JP2012125468A - 遊技機島ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも2本の柱ユニット(200)を備える遊技機島ユニット(1)において、隣接する前記柱ユニット間に架設支持した腰板(104)は、座っている遊技客が爪先を入れられるだけの爪先空間もしくは爪先切欠(G)をその下端と遊技場床面(F)との間に隔てた状態で支持してある。爪先空間もしくは爪先切欠は、遊技機島(の腰板間の空間)内に遊技客の爪先を差し入れることを許し、差し入れた分だけ遊技客は膝を伸ばすことができる。
【選択図】図1
Description
請求項1記載の発明に係る遊技機島ユニット(以下、「請求項1のユニット」という)は、上部ユニットと、下部ユニットと、前記上部ユニットと前記下部ユニットとを支持して、前記下部ユニットと前記上部ユニットとの間に遊技機を、壁を背にして1列に、もしくは、背中合わせに2列に配置する空間を形成する少なくとも2本の柱ユニットと、から構成する。すなわち、請求項1のユニットは、通路に挟まれた中島はもとより壁に背を向けた壁島にも適用することができる。この構成において、前記柱ユニットは、長手方向所定間隔を隔てて遊技場床に起立固定してあり、前記下部ユニットは、隣接する前記柱ユニット間に幅方向対向状態で架設支持した腰板を含めて構成してある。ここで、前記腰板各々は、座っている遊技客が爪先を入れられるだけの爪先空間もしくは爪先切欠をその下端と遊技場床面との間に隔てた状態で支持してある。
請求項2記載の発明に係る遊技機島ユニット(以下、「請求項2のユニット」という)は、請求項1のユニットであって、前記柱ユニットは、遊技機島幅方向に並ぶ一対の縦柱を含めて構成してあり、前記縦柱は、隣接する他の縦柱との間で前記腰板を挟んだ状態で支持する腰板支持構造を含めて構成してある。
請求項3記載の発明に係る遊技機島ユニット(以下、「請求項3のユニット」という)は、請求項2のユニットであって、前記腰板支持構造は、前記腰板の端面と対向する腰板対向部と、前記腰板対向部の周縁から前記腰板裏面に沿って突出する腰板支持部と、を含めて構成してある。ここで、当該腰板支持部には、前記腰板に形成した凸部又は凹部と取り外し可能に凹凸嵌合して前記腰板を当該縦柱に仮留めする凹部又は凸部をその上部に形成してあり、かつ、仮留めした前記腰板をネジ固定するためのネジ孔群を当該凹部又は凹部の下方に形成してある。腰板に凸部を設けた場合はこれと嵌合する凹部を、これとは逆に、腰板に凹部を設けた場合は凸部を、それぞれ腰板支持部に形成する。
請求項4記載の発明に係る遊技機島ユニット(以下、「請求項4のユニット」という)は、請求項1または2のユニットであって、対向状態にある前記腰板間の中間位置には、長手方向に伸びて前記爪先空間の間を二分する仕切り板を配してある。仕切り板は、床から起立させるのが一般的であるが、柱ユニットに架設するようにしてもよい。
請求項5記載の発明に係る遊技機島ユニット(以下、「請求項5のユニット」という)は、請求項2ないし4いずれか1項に記載のユニットであって、前記下部ユニットは、長手方向に伸びる遊技機を載せるための膳板を含めて構成してあり、前記膳板は、前記縦柱から遊技客に向かって突き出る膳板支持片の上に架設固定してあり、前記膳板は、遊技者に面する端面である前面が、遊技機前面と面一若しくは遊技機前面に対して遊技機の最大突起部よりも少ない突起量となるように構成してある。
請求項6記載の発明に係る遊技機島ユニット(以下、「請求項6のユニット」という)は、請求項5のユニットであって、前記膳板下面の遊技機下方にあたる位置に、煙草の吸殻を内蔵する搬送機構の作用により搬送するケーシングを前記膳板長手方向に渡って設けてあり、当該ケーシングには遊技機各々に対応する吸殻投入口を設けてあり、当該ケーシング末端は、搬送した煙草の吸殻を回収する吸殻回収装置本体に接続可能に構成してある。吸殻投入口は、ケーシングに開けた孔でもよいし、その孔に連通するノズルなどを介したものでもよい。
請求項7記載の発明に係る遊技機島ユニット(以下、「請求項7のユニット」という)は、請求項2ないし4いずれか1項に記載のユニットであって、前記下部ユニットは、長手方向に伸びる遊技機を載せるための膳板を含めて構成してあり、前記膳板下面の遊技機下方にあたる位置に、煙草の吸殻を内蔵する搬送機構の作用により搬送するケーシングを前記膳板長手方向に渡って設けてあり、当該ケーシングには遊技機各々に対応する吸殻投入口を設けてあり、当該ケーシング末端は、搬送した煙草の吸殻を回収する吸殻回収装置本体に接続可能に構成してある。
図1および2に示すように、遊技機島ユニット1は、上部ユニット300と、下部ユニット100と、上部ユニット300と下部ユニット100とを支持して、下部ユニット100と上部ユニット300との間に遊技機を配置する空間を形成する柱ユニット200と、から概ね構成してある。各ユニットについて、次項以下で説明する。
下部ユニット100は、腰板104と、膳板ユニット108(幅広膳板112、幅狭膳板116)、仕切板120と、から構成してある。これらの部材のうち仕切板120を除いたものは、後述する柱ユニット200によって支持されるようになっている。腰板104は、その素材の種類を問わないが、本実施形態では木材小片を接着剤と混合して熱圧成型した厚さ25mmの木質ボード(パーティクルボード)の両面にそれぞれ厚さ4mmのポリ合板を張り合わせたものを採用した。強度や価格の面から好適と考えられるからである。厚さは状況に応じて適宜増減してよい。また、複数の部材により構成された複合合板を採用してもよい。本実施形態における腰板104は、外形寸法は、縦450mm〜550mm前後、横1200mm〜1300mm前後、厚さ30mm前後に設定した。なぜなら、爪先空間Gを形成するためである。この目的範囲内であれば、腰板104の縦寸法を上記以外の寸法に設定してもよい。
図1〜3を参照しながら、柱ユニットについて説明する。柱ユニット200は、全体として金属(たとえば、鉄)を2枚合わせした薄板により基本的な構成がなされ、必要に応じて部分的に曲げたり他の部材を溶接やネジなどの固定方法により固定する。なお、柱ユニット200の厚み方向は、遊技機島ユニット1の長手方向と一致する。また、薄板の代わりにパイプ材などを使うことも可能である。
図2、4および5を参照しながら、腰板支持構造について説明する。腰板支持構造230は、縦柱204と、この縦柱204と隣接する他の縦柱204との間で腰板104を挟んだ状態で支持するための構造である。腰板支持構造230は、腰板対向部234、腰板支持部238、凸部242、凹部246および複数のネジ孔(ネジ孔群)250により構成してある。なお、図4において、腰板対向部234を見せるために腰板104を2点鎖線で、腰板104に形成された凹部246を破線で、腰板支持部238を厚み方向に貫通するネジ孔250を実線で、それぞれ示した。作図の便宜のためである。
図6、7および1の順に参照しながら、遊技機島ユニット1の設置手順について説明する。まず、図6に示すように、柱ユニット200を長手方向所定間隔を隔てて遊技場の床面F上に設置する。先に述べたように、柱ユニット200の設置は、それぞれベース部(図示を省略)を介して行う。すなわち、下端連結材210のそれぞれを下端カバー254で順次カバーするとともに、これと前後して仕切板120を柱ユニット200の間に起立設置する。次いで、柱ユニット200間の腰板支持構造230に腰板104を固定する。本実施形態における遊技機島ユニット1は通路間に挟まれた中島であるから、柱ユニット200の間ごとに2枚ずつの腰板104を固定する。図7に示す遊技機島ユニット1の場合、4本の柱ユニット200を備えているので、腰板104の枚数は6枚となる。腰板104の固定は、プライバシー確保とともに、過度の通風を抑えて膝の冷えなどを防止する機能を果たす。なお、腰板104の下端と遊技場の床面Fとの間には20mm前後の爪先空間Gが形成される。爪先空間Gは、遊技客がそこに爪先(足先)を差し入れ、差し入れた分だけ膝を伸ばすことを可能にする。したがって、遊技客は、爪先を差し入れることのできない遊技客に比べ、はるかに快適な状態で疲れを知らずに遊技を楽しむことができる。また、爪先空間Gは、図7に示す遊技機島ユニット1の裏側にもあるが、仕切板120により表側の爪先空間Gとは仕切られ、両者間のプライバシーは守られる。
図示は省略するが、膳板ユニット108のうち幅広膳板112は、これを省略して幅狭膳板116だけで構成することもできる。幅広膳板112を省略すると、幅狭膳板116の遊技者に面する端面である前面が、図外の遊技機前面と面一若しくは遊技機前面に対して遊技機の最大突起部よりも少ない突起量となる。また、膳板ユニット108の前面を遊技機の最大突起部よりも後退した状態にすることにより、その後退した分だけ遊技客が自由な空間を手に入れることができる。つまり、存在したらぶつかるであろう膳板がないので、そこに膝がぶつかることもなくなる。したがって、遊技客は椅子に座って足を組むことも組み替えることもできる。ゆえに、同じ姿勢を取り続けることの苦痛から解放され、遊技客はより快適に遊技を楽しむことができる。
図8に戻り、本実施形態の第2変形例について説明する。膳板ユニット108の下面の遊技機(図示を省略)下方にあたる位置に、煙草の吸殻を内蔵の搬送機構(図示を省略)の作用により搬送するケーシング118を設けることができる。ケーシング118には遊技機各々に対応する吸殻投入口119を設けてあり、ケーシング118は、膳板長手方向(紙面垂直方向)に渡って伸び、その末端は、搬送した煙草の吸殻を回収する吸殻回収装置本体(図示を省略)に接続する。
100 下部ユニット
104 腰板
105 側端面
106 アルミジョイナー
108 膳板ユニット
112 幅広膳板
116 幅狭膳板
118 ケーシング
119 吸殻投入孔
120 仕切板
200 柱ユニット
202 柱ユニット(壁島用)
204 縦柱
208a 中間連結材
208b 中間連結材
208c 中間連結材
210 下端連結材
216 膳板支持アーム
218 縦板片
220 横板片
221 ネジ孔
224 膳板補助アーム
230 腰板支持構造
234 腰板当接部
238 腰板支持部
240 凹凸嵌合構造
242 凸部
246 凹部
250 ネジ孔
254 下端カバー部材
300 上部ユニット
330 縦部材
350 笠木
360 鴨居
380 幕板
1001 遊技機島
1003 腰板
1005 膳板
1007 ケーシング(吸殻回収装置)
D 距離
F 遊技場の床面
G 爪先空間
M 腿
N 膝
Claims (7)
- 上部ユニットと、下部ユニットと、前記上部ユニットと前記下部ユニットとを支持して、前記下部ユニットと前記上部ユニットとの間に遊技機を、遊技場の壁を背にして1列に、もしくは、背中合わせに2列に配置する空間を形成する少なくとも2本の柱ユニットと、から構成する遊技機島ユニットにおいて、
前記柱ユニットは、長手方向所定間隔を隔てて遊技場床に起立固定してあり、
前記下部ユニットは、隣接する前記柱ユニット間に、遊技場の壁と対向させ、もしくは、遊技場幅方向に互いに対向させて架設支持した腰板を含めて構成してあり、
前記腰板は、座っている遊技客が爪先を入れられるだけの爪先空間もしくは爪先切欠をその下端と遊技場床面との間に隔てた状態で支持してある
ことを特徴とする遊技機島ユニット。 - 前記柱ユニットは、遊技機島幅方向に並ぶ一対の縦柱を含めて構成してあり、
前記縦柱は、隣接する他の縦柱との間で前記腰板を挟んだ状態で支持する腰板支持構造を含めて構成してある
ことを特徴とする遊技機島ユニット。 - 前記腰板支持構造は、前記腰板の端面と対向する腰板対向部と、前記腰板対向部の周縁から前記腰板裏面に沿って突出する腰板支持部と、を含めて構成してあり、
当該腰板支持部には、前記腰板に形成した凸部又は凹部と取り外し可能に凹凸嵌合して前記腰板を当該縦柱に仮留めする凹部又は凸部をその上部に形成してあり、かつ、仮留めした前記腰板をネジ固定するためのネジ孔群を当該凹部又は凹部の下方に形成してある
ことを特徴とする請求項2記載の遊技機島ユニット。 - 対向状態にある前記腰板間の中間位置には、長手方向に伸びて前記爪先空間の間を二分する仕切り板を配してある
ことを特徴とする請求項1または2記載の遊技機島ユニット。 - 前記下部ユニットは、遊技機を載せるために長手方向に伸びる膳板を含めて構成してあり、
前記膳板は、前記縦柱から遊技客に向かって突き出る膳板支持片の上に架設固定してあり、
前記膳板は、遊技者に面する端面である前面が、遊技機前面と面一若しくは遊技機前面に対して遊技機の最大突起部よりも少ない突起量となるように構成してある
ことを特徴とする請求項2ないし4いずれか1項に記載の遊技機島ユニット。 - 前記膳板下面の遊技機下方にあたる位置に、煙草の吸殻を内蔵する搬送機構の作用により搬送するケーシングを前記膳板長手方向に渡って設けてあり、
当該ケーシングには遊技機各々に対応する吸殻投入口を設けてあり、
当該ケーシング末端は、搬送した煙草の吸殻を回収する吸殻回収装置本体に接続可能に構成してある
ことを特徴とする請求項5記載の遊技機島ユニット。 - 前記下部ユニットは、長手方向に伸びる遊技機を載せるための膳板を含めて構成してあり、
前記膳板は、前記縦柱から遊技客に向かって突き出る膳板支持片の上に架設固定してあり、
前記膳板下面の遊技機下方にあたる位置に、煙草の吸殻を内蔵する搬送機構の作用により搬送するケーシングを前記膳板長手方向に渡って設けてあり、
当該ケーシングには遊技機各々に対応する吸殻投入口を設けてあり、
当該ケーシング末端は、搬送した煙草の吸殻を回収する吸殻回収装置本体に接続可能に構成してある
ことを特徴とする請求項2ないし4いずれか1項に記載の遊技機島ユニット。
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