JPH03106557A - 取鍋における耐火物壁の補修方法 - Google Patents
取鍋における耐火物壁の補修方法Info
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- JPH03106557A JPH03106557A JP24006689A JP24006689A JPH03106557A JP H03106557 A JPH03106557 A JP H03106557A JP 24006689 A JP24006689 A JP 24006689A JP 24006689 A JP24006689 A JP 24006689A JP H03106557 A JPH03106557 A JP H03106557A
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Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は溶跣鍋、溶鋼鍋等の取鍋における耐火物壁の補
修方法に関し、特に側壁のメタルラインの補修に最適な
方広に関する。
修方法に関し、特に側壁のメタルラインの補修に最適な
方広に関する。
［従来の技術］
第３図は取鍋の耐火物壁の一例を示す断面図である。取
鍋鉄皮ｌ２の内側表面には先ずパーマネントレンガ層ｌ
４が形成され、その上にサブパーマネントレンガ層ｌ６
及びワークレンガ層１ｇが順に配設される。一般的にパ
ーマネントレンガ層１４はシリ力系断熱レンガからなり
、サブパーマネントレンガ層１Ｂ及びワークレンガ層ｌ
８はハイアルミナ質レンガからなる。またサブパーマネ
ントレンガ層１６及びワークレンガ層ｌ８の内、スラグ
ライン２２にはマグネシア●カーボン質レンガ（図中斜
線で指示）が使用される。
鍋鉄皮ｌ２の内側表面には先ずパーマネントレンガ層ｌ
４が形成され、その上にサブパーマネントレンガ層ｌ６
及びワークレンガ層１ｇが順に配設される。一般的にパ
ーマネントレンガ層１４はシリ力系断熱レンガからなり
、サブパーマネントレンガ層１Ｂ及びワークレンガ層ｌ
８はハイアルミナ質レンガからなる。またサブパーマネ
ントレンガ層１６及びワークレンガ層ｌ８の内、スラグ
ライン２２にはマグネシア●カーボン質レンガ（図中斜
線で指示）が使用される。
第２図は上記耐火物壁の側壁のメタルライン２４部分を
拡大して示す図であり、同図中、ワークレンガ層ｌ８は
既に約３／４が溶損により消失し、補修が必要な状態と
なっている。従来の方法において、このように補修が必
要な状態に至った時は、たとえ溶損されたワークレンガ
に残厚があっても、これらワークレンガを全て取外し、
新たな定型レンガと交換を行っていた。取外された非溶
損レンガは廃棄するか、回収してレンガの原材料として
いた。
拡大して示す図であり、同図中、ワークレンガ層ｌ８は
既に約３／４が溶損により消失し、補修が必要な状態と
なっている。従来の方法において、このように補修が必
要な状態に至った時は、たとえ溶損されたワークレンガ
に残厚があっても、これらワークレンガを全て取外し、
新たな定型レンガと交換を行っていた。取外された非溶
損レンガは廃棄するか、回収してレンガの原材料として
いた。
上記従来の方法にあっては、ワークレンガの残厚を無視
して溶損されたワークレンガを総交換することから、レ
ンガの使用体積が大きくなり、材料費に無駄を生じると
いう問題があった。他方、もし残存レンガを利用すると
しても、残存レンガの溶損表面には大きな凹凸があり、
新たなレンガの表面との整合性が悪い為、目地欠陥等の
新たな問題を引起こす可能性がある。
して溶損されたワークレンガを総交換することから、レ
ンガの使用体積が大きくなり、材料費に無駄を生じると
いう問題があった。他方、もし残存レンガを利用すると
しても、残存レンガの溶損表面には大きな凹凸があり、
新たなレンガの表面との整合性が悪い為、目地欠陥等の
新たな問題を引起こす可能性がある。
本発明はかかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもの
であり、残存レンガを取外すことなくそのまま利用し、
耐火物壁の補修を行う新規な方法を提供することを目的
とする。
であり、残存レンガを取外すことなくそのまま利用し、
耐火物壁の補修を行う新規な方法を提供することを目的
とする。
本発明はまた、残存レンガと新たなレンガとの間の不整
合による構造欠陥を確実に排除することが可能な補修方
法を提供することをも目的とする。
合による構造欠陥を確実に排除することが可能な補修方
法を提供することをも目的とする。
［課題を解決する為の手段］
上記目的を達成する為本発明にあっては、複数の残存レ
ンガ面上に、キャスタブル耐火物により一体的な耐火物
層を形成すると共に、該耐火物層の表面を平坦面となし
、この上に新たな定型レンガ層を構築することを特徴と
する。
ンガ面上に、キャスタブル耐火物により一体的な耐火物
層を形成すると共に、該耐火物層の表面を平坦面となし
、この上に新たな定型レンガ層を構築することを特徴と
する。
望ましくは、上記残存レンガに対向して型枠を配設し、
上記残存レンガと上記型枠との間の成型用空間にキャス
タブル耐火物を流し込むことにより上記耐火物層を形成
する。
上記残存レンガと上記型枠との間の成型用空間にキャス
タブル耐火物を流し込むことにより上記耐火物層を形成
する。
［作 用］
上記構成により本発明に係る補修方法にあっては、複数
の残存レンガの凹凸な溶損表面が一旦キャスタブル耐火
物の層により平坦化され、この平坦面が新たなレンガ層
を構築する為の基礎面となる。
の残存レンガの凹凸な溶損表面が一旦キャスタブル耐火
物の層により平坦化され、この平坦面が新たなレンガ層
を構築する為の基礎面となる。
型枠によるキャスタブル耐火物層の成型は、広範囲な面
積に亘る平坦面を確実に提供する。
積に亘る平坦面を確実に提供する。
［丈施例］
第１図は、第２図図示の溶損された耐火物側壁のメタル
ライン部分を、本発明に係る方法により補修した最終状
態を示す図である。
ライン部分を、本発明に係る方法により補修した最終状
態を示す図である。
本発明補修方法の望ましい態様において、先ず、第２図
図示残存ワークレンガｌ８の溶損表面３２に対向して型
枠（詳細は図示せず）が配設される。型枠は同図中仮想
線で示される位置に対向面３４を有し、残存レンガｌ８
との間で戊型用空間を形成する。
図示残存ワークレンガｌ８の溶損表面３２に対向して型
枠（詳細は図示せず）が配設される。型枠は同図中仮想
線で示される位置に対向面３４を有し、残存レンガｌ８
との間で戊型用空間を形成する。
型枠の対向面３４の位置は、下記するキャスタブル耐火
物層４２上に構築する新たなレンガ層４４の寸法と相関
する。より具体的には、補修後に予定している耐火物壁
表面３８の位置（一般的に残存ワークレンガの初期表面
位置３６と同じ）からレンガ層４４の厚さを差引けば、
型枠の対向面の位置が決定される。例えば、残存ワーク
レンガ層ｌ８の初期厚さＡ− １５０ａ＋ｗ，その溶損
量Ｂ − １２０ｍｓ，補修用の新レンガ層４４の厚さ
Ｃ − ７５ａｖとし、残存ワークレンガ層ｌ８の初期
表面位置Ｈ（３Ｂ）までレンガ層を補修形成するとすれ
ば、型枠の対向面３４の位置は次式により求められる。
物層４２上に構築する新たなレンガ層４４の寸法と相関
する。より具体的には、補修後に予定している耐火物壁
表面３８の位置（一般的に残存ワークレンガの初期表面
位置３６と同じ）からレンガ層４４の厚さを差引けば、
型枠の対向面の位置が決定される。例えば、残存ワーク
レンガ層ｌ８の初期厚さＡ− １５０ａ＋ｗ，その溶損
量Ｂ − １２０ｍｓ，補修用の新レンガ層４４の厚さ
Ｃ − ７５ａｖとし、残存ワークレンガ層ｌ８の初期
表面位置Ｈ（３Ｂ）までレンガ層を補修形成するとすれ
ば、型枠の対向面３４の位置は次式により求められる。
Ａ−Ｃ − （Ａ−Ｂ） − １５０ｍｓ−７５ａｍ
−３ｈａ−４５ｓ＋ｓ即ち、型枠の対向面３４は残存レ
ンガの溶損表面３２から４５ａ＋ａ離間して配置する。
−３ｈａ−４５ｓ＋ｓ即ち、型枠の対向面３４は残存レ
ンガの溶損表面３２から４５ａ＋ａ離間して配置する。
型枠をしては、取鍋中に同心円状に配設される円筒状（
若しくはその一部の円弧状）の型枠を用いることが望ま
しい。この型枠は、例えば円周方向においては３つの円
弧成分に分割され、軸方向においては２−３レンガ分の
高さずつに分割された、複数のパーツからなる組立てタ
イプのものとすることができる。このようにすれば、型
枠は補修箇所の範囲に応じて必要なパーツを取鍋中に導
入し、取鍋中で組立てることができる。
若しくはその一部の円弧状）の型枠を用いることが望ま
しい。この型枠は、例えば円周方向においては３つの円
弧成分に分割され、軸方向においては２−３レンガ分の
高さずつに分割された、複数のパーツからなる組立てタ
イプのものとすることができる。このようにすれば、型
枠は補修箇所の範囲に応じて必要なパーツを取鍋中に導
入し、取鍋中で組立てることができる。
型枠設置後、残存レンガ表面３２と型枠の対向面３４と
の間に形威された成型用空間にキャスタブル耐火物を流
し込む。キャスタブル耐火物は、補修部分のレンガと概
ね同じ組成を有することが望ましく、本実施例の場合は
元のワークレンガｌ８と同じハイアルミナ質の組成とな
る。そしてキャスタブル耐火物が固化した後、型枠を取
外す。固化後のキャスタブル耐火物による層４２は、第
２図中の型枠の対向面３４に対応して位置する平坦な表
面を有する。
の間に形威された成型用空間にキャスタブル耐火物を流
し込む。キャスタブル耐火物は、補修部分のレンガと概
ね同じ組成を有することが望ましく、本実施例の場合は
元のワークレンガｌ８と同じハイアルミナ質の組成とな
る。そしてキャスタブル耐火物が固化した後、型枠を取
外す。固化後のキャスタブル耐火物による層４２は、第
２図中の型枠の対向面３４に対応して位置する平坦な表
面を有する。
最後にキャスタブル耐火物層４２上に新たな定型レンガ
層４４を構築する。この定型レンガには通常元のワーク
レンガと同材質のものを用い、本実施例においてはハイ
アルミナ質レンガを用いる。構築方法は一般的な方法に
従い、この際、キャスタブル耐火物層４２の平坦表面が
新たなレンガ層４４を細密に配設することを可能とする
。
層４４を構築する。この定型レンガには通常元のワーク
レンガと同材質のものを用い、本実施例においてはハイ
アルミナ質レンガを用いる。構築方法は一般的な方法に
従い、この際、キャスタブル耐火物層４２の平坦表面が
新たなレンガ層４４を細密に配設することを可能とする
。
なお上記実施例においては、取鍋のメタルライン２４を
対象として説明したが、本発明方法は、取鍋のスラグラ
イン２２或いは底壁２Ｂにも適用可能なものである。
対象として説明したが、本発明方法は、取鍋のスラグラ
イン２２或いは底壁２Ｂにも適用可能なものである。
［発明の効果］
本発明に係る耐火物壁の補修方法によれば、残存レンガ
をそのまま捕修材料として利用することができる為、補
修に必要な耐火物の量を削減することが可能となる。こ
の削減量は通常の取鍋側壁の補修サイクルを基準にする
と約２０−４０％となる。
をそのまま捕修材料として利用することができる為、補
修に必要な耐火物の量を削減することが可能となる。こ
の削減量は通常の取鍋側壁の補修サイクルを基準にする
と約２０−４０％となる。
また残存レンガの溶損表面がキャスタブル耐火物の層に
より平坦化される為、新レンガの構築が容易且つ確実と
なる。
より平坦化される為、新レンガの構築が容易且つ確実と
なる。
また型枠を用いてキャスタブル耐火物層を成型すれば、
広範囲な面積に亘る平坦面が容易且つ確実に得られるよ
うになる。
広範囲な面積に亘る平坦面が容易且つ確実に得られるよ
うになる。
第１図は、溶損された耐火物側壁のメタルライン部分を
、本発明に係る方法により補修した最終状態を示す図、
第２図は溶損された耐火物壁の側壁のメタルライン部分
を拡大して示す図、第３図は取鍋の耐火物壁の一例を示
す断面図である。 ｌ２・・・鉄皮 ｌ４・・・パーマネントレンガ層 １
Ｂ・・・サブパーマネントレンガ層 ｌ８・・・ワーク
レンガ層２２・・・スラグ ２４・・・メタルライン
３２・・・溶損表面３４・・・型枠対向面 ４２・・・
キャスタブル耐火物層４４・・・新レンガ層
、本発明に係る方法により補修した最終状態を示す図、
第２図は溶損された耐火物壁の側壁のメタルライン部分
を拡大して示す図、第３図は取鍋の耐火物壁の一例を示
す断面図である。 ｌ２・・・鉄皮 ｌ４・・・パーマネントレンガ層 １
Ｂ・・・サブパーマネントレンガ層 ｌ８・・・ワーク
レンガ層２２・・・スラグ ２４・・・メタルライン
３２・・・溶損表面３４・・・型枠対向面 ４２・・・
キャスタブル耐火物層４４・・・新レンガ層
Claims (2)
- （１）取鍋における耐火物壁の補修方法であって、複数
の残存レンガ面上に、キャスタブル耐火物により一体的
な耐火物層を形成すると共に、該耐火物層の表面を平坦
面となし、この上に新たな定型レンガ層を構築すること
を特徴とする補修方法。 - （２）上記残存レンガに対向して型枠を配設し、上記残
存レンガと上記型枠との間の成型用空間にキャスタブル
耐火物を流し込むことにより上記耐火物層を形成する請
求項（１）に記載の補修方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24006689A JP2920951B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | 取鍋における耐火物壁の補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24006689A JP2920951B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | 取鍋における耐火物壁の補修方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03106557A true JPH03106557A (ja) | 1991-05-07 |
| JP2920951B2 JP2920951B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=17053983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24006689A Expired - Fee Related JP2920951B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | 取鍋における耐火物壁の補修方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2920951B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101985171A (zh) * | 2010-07-20 | 2011-03-16 | 郑州振东耐磨材料有限公司 | 钢包内衬砖挖补方法 |
| CN101985173A (zh) * | 2010-07-20 | 2011-03-16 | 郑州振东耐磨材料有限公司 | 钢包内衬贴补方法 |
| CN102941341A (zh) * | 2012-10-12 | 2013-02-27 | 酒泉钢铁(集团)有限责任公司 | 砖砌钢包工作衬局部修补的方法 |
| CN111995408A (zh) * | 2020-08-18 | 2020-11-27 | 武汉钢铁集团耐火材料有限责任公司 | 铁水罐底工作层修补料及修补方法 |
-
1989
- 1989-09-18 JP JP24006689A patent/JP2920951B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101985171A (zh) * | 2010-07-20 | 2011-03-16 | 郑州振东耐磨材料有限公司 | 钢包内衬砖挖补方法 |
| CN101985173A (zh) * | 2010-07-20 | 2011-03-16 | 郑州振东耐磨材料有限公司 | 钢包内衬贴补方法 |
| CN102941341A (zh) * | 2012-10-12 | 2013-02-27 | 酒泉钢铁(集团)有限责任公司 | 砖砌钢包工作衬局部修补的方法 |
| CN111995408A (zh) * | 2020-08-18 | 2020-11-27 | 武汉钢铁集团耐火材料有限责任公司 | 铁水罐底工作层修补料及修补方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2920951B2 (ja) | 1999-07-19 |
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