JPH08132687A - 印刷制御装置 - Google Patents

印刷制御装置

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JPH08132687A
JPH08132687A JP6273707A JP27370794A JPH08132687A JP H08132687 A JPH08132687 A JP H08132687A JP 6273707 A JP6273707 A JP 6273707A JP 27370794 A JP27370794 A JP 27370794A JP H08132687 A JPH08132687 A JP H08132687A
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JP
Japan
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cache
data
identification information
cache data
information
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Application number
JP6273707A
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English (en)
Inventor
Kazuo Wakai
和夫 若井
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6273707A priority Critical patent/JPH08132687A/ja
Publication of JPH08132687A publication Critical patent/JPH08132687A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力される印刷情報をより高速に処理でき
る。 【構成】 フォントキャッシュ制御部10が複数の入力
インタフェース3,4を介して複数のホストコンピュー
タ1,2から受信した印刷情報をそれぞれ解析して展開
された各文字データをキャッシュデータとして受信した
インタフェースに対応する識別情報とともにキャッシュ
格納部7に格納するとともに、先行フォントキャッシュ
制御部11が先行フォントキャッシュ情報格納部6に記
憶された前記先行キャッシュデータをキャッシュデータ
として前記識別情報とともにキャッシュ格納部7に格納
する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定のネットワークを
介して複数のホストからの印刷情報を処理する印刷制御
装置に係り、特に印刷情報のホスト先またはユーザ情報
を解析してフォントキャッシュの内容を制御する印刷制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の印刷制御装置において、
フォントキャッシュ,先行フォントキャッシュ機能は、
どのインタフェースから入力されたかあるいはどのユー
ザからのデータなのかを区別せずに行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術において、複数の入力インタフェースを持つ場
合、送られてくる印字データに用いられる使用フォント
は、それぞれのインタフェースに接続されたホストコン
ピュータやネットワークの使用する印刷制御コードやア
プリケーションの違いにより、インタフェース毎に異な
る場合が多い。そのため印刷データに有効でないキャッ
シュデータへのアクセスによる印字データの処理スピー
ドを低下させてしまう問題点があった。
【0004】また、各ホストから送られてくる印字デー
タに用いられる使用フォントは、それぞれのユーザが使
用する、ホストコンピュータの印刷制御コードやアプリ
ケーションの違いにより異なるにもかかわらず区別して
いないため、印刷データに有効でないキャッシュデータ
へのアクセスによる印字データの処理スピードを低下さ
せてしまうという問題点があった。
【0005】なお、使用されるフォントの違いがもっと
も顕著に現れる原因は、印刷データを送ったユーザの違
いである場合が多い。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第20の発
明の目的は、フォントキャッシュ,先行フォントキャッ
シュ機能で保存された展開データを複数の入力インタフ
ェース別あるいはユーザ別に区別することにより、イン
タフェースの使用環境あるいはユーザ使用環境に応じて
有効なヒット率の高いフォントキャッシュを構築して、
入力される印刷情報をより高速に処理できる印刷制御装
置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、複数の入力インタフェースを介して複数のホストコ
ンピュータから受信した印刷情報をそれぞれ解析して展
開された各文字データをキャッシュデータとして受信し
たインタフェースに対応する識別情報とともに記憶媒体
に格納する第1のキャッシュ制御手段と、前記印刷情報
を受信する前に前記記憶媒体に対して展開された文字デ
ータを先行キャッシュデータとして各インタフェースを
識別する識別情報とともにそれぞれ記憶する先行フォン
トキャッシュ情報記憶手段と、この先行フォントキャッ
シュ情報記憶手段に記憶された前記先行キャッシュデー
タをキャッシュデータとして前記識別情報とともに前記
記憶媒体に格納する第2のキャッシュ制御手段とを有す
るものである。
【0008】本発明に係る第2の発明は、第1のキャッ
シュ制御手段は、印刷情報を受信したインタフェース先
を識別して、印字しようとする文字データに対応するキ
ャッシュデータが前記記憶媒体に格納されているかどう
かを前記識別情報別毎に検索判定するように構成したも
のである。
【0009】本発明に係る第3の発明は、第1のキャッ
シュ制御手段は、印刷情報を受信したインタフェース先
と一致する識別情報を有するキャッシュデータが記憶媒
体内にないと判定した場合に、印字しようとする文字デ
ータに対応するキャッシュデータが前記記憶媒体に格納
されているかどうかを各インタフェースに共有する識別
情報を有するキャッシュデータを検索して判定するよう
に構成したものである。
【0010】本発明に係る第4の発明は、第1のキャッ
シュ制御手段は、共有する識別情報を有するキャッシュ
データが記憶媒体内にないと判定した場合に、印字しよ
うとする文字データに対応するキャッシュデータが前記
記憶媒体に格納されているかどうかを異なる識別情報を
有するキャッシュデータを検索して判定するように構成
したものである。
【0011】本発明に係る第5の発明は、第1のキャッ
シュ制御手段は、印字しようとする文字データに対応す
るキャッシュデータが異なる識別情報を有するキャッシ
ュデータとして検索された場合に、前記記憶媒体に記憶
されている異なる識別情報を印字しようとする文字デー
タを受信したインタフェースに対応する識別情報に更新
するように構成したものである。
【0012】本発明に係る第6の発明は、第1のキャッ
シュ制御手段が印字しようとする文字データに対応する
キャッシュデータを受信したインタフェースに対応する
識別情報と異なる識別情報を有するキャッシュデータと
して検索した場合に、第2のキャッシュ制御手段は、印
字しようとする文字データに対応する先行フォントキャ
ッシュデータを記憶する先行フォントキャッシュ情報記
憶手段に記憶された識別情報を更新するように構成した
ものである。
【0013】本発明に係る第7の発明は、先行フォント
キャッシュ情報記憶手段は、各先行キャッシュデータを
識別情報および各先行キャッシュデータの使用頻度を示
す使用頻度情報を記憶するように構成したものである。
【0014】本発明に係る第8の発明は、第2のキャッ
シュ制御手段は、使用頻度の高い各先行キャッシュデー
タを優先して記憶媒体にキャッシュデータとして先行格
納するように構成したものである。
【0015】本発明に係る第9の発明は、第2のキャッ
シュ制御手段は、入力されるインタフェース先指示に基
づいて対応する識別情報を有する使用頻度の高い各先行
キャッシュデータを優先して記憶媒体にキャッシュデー
タとして先行格納するように構成したものである。
【0016】本発明に係る第10の発明は、第2のキャ
ッシュ制御手段は、先行フォントキャッシュ情報記憶手
段に記憶されたデフォルトの先行キャッシュデータをキ
ャッシュデータとして識別情報とともに記憶媒体に初期
格納するように構成したものである。
【0017】本発明に係る第11の発明は、入力インタ
フェースを介して複数のホストコンピュータから受信し
た印刷情報をそれぞれ解析して展開された各文字データ
をキャッシュデータとして受信した印刷情報の出力を要
求するユーザに対応するユーザ識別情報とともに記憶媒
体に格納する第1のキャッシュ制御手段と、前記印刷情
報を受信する前に前記記憶媒体に対して展開された文字
データを先行キャッシュデータとして各ユーザを識別す
るユーザ識別情報とともにそれぞれ記憶する先行フォン
トキャッシュ情報記憶手段と、この先行フォントキャッ
シュ情報記憶手段に記憶された前記先行キャッシュデー
タをキャッシュデータとして前記ユーザ識別情報ととも
に前記記憶媒体に格納する第2のキャッシュ制御手段と
を有するものである。
【0018】本発明に係る第12の発明は、第1のキャ
ッシュ制御手段は、受信した印刷情報の出力を要求する
ユーザを識別して、印字しようとする文字データに対応
するキャッシュデータが前記記憶媒体に格納されている
かどうかを前記ユーザ識別情報別毎に検索判定するよう
に構成したものである。
【0019】本発明に係る第13の発明は、第1のキャ
ッシュ制御手段は、受信した印刷情報の出力を要求する
ユーザと一致するユーザ識別情報を有するキャッシュデ
ータが記憶媒体内にないと判定した場合に、印字しよう
とする文字データに対応するキャッシュデータが前記記
憶媒体に格納されているかどうかを各ユーザに共有する
ユーザ識別情報を有するキャッシュデータを検索して判
定するように構成したものである。
【0020】本発明に係る第14の発明は、第1のキャ
ッシュ制御手段は、共有するユーザ識別情報を有するキ
ャッシュデータが記憶媒体内にないと判定した場合に、
印字しようとする文字データに対応するキャッシュデー
タが前記記憶媒体に格納されているかどうかを異なるユ
ーザ識別情報を有するキャッシュデータを検索して判定
するように構成したものである。
【0021】本発明に係る第15の発明は、第1のキャ
ッシュ制御手段は、印字しようとする文字データに対応
するキャッシュデータが異なるユーザ識別情報を有する
キャッシュデータとして検索された場合に、前記ユーザ
識別情報を印字しようとする文字データを受信したユー
ザに対応するユーザ識別情報に更新するように構成した
ものである。
【0022】本発明に係る第16の発明は、第1のキャ
ッシュ制御手段が印字しようとする文字データに対応す
るキャッシュデータを受信したユーザに対応するユーザ
識別情報と異なるユーザ識別情報を有するキャッシュデ
ータとして検索した場合に、第2のキャッシュ制御手段
は、印字しようとする文字データに対応する先行フォン
トキャッシュデータを記憶する先行フォントキャッシュ
情報記憶手段に記憶されたユーザ識別情報を更新するよ
うに構成したものである。
【0023】本発明に係る第17の発明は、先行フォン
トキャッシュ情報記憶手段は、各先行キャッシュデータ
をユーザ識別情報および各先行キャッシュデータの使用
頻度を示す使用頻度情報を記憶するように構成したもの
である。
【0024】本発明に係る第18の発明は、第2のキャ
ッシュ制御手段は、使用頻度の高い各先行キャッシュデ
ータを優先して記憶媒体にキャッシュデータとして先行
格納するように構成したものである。
【0025】本発明に係る第19の発明は、第2のキャ
ッシュ制御手段は、入力されるユーザ先指示に基づいて
対応するユーザ識別情報を有する使用頻度の高い各先行
キャッシュデータを優先して記憶媒体にキャッシュデー
タとして先行格納するように構成したものである。
【0026】本発明に係る第20の発明は、各ホストコ
ンピュータと各インタフェースとは所定のネットワーク
を介して接続するように構成したものである。
【0027】
【作用】第1の発明において、第1のキャッシュ制御手
段が複数の入力インタフェースを介して複数のホストコ
ンピュータから受信した印刷情報をそれぞれ解析して展
開された各文字データをキャッシュデータとして受信し
たインタフェースに対応する識別情報とともに記憶媒体
に格納するとともに、第2のキャッシュ制御手段が先行
フォントキャッシュ情報記憶手段に記憶された前記先行
キャッシュデータをキャッシュデータとして前記識別情
報とともに前記記憶媒体に格納して、印刷情報を受信し
たインタフェースに対応する最適なキャッシュデータを
参照して文字データに対応する出力データを効率よく生
成することを可能とする。
【0028】第2の発明において、第1のキャッシュ制
御手段は、印刷情報を受信したインタフェース先を識別
して、印字しようとする文字データに対応するキャッシ
ュデータが前記記憶媒体に格納されているかどうかを前
記識別情報別毎に検索判定して、インタフェース別にキ
ャッシュデータを管理することを可能とする。
【0029】第3の発明において、第1のキャッシュ制
御手段は、印刷情報を受信したインタフェース先と一致
する識別情報を有するキャッシュデータが記憶媒体内に
ないと判定した場合に、印字しようとする文字データに
対応するキャッシュデータが前記記憶媒体に格納されて
いるかどうかを各インタフェースに共有する識別情報を
有するキャッシュデータを検索して判定して、印刷情報
を受信したインタフェースに対応する先行キャッシュデ
ータが記憶されていない場合でも、他のインタフェース
と共有する先行キャッシュデータが存在する場合には、
該共有する先行キャッシュデータを参照して文字データ
に対応する出力データを生成することを可能とする。
【0030】第4の発明において、第1のキャッシュ制
御手段は、共有する識別情報を有するキャッシュデータ
が記憶媒体内にないと判定した場合に、印字しようとす
る文字データに対応するキャッシュデータが前記記憶媒
体に格納されているかどうかを異なる識別情報を有する
キャッシュデータを検索して判定して、印刷情報を受信
したインタフェースに対応する先行キャッシュデータが
記憶されていない場合で、かつ他のインタフェースと共
有する先行キャッシュデータが存在しない場合でも、異
なるインタフェースに対応して記憶媒体に記憶された先
行キャッシュデータを参照して文字データに対応する出
力データを生成することを可能とする。
【0031】第5の発明において、第1のキャッシュ制
御手段は、印字しようとする文字データに対応するキャ
ッシュデータが異なる識別情報を有するキャッシュデー
タとして検索された場合に、前記記憶媒体に記憶されて
いる異なる識別情報を印字しようとする文字データを受
信したインタフェースに対応する識別情報に更新して、
後続して同一の文字データを受信した際における当該文
字データに対応するキャッシュデータ取得までに要する
時間を短縮することを可能とする。
【0032】第6の発明において、第1のキャッシュ制
御手段が印字しようとする文字データに対応するキャッ
シュデータを受信したインタフェースに対応する識別情
報と異なる識別情報を有するキャッシュデータとして検
索した場合に、第2のキャッシュ制御手段は、印字しよ
うとする文字データに対応する先行フォントキャッシュ
データを記憶する先行フォントキャッシュ情報記憶手段
に記憶された識別情報を更新して、キャッシュデータの
選択状態に対応して先行フォントキャッシュデータに対
する識別情報の内容を最適化することを可能とする。
【0033】第7の発明において、先行フォントキャッ
シュ情報記憶手段は、各先行キャッシュデータを識別情
報および各先行キャッシュデータの使用頻度を示す使用
頻度情報を記憶し、各インタフェースに対応し、かつ使
用頻度の高い有効な先行キャッシュデータを管理するこ
とを可能とする。
【0034】第8の発明において、第2のキャッシュ制
御手段は、使用頻度の高い各先行キャッシュデータを優
先して記憶媒体にキャッシュデータとして先行格納し、
使用環境に対応する有効なキャッシュデータを記憶媒体
に記憶させることを可能とする。
【0035】第9の発明において、第2のキャッシュ制
御手段は、入力されるインタフェース先指示に基づいて
対応する識別情報を有する使用頻度の高い各先行キャッ
シュデータを優先して記憶媒体にキャッシュデータとし
て先行格納し、ユーザが意図するインタフェースに対し
て有効なキャッシュデータを記憶媒体に記憶させること
を可能とする。
【0036】第10の発明において、第2のキャッシュ
制御手段は、先行フォントキャッシュ情報記憶手段に記
憶されたデフォルトの先行キャッシュデータをキャッシ
ュデータとして識別情報とともに記憶媒体に初期格納
し、いずれのインタフェースから印刷情報を受信しても
有効なキャッシュデータを記憶媒体に記憶させることを
可能とする。
【0037】第11の発明において、第1のキャッシュ
制御手段が入力インタフェースを介して複数のホストコ
ンピュータから受信した印刷情報をそれぞれ解析して展
開された各文字データをキャッシュデータとして受信し
た印刷情報の出力を要求するユーザに対応するユーザ識
別情報とともに記憶媒体に格納するとともに、第2のキ
ャッシュ制御手段が先行フォントキャッシュ情報記憶手
段に記憶された前記先行キャッシュデータをキャッシュ
データとして前記ユーザ識別情報とともに前記記憶媒体
に格納して、受信した印刷情報の出力を要求するユーザ
に対応する最適なキャッシュデータを参照して文字デー
タに対応する出力データを効率よく生成することを可能
とする。
【0038】第12の発明において、第1のキャッシュ
制御手段は、受信した印刷情報の出力を要求するユーザ
を識別して、印字しようとする文字データに対応するキ
ャッシュデータが前記記憶媒体に格納されているかどう
かを前記ユーザ識別情報別毎に検索判定して、ユーザ別
にキャッシュデータを管理することを可能とする。
【0039】第13の発明において、第1のキャッシュ
制御手段は、受信した印刷情報の出力を要求するユーザ
と一致するユーザ識別情報を有するキャッシュデータが
記憶媒体内にないと判定した場合に、印字しようとする
文字データに対応するキャッシュデータが前記記憶媒体
に格納されているかどうかを各ユーザに共有するユーザ
識別情報を有するキャッシュデータを検索して判定し
て、受信した印刷情報の出力を要求するユーザに対応す
る先行キャッシュデータが記憶されていない場合でも、
他のユーザと共有する先行キャッシュデータが存在する
場合には、該共有する先行キャッシュデータを参照して
文字データに対応する出力データを生成することを可能
とする。
【0040】第14の発明において、第1のキャッシュ
制御手段は、共有するユーザ識別情報を有するキャッシ
ュデータが記憶媒体内にないと判定した場合に、印字し
ようとする文字データに対応するキャッシュデータが前
記記憶媒体に格納されているかどうかを異なるユーザ識
別情報を有するキャッシュデータを検索して判定して、
受信した印刷情報の出力を要求するユーザに対応する先
行キャッシュデータが記憶されていない場合で、かつ他
のユーザと共有する先行キャッシュデータが存在しない
場合でも、異なるユーザに対応して記憶媒体に記憶され
た先行キャッシュデータを参照して文字データに対応す
る出力データを生成することを可能とする。
【0041】第15の発明において、第1のキャッシュ
制御手段は、印字しようとする文字データに対応するキ
ャッシュデータが異なるユーザ識別情報を有するキャッ
シュデータとして検索された場合に、前記ユーザ識別情
報を印字しようとする文字データを受信したユーザに対
応するユーザ識別情報に更新して、後続して同一の文字
データを受信した際における当該文字データに対応する
キャッシュデータ取得までに要する時間を短縮すること
を可能とする。
【0042】第16の発明において、第1のキャッシュ
制御手段が印字しようとする文字データに対応するキャ
ッシュデータを受信したユーザに対応するユーザ識別情
報と異なるユーザ識別情報を有するキャッシュデータと
して検索した場合に、第2のキャッシュ制御手段は、印
字しようとする文字データに対応する先行フォントキャ
ッシュデータを記憶する先行フォントキャッシュ情報記
憶手段に記憶されたユーザ識別情報を更新して、キャッ
シュデータの選択状態に対応して先行フォントキャッシ
ュデータに対するユーザ識別情報の内容を最適化するこ
とを可能とする。
【0043】第17の発明において、先行フォントキャ
ッシュ情報記憶手段は、各先行キャッシュデータをユー
ザ識別情報および各先行キャッシュデータの使用頻度を
示す使用頻度情報を記憶して、各ユーザに対応し、かつ
使用頻度の高い有効な先行キャッシュデータを管理する
ことを可能とする。
【0044】第18の発明において、第2のキャッシュ
制御手段は、使用頻度の高い各先行キャッシュデータを
優先して記憶媒体にキャッシュデータとして先行格納し
て、使用環境に対応する有効なキャッシュデータを記憶
媒体に記憶させることを可能とする。
【0045】第19の発明において、第2のキャッシュ
制御手段は、入力されるユーザ先指示に基づいて対応す
るユーザ識別情報を有する使用頻度の高い各先行キャッ
シュデータを優先して記憶媒体にキャッシュデータとし
て先行格納して、ユーザが意図する特定のユーザに対し
て有効なキャッシュデータを記憶媒体に記憶させること
を可能とする。
【0046】第20の発明において、各ホストコンピュ
ータと各インタフェースとは所定のネットワークを介し
て接続して、ネットワークを介して複数のホストコンピ
ュータから印刷情報を受信処理可能とする。
【0047】
【実施例】
〔第1実施例〕以下、本発明に係わる一実施例を添付図
面に従って説明する。
【0048】図1は本発明の第1実施例を示す印刷制御
装置の構成を示すブロック図である。
【0049】図において、Aは印刷制御部で、ネットワ
ーク13を介して、ホストコンピュータ1,2と通信可
能に接続されている。なお、印刷制御部Aは、ROMや
RAMを含むCPUを有する。
【0050】3は前記ホストコンピュータ1とのデータ
受信のために利用する第1インタフェース(インタフェ
ース1)、4は前記ホストコンピュータ2とのデータ受
信のために利用する第2インタフェース(インタフェー
ス2)、5は装置全体をコントロールする制御部、8は
ホストコンピュータからの印刷データおよび印刷制御コ
ードを解析するコマンド解析部、9は文字やイメージの
印刷データを展開するパターン展開部である。
【0051】10はフォントキャッシュを制御するフォ
ントキャッシュ制御部、11は先行フォントキャッシュ
を制御する先行フォントキャッシュ制御部、6はデフォ
ルトテーブルおよびカスタマイズされたテーブルを格納
する先行フォントキャッシュ情報格納部、7はフォント
キャッシュ,先行フォントキャッシュによるフォント展
開データを格納するキャッシュ格納部、12は展開した
印刷データを印刷する出力部で、内部バス14を介して
印刷制御部Aと接続されている。
【0052】図2は、図1に示した印刷制御部Aにおけ
るフォントキャッシュおよび先行フォントキャッシュ展
開データのデータ構造を説明する概略図である。
【0053】この図に示すように、キャッシュデータは
2つの部分からなり、どのインタフェースからのデータ
かを示すI/F識別情報部21とフォントデータ部22
からなりたっている。
【0054】図3は、図2に示したI/F識別情報部2
1の内部データ構造を示す概略図である。
【0055】この図に示すように、I/F識別情報部2
1はフラグによってインタフェース1,2および共通の
3種類のインタフェース判別が行えるような構成となっ
ている。
【0056】図4は、図1に示した先行フォントキャッ
シュ情報格納部6に記憶される先行フォントキャッシュ
テーブルのデータ構造を説明する概略図である。
【0057】この図に示すように、先行フォントキャッ
シュテーブル30は、どのインタフェースで使用された
かを示す上記I/F識別情報部21,使用頻度情報3
1,フォント情報32から構成されている。
【0058】以下、本実施例と第1〜第10の発明の各
手段との対応及びその作用について図1〜図4を参照し
て説明する。
【0059】第1の発明は、複数の入力インタフェース
3,4を介して複数のホストコンピュータ1,2から受
信した印刷情報をそれぞれ解析して展開された各文字デ
ータをキャッシュデータとして受信したインタフェース
に対応する識別情報(図2,図3参照)とともに記憶媒
体(キャッシュ格納部7)に格納する第1のキャッシュ
制御手段(フォントキャッシュ制御部10)と、前記印
刷情報を受信する前に前記記憶媒体に対して展開された
文字データを先行キャッシュデータとして各インタフェ
ースを識別する識別情報とともにそれぞれ記憶する先行
フォントキャッシュ情報記憶手段(先行フォントキャッ
シュ情報格納部6)と、この先行フォントキャッシュ情
報記憶手段に記憶された前記先行キャッシュデータをキ
ャッシュデータとして前記識別情報とともに前記記憶媒
体に格納する第2のキャッシュ制御手段(先行フォント
キャッシュ制御部11)とを有し、フォントキャッシュ
制御部10が複数の入力インタフェース3,4を介して
複数のホストコンピュータ1,2から受信した印刷情報
をそれぞれ解析して展開された各文字データをキャッシ
ュデータとして受信したインタフェースに対応する識別
情報とともにキャッシュ格納部7に格納するとともに、
先行フォントキャッシュ制御部11が先行フォントキャ
ッシュ情報格納部6に記憶された前記先行キャッシュデ
ータをキャッシュデータとして前記識別情報とともにキ
ャッシュ格納部7に格納して、印刷情報を受信したイン
タフェースに対応する最適なキャッシュデータを参照し
て文字データに対応する出力データを効率よく生成する
ことを可能とする。
【0060】第2の発明は、第1のキャッシュ制御手段
(フォントキャッシュ制御部10)は、印刷情報を受信
したインタフェース先を識別して、印字しようとする文
字データに対応するキャッシュデータが前記記憶媒体に
格納されているかどうかを前記識別情報別毎に検索判定
して、インタフェース別にキャッシュデータを管理する
ことを可能とする。
【0061】第3の発明は、第1のキャッシュ制御手段
(フォントキャッシュ制御部10)は、印刷情報を受信
したインタフェース先と一致する識別情報を有するキャ
ッシュデータが記憶媒体内にないと判定した場合に、印
字しようとする文字データに対応するキャッシュデータ
が前記記憶媒体に格納されているかどうかを各インタフ
ェースに共有する識別情報(図3参照)を有するキャッ
シュデータを検索して判定して、印刷情報を受信したイ
ンタフェースに対応する先行キャッシュデータが記憶さ
れていない場合でも、他のインタフェースと共有する先
行キャッシュデータが存在する場合には、該共有する先
行キャッシュデータを参照して文字データに対応する出
力データを生成することを可能とする。
【0062】第4の発明は、第1のキャッシュ制御手段
(フォントキャッシュ制御部10)は、共有する識別情
報を有するキャッシュデータが記憶媒体内にないと判定
した場合に、印字しようとする文字データに対応するキ
ャッシュデータが前記記憶媒体に格納されているかどう
かを異なる識別情報を有するキャッシュデータを検索し
て判定して、印刷情報を受信したインタフェースに対応
する先行キャッシュデータが記憶されていない場合で、
かつ他のインタフェースと共有する先行キャッシュデー
タが存在しない場合でも、異なるインタフェースに対応
して記憶媒体に記憶された先行キャッシュデータを参照
して文字データに対応する出力データを生成することを
可能とする。
【0063】第5の発明は、第1のキャッシュ制御手段
(フォントキャッシュ制御部10)は、印字しようとす
る文字データに対応するキャッシュデータが異なる識別
情報を有するキャッシュデータとして検索された場合
に、前記記憶媒体に記憶されている異なる識別情報を印
字しようとする文字データを受信したインタフェースに
対応する識別情報に更新して、後続して同一の文字デー
タを受信した際における当該文字データに対応するキャ
ッシュデータ取得までに要する時間を短縮することを可
能とする。
【0064】第6の発明は、第1のキャッシュ制御手段
(フォントキャッシュ制御部10)が印字しようとする
文字データに対応するキャッシュデータを受信したイン
タフェースに対応する識別情報と異なる識別情報を有す
るキャッシュデータとして検索した場合に、第2のキャ
ッシュ制御手段(先行フォントキャッシュ制御部11)
は、印字しようとする文字データに対応する先行フォン
トキャッシュデータを記憶する先行フォントキャッシュ
情報記憶手段に記憶された識別情報を更新して、キャッ
シュデータの選択状態に対応して先行フォントキャッシ
ュデータに対する識別情報の内容を最適化することを可
能とする。
【0065】第7の発明は、先行フォントキャッシュ情
報記憶手段(先行フォントキャッシュ情報格納部6)
は、各先行キャッシュデータを識別情報および各先行キ
ャッシュデータの使用頻度を示す使用頻度情報(図4参
照)を記憶し、各インタフェースに対応し、かつ使用頻
度の高い有効な先行キャッシュデータを管理することを
可能とする。
【0066】第8の発明は、第2のキャッシュ制御手段
(先行フォントキャッシュ制御部11)は、使用頻度の
高い各先行キャッシュデータを優先して記憶媒体にキャ
ッシュデータとして先行格納し、使用環境に対応する有
効なキャッシュデータを記憶媒体に記憶させることを可
能とする。
【0067】第9の発明は、第2のキャッシュ制御手段
(先行フォントキャッシュ制御部11)は、入力される
インタフェース先指示に基づいて対応する識別情報を有
する使用頻度の高い各先行キャッシュデータを優先して
記憶媒体にキャッシュデータとして先行格納し、ユーザ
が意図するインタフェースに対して有効なキャッシュデ
ータを記憶媒体に記憶させることを可能とする。
【0068】第10の発明は、第2のキャッシュ制御手
段(先行フォントキャッシュ制御部11)は、先行フォ
ントキャッシュ情報記憶手段に記憶されたデフォルトの
先行キャッシュデータをキャッシュデータとして識別情
報とともに記憶媒体に初期格納し、いずれのインタフェ
ースから印刷情報を受信しても有効なキャッシュデータ
を記憶媒体に記憶させることを可能とする。
【0069】具体的には、印刷による負荷がないとき
(CPUの処理がほとんどない時)、図4の先行フォン
トキャッシュテーブル30に従い、キャッシュ格納部7
にフォントを展開して格納する。なお、印刷制御装置本
体にはあらかじめ、デフォルトテーブル(I/F識別情
報部21および使用頻度情報31を含む)として、決め
られたものが定義されている。
【0070】この時、キャッシュ格納部7に格納される
フォント情報32には先行フォントキャッシュテーブル
30に含まれるI/F識別情報部21を取り込む。
【0071】印刷データがホストコンピュータ1または
ホストコンピュータ2から送られてくると、フォントキ
ャッシュ制御部10は、どのインタフェースから受信し
たデータかを、制御部5から受け取り、印刷データが入
力されたインタフェースとキャッシュ格納部7にあるキ
ャッシュデータのI/F識別情報部21を比較して同じ
インタフェースであるものから検索し、その中に印字デ
ータに使用可能なフォントデータが見つかれば、採用す
る。
【0072】一方、上記検索により印字データに使用可
能なフォントデータが見つからない場合は、次に、共通
フラグが立っているものを検索し前記と同様に処理を行
い、最後他のインタフェースフラグが立っているデータ
を検査する。
【0073】この時、見つかったキャッシュデータのI
/F識別情報部21の内容が、この印刷データが受信さ
れた入力インタフェースと異なる場合には、実際に入力
されたインタフェースのフラグを立て、キャッシュデー
タのI/F識別情報部21の入力インタフェースのフラ
グ部を修正し、さらに、先行フォントキャッシュテーブ
ル30の内部情報の使用頻度情報31およびI/F識別
情報21を変更する。
【0074】さらに、フォントキャッシュ制御部10は
キャッシュ格納部7になかった文字をパターン展開部9
で展開した後、展開データと受信インタフェースをキャ
ッシュデータとしてキャッシュ格納部7に格納する(対
応するインタフェースフラグを立てる)。
【0075】また、先行フォントキャッシュ制御部11
は、先行フォントキャッシュテーブル30の使用頻度に
よりテーブルのフォントの順番やテーブルに登録されて
いるフォントの入れ換え処理動作について図5,図6に
示すフローチャートを参照して説明する。
【0076】図5は本発明に係る印刷制御方法における
第1のキャッシュ制御の一実施例を示すフローチャート
である。なお、(1)〜(6)は各ステップを示す。
【0077】先ず、先行フォントキャッシュ制御部11
は制御部5が印字データを処理している最中かどうかを
判定し(1)、YESならばフォントをキャッシュを参
照して印刷データを印刷データ終了まで展開する
(2),(3)。
【0078】一方、ステップ(1)の判定でNOの場合
は、先行フォントキャッシュテーブルのカスタマイズを
行い(4)、先行フォントキャッシュデータのまで展開
していない優先順位が1番の文字を展開する(5)。次
いで、該展開したデータをその文字のインタフェース識
別情報部とともにキャッシュデータとしてキャッシュ格
納部7に入れて(6)、ステップ(1)に戻る。
【0079】図6は、図5に示したフォントキャッシュ
のキャッシュデータ検索処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。なお、(1)〜(5)は各ステップを示
す。
【0080】先ず、入力インタフェースと同じインタフ
ェース識別情報部のフラグが立っているフォントデータ
を検索し(1)、検出すればステップ(2)に進み、キ
ャッシュデータのインタフェース識別情報部のインタフ
ェースのフラグ部を修正するとともに、先行フォントキ
ャッシュテーブルの内部情報の使用頻度情報およびイン
タフェース識別情報を変更する。
【0081】一方、ステップ(1)でフォントデータを
検索できない場合は、インタフェース識別情報部の共通
フラグが立っているフォントデータを検索し(3)、検
出できた場合にステップ(2)に進み、検出できない場
合は、他のインタフェース識別情報部の共通フラグが立
っているフォントデータを検索し(4)、検出できた場
合にステップ(2)に進み、検出できない場合は、文字
を展開部で展開し、キャッシュデータとしてキャッシュ
格納部7に格納する(5)。
【0082】上記実施例では、先行フォントキャッシュ
は、先行フォントキャッシュテーブルの優先順位通りに
行っていたが、I/F識別情報部を使用することによ
り、特定のインタフェースから入力されたデータに使わ
れているフォントを優先的に行うことを指定することも
可能である。
【0083】なお、優先の指定方法としては、ホストか
らコマンドで指定したり、印刷制御装置本体のパネル等
の印刷制御スイッチにより指定、あるいは、どのインタ
フェースがよく使われているかを、印刷制御装置がカウ
ントして、使用頻度に応じて優先順位を決定する方法な
どがある。 〔第2実施例〕以下、本発明の第2実施例について説明
する。
【0084】図7は本発明の第2実施例を示す印刷制御
装置の構成を示すブロック図であり、図1と同一のもの
には同一の符号を付してある。
【0085】図71はインタフェースで、本実施例の印
刷装置は、ネットワーク13を介して、ホストコンピュ
ータ1,2に接続されている。
【0086】図8は、図7に示したフォントキャッシュ
および先行フォントキャッシュ展開データのデータ構造
の一例を説明する概略図である。
【0087】この図に示すように、キャッシュデータは
2つの部分からなり、どのユーザからのデータかを示
す、ユーザ識別情報部81とフォントデータ部82から
なりたっている。
【0088】図9は、図8に示したユーザ識別情報部8
1の内部データ構造を示す概略図である。
【0089】この図に示すように、ユーザ識別情報部8
1は1ビットで示される共通フラグ83とユーザ認識情
報84により判別が可能である。
【0090】なお、本実施例において、ユーザ認識情報
の内容は、ユーザ名とするが、ユーザを認識可能な情報
ならば他の情報であってもよい。
【0091】図10は、図7に示した先行フォントキャ
ッシュ情報格納部6に構築される先行フォントキャッシ
ュ情報テーブルの一例を示す概略図である。
【0092】この図に示すように、先行フォントキャッ
シュ情報テーブルは、どのユーザで使用されたかを示
す、ユーザ識別情報部81,使用頻度情報85,フォン
ト情報86等の内部情報を有する。
【0093】以下、本実施例と第11〜第20の発明の
各手段との対応及びその作用について図7〜図10を参
照して説明する。
【0094】第11の発明は、入力インタフェース71
を介して複数のホストコンピュータ1,2から受信した
印刷情報をそれぞれ解析して展開された各文字データを
キャッシュデータとして受信した印刷情報の出力を要求
するユーザに対応するユーザ識別情報とともに記憶媒体
(キャッシュ格納部7)に格納する第1のキャッシュ制
御手段(フォントキャッシュ制御部10)と、前記印刷
情報を受信する前に前記記憶媒体に対して展開された文
字データを先行キャッシュデータとして各ユーザを識別
するユーザ識別情報とともにそれぞれ記憶する先行フォ
ントキャッシュ情報記憶手段(先行フォントキャッシュ
情報格納部6)と、この先行フォントキャッシュ情報記
憶手段に記憶された前記先行キャッシュデータをキャッ
シュデータとして前記ユーザ識別情報とともに前記記憶
媒体に格納する第2のキャッシュ制御手段(先行フォン
トキャッシュ制御部11)とを有し、フォントキャッシ
ュ制御部10が入力インタフェース71を介して複数の
ホストコンピュータ1,2から受信した印刷情報をそれ
ぞれ解析して展開された各文字データをキャッシュデー
タとして受信した印刷情報の出力を要求するユーザに対
応するユーザ識別情報(図8,図9参照)とともにキャ
ッシュ格納部7に格納するとともに、先行フォントキャ
ッシュ制御部11が先行フォントキャッシュ情報部6に
記憶された前記先行キャッシュデータをキャッシュデー
タとして前記ユーザ識別情報とともにキャッシュ格納部
7に格納して、受信した印刷情報の出力を要求するユー
ザに対応する最適なキャッシュデータを参照して文字デ
ータに対応する出力データを効率よく生成することを可
能とする。
【0095】第12の発明は、第1のキャッシュ制御手
段(フォントキャッシュ制御部10)は、受信した印刷
情報の出力を要求するユーザを識別して、印字しようと
する文字データに対応するキャッシュデータが前記記憶
媒体に格納されているかどうかを前記ユーザ識別情報別
毎に検索判定して、ユーザ別にキャッシュデータを管理
することを可能とする。
【0096】第13の発明は、第1のキャッシュ制御手
段(フォントキャッシュ制御部10)は、受信した印刷
情報の出力を要求するユーザと一致するユーザ識別情報
を有するキャッシュデータが記憶媒体内にないと判定し
た場合に、印字しようとする文字データに対応するキャ
ッシュデータが前記記憶媒体に格納されているかどうか
を各ユーザに共有するユーザ識別情報(図9参照)を有
するキャッシュデータを検索して判定して、受信した印
刷情報の出力を要求するユーザに対応する先行キャッシ
ュデータが記憶されていない場合でも、他のユーザと共
有する先行キャッシュデータが存在する場合には、該共
有する先行キャッシュデータを参照して文字データに対
応する出力データを生成することを可能とする。
【0097】第14の発明は、第1のキャッシュ制御手
段(フォントキャッシュ制御部10)は、共有するユー
ザ識別情報を有するキャッシュデータが記憶媒体内にな
いと判定した場合に、印字しようとする文字データに対
応するキャッシュデータが前記記憶媒体に格納されてい
るかどうかを異なるユーザ識別情報を有するキャッシュ
データを検索して判定して、受信した印刷情報の出力を
要求するユーザに対応する先行キャッシュデータが記憶
されていない場合で、かつ他のユーザと共有する先行キ
ャッシュデータが存在しない場合でも、異なるユーザに
対応して記憶媒体に記憶された先行キャッシュデータを
参照して文字データに対応する出力データを生成するこ
とを可能とする。
【0098】第15の発明は、第1のキャッシュ制御手
段(フォントキャッシュ制御部10)は、印字しようと
する文字データに対応するキャッシュデータが異なるユ
ーザ識別情報を有するキャッシュデータとして検索され
た場合に、前記ユーザ識別情報を印字しようとする文字
データを受信したユーザに対応するユーザ識別情報に更
新して、後続して同一の文字データを受信した際におけ
る当該文字データに対応するキャッシュデータ取得まで
に要する時間を短縮することを可能とする。
【0099】第16の発明は、第1のキャッシュ制御手
段(フォントキャッシュ制御部10)が印字しようとす
る文字データに対応するキャッシュデータを受信したユ
ーザに対応するユーザ識別情報と異なるユーザ識別情報
を有するキャッシュデータとして検索した場合に、第2
のキャッシュ制御手段(先行フォントキャッシュ制御部
11)は、印字しようとする文字データに対応する先行
フォントキャッシュデータを記憶する先行フォントキャ
ッシュ情報記憶手段に記憶されたユーザ識別情報を更新
して、キャッシュデータの選択状態に対応して先行フォ
ントキャッシュデータに対するユーザ識別情報の内容を
最適化することを可能とする。
【0100】第17の発明は、先行フォントキャッシュ
情報記憶手段(先行フォントキャッシュ情報格納部6)
は、各先行キャッシュデータをユーザ識別情報および各
先行キャッシュデータの使用頻度を示す使用頻度情報
(図10参照)を記憶して、各ユーザに対応し、かつ使
用頻度の高い有効な先行キャッシュデータを管理するこ
とを可能とする。
【0101】第18の発明は、第2のキャッシュ制御手
段(先行フォントキャッシュ制御部11)は、使用頻度
の高い各先行キャッシュデータを優先して記憶媒体にキ
ャッシュデータとして先行格納(図10参照)して、使
用環境に対応する有効なキャッシュデータを記憶媒体に
記憶させることを可能とする。
【0102】第19の発明は、第2のキャッシュ制御手
段(先行フォントキャッシュ制御部11)は、入力され
るユーザ先指示に基づいて対応するユーザ識別情報を有
する使用頻度の高い各先行キャッシュデータを優先して
記憶媒体にキャッシュデータとして先行格納して、ユー
ザが意図する特定のユーザに対して有効なキャッシュデ
ータを記憶媒体に記憶させることを可能とする。
【0103】第20の発明は、各ホストコンピュータと
各インタフェースとは所定のネットワークを介して接続
して、ネットワークを介して複数のホストコンピュータ
から印刷情報を受信処理可能とする。
【0104】具体的には、印刷による負荷がないとき
(CPUの処理がほとんどない時)、図10に示した先
行フォントキャッシュテーブルに従い、キャッシュ格納
部7にフォントを展開して格納する。なお、印刷制御装
置本体にはあらかじめ、デフォルトテーブル(ユーザ識
別情報部および使用頻度情報を含む)として、決められ
たものが定義されている。
【0105】このとき、キャッシュ格納部7に格納され
るフォントデータには先行フォントキャッシュテーブル
に含まれるユーザ識別情報部81を取り込む。
【0106】印刷データがホストコンピュータ1または
ホストコンピュータ2から送られてくると、フォントキ
ャッシュ制御部10は、どのユーザからのデータかを、
制御部5から受け取り、印刷データのユーザとキャッシ
ュ格納部7にあるキャッシュデータのユーザ識別情報部
81を比較して同じユーザであるものから検索し、その
中に印字データに使用可能なフォントデータが見つかれ
ば、採用する。
【0107】一方、印字データに使用可能なフォントデ
ータが見つからない場合、次に、共通フラグ83が立っ
ているものを検索し前記と同様に処理を行い、最後に他
のユーザが使用したデータを検査する。
【0108】この時、見つかったキャッシュデータのユ
ーザ識別情報部81のユーザ特定情報が、この印刷デー
タのユーザと異なる場合には、印刷データユーザのユー
ザ情報を入れ、キャッシュデータのユーザ識別情報部8
1のユーザ情報部を修正し、さらに、先行フォントキャ
ッシュテーブル6の内部情報の使用頻度情報85および
ユーザ識別情報部81を変更する。
【0109】さらに、フォントキャッシュ制御部10は
キャッシュ格納部7になかった文字をパターン展開部9
で展開した後、展開データとデータを送信したユーザを
キャッシュデータとしてキャッシュ格納部7に格納する
(対応するユーザ特定情報を入れる)。
【0110】また、先行フォントキャッシュ制御部11
は、先行フォントキャッシュテーブルの使用頻度により
テーブルのフォントの順番やテーブルに登録されている
フォントの入れ換えを行う処理を図11,図12に示す
フローチャートに基づいて本発明に係る印刷制御装置に
おけるフォント処理動作について説明する。
【0111】図11は本発明に係る印刷制御方法におけ
る第2のキャッシュ制御の一実施例を示すフローチャー
トである。なお、(1)〜(6)は各ステップを示す。
【0112】先ず、先行フォントキャッシュ制御部11
は制御部5が印字データを処理している最中かどうかを
判定し(1)、YESならばフォントをキャッシュを参
照して印刷データを印刷データ終了まで展開する
(2),(3)。
【0113】一方、ステップ(1)の判定でNOの場合
は、先行フォントキャッシュテーブルのカスタマイズを
行い(4)、先行フォントキャッシュデータのまで展開
していない優先順位が1番の文字を展開する(5)。次
いで、該展開したデータをその文字のユーザ識別情報部
とともにキャッシュデータとしてキャッシュ格納部7に
入れて(6)、ステップ(1)に戻る。
【0114】図12は、図11に示したフォントキャッ
シュのキャッシュデータ検索処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。なお、(1)〜(5)は各ステップ
を示す。
【0115】先ず、印刷データユーザと同じユーザ特定
情報のフォントデータを検索し(1)、検出すればステ
ップ(2)に進み、キャッシュデータのユーザ識別情報
部のユーザ特定情報部を修正するとともに、先行フォン
トキャッシュテーブルの内部情報の使用頻度情報および
ユーザ識別情報を変更する。
【0116】一方、ステップ(1)でフォントデータを
検索できない場合は、ユーザ識別情報部の共通フラグが
立っているフォントデータを検索し(3)、検出できた
場合にはステップ(2)に進み、検出できない場合に
は、残りのフォントデータを検索し(4)、検出できた
場合にはステップ(2)に進み、検出できない場合に
は、文字を展開部で展開し、キャッシュデータとしてキ
ャッシュ格納部7に格納する(5)。
【0117】なお、上記第2実施例では、先行フォント
キャッシュは、先行フォントキャッシュテーブルの優先
順位どおりに、行っていたがユーザ識別情報部を使用す
ることにより、特定のユーザから入力されたデータに使
われているフォントを優先的に行うこと,指定すること
も可能である。
【0118】なお、優先の指定方法としては、ホストか
らコマンドで指定したり、印刷制御装置本体のパネル等
の印刷制御スイッチによる指定あるいはどのユーザから
のデータの頻度が高いのかを印刷制御装置がカウントし
て、該カウントした使用頻度に応じて優先順位を決定す
る方法であってもよい。
【0119】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成させる場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0120】さらに、上記実施例では図1または図7に
示した出力部12は、特に限定は無く、モノクロ,カラ
ー,フルカラーの印字を行うインクジェットエンジン,
レーザビームプリンタエンジン等を備える出力部につい
て本発明を適用できるものである。
【0121】なお、第1実施例と第2実施例を組み合せ
て、ユーザ識別モードとインタフェース識別モードのい
ずれを選択するかをユーザが設定可能とすれば、その識
別モードを自在に切り換えたキャッシュデータ生成制御
を行えることはいうまでもない。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、第1のキャッシュ制御手段が複数の入
力インタフェースを介して複数のホストコンピュータか
ら受信した印刷情報をそれぞれ解析して展開された各文
字データをキャッシュデータとして受信したインタフェ
ースに対応する識別情報とともに記憶媒体に格納すると
ともに、第2のキャッシュ制御手段が先行フォントキャ
ッシュ情報記憶手段に記憶された前記先行キャッシュデ
ータをキャッシュデータとして前記識別情報とともに前
記記憶媒体に格納するので、印刷情報を受信したインタ
フェースに対応する最適なキャッシュデータを参照して
文字データに対応する出力データを効率よく生成するこ
とができる。
【0123】第2の発明によれば、第1のキャッシュ制
御手段は、印刷情報を受信したインタフェース先を識別
して、印字しようとする文字データに対応するキャッシ
ュデータが前記記憶媒体に格納されているかどうかを前
記識別情報別毎に検索判定するので、インタフェース別
にキャッシュデータを管理することができる。
【0124】第3の発明によれば、第1のキャッシュ制
御手段は、印刷情報を受信したインタフェース先と一致
する識別情報を有するキャッシュデータが記憶媒体内に
ないと判定した場合に、印字しようとする文字データに
対応するキャッシュデータが前記記憶媒体に格納されて
いるかどうかを各インタフェースに共有する識別情報を
有するキャッシュデータを検索して判定するので、印刷
情報を受信したインタフェースに対応する先行キャッシ
ュデータが記憶されていない場合でも、他のインタフェ
ースと共有する先行キャッシュデータが存在する場合に
は、該共有する先行キャッシュデータを参照して文字デ
ータに対応する出力データを生成することができる。
【0125】第4の発明によれば、第1のキャッシュ制
御手段は、共有する識別情報を有するキャッシュデータ
が記憶媒体内にないと判定した場合に、印字しようとす
る文字データに対応するキャッシュデータが前記記憶媒
体に格納されているかどうかを異なる識別情報を有する
キャッシュデータを検索して判定するので、印刷情報を
受信したインタフェースに対応する先行キャッシュデー
タが記憶されていない場合で、かつ他のインタフェース
と共有する先行キャッシュデータが存在しない場合で
も、異なるインタフェースに対応して記憶媒体に記憶さ
れた先行キャッシュデータを参照して文字データに対応
する出力データを生成することができる。
【0126】第5の発明によれば、第1のキャッシュ制
御手段は、印字しようとする文字データに対応するキャ
ッシュデータが異なる識別情報を有するキャッシュデー
タとして検索された場合に、前記記憶媒体に記憶されて
いる異なる識別情報を印字しようとする文字データを受
信したインタフェースに対応する識別情報に更新するの
で、後続して同一の文字データを受信した際における当
該文字データに対応するキャッシュデータ取得までに要
する時間を短縮することができる。
【0127】第6の発明によれば、第1のキャッシュ制
御手段が印字しようとする文字データに対応するキャッ
シュデータを受信したインタフェースに対応する識別情
報と異なる識別情報を有するキャッシュデータとして検
索した場合に、第2のキャッシュ制御手段は、印字しよ
うとする文字データに対応する先行フォントキャッシュ
データを記憶する先行フォントキャッシュ情報記憶手段
に記憶された識別情報を更新するので、キャッシュデー
タの選択状態に対応して先行フォントキャッシュデータ
に対する識別情報の内容を最適化することができる。
【0128】第7の発明によれば、先行フォントキャッ
シュ情報記憶手段は、各先行キャッシュデータを識別情
報および各先行キャッシュデータの使用頻度を示す使用
頻度情報を記憶するので、各インタフェースに対応し、
かつ使用頻度の高い有効な先行キャッシュデータを管理
することができる。
【0129】第8の発明によれば、第2のキャッシュ制
御手段は、使用頻度の高い各先行キャッシュデータを優
先して記憶媒体にキャッシュデータとして先行格納する
ので、使用環境に対応する有効なキャッシュデータを記
憶媒体に記憶させることができる。
【0130】第9の発明によれば、第2のキャッシュ制
御手段は、入力されるインタフェース先指示に基づいて
対応する識別情報を有する使用頻度の高い各先行キャッ
シュデータを優先して記憶媒体にキャッシュデータとし
て先行格納するので、ユーザが意図するインタフェース
に対して有効なキャッシュデータを記憶媒体に記憶させ
ることができる。
【0131】第10の発明によれば、第2のキャッシュ
制御手段は、先行フォントキャッシュ情報記憶手段に記
憶されたデフォルトの先行キャッシュデータをキャッシ
ュデータとして識別情報とともに記憶媒体に初期格納す
るので、いずれのインタフェースから印刷情報を受信し
ても有効なキャッシュデータを記憶媒体に記憶させるこ
とができる。
【0132】第11の発明によれば、第1のキャッシュ
制御手段が入力インタフェースを介して複数のホストコ
ンピュータから受信した印刷情報をそれぞれ解析して展
開された各文字データをキャッシュデータとして受信し
た印刷情報の出力を要求するユーザに対応するユーザ識
別情報とともに記憶媒体に格納するとともに、第2のキ
ャッシュ制御手段が先行フォントキャッシュ情報記憶手
段に記憶された前記先行キャッシュデータをキャッシュ
データとして前記ユーザ識別情報とともに前記記憶媒体
に格納するので、受信した印刷情報の出力を要求するユ
ーザに対応する最適なキャッシュデータを参照して文字
データに対応する出力データを効率よく生成することが
できる。
【0133】第12の発明によれば、第1のキャッシュ
制御手段は、受信した印刷情報の出力を要求するユーザ
を識別して、印字しようとする文字データに対応するキ
ャッシュデータが前記記憶媒体に格納されているかどう
かを前記ユーザ識別情報別毎に検索判定するので、ユー
ザ別にキャッシュデータを管理することができる。
【0134】第13の発明によれば、第1のキャッシュ
制御手段は、受信した印刷情報の出力を要求するユーザ
と一致するユーザ識別情報を有するキャッシュデータが
記憶媒体内にないと判定した場合に、印字しようとする
文字データに対応するキャッシュデータが前記記憶媒体
に格納されているかどうかを各ユーザに共有するユーザ
識別情報を有するキャッシュデータを検索して判定する
ので、受信した印刷情報の出力を要求するユーザに対応
する先行キャッシュデータが記憶されていない場合で
も、他のユーザと共有する先行キャッシュデータが存在
する場合には、該共有する先行キャッシュデータを参照
して文字データに対応する出力データを生成することが
できる。
【0135】第14の発明によれば、第1のキャッシュ
制御手段は、共有するユーザ識別情報を有するキャッシ
ュデータが記憶媒体内にないと判定した場合に、印字し
ようとする文字データに対応するキャッシュデータが前
記記憶媒体に格納されているかどうかを異なるユーザ識
別情報を有するキャッシュデータを検索して判定するの
で、受信した印刷情報の出力を要求するユーザに対応す
る先行キャッシュデータが記憶されていない場合で、か
つ他のユーザと共有する先行キャッシュデータが存在し
ない場合でも、異なるユーザに対応して記憶媒体に記憶
された先行キャッシュデータを参照して文字データに対
応する出力データを生成することができる。
【0136】第15の発明によれば、第1のキャッシュ
制御手段は、印字しようとする文字データに対応するキ
ャッシュデータが異なるユーザ識別情報を有するキャッ
シュデータとして検索された場合に、前記ユーザ識別情
報を印字しようとする文字データを受信したユーザに対
応するユーザ識別情報に更新するので、後続して同一の
文字データを受信した際における当該文字データに対応
するキャッシュデータ取得までに要する時間を短縮する
ことができる。
【0137】第16の発明によれば、第1のキャッシュ
制御手段が印字しようとする文字データに対応するキャ
ッシュデータを受信したユーザに対応するユーザ識別情
報と異なるユーザ識別情報を有するキャッシュデータと
して検索した場合に、第2のキャッシュ制御手段は、印
字しようとする文字データに対応する先行フォントキャ
ッシュデータを記憶する先行フォントキャッシュ情報記
憶手段に記憶されたユーザ識別情報を更新して、キャッ
シュデータの選択状態に対応して先行フォントキャッシ
ュデータに対するユーザ識別情報の内容を最適化するこ
とができる。
【0138】第17の発明によれば、先行フォントキャ
ッシュ情報記憶手段は、各先行キャッシュデータをユー
ザ識別情報および各先行キャッシュデータの使用頻度を
示す使用頻度情報を記憶するので、各ユーザに対応し、
かつ使用頻度の高い有効な先行キャッシュデータを管理
することができる。
【0139】第18の発明によれば、第2のキャッシュ
制御手段は、使用頻度の高い各先行キャッシュデータを
優先して記憶媒体にキャッシュデータとして先行格納す
るので、使用環境に対応する有効なキャッシュデータを
記憶媒体に記憶させることができる。
【0140】第19の発明によれば、第2のキャッシュ
制御手段は、入力されるユーザ先指示に基づいて対応す
るユーザ識別情報を有する使用頻度の高い各先行キャッ
シュデータを優先して記憶媒体にキャッシュデータとし
て先行格納するので、ユーザが意図する特定のユーザに
対して有効なキャッシュデータを記憶媒体に記憶させる
ことができる。
【0141】第20の発明によれば、各ホストコンピュ
ータと各インタフェースとは所定のネットワークを介し
て接続するので、ネットワークを介して複数のホストコ
ンピュータから印刷情報を受信処理することができる。
【0142】従って、インタフェースの使用環境あるい
はユーザ使用環境に応じて有効なヒット率の高いフォン
トキャッシュを構築して、入力される印刷情報をより高
速に処理できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す印刷制御装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1に示した印刷制御部におけるフォントキャ
ッシュおよび先行フォントキャッシュ展開データのデー
タ構造を説明する概略図である。
【図3】図2に示したI/F識別情報部の内部データ構
造を示す概略図である。
【図4】図1に示した先行フォントキャッシュ情報格納
部に記憶される先行フォントキャッシュテーブルのデー
タ構造を説明する概略図である。
【図5】本発明に係る印刷制御方法における第1のキャ
ッシュ制御の一実施例を示すフローチャートである。
【図6】図5に示したフォントキャッシュのキャッシュ
データ検索処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明の第2実施例を示す印刷制御装置の構成
を示すブロック図である。
【図8】図7に示したフォントキャッシュおよび先行フ
ォントキャッシュ展開データのデータ構造の一例を説明
する概略図である。
【図9】図8に示したユーザ識別情報部の内部データ構
造を示す概略図である。
【図10】図7に示した先行フォントキャッシュ情報格
納部に構築される先行フォントキャッシュ情報テーブル
の一例を示す概略図である。
【図11】本発明に係る印刷制御方法における第2のキ
ャッシュ制御の一実施例を示すフローチャートである。
【図12】図11に示したフォントキャッシュのキャッ
シュデータ検索処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 ホストコンピュータ 3 第1インタフェース 4 第2インタフェース 5 制御部 6 先行フォントキャッシュ情報格納部 7 キャッシュ格納部 8 コマンド解析部 9 パターン展開部 10 フォントキャッシュ制御部 11 先行フォントキャッシュ制御部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 17/21

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力インタフェースを介して複数
    のホストコンピュータから受信した印刷情報をそれぞれ
    解析して展開された各文字データをキャッシュデータと
    して受信したインタフェースに対応する識別情報ととも
    に記憶媒体に格納する第1のキャッシュ制御手段と、前
    記印刷情報を受信する前に前記記憶媒体に対して展開さ
    れた文字データを先行キャッシュデータとして各インタ
    フェースを識別する識別情報とともにそれぞれ記憶する
    先行フォントキャッシュ情報記憶手段と、この先行フォ
    ントキャッシュ情報記憶手段に記憶された前記先行キャ
    ッシュデータをキャッシュデータとして前記識別情報と
    ともに前記記憶媒体に格納する第2のキャッシュ制御手
    段とを有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 第1のキャッシュ制御手段は、印刷情報
    を受信したインタフェース先を識別して、印字しようと
    する文字データに対応するキャッシュデータが前記記憶
    媒体に格納されているかどうかを前記識別情報別毎に検
    索判定することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装
    置。
  3. 【請求項3】 第1のキャッシュ制御手段は、印刷情報
    を受信したインタフェース先と一致する識別情報を有す
    るキャッシュデータが記憶媒体内にないと判定した場合
    に、印字しようとする文字データに対応するキャッシュ
    データが前記記憶媒体に格納されているかどうかを各イ
    ンタフェースに共有する識別情報を有するキャッシュデ
    ータを検索して判定することを特徴とする請求項1記載
    の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 第1のキャッシュ制御手段は、共有する
    識別情報を有するキャッシュデータが記憶媒体内にない
    と判定した場合に、印字しようとする文字データに対応
    するキャッシュデータが前記記憶媒体に格納されている
    かどうかを異なる識別情報を有するキャッシュデータを
    検索して判定することを特徴とする請求項1記載の印刷
    制御装置。
  5. 【請求項5】 第1のキャッシュ制御手段は、印字しよ
    うとする文字データに対応するキャッシュデータが異な
    る識別情報を有するキャッシュデータとして検索された
    場合に、前記記憶媒体に記憶されている異なる識別情報
    を印字しようとする文字データを受信したインタフェー
    スに対応する識別情報に更新することを特徴とする請求
    項4記載の印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 第1のキャッシュ制御手段が印字しよう
    とする文字データに対応するキャッシュデータを受信し
    たインタフェースに対応する識別情報と異なる識別情報
    を有するキャッシュデータとして検索した場合に、第2
    のキャッシュ制御手段は、印字しようとする文字データ
    に対応する先行フォントキャッシュデータを記憶する先
    行フォントキャッシュ情報記憶手段に記憶された識別情
    報を更新することを特徴とする請求項1記載の印刷制御
    装置。
  7. 【請求項7】 先行フォントキャッシュ情報記憶手段
    は、各先行キャッシュデータを識別情報および各先行キ
    ャッシュデータの使用頻度を示す使用頻度情報を記憶す
    ることを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  8. 【請求項8】 第2のキャッシュ制御手段は、使用頻度
    の高い各先行キャッシュデータを優先して記憶媒体にキ
    ャッシュデータとして先行格納することを特徴とする請
    求項1記載の印刷制御装置。
  9. 【請求項9】 第2のキャッシュ制御手段は、入力され
    るインタフェース先指示に基づいて対応する識別情報を
    有する使用頻度の高い各先行キャッシュデータを優先し
    て記憶媒体にキャッシュデータとして先行格納すること
    を特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  10. 【請求項10】 第2のキャッシュ制御手段は、先行フ
    ォントキャッシュ情報記憶手段に記憶されたデフォルト
    の先行キャッシュデータをキャッシュデータとして識別
    情報とともに記憶媒体に初期格納することを特徴とする
    請求項1記載の印刷制御装置。
  11. 【請求項11】 入力インタフェースを介して複数のホ
    ストコンピュータから受信した印刷情報をそれぞれ解析
    して展開された各文字データをキャッシュデータとして
    受信した印刷情報の出力を要求するユーザに対応するユ
    ーザ識別情報とともに記憶媒体に格納する第1のキャッ
    シュ制御手段と、前記印刷情報を受信する前に前記記憶
    媒体に対して展開された文字データを先行キャッシュデ
    ータとして各ユーザを識別するユーザ識別情報とともに
    それぞれ記憶する先行フォントキャッシュ情報記憶手段
    と、この先行フォントキャッシュ情報記憶手段に記憶さ
    れた前記先行キャッシュデータをキャッシュデータとし
    て前記ユーザ識別情報とともに前記記憶媒体に格納する
    第2のキャッシュ制御手段とを有することを特徴とする
    印刷制御装置。
  12. 【請求項12】 第1のキャッシュ制御手段は、受信し
    た印刷情報の出力を要求するユーザを識別して、印字し
    ようとする文字データに対応するキャッシュデータが前
    記記憶媒体に格納されているかどうかを前記ユーザ識別
    情報別毎に検索判定することを特徴とする請求項11記
    載の印刷制御装置。
  13. 【請求項13】 第1のキャッシュ制御手段は、受信し
    た印刷情報の出力を要求するユーザと一致するユーザ識
    別情報を有するキャッシュデータが記憶媒体内にないと
    判定した場合に、印字しようとする文字データに対応す
    るキャッシュデータが前記記憶媒体に格納されているか
    どうかを各ユーザに共有するユーザ識別情報を有するキ
    ャッシュデータを検索して判定することを特徴とする請
    求項11記載の印刷制御装置。
  14. 【請求項14】 第1のキャッシュ制御手段は、共有す
    るユーザ識別情報を有するキャッシュデータが記憶媒体
    内にないと判定した場合に、印字しようとする文字デー
    タに対応するキャッシュデータが前記記憶媒体に格納さ
    れているかどうかを異なるユーザ識別情報を有するキャ
    ッシュデータを検索して判定することを特徴とする請求
    項11記載の印刷制御装置。
  15. 【請求項15】 第1のキャッシュ制御手段は、印字し
    ようとする文字データに対応するキャッシュデータが異
    なるユーザ識別情報を有するキャッシュデータとして検
    索された場合に、前記ユーザ識別情報を印字しようとす
    る文字データを受信したユーザに対応するユーザ識別情
    報に更新することを特徴とする請求項14記載の印刷制
    御装置。
  16. 【請求項16】 第1のキャッシュ制御手段が印字しよ
    うとする文字データに対応するキャッシュデータを受信
    したユーザに対応するユーザ識別情報と異なるユーザ識
    別情報を有するキャッシュデータとして検索した場合
    に、第2のキャッシュ制御手段は、印字しようとする文
    字データに対応する先行フォントキャッシュデータを記
    憶する先行フォントキャッシュ情報記憶手段に記憶され
    たユーザ識別情報を更新することを特徴とする請求項1
    1記載の印刷制御装置。
  17. 【請求項17】 先行フォントキャッシュ情報記憶手段
    は、各先行キャッシュデータをユーザ識別情報および各
    先行キャッシュデータの使用頻度を示す使用頻度情報を
    記憶することを特徴とする請求項11記載の印刷制御装
    置。
  18. 【請求項18】 第2のキャッシュ制御手段は、使用頻
    度の高い各先行キャッシュデータを優先して記憶媒体に
    キャッシュデータとして先行格納することを特徴とする
    請求項11記載の印刷制御装置。
  19. 【請求項19】 第2のキャッシュ制御手段は、入力さ
    れるユーザ先指示に基づいて対応するユーザ識別情報を
    有する使用頻度の高い各先行キャッシュデータを優先し
    て記憶媒体にキャッシュデータとして先行格納すること
    を特徴とする請求項11記載の印刷制御装置。
  20. 【請求項20】 各ホストコンピュータと各インタフェ
    ースとは所定のネットワークを介して接続されることを
    特徴とする請求項11記載の印刷制御装置。
JP6273707A 1994-11-08 1994-11-08 印刷制御装置 Pending JPH08132687A (ja)

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