JPH08133411A

JPH08133411A - ごみ貯留搬出装置

Info

Publication number: JPH08133411A
Application number: JP27622494A
Authority: JP
Inventors: Shigeto Matsumoto; 重人松本; Hiroshi Iwasaki; 寛岩崎; Isao Sawamura; 勲澤村
Original assignee: IHI Corp
Current assignee: IHI Corp
Priority date: 1994-11-10
Filing date: 1994-11-10
Publication date: 1996-05-28
Anticipated expiration: 2018-08-18
Also published as: JP3438749B2

Abstract

(57)【要約】【目的】建物から出される分別ごみを入れた小型コン
テナより貯留コンテナへのごみの入れ替えを短時間に行
う。また、ごみ搬出車へのごみの積み込みを短時間に行
う。【構成】昇降機２より搬出される分別ごみを入れた小
型コンテナ３を分別ごみ別に設けられた投入口６に沿っ
て循環搬送する循環コンベヤ装置５と、投入口６ごとに
設けられ、循環コンベヤ装置５上の小型コンテナ３のご
みを投入口６に投入する投入装置８と、投入口６の下部
に設けられ、投入されたごみを一時貯蔵する貯留コンテ
ナ９を設置すると共に横移動台車１２有し、満杯と空の
貯留コンテナ９の入れ替えをするコンテナ搬出入装置１
０を備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、建物から発生するごみ
をコンテナに入れて収集し、貯留用コンテナに一時貯蔵
した後、ごみ搬出車等により搬出するようにしたごみ貯
留搬出装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、建物のごみ搬送装置としてダスト
シュートが用いられている。しかし、ダストシュートで
は高層の場合にごみ落下による騒音が大きく、ダストシ
ュート内が汚水で汚れて悪臭を発生し、さらに、大きな
ごみなどで詰まりやすいという問題があった。このため
建物内にごみ搬出用の昇降機（ダムウェータ）を用いた
装置が提案されている。

【０００３】ごみ処理に当たっては、廃棄ごみと再生ご
みに分別して処理するようになってきており、このため
各階にごみの種類ごとに小型のコンテナを設置し、これ
を昇降機で地下階などに集め、一時貯留した後、ごみ搬
出車などにより搬出する設備が提案されている。特願平
３−５８８４２号はこのような設備を開示しており、可
燃ごみは小型コンテナより貯留タンクに移して貯留し、
紙、缶、ビン等の再生ごみ、不燃物などは小型コンテナ
に入れたまま貯留棚に貯留する。これらの貯留物が満杯
になるとごみ搬送車により、外部へ搬出する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】可燃ごみの入ったコン
テナの場合、反転機から貯留タンクにごみを移動してい
るが、反転機はその一例を図６に示すようにコンテナを
一旦垂直に貯留タンクの頂部以上に押し上げた後回転
し、ごみを投入後元の位置まで降ろすため、この反転作
業に時間がかかっていた。また、再生ごみとか不燃物は
ごみ搬送車にコンテナから直接積載するので、この積載
に時間がかかっていた。

【０００５】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、建物から搬出される小型コンテナから貯留コンテ
ナへのごみの投入時間の短縮化を目的とする。また、全
てのごみを一旦貯留コンテナに移し、この貯留コンテナ
を直接ごみ搬送車で搬出するようにしてごみ搬送車への
ごみ搬出時間の短縮化を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、建物の昇降機より搬出される分別ごみを入れた小型
コンテナを分別ごみ別に設けられた投入口に沿って循環
搬送する循環コンベヤ装置と、前記投入口ごとに配置さ
れ、循環コンベヤ上の小型コンテナを反転させ内部のご
みを投入口へ投入した後、循環コンベヤに戻す投入装置
と、前記各投入口下部に設けられ投入されたごみを一時
貯蔵する貯留コンテナを設置すると共に貯留コンテナの
搬出入側に搬出入方向と交差する方向に移動する横移動
台車を有し、空の貯留コンテナと実入り貯留コンテナと
の入れ替えを行うコンテナ搬出入装置とを備える。

【０００７】また、前記投入口下部には前記貯留コンテ
ナ上を揺動してごみを均一に投入するシュートを設け
る。

【０００８】また、前記コンテナ搬出入装置は、前記貯
留コンテナが設置されている床レベルを搬送される汎用
コンテナを反転して内部のごみを貯留コンテナに投入す
る反転機を備える。

【０００９】

【作用】建物の各階から搬出される分別ごみの入った小
型コンテナは循環コンベヤに搭載され分別ごみ毎に設け
られた投入口に沿って移動してくる。各投入口には投入
装置が設置されており、対応する分別ごみの入った小型
コンテナを把持して投入口へ内蔵したごみを投入し、再
び循環コンベヤへ戻す。投入装置が対応する小型コンテ
ナを識別する方法としては、例えば小型コンテナをグル
ープ分けし、その中で内容別に決まった順序で搬送する
ようにすれば、各投入装置では送られてくる順序から小
型コンテナに積載されたごみの内容を識別できる。投入
コンテナよりごみは投入口ごとに設けられた貯留コンテ
ナに一時的に貯蔵される。貯留コンテナが満杯になる
と、横移動台車を貯留コンテナの搬出入側の位置に移動
し、空の貯留コンテナを積んだコンテナ搬出入車を横移
動台車の位置へ停車させ、空の貯留コンテナを横移動台
車に載せる。次に横移動台車を横へ移動し、コンテナ搬
出入車を満載の貯留コンテナの前に移動し、満載の貯留
コンテナを積んで外へ出てゆく。その後、横移動台車を
元の位置に戻し、空の貯留コンテナを貯留コンテナ設置
位置に設定することにより満杯と空の貯留コンテナの入
れ替えを行うことができる。

【００１０】投入口下部にはシュートが設けられ付け根
を中心として貯留コンテナ上を揺動するので、投入され
るごみは均一に積載される。なお、小型コンテナ、貯留
コンテナは共に頂部の蓋はなく、頂部よりごみを投入で
きるようになっている。

【００１１】各コンテナ搬出入装置には、貯留コンテナ
が設置されている床レベルを搬送される汎用コンテナを
反転してそのごみを貯留コンテナに投入する反転機が設
けられている。各階には、小型コンテナが一定数割り当
てられているが、ある階には、例えば飲食店などがある
ため、生ごみを含む可燃ごみが多量に出る場合、小型コ
ンテナとは別に汎用コンテナを用意し、これをコンテナ
搬出入装置のある階に運び、反転機により貯留コンテナ
に投入できるようにする。これにより各階ごとの不均一
なごみの発生にも対応できる。

【００１２】

【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１は本実施例の平面図を示す。平面図は
循環コンベヤ装置の設置されている地下１階空間の中間
床と地下１階の床を示す。図２は建物の各階を貫通して
設けられた昇降路と、コンテナ取り扱い機器を示す。図
３（Ａ）は図１のＸ−Ｘ断面図、（Ｂ）はＹ−Ｙ断面図
を示す。これらの図１〜図３を参照して説明する。図１
は高層ビルのＡ棟とＢ棟のごみを収集して貯留した後、
コンテナ搬出入車で搬出する装置を示す。各棟には図２
に示すように昇降路１が全階にわたり垂直に貫通してお
り、この中を昇降機２（ダムウェータ）が上下し、ごみ
を収集した小型コンテナ３を地下１階中間床の循環コン
ベヤ装置５のある位置まで降ろし、空となった小型コン
テナ３を元の階まで運ぶ。

【００１３】小型コンテナ３は長方形で頂板はなく上か
らごみを投入できるようになっており、かつ多段に重ね
られる構造となっている。小型コンテナ３はごみの種類
ごとに設けられている。ごみの種類としては廃棄ごみと
再生ごみに大別され、廃棄ごみは生ごみを含む一般ごみ
よりなり、再生ごみは、再生紙用の新聞紙や雑誌、ビ
ン、缶などである。これとは別に陶器や金属などの不燃
ごみもある。これらの種類ごとに小型コンテナ３は設け
られるが、一般ごみは他のごみに比べ大量に発生するの
で一般ごみ用の小型コンテナ３の数を多くしている。こ
れらの小型コンテナは図２（Ａ）に示すように多段に重
ねて昇降機２により地下１階中間床に降ろされ、ここで
コンテナ搭載機４により循環コンベヤ装置５に搭載され
る。コンテナ搭載機４は上下し、かつ旋回するアームを
備えており、小型コンテナ３を１個づつ把持して循環コ
ンベヤ装置５に搭載すると共に空となって戻ってきた小
型コンテナ３を昇降機２の停止する位置に積み重ねる。

【００１４】図１，図３に示すように循環コンベヤ装置
５は地下１階の天井近くに設けられた中間床に設置され
ている。コンベヤはループ状となっており、Ａ棟を出発
したコンベヤはＢ棟に入り、コンベヤに沿って設けられ
た投入口６で小型コンテナ３のごみが投入口へ投入され
た後、空の小型コンテナ３を搭載して出発位置に戻って
くる。なお、コンベヤの途中にバイパスコンベヤ５ａを
設け、Ｂ棟からの小型コンテナ３を搭載できるように構
成されている。投入口６はごみの種類ごとに設けられ、
６ａは廃棄ごみ用投入口で生ごみを含み、６ｂは再生紙
用投入口、６ｃは新聞、雑誌用投入口、６ｄはビン用投
入口、６ｅは缶用投入口、６ｆは金属片、壊れた陶器な
どの不燃物用投入口である。なお、冷蔵庫は厨房などか
ら大量に発生する生ごみを一時保管するためのものであ
る。

【００１５】図３（Ａ）は投入口６ｂ〜６ｆの位置にお
ける断面図である。各投入口６には投入装置８が設けら
れ、投入口６の下部には揺動可能なシュート７が設けら
れており、地下１階床上に設置された貯留コンテナ９に
ごみを均一に投入する。投入口６ｂ〜６ｆの下部にはコ
ンテナ搬出入装置１０が設けられており、このコンテナ
搬出入装置１０はシュート７の下に設けられたコンテナ
設置台１１と、横移動台車１２とからなる。コンテナ設
置台１１は貯留コンテナ９を設定する台で、上面には貯
留コンテナ９の搬出入用に多数のローラが設けられてい
る。貯留コンテナ９は小型コンテナ３のごみを一定期間
貯蔵するもので、コンテナ搬出入車１４で搬送できる大
きさ、例えば、４ｍ³程度の容量を有する長方形のコン
テナで頂板は設けられていないオープンコンテナであ
る。

【００１６】コンテナ設置台１１のコンテナ搬出入側に
は、コンテナの搬出入方向と直角方向にレールが設けら
れ、レールを横移動台車１２が移動する。レール上面は
地下１階床面と同一面となっており、コンテナ搬出入車
１４がコンテナ設置台１１まで進入できるようになって
いる。投入口６ｃ，６ｄと６ｅと６ｆはそれぞれ対に配
置され、これに対応してコンテナ設置台１１も並行して
配置され、横移動台車１２は、これら対のコンテナ設置
台１１に共通に１台設けられている。なお、投入口６ｂ
に対応するコンテナ設置台１１には横移動台車１２が単
独で設けられている。横移動台車１２の上面にもコンテ
ナ設置台１１と同様にコンテナ搬出入方向に貯留コンテ
ナ９を移動できる多数のローラが設けられている。

【００１７】投入口６ａには生ごみを含む可燃性ごみが
投入され、量も多く、かつ悪臭も発生するので、密閉式
の貯留タンク１５に接続されている。貯留タンク１５は
円筒を横置きした形状であり、内面にはらせん状のごみ
案内板が設けられ、円筒軸まわりに回転して投入口６ａ
より投入された廃棄ごみを奥まで送り込む装置を備えて
いる。

【００１８】各貯留コンテナ９および貯留タンク１５の
投入口側には反転機１３が設けられており、地下１階を
搬送されてくる汎用コンテナを反転して貯留コンテナ９
や貯留タンク１５にごみを投入できるようになってい
る。食堂などがある階からは多量の生ごみ等が発生す
る。また、他の階では新聞、雑誌又は缶などの再生ごみ
が多量に発生する。この場合、多少の増量であれば小型
コンテナの数を増やせばよいが、多量の場合は、小型コ
ンテナより大きな汎用コンテナを用い、昇降機２とは別
の搬送経路によって地下１階に移送し、反転機１３によ
り、それぞれのごみの種類に応じた貯留コンテナ９また
は貯留タンク１５にごみを投入できるようにしている。

【００１９】満杯となった貯留コンテナ９はコンテナ搬
出入車１４によって搬出される。コンテナ搬出入車１４
は貯留コンテナ９を１個積載できる大きさであり、積み
降ろしは、，自身に設けられた揚重機で行う。なお、コ
ンテナ搬出入車１４に揚重機を設けず建物側にクレーン
を設けてもよい。貯留タンク１５からのごみの搬出は、
ごみ搬出車１６により行う。ごみ搬出車１６はごみを内
部に送り込む装置を有するごみ容器を備えたごみ搬出車
１６で、貯留タンク１５に接続して移送されるごみを直
接ごみ容器内に送り込む。

【００２０】図４、図５は投入装置８の構造図を示し、
図４（Ａ）は断面図、図４（Ｂ）は図４（Ａ）のＸ−Ｘ
矢視図、図５は図４（Ａ）のＹ−Ｙ断面図である。図４
（Ａ）において、投入口６の上部には、循環コンベヤ装
置５の走行方向に直交する方向に断面が「コ」型の走行
用ビーム２２が設けられ、このビームの「コ」型内を走
行フレーム２１に取り付けられた走行車輪２３が図５に
示す走行用モータ２４によって走行する。図５におい
て、走行フレーム２１内に両端に車輪を有する水平な昇
降フレーム２５が上下方向に移動できるように設けら
れ、昇降用モータ２６によって昇降する。昇降フレーム
２５は長さ方向が循環コンベヤ５の走行方向と同一であ
り、その中心より等距離で小型コンテナ３を挟む位置に
２本のアーム２７が一端をヒンジで取り付けられてい
る。アーム２７中間の内側にはアーム２７を循環コンベ
ヤ走行方向に開閉するアーム開閉用モータ２８が設けら
れ、モータの回転により伸縮するロッドによってアーム
２７を開閉する。アーム２７の先端にはコンテナを押さ
える押さえ板２９が回転自在に設置され、旋回モータ３
０によって回転する。昇降用モータ２６、アーム開閉用
モータ２７はモータの回転によりロッドを伸縮させる
が、この機構はモータの回転を減速機で減速してネジ棒
を回転し、ネジ棒に螺合したナットを移動しこのナット
にロッドを固定したものである。

【００２１】次に投入装置８の動作を説明する。昇降用
フレーム２５を上昇させ、アーム２７を図５の破線で示
すように開いた状態にし、アーム２７が循環コンベヤ装
置５に搭載されて搬送されてくる小型コンテナ３の上部
にくる状態で待機する。小型コンテナ３がくると昇降フ
レーム２５を降下し、アーム２７の先端が小型コンテナ
３の高さのほぼ中心位置となったとき、アーム開閉用モ
ータ２８を駆動してアーム２７を閉じ、押さえ板２９で
小型コンテナ３を挟み込む。次に昇降用モータ２６を駆
動して昇降用フレーム２５を上昇させ、走行用モータ２
４を駆動して小型コンテナ３が投入口６上部にきたとき
走行を停止し、旋回用モータ３０を駆動して小型コンテ
ナ３を図４の破線で示すように回転させ、ごみを投入口
６へ投入する。ごみ投入後は、投入作業と逆の動作によ
り小型コンテナ３を循環コンベヤ装置５に戻す。

【００２２】投入装置８が投入口６ごとに定められた種
類のごみの入った小型コンテナ３を識別する方法は、先
に説明したように小型コンテナ３を一定の順番で循環コ
ンベヤ装置５に乗せ、この順番により識別する方法があ
るが、この他に各小型コンテナ３にその内容物の種類を
示すマークを付けておき、各投入装置８はこのマークを
読み取って、該当する小型コンテナ３を選択するように
してもよい。

【００２３】図６は反転機１３の構造図である。反転機
１３は汎用コンテナ１７を送り込む搬送路３６と、地下
１階床上に垂直に平行して設けられた２本のガイドレー
ル３１、３２と、汎用コンテナ１７を保持する保持フレ
ーム３３と、両ガイドレール３１、３２に移動自在に係
合し、保持フレーム３３の姿勢を転換させるリンク機構
３４と、リンク機構３４をガイドレール３１、３２に沿
って昇降させる駆動チェン３５とによって主として構成
されている。

【００２４】ガイドレール３１の一方は、その上端が貯
留コンテナ９又は貯留タンク１５側に折れ曲がってお
り、上昇したリンク機構３４がこの上端にかかったと
き、保持フレーム３３を傾けるように構成されている。
かかる構成により、図中２点鎖線で示すように、汎用コ
ンテナ１７を持ち上げて回転し、上面開口部を下側に向
けることにより収容されているごみを貯留コンテナ９ま
たは貯留タンク１５に投入する。搬送路３６上の汎用コ
ンテナ１７を保持フレーム３３に挿入したり、離脱させ
るのは図示しないフォークリフトにより行われる。な
お、搬送路３６は設けられていない場合もある。

【００２５】次にコンテナ搬出入装置１０の動作につい
て説明する。図７は満杯の貯留コンテナと空の貯留コン
テナの入れ替えを示す図で（Ａ）〜（Ｄ）はその遷移状
態を示す。（Ａ）は空の貯留コンテナ９を積んだコンテ
ナ搬出車１４が横移動台車１２の上に空の貯留コンテナ
９を降ろした状態を示す。横移動台車１２は満杯の貯留
コンテナ９の搬出入側に移動し、空の貯留コンテナ９が
搭載される。（Ｂ）は横移動台車１２を隣接する貯留コ
ンテナ９側に移動し、コンテナ搬出入車１４を満杯の貯
留コンテナ９の前に移動した状態である。（Ｃ）は満杯
の貯留コンテナ９をコンテナ搬出入車１４で搬出した
後、横移動車１２を（Ａ）の位置に戻した状態を示す。
（Ｄ）は空の貯留コンテナ９をコンテナ設置台１１に設
置し、コンテナの入れ替え作業が終了した状態を示す。
図７は、図上で下側の貯留コンテナ９の入れ替えを示す
が、上側の貯留コンテナ９の入れ替えも同様で、この場
合、コンテナ搬出入車１４は入れ替えを行う上側の貯留
コンテナ９の方に乗り入れる。

【００２６】実施例ではごみ処理設備を地下１階に設け
た場合を例にとり説明したが、他の階、例えば地下２階
に設けてもよい。しかし、適切なコンテナ搬出入車１４
の進入路が確保されるものとする。汎用コンテナ１７の
地下１階での移動は専用の搬送路を設けてもよいがキャ
スタの付いた手押し車でもよい。また、本実施例ではご
みの種類を６種類とし、これに応じて投入口、貯留コン
テナ、貯留タンクを配置したが、ごみの分別数に応じ
て、投入口等の数を設定するようにすればよい。

【００２７】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は建物から搬出される小型コンテナを循環コンベヤ装置
で投入口へ移送し、投入装置で貯留コンテナへ投入する
ようにしたので小型コンテナのごみ投入時間が短縮され
る。また、コンテナ搬出入車には小型コンテナのごみを
集積した貯留コンテナを搭載するので、ごみの積み出し
時間が大幅に短縮される。また、満杯の貯留コンテナと
空の貯留コンテナの入れ替えを横移動台車を用いて行う
ので、入れ替えを短時間に行うことができる。また、貯
留コンテナへのごみの積み込みには揺動可能なシュート
を用いるので貯留コンテナに均一に積み込むことができ
る。さらに各貯留コンテナおよび貯留タンクに反転機を
設けたので多量に発生する等のため、小型コンテナでは
処理できないようなごみが発生する場合、汎用コンテナ
にこれらを詰め、反転機で各貯留コンテナ、貯留タンク
に投入することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の全体配置を示す平面図である。

【図２】建物に設けられた昇降路、昇降機を説明する図
である。

【図３】（Ａ）は図１のＸ−Ｘ断面、（Ｂ）は図１のＹ
−Ｙ断面を示す図である。

【図４】（Ａ）は投入装置の断面図、（Ｂ）は（Ａ）の
Ｘ−Ｘ矢視図である。

【図５】図４（Ａ）のＹ−Ｙ断面図である。

【図６】反転機の構成図である。

【図７】満杯の貯留コンテナと空の貯留コンテナの入れ
替え手順を示す図である。

【符号の説明】

１昇降路２昇降機３小型コンテナ４コンテナ搭載機５循環コンベヤ装置６投入口７シュート８投入装置９貯留コンテナ１０コンテナ搬出入装置１１コンテナ設置台１２横移動台車１３反転機１４コンテナ搬出入車１５貯留タンク１６ごみ搬出車１７汎用コンテナ２１走行フレーム２２走行用ビーム２３走行車輪２４走行用モータ２５昇降用フレーム２６昇降用モータ２７アーム２８アーム開閉用モータ２９押さえ板３０旋回用モータ３１，３２ガイドレール３３保持フレーム３４リンク機構３５駆動チェン３６搬送路

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】建物の昇降機より搬出される分別ごみを
入れた小型コンテナを分別ごみ別に設けられた投入口に
沿って循環搬送する循環コンベヤ装置と、前記投入口ご
とに配置され、循環コンベヤ上の小型コンテナを反転さ
せ内部のごみを投入口へ投入した後、循環コンベヤに戻
す投入装置と、前記各投入口下部に設けられ投入された
ごみを一時貯蔵する貯留コンテナを設置すると共に貯留
コンテナの搬出入側に搬出入方向と交差する方向に移動
する横移動台車を有し、空の貯留コンテナと実入り貯留
コンテナとの入れ替えを行うコンテナ搬出入装置とを備
えたことを特徴とするごみ貯留搬出装置。
【請求項２】前記投入口下部には前記貯留コンテナ上
を揺動してごみを均一に投入するシュートが設けられて
いることを特徴とする請求項１記載のごみ貯留搬出装
置。
【請求項３】前記コンテナ搬出入装置は、前記貯留コ
ンテナが設置されている床レベルを搬送される汎用コン
テナを反転して内部のごみを貯留コンテナに投入する反
転機を備えていることを特徴とする請求項１または２記
載のごみ貯留搬出装置。