JPH08132166A - ねじ部に平面部を有するボルトの製造方法及びボルト - Google Patents

ねじ部に平面部を有するボルトの製造方法及びボルト

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JPH08132166A
JPH08132166A JP30135494A JP30135494A JPH08132166A JP H08132166 A JPH08132166 A JP H08132166A JP 30135494 A JP30135494 A JP 30135494A JP 30135494 A JP30135494 A JP 30135494A JP H08132166 A JPH08132166 A JP H08132166A
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京司 大角
Katsumi Koizumi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、従来よりも少ない工程で迅速に加
工することができる、ねじ部に平面部を有するボルトの
製造方法及びボルトを提供することを目的とす 【構成】 本発明は、ねじ部の軸方向に断続的に平面部
32を有するボルトの製造方法において、丸棒鋼の周面
にねじ部を転造した後、谷径部31bを残してねじ山3
1をプレス切断し、断続的に複数の平面部32を形成す
ることを特徴とした、ねじ部に平面部を有するボルトの
製造方法及びそのボルトである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ねじ部に平面部を有す
るボルトの製造方法及びボルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図7に示すような、ねじ部a
の両側部に平行する平面部bを形成したボルトが存在す
る。こうしたボルトは二部材間にねじ込み、平面部を利
用してスパナなどで回転を与えることによって、二部材
を並行移動させて微調整を行う用途に用いられている。
また、ピッチや方向の異なるねじの間に平面部を形成し
たボルトにおいては、二部材間の間隔を接近させたり離
したりする位置決め調整ボルト等として利用されてい
る。ところが、従来はこうしたボルトを次のような工程
で製造している。 第1工程:丸棒の転造によりねじ部aを形成する。 第2工程:フライスにより両平面部bをカットする。 第3工程:フライスにより発生したバリの除去のため再
度転造する。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】従来の加工法は、上
記したように、先ずボルトを製造し、これをフライス加
工することによりねじの山を潰してしまう。そのため、
潰したバリを除去するために、再度ダイスによるねじさ
らいを行うという無駄な工程を経て製造するものであっ
た。
【0004】
【本発明の目的】本発明は上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、従来よりも少ない工程で迅速
に加工することができる、ねじ部に平面部を有するボル
トの製造方法及びボルトを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ねじ部の軸方
向に断続的に平面部を有するボルトの製造方法におい
て、丸棒鋼の周面にねじ部を転造した後、谷径部を残し
てねじ山をプレス切断し、断続的に複数の平面部を形成
することを特徴とした、ねじ部に平面部を有するボルト
の製造方法である。また、ねじ部の軸方向に断続的に複
数の平面部を有することを特徴とした、ボルトである。
さらに本発明は、ねじ部の軸方向に断続的に形成された
複数の平面部と、これらの平面部間を連結する線状部と
よりなるボルトの製造方法において、丸棒鋼の周面にね
じ部を転造した後、谷径部より僅かに深くねじ山をプレ
ス切断し、断続的に複数の平面部を形成すると共に、こ
れらの平面部間を連結する線状部を形成することを特徴
とした、ねじ部に平面部を有するボルトの製造方法であ
る。また、ねじ部の軸方向に断続的に形成された複数の
平面部と、これらの平面部間を連結する線状部とよりな
ることを特徴とした、ボルトである。
【0006】以下、本発明の一実施例について説明す
る。
【実施例】
<イ>第1工程 丸鋼棒を転造によってボルトに加工する。即ち、図3に
おいて丸鋼棒1を複数の転造用ダイス2で加圧しつつ回
転を与える。その結果、図4に示すようなボルト3を加
工することができる。
【0007】<ロ>第2工程 転造の終わったボルト3を、図5に示すように、下刃4
とおさえ台5との間に位置させる。おさえ台5にはボル
ト3と同一のピッチのねじ山が加工してあるので、下刃
4とおさえ台5とでボルト3を確実に固定することがで
きる。
【0008】固定した後、下刃4を上昇させ、おさえ台
5との間でねじ山31を剪断する。このとき、剪断する
ボルト3の部位は、ねじ山31の山径部31aと谷径部
31bとの間とする。すなわち、谷径部31bより深く
下刃4を食い込ませずに剪断を行う。
【0009】その結果、図1、2に示すように、軸方向
に断続的に複数の平面部32が形成されることになる。
なお、下刃4をボルト3の中心軸と平行に形成せず、斜
面状、曲面状に形成しておけば、ボルト3には点接触で
食い込み、容易に切断することができる。
【0010】
【作用】本発明は次のような作用を有する。 <イ>本発明は、従来の工法のようにフライス加工を行
わず、プレス加工によってボルトの両側面を切断する。
この工程では、食い込みの始めには荷重が分散されず、
ねじの山頂のみ、すなわち「点」に大きい力が集中する
のでボルトを圧縮することがない。そのため、ねじ山が
潰れてバリが発生することがない。
【0011】<ロ>従来は、平面部の切断の際に、ねじ
山の谷径部よりもかなり深く切断し、平面部の外形を長
方形に近い状態に形成していた。そのため、ボルトの鋼
材と下刃との接触面積が大きく、大きい摩擦抵抗が発生
して、下刃の貫入側のボルト鋼材にムシレが発生した。
【0012】それに対して本発明は、剪断するボルト3
の部位は、ねじ山31の山径部31aと谷径部31bと
の間とし、谷径部31bより深く下刃4を食い込ませず
に剪断を行う。従って、ボルトの鋼材と下刃との接触面
積が最小限で済み、摩擦抵抗が減少するため、上記のよ
うなムシレの発生を防止できる。
【0013】
【その他の実施例】図6に示すように、ねじ部の軸方向
に断続的に形成された複数の平面部32と、これらの平
面部32間を連結する線状部33とよりなるボルトであ
っても、上記実施例と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0014】この場合の製造方法は、丸棒鋼の周面にね
じ部を転造した後、谷径部31bより僅かに深くねじ山
31をプレス切断し、平面部32間を線状部33により
連結するものである。
【0015】本実施例の場合も、剪断するボルト3の部
位は谷径部31bより僅かに深いだけであるため、ボル
トの鋼材と下刃との摩擦抵抗が少なくて済み、ボルト鋼
材のムシレの発生を防止することができる。
【0016】
【本発明の効果】本発明は以上のようになるため、次の
ような効果を得ることができる。 <イ>プレス加工によってボルトの両側面を切断するた
め、ねじ山が潰れてバリが発生することがない。従っ
て、煩雑なバリの除去工程が不要となり、従来より少な
い工程で迅速かつ低コストで加工を行うことができる。
【0017】<ロ>ボルトの鋼材と下刃との接触面積が
最小限で済み、摩擦抵抗が減少するため、ボルト鋼材の
ムシレの発生を防止できる。従って、商品価値の高いボ
ルトを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のボルトの一実施例の側面図
【図2】 本発明のボルトの一実施例の断面図
【図3】 ねじ転造工程の説明図
【図4】 ねじ転造工程の説明図
【図5】 平面部剪断工程の説明図
【図6】 その他の実施例の説明図
【図7】 従来技術の説明図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ部の軸方向に断続的に平面部を有す
    るボルトの製造方法において、 丸棒鋼の周面にねじ部を転造した後、 谷径部を残してねじ山をプレス切断し、断続的に複数の
    平面部を形成することを特徴とした、 ねじ部に平面部を有するボルトの製造方法。
  2. 【請求項2】 ねじ部の軸方向に断続的に複数の平面部
    を有することを特徴とした、 ボルト。
  3. 【請求項3】 ねじ部の軸方向に断続的に形成された複
    数の平面部と、これらの平面部間を連結する線状部とよ
    りなるボルトの製造方法において、 丸棒鋼の周面にねじ部を転造した後、 谷径部より僅かに深くねじ山をプレス切断し、断続的に
    複数の平面部を形成すると共に、これらの平面部間を連
    結する線状部を形成することを特徴とした、 ねじ部に平面部を有するボルトの製造方法。
  4. 【請求項4】 ねじ部の軸方向に断続的に形成された複
    数の平面部と、これらの平面部間を連結する線状部とよ
    りなることを特徴とした、 ボルト。
JP6301354A 1994-11-10 1994-11-10 ねじ部に平面部を有するボルトの製造方法及びボルト Expired - Fee Related JP2807864B2 (ja)

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