JPH08132718A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JPH08132718A
JPH08132718A JP6275148A JP27514894A JPH08132718A JP H08132718 A JPH08132718 A JP H08132718A JP 6275148 A JP6275148 A JP 6275148A JP 27514894 A JP27514894 A JP 27514894A JP H08132718 A JPH08132718 A JP H08132718A
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ribbon
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ribbon cassette
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Takeshi Miyano
剛 宮野
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J35/00Other apparatus or arrangements associated with, or incorporated in, ink-ribbon mechanisms
    • B41J35/36Alarms, indicators, or feed disabling devices responsive to ink ribbon breakage or exhaustion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J32/00Ink-ribbon cartridges

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクリボンの交換時期を延ばしてリボンカ
セットの交換頻度を減らすこと。 【構成】 同一色のインクリボン70が収納されたリボ
ンカセット60が複数のカセット保持部に保持された場
合に、キャリッジ3に搭載したリボンカセット60のイ
ンクリボン70の終端を検出した際に、使用済みのリボ
ンカセット60を空いたカセット保持部に渡すととも
に、次の未使用のリボンカセット60を選択してキャリ
ッジ3に搭載するように制御する制御手段を備えたも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写プリンタに係
り、特に複数のリボンカセットをそれぞれ所定の位置に
保持しておき、これらのリボンカセットの中から必要と
するリボンカセットを選択してキャリッジ上に搭載し、
この選択されたリボンカセットを使用して記録を行うよ
うにした熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタにおけるカラー印字の要
求が高まっており、このカラー化の要求は熱転写プリン
タにおいても例外ではない。この一般的なカラー熱転写
プリンタに使用されるインクリボンは、その長手方向に
イエロー、シアン、マゼンタの3色あるいはこれらの3
色にブラックを加えた4色のインク部を、それぞれの色
が印字幅よりも若干長くなるように繰り返して形成され
ており、記録データに基づいてそれぞれの色のインク部
を選択して記録を行なうように構成されている。
【0003】しかしながら、前述したインクリボンを用
いる熱転写プリンタにおいては、記録に使用しない色の
部分は飛ばして次の色を選択して記録を行なったり、或
るいは同じ行の中で記録しない部分があってもインクリ
ボンは搬送されるために、記録に使用されない部分が無
駄になり、ランニングコストが高くなったり、また使用
するリボンカセットの量が増えるので、使用済みのカセ
ットのゴミが増加するという環境上の問題がある。
【0004】このような問題点を解決するために、本出
願人は単一色のインクリボンが収納されたリボンカセッ
トを複数箇所にそれぞれ保持しておき、記録に使用する
色のインクリボンが収納されたリボンカセットを選択し
て選択されたリボンカセットをキャリッジ上に搭載する
ようにリボンカセットを交換してカラー記録を行なう熱
転写プリンタを提案している(例えば、特開平2−10
3173号公報、特開平2−103174号公報参
照)。
【0005】このリボンカセットを交換して記録するカ
ラー記録用の熱転写プリンタにおいては、インクリボン
は記録に使用される部分のみしか送られないので、イン
クリボンのほとんど全ての領域が記録に使用されること
になり、前述した繰り返しタイプのインクリボンを使用
するものと比較して、ランニングコストが低下するし、
また、破棄されるリボンカセットの量が減少するという
優れた効果がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た特開平2−103173号公報あるいは特開平2−1
03174号公報に記載のリボンカセットを交換して使
用する熱転写プリンタにおいては、それぞれのカセット
保持部に搭載されるリボンカセットのインクリボンの色
はあらかじめ決められており、異なったインクリボンの
色のリボンカセットを装着した場合、正常な印字結果が
得られないという不具合があった。また、このため、例
えばカラーの印刷を行なう必要がないときに同一色のリ
ボンカセットを複数個装着しておき、リボンカセットの
交換頻度を減らそうと思っても不可能であった。
【0007】本発明は、前述したものにおける問題点を
克服し、インクリボンの交換時期を延ばしてリボンカセ
ットの交換頻度を減らすとともに、使い勝手も良く、良
好な印字品質を得られる熱転写プリンタを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の熱転写プリンタは、プラ
テンに沿って往復動自在とされたキャリッジと、このキ
ャリッジ上に配設されリボンカセットを搭載可能なカセ
ット載置台と、このキャリッジ載置台と対向する位置に
形成され、それぞれがリボンカセットを保持可能な複数
個のカセット保持部と、前記キャリッジ上に配設され、
このキャリッジの移動により前記カセット保持部に保持
されたリボンカセットの種類を検出するカセット検出手
段と、前記カセット載置台と前記リボンカセット保持部
とを相対的に接離する方向に移動させる駆動手段とを備
え、この駆動手段により前記カセット載置台と前記リボ
ンカセット保持部との間でリボンカセットの受け渡しを
行うように構成した熱転写プリンタであって、同一色の
インクリボンが収納されたリボンカセットが複数のカセ
ット保持部に保持された場合に、キャリッジに搭載した
リボンカセットのインクリボンの終端を検出した際に、
使用済みのリボンカセットを開いたカセット保持部に渡
すとともに、次の未使用のリボンカセットを選択してキ
ャリッジに搭載するように制御する制御手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に記載の熱転写プリンタ
は、プラテンに沿って往復動自在とされたキャリッジ
と、このキャリッジ上に配設されリボンカセットを搭載
可能なカセット載置台と、このキャリッジ載置台と対向
する位置に形成され、それぞれがリボンカセットを保持
可能な複数個のカセット保持部と、前記キャリッジ上に
配設され、このキャリッジの移動により前記カセット保
持部に保持されたリボンカセットの種類を検出するカセ
ット検出手段と、前記カセット載置台と前記リボンカセ
ット保持部とを相対的に接離する方向に移動させる駆動
手段とを備え、この駆動手段により前記カセット載置台
と前記リボンカセット保持部との間でリボンカセットの
受け渡しを行うように構成した熱転写プリンタであっ
て、同一色のインクリボンが収納されたリボンカセット
が複数のカセット保持部に保持された場合に、このカセ
ット保持部の位置と該カセット保持部に装着されたリボ
ンカセットの種類を記憶する記憶手段と、前記キャリッ
ジに搭載したリボンカセットのインクリボンの終端を検
出した際に、該リボンカセットと同じ種類のリボンカセ
ットが装着されている場合、前記使用済みのリボンカセ
ットを空いたカセット保持部に渡すとともに、次の未使
用のリボンカセットを選択してキャリッジに搭載するよ
うに制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】前述した構成からなる本発明の熱転写プリンタ
によれば、複数のカセット保持部に、同色のインクリボ
ンが収納されたリボンカセットを装着し、1つのリボン
カセットのインクリボンを使いきるごとに次のリボンカ
セットと交換して印字を続けることにより、その交換時
期を延ばすことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る熱転写プリンタを図面に
示す実施例により説明する。
【0012】図1ないし図3は本発明に係る熱転写プリ
ンタの一実施例を示す主要構成図である。
【0013】図1に詳示するように、本実施例の熱転写
プリンタは、後述するサーマルヘッド11により用紙お
よびインクリボン70を押圧する際に負荷を受ける平板
状のプラテン1を有している。また、このプラテン1と
平行に延在するキャリッジガイドシャフト2が熱転写プ
リンタの本体ケースの左右の両側板(図示せず)に橋架
されており、記録のための要部をなすキャリッジ3がこ
のガイドシャフト2に摺動自在に保持されている。さら
に、前記本体ケースには、前記キャリッジ3の移動をガ
イドする板状のキャリッジガイド部6が前記プラテン1
と平行に延在するように配設されている。一方、前記キ
ャリッジ3の後部にはキャリッジ支持部7が突設されて
おり、このキャリッジ支持部7が前記キャリッジガイド
部6に摺動自在に保持されている。
【0014】前記キャリッジガイド部6の背部の下方に
はキャリッジ駆動モータ4が配設されており、このキャ
リッジ駆動モータ4の近傍には、キャリッジ駆動モータ
4により回転駆動されるスプロケット4aが配設されて
いる。このスプロケット4aには、端部がキャリッジ3
に固定された歯付き駆動ベルト5が巻回されており、前
記キャリッジ駆動モータ4の駆動により歯付き駆動ベル
ト5の走行を介してキャリッジ3がガイドシャフト2お
よびキャリッジガイド部6に沿ってプラテン1と平行に
往復動されることになる。なお、このキャリッジ3をキ
ャリッジガイド部6に沿って摺動・案内するキャリッジ
支持部7はその断面形状がほぼコ字状をなしており、こ
のコ字状の内側の対向両面には、それぞれキャリッジガ
イド部6に当接する突起7aが形成されており、これら
の突起7aにより前記キャリッジ3の移動時のがたつき
を防止するようにしている。
【0015】また、このキャリッジ3には、図示しない
複数の発熱素子が整列配置され前記プラテン1に対し接
離するように移動可能に配設されているサーマルヘッド
11と、キャリッジ3の記録時における移動方向と垂直
な方向に上下動可能とされリボンカセット60を搭載可
能なカセットキャリア12と、リボンカセット6に収納
されているインクリボン70をその両端からそれぞれ巻
回している供給リール61および巻取りリール62とそ
れぞれ係合する供給ボビン13および巻取りボビン14
と、凹状に形成され前方にリボンカセット60から外部
に導出されているインクリボン70の中間部が臨むリボ
ンカセット60のサーマルヘッド挿入部63を挟んでイ
ンクリボン70の走行方向の上流および下流の位置に配
設された1対のピンチローラ64,65にそれぞれ係合
する第2供給ボビン15および第2巻取りボビン16
と、インクリボン70の走行方向において前記サーマル
ヘッド11の下流側に配設されるとともに使用するリボ
ンカセット60の種類に応じて選択的に駆動される剥離
ローラ17と、これらの各部材を駆動するための後述す
る駆動部材等が配設されている。
【0016】なお、後述するように、前記サーマルヘッ
ド11の前記プラテン1に対する圧接・開離動作、前記
カセットキャリア12の前記キャリッジ3に対する接離
方向の移動動作、前記インクリボンの供給・巻取り・巻
戻し動作、および、前記剥離ローラ17の駆動動作は全
て、後述するようにキャリッジ3上に配設された単一の
ステッピングモータ18(図2)を駆動源として駆動さ
れることになる。なお、前記サーマルヘッド11が前記
プラテン1に対し圧接する動作をヘッドダウン動作と称
し、サーマルヘッド11が前記プラテン1から開離する
動作をヘッドアップ動作と称する。
【0017】前記ステッピングモータ18の出力ピニオ
ンギア19には、第1伝達ギア20および第2伝達ギア
21がそれぞれ噛合されている。このうち第1伝達ギア
20の上面には、この伝達ギア20の回転中心20aを
支点として回動可能なほぼ三角形状の揺動板22が装着
されている。
【0018】前記揺動板22の一端部にはカム25の上
面に形成されたカム溝26に係合するピン22aが配設
され、また、他の2つの端部には前記伝達ギア20に噛
合する第1揺動ギア23および第2揺動ギア24がそれ
ぞれ配設されており、前記揺動板22の揺動位置によ
り、この2つの揺動ギア23,24のいずれか一方が、
前記揺動板22の近傍に配設されているカム25の外周
面幅方向のほぼ中央部に形成された欠歯部25bを有す
るギア部25aと噛合されることになる。また、この揺
動板22の上面には、図示しないばねの先端が係合され
ており、このばねの弾性力により揺動板22は常にカム
25の方向に付勢されている。
【0019】前記カム25の外周部には、図4に示すよ
うに、厚さ方向におけるほぼ中央部の全周に形成され欠
歯部25bが円周方向の一部に形成されたギア部25a
と、厚さ方向における上部の約1/4周の範囲に形成さ
れた第1間欠ギア25cと、この第1間欠ギア25cと
円周方向における位置をずらせて厚さ方向における下部
のほぼ2/5周の範囲に形成された第2間欠ギア25d
とが配設されている。これらの両間欠ギア25c,25
dの歯の形状は、図4に詳示するように、連接する2個
の歯ならびに1個の歯が交互に1つの歯の間隔を開けて
順次形成されたものとされている。
【0020】また、前記カム25の上面には、前記揺動
板22のピン22aが係合される第1カム溝26と、剥
離ローラ接離用の第2カム溝27がそれぞれ形成されて
おり、また、前記カム25の下面にはサーマルヘッド接
離用カム溝28が形成されている。
【0021】前記第1カム溝26は、同心状に形成され
たそれぞれ円環状の内側の溝26aと外側の溝26bと
をほぼ直径方向に位置する2本の連通溝26c,26d
により連通して構成されており、図1に示すように、前
記第1揺動ギア23がギア部25aと噛合するときには
ピン22aを内側の溝26aに係合し、第2揺動ギア2
4がギア部25aと噛合するときにはピン22aを外側
の溝26bに係合するようになっている。さらに、前記
第1カム溝26は、揺動ギア23,24の両者をともに
ギア部25aと噛合しない位置に保持するためにピン2
2aの係止部26e,27fを内側の溝26a内に有し
ている。
【0022】また、前記剥離ローラ接離用の第2カム溝
27は、カム25の中心部における円弧溝27aとカム
25の外周部における約160度の範囲の円弧溝27b
とを直線状の連通溝27cにより連通して構成されてい
る。
【0023】さらに、前記サーマルヘッド接離用カム溝
28は、カム25の中心部から外周部にいたる弯曲溝2
8aと、この弯曲溝28aの外端に連通されている約1
90度の範囲の円弧溝28bとにより構成されている。
【0024】前記カム25の近傍には、屈曲形状のヘッ
ド圧接レバー29が配設されており、このヘッド圧接レ
バー29の下方部分の側部が軸30を中心として揺動自
在に支持されるとともに、このヘッド圧接レバー29の
一端部にはピン29aが突設され、このピン29aが前
記カム25の前記ヘッド接離用カム溝28に係合されて
いる。このヘッド圧接レバー29の他端は、サーマルヘ
ッド11が取り付けられているヘッド取付台11aの背
面を圧接ばね31を介して押圧するように構成されてい
る。
【0025】また、前記カム25の近傍には、ほぼく字
状をした剥離ローラ駆動用レバー32が配設されてお
り、この剥離ローラ駆動用レバー32の一端部には、前
記カム25の表面に形成された剥離ローラ接離用カム溝
27に係合するピン32aが形成され、剥離ローラ駆動
用レバー32の他端部には、伝達部材33の凹部33a
と係合可能な第2ピン32b、および、剥離ローラ駆動
用レバー32と連動する伝達部材33に形成された孔3
3bに挿入可能な第3ピン32cが形成されており、こ
の剥離ローラ駆動用レバー32のほぼ中央上面には、円
筒状の突起32dが形成されている。
【0026】前記伝達部材33の一端部には棒状のピン
33cが形成され、このピン33cの下端部はばね33
dを介して前記キャリッジ3に固定され、ピン33cの
上端部は、前記剥離ローラ駆動用レバー32の円筒部3
2dの孔32cにその先端部が上端から突出するように
挿入されることにより、前記剥離ローラ駆動用レバー3
2は前記伝達部材33上に保持される。また、伝達部材
32の他端部に形成された長孔33dには、剥離ローラ
取付部材34の下方に形成されたピン34aが挿入され
ている。さらに、前記剥離ローラ取付部材34の他端3
4bはキャリッジ3上に突設されたピン(図示せず)に
このピンを支点として回動可能に挿入されている。これ
により、前記剥離ローラ駆動用レバー32の回動により
前記剥離ローラ17は前記伝達部材33を介して前記プ
ラテン1に対し接離動作されるが、使用されるリボンカ
セットが前記棒状のピン33cの先端部を押圧し、この
ピンを押し下げた場合には、前記剥離ローラ駆動用レバ
ー32のピン32cが伝達部材33の孔33bに挿入さ
れず、剥離ローラ17は回動しなくなる。
【0027】なお、前記第2巻取りボビン16は、前記
剥離ローラ取付部材34の他端部の孔34bが挿入され
るピンに回転可能に挿入・保持されている。
【0028】また、前記キャリッジ3には、ステッピン
グモータ18の出力ピニオンギア19に常に噛合する前
記第2伝達ギア21が回転軸を中心として回転自在に配
設されており、この第2伝達ギア21の上面には、図5
に詳示するように、この駆動ギア21の回転にともなっ
て従動回転するギア35が連結部材21aを介すること
により一定の遊びをもって連結されている。このギア3
5の上面には巻取りギア36が配設され、この巻取りギ
ア36の上方には巻取りボビン14が摩擦機構を介して
同軸上に取り付けられている。
【0029】さらに、前記キャリッジ3には、前記ギア
35に常に噛合する伝達ギア37が配設されており、こ
の伝達ギア37には、常にこの伝達ギア37と噛合する
第1揺動ギア38および第2揺動ギア39が揺動板37
aによって連結されている。なお、この伝達ギア37は
ばねにより常に巻取りギア36方向に付勢されている。
【0030】また、前記キャリッジ3上には、前記剥離
ローラ取付部材34を介して前記第2巻取りボビン16
が配設されており、この第2巻取りボビン16の下方に
は、前記巻取りボビン14の巻取りギア36に伝達ギア
40a,40bを介して噛合される第2巻取りギア41
が図示しない摩擦機構を介して同軸上に取り付けられて
いる。
【0031】前記第1揺動ギア38および第2揺動ギア
39は、前記ステッピングモータ18の回転方向に関係
なく前記巻取りボビン14および第2巻取りボビン16
の回転方向が一定となるように設けられたもので、前記
ステッピングモータ18の回転方向に対応して第1の揺
動ギア38が巻取りギア36と噛合したり、第2の揺動
ギア39が伝達ギア40aと噛合するようになってい
る。
【0032】なお、本実施例においては、ステッピング
モータ18が反時計方向に回転する場合は、前記第1揺
動ギア38が前記巻取りギア36と噛合し、他方、ステ
ッピングモータ18が時計方向に回転する場合は、前記
第2揺動ギア39が前記伝達ギア40aと噛合し、巻取
りボビン36および第2巻取りボビン41に回転力が伝
達されるようになっている。さらに、前記第2伝達ギア
21とその上面のギア35とは、前述したように連結部
材21aにより一定の遊びをもって配置されているた
め、前記ステッピングモータ18の回転方向が逆方向に
なった場合、例えばヘッドアップ動作あるいはヘッドダ
ウン動作のために前記カム25を回転させる場合は、前
記第2伝達ギア21の回転が前記ギア35に伝達され
ず、リボンの巻取り動作は行なわれない。また、前記巻
取りボビン14と前記巻取りギア36との間にはばねク
ラッチが設けられ、巻取りボビン14は常に一方向(イ
ンクリボン70の巻取り方向)にしか回転しないように
制御されている。これにより、巻取りボビン14に巻取
られたインクリボン70は逆方向に引き出されることが
なく、弛みなどを生じない。
【0033】さらに、前記カム25の上面には前記供給
ボビン13が配設されている。この供給ボビン13の下
方には図示しない摩擦機構を介して供給ギア42が同軸
上に取り付けられており、インクリボン70に一定の供
給負荷(バックテンション)を与えたり、あるいは後述
するリボンカセット6の交換にともない、インクリボン
70の巻戻し動作を行ない得るように構成してある。
【0034】前記カム25の近傍には伝達機構43が配
設されている。この伝達機構43は、前記カム25の外
周部の下部に形成された前記第2間欠ギア25dと噛合
可能なギア44aと、前記第1間欠ギア25cと噛合可
能なギア44bと、前記ギア44aと一体回転する伝達
ギア44dと、前記ギア44bと前記ばねクラッチ機構
を介して連結されギア44bの反時計方向の回転のみを
伝達する他の伝達ギア44cとから構成されている。こ
のうち前記ギア44aは、前記カム25が最初のヘッド
アップ位置からさらに回転する場合に前記第2間欠ギア
25dと噛合して回転し、前記ギア44dを介してその
回転力を後述するリフトギア46に伝達するように構成
されている。
【0035】なお、前記伝達機構43に設けられた前記
カム25の第1間欠ギア25bあるいは第2間欠ギア2
5cにそれぞれ噛合可能なギア44bあるいはギア44
aは、大きな歯部2個のつぎに小さい歯部1個が交互に
形成された形状とされている。これは、前記第1間欠ギ
ア25bおよび第2間欠ギア25cとの伝達を確実に行
なうためである。
【0036】なお、上部のギア44bおよびその上面の
伝達ギア44cは、ばねクラッチ44d(図6)を介し
て配設されているため、常に一方向(本実施例において
は反時計方向)のみにしか回転せず、このため、この伝
達ギア44cと噛合している供給ギア42は巻戻し方向
にしか回転できない。したがって、インクリボン70の
供給には前記摩擦機構の一定の負荷が作用することにな
り、インクリボン70の引き出しによる弛み等を防止し
ている。
【0037】前記伝達機構43の近傍にはリフトギア4
6が配設されており、このリフトギア46の外周部には
スクリュー溝46aが形成されている。このリフトギア
46の下端部は、前記カム25に形成された間欠ギア2
5bと噛合しているギア44dと噛合するギア47の回
転軸47aに、コイルばね48を介してスプライン結合
されている。これによりリフトギア46はギア47とと
もに回転するが、コイルばね48の作用により若干の上
下動が可能となっている。
【0038】前記カセットキャリア12には、図1に詳
示するように、前記リフトギア46のスクリュー溝46
aと噛合する歯部が形成された孔12aと、前記キャリ
ッジ3上に配設された1対のガイド部材49a,49b
がそれぞれ挿入されるガイド孔12b,12cとが形成
されており、前記リフトギア46の回転にともなってガ
イド部材49a,49bに沿ってキャリッジ3上をキャ
リッジ3の移動方向と垂直な方向に往復移動自在になっ
ている。また、このカセットキャリア12には、前記リ
ボンカセット60の保持部と係合し、このリボンカセッ
ト60を保持するく字状の1対の保持部材12d,12
eが左右に間隔を隔てて配設されており、これらの保持
部材12d,12eは、図示しない付勢部材によりその
間隔が狭くなる方向に付勢されている。
【0039】図1に詳示するように、前記キャリッジ3
には、前記本体ケースの所定位置のカセット保持部(図
示せず)に保持されたリボンカセット60の種類を検出
するための第1検出センサ51と、キャリッジ3上のリ
ボンカセット60の有無を検出する第2検出センサ52
とを備えたセンサ配置板50が搭載されている。図示し
たように前記第1検出センサ51と第2検出センサ52
とは焦点距離の異なる反射型の光学センサを使用してお
り、第1検出センサ51がリボンカセット60からやや
離れた位置に配置され、第2検出センサ52がリボンカ
セット60に近づいた位置に配置されるように、センサ
配置板50の形状は形成されている。
【0040】また、熱転写プリンタの図示しない部位に
は、記憶手段53を有する制御手段54が配設されてお
り、この制御手段54によりプリンタのすべての駆動が
制御されるようになっている。そして、本実施例におい
ては、前記記憶手段53および前記制御手段54は下記
のような特殊な作用をなすように構成されている。
【0041】すなわち、前記記憶手段53は、前記第1
検出センサ51および第2検出センサ52により検出さ
れる前記カセットキャリア12の位置およびそのカセッ
トキャリア12に搭載されているリボンカセット60の
種類(収納されているインクリボンの色別)を記憶する
ようになっている。一方、前記制御手段54は、図示し
ないリボンエンド検出手段が検出したリボンカセット6
0のインクリボン70の終端の検出信号を入力すると、
前記記憶手段53が記憶している内容に基づいて使用済
みの前記リボンカセット60を空いているカセット保持
部に収めるとともに、未使用のリボンカセット60を選
択してキャリッジ3に搭載するようになっている。
【0042】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
【0043】まず、印字状態について説明する。
【0044】まず、初期動作として、キャリッジ3をプ
ラテン1に沿って往復移動させ、第1検出センサ50に
よりカセットキャリア12に装着されたリボンカセット
60の種類とその位置を検出し、メモリに記憶する。こ
れにより、どこのカセットキャリア12にどんな種類の
リボンカセット60が装着されているかが記憶される。
【0045】次に、印字動作について説明する。ステッ
ピングモータ18を時計回りに回転させると、第1伝達
ギア20が反時計方向に回転する。これにより揺動板2
2が反時計方向に回動し、第1揺動ギア23がカム25
の外周部のギア25aと噛合する。この状態でステッピ
ングモータ18をさらに回転させると、カム25は反時
計方向へ回転し、ヘッド圧接レバー29のピン29aが
カム25のヘッド接離用カム溝28の最内周に位置する
ようになる。この時、ヘッド圧接レバー29が最も左方
向に揺動された状態となるので、ヘッド取付台11aが
ヘッド圧接レバー29とともに動作し、サーマルヘッド
11がプラテン1に圧接した状態、いわゆるヘッドダウ
ン状態に保持されることになる。この状態では、第1揺
動ギア23がカム25の外周部のギア25aの欠歯部2
5bに位置した状態となり、さらにステッピングモータ
18が反時計方向に回転しても第1揺動ギア23の回転
力はカム25には伝達されず、カム25はこの位置で停
止する。この状態でまた、剥離ローラ駆動用レバー32
のピン32aはカム25の表面の剥離用カム溝27の最
内周に位置するので、剥離ローラ駆動用レバー32はピ
ン33Cをしてんとして最も右方向に揺動された状態と
なり、ピン32cを介して伝達部材33が右方向に回動
し、それにより剥離ローラ固定部材34がプラテン1方
向に回動した状態となっている。なお、上述のカム25
が回転している状態では、ステッピングモータ18の回
転力は第2伝達ギア21にも伝達されるが、第2伝達ギ
ア21とギア35の間には遊びがあるため、ギア35は
回転しない。また、このヘッドダウン動作時のカム25
の回転力は第1間欠ギア25cを介してギア44bに反
時計方向の回転力が伝達されるが、前述したようにこの
ギア44bはギア44cとはばねクラッチを開して連結
されているために、ギア44cは回転せず、したがって
供給ギア42も回転しないため、インクリボンが送りだ
され弛みが生じるということはない。
【0046】この状態で、さらにステッピングモータ1
8を時計方向に回転させると、伝達ギア21とギア35
の間の遊びは解消され、第2伝達ギア21の回転はギア
35に伝達されギア35は第2伝達ギア21とともに回
転する。この第2伝達ギア21の回転は伝達ギア37に
伝達され、伝達ギア37は時計方向に回転する。伝達ギ
ア37が時計方向に回転することにより、これに噛合さ
れた第2揺動ギア39が揺動し、伝達ギア40aと噛合
する。したがって、伝達ギア40aの回転が巻取りギア
36に、また伝達ギア40bを介して第2巻取りギア4
1に伝達され、巻取りボビン14および第2の巻取りボ
ビン16が回転し、インクリボンの巻取り動作を行な
う。
【0047】したがって、このヘッドダウン状態で、キ
ャリッジ駆動用モータ4を駆動し、キャリッジ3を移動
させながら、サーマルヘッド11を選択的に駆動し、か
つ、ステッピングモータ18を駆動しインクリボンを巻
き取ることで必要な記録がなされる。
【0048】前記のヘッドダウン状態から、ヘッドアッ
プ状態への移動は次のようにして行なう。ヘッドダウン
状態で、ステッピングモータ18を反時計方向に回転さ
せると、第1伝達ギア20は時計方向に回転する。これ
により揺動板22は右方向に揺動し、第1揺動ギア23
がカム25の外周部から離脱すると共に、第2揺動ギア
24がカム25の外周部のギア部25aと噛合する。こ
の状態でさらにステッピングモータ18を同方向に回転
させると、カム25は時計方向に回転を続け、ヘッド圧
接レバー29のピン29aがカム25のヘッド接離用カ
ム溝28の最外周に位置するようになる。このとき、ヘ
ッド圧接レバー29が最も右方向に揺動された状態とな
るので、ヘッド取付台11aがヘッド圧接レバー29と
ともに動作し、サーマルヘッド11がプラテン1から最
も離れた状態、いわゆるヘッドアップ状態に保持される
ことになる。この状態でステッピングモータ18を時計
方向に回転させると第1揺動ギア23はカム25の外周
部から離脱し、第2揺動ギア24がカム25のギア25
aと噛合し、カム25を回転させる。この状態でステッ
ピングモータ18を再度反時計方向に回転させると揺動
板22のピン22aが第1カム溝26の連通溝26cに
位置し、第2揺動ギア24をカム25の外周部のギア2
5aから離脱させる。この位置では第1揺動ギア23も
カム25の外周部と離脱した位置にあるので、さらにス
テッピングモータ18が反時計方向に回転してもステッ
ピングモータ18の回転力はカム25には伝達されず、
カム25はこの位置で停止した状態に保持される。この
状態でまた、剥離ローラ駆動用レバー32のピン32a
はカム25の表面の剥離ローラ接離用カム溝27の最外
周に位置するので、剥離ローラ駆動用レバー32はピン
33cを支点として最も左方向に揺動された状態とな
り、ピン32cを介して伝達部材33が左方向に回動
し、それにより剥離ローラ固定部材34がプラテン1か
ら離れた位置に保持された状態となっている。なお、前
述のカム25が回転している状態では、ステッピングモ
ータ18の回転力は第2伝達ギア21にも伝達される
が、第2伝達ギア21とギア35の間には遊びがあるた
め、ギア35は回転しない。また、このヘッドアップ動
作時は、カム25の回転力が第1間欠ギア25cを介し
てギア44bに反時計方向の回転力として伝達されるた
め、前述したようにこのギア44bとともにギア44c
が反時計方向に回転し、これにより供給ギア42が時計
方向に回転しインクリボンの巻取動作が行なわれる。
【0049】このヘッドアップ状態で、キャリッジ3を
駆動しても記録は行なわれないが、例えば、長手方向に
複数色のカラーインクが繰り返して形成されたインクリ
ボン70を用いて、カラーでの記録を行なう場合は、イ
ンクリボン70を空送りして所望の色のインク部をサー
マルヘッド11に対向させる必要があるため、さらにス
テッピングモータ18を反時計方向に回転させる。する
と、所定量ステッピングモータ18が回転した時点で駆
動ギア21とギア35の間の遊びは解消され、さらにス
テッピングモータ18が回転すると駆動ギア21の回転
はギア35に伝達されギア35は第2伝達ギア21と共
に回転する。このギアの回転は伝達ギア37に伝達さ
れ、伝達ギア37は反時計方向に回転する。伝達ギア3
7が反時計方向に回転することにより、これに噛合され
た揺動ギア38が揺動し巻取りギア36と噛合する。こ
の巻取りギア36の回転により巻取りボビン14が回転
するだけでなく、この巻取りギア36の回転が伝達ギア
40a,40bを介して第2巻取りギア41に伝達さ
れ、第2巻取りボビン16が回転し、インクリボンの巻
取り動作が行なわれる。
【0050】この状態から、ステッピングモータ18を
時計方向に回転させると、揺動板22が左方向に回転
し、ピン22aが特定位置26cから第1カム溝26の
内側に移動し、このままさらにステッピングモータ18
を時計方向に回転させると、前述したヘッドダウン動作
が行なわれる。
【0051】次にカセットキャリア12上に搭載される
リボンカセット60の交換について説明する。
【0052】最初に、カセットキャリア12にリボンカ
セット60が搭載されていない状態から、所望のリボン
カセット60を搭載する時の動作について説明する。
【0053】ヘッドアップ状態にある場合は、まず、最
初にヘッドダウン状態にし、ヘッドダウン状態にある場
合はその状態から、ステッピングモータ18を反時計方
向に回転させる。すると伝達ギア20の時計方向の回転
により第2揺動ギア24がカム25のギア25aと噛合
し、カム25を時計方向に回転させる。これにより、前
述したようにサーマルヘッド11はヘッドアップ状態に
位置されるが、この状態からさらにステッピングモータ
18を回転させると、ヘッドアップ状態のままヘッド圧
接レバー29のピン29aは、カム溝28の外周部の円
弧溝29aに沿って移動する。
【0054】このとき、カム25の外周部の下方に形成
された間欠ギア25cが伝達部材43のギア44a,4
4bと噛み合いこのギア44a,44bを回転させる。
これにともない、ギア44dが回転し、ギア47を回転
させる。このギア47の回転により、リフトギア46が
回転し、このリフトギア46が回転することにより、カ
セットキャリア12がガイド部材49a,49bに沿っ
て上方に移動する。これにより、カセットキャリア12
の保持爪12d,12eがリボンカセット60の外周部
に形成された保持部66a,66bと係合し、リボンカ
セット60を保持する。
【0055】このとき、リボンカセット60が保持され
た位置に若干の高さのばらつきがあっても、リフトギア
46はギア47の軸47aにコイルばね48を介してス
プライン結合されているため(図6)、上下方向のがた
つきを吸収できる。なお、ギア44bが回転してもこの
ギア44bと伝達ギア44cとはばねクラッチを介して
連結されているため、伝達ギア44cは回転しない。
【0056】そして、リボンカセット60を保持した
ら、ステッピングモータ18を時計方向に回転させる。
これにより、第1揺動ギア23を介してカム25が反時
計方向に回転する。このとき、間欠ギア25cを介して
ギア44a,44d,47が回転し、リフトギア46が
回転する。これによりカセットキャリア12は下降し、
キャリッジ3上に配置する。このようにして、所望のリ
ボンカセット60がキャリッジ3上に搭載される。
【0057】なお、図7及び図8に示すように、第1巻
取りボビン14、第2巻取りボビン16、供給ボビン1
3及び供給ボビン15のそれぞれに形成されたリボンカ
セット60の各リール61,62と係合する係合部材1
4a,16a,(13a,15a)は、全てばね14
b,16b,(13b,15b)を介在させて上下動自
在に配設されているために、リボンカセット60の交換
時に、うまく係合できなかった場合でも、ばねに抗して
押し下げられ、その後ボビン13,14の回転により、
位置が合致した時点でばねの付勢力により上方に押し上
げられるので、確実な係合が行なわれる。
【0058】次に、カセットキャリア12上にあらかじ
めリボンカセット60が搭載されており、このリボンカ
セット60を他のリボンカセット60と交換する場合に
ついて説明する。
【0059】まず、キャリッジ3を往復移動させて、リ
ボンカセット60が保持されていない本体ケースの保持
部を前記第1検出センサ51に検出させる。この位置を
検出したら、前記制御手段54により、この位置に対向
する位置にキャリッジ3を位置づけ、前述したようにカ
セットキャリア12を上昇させ、リボンカセット60を
保持部に保持させ、続いてカセットキャリア12を下降
させたうえで、前述したリボンカセット60が搭載され
ていない場合と同様に操作して所望のリボンカセット6
0を搭載する。
【0060】ここで、同一色のリボンカセット60が複
数個装着されており、インクリボンを使い終えた場合に
リボンカセット60を交換して同一色で続けて記録する
場合について説明する。
【0061】最初に、印字開始位置に近い方のカセット
キャリア12からリボンカセット60を選択してキャリ
ッジ3上に搭載するとともに、このカセットキャリア1
2の位置を前記記憶手段53に記憶する。そして、この
リボンカセット60のインクリボン70の終端が検出さ
れたら、前記記憶手段53に記憶された情報に基づいて
前記制御手段54によってこの使用済みのリボンカセッ
ト60を本体側のカセット保持部に返却し、つぎに、こ
のカセット保持部に最も近い他のカセット保持部の同一
色のリボンカセット60を選択し、キャリッジ3に搭載
する。このとき、この未使用のリボンカセット60を収
納したカセット保持部の位置を前記記憶手段53に記憶
する。このようにしてインクリボン70の終端を検出す
るたびに新しいリボンカセット60と交換する。そし
て、最初に記憶した数だけのリボンカセット60を使用
してしまったら、新しいリボンカセット60をカセット
キャリア12に装着するように信号を出力し、リボンカ
セット60の終了を使用者に知らせる。
【0062】また、全部のリボンカセット60を使用し
てしまう前に電源が切られた場合、それまでの状態を前
記記憶手段53内に配設した不揮発性メモリに記憶して
おくことにより、混乱することなく、リボンカセット6
0の選択・交換を行なうことができる。
【0063】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて変更することができる。例え
ば、本実施例においては、駆動手段によりカセット載置
台をリボンカセット保持部に接離する方向に移動させる
ように説明したが、逆に、駆動手段によりリボンカセッ
ト保持部をカセット載置台に接離する方向に移動させる
ように構成することも可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、複数のカセットキャリアに、同色のインクリボンが
収納されたリボンカセットを装着し、1つのリボンカセ
ットのインクリボンを使い切るごとに次のリボンカセッ
トと交換して印字を続けることにより、その交換時期を
延ばすことができるため、カセットの交換に掛かる煩わ
しさが低減され、使い勝手の良い熱転写プリンタを提供
できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写プリンタの一実施例を示す要部
の構成図
【図2】本発明の熱転写プリンタの一実施例を示す要部
構成の分解斜視図
【図3】本発明の熱転写プリンタの一実施例の要部の構
成図で、ヘッドダウン状態を示す図
【図4】本発明の熱転写プリンタの一実施例におけるカ
ムの構成を示す説明図
【図5】本発明の熱転写プリンタの一実施例における第
2伝達ギアとギアの連結の構造を示す分解説明図
【図6】本発明の熱転写プリンタの一実施例におけるカ
セットキャリアの駆動機構でリフトギアと伝達部材の構
造を示す分解説明図
【図7】本発明の熱転写プリンタの一実施例におけるリ
ボン巻取りボビンおよび供給ボビンの構成を示す分解説
明図
【図8】本発明の熱転写プリンタの一実施例における第
2リボン巻取りボビンおよび送り出しボビンの構成を示
す分解説明図
【符号の説明】
3 キャリッジ 11 サーマルヘッド 12 カセットキャリア 18 ステッピングモータ 20,21 伝達ギア 23、24,38,39 揺動ギア 25 カム 25c 間欠ギア 29 ヘッド圧接レバー 29a ピン 43 伝達部材 46 リフトギア 51、52 検出センサ 53 記憶手段 54 駆動手段 60 リボンカセット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンに沿って往復動自在とされたキ
    ャリッジと、このキャリッジ上に配設されリボンカセッ
    トを搭載可能なカセット載置台と、このキャリッジ載置
    台と対向する位置に形成され、それぞれがリボンカセッ
    トを保持可能な複数個のカセット保持部と、前記キャリ
    ッジ上に配設され、このキャリッジの移動により前記カ
    セット保持部に保持されたリボンカセットの種類を検出
    するカセット検出手段と、前記カセット載置台を前記リ
    ボンカセット保持部とを相対的に接離する方向に移動さ
    せる駆動手段とを備え、この駆動手段により前記カセッ
    ト載置台と前記リボンカセット保持部との間でリボンカ
    セットの受け渡しを行うように構成した熱転写プリンタ
    であって、同一色のインクリボンが収納されたリボンカ
    セットが複数のカセット保持部に保持された場合に、キ
    ャリッジに搭載したリボンカセットのインクリボンの終
    端を検出した際に、使用済みのリボンカセットを空いた
    カセット保持部に渡すとともに、次の未使用のリボンカ
    セットを選択してキャリッジに搭載するように制御する
    制御手段を備えたことを特徴とする熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 プラテンに沿って往復動自在とされたキ
    ャリッジと、このキャリッジ上に配設されリボンカセッ
    トを搭載可能なカセット載置台と、このキャリッジ載置
    台と対向する位置に形成され、それぞれがリボンカセッ
    トを保持可能な複数個のカセット保持部と、前記キャリ
    ッジ上に配設され、このキャリッジの移動により前記カ
    セット保持部に保持されたリボンカセットの種類を検出
    するカセット検出手段と、前記カセット載置台と前記リ
    ボンカセット保持部とを相対的に接離する方向に移動さ
    せる駆動手段とを備え、この駆動手段により前記カセッ
    ト載置台と前記リボンカセット保持部との間でリボンカ
    セットの受け渡しを行うように構成した熱転写プリンタ
    であって、同一色のインクリボンが収納されたリボンカ
    セットが複数のカセット保持部に保持された場合に、こ
    のカセット保持部の位置と該カセット保持部に装着され
    たリボンカセットの種類を記憶する記憶手段と、前記キ
    ャリッジに搭載したリボンカセットのインクリボンの終
    端を検出した際に、該リボンカセットと同じ種類のリボ
    ンカセットが装着されている場合、前記使用済みのリボ
    ンカセットを空いたカセット保持部に渡すとともに、次
    の未使用のリボンカセットを選択してキャリッジに搭載
    するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る熱転写プリンタ。
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