JPH081310A - 溶融金属用樋の製造方法 - Google Patents

溶融金属用樋の製造方法

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JPH081310A
JPH081310A JP15146194A JP15146194A JPH081310A JP H081310 A JPH081310 A JP H081310A JP 15146194 A JP15146194 A JP 15146194A JP 15146194 A JP15146194 A JP 15146194A JP H081310 A JPH081310 A JP H081310A
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JP
Japan
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brick
bricks
gutter
molten metal
joint
Prior art date
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Pending
Application number
JP15146194A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Ito
滋 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akechi Ceramics Co Ltd
Original Assignee
Akechi Ceramics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Akechi Ceramics Co Ltd filed Critical Akechi Ceramics Co Ltd
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Publication of JPH081310A publication Critical patent/JPH081310A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の煉瓦を継ぎ合せた部分を取扱い時に緩
ませることを無くし、また実使用時での煉瓦間での熱膨
張によってモルタルの緩みを無くし、地金差しを防止す
る溶融金属用樋の製造方法を提供するにある。 【構成】 複数の小型煉瓦6を継ぎ合せてなる煉瓦構造
体において、その継ぎ合せ部に奥行きにかけて初めのス
トレートにそれから5度から30度の角度の範囲で広が
る凹部7を設け、その凹部7に別に製造された挿入煉瓦
4を埋め込み、継ぎ合せた個所を補強することを特徴と
している。 【効果】 本発明により炉修回数を減らし、耐火物の原
単位を減らし、かつ安定した耐用が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の煉瓦を継ぎ合せ
て、大型形状の溶融金属を流しうる溶融金属用樋の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶融金属用樋(以後樋と称する)を製造
するに当り、その樋の長さに応じて複数の小型煉瓦を継
ぎ合せて、長形の樋を組み立てている。その複数の小型
煉瓦を継ぎ合せる方法として、その小型煉瓦に使用され
る骨材とほぼ同成分を有する材料に有機系あるいは無機
系のバインダーを添加して混練されたモルタルで接着し
ている。なお組み立てられた樋そのものは、取り扱い強
度が保持できない為、金属板や金属棒において組み立て
られた樋の回りを補強する手段が施されている。
【0003】しかしながら、樋を運搬したり、炉体への
セット等の取り扱い時に、接着部分が緩み、モルタルの
効果を得る事無く、実使用時において、溶融金属がその
モルタル目地部に差し込み、接着部分が分離してしま
う。又実使用時に溶融金属から受ける伝導熱により、煉
瓦自体が膨張し、セットしたモルタルとの熱膨張差から
接着部が緩み、溶融金属の差し込みが発生し、前記同様
接着部分が分離してしまう。
【0004】そして接着部分が分離する事により、接合
煉瓦のコーナー部が溶損され易くなる。又、差し込んだ
金属を取り除き耐火物で補修を行うが、その金属を取り
除く作業の時に煉瓦部を損傷させる場合が多い。そして
樋の使用回数が増加すれば目地部の損傷はそれだけ多く
なる。
【0005】目地部の緩みを防ぐ目的としても、前述の
金属板及び金属棒によって、樋の回りを補強するが、使
用時の溶融金属の漏れや、スプラッシュ等により溶断し
てしまい、組み合わされた煉瓦が緩んでしまう。
【0006】これ等の事から、複数の煉瓦での継ぎ合せ
による樋は、その継ぎ合せる技術又、取り扱い方法によ
って、寿命に大きな影響を受けている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこうした事情
に鑑みなされたもので、上記した課題すなわち、複数の
煉瓦を継ぎ合せた部分を取り扱い時に緩ませる事を無く
し、又、実使用時での煉瓦間での熱膨張によってのモル
タルの緩みを無くし、地金差しを防止する樋を提供する
事を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決する為、従前より研究を重ねてきたが、小型煉瓦の
継ぎ合せる面の相対する面に夫々奥行きにかけて初めは
ストレートにそれから広がる凹部を設け、その接着面に
その煉瓦とほぼ同成分のモルタルを使用し継ぎ合せ、そ
の凹部に出来た空間部に煉瓦と同材質の別に作成された
挿入煉瓦を埋め込み構造体とした樋で、取り扱い時又、
実使用時の緩み及び地金差しに有効性を見い出し本発明
の成功に至った。
【0009】すなわち本発明は、複数の小型煉瓦で継ぎ
合せて作り出された樋の、継ぎ合せた部分の緩みを無く
する事を特徴とする樋の製造方法である。
【0010】本発明に使用される樋は、製鋼用に供され
る電気炉において溶解された溶鋼を電気炉から、取鍋に
移す過程に使用される樋を代表とし、各種の溶融金属の
湯道として使用される樋の事をいう。その材質としては
各種の耐火物が使用されるが、主に黒鉛質耐火物及びハ
イアルミナ質耐火物である。
【0011】以下に実施例を示して図面を参照しながら
本発明をさらに詳細に説明する。
【0012】
【実施例1】黒鉛質耐火物の小型煉瓦6を7個継ぎ合せ
て全長3800mmの製鋼用電気炉出鋼樋を製造した。
小型煉瓦6の1個当りの長さは494〜550mmであ
る。6個所の継ぎ合せ部のいずれも継ぎ合せ面から長さ
方向に30mm、巾方向に180mm又、それから長さ
方向に50mm,巾方向に5度,15度,20度,25
度,30度,35度で奥行に向かって広がる、角度を持
った凹部7を切り欠き配置した。厚さは、小型煉瓦6の
底部の厚さ200mm全域とした。この凹部7は、小型
煉瓦6が接触する面双方に配置した。
【0013】凹部7を配置した小型煉瓦6の接着面に小
型煉瓦6とほぼ同成分の骨材にフェノール樹脂をバイン
ダーとしたモルタルで接着した。この時のモルタル目地
代5は1mmとした。そしてその後、継ぎ合せ組み立て
た煉瓦の周囲を金属板2及び金属棒3で固定し補強し
た。その後、バインダーを固化させる目的で乾燥を実施
した。
【0014】煉瓦接着部の凹部7の空間8に、あらかじ
め成形された樋本体と同材質の凹部7の空間8形状にあ
った挿入煉瓦4を、前述した同種のモルタルを使用し挿
入し埋め込んだ。その際のモルタル目地代5厚さは1.
5〜2.5mmであった。その後モルタル乾燥を目的に
再度乾燥固化をさせた。当方法で2本の出鋼樋を製造し
た。
【0015】前記方法で製造された出鋼樋を電気炉出湯
口前にセットし実用に供した。使用状況としては、いず
れも従前の樋にあった様な、取り扱い時の緩みは全く発
生しなかった。使用実績は5週間286回で、目地部の
炉修1回、6周間325回目地部の炉修は2回であっ
た。各製品の炉修の内容としては、角度35度を持っ
た、凹部7配置部で挿入煉瓦4にキレツが入り、煉瓦接
着部及びそのキレツの部分に地金差しがあり、それの補
修のみであった。しかしながらその補修に要する時間は
従前の煉瓦接着方法に比べて大巾に軽減されている。
又、製品の最終の溶損状況は、煉瓦部で40〜45m
m、凹部7角度35度の箇所で75〜80mm、30度
以下の箇所は40〜60mmであり、30度以下の角度
で配置した凹部7に大きな効果を得られた。
【0016】
【実施例2】実施例1と同形状で凹部7のストレート部
9は30mm、巾180mm、それの奥行に角度15度
で50mmの広がりを持った凹部7で統一した出鋼樋を
2個製造した。製造工程は実施例1と同じであった。
【0017】実使用に供した出鋼樋の使用状況は、実用
実績として6週間318回炉修0回、6週間320回炉
修1回と安定した耐用を得た製品の最終溶損状況は、煉
瓦部73〜79mm目地部78〜88mmでありほぼ、
煉瓦自体の寿命までの耐用を得た。
【0018】従前の接続方法による出鋼樋の実績は1〜
4週間使用回数は50〜250回程度であり、かつ接続
目地部の開きによる地金差し及び煉瓦目地部の溶損が促
進され、目地部の炉修は稼働週末毎に実施されてい
た。、又補修用の耐火材料も使用量が多かった。
【0019】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明により、炉修
回数を減らし、耐火物の原単位を減らし、かつ安定した
耐用が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における7個の小型煉瓦を継ぎ合せた樋
構造体の平面図である。
【図2】本発明における7個の小型煉瓦を継ぎ合せた樋
構造体の正面図である。
【図3】本発明における小型煉瓦の縦断面図である。
【図4】本発明における接合面の詳細を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 接合面 2 金属板 3 金属棒 4 挿入煉瓦 5 モルタル目地代 6 小型煉瓦 7 凹部 8 空間 9 ストレート部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数の小型煉瓦を継ぎ合せてなる煉瓦構造体において、
    その継ぎ合せ部に奥行にかけて初めストレートにそれか
    ら5度から30度の角度の範囲で広がる凹部を設け、そ
    の凹部に別に製造された挿入煉瓦を埋め込み、継ぎ合せ
    た個所を補強する事を特徴とする溶融金属用樋の製造方
    法。
JP15146194A 1994-06-09 1994-06-09 溶融金属用樋の製造方法 Pending JPH081310A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15146194A JPH081310A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 溶融金属用樋の製造方法

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JP15146194A JPH081310A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 溶融金属用樋の製造方法

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JPH081310A true JPH081310A (ja) 1996-01-09

Family

ID=15519056

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JP15146194A Pending JPH081310A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 溶融金属用樋の製造方法

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JP (1) JPH081310A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1080217C (zh) * 1995-11-30 2002-03-06 丰田自动车株式会社 安全带卷绕装置
WO2009034837A1 (ja) * 2007-09-10 2009-03-19 Nippon Steel Corporation 溶解炉の羽口構造
KR101975328B1 (ko) * 2017-11-15 2019-05-07 주식회사 포스코건설 용광로의 내화물 보호장치 및 이를 구비한 용광로

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