されたコーナーピースの両翼部分をフランジ
コーナー溝内に押しつける動作が行われる。続いて,ダ
クト位置決め装置の動作により上記押付金具が駆動さ
れ,矩形ダクトが載置台の所定位置に位置決めされる。
このとき,コーナーピースのコーナー部分がガイド部材
の保持面に押し込まれるので,コーナーピース取り付け
装置による両翼部分の押圧と相まって上記コーナーピー
スが浮き上がることが防止される。又,第2の手段によ
れば,上記第1の手段による一連の動作順序を制御する
制御装置が設けられ,矩形ダクトの1つのフランジコー
ナーに対するコーナーピース取り付け毎の動作順序及び
動作間隔が自動的に制御される。従って,作業者は矩形
ダクトを載置台上に載置して,当該フランジ・コーナー
ピース装着装置を始動させる簡単な操作を繰り返すこと
で,矩形ダクトの各フランジコーナーに対するコーナー
ピース装着を行うことができる。
【0008】
【実施例】以下,添付図面を参照して,本発明を具体化
した実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,
以下の実施例は本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定するものではない。ここに,図1
は本発明の一実施例に係るコーナーピース装着装置の要
部構成を示す斜視図,図2は実施例に係るガイド部材の
形状を説明する斜視図,図3〜図7は実施例に係る動作
制御装置により制御される動作順序毎の動作を順を追っ
て説明する平面図,図8はフランジ部上に供給された直
後のコーナーピースの状態を示す斜視図,図9はコーナ
ーピース供給装置の構成と動作を説明する側面図,図1
0はコーナーピース取付装置の構成及び動作を説明する
側面図,図11はコーナーピース取付装置によるコーナ
ーピース装着の動作を説明する動作順序図である。尚,
従来構成と同一の要素には同一の符号を付して説明す
る。図1において,本実施例に係るコーナーピース装着
装置1は,仮想線で示したダクト5を載置するための載
置台57と,該載置台57に載置されたダクト5を所定
位置に位置決めする位置決め装置54と,ダクト5のフ
ランジコーナー部にコーナーピース7を逐一供給するコ
ーナーピース供給装置41と,フランジコーナー部に供
給されたコーナーピース7を所定位置に嵌合させて取り
付けるコーナーピース取付装置3,3と,上記各装置を
所定の動作順序で制御する動作制御装置(図示せず)と
を具備して構成されている。上記位置決め装置54は,
載置台57下に配置された駆動手段により載置台57上
の所定位置からコーナー方向に進退駆動される押付金具
55を備えて構成されている。該押付金具55は,図示
するように載置台57のコーナー方向の垂直面がダクト
5の内面角度に一致する角度に形成されているので,ダ
クト5を載置台57上に載置するとき,ダクト5を押付
金具55に被せて内面角を該押付金具55に当接させて
載置する。これによってダクト5の載置台57上への載
置位置が規制でき,押付金具55を上記駆動手段により
コーナー方向に進出駆動させると,フランジコーナーに
対するコーナーピース取り付け位置にダクト5が位置決
めされる。
【0009】又,上記コーナーピース供給装置41の供
給口14a下部に一対のガイド部材50(50a,50
b)が設けられる。該ガイド部材50は,上記供給口1
4aから載置台47上に載置されるダクト5のフランジ
コーナーに供給されるコーナーピース7が所定位置に落
下するよう案内すると共に,コーナーピース7の取り付
け時にコーナーピース7の位置保持を行う。このガイド
部材50は,図2に示すように,くの字状に形成され,
上側傾斜面が供給されるコーナーピース7を所定位置に
案内する案内面51,下側傾斜面がコーナーピース7を
所定位置に保持する保持面52として作用する。上記構
成になるコーナーピース装着装置1の動作を,制御装置
によって制御される動作順序に従って以下に説明する。
同時に各動作における各装置の詳細な構成及び動作を加
えて説明する。 (1)図3に示すように,作業者は載置台57のコーナ
ー位置に台面から突出して位置する押付金具55の側面
にダクト5の内面を当接させるようにして,フランジ部
4を下にして垂直に載置する。このように押付金具55
にダクト5の内面を当接させることにより,ダクト5の
載置位置が規制される。この後,作業者は足踏みスイッ
チ等により当該コーナーピース装着装置1を始動させ
る。 (2)装置を動作させると,まず,図4に示すように,
コーナーピース供給装置41からコーナーピース7がフ
ランジ部4のコーナーに供給される。コーナーピース供
給装置41は,載置台47のコーナー両側に一対に配置
されるコーナーピース取付装置3,3の中間位置に配置
され,フランジ部4のコーナーに対して1個づつコーナ
ーピース7を供給する。このコーナーピース供給装置4
1は,図9に示すように,台上に順次送り出されてくる
コーナーピース7を供給端(供給口)14aに案内する
供給レール14と,供給レール14の所定位置に任意数
積載されたコーナーピース7を積載最低部から1個づつ
押し出すプッシュフォーク15と,該プッシュフォーク
15を供給レール14上で進退駆動させる第3シリンダ
(図示せず)と,任意数積載したコーナーピース7を任
意列載置して供給レール14上に積載したコーナーピー
ス7を補給する補給台16とを具備して構成されてい
る。
【0010】図9(a)において,供給レール14上の
所定位置にはコーナーピース7が任意数で積載されてお
り,この積載された最低部にあるコーナーピース7を図
9(b)に示すように,第3シリンダによって供給レー
ル14上を進退駆動するプッシュフォーク15により,
所謂ダルマ落とし的に供給口14a側に押し出す。押し
出されたコーナーピース7は,順次前方にあるコーナー
ピース7を押し進めるので,供給口14aにあるコーナ
ーピース7は供給レール14上から落下し,ガイド部材
50の案内面51で案内されて,載置台47上に載置さ
れたダクト5のフランジ部4上に供給される。積載され
た最低部のコーナーピース7をプッシュフォーク15で
押し出すとき,最低部の1個だけを抜け出させ,他のコ
ーナーピース7をそのままの位置に留めておくために,
図示するように積載されたコーナーピース7の供給口1
4a側に,係止ピン17を上方から垂下させて設置して
いる。コーナーピース7は先に図15に示したように,
L字状に形成されたコーナー部の中央位置に立ち上がり
部7dが形成されており,図9に示すように,係止ピン
17の先端は,積載された最低部のコーナーピース7の
上記立ち上がり部7dの供給レール14からの高さを外
した高さ位置に調整されるので,プッシュフォーク15
により積載最低部のコーナーピース7が押されたとき
に,他のコーナーピース7も同時に移動してしまうこと
が係止される。供給レール14上の所定位置に載置され
たコーナーピース7が全て供給端14a側に押し出され
たとき,補給台16上に任意列で積載されたコーナーピ
ース7が補給される。図9において,コーナーピース7
の積載列の供給レール14上のをA,補給台16上のを
B,Cとすると,積載列B,Cは補給台16の傾斜面上
に載置されているため,積載列A側に自然流下しようと
するが,積載列Aが1個でもある間は,それに当接して
流下せず,積載列Aが無くなったときに流下して,積載
列A位置に積載列Bが補給される。従って,補給台16
上に積載したコーナーピース7を常に所要数で在るよう
に管理しておけば,コーナーピース7の供給は連続して
実施することができる。
【0011】上記のように構成されたコーナーピース供
給装置41から1個づつ供給されるコーナーピース7
は,供給口14aからガイド部材50の案内面51上を
滑って落下し,図4に示すように,載置されたダクト5
のフランジコーナー部分に載る。この状態でのコーナー
ピース7は,図8に示すようにダクト5のフランジ部4
の板面のないコーナーにコーナーピース7のコーナー部
分が位置するのと同時に,ダクト5に形成されたリブ6
aやフランジ部4の立ち上がり部4aによってフランジ
部4の溝内に両翼部分が入り込めないため,傾斜した状
態になっている。 (3)次に,図5に示すように,コーナーピース取付装
置3,3の各押圧アーム9が動作して,押圧アーム9に
より図8に示したような状態にあるコーナーピース7の
両翼部分を押さえて水平に保ち,該両翼部分をフランジ
部4の溝内に途中まで押し込む保持動作が行われる。上
記コーナーピース取付装置3が具備する上記押圧アーム
9及び曲圧アーム10は,図10に示すように構成され
ている。図示するように,傾斜面を有する曲がりダクト
5aにも対応できるようにするため,押圧アーム9及び
曲圧アーム10の回動軸9a及び10aを共に載置台5
7の台面より下に位置させている。図10(a)に示す
状態から,図10(b)に示す状態へと回動させたと
き,各アーム9,10の作用端9b,10bは,ダクト
載置台8の水平方向から台面上に移動する。即ち,押圧
アーム9の駆動軸9cに連結された第1シリンダ12に
より押圧アーム9を回動させ,あるいは,曲圧アーム1
0の駆動軸10cに連結された第2シリンダ13により
回動させると,押圧アーム9はコーナーピース7をフラ
ンジ部4の所定位置に押圧し,曲圧アーム10はコーナ
ーピース7を固定させる動作を行う。上記コーナーピー
ス7を保持する動作でのコーナーピース取付装置3の動
作は,図11(a)に示されるように,押圧アーム9を
途中まで回動させてコーナーピース7がフランジ部4上
に水平になるように押圧する。 (4)上記押圧アーム9の動作に引き続き,図6に示す
ように位置決め装置54が動作して,押付金具55の進
出動作によってダクト5の内面を押し,フランジ部4を
載置台57の縁部に設けられた位置決め部材56に押し
付ける。この動作により,ダクト5が所定のコーナーピ
ース取り付け位置に位置決めされる。
【0012】この位置決め装置54が動作するとき,上
記(3)に示したコーナーピース取付装置3による押圧
動作がないと,図8に示したような傾斜した状態にある
コーナーピース7は浮き上がってしまうことがあるが,
上記押圧動作により防止される。更に,上記押圧アーム
9による押圧動作が加わらないコーナーピース7のコー
ナー部分は,ガイド部材50の保持面51に押し込まれ
て保持されるので,コーナー部分が浮き上がることが防
止される。この一連の動作により,取り付け前の不安定
な状態にあるコーナーピース7が,常に安定した位置・
角度で所定位置に保持されることになる。 (5)以上の動作により,ダクト5及びコーナーピース
7が所定の取り付け位置に位置決めされるので,続い
て,図7に示すように,コーナーピース取付装置3,3
の押圧アーム9が図11(b)に示すように全回動し
て,フランジ部4上の所定位置に保持された状態のコー
ナーピース7をフランジ部4の溝内に押し付けて位置固
定し,次いで図11(c)に示すように,曲圧アーム1
0が回動してフランジ部4に形成された立ち上がり部4
aをコーナーピース7上に折り曲げ,コーナーピース7
をフランジ部4に固定する。このとき,コーナーピース
取付装置3によりダクト5は位置決めされた位置から移
動する方向に加圧されるが,位置決め装置54により加
圧されているので位置ずれは生じない。 (6)コーナーピース取付装置3,続いて位置決め装置
54の動作が開放され,コーナーピース7の装着動作が
完了する。 制御装置は上記動作順序を自動的に制御するので,動作
開始を足踏みスイッチ等で操作できるように構成してお
けば,作業者はダクト5をダクト載置台57上に載置し
てスイッチ操作すれば,ダクト5の1つのコーナーに対
するコーナーピース装着が自動的になされる。そこで,
作業者はダクト5のコーナーピース装着のコーナーを順
に移動させる毎にスイッチ操作するだけの簡単な作業で
コーナーピース装着を実施することができる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば,載置
台の台面上に矩形ダクトの矩形角度に一致する角度を有
する当接面が形成された押付金具が配置されているの
で,矩形ダクトの内面を該押付金具に当接させて載置す
ると,矩形ダクトの載置台上への載置位置が規制される
ので,位置規制された矩形ダクトのフランジコーナーに
コーナーピース供給装置からコーナーピースを供給す
る。コーナーピース供給装置から供給されるコーナーピ
ースは,供給口の下部に配設されたガイド部材の案内面
で所定方向に案内され,上記フランジコーナー溝上の所
定位置に投下される。次いで,コーナーピース取付装置
の動作により,L字状に形成されたコーナーピースの両
翼部分をフランジコーナー溝内に押しつける動作が行わ
れる。続いて,ダクト位置決め装置の動作により上記押
付金具が駆動され,矩形ダクトが載置台の所定位置に位
置決めされる。このとき,コーナーピースのコーナー部
分がガイド部材の保持面に押し込まれるので,コーナー
ピース取り付け装置による両翼部分の押圧と相まって上
記コーナーピースが浮き上がることが防止される。又,
上記一連の動作順序を制御する制御装置が設けられ,矩
形ダクトの1つのフランジコーナーに対するコーナーピ
ース取り付け毎の動作順序及び動作間隔が自動的に制御
される。従って,作業者は矩形ダクトを載置台上に載置
して,当該フランジ・コーナーピース装着装置を始動さ
せる簡単な操作を繰り返すことで,矩形ダクトの各フラ
ンジコーナーに対するコーナーピース装着を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るコーナーピース装着
装置の要部構成を示す斜視図。
【図2】 実施例に係るガイド部材の形状を説明する斜
視図。
【図3】 実施例に係る動作制御装置により制御される
動作順序毎の動作を順を追って説明する平面図。
【図4】 同上
【図5】 同上
【図6】 同上
【図7】 同上
【図8】 フランジ部上に供給された直後のコーナーピ
ースの状態を示す斜視図。
【図9】 コーナーピース供給装置の構成と動作を説明
する側面図。
【図10】 コーナーピース取付装置の構成及び動作を
説明する側面図。
【図11】 コーナーピース取付装置によるコーナーピ
ース装着の動作を説明する動作順序図。
【図12】 ダクト面と共板によるフランジ加工の基本
構成を示す斜視図。
【図13】 同上におけるフランジ部へのコーナーピー
ス装着の工程順序を示す断面説明図。
【図14】 従来構成になるコーナーピース装着装置の
要部構成を示す斜視図。
【図15】 コーナーピースの形状を示す平面図及び断
面図。
【図16】 コーナーピースが装着された矩形ダクトの
斜視図。
【符号の説明】
1…コーナーピース装着装置 3…コーナーピース取付装置 4…フランジ部 5…ダクト(矩形ダクト) 7…コーナーピース 9…押圧アーム 10…曲圧アーム 14…供給レール 41…コーナーピース供給装置 50…ガイド部材 51…案内面 52…保持面 54…位置決め装置 55…押付金具 56…位置決め部材 57…載置台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給レール上に積載されたコーナーピー
    スを1個づつ順次押し出して,上記供給レール端部の供
    給口から載置台上にフランジ部を下にして垂直に載置さ
    れた矩形ダクトのフランジコーナー溝上に上記コーナー
    ピースを供給するコーナーピース供給装置と,上記フラ
    ンジコーナー溝上に供給されたコーナーピースをフラン
    ジコーナー溝内へ押し込むと共に,上記フランジコーナ
    ー溝の立ち上がり部をコーナーピース側へ折り曲げて上
    記コーナーピースを上記フランジコーナーに取り付ける
    コーナーピース取付装置とを具備してなるフランジ・コ
    ーナーピース装着装置において,上記載置台上の所定位
    置に配置された押付金具に矩形ダクトの内面を当接させ
    て載置することにより矩形ダクトの載置台上への載置位
    置を規制すると共に,上記押付金具を駆動させることに
    より矩形ダクトのフランジ部を上記載置台に設けられた
    位置規制部材に押し付けて,矩形ダクトを所定位置に位
    置決めする位置決め装置と,上記供給レールの供給口か
    ら上記載置台上の載置位置に載置された矩形ダクトのフ
    ランジコーナー溝上に供給される上記コーナーピースが
    所定位置に投下されるよう案内する案内面と,上記位置
    決め装置により上記ダクトを位置決めする動作時に,上
    記フランジコーナー溝上へ供給された上記コーナーピー
    スを所定位置に保持する保持面とを備えてなるガイド部
    材とを具備してなることを特徴とするフランジ・コーナ
    ーピース装着装置。
  2. 【請求項2】 供給レール上に積載されたコーナーピー
    スを1個づつ順次押し出して,上記供給レール端部の供
    給口から載置台上にフランジ部を下にして垂直に載置さ
    れた矩形ダクトのフランジコーナー溝上に上記コーナー
    ピースを供給するコーナーピース供給装置と,フランジ
    コーナー溝上に供給されたコーナーピースをフランジコ
    ーナー溝内へ押し込むと共に,上記フランジコーナー溝
    の立ち上がり部を供給されたコーナーピース側へ折り曲
    げて上記コーナーピースを上記フランジコーナーに取り
    付けるコーナーピース取付装置とを具備してなるフラン
    ジ・コーナーピース装着装置において,上記載置台上の
    所定位置に配置された押付金具に矩形ダクトの内面を当
    接させて載置することにより矩形ダクトの載置台上への
    載置位置を規制すると共に,上記矩形ダクトのフランジ
    部を上記載置台に設けられた位置規制部材に押し付け
    て,矩形ダクトを所定位置に位置決めする位置決め装置
    と,上記供給レールの供給口から上記載置台上の載置位
    置に載置された矩形ダクトのフランジコーナー溝上に供
    給される上記コーナーピースが所定位置に投下されるよ
    う案内する案内面と,上記ダクト位置決め装置により上
    記ダクトを位置決めする動作時に,上記フランジコーナ
    ー溝上へ供給された上記コーナーピースを所定位置に保
    持する保持面とを備えてなるガイド部材と,上記載置台
    上の載置位置に矩形ダクトが載置された後,上記コーナ
    ーピース供給装置を動作させ,供給されたコーナーピー
    スを上記コーナーピース取付装置によりフランジコーナ
    ー溝内に途中まで押圧させ,次いで上記位置決め装置に
    より矩形ダクトの位置決めを行わせ,最後に上記コーナ
    ーピース取付装置によりコーナーピース取り付け動作を
    行わせるよう動作順序を制御する動作制御装置とを具備
    してなることを特徴とするフランジ・コーナーピース装
    着装置。
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