JP2001309827A - 吸塵装置つき家具 - Google Patents

吸塵装置つき家具

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JP2001309827A
JP2001309827A JP2000128800A JP2000128800A JP2001309827A JP 2001309827 A JP2001309827 A JP 2001309827A JP 2000128800 A JP2000128800 A JP 2000128800A JP 2000128800 A JP2000128800 A JP 2000128800A JP 2001309827 A JP2001309827 A JP 2001309827A
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輝一 川合
Takashi Sato
隆志 佐藤
Shinji Nakajima
伸治 中島
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L7/00Suction cleaners adapted for additional purposes; Tables with suction openings for cleaning purposes; Containers for cleaning articles by suction; Suction cleaners adapted to cleaning of brushes; Suction cleaners adapted to taking-up liquids
    • A47L7/0047Furniture or stationary devices with suction openings

Abstract

(57)【要約】 【課題】 家具に吸塵装置を組込むことにより、床面上
の塵埃を吸引させて簡単に掃除することのできる吸塵装
置つき家具を提供すること。 【解決手段】 家具1の下部に、室内に開口する塵埃取
入口11aを有する吸込み口12と、塵埃を捕集するフ
ィルター体18を着脱可能に収納した集塵室15と、電
動送風機34を収納する電動機収納室31と、この電動
機収納室31からの排気を吸込み口12に導く排気風路
42,22とを備え、塵埃取入口11aの外壁面に電動
送風機34への通電を制御する制御機構45を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸塵装置つき家具
に係り、さらに詳しくは、台所に据付けられた流し台や
トレーなどの家具の内部に吸塵装置を設け、正面下部に
設けた吸入口から床面上のごみ等を吸引させるようにし
た吸塵装置つき家具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、台所の床面にはごみが溜り易
く、また、流し台上で食品を加工したり調理したりする
際に、食品の屑、調味料、米やパン粉、小麦粉などが床
面に落下し、散乱することがある。このような場合、手
で拾ったり、箒やモップで一か所に寄せ集めて塵取りに
入れてゴミ箱に捨てたりしており、特に粉や粒状のゴミ
の場合は、別の場所に置いてある電気掃除機を運んでき
て掃除を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
床面上のゴミなどを手で拾ったり、塵取りに掃き込んで
捨てたり、あるいは電気掃除機を運んで来て掃除したり
しているので、手間がかかるばかりでなく、きわめて面
倒であった。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、家具に吸塵装置を組込むことにより、床
面上に散乱した塵埃を吸引させて簡単に掃除することの
できる吸塵装置つき家具を提供することを目的としたも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る吸塵装置つ
き家具は、家具の下部に、室内に開口する塵埃取入口を
有する吸込み口と、塵埃を捕集するフィルター体を着脱
可能に収納した集塵室と、電動送風機を収納する電動機
収納室と、該電動機収納室からの排気を前記吸込み口へ
導く排気風路とを備え、前記塵埃取入口の外壁面に前記
電動送風機への通電を制御する制御機構を設けたもので
ある。
【0006】また、本発明に係る吸塵装置つき家具は、
家具の下部に、室内に開口する塵埃取入口を有する吸込
み口と、塵埃を捕集するフィルター体を着脱可能に収納
した集塵室と、電動送風機を収納する電動機収納室と、
該電動機収納室からの排気を前記吸込み口へ導く排気風
路とを備え、前記塵埃取入口の外壁面に前記電動送風機
への通電を掃除終了後も所定時間継続する制御機構を設
けたものである。
【0007】さらに、本発明に係る塵埃装置つき家具
は、家具の下部に、室内に開口する塵埃取入口を有する
吸込み口と、塵埃を捕集するフィルター体を着脱可能に
収納した集塵室と、電動送風機を収納する電動機収納室
と、該電動機収納室からの排気を前記吸込み口へ導く排
気風路と、前記塵埃取入口の外壁面に前記電動送風機へ
の通電を制御する制御機構とを備え、前記塵埃取入口の
外壁面に前記電動送風機への通電を独立して制御する塵
埃乾燥スイッチを設けたものである。また、上記の各制
御機構を塵埃取入口の両側にそれぞれ設け、かつ電気的
に直列に接続した。
【0008】さらに、上記の各吸塵装置の少なくとも吸
込み口と集塵室を、家具から引出し自在に構成した。ま
た、上記の塵埃取入口を全域にわたって閉口する清掃具
を設け、該清掃具の外面で制御機構を操作させるように
した。上記の清掃具の底面に、床面上の外気と吸込み口
とを連通するバイパス風路を設けた。
【0009】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は本発明の
実施の形態1に係る吸塵装置つき家具の斜視図、図2は
図1の要部の縦断面図、図3は図2の平断面図、図4は
吸塵装置の正面図である。図において、1は床面52上
に据付けられた流し台、2はカウンタートップで、シン
ク3及びこれに隣接して調理台4が設けられている。な
お、カウンタートップ2は、例えば金属板、人造大理石
など比重の高い材料で構成することが望ましい。5はカ
ウンタートップ2の下部に設けられて調理具などを収納
する収納部の前面を開閉する扉、6は収納部の下部に形
成されたけこみ部である。7は流し台1の底板、8は収
納部を仕切る仕切り板で、引出し9が設けられている。
なお、引出し9の下方のけこみ部6の前面は開口されて
いる。
【0010】10は底板7の下部においてけこみ部6内
に設けた吸塵装置で、この吸塵装置10は、吸込み口1
2、集塵室15、吸気路16、排気路22等からなる吸
込み部11と、電動機収納室31、消音室40等からな
る排気部30と、制御機構45とからなっており、吸込
み部11と排気部30はそれぞれ独立して構成され、制
御部45は吸込み部11の前面側に設けられている。な
お、以下の説明では、図の左側(吸込み部11側)を
前、図の右側(排気部30側)を後という。
【0011】吸込み部11を構成する塵埃等の吸込み口
12は、横長のほぼ直方体状に形成され、一方の長手方
向(前面側)は室内に開口されて塵埃取入口11aが形
成されており、また、底部は開口されて床面52により
底面が形成されている。そして、両短手側(両側壁)に
は吸気口13及び排気口14が対向して開口している。
【0012】15は吸込み口12の後方に設けられた上
部が開口された箱状の集塵室で、一方の側壁には吸気風
路16を介して吸気口13に連通する開口部17が設け
られており、また、後壁には後述の電動送風機34に対
向して開口部19が設けられている。なお、17aは塵
埃等を捕獲する例えば集塵袋の如きフィルタ体18の取
付部である。20はパッキン21を介して集塵室15の
上部開口部に、着脱可能かつ気密に装着される開閉蓋で
ある。
【0013】22は吸気通路16の反対側において集塵
室15の側壁に沿って設けられた排気風路で、一端は排
気口14に連通し、他端は後壁に開口している。23は
排気風路22の後壁側の開口部の外周に設けたシールパ
ッキンである。なお、上述の吸気口13の面積Aは、排
気口14の面積Bより大きくA>Bに形成されており、
また、排気口14は、後方に傾斜して、すなわち、塵埃
取入口11aと対向する面(集塵室15の前壁)側に傾
斜して開口している。
【0014】25は吸込み部11の前面側上部に設けた
とっ手である。なお、図示していないが、吸込み部11
と流し台1との間にはロック機構が設けられており、例
えば、とっ手25の先端部を下降させるとロックが解除
され、元に戻すとロックされるように構成するなど、適
宜構造のロック機構を設けることができる。
【0015】排気部30は、周囲が壁板によって閉塞さ
れた電動機収納室31と、この電動機収納室31と隣接
して設けられ、周囲が壁板によって閉塞された消音室4
0とからなっている。そして、電動機収容室31の前壁
には集塵室15の開口部19と対向して開口部32が設
けられており、消音室40との境界を形成する共通の壁
板には排気が流出する開口部33が設けられている。
【0016】34は電動機収納室31内に設置された電
動機送風機で、開口部32に係止したモータ支持パッキ
ン36と、後壁に装着されたモータ支持パッキン39と
により水平に支持されている。上記のモータ支持パッキ
ン36には、集塵室15の開口部19に対向して開口部
37が設けられており、この開口部37の外周には、開
口部32に係止しかつ開口部32から前面側に突出する
らっぱ状のリップ38が形成されている。なお、電動送
風機34を電動機収納室31内に水平に設置した場合を
示したが、上下方向に垂直に設置してもよく、また、振
動や騒音が床面に伝播するのを防止するため、電動送風
機34はできるだけ上方に設けることが望ましい。
【0017】消音室40内には通気性を有する消音材4
1が充填されており、この消音機41には一端が前壁に
開口して吸込み部11の排気風路22に連通し、他端が
電動機収納室31の開口部33に連通する排気風路42
が設けられている。43a,43bは消音室40の外壁
に設けられ、排気の一部を外部に排出するする排気出口
である。なお、図にはこの排気出口43a,43bを2
個設けた場合を示したが、1個以上であればよい。ま
た、設置場所も消音室40の外壁に限定するものではな
く、排気風路22,42中であれば、他の場所に設けて
もよい。
【0018】制御機構45は、中央に塵埃取入口11a
から吸込み口12内に摺動自在に挿入される筒状のガイ
ド部47を有し、吸込み部11の前面側に配設された制
御板46と、制御板46の後面両側に設けられ、吸込み
部11の前壁内側に設けたガイド穴24a,24bに摺
動自在に挿入されるT字状の可動素子48a,48b
と、吸込み部11の前壁と制御板46との間に介装さ
れ、制御板46を前方向に付勢するばね49と、吸込み
部11に可動素子48a,48bと対向して設けられて
電源と電動送風機34との間に接続された、例えばマイ
クロスイッチの如き開閉器50a,50bとからなって
いる。なお、上記の説明では、制御機構45の可動素子
48a,48b及び開閉器50a,50b等を2組設け
た場合を示したが、1組又はそれ以上であってもよく、
2組以上設けた場合は、開閉器50a,50bを電源に
直列に接続することが望ましい。また、制御機構45の
構成は上記に限定するものではなく、後述の清掃具によ
って電動送風機34の電源回路を開閉するものであれ
ば、他の構成であってもよい。
【0019】上記のように構成した本実施の形態の吸塵
装置1は、常時はこけみ部6内に収容されている。すな
わち、排気部30はけこみ部6の最奥部に収容されてお
り、必要に応じて流し台1に固定される。一方、前面に
制御機構45が設けられた吸込み部11は、けこみ部6
の前面開口部からけこみ部6内に押し込まれ、排気部3
0の前壁に当接してロックされる。このとき、集塵室1
5の開口部19の周囲には電動機収納室31のモータ支
持用パッキン36のリップ38が密着して気密に保持さ
れ、また、排気風路22の後部開口部はその外周に設け
たシールパッキン23が消音室40の前壁に密着し、両
排気風路22,42は気密にシールされて連通する。な
お、このとき、制御板46はけこみ部6の前面とほぼ同
一平面上に位置する。
【0020】次に、本実施の形態の作用を、図5、図6
を用いて説明する。台所の床面52上に塵埃52が散乱
したときは、ブラシ具、モップ、箒などの清掃具55に
より床面51上の塵埃52を、吸塵装置10の塵埃入口
11aの近傍に寄せ集める。そして、清掃具55を吸塵
装置10の制御板46に押しつけると、制御板46はば
ね49に抗して吸込み部11の前壁側に移動する。これ
により、制御板46に設けた可動素子48a,48bも
移動し、開閉器50a,50bのアクチュエータを押圧
して開閉器50a,50bをONさせる。開閉器50
a,50bがONすると電動送風機34に通電されて駆
動され、吸込み口12内及び清掃具55の下に集められ
た塵埃53が吸引されて矢印方向に導かれ、フィルター
体18内に捕集される。このとき、吸込み口12の底面
は床面52で形成されているため、塵埃53を床面と同
一平面上の塵埃取入口11aからスムーズに吸引するこ
とができる。
【0021】そして、塵埃53と共にフィルター体18
内に吸引された空気は、排気となって集塵室15の開口
部19から電動送風機34内に導かれ、電動送風機34
を冷却したのち、開口部35から電動機収納室31内に
排出される。この排気は開口部33から消音室40内の
排気風路42、吸込部11の排気風路22を経て排気口
14から吸込み口12に排気され、吸込み口12内の塵
埃53を吸気口13方向に吹きつけて、塵埃53と共に
再び吸気口13から吸引される。このようにして、吸込
み口12から吸引された空気は、吸塵装置10内を循環
する。
【0022】このとき、吸込み口12には吸気口13と
排気口14が対向して設けられ、かつ、排気口14は後
方に傾斜して開口しており、そして、吸気口13の開口
面積Aを排気口14の開口面積Bより大きく形成したの
で排気が吸込み口12から外部に排出されることがな
く、全排気が吸込み口12内の塵埃52を確実に吸気口
13に向って移動させることができる。また、排気が消
音室40の排気風路42を通過する際に、その一部が通
気性を有する消音材41を通って排気出口43a,43
bから流し台1内に排出されるので、流し台1内の湿気
を除去してかびや雑菌の発生を防止することができる。
【0023】塵埃53の吸引が終ったときは、清掃具5
5を制御板46から離すと、制御板46がばね49に付
勢されて元の位置に戻り、可動素子48a,48bが開
閉器50a,50bのアクチュエータから離脱して電動
送風機34への通電がOFFされ、停止する。この場
合、清掃具55を制御板46から離したのちも引続き電
動送風機34を駆動させ、所定時間経過後に自動的に停
止させるようにしてもよい。このように構成することに
より湿気を帯びた台所等の塵埃が集塵室内に溜っても、
これらの塵埃を短時間で乾燥させることができるので、
カビや雑菌の発生、さらには食物等の腐敗による悪臭の
発生を防止することができる。
【0024】集塵室15内のフィルター体18が塵埃5
3で一杯になったときは、吸込み部11のとっ手を掛け
てロックを解除し、図7に示すように、吸込み部11を
前方に引けば、吸込み部11は床面52に沿って前進
し、けこみ部6から引き出すことができる。そして、開
閉蓋20を外して集塵室15からフィルター体18を取
出し、新しいフィルター体18と交換して開閉蓋20を
集塵室15の上部開口部に装着し、とっ手25により吸
込み部11をけこみ部6内に押し込んで元の位置に戻せ
ば、自動的にロックされる。このようにして、吸込み部
11を流し台1から引き出すことにより、フィルター体
18の交換は勿論、保守や修理作業も容易に行うことが
できる。
【0025】ところで、清掃具55は、前述のように、
ブラシ具、モップ、箒等を使用することが、好ましい清
掃具55の一例を図8に示す。この清掃具55は、硬質
材料からなる直方体状の本体56を有し、その両短辺側
には例えばゴム材からなるサイドシール片57が取付け
られている。そして、本体56の下面には長手方向に沿
って複数条(図には2条の場合が示してある)の刷毛5
8が植毛されており、刷毛58の先端部を所定の間隔で
切除してバイパス風路59を形成したものである。な
お、図には前後の刷毛58に交互にバイパス風路59を
設けた場合を示したが、同一線上に設けてもよい。60
は本体56の上面に傾斜自在に設けたとっ手である。
【0026】上記のように構成した清掃具55によれ
ば、塵埃取入口11aの開閉を清掃具55により自在に
行うことができるので便利であり、その上塵埃取入口1
1aをほぼ完全に閉塞できるため、室内の外気が吸込み
口12に侵入しないので吸塵性能が向上するばかりでな
く、電動送風機の駆動も容易である。また、制御板46
に当接して塵埃を吸引させる際に、バイパス風路59か
ら外気を吸込み口12に吸引することができるので、清
掃具55の下面に溜った塵埃を外気と共に確実に集塵室
15へ移動させることができる。
【0027】図9〜図11は本実施の形態の他の例を示
すものである。図9は洗面所の洗面台1aのけこみ部
に、本実施の形態に係る吸塵装置10を設け、けこみ部
6と対応した位置に塵埃入口11aを開口したもので、
洗面所の床面上の塵埃を清掃具により塵埃入口11aの
近傍に集めて吸引させれば、簡単に掃除することができ
る。また、図10はシステムキッチン1bのけこみ部6
に吸塵装置10を設け、けこみ部6に対応した位置に塵
埃入口11aを開口したもので、図1〜図6の例の場合
と同様に、台所の床面上の塵埃を掃除具により塵埃入口
11aの近傍に集めて吸引させれば、簡単に掃除するこ
とができる。
【0028】図11は玄関に設置した靴箱1cのけこみ
部6の下部において、タタキ上に吸塵装置10を設けた
もので、これによりタタキ上の塵埃を吸引させれば簡単
に掃除することができる。なお、靴箱1cの一部が板の
間上に設置されている場合は、そのけこみ部6に吸塵装
置10を設けることにより、板の間上の塵埃を吸引させ
ることにより簡単に掃除することができる。
【0029】本実施の形態においては、一般にデッドス
ペースである家具のけこみ部6内に吸塵装置10を設置
するようにしたので、けこみ部6の上部に設けられた収
納用引き出し等をなんら改造することなくそのまま利用
でき、デッドスペースを有効に活用することができる。
また、電動送風機34からの排気を吸込み口12に循環
させるようにしたので、排気を例えば床下等に導く配管
工事などが不要になるばかりでなく、吸込み口12に排
気を吐出させるため、その排気力により塵埃をより確実
に集塵室15へ移動させることができる。また、排気が
室内に排出されないので、床面のほこりや塵埃が舞い上
って不衛生になったり、人体に触れて不快感を与えるこ
ともない。
【0030】さらに、清掃具55を制御機構45の制御
板46に当接することにより電動送風機34を駆動し、
これから離すことにより停止するようにしたので、余分
な電力を消電することがなく、節電効果を得ることがで
きる。また、電動送風機のON・OFFを清掃具55で
行うようにしたので、使用者が電源スイッチを直接操作
する手間が省けるため、使い勝手のよい吸塵装置を得る
ことができる。
【0031】また、制御機構45を塵埃取入口11aの
両側に形成して電気的に直列に接続した場合は、清掃具
55により塵埃取入口11aを確実に閉塞したときのみ
電動送風機34が駆動されるため、塵埃取入口11aか
ら外気が侵入して吸塵性能が低下するのを防止すること
ができる。
【0032】[実施の形態2]図12は本発明の実施の
形態2の吸塵装置の正面図である。本実施の形態は、実
施の形態1の塵埃取入口11aの前面壁に、制御機構4
5とは別に電動送風機34の電源回路を独立して開閉す
る塵埃乾燥スイッチ51を設けたもので、この塵埃乾燥
スイッチ51をONすることにより、所定時間ON状態
を維持して電動送風機34を駆動するように構成したも
のである。
【0033】台所等の床面上の塵埃は通常湿気を帯びて
いるが、本実施の形態によれば、掃除を行っていないと
きでも随時この塵埃乾燥スイッチ51をONしてその排
気を集塵室15に循環させることにより、集塵室15内
に捕集された塵埃を乾燥できるので、集塵室15内にお
けるカビや雑菌の発生、さらには食物の腐敗による悪臭
の発生を防止することができる。この場合、電動送風機
34を冷却した排気は高温になっているので、塵埃を短
時間で乾燥することができる。
【0034】[実施の形態3]実施の形態1では、家具
の下部に設けたけこみ部6内に吸塵装置10を設けた場
合を示したが、家具によってはけこみ部が設けられてい
ないものもある。本実施の形態は、このような家具に吸
塵装置10を設置したものである。図13はクローゼッ
ト内に設置した収納棚1dの最下部に前面及び下面に開
口する空間部を設け、この空間部に吸塵装置10を設置
したものである。これにより、クローゼット内及びその
周辺の塵埃を清掃具により塵埃入口11aの近傍に寄せ
集めて吸収することができる。
【0035】また、図14は電話台1eの最下部に空間
部を設け、この空間部に吸塵装置10を設置したもの
で、このように構成した電話台10は、居間、食堂、玄
関などの任意の場所に設置し、電源コードをコンセント
と接続して、その周辺の塵埃を清掃具で塵埃入口11a
の近傍に寄せ集めて吸引させることにより、簡単に掃除
することができる。
【0036】[実施の形態4]実施の形態1では、吸込
み部11と排気部30とを別体に構成し、吸込み部11
のみをけこみ部6等から引出してフィルター体18の交
換などを行う場合を示したが、本実施の形態は、吸込み
部11と排気部30の両者をけこみ部6等から引出せる
ようにしたものである。すなわち、実施の形態1におけ
る制御部45を備えた吸込み部11と、排気部30を、
着脱可能に一体的に連結し、あるいは、1つの筐体内に
吸込み部11と排気部30とを組込んで、その前面側に
制御機構45を設けたものである。
【0037】本実施の形態は上記のように構成したの
で、フィルター体18の交換は勿論、吸込み部11及び
排気部30の保守、点検や修理を容易に行うことができ
る。
【0038】
【発明の効果】請求項1に係る発明は、家具の下部に、
室内に開口する塵埃取入口を有する吸込み口と、塵埃を
捕集するフィルター体を着脱可能に収納した集塵室と、
電動送風機を収納する電動機収納室と、この電動機収納
室からの排気を吸込み口へ導く排気回路とを備え、塵埃
取入口の外壁面に電動送風機への通電を制御する制御機
構を設け、床上の塵埃をかき集める清掃具を塵埃取入口
の周辺に当接すると電動送風機が駆動され、当接を解除
すると電動送風機が停止するように構成したので、余分
な電力消費がなく節電効果が得られる。また、電動送風
機の通電と解除が清掃具で行えるため、使用者が直接電
源スイッチを操作することがないので手間が省け、使い
勝手が向上する。
【0039】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、掃除終了後も所定時間電動送風機への通電を継
続するようにした制御機構を設けたので、集塵室内に捕
集した台所等の塵埃は湿気を帯びているため、カビや雑
菌の発生、さらに食物等は腐って悪臭発生の原因となる
が、掃除終了後も所定時間電動送風機を駆動して集塵室
内の塵埃を乾燥させることにより、これらの発生を防止
することができる。この場合、電動送風機を空冷した排
気は高温になっているため、集塵室内の塵埃を短時間で
乾燥することができる。
【0040】請求項3に係る発明は、家具の下部に、室
内に開口する塵埃取入口を有する吸込み口と、塵埃を捕
集するフィルター体を着脱可能に収納した集塵室と、電
動送風機を収納する電動機収納室と、該電動機収納室か
らの排気を前記吸込み口へ導く排気風路と、前記塵埃取
入口の外壁面に前記電動送風機への通電を制御する制御
機構とを備え、前記塵埃取入口の外壁面に前記電動送風
機への通電を独立して制御する塵埃乾燥スイッチを設
け、掃除を行っていないときでも随時この塵埃乾燥スイ
ッチをONしてその排気を集塵室に循環して集塵室内の
塵埃を乾燥させるようにしたので、集塵室内におけるカ
ビや雑菌の発生、さらには食物の腐敗による悪臭の発生
を防止することができる。
【0041】請求項4に係る発明は、上記の制御機構を
塵埃取入口の両側にそれぞれ設け、電気的に直列に接続
したので、清掃具を塵埃取入口の両側に確実に当接しな
いと、すなわち、塵埃取入口が清掃具によって塞がれた
ときのみ電動送風機が駆動されるため、塵埃取入口から
外気が侵入して塵埃吸塵性能の低下を招くことを防止で
きる。
【0042】請求項5に係る発明は、上記請求項1、
2,3又は4の吸塵装置の少なくとも吸込み口と集塵室
を、家具から引出し自在に構成したので、集塵室内の塵
埃の処理が簡単であるばかりでなく、吸塵装置の保守、
点検や修理作業を容易に行うことができる。
【0043】請求項6に係る発明は、上記請求項1,
2,3,4又は5の塵埃取入口を全域にわたって閉口す
る清掃具を設け、この清掃具により制御機構を操作する
ようにしたので、塵埃取入口を清掃具により自在に開閉
することができて便利であり、かつ、その操作により塵
埃取入口を完全に閉塞できるため、外気が塵埃取入口か
ら吸込み口に侵入せず、塵埃の吸引性能が向上すると共
に、電動送風機の駆動も容易である。
【0044】請求項7に係る発明は、請求項6の清掃具
の底面にバイパス風路を設けたので、制御機構への当接
時において、バイパス風路から外気を吸込み口に侵入さ
せることにより、清掃具の下面に存在する塵埃を外気流
に乗せて確実に集塵室に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の斜視図である。
【図2】 図1の要部の縦断面図である。
【図3】 図2の吸塵装置の平断面図である。
【図4】 図2の吸塵装置の正面図である。
【図5】 実施の形態1の作用説明図である。
【図6】 実施の形態1の作用説明図である。
【図7】 実施の形態1の作用説明図である。
【図8】 本発明に使用して有効な清掃具の一例の正面
図及び底面図である。
【図9】 実施の形態1の他の例の斜視図である。
【図10】 実施の形態1の他の例の斜視図である。
【図11】 実施の形態1の他の例の斜視図である。
【図12】 本発明の実施の形態2の吸塵装置の正面図
である。
【図13】 本発明の実施の形態3の斜視図である。
【図14】 実施の形態3の他の例の斜視図である。
【符号の説明】
1 流し台(家具)、2 カウンタートップ、5 収納
部の扉、6 けこみ部、10 吸塵装置、11 吸込み
部、11a 塵埃取入口、12 吸込み口、13 吸気
口、14 排気口、15 集塵室、16 吸気風路、1
8 フィルター体、22,42 排気風路、25 とっ
手、30 排気部、31 電動機収納室、34 電動送
風機、36,39 モータ支持パッキン、40 消音
室、41消音機、43a,43b 排気出口、45 制
御機構、46 制御板、50a,50b 開閉器、51
塵埃乾燥スイッチ、52 床面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川合 輝一 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 佐藤 隆志 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 中島 伸治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家具の下部に、室内に開口する塵埃取入
    口を有する吸込み口と、塵埃を捕集するフィルター体を
    着脱可能に収納した集塵室と、電動送風機を収納する電
    動機収納室と、該電動機収納室からの排気を前記吸込み
    口へ導く排気風路とを備え、前記塵埃取入口の外壁面に
    前記電動送風機への通電を制御する制御機構を設けたこ
    とを特徴とする吸塵装置つき家具。
  2. 【請求項2】 家具の下部に、室内に開口する塵埃取入
    口を有する吸込み口と、塵埃を捕集するフィルター体を
    着脱可能に収納した集塵室と、電動送風機を収納する電
    動機収納室と、該電動機収納室からの排気を前記吸込み
    口へ導く排気風路とを備え、前記塵埃取入口の外壁面に
    前記電動送風機への通電を掃除終了後も所定時間継続す
    る制御機構を設けたことを特徴とする吸塵装置つき家
    具。
  3. 【請求項3】 家具の下部に、室内に開口する塵埃取入
    口を有する吸込み口と、塵埃を捕集するフィルター体を
    着脱可能に収納した集塵室と、電動送風機を収納する電
    動機収納室と、該電動機収納室からの排気を前記吸込み
    口へ導く排気風路と、前記塵埃取入口の外壁面に前記電
    動送風機への通電を制御する制御機構とを備え、前記塵
    埃取入口の外壁面に前記電動送風機への通電を独立して
    制御する塵埃乾燥スイッチを設けたことを特徴とする吸
    塵装置つき家具。
  4. 【請求項4】 制御機構を塵埃取入口の両側にそれぞれ
    設け、かつ電気的に直列に接続したことを特徴とする請
    求項1,2又は3のいずれかに記載の集塵装置つき家
    具。
  5. 【請求項5】 少なくとも吸込み口と集塵室を、家具か
    ら引出し自在に構成したことを特徴とする請求項1,
    2,3又は4のいずれかに記載の吸塵装置つき家具。
  6. 【請求項6】 塵埃取入口を全域にわたって閉口する清
    掃具を設け、該清掃具の外面で制御機構を操作させるこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4又は5のいずれか
    に記載の吸塵装置つき家具。
  7. 【請求項7】 清掃具の底面に、床面上の外気と吸込み
    口とを連通するバイパス風路を設けたことを特徴とする
    請求項6記載の吸塵装置つき家具。
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