JPH08131249A - 化粧料容器 - Google Patents

化粧料容器

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JPH08131249A
JPH08131249A JP6274030A JP27403094A JPH08131249A JP H08131249 A JPH08131249 A JP H08131249A JP 6274030 A JP6274030 A JP 6274030A JP 27403094 A JP27403094 A JP 27403094A JP H08131249 A JPH08131249 A JP H08131249A
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久雄 岩本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】適量の粉末状化粧料をパフに移しとることがで
き、かつ、パフの寿命を長くすることのできる化粧料容
器の提供する。 【構成】粉末状化粧料11を充填する化粧料容器であっ
て、容器本体10と、複数の小孔2が分布穿設された伸
縮性シート1とを備えている。そして、容器本体10の
上面に化粧料収容凹部10aを形成し、この凹部10a
に粉末状化粧料11を充填した状態で上記伸縮性シート
1により上記容器本体10の上面開口を被覆するように
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粉末状化粧料を収容
する化粧料容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファンデーション等の化粧料を
用いて化粧をする際には、パフ等に適量の化粧料を移し
取り、これを顔の所望の部分(頬等)に塗ることが行わ
れている。ところが、パフ等に適量の化粧料を移し取る
ことが難しく、特に、フェイスパウダー,ボディーパウ
ダー等の粉末状化粧料では、パフ等に適量以上の化粧料
が付着して化粧に困ったり化粧料が早期になくなったり
するという問題がある。そこで、パフ等に適量の粉末状
化粧料を移し取ることができるようにしたものとして、
実公昭57−27367号公報に示すコンパクトが提案
されている。このものは、図12および図13に示すよ
うに、上面に凹部40aが形成された容器本体40と、
この容器本体40を蓋する蓋体41とを備えており、上
記容器本体40の凹部40aに粉末状化粧料45を充填
した化粧料収納皿42を収容している。そして、上記粉
末状化粧料45の上面に、周縁部分に枠43aが取付け
られたネット43を載置し、上記枠43aの上側に枠状
押え47を介してパフ44を載置している。このような
コンパクトにおいて、パフ44に粉末状化粧料45を移
し取る場合には、蓋体41を開蓋したのちパフ44を手
指で摘み、これをネット43の上面に押圧状に擦りつけ
ることが行われる。これにより、ネット43の網目を通
って粉末状化粧料45がネット43上に移行し、上記パ
フ44の下面に付着するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように粉末状化粧料45上にネット43を配設したもの
では、上記ネット43の表面が細かい凹凸状になってい
るため、パフ44に粉末状化粧料45を移し取るときに
パフ44の外周面がネット43の表面の凹凸状部分に擦
りつけられて早期に傷み、寿命が短くなるという問題が
ある。しかも、上記ネット43は伸縮性を有していない
ため、粉末状化粧料45の量が減少して化粧料収納皿4
2の底部付近にだけ残っている場合には、上記ネット4
3の上からパフ44を押圧しても化粧料(特に、化粧料
収納皿42の角部に残っている化粧料)の表面にパフ4
4が届かず、粉末状化粧料45をパフ44に殆んど移し
取ることができなかったり、あるいは、全く移し取るこ
とができなかったりするという問題もある。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、適量の粉末状化粧料をパフに移し取ることが
でき、かつ、パフの寿命を長くすることのできる化粧料
容器の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の化粧料容器は、容器本体と、複数の小孔
が分布穿設された伸縮性シートとを備え、上記容器本体
の上面に化粧料収容凹部を形成し、この凹部に粉末状化
粧料を充填した状態で上記伸縮性シートにより上記容器
本体の上面開口を被覆するという構成をとる。
【0006】
【作用】すなわち、この発明の化粧料容器は、容器本体
と、複数の小孔が分布穿設された伸縮性シートとを備え
ており、上記容器本体の上面に形成した凹部に化粧料を
充填した状態で、上記伸縮性シートにより上記容器本体
の上面開口を被覆するようにしている。このため、パフ
等に粉末状化粧料を移し取る際に、パフを伸縮性シート
の上面に押圧状に擦りつけることを繰り返しても、伸縮
性シートの上面のうち小孔が穿設されていない部分は平
坦面であるため、擦過によるパフの傷みが少なく、寿命
が長くなる。しかも、パフで上記伸縮性シートの上面を
押圧すると伸縮性シートが伸びて容器本体の底部まで届
くため、粉末状化粧料が化粧料収容皿の底部付近にしか
残っていない場合にも、この粉末状化粧料をパフに移し
取ることができる。さらに、パフで伸縮性シートの上面
を軽く数回たたくと、これにより伸縮性シートが上下に
振動して粉末状化粧料が上方に飛び上がり、この飛び上
がった粉末状化粧料のうち伸縮性シートの小孔を通って
小孔の上方に飛び出したものをパフ等に付着させること
で、内部の粉末状化粧料をパフ等に移し取ることができ
るようになる。したがって、このような動作によって
も、化粧料収容皿の底部付近(特に、底部の角部)に残
っている粉末状化粧料をパフ等に移し取ることができる
ようになる。そのうえ、上記伸縮性シートの上面を押圧
すると、この伸縮性シートが伸びて上記伸縮性シートに
穿設した小孔の内径も広がるため、充分な量の粉末状化
粧料をパフ等に移し取ることができるようになる。一
方、伸縮性シートの上面を押圧していないときは、小孔
の内径が狭く、この小孔を通って粉末状化粧料が周囲に
飛び散ることが殆んどなくなる。
【0007】また、この発明の化粧料容器において、容
器本体の底部に、上記粉末化粧料を充填するための貫通
穴を設け、上記貫通穴を蓋材で蓋するようにした場合に
は、この化粧料容器に粉末状化粧料を充填する作業がつ
ぎのようにして行われる。すなわち、まず、容器本体の
上面開口を伸縮性シートで被覆した状態で、この容器本
体を上下逆さまにし、ついで、この上下逆さまの容器本
体を台上に載置し、つぎに、底部の貫通穴から粉末状化
粧料を充填し、そののち上記貫通穴を蓋材で蓋すること
が行われる。このように、この発明では、粉末状化粧料
を充填する工程と容器に蓋をする工程とを1つの工程で
同時に行うことができるようになる。しかも、粉末状化
粧料を充填する際には、小さな貫通穴から充填すること
ができ、これにより、この充填時に粉末状化粧料充填口
である貫通穴からの粉末状化粧料の飛び散りが少なくな
る。このため、粉末状化粧料を充填する作業および容器
本体に蓋をする作業において、容器の周囲に粉末状化粧
料が飛び散ることが殆んどなくなり、作業環境が良好に
なるという利点がある。
【0008】つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
【0009】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示す化粧料容
器である。この実施例では、上記化粧料容器は、合成樹
脂製の容器本体10と、粉末状化粧料11と、Oリング
等の合成樹脂製の線状体4と、蓋用シール6とで構成さ
れている。上記容器本体10は平面視略四角形に形成さ
れており、その上面には、平面視略四角形の化粧料収容
凹部10aが形成され、この化粧料収容凹部10aに上
記粉末状化粧料11が充填されている。また、上記容器
本体10には、図2に示すように、その上面に、上記化
粧料収容凹部10aの外周縁に沿う状態で、四角環状の
溝部5が凹設されているとともに、その底部には貫通穴
3が穿設されており、上記溝部5が線状体4を内嵌しう
る形状に形成されている。一方、上記貫通穴3は、容器
本体10の底面からシール6で蓋されている。
【0010】上記伸縮性シート1は、上記容器本体10
よりもやや大きい略四角形に形成されており、その表面
には、上記粉末状化粧料11が通過しうる多数の小孔2
が中心部から放射状に分布穿設されている。このような
伸縮性シート1は、その外周部が上記容器本体10の上
面の溝部5に線状体4を用いて取り付けられており、そ
の状態で上記容器本体10の上面開口が被覆されるよう
にしている。
【0011】上記構成において、容器本体10に粉末状
化粧料11を充填する場合には、まず、伸縮性シート1
を伸ばした状態で容器本体10の上面上に載置し、この
伸縮性シート1で容器本体10の上面開口を被覆する。
ついで、線状体4を溝部5の上に位置決めする。つぎ
に、この線状体4を下向きに押し下げ、図5に示すよう
に、上記線状体4を溝部5に嵌入する。このようにし
て、それ自身の上面開口に伸縮性シート1が張設された
容器本体10を、図6に示すように、所定の台14の上
面に上下逆向きに(底部に設けた貫通穴3が上側に開口
するように)して載置する。つぎに、上記貫通穴3より
粉末状化粧料11を化粧料収容凹部10a内に充填し、
そののち、図7に示すように、上記貫通穴3の開口を容
器本体10の底面(図では上側)からシール6により蓋
をすることが行われる。
【0012】上記粉末状化粧料11が充填された化粧料
容器は、つぎのようにして使用される。すなわち、図2
に示すように、パフ9を手指で摘み、容器本体10の上
面開口を被覆する伸縮性シート1上に位置決めし、その
まま上記伸縮性シート1を上面から押圧する。このと
き、上記伸縮性シート1がパフ9の押圧力で伸ばされる
ことにより、伸縮性シート1に穿設された小孔2が広げ
られるとともに化粧料収容凹部10a内に充填された粉
末状化粧料がこの小孔2から上方に移行する。この状態
から、パフ9で上記伸縮性シート1の上面を擦りつける
ことにより、上記小孔2上に移行した粉末状化粧料11
がパフ9に移し取られる。したがって、図3に示すよう
に、化粧料収容凹部10a内の粉末状化粧料11が減っ
てきた場合にも、上記伸縮性シート1は、上面からパフ
9によって押圧されることにより、粉末状化粧料11の
上面と伸縮性シート1の下面とが接触する位置まで伸び
るため、上記と同様に粉末状化粧料11をパフ9に移し
取ることができる。このようにして、パフ9に粉末状化
粧料11が移し取られたのち、パフ9を上記伸縮性シー
ト1の上面から離脱させると、上記伸縮性シート1への
押圧が解除され、伸縮性シート1はもとの状態(容器本
体10の上面開口に張設された状態)に復元する(図1
参照)。また、この化粧料容器では、図4に示すよう
に、パフ9による伸縮性シート1の押圧が解除される
と、この伸縮性シート1がもとの状態に復元する際に、
その弾性力によって化粧料収容凹部10a内に負圧が生
じ、内部の粉末状化粧料11が伸縮性シート1の近くま
で舞い上がり、その一部が伸縮性シート1の小孔から噴
出する。したがって、上記押圧を解除したのちすぐにパ
フ9で伸縮性シート1の上面を押圧すると、伸縮性シー
ト1の小孔2から噴出した粉末状化粧料11をパフ9に
移し取ることができるようになる。
【0013】このように、上記化粧料容器では、パフ9
で伸縮性シート1の上面を押圧することにより、この伸
縮性シート1が伸びて容器本体10の底部まで届くた
め、上記容器本体10内の粉末状化粧料11が減少して
容器本体10の底部付近にだけ残っている場合にもこの
粉末状化粧料11をパフ9に移し取ることができる。し
かも、パフ9に粉末状化粧料11を移し取る際に、パフ
9を伸縮性シート1の上面に押圧して擦りつけることを
繰り返しても、伸縮性シート1の上面が平坦面であるた
め、擦過によるパフ9の傷みが少なく寿命が長くなる。
さらに、上記伸縮性シート1の上面を押圧することによ
り、伸縮性シート1が押圧力で伸ばされて上記伸縮性シ
ート1に穿設した小孔2の内径も広がるため、充分な量
の粉末状化粧料11をパフ9に移し取ることができるよ
うになる。
【0014】また、上記化粧料容器では、この化粧料容
器に粉末状化粧料11を充填する場合に、粉末状化粧料
11を充填する工程と容器に蓋をする工程とを1つの工
程で同時に行うことができるようになる。しかも、粉末
状化粧料11を充填する際には、小さな貫通穴3から充
填することができ、これにより、この充填時おける、粉
末状化粧料11充填口である貫通穴3からの粉末状化粧
料11の飛び散りが少なくなる。このため、粉末状化粧
料11を充填する作業および容器本体10に蓋をする作
業の際に、容器の開口から粉末状化粧料11が飛び散る
ことが殆んどなくなり、作業環境が良好になるという利
点がある。
【0015】図8は、この発明の化粧料容器の他の実施
例を示している。この実施例では、上記容器本体10の
上端開口部の内周面に内嵌しうる断面逆L字状の環状枠
体7を備え、容器本体10への伸縮性シート1の取り付
けを、この環状枠体7と容器本体10の上端開口部の内
周面との間に上記伸縮性シート1の外周部を挟み込むこ
とによって行うようにしている。また、容器本体10の
上面の外周縁部に段部12が形成され、この段部12に
上記蓋体8の下端が載置され容器本体10の上面開口が
蓋されている。このようにすることにより、容器本体1
0の上面が蓋体8で蓋された状態で、伸縮性シート1と
蓋体8の天井壁との間に空間(この空間は、主として上
記環状枠体7の内部空間で構成されている)が形成さ
れ、この空間にパフ9を収容することができるようにし
ている。なお、この実施例では、容器本体10の上端面
に溝部5が設けられていない。それ以外の部分について
は、図1と同様であり、同様の部分には同じ符号を付し
ている。この実施例においても、上記実施例と同様の効
果を奏する。
【0016】図9は、この発明の化粧料容器のさらに他
の実施例を示している。この実施例では、容器本体10
の上端開口部の内周縁に段部13が形成され、この段部
13の内周面に内嵌しうる環状枠体7aを備え、容器本
体10への伸縮性シート1の取り付けを、この枠体7a
と容器本体10の上端開口部の内周面との間に伸縮性シ
ート1を挟み込むことによって行うようにしている。ま
た、容器本体10の下面に凹部10bが形成され、シー
ル6で容器本体10の底部に設けた貫通穴3を蓋した状
態で、上記シール6がこの凹部10bに収容されるよう
にしている。それ以外の部分については、図8と同様で
あり、同様の効果を奏する。
【0017】図10は、この発明の化粧料容器のさらに
他の実施例を示している。この実施例は、この発明の化
粧料容器を携帯性を有するコンパクト容器に適用したも
のである。すなわち、このコンパクト容器は、容器本体
20と蓋体22とを備え、容器本体20の後端部と蓋体
22の後端部とがヒンジ軸21を介してヒンジ連結さ
れ、蓋体22の前端部に形成された係合部25と容器本
体の前端部に形成された被係合部25aとの係合により
閉蓋状態が維持されている。上記容器本体20には、そ
の上面に、化粧料収容凹部20bが形成されており、こ
の凹部20bの外周縁に沿って、この外周縁からやや外
側に寄った位置に四角環状の突条28が形成されてい
る。そして、この突条28と、この突条28の内周面に
内嵌しうる環状枠体7bとの間に伸縮性シート1の外周
部を挟み込んで取り付けるようにしている。また、容器
本体20には、その底面に、粉末状化粧料11を充填す
るための貫通穴20cが形成されているとともに、この
貫通穴20cの下端部に、この貫通穴20cよりも大径
の段部20dが形成されており、この段部20dに、シ
ール6を接着して上記貫通穴20cを蓋するようにして
いる。
【0018】一方、蓋体22には、その下面に凹部22
aが形成され、この凹部22aの外周縁に沿ってこの外
周縁からやや外側に寄った位置に四角環状の溝部27が
凹設されている。そして、上記溝部27よりもやや大き
な略四角形に形成されたウレタン樹脂製の伸縮性シート
(この伸縮性シートには小孔は形成されていない)26
の外周部が、上記溝部27とこの溝部27に内嵌しうる
枠体27aとの間に挟み込んで取り付けられており、こ
れにより、上記容器本体20の化粧料収容凹部20bの
外周部に立設された突条28の上端開口が上記伸縮性シ
ート26により被覆されるようにしている。これによ
り、係合部25と被係合部25aとを係合させて閉蓋状
態にしたときに、上記伸縮性シート26が上記伸縮性シ
ート1上に載置されたパフ9を上から被覆するように押
さえ、さらに、上記突条28の上端開口を密閉すれるよ
うにしている。このように、密閉形式のコンパクト容器
とすることにより、携帯時に振動等が加わったり、コン
パクト容器の上下を逆にしたりした場合にも、粉末状化
粧料11がコンパクト容器の外部に漏れ出て外部のもの
を汚染することがないようにしている。図において、2
3は上記係合部25と被係合部25aの係合を解除する
ための操作部である。
【0019】図11は、この発明の化粧料容器のさらに
他の実施例を示している。この実施例は、容器本体20
aと蓋体22と図9に示す化粧料容器の容器本体10
(通常の化粧皿に相当するもの)とを備えており、上記
容器本体20aの上面に形成された凹部20bに上記容
器本体10が収容されている。これにより、化粧料11
を使い尽くしたときには、化粧料容器ごとレフィル用の
ものと交換することができるようにしている。なお、容
器本体20aの底面には貫通穴20cおよびシール6を
収容するための凹部20dは形成されていない。それ以
外の部分については、図10と同様であり、同様の効果
を奏する。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明の化粧料容器に
よれば、パフ等に粉末状化粧料を移し取る際にパフを伸
縮性シートの上面に押圧状に擦りつけることを繰り返し
ても、伸縮性シートの上面のうち小孔が穿設されていな
い部分は平坦面であるため、擦過によるパフの傷みが少
なく、寿命が長くなる。しかも、パフで上記伸縮性シー
トの上面を押圧すると伸縮性シートが伸びて容器本体の
底部まで届くため、粉末状化粧料が化粧料収容皿の底部
付近にしか残っていない場合にも、この粉末状化粧料を
パフに移し取ることができる。さらに、パフで伸縮性シ
ートの上面を軽く数回たたくと、これにより伸縮性シー
トが上下に振動して粉末状化粧料が上方に飛び上がり、
この飛び上がった粉末状化粧料のうち伸縮性シートの小
孔を通って小孔の上方に飛び出したものをパフ等に付着
させることで、内部の粉末状化粧料をパフ等に移し取る
ことができるようになる。したがって、このような動作
によっても、化粧料収容皿の底部付近(特に、底部の角
部)に残っている粉末状化粧料をパフ等に移し取ること
ができるようになる。そのうえ、上記伸縮性シートの上
面を押圧すると、この伸縮性シートが伸びて伸縮性シー
トに穿設した小孔の内径も広がるため、充分な量の粉末
状化粧料をパフ等に移し取ることができるようになる。
一方、伸縮性シートの上面を押圧していないときは小孔
の内径が狭く、この小孔を通って粉末状化粧料が周囲に
飛び散ることが殆んどなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す化粧料容器の説明図
である。
【図2】上記化粧料容器の作用を示す説明図である。
【図3】上記化粧料容器を示す断面図である。
【図4】上記化粧料容器の作用を示す説明図である。
【図5】上記化粧料容器に粉末状化粧料を充填する状態
を示す説明図である。
【図6】上記化粧料容器に粉末状化粧料を充填する状態
を示す説明図である。
【図7】上記化粧料容器に粉末状化粧料を充填する状態
を示す説明図である。
【図8】上記化粧料容器の他の実施例を示す断面図であ
る。
【図9】上記化粧料容器のさらに他の実施例を示す断面
図である。
【図10】上記化粧料容器のさらに他の実施例を示す断
面図である。
【図11】上記化粧料容器のさらに他の実施例を示す断
面図である。
【図12】従来例を示す化粧料容器の説明図である。
【図13】従来例を示す化粧料容器の断面図である。
【符号の説明】
1 伸縮性シート 2 小孔 3 貫通穴 4 線状体 5 溝部 6 シール 10 容器本体 10a 化粧料収容凹部 11 粉末状化粧料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末状化粧料11を充填する化粧料容器
    であって、容器本体10と、複数の小孔2が分布穿設さ
    れた伸縮性シート1とを備え、上記容器本体10の上面
    に化粧料収容凹部10aを形成し、この凹部10aに粉
    末状化粧料11を充填した状態で上記伸縮性シート1に
    より上記容器本体10の上面開口を被覆することを特徴
    とする化粧料容器。
  2. 【請求項2】 上記容器本体10の底部に、上記粉末状
    化粧料11を充填するための貫通穴3を設け、上記貫通
    穴3を蓋材6で蓋するようにした請求項1記載の化粧料
    容器。
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