JPH08131646A - 遊戯場における煙草の吸殻等の処理装置 - Google Patents

遊戯場における煙草の吸殻等の処理装置

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JPH08131646A
JPH08131646A JP29884594A JP29884594A JPH08131646A JP H08131646 A JPH08131646 A JP H08131646A JP 29884594 A JP29884594 A JP 29884594A JP 29884594 A JP29884594 A JP 29884594A JP H08131646 A JPH08131646 A JP H08131646A
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duct
butts
scraping
smoke
plate member
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JP29884594A
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Masaru Uchida
優 内田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 煙草の吸殻などを効率良く回収できることは
勿論のこと、煙草の煙による空気の汚れを無くし、騒音
を抑え、装置をコンパクトにし、且つ、設置が容易な遊
戯場における煙草の吸殻等の処理装置を提供する。 【構成】 上面に開口部を有する貯留部2と、管状の吸
殻用ダクト4とを長手方向に平行に一体成形した膳板部
材1を複数の遊戯機Aを並設する島台Bに設け、この膳
板部材1の貯留部2と吸殻用ダクト4とを連通する落穴
4aを遊戯機Aに対応して膳板部材1の適所に設け、貯
留部2の開口部に灰皿10と蓋板15を着脱可能に配設
し、貯留部2に溜った吸殻などを吸殻用ダクト4に掻き
落すための掻き落しユニット20を膳板部材1の内部の
長さ方向に移動自在に設けると共に、少なくとも吸殻用
ダクト4に連通する集塵機構40を膳板部材1の適所に
連結したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊戯場で用いるのに最
適な煙草の吸殻等の処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の膳板に灰皿を略等間隔に並
べて取り付け、各灰皿の底部に開口した吸い込み口をそ
れぞれパチンコ機に配管したバキュームパイプに接続
し、しまに配置した集塵機の吸引力をバキュームパイプ
を通して各灰皿に作用させる煙草の吸殻等の処理装置
が、例えば実開昭61−163683号公報に開示され
ている。この煙草の吸殻等の処理装置を使用することに
より、それぞれの灰皿を個別に清掃せずとも、しま毎の
灰皿に配置した集塵機に集めて回収することができる。
【0003】また、本発明者が提案した特願平5−13
9065号は、しまを形成する複数のパチンコ機の下側
部に配設された複数の膳板に、灰皿部をパチンコ機に対
応させて設け、開放した灰皿部の底部分を開閉する開閉
弁を備え、さらに、複数の灰皿部の底部分に第1排出管
を連通し、これらの第1排出管の一端部に第1接続管を
接続し、この第1接続管の他端に吸引集塵機構を備えた
煙草の吸殻等の処理装置があり、この処理装置は、吸引
集塵機構を動作させて開閉弁を開放させるしま毎に灰皿
部内の吸殻などと、タバコの煙を吸引し集塵することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
装置は、集塵機がしま毎に配置されているので、しまの
数だけ集塵機が必要になり、高価なものになる。そし
て、しま毎に配置されている集塵機を動作させると、集
塵機のモータが動作することによって発生する動作音が
騒音となってしまうなどの問題があった。
【0005】さらに、吸殻などの集塵が主目的であるた
め、煙草の煙は吸引されず、ホール内の空気が煙草の煙
によって汚染されているので、ホール内を衛生的に保つ
目的で換気を頻繁に行う必要があり、また、ホール内の
エアコンや空気清浄機などの作動効率が低下するなどの
問題があった。
【0006】また、後者の装置は、従来の問題点を解決
できる装置であるが、よりいっそうホール内の空気の汚
染を抑え、装置をコンパクトにし、ホールのスペースに
合わせることができ、装置の設置を容易にする等の要望
に基づいて、本発明者は、さらに鋭意研究の結果、次の
ような製品を提供することができた。
【0007】本発明は、煙草の吸殻などを効率良く回収
できることは勿論のこと、煙草の煙による空気の汚れを
無くし、騒音を抑え、かつ、装置をコンパクトにして設
置が容易な遊戯場における煙草の吸殻等の処理装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、上面に開口部を有する貯留部と、管状の
吸殻用ダクトとを長手方向に平行に一体成形した膳板部
材を複数の遊戯機を並設する島台に設け、この膳板部材
の貯留部と吸殻用ダクトとを連通する落穴を前記遊戯機
に対応して膳板部材の適所に設け、前記貯留部の開口部
に灰皿と蓋板を着脱可能に配設し、前記貯留部に溜った
吸殻などを前記吸殻用ダクトに掻き落とす為の掻落しユ
ニットを前記膳板部材の内部の長さ方向に移動自在に設
けると共に、少なくとも前記吸殻用ダクトに連通する集
塵機構を前記膳板部材の適所に連結したものである。
【0009】また、前記膳板部材の長手方向に対して平
行に、管状の煙用ダクトを一体に成形し、前記貯留部と
前記煙用ダクトとを連通する煙通孔を前記膳板部材の適
所に設けたものでもよい。
【0010】さらに、前記煙用ダクトに連通する吸煙機
構を前記膳板部材に連結したものでもよい。
【0011】また、前記掻落しユニットは、前記貯留部
内を移動可能な掻落し部と、前記膳板部材の一端内部に
設置され、前記掻落し部を往復移動させる駆動部と、前
記掻落し部同士または前記掻落し部と前記駆動部とを連
結する連結棒とで構成したものである。
【0012】さらに、前記掻落し部を、中空の方形体状
に形成された掻落し体と、掻落し部の中央側の一端が中
空の楔状に形成され、かつ、他端が中空の方形体状に形
成された導入体と、前記灰皿の内側幅よりも大きい間隔
を有して前記掻落し体と前記導入体とを連結し、前記貯
留部から前記煙用ダクトに連通する煙通孔と対応する位
置に連通孔が設けられた接続板と、前記掻落し体の前記
導入体側の一端下面に設けられた前記貯留部内を摺動す
る摺動部材とで構成してもよい。
【0013】そして、前記駆動部は、モータと、前記モ
ータに連結されたウォームと、前記ウォームに移動可能
に螺合された往復体と、前記ウォームの両端部を回動可
能に支持しているウォーム支持体とで構成され、かつ、
前記膳板部材の吸殻用ダクトから貯留部に貫通するスリ
ットが形成された前記膳板部材内に設置され、前記ウォ
ームの回動によって、前記往復体が前記スリットに沿っ
て往復移動し、前記往復体に連結された連結棒の他端に
連結された前記掻落し部を移動させるようにしたもので
ある。
【0014】また、前記島台ごとに前記吸殻用ダクトと
前記集塵機構とを制御弁を介して連結してもよい。
【0015】また、前記吸煙機構を、少なくとも前記煙
用ダクトの空気を吸い込むブロワーと、前記煙用ダクト
と接続する第1接続管とで構成したり、前記集塵機構
を、吸殻等を回収するサイクロン分級機と、前記サイク
ロン分級機内の空気を吸引し、外に排気するブロワー
と、前記吸殻用ダクトと接続する第2接続管とで構成し
てもよい。
【0016】
【作用】貯留部の開口上面を塞ぐ蓋板の長さと、掻落し
ユニットの連結棒の長さを遊戯機の幅に会わせて調節す
ることにより、灰皿を遊戯機に対応させて配設すること
ができる。
【0017】掻落しユニットを作動させると掻落し部が
移動し、貯留部内にある吸殻や灰などを吸殻用ダクトに
落す。この際、掻落し部の移動体の先端に設けられた摺
動部材が吸殻用ダクトの底面及び灰皿の下面をきれいに
清掃する。
【0018】そして、集塵機構のブロワーを作動させる
と、サイクロン分級機内の空気を吸い込みサイクロン分
級機内は略真空状態となり、この状態で、制御弁を開
き、集塵機構と吸殻用ダクトとを連通させる。すると、
吸殻用ダクト内の吸殻や灰などがサイクロン分級機内に
吸引される。
【0019】さらに、吸煙機構のブロワーを作動させる
と、灰皿上の煙草の煙,貯留部に捨てられた吸殻の煙及
び煙塵等がブロワー内に吸引され外に排気される。
【0020】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例である処理装置の全
体を示す概略正面図、図2は膳板部材の側面縦断面図、
図3は膳板部材の側面縦断面図、図4は膳板部材の正面
縦断面図、図5は膳板部材の上面図、図6は掻落しユニ
ットの他の実施例を示す部分断面図、図7は装置の構成
を示す説明図、図8は作動状態を説明する正面縦断面図
である。
【0021】図1において、Aは遊戯機であるパチンコ
機、Bはパチンコ機Aを複数並設する島台であり、島台
Bに設置されたパチンコ機Aの下方で、パチンコ機Aの
前面よりも突出させて、膳板部材1を島台Bに固定して
いる。そして、膳板部材1の上部には、パチンコ機Aと
対応させて灰皿10が取り付けられ、膳板部材1の内部
には掻落しユニット20が設置され、膳板部材1の一端
には吸煙機構30及び集塵機構40が連結されている。
【0022】以下、それぞれを詳細に説明すると、図
2,3に示すように、膳板部材1は、煙草の吸殻等を貯
留するための貯留部2と、灰皿10の上に置かれた煙草
からでる煙や貯留部2に捨てられた吸殻からでる煙を送
るための煙用ダクト3と、貯留部2から掻き落とされた
吸殻等を搬送するための吸殻用ダクト4とをアルミ押出
成形によって一体成形されている。
【0023】貯留部2は、上面に開口部を有する断面略
コ字状に成形され、この開口部を塞いで複数の灰皿10
と蓋板15とが取り付けられている。そして、蓋板15
の長さを調節することにより、灰皿10は、1台のパチ
ンコ機Aにつき1枚の割合で膳板部材1上部適宜位置に
着脱可能に取り付けられている。
【0024】煙用ダクト3は、貯留部2の背面側に略断
面方形状に一体成形され、さらに、貯留部2の側壁に設
けられたオリフィス状の煙通孔3aによって、貯留部2
と煙用ダクト3を連結し、煙用ダクト3内に貯留部2付
近の煙を吸い込むことができる。なお、この煙通孔3a
は、パチンコ機Aに対応させ、灰皿10の下方で貯留部
2の側面に設けられている。
【0025】吸殻用ダクト4は、貯留部2の下側に略断
面U字状に一体成形され、貯留部2の底面に設けられた
落穴4aによって貯留部2と吸殻用ダクト4を連結し、
掻落しユニット20によって貯留部2の吸殻などを吸殻
用ダクト4に移す。
【0026】膳板部材1は、煙用ダクト3の背面に延設
された突片1aを島台Bにネジで固定することにより、
島台Bに突設される。また、煙用ダクト3の下面には、
向かいあった断面L字状の突片からなるステー1bが突
設され、膳板部材1の強度を向上させる。さらに、図3
に示すように、膳板部材1の一端に集塵機構40を連結
するために、膳板部材1の吸殻用ダクト4の底面の一部
に連結穴4bが設けられ、この連結穴4bに第2接続管
46が接続されている。
【0027】この第2接続管は、先端が吸殻用ダクト4
の底面形状に合わせて略U字状に成形され、さらに、先
端からは、膳板部材1に固定するためのネジ孔を有する
板状の突出部46aが一体に突設され、膳板部材1のス
テー1bに挿入されたボルトによって突出部46aが固
定され、第2接続管46が吸殻用ダクト4に接続され
る。
【0028】また、集塵機構40を連結しない吸殻用ダ
クト4の一端には、開口部をメッシュ状のカバーで覆っ
た吸入口4cが設けられているため、吸殻用ダクト4内
に空気を流入させることができる。この際、メッシュ状
のカバーによって、ごみや埃などが空気と一緒に流入す
ることを防ぐ。さらに、島台Bの最端に固定される膳板
部材1の外側面には、閉塞板1cがネジで固定されてい
る。ここで、膳板部材1内部に、長手方向の全長にわた
ってメネジ部1dが、貯留部2や吸殻用ダクト4と同様
一体成形されており、膳板部材1の長さを変更しても、
常にメネジ部1が膳板部材1の側面に現われるため、膳
板部材1は、如何なる設計変更にも対応することができ
る。
【0029】灰皿10は、互いに嵌合する形状に成形さ
れた灰体11と枠体12とで構成され、皿体11と枠体
12とを嵌合し、皿体11と枠体12とで貯留部2の開
口部周縁を挟持することにより膳板部材1に固定され
る。
【0030】また、皿体11には、煙草を置いた際に落
ちないようフィン11aが形成されており、このフィン
11aは、煙草の煙を吸引しやすいように斜めに傾斜し
て形成されている。さらに、皿体11の上面に成形され
た煙草載置用溝11bは、煙用ダクト3に向かって斜め
に形成されている。よって、灰皿10上に置かれた煙草
からでる煙は、煙用ダクト3に形成された煙通孔3aに
吸い込まれる。
【0031】さらに、皿体11の上面に弧状のフード1
1cを突設することにより、灰皿10上の煙草からの煙
を吸い込みやすくしてもよい。
【0032】図4に示すように、掻落しユニット20
は、掻落し部21と駆動部22とで構成され、連結棒2
3によって、掻落し部21と、膳板部材1の一端に設置
された駆動部22とを連結し、さらに、掻落し部21,
21同士も互いに連結棒23によって複数連結すること
により、一つの駆動部22によって複数の掻落し部21
を往復移動させることができる。
【0033】この掻落し部21は、掻落し体21aと、
導入体21bと、接続板21cと、摺動部材21dとか
らなり、吸殻を押し出す為の掻落し体21aは、中空の
略方形体状に形成され、先端部の上面及び底面には布状
の摺動部材21dが設けられている。なお、この摺動部
材21dには、モヘア等の布状のものが用いられてい
る。
【0034】また、落穴4aを塞ぐと共に、貯留部2に
吸殻がスムーズに落ちるように備えられた導入体21b
は、先端部分が楔状に形成されており、吸殻用ダクト4
に吸殻を落す際に、吸殻が落ちやすいようになってい
る。
【0035】そして、灰皿10の内側幅よりも、掻落し
体21aと、導入体21bとの間隔を大きくし、掻落し
体21aと導入体21bとの周囲を囲むように接続板2
1cがネジ等によって固定され、さらに、掻落し体21
a、導入体21bの後方の接続板21cに、連結棒23
がナットによってそれぞれ固定され、掻落し部21同士
が連結される。
【0036】また、煙用ダクト3側の接続板21cに
は、煙用ダクト3に形成された煙通孔3aに対応する位
置に、煙通孔3aの径よりも大きい径のオリフィス状連
通孔21eが設けられている。
【0037】また、図5に示すように、吸殻用ダクト4
から貯留部2に貫通するスリット1cを膳板部材1内に
設けて、駆動部22を設置する。駆動部22は、吸殻用
ダクト4内にモータ22aを固定し、モータ22aにウ
ォーム22bを連結し、貯留部2内に往復体22cの上
部を突出させるように、往復体22cをウォーム22b
に移動可能に取付け、このウォーム22bをベアリング
を備えたウォーム支持体22dによって回動可能に支持
して形成されている。
【0038】そして、この駆動部22は、ウォーム22
bの回転によって、往復体22cの上部をスリット1c
に沿って貯留部2内を移動させ、往復体22cの上部に
固定された連結棒23に固定された掻落し部21を移動
させ、所定の距離を掻落し部21が移動すると、往復体
22cがリミットスイッチ22eに接触し、モータ22
aの回転が逆回転となり、往復体22cが今までの逆方
向へと移動し、元の位置に戻り停止する。なお、この動
作を数回繰り返すように制御してもよい。さらに、モー
タ22aなどを使用せず、他のアクチュエーターを用い
て、掻落し部21を移動させてもよい。
【0039】図6に示すものは、掻落し部21の掻落し
体21a先端に、安全機構24を設けた他の実施例であ
り、この安全機構24は、軸25aを有するストッパ2
5と、バネ26とからなり、ストッパ25の軸25aを
掻落し体21aの先端中央部分に形成した軸孔27に挿
入すると共に、掻落し体21aの先端上部分に形成され
た通し孔28にストッパ25の上片25bを挿入し、さ
らに、軸25aにバネを通し、掻落し体21aの先端と
ストッパ25との間にバネ26を介在させている。これ
によって、小さい子供の指などが掻落し体21aと灰皿
10とで挟まれることはない。
【0040】図7に示すように、吸煙機構30は、ブロ
ワー31と、フィルター32と、サイレンサー33と、
これらの接続及び煙用ダクト3との接続に用いる第1接
続管34とで構成され、集塵機構40は、サイクロン分
級機41と、逆止弁42と、フィルター43と、ブロワ
ー44と、サイレンサー45と、これらの接続及び吸殻
用ダクト4との接続に用いる第2接続管46とで構成さ
れている。
【0041】また、第2接続管46とサイクロン分級機
41の間にはチーズ51が配設され、第2接続管46内
の清掃が容易に行うことができる。なお、チーズは第1
接続管34に配設したり、接続する長さなどの状況に応
じて複数のチーズを配設するとよい。
【0042】さらに、集塵機構40と吸殻用ダクト4と
の接続には、制御弁50を介して接続しており、この制
御弁50を図示しないコントローラを用いて制御するこ
とにより、自動で島台Bを順番に清掃したり、多くの人
が遊戯している島台Bを指定して清掃することもでき
る。なお、集塵機構40を煙用ダクト3に連結すること
により、吸煙機構30を省くことができる。
【0043】次に、前述した実施例の作用を説明する。
まず、掻落しユニット20を作動させると、駆動部22
の往復体22cが移動し、これに連動して、連結棒23
により往復体22cと連結された掻落し部21が移動
し、貯留部2内にある吸殻や灰などを落孔4aから吸殻
用ダクト4に落す。この際、掻落し部21の掻落し体2
1aの先端に設けられた摺動部材21cが吸殻用ダクト
4の底面及び灰皿10の下面をきれいに清掃する。
【0044】次に、集塵機構40のブロワー44を作動
させると、サイクロン分級機41内の空気を吸い込みサ
イクロン分級機41内は略真空状態となり、この状態
で、制御弁50を開き、集塵機構40と吸殻用ダクト4
とを連通させる。すると、吸殻用ダクト4内の吸殻や灰
などがサイクロン分級機41内に吸引される。この際、
吸殻についている火は、サイクロン分級機41内が真空
の為に消えてしまう。
【0045】そして、サイクロン分級機41内で吸殻等
を回収し、汚れの残っている空気はフィルター43を通
してきれいにし、ブロワー44からサイレンサー45を
通して外に排気される。これにより、きれいな空気を排
気でき、さらに、排気の際の騒音を抑えることができ
る。また、サイクロン分級機41内で回収された吸殻等
は、サイクロン分級機41の下方に備えられた吸殻回収
箱(図示省略)に回収される。なお、サイクロン分級機
41内は真空のため、火の付いた吸殻であってもサイク
ロン分級機41内では消えてしまうが、熱を感知して残
り火を消すスプリンクラーなどを備えてもよい。また、
サイクロン分級機41とフィルター43の間には逆止弁
42が設置されているため、サイクロン分級機41内に
空気を逆流させることが無い。
【0046】さらに、吸煙機構30のブロワー31を作
動させると、灰皿10上の煙草の煙,貯留部2に捨てら
れた吸殻の煙及び煙塵等が、接続板21cの連通穴21
eから、オリフィス状の孔3aを通ってブロワー31内
に吸引された後、フィルター32やサイレンサー33を
通ってブロワー31から外に排気される。なお、吸煙機
構30を用いて、常に煙塵などを吸引することにより、
ホール内の空気の汚染を常時防ぐことができる。
【0047】上述したように、この発明の一実施例によ
れば、集塵機構40及び吸煙機構30をホール外に設置
することができるため、ホール内の騒音を抑えることが
できる。また、集塵機構40及び吸煙機構30をホール
外に一括して設置できると共に、掻落しユニット20が
すべて膳板部材1内部に納まるため、余計なスペースを
とらずに設置できる。また、遊戯中の人数により、制御
弁50を制御し、効率の良い清掃を行うことができ、経
費の節約にもつながる。
【0048】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明
は、膳板部材の上部が脱着自在の灰皿と蓋板とで構成さ
れているため、吸殻や灰などが溜る貯留部内の清掃が容
易であり、万一、飲物をこぼしたり、大事なものを落し
たとしても、灰皿又は蓋板を外すことにより、対処する
ことができると共に、装置のメンテナンスが容易であ
る。
【0049】さらに、蓋板の長さ、掻落しユニットの間
隔などの調節が可能なため、遊戯機の幅が異なったり、
島台の長さが異なる場合でも、灰皿の位置を調整できる
ため、、設計変更が容易であり、どこの遊戯場にも対応
することができる。
【0050】また、煙用機構と集塵機構とを一括してホ
ールの外に設置できるため、騒音を少なくすると共に、
スペースを有効に利用することができる。また、集塵機
構がホール外にあるため、回収された吸殻等の匂いがホ
ール内に充満することがなく、清潔な環境を保つことが
できる。
【0051】さらに、常に、煙草の煙を吸引するように
なっているため、置き煙草の煙による空気の汚染を無く
し、遊戯者及び従業員に与える害を少なくすることがで
きる。
【0052】また、略真空状態による完全な消火によ
り、水を用いて消火する必要がなく、余計な排出物を増
やすことがなく、まわりの環境に対して安全である。
【0053】このように本発明は、煙草の吸殻などを効
率良く回収できることは勿論のこと、ホール内のスペー
スを有効に利用し、環境保全に役立ち、他の清浄装置に
かかる負担を無し、経費を節約する画期的なシステムを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である処理装置の全体を示す
概略正面図である。
【図2】膳板部材の側面縦断面図である。
【図3】膳板部材の側面縦断面図である。
【図4】膳板部材の正面縦断面図である。
【図5】蓋板を外した膳板部材の上面図である。
【図6】掻落しユニットの他の実施例を示す部分断面図
である。
【図7】装置の構成を示す説明図である。
【図8】作動状態を説明する部分断面図である。
【符号の説明】
A 遊戯機 B 島台 1 膳板部材 1c スリット 2 貯留部 3 煙用ダクト 3a 煙通孔 4 吸殻用ダクト 4a 落穴 10 灰皿 15 蓋板 20 掻落しユニット 21 掻落し部 21a 掻落し体 21b 導入体 21c 接続板 21d 摺動部材 21e 連通孔 22 駆動部 22a モータ 22b ウォーム 22c 往復体 22d ウォーム支持体 23 連結棒 30 吸煙機構 31 ブロワー 34 第1接続管 40 集塵機構 41 サイクロン分級機 44 ブロワー 46 第2接続管 50 制御弁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に開口部を有する貯留部と、管状の
    吸殻用ダクトとを長手方向に平行に一体成形した膳板部
    材を複数の遊戯機を並設する島台に設け、この膳板部材
    の貯留部と吸殻用ダクトとを連通する落穴を前記遊戯機
    に対応して膳板部材の適所に設け、前記貯留部の開口部
    に灰皿と蓋板を着脱可能に配設し、前記貯留部に溜った
    吸殻などを前記吸殻用ダクトに掻き落とす為の掻落しユ
    ニットを前記膳板部材の内部の長さ方向に移動自在に設
    けると共に、少なくとも前記吸殻用ダクトに連通する集
    塵機構を前記膳板部材の適所に連結したことを特徴とす
    る遊戯場における煙草の吸殻等の処理装置。
  2. 【請求項2】 前記膳板部材の長手方向に対して平行
    に、管状の煙用ダクトを一体に成形し、前記貯留部と前
    記煙用ダクトとを連通する煙通孔を前記膳板部材の適所
    に設けたことを特徴とする請求項1記載の遊戯場におけ
    る煙草の吸殻等の処理装置。
  3. 【請求項3】 前記煙用ダクトに連通する吸煙機構を前
    記膳板部材に連結したことを特徴とする請求項1又は2
    記載の遊戯場における煙草の吸殻等の処理装置。
  4. 【請求項4】 前記掻落しユニットは、前記貯留部内を
    移動可能な掻落し部と、前記膳板部材の一端内部に設置
    され、前記掻落し部を往復移動させる駆動部と、前記掻
    落し部同士または前記掻落し部と前記駆動部とを連結す
    る連結棒とで構成されたことを特徴とする請求項1乃至
    3記載の遊戯場における煙草の吸殻等の処理装置。
  5. 【請求項5】 前記掻落し部は、中空の方形体状に形成
    された掻落し体と、掻落し部の中央側の一端が中空の楔
    状に形成され、かつ、他端が中空の方形体状に形成され
    た導入体と、前記灰皿の内側幅よりも大きい間隔を有し
    て前記掻落し体と前記導入体とを連結し、前記貯留部か
    ら前記煙用ダクトに連通する煙通孔と対応する位置に連
    通孔が設けられた接続板と、前記掻落し体の前記導入体
    側の一端下面に設けられた前記貯留部内を摺動する摺動
    部材とで構成されたことを特徴とする請求項4記載の遊
    戯場における煙草の吸殻等の処理装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動部は、モータと、前記モータに
    連結されたウォームと、前記ウォームに移動可能に螺合
    された往復体と、前記ウォームの両端部を回動可能に支
    持しているウォーム支持体とで構成され、さらに、この
    駆動部は、前記膳板部材の吸殻用ダクトから貯留部に貫
    通するスリットが形成された前記膳板部材内に設置さ
    れ、前記ウォームの回動によって、前記往復体が前記ス
    リットに沿って往復移動し、前記往復体に連結された連
    結棒の他端に連結された前記掻落し部を移動させること
    を特徴とする請求項4記載の遊戯場における煙草の吸殻
    等の処理装置。
  7. 【請求項7】 前記島台ごとに前記吸殻用ダクトと前記
    集塵機構とを制御弁を介して連結したことを特徴とする
    請求項1乃至6記載の遊戯場における煙草の吸殻等の処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記吸煙機構は、少なくとも前記煙用ダ
    クトの空気を吸い込むブロワーと、前記煙用ダクトと接
    続する第1接続管とで構成されたことを特徴とする請求
    項1乃至7記載の遊戯場における煙草の吸殻等の処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記集塵機構は、吸殻等を回収するサイ
    クロン分級機と、前記サイクロン分級機内の空気を吸引
    し、外に排気するブロワーと、前記吸殻用ダクトと接続
    する第2接続管とで構成されたことを特徴とする請求項
    1乃至9記載の遊戯場における煙草の吸殻等の処理装
    置。
JP29884594A 1994-11-08 1994-11-08 遊戯場における煙草の吸殻等の処理装置 Pending JPH08131646A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125468A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Daito Hanbai Kk 遊技機島ユニット

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