JPH08132256A - 電子ビーム加工装置 - Google Patents

電子ビーム加工装置

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Publication number
JPH08132256A
JPH08132256A JP27766594A JP27766594A JPH08132256A JP H08132256 A JPH08132256 A JP H08132256A JP 27766594 A JP27766594 A JP 27766594A JP 27766594 A JP27766594 A JP 27766594A JP H08132256 A JPH08132256 A JP H08132256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
processing chamber
workpiece
vacuum
electron beam
Prior art date
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Pending
Application number
JP27766594A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Tanaka
敏之 田中
Kiyuuzou Arakawa
及蔵 荒川
Akira Miura
明 三浦
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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  • Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工室の容積を小さくすることにより、真空
排気時間を短縮して電子ビーム加工を行う。 【構成】 加工室18の開口部18aと被加工物8との
間をシール部材19により回転自在に真空保持して両被
加工物8、9の結合部10を加工室18内に収納すると
共に被加工部8の結合部10と反対側の端部、治具テー
ブル20及び回転駆動手段11を加工室18の外部に露
出した状態で、排気手段13により加工室18内を真空
排気する。従って、加工室18の容積を従来より大幅に
小さくすることが可能となり、真空排気時間を短縮する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、真空中の加工室内で
電子ビームを照射して被加工物を加工する電子ビーム加
工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば特公平2−7756号公
報に示されたものと同様の従来の電子ビーム加工装置の
構成図である。図7において、1は底面、側壁及び天井
により構成された加工室で、後述する両被加工物8、9
を収納すると共に側壁に設けられた扉2で外部と遮断で
きるようになっている。3は加工室1と扉2との合わせ
面に組み込まれた0リングで、扉2を閉じた状態で加工
室1の内部を真空保持できる構造になっている。
【0003】4は加工室1内の底面に設けられたレール
5上を移動する治具テーブルで、両被加工物8、9を加
工する際には加工室1内の所定の位置に固定できるよう
になっている。6は加工室1の扉2の外面に面した位置
に配置された架台で、上面にはレール5と同軸に設けた
レール7を有し、扉2を開けた状態で治具テーブル4を
レール7上に引き出せるようになっている。
【0004】8及び9は治具テーブル4に取り付けられ
た断面が同一円形状の被加工物で、両被加工物8、9の
端部同士を圧入又は接着等により結合して一体になるよ
うにした結合部10を有している。11は治具テーブル
4上に搭載された回転テーブル及びチャックからなる回
転駆動手段で、被加工物8の結合部10と反対側の端部
をチャックにより芯出しして水平に拘束保持すると共に
両被加工物8、9を矢印A方向に回転させることができ
るようになっている。12は治具テーブル4上に搭載さ
れた芯出し治具で、被加工物9の結合部10と反対側の
端部を回転自在に支持して両被加工物8、9の回転振れ
を防止するようになっている。なお、両被加工物8、9
は回転駆動手段11により芯出しされているので、回転
駆動手段11の回転振れが加工精度に影響を及ぼさない
範囲ならば芯出し治具12は不要である。
【0005】13は真空ポンプからなる排気手段で、排
気管14を介して加工室1と接続されて加工室1内を真
空排気する。15は加工室1に設けた照射口16に取り
付けられた電子ビーム発生手段で、両被加工物8、9の
結合部10に向けて電子ビーム17を照射して結合部1
0を加工できるようになっている。
【0006】このような従来の電子ビーム加工装置にお
いては、まず加工室1の扉2を開けて治具テーブル4を
レール5からレール7上に移送して加工室1の外部へ引
き出す。次に、両被加工物8、9の被加工物8の結合部
10と反対側の端部を回転駆動手段11に取り付けた
後、被加工物9の結合部10と反対側の端部を芯出し治
具12により回転自在に支持する。そして、治具テーブ
ル4をレール7からレール5上に移送して加工室1内に
両被加工物8、9を収納し、治具テーブル4を所定の位
置に固定した後扉2を閉める。
【0007】次に、排気手段14により加工室1内が所
定の真空度、例えば0.01Torr以下になるように
排気する。そして、回転駆動手段11を駆動することに
より両被加工物8、9を矢印A方向に回転させながら電
子ビーム17を結合部10に向けて照射して結合部10
を円周溶接加工する。加工が終了すると、加工室1に設
けられた図示しない大気開放弁を開けて加工室1内を大
気圧に戻した後、扉2を開けて治具テーブル4を加工室
1の外部へ引き出して両被加工物8、9を取り出す。続
けて別の両被加工物8、9を加工するには上述の動作を
繰り返して行うことになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
子ビーム加工装置では、両被加工物8、9の全部を加工
室1内に収納して加工を行うので、両被加工物8、9を
すべて収納できる容積の加工室1を所定の真空度にする
必要があるため、両被加工物8、9が大きくなるに従い
真空排気時間が長くなるという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、加工室の容積を小さくすること
により真空排気時間を短縮できる電子ビーム加工装置を
得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る電子ビー
ム加工装置は、断面が円形状で端部を結合した第1の被
加工物と第2の被加工物との結合部を収納すると共に第
1の被加工物の結合部と反対側の端部が外部に露出する
ように貫通可能な開口部を有する加工室、開口部と第1
の被加工物との間を回転自在に真空保持するシール部
材、両被加工物を回転させる回転駆動機構、加工室の内
部を真空排気する排気手段及び両被加工物の結合部に電
子ビームを照射する電子ビーム発生手段を備えたもので
ある。
【0011】請求項2に係る電子ビーム加工装置は、断
面が円形状で端部を結合した第1の被加工物と第2の被
加工物との結合部を収納すると共に第1の被加工物の結
合部と反対側の端部が外部に露出するように貫通可能な
第1の開口部とこの第1の開口部と同軸で第2の被加工
物の結合部と反対側の端部が外部に露出するように貫通
可能な第2の開口部とを有する加工室、第1の開口部と
第1の被加工物との間を回転自在に真空保持する第1の
シール部材、第2の開口部と第2の被加工物との間を回
転自在に真空保持する第2のシール部材、両被加工物を
回転させる回転駆動機構、加工室の内部を真空排気する
排気手段及び両被加工物の結合部に電子ビームを照射す
る電子ビーム発生手段を備えたものである。
【0012】請求項3に係る電子ビーム加工装置は、断
面が円形状で端部を結合した第1の被加工物と第2の被
加工物との結合部を収納すると共に第2の被加工物の外
径より大きい径の開口部を有する加工室、開口部と嵌合
すると共に第1の被加工物の結合部と反対側の端部が外
部に露出するように貫通可能な貫通孔を有するアダプ
タ、貫通孔と第1の被加工物との間を回転自在に真空保
持する第1のシール部材、アダプタと開口部との間を真
空保持する第2のシール部材、両被加工物を回転させる
回転駆動機構、加工室の内部を真空排気する排気手段及
び両被加工物の結合部に電子ビームを照射する電子ビー
ム発生手段を備えたものである。
【0013】請求項4に係る電子ビーム加工装置は、断
面が円形状で端部を結合した第1の被加工物と第2の被
加工物との結合部を収納すると共に第1の被加工物の結
合部と反対側の端部が外部に露出するように貫通可能な
第1の開口部を有する加工室、第1の開口部を介して加
工室と連通し第1の開口部と同軸で第1の被加工物の結
合部と反対側の端部が外部に露出するように貫通可能な
第2の開口部を有する予備室、第2の開口部と第1の被
加工物との間を回転自在に真空保持するシール部材、両
被加工物の少なくともいずれか一方が第2の開口部のみ
を閉塞して真空保持している状態で第1の開口部を閉塞
して加工室を真空保持する開閉手段、両被加工物を回転
させる回転駆動機構、加工室の内部を真空排気する排気
手段及び両被加工物の結合部に電子ビームを照射する電
子ビーム発生手段を備えたものである。
【0014】請求項5に係る電子ビーム加工装置は、請
求項4において、開閉手段は予備室側から第1の開口部
を閉塞して加工室を真空保持するようにしたものであ
る。
【0015】
【作用】請求項1における電子ビーム加工装置によれ
ば、第1の被加工物の結合部と反対側の端部が外部に露
出するように貫通可能な開口部を有する加工室を設け、
シール部材で開口部と第1の被加工物との間を回転自在
に真空保持することにより、両被加工物の結合部を加工
室内に収納して加工を行う。
【0016】請求項2における電子ビーム加工装置によ
れば、第1の被加工物の結合部と反対側の端部が外部に
露出するように貫通可能な第1の開口部とこの第1の開
口部と同軸で第2の被加工物の結合部と反対側の端部が
外部に露出するように貫通可能な第2の開口部とを有す
る加工室を設け、第1のシール部材で第1の開口部と第
1の被加工物との間を回転自在に真空保持すると共に第
2のシール部材で第2の開口部と第2の被加工物との間
を回転自在に真空保持することにより、両被加工物の結
合部を加工室内に収納して加工を行う。
【0017】請求項3における電子ビーム加工装置によ
れば、第2の被加工物の径より大きい径の開口部を有す
る加工室と、開口部と嵌合すると共に第1の被加工物の
結合部と反対側の端部が外部に露出するように貫通可能
な貫通孔を有するアダプタとを設け、第1のシール部材
で貫通孔と第1の被加工物との間を回転自在に真空保持
すると共に第2のシール部材でアダプタと開口部との間
を真空保持することにより、両被加工物の結合部を加工
室内に収納して加工を行う。
【0018】請求項4における電子ビーム加工装置によ
れば、第1の被加工物の結合部と反対側の端部が外部に
露出するように貫通可能な第1の開口部を有する加工室
と、第1の開口部を介して加工室と連通し第1の開口部
と同軸で第1の被加工物の結合部と反対側の端部が外部
に露出するように貫通可能な第2の開口部を有する予備
室とを設け、シール部材で第2の開口部と第1の被加工
物との間を回転自在に真空保持することにより、両被加
工物の結合部を加工室内に収納して加工を行い、両被加
工物の少なくともいずれか一方が第2の開口部を閉塞し
て真空保持している状態で、開閉手段により第1の開口
部を閉塞して加工室を真空保持することにより、両被加
工物を加工室から取り出す。
【0019】請求項5における電子ビーム加工装置によ
れば、請求項4において、開閉手段は予備室側から第1
の開口部を閉塞して加工室を真空保持することにより、
予備室と加工室との差圧を利用して開閉手段を第1の開
口部に押しつける。
【0020】
【実施例】
実施例1.図1は実施例1の電子ビーム加工装置の構成
図である。図1において、8〜17は従来と同様であ
る。18は側壁に設けた開口部18aを有する加工室
で、断面が同一形状の両被加工物8、9の結合部10と
芯出し治具12とを収納すると共に被加工物8の結合部
10と反対側の端部が開口部18aから外部に露出する
ように貫通可能な大きさを有している。19は加工室1
8の開口部18aの内周に組み込まれた0リングからな
るシール部材で、被加工物8が開口部18aを貫通した
状態で開口部18aと被加工物8との間を回転自在に真
空保持できるようになっている。
【0021】20は加工室18の開口部18a側の外部
に設けたレール21上を移動する治具テーブルで、開口
部18aの中心と治具テーブル20に取り付けた回転駆
動手段11の回転中心とが同軸になるように設置してい
る。そして、治具テーブル20を加工室18方向に移送
することにより、回転駆動手段11に取り付けた両被加
工物8、9を開口部18aから加工室18内に挿入でき
るようになっている。なお、治具テーブル20は、両被
加工物8、9を加工する際にはレール21上の所定の位
置で固定できるようになっている。
【0022】このように構成された電子ビーム加工装置
においては、まず加工室18の外部で、両被加工物8、
9の被加工物8の結合部10と反対側の端部を、治具テ
ーブル20に搭載した回転駆動手段11に取り付けて芯
出しすると共に水平に拘束保持する。次に、レール21
上の治具テーブル20を加工室18方向に移送すること
により、両被加工物8、9を加工室18の開口部18a
に貫通して、シール部材19により開口部18aを真空
保持できるようにすると共に結合部10を加工室18内
に収納する。そして、被加工物9の結合部10と反対側
の端部が芯出し治具12に当接した位置で治具テーブル
20を固定する。従って、両被加工物8、9の結合部1
0が加工室18内に収納されると共に被加工物8の結合
部10と反対側の端部が開口部18aを貫通して加工室
18の外部に露出した状態となる。
【0023】次に、排気手段13により加工室18内を
所定の真空度になるように真空排気する。加工室18内
が所定の真空度になれば、回転駆動手段11を駆動して
両被加工物8、9を矢印A方向に回転させながら電子ビ
ーム17を結合部10に向けて照射して結合部10を円
周溶接加工する。そして、加工が終了すると、加工室1
8に設けた図示しない大気開放弁を開けて加工室18内
を大気圧に戻した後、両被加工物8、9を開口部18a
から取り出す。
【0024】このようにすれば、加工室18の外部に露
出した被加工物8と開口部18aとの間はシール部材1
9により回転自在に真空保持されているので、加工室1
8内に外部の大気が流入することはない。そして、被加
工物8の結合部10と反対側の端部、治具テーブル20
及び回転駆動手段11は加工室18の外部にあるため、
加工室18の容積を従来より大幅に小さくすることが可
能となり、真空排気時間を短縮することができる。
【0025】なお、実施例1では両被加工物8、9の断
面を同一円形状としたが、被加工物9の径が被加工物8
の径より小さいものでも同様の効果を奏する。
【0026】実施例2.図2は実施例2の電子ビーム加
工装置の構成図である。図2において、8〜17は従来
と同様であり、20及び21は実施例1と同様である。
22は対向する両側壁に同軸上に設けた開口部22aと
22bとを有する加工室で、断面が同一円形状の両被加
工物8、9の結合部10を収納すると共に一端は開口部
22aから、他端は開口部22bから外部に露出するよ
うに貫通可能な大きさを有している。23、24はそれ
ぞれ加工室22の両開口部22a、22bの内周に組み
込まれた0リングからなるシール部材で、両被加工物
8、9が両開口部22a、22bを貫通した状態で両開
口部22a、22bと両被加工物8、9との間を回転自
在に真空保持できるようになっている。
【0027】このように構成された電子ビーム加工装置
においては、まず加工室22の外部で、両被加工物8、
9の被加工物8の結合部10と反対側の端部を、治具テ
ーブル20に搭載した回転駆動手段11に取り付けて芯
出しすると共に水平に拘束保持する。次に、レール21
上の治具テーブル20を加工室22方向に移送すること
により、両被加工物8、9を加工室22の開口部22a
に貫通して、シール部材23により開口部22aを真空
保持できるようにすると共に結合部10を加工室22内
に収納する。そして、さらに治具テーブル20を移送す
ることにより、被加工物9の結合部10と反対側の端部
を開口部22bに貫通して、シール部材24により開口
部22bを真空保持できるようにすると共に被加工物9
の結合部10と反対側の端部が加工室22の外部に設け
た芯出し治具12に当接した位置で治具テーブル20を
固定する。従って、両被加工物8、9の結合部10が加
工室22内に収納されると共に一端は開口部22aを、
他端は開口部22bを貫通して加工室22の外部に露出
した状態となる。
【0028】次に、排気手段13により加工室22内を
所定の真空度になるように真空排気する。加工室22内
が所定の真空度になれば、回転駆動手段11を駆動して
両被加工物8、9を矢印A方向に回転させながら電子ビ
ーム17を結合部10に向けて照射して結合部10を円
周溶接加工する。そして、加工が終了すると、加工室2
2に設けた図示しない大気開放弁を開けて加工室22内
を大気圧に戻した後、両被加工物8、9を開口部22a
から取り出す。
【0029】このようにすれば、加工室22の外部に露
出した両被加工物8、9と両開口部22a、22bとの
間はそれぞれ両シール部材23、24により真空保持さ
れているので、加工室22内に外部の大気が流入するこ
とはない。そして、被加工物8の結合部10と反対側の
端部、被加工物9の結合部10と反対側の端部、治具テ
ーブル20、回転駆動手段11及び芯出し治具12は加
工室22の外部にあるため、加工室22の容積を従来よ
り大幅に小さくすることが可能となり、真空排気時間を
短縮することができる。
【0030】なお、実施例2では両被加工物8、9の断
面を同一円形状としたが、被加工物9の径が被加工物8
の径より小さいものでも同様の効果を奏する。
【0031】実施例3.図3は実施例3の電子ビーム加
工装置の構成図である。図3において、8及び10〜1
7は従来と同様であり、20及び21は実施例1と同様
である。25は断面が被加工物8の径より大きい径を有
する円形状の被加工物26が貫通可能な開口部25aを
側壁に設けた加工室で、両被加工物8、26の結合部1
0と芯出し治具12とを収納すると共に被加工物8の結
合部10と反対側の端部が開口部25aから外部に露出
するように貫通可能な大きさを有している。
【0032】27は外周が加工室25の開口部25aと
嵌合すると共に中心部に被加工物8が貫通可能な貫通孔
27aを有するアダプタで、アダプタ27の貫通孔27
aの中心と回転駆動手段11の回転中心とが同軸になる
ように、治具テーブル20に設けたブラケット20aに
取り付けてある。28はアダプタ27の貫通孔27aの
内周に組み込まれた0リングからなるシール部材で、被
加工物8が貫通孔27aを貫通した状態で貫通孔27a
と被加工物8との間を回転自在に真空保持できるように
なっている。29は加工室25の開口部25aの内周に
組み込まれた0リングからなるシール部材で、アダプタ
27が加工室25の開口部25aと嵌合した状態でアダ
プタ27の外周と開口部25aとの間を真空保持できる
ようになっている。
【0033】このように構成された電子ビーム加工装置
においては、まず加工室25の外部で、両被加工物8、
26の被加工物8の結合部10と反対側の端部を治具テ
ーブル20に搭載したアダプタ27の貫通孔27aに貫
通して、シール部材28により貫通孔27aを真空保持
できるようにすると共に回転駆動手段11に取り付けて
芯出しして水平に拘束保持する。次に、レール21上の
治具テーブル20を加工室25方向に移動することによ
り、アダプタ27の外周を加工室25の開口部25aに
嵌合してシール部材29により開口部25aを真空保持
できるようにすると共に両被加工物8、26の結合部1
0を加工室25内に収納する。そして、被加工物26の
結合部10と反対側の端部が芯出し治具12に当接した
位置で治具テーブル20を固定する。従って、両被加工
物8、26の結合部10が加工室25内に収納されると
共に被加工物8の結合部10と反対側の端部がアダプタ
27の貫通孔27aを貫通して加工室25の外部に露出
した状態となる。
【0034】次に、排気手段13により加工室25内を
所定の真空度になるように真空排気する。加工室25内
が所定の真空度になれば、回転駆動手段11を駆動して
両被加工物8、26を矢印A方向に回転させながら電子
ビーム17を結合部10に向けて照射して結合部10を
円周溶接加工する。そして、加工が終了すると、加工室
25に設けた図示しない大気開放弁を開けて加工室25
内を大気圧に戻した後、両被加工物8、26を取り出
す。
【0035】このようにすれば、加工室25の外部に露
出した被加工物8との貫通孔27aとの間はシール部材
28により回転自在に真空保持されると共にアダプタ2
7の外周と開口部25aとの間はシール部材29により
真空保持されているので、加工室25内に外部の大気が
流入することはない。そして、加工室25の開口部25
aの径を被加工物26の径よりも大きくしてあるので、
被加工物26の径が被加工物8の径より大きい場合でも
両被加工物8、26の結合部10を加工室25内に収納
して加工することができる。また、被加工物8の径が異
なる別の両被加工物8、26を加工する場合には、アダ
プタ27を交換するだけでよいので、1台の加工室25
を使用して様々な径の両被加工物8、26を加工するこ
とができる。さらに、被加工物8の結合部10と反対側
の端部、治具テーブル20及び回転駆動手段11は加工
室25の外部にあるため、加工室25の容積を従来より
大幅に小さくすることが可能となり、真空排気時間を短
縮することができる。
【0036】なお、実施例3ではアダプタ27を治具テ
ーブル20のブラケット20aに取り付けたが、被加工
物8にアダプタ27を取り付けて、アダプタ27を被加
工物8と共に回転させて加工するようにしても同様の効
果を奏する。
【0037】実施例4.図4及び図5は実施例4の電子
ビーム加工装置の構成図であり、図4は被加工物を加工
室内に収納した状態の構成図、図5は被加工物を加工室
の外部に取り出す状態の構成図を示す。図4及び図5に
おいて、8〜17は従来と同様であり、20及び21は
実施例1と同様である。30は側壁に設けた開口部30
aを有する加工室で、断面が同一形状の両被加工物8、
9の結合部10を収納すると共に被加工物8の結合部1
0と反対側の端部が開口部30aから外部に露出するよ
うに貫通可能な大きさを有している。
【0038】31は開口部30aを介して加工室30と
連通すると共に開口部30aと同軸で被加工物8の結合
部10と反対側の端部が外部に露出するように貫通可能
な開口部31aを有する予備室で、開口部31aを介し
て外部と連通している。32は予備室31の開口部31
aの内周に組み込まれた0リングからなるシール部材
で、被加工物8が開口部31aを貫通した状態で開口部
31aと被加工物8との間を回転自在に真空保持できる
ようになっている。なお、予備室31の大きさは、両被
加工物8、9の少なくともいずれか一方が予備室31の
開口部31aのみを閉塞している状態で、後述の開閉手
段33が動作可能な大きさであればよい。
【0039】33は予備室31に設けられ、駆動手段3
4、シャッタ35、シール部材36及び37により構成
した開閉手段で、空圧シリンダ等からなる駆動手段34
に連結したシャッタ35を開口部30a方向に進退させ
ることにより、予備室31側から開口部30aを閉塞又
は開口できるようになっており、開口部30aとシャッ
タ35との合わせ面に組み込まれた0リングからなるシ
ール部材36により加工室30を真空保持する。さら
に、予備室31と駆動手段34との間は0リングからな
るシール部材37により真空保持するようにしている。
【0040】このように構成された電子ビーム加工装置
においては、まず加工室30の外部で、両被加工物8、
9の被加工物8の結合部10と反対側の端部を治具テー
ブル20に搭載した回転駆動手段11に取り付けて芯出
しすると共に水平に拘束保持する。次に、シャッタ35
を後退して開口部30aを開口した状態でレール21上
の治具テーブル20を加工室30方向に移送することに
より、図4に示すように、両被加工物8、9を予備室3
1の開口部31aに挿入して、シール部材32により開
口部31aを真空保持できるようにしながら加工室30
の開口部30aまで貫通して両被加工物8、9の結合部
10を加工室30内に収納する。そして、被加工物9の
結合部10と反対側の端部が芯出し治具12に当接した
位置で治具テーブル20を固定する。従って、両被加工
物8、9の結合部10が加工室30内に収納されると共
に被加工物8の結合部10と反対側の端部が両開口部3
0a、31aを貫通して加工室30の外部に露出した状
態となる。
【0041】次に、排気手段13により加工室30内を
所定の真空度になるように真空排気する。加工室30内
が所定の真空度になれば、回転駆動手段11を駆動して
両被加工物8、9を矢印A方向に回転させながら電子ビ
ーム17を結合部10に向けて照射して結合部10を円
周溶接加工する。
【0042】加工終了後、加工室30の真空度をそのま
ま保持しながら治具テーブル20を加工室30から遠ざ
ける方向に移送して、図5に示すように、被加工物9の
結合部10と反対側の端部を開口部30aから離して開
口部30aを開口すると共に被加工物9が予備室31の
開口部31aを閉塞して加工室30及び予備室31内を
真空保持している状態にする。そして、駆動手段34を
駆動してシャッタ35により予備室31側から開口部3
0aを閉塞して加工室30内を真空保持した後、予備室
31に設けた図示しない大気開放弁により予備室31内
を大気圧に戻して両被加工物8、9を取り出す。従っ
て、両被加工物8、9を加工室30から取り出しても加
工室30内は所定の真空度に保持されていることにな
る。
【0043】続けて別の両被加工物8、9の加工を行う
には、治具テーブル20を再び加工室30方向に移送し
て、被加工物9の結合部10と反対側の端部を開口部3
1aに貫通して図5の状態にする。そして、駆動手段3
4を駆動してシャッタ35を後退して開口部30aを開
口した後、両被加工物8、9を開口部30aに貫通して
両被加工物8、9の結合部10を加工室30内に収納
し、図4の状態にする。
【0044】次に、排気手段13により加工室30内を
所定の真空度になるように真空排気する。この場合、開
口部30aを開口するまでは加工室30内は所定の真空
度に保持されていたので、加工室30内に流入した予備
室31の容積分だけの大気を所定の真空度に真空排気す
るだけでよい。
【0045】このようにすれば、両被加工物8、9を加
工室30から取り出しても、加工室30の開口部30a
はシャッタ35により閉塞して真空保持しているので、
加工室30内は所定の真空度に保持される。従って、連
続して両被加工物8、9の加工を行う場合の真空排気時
間は、加工室30内に流入した予備室31の容積分だけ
の大気を所定の真空度に真空排気するだけの時間で済む
ため、加工室30の容積全体を真空排気する時間に比べ
て大幅に真空排気時間を短縮することができる。
【0046】また、シャッタ35は予備室31側から開
口部30aを閉塞して真空保持するので、大気圧状態の
予備室31と真空状態の加工室30との差圧によりシャ
ッタ35が開口部30a側に押しつけられるので、より
確実に加工室30の真空を保持することができる。
【0047】さらに、被加工物8の結合部10と反対側
の端部、治具テーブル20及び回転駆動手段11は加工
室30の外部にあるため、加工室30の容積を従来より
大幅に小さくすることが可能となり、真空排気時間をさ
らに短縮することができる。
【0048】なお、実施例4では両被加工物8、9の断
面を同一円形状としたが、被加工物9の径が被加工物8
の径より小さいものでも同様の効果を奏する。
【0049】実施例5.図6は実施例5の電子ビーム加
工装置の構成図である。図6において、8〜17は従来
と同様であり、20及び21は実施例1と同様である。
38は対向する両側壁に同軸上に設けた開口部38aと
開口部38bとを有する加工室で、両被加工物8、9の
結合部10を収納すると共に被加工物8の結合部10と
反対側の端部が開口部30aから外部に露出するように
貫通可能な大きさを有している。
【0050】39、40は各開口部38a、38bを介
して加工室38と連通すると共に各開口部38a、38
bと同軸で被加工物8の結合部10と反対側の端部が外
部に露出するように貫通可能な各開口部39a、40a
を有する予備室で、各開口部39a、40aを介して外
部と連通している。41、42は各予備室39、40の
各開口部39a、40aの内周に組み込まれた0リング
からなるシール部材で、被加工物8が各開口部39a、
40aを貫通した状態で各開口部39a、40aと被加
工物8との間を回転自在に真空保持できるようになって
いる。なお、各予備室39、40の大きさは、両被加工
物8、9の少なくともいずれか一方が各予備室39、4
0の各開口部39a、40aのみを閉塞している状態
で、後述の各開閉手段43、44が動作可能な大きさで
あればよい。
【0051】43、44は各予備室39、40に設けら
れ、各駆動手段45、46、各シャッタ47、48及び
各シール部材49〜52により構成した開閉手段で、空
圧シリンダ等からなる各駆動手段45、46に連結した
各シャッタ47、48を各開口部39a、40a方向に
進退させることにより、各予備室39、40側から各開
口部39a、40aを閉塞又は開口できるようになって
おり、各開口部39a、40aと各シャッタ47、48
との合わせ面に組み込まれた0リングからなる各シール
部材49、50により加工室38を真空保持する。さら
に、各予備室39、40と各駆動手段45、46との間
は0リングからなる各シール部材51、52により真空
保持するようにしている。53は排気管54を介して各
予備室39、40と連通する予備室排気手段で、排気管
54の途中に設けた各バルブ55、56を交互に開閉す
ることにより、両予備室39、40のいずれか一方を真
空排気できるようになっている。
【0052】このように構成された電子ビーム加工装置
においては、まずシャッタ47を後退して加工室38の
開口部38aを開口し、シャッタ48により加工室38
の開口部38bを閉塞して真空保持できるようにしてお
く。そして、図示左側の両被加工物8、9を予備室39
の開口部39aから加工室38の開口部38aに貫通し
て、シール部材41により開口部39aを真空保持でき
るようにすると共に図示左側の両被加工物8、9の結合
部10を加工室38内の所定の位置に収納した後、治具
テーブル20を固定する。次に、排気手段13により加
工室38内を所定の真空度になるように真空排気して、
実施例4に示す図4と同様の状態にして加工を行う。こ
の加工中に、予備室40の開口部40aに図示右側の両
被加工物8、9を貫通して、シール部材42により予備
室40の開口部40aを真空保持できるようにする。そ
して、バルブ56を開いて、予備室排気手段53により
予備室40を所定の真空度に真空排気しておく。
【0053】図示左側の両被加工物8、9の加工が終了
すると、加工室38の真空度をそのまま保持しながら治
具テーブル20を加工室38から遠ざける方向に移送し
て、被加工物9の結合部10と反対側の端部を開口部3
8aから離して開口部38aを開口すると共に被加工物
9が予備室39の開口部39aを閉塞して加工室38及
び予備室39内を真空保持している状態にする。そし
て、駆動手段45を駆動してシャッタ47により予備室
39側から開口部38aを閉塞して加工室38を真空保
持した後、予備室39に設けた図示しない大気開放弁に
より予備室39内を大気圧に戻して図示左側の両被加工
物8、9を取り出す。
【0054】次に、駆動手段46を駆動してシャッタ4
8を後退して開口部38bを開口し、予備室40内に挿
入されている図示右側の両被加工物8、9を加工室38
の開口部38bに貫通して、図示右側の両被加工物8、
9の結合部10を加工室38内の所定の位置に収納した
後、治具テーブル20を固定する。この場合、加工室3
8及び予備室40は既に所定の真空度に真空排気されて
いるので、直ちに回転駆動手段11を駆動して図示右側
の両被加工物8、9を矢印A方向に回転させながら電子
ビーム17を結合部10に向けて照射して結合部10を
円周溶接加工する。
【0055】このようにすれば、加工室38及び各予備
室39、40を事前に所定の真空度に真空排気した状態
で両被加工物8、9を加工室38内に収納するので、見
かけ上真空排気時間をゼロにすることができる。
【0056】
【発明の効果】請求項1における電子ビーム加工装置に
よれば、第1の被加工物の結合部と反対側の端部が外部
に露出するように貫通可能な開口部を有する加工室を設
け、シール部材で開口部と第1の被加工物との間を回転
自在に真空保持することにより両被加工物の結合部を加
工室内に収納して加工を行うので、加工室の容積が小さ
くなり、真空排気時間を短縮することができる。
【0057】請求項2における電子ビーム加工装置によ
れば、第1の被加工物の結合部と反対側の端部が外部に
露出するように貫通可能な第1の開口部とこの第1の開
口部と同軸で第2の被加工物の結合部と反対側の端部が
外部に露出するように貫通可能な第2の開口部とを有す
る加工室を設け、第1のシール部材で第1の開口部と第
1の被加工物との間を回転自在に真空保持すると共に第
2のシール部材で第2の開口部と第2の被加工物との間
を回転自在に真空保持することにより両被加工物の結合
部を加工室内に収納して加工を行うので、加工室の容積
が小さくなり、真空排気時間を短縮することができる。
【0058】請求項3における電子ビーム加工装置によ
れば、第2の被加工物の径より大きい径の開口部を有す
る加工室と、開口部と嵌合すると共に第1の被加工物の
結合部と反対側の端部が外部に露出するように貫通可能
な貫通孔を有するアダプタとを設け、第1のシール部材
で貫通孔と第1の被加工物との間を回転自在に真空保持
すると共に第2のシール部材でアダプタと開口部との間
を真空保持することにより両被加工物の結合部を加工室
内に収納して加工を行うので、第2の被加工物の径が第
1の被加工物の径より大きい場合でも両被加工物の結合
部を加工室内に収納することができると共に加工室の容
積が小さくなり、真空排気時間を短縮することができ
る。
【0059】請求項4における電子ビーム加工装置によ
れば、第1の被加工物の結合部と反対側の端部が外部に
露出するように貫通可能な第1の開口部を有する加工室
と、第1の開口部を介して加工室と連通し第1の開口部
と同軸で第1の被加工物の結合部と反対側の端部が外部
に露出するように貫通可能な第2の開口部を有する予備
室とを設け、シール部材で第2の開口部と第1の被加工
物との間を回転自在に真空保持し、両被加工物の少なく
ともいずれか一方が第2の開口部を閉塞して真空保持し
ている状態で、開閉手段により第1の開口部を閉塞して
加工室を真空保持することにより、両被加工物を加工室
から取り出す際に加工室内に大気が流入するのを防止で
きると共に加工室の容積が小さくなり、真空排気時間を
短縮することができる。
【0060】請求項5における電子ビーム加工装置によ
れば、請求項4において、開閉手段は予備室側から第1
の開口部を閉塞して加工室を真空保持することにより、
予備室と加工室との差圧を利用して開閉手段を第1の開
口部に押しつけるので、より確実に加工室の真空を保持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1の電子ビーム加工装置の
構成図である。
【図2】 この発明の実施例2の電子ビーム加工装置の
構成図である。
【図3】 この発明の実施例3の電子ビーム加工装置の
構成図である。
【図4】 この発明の実施例4の被加工物を加工室内に
収納した状態の電子ビーム加工装置の構成図である。
【図5】 この発明の実施例4の被加工物を加工室の外
部に取り出す状態の電子ビーム加工装置の構成図であ
る。
【図6】 この発明の実施例5の電子ビーム加工装置の
構成図である。
【図7】 従来の電子ビーム加工装置の構成図である。
【符号の説明】
11 回転駆動手段、13 排気手段、15 電子ビー
ム発生手段、18,22,25,30,38 加工室、
18a,22a,22b,25a,30a,31a,3
8a,38b,39a,40a 開口部、19,23,
24,28,29,32,41,42 シール部材、2
7 アダプタ、27a 貫通孔、31,39,40 予
備室、33,43,44 開閉手段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が円形状で端部を結合した第1の被
    加工物と第2の被加工物との結合部を収納すると共に上
    記第1の被加工物の上記結合部と反対側の端部が外部に
    露出するように貫通可能な開口部を有する加工室、上記
    開口部と上記第1の被加工物との間を回転自在に真空保
    持するシール部材、上記両被加工物を回転させる回転駆
    動機構、上記加工室の内部を真空排気する排気手段及び
    上記両被加工物の結合部に電子ビームを照射する電子ビ
    ーム発生手段を備えたことを特徴とする電子ビーム加工
    装置。
  2. 【請求項2】 断面が円形状で端部を結合した第1の被
    加工物と第2の被加工物との結合部を収納すると共に上
    記第1の被加工物の上記結合部と反対側の端部が外部に
    露出するように貫通可能な第1の開口部とこの第1の開
    口部と同軸で上記第2の被加工物の上記結合部と反対側
    の端部が外部に露出するように貫通可能な第2の開口部
    とを有する加工室、上記第1の開口部と上記第1の被加
    工物との間を回転自在に真空保持する第1のシール部
    材、上記第2の開口部と上記第2の被加工物との間を回
    転自在に真空保持する第2のシール部材、上記両被加工
    物を回転させる回転駆動機構、上記加工室の内部を真空
    排気する排気手段及び上記両被加工物の結合部に電子ビ
    ームを照射する電子ビーム発生手段を備えたことを特徴
    とする電子ビーム加工装置。
  3. 【請求項3】 断面が円形状で端部を結合した第1の被
    加工物と第2の被加工物との結合部を収納すると共に上
    記第2の被加工物の外径より大きい径の開口部を有する
    加工室、上記開口部と嵌合すると共に上記第1の被加工
    物の上記結合部と反対側の端部が外部に露出するように
    貫通可能な貫通孔を有するアダプタ、上記貫通孔と上記
    第1の被加工物との間を回転自在に真空保持する第1の
    シール部材、上記アダプタと上記開口部との間を真空保
    持する第2のシール部材、上記両被加工物を回転させる
    回転駆動機構、上記加工室の内部を真空排気する排気手
    段及び上記両被加工物の結合部に電子ビームを照射する
    電子ビーム発生手段を備えたことを特徴とする電子ビー
    ム加工装置。
  4. 【請求項4】 断面が円形状で端部を結合した第1の被
    加工物と第2の被加工物との結合部を収納すると共に上
    記第1の被加工物の上記結合部と反対側の端部が外部に
    露出するように貫通可能な第1の開口部を有する加工
    室、上記第1の開口部を介して上記加工室と連通し上記
    第1の開口部と同軸で上記第1の被加工物の上記結合部
    と反対側の端部が外部に露出するように貫通可能な第2
    の開口部を有する予備室、上記第2の開口部と上記第1
    の被加工物との間を回転自在に真空保持するシール部
    材、上記両被加工物の少なくともいずれか一方が上記第
    2の開口部のみを閉塞して真空保持している状態で上記
    第1の開口部を閉塞して上記加工室を真空保持する開閉
    手段、上記両被加工物を回転させる回転駆動機構、上記
    加工室の内部を真空排気する排気手段及び上記両被加工
    物の結合部に電子ビームを照射する電子ビーム発生手段
    を備えたことを特徴とする電子ビーム加工装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、開閉手段は予備室側
    から第1の開口部を閉塞して加工室を真空保持するよう
    にしたことを特徴とする電子ビーム加工装置。
JP27766594A 1994-11-11 1994-11-11 電子ビーム加工装置 Pending JPH08132256A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008004547A (ja) * 2006-06-16 2008-01-10 All Welding Technologies Ag 電子ビーム加工で使用するためのチャンバ構造
CN102310260A (zh) * 2011-08-25 2012-01-11 桐乡市易锋机械厂 活塞电子束焊接抽真空方法
CN110860777A (zh) * 2019-12-02 2020-03-06 桂林实创真空数控设备有限公司 一种层叠式旋转局部密封高真空电子束焊接机

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