JPH08130841A - 電動作動体への電力供給装置 - Google Patents

電動作動体への電力供給装置

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JPH08130841A
JPH08130841A JP6268579A JP26857994A JPH08130841A JP H08130841 A JPH08130841 A JP H08130841A JP 6268579 A JP6268579 A JP 6268579A JP 26857994 A JP26857994 A JP 26857994A JP H08130841 A JPH08130841 A JP H08130841A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電動作動体が移動する範囲の全てにおいて略同
じ電力を電動作動部に安定的に供給でき、一次コイルが
薄型で軽量な電力供給装置の提供。 【構成】送電装置40は板面がフェライト板42と垂直
な状態で互いに間隔をおいて平行に配列された偏平且つ
細幅で導磁性のフェライト板44と各フェライト板44
の側面に隣接するもの同士が互いに逆巻きに捲回された
一次コイル45を備え、二次側コイル組立体120は、
フェライト板45の配列方向に延び且つ長さaがフェラ
イト板45の配列ピッチPに対して(P<a<2P)に
設定されたフェライト板121,122と、このフェラ
イト板の両端部に捲回され且つその捲回幅Bが前記フェ
ライト板44の厚さtと配列ピッチPに対して(t<B
<1P)に設定された二次コイルS1〜S4を備え、こ
の二次コイルの電流は整流器141〜145により整流
して合成される電動作動体への電力供給装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動作動体の電動作
動部に電力を無接触・無配線で供給可能な電動作動体へ
の電力供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電動作動体への電力供給装置と
しては、トランスにおける一次コイルと二次コイルとの
関係を利用したものが考えられている。しかも、この電
力供給装置を利用した装置としては、競馬ゲーム等の競
争ゲーム装置に応用したものがある。
【0003】この競争ゲーム装置においては、走行板上
に表面板を間隔をおいて配設し、この走行板と表面板と
の間に位置させた走行体を走行板上に載置すると共に、
走行板上に載置した競馬人形の足に設けた磁石と走行体
の上部に設けた磁石とを表面板を介して互いに磁着(磁
力で引き付け)させ、走行体(電動作動体)に設けた車
輪をモータ(電動作動部)により駆動させることによ
り、競馬人形が表面板上を摺接移動しながら走行体に追
従して移動するようにしている。
【0004】しかも、このモータは、走行板の下方に配
設した一次コイルに高周波電圧を印加して、この一次コ
イルから発生する高周波電界を走行体の二次コイルで受
けて電力を受けとることにより、この二次コイルに発生
する電力で作動させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この様な一
次コイルと二次コイルとを備える給電装置は、走行体
(電動作動体)が走行(移動)する範囲の全てにおいて
略同じ電力をモータ(電動作動部)に安定的に供給でき
るのが望ましく、また、一次コイルが薄型で軽量である
のが望ましい。
【0006】そこで、この発明は、この要望に沿うもの
で、電動作動体が移動する範囲の全てにおいて略同じ電
力を電動作動部に安定的に供給できると共に、一次コイ
ルが薄型で軽量な電動作動体への電力供給装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1の発明は、偏平な導磁板と、前記導磁板上
に固定された一次側コイル装置と、前記一次側コイル装
置に高周波電力を供給する高周波電源と、前記一次側コ
イル組立体上に配置された板体と、前記板体上に配置さ
れた電動作動体と、前記電動作動体に設けられた二次側
コイル組立体と、前記二次側コイル組立体から出力され
る電流を整流して前記電動作動体の電動作動部に供給す
る整流手段と、を備える電動作動体への電力供給装置で
あって、前記一次側コイル装置は、板面が前記導磁板と
垂直な状態で互いに間隔をおいて平行に配列された偏平
且つ細幅で導磁性の一次コアと、前記各一次コアの側面
に捲回された一次コイルを備え、前記二次側コイル組立
体は、前記一次コアの配列方向に延び且つ長さaが前記
一次コアの配列ピッチPに対して(P<a<2P)に設
定された二次コアと、前記二次コアの両端部に捲回され
且つその捲回幅Bが前記一次コアの厚さtと前記配列ピ
ッチPに対して(t<B<1P)に設定された二次コイ
ルとを備え、前記整流手段は前記各二次コイルの電流を
整流して合成可能に設けられ、前記高周波電源は前記隣
接する一次コイルに互いに逆巻き方向に電流を通電可能
に設けられている電動作動体への電力供給装置としたこ
とを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、複数の一次コイルの隣
接するもの同士が互いに逆巻き方向に捲回されていると
共に、複数の一次コイルが互いに直列に前記高周波電源
に接続されていることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、前記二次コアは複数設
けられていると共に、前記複数の二次コアには両端部に
捲回されたメイン二次コイルと複数の二次コアの側面に
捲回された補助二次コイルを有することを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。 [構成] <固定フレーム1>図4〜図7において1は固定フレー
ムである。この固定フレーム1は、互いに対向する縦枠
部材2a,2b及び横枠部材2c,2dから方形に形成
された上部方形枠2と、図6,図7に示した様に上部方
形枠2のコーナに設けられた支持脚3を有する。尚、図
4中、固定フレーム1の長手方向を縦方向(X方向)と
し、左右方向を横方向(Y方向)とし、上下方向をZ方
向として以下に説明する。
【0011】縦枠部材2aには長手方向に延びるフラン
ジ4,第1,第2のガイド段面5,6がこの順に上部方
形枠2の内側に向けて順次低くなるように設けられ、縦
枠部材2bにも長手方向に延びるフランジ7,第1,第
2のガイド段面8,9がこの順に上部方形枠2の内側に
向けて順次低くなるように設けられている。
【0012】<表面板可動支持構造>この第1ガイド面
5,8上には、図4,図5に示した様に長手方向の略1
/3よりも僅かに外側(端側)に位置してストッパピン
10,10および11,11がそれぞれ突設されている
と共に、一対の支持棒12,13の両端に設けた小径軸
部12a,12bおよび13a,13bがそれぞれ配設
されている。
【0013】この小径軸部12a,12bの中間部には
ベアリングローラ12c,12dがそれぞれ回転自在に
保持され、小径軸部13a,13bの中間部にはベアリ
ングローラ13c,13dがそれぞれ回転自在に保持さ
れている。
【0014】この小径軸部12a,13aはストッパピ
ン10,10間の外側に配設され、小径軸部12b,1
3bはストッパピン11,11間の外側に配設されてい
る。また、小径軸部12a,13a間にはゴムバンド1
4(弾性部材)が掛け渡され、小径軸部12b,13b
間にはゴムバンド15(弾性部材)が掛け渡されてい
る。このゴムバンド14は小径軸部12a,13aをス
トッパピン10,10に当接させていると共に、ゴムバ
ンド15は小径軸部12b,13bをストッパピン1
1,11に当接させている。また、支持棒12,13の
中間部にはそれぞれ一対のベアリングローラ12e,1
2fおよび13e,13fが回転自在に保持されてい
る。
【0015】<X方向可動構造>支持棒12,13間に
は図4に示した様にX方向可動フレーム20の上部が配
設されている。このX方向可動フレーム20は、側板2
0a,20bと横枠部材20c,20dから平面形状が
方形枠状に形成されている。この側板20a,20bに
はベアリングローラR1,R2が回転自在に保持され、
このベアリングローラR1,R2は固定フレーム1の第
2段差面6,9に転動自在に支持されている。これによ
り、X方向可動フレーム20は縦方向(X方向)に進退
移動可能に固定フレーム1に支持されている。
【0016】また、横枠部材20cには図4,図7に示
した様に左右に延びるガイド段差面21が形成され、側
板20a,20b間には図6に示した様に横枠部材20
dの下方に位置するガイド部材22が配設されている。
このガイド部材22は、横枠部材20dと平行に延びて
いると共に、両端部が側板20a,20bに固定されて
いる。
【0017】さらに、横枠部材20c,20dの上面に
は図8に示した様に凹部23,23および24,24が
形成され、この凹部23,24にはベアリングローラ2
3aおよび24aが軸23b,24bを介して回転自在
に保持されている。このベアリングローラ23aおよび
24aは、ベアリングローラ12e,12f間および1
3e,13f間より内側に位置させられている。これに
より、支持位置をずらして後述する表面板Hの支持状態
を良くすることができる。
【0018】また、上述の縦枠部材2a,2bの一側部
間には駆動軸25が回転自在に保持され、縦枠部材2a
の一側部外面に出力軸が駆動軸25に連動するモータ2
6が固定され、駆動軸25の両端部にはタイミングギヤ
27,27が固定されている。しかも、横枠部材2cの
両側部内面には図4,図7に示した様にタイミングギヤ
28,28が回転自在に保持され、タイミングギヤ2
7,28には両端部が上部方形枠2に固定されたタイミ
ングベルト29が掛け渡されている。
【0019】<Y方向可動構造>このX方向可動フレー
ム20の側板20a,20bの下部間には横方向(Y方
向)に移動可能な方形枠状のY方向可動フレーム30が
配設されている。このY方向可動フレーム30の前側部
30aの左右方向中間には上方に延びる支持板31が固
定され、支持板31の上端部にはローラ32が回転自在
に保持され、Y方向可動フレーム30の後側部30bに
はローラ33,33が回転自在に保持されている。この
ローラ32はガイド段差面21上に左右方向に転動可能
に支持され、ローラ33,33はガイド部材22上に左
右に転動自在に支持されている。
【0020】また、支持板31の下端にはY方向可動フ
レーム30の下方に突出する折曲片31aが設けられ、
側板20aの下部内面には折曲片31aに対応してモー
タ34が固定され、モータ34の出力軸34aにはタイ
ミングギヤ35が固定され、側板20bの下部内面には
タイミングギヤ36が回転自在に保持され、タイミング
ギヤ35,36には両端部が折曲片31aに固定された
タイミングベルト37が掛け渡されている。
【0021】この様なY方向可動フレーム30内には図
1に示した様に電力供給装置の送電装置40が装着さ
れ、Y方向可動フレーム30の上端には走行板50(板
体)が固定されている。この走行板50は、非導磁性の
ある合成樹脂,アルミニューム,非導磁性のステンレス
等を用いることができるが、非導磁性の材料であれば上
述した以外の材料を用いてもよい。尚、電力供給装置
は、上述の送電装置40(後述)と受電装置(後述)を
有する。
【0022】<走行板50>走行板50上には、図9に
示した様に、走行体案内手段51が設けられている。こ
の走行体案内手段51は、複数の横方向(Y方向)に延
びる横ラック52と、複数の横ラック52をラック歯と
する縦ラック53から構成されている。
【0023】この横ラック52は、複数のインボリュー
ト歯形を有するラック歯52aを長手方向(Y方向)に
等ピッチで有する。尚、符号54はラック歯52a,5
2a間に形成された係合溝(歯溝)である。この係合溝
54の底面の高さは、走行板50の上面50aの高さよ
りもやや高くなるように形成されている。
【0024】また、縦ラック53は、複数条の横ラック
52を縦方向(X方向)に等ピッチで配列することによ
り構成したものである。この横ラック52のY方向側面
52b,52bはインボリュート歯面に形成されてい
る。また、走行板50上には横ラック52の側部に隣接
して横歯溝55,55(係合溝)が形成されている。こ
の横歯溝55を設けて、横ラック52のY方向側面52
bを走行板50の上面50aより下方に延設することに
より、横ラック52に他のギヤが噛合したときに、走行
板50の上面50aがギヤのピッチ円の外接面となるよ
うに設定されている。
【0025】<表面板Hの支持>上述した固定フレーム
1の横枠部材2c,2d及びフランジ4,7上には表面
板(パネル)Hの周縁部が支持されている。また、この
表面板Hの中間部は、支持棒12,13のベアリングロ
ーラ12e,12f,13e,13f及びX方向可動フ
レーム20のベアリングローラ23a,24a上に支持
されている。このベアリングローラ12e,12f,1
3e,13f及びベアリングローラ23a,24aは、
X方向及びY方向にずらして設けてあるので、表面板H
を比較的に薄い合成樹脂板から形成しても、表面板Hが
下方に大きく撓み変形するようなことを確実に防止でき
る。尚、この表面板Hには、非導磁性のある合成樹脂,
アルミニューム,非導磁性のステンレス等を用いること
ができるが、非導磁性の材料であれば上述した材料以外
のものを用いてもよい。
【0026】この表面板Hの下方には走行板50の上に
載置した走行体60(電動作動体)が配設され、表面板
Hの上には競馬人形Kが配設されている。
【0027】<走行体>この走行体60は上部に脚駆動
装置61を有し、この脚駆動装置61のマグネットMG
1,MG2は競馬人形Kの前足L1及び後足L2の下端
部に設けたマグネット(図示せず)を表面板Hを介して磁
着している。これにより、競馬人形Kが走行体60の移
動に伴い表面板H上を摺接移動させられるようになって
いる。尚、脚駆動装置61のマグネットMG1,MG2
は図示しない駆動モータで前後に相対進退駆動させられ
るようになっている。
【0028】走行体60は、主に走行体本体62と、こ
の走行体本体62を縦方向(X方向)に移動駆動させる
縦移動手段と、この走行体本体62を横方向(Y方向)
に移動駆動させる横移動手段を有する。
【0029】走行体本体62は、図1,図2に示した様
に前壁62a及び後壁62bを左右の側壁62d,62
eの前後端部の下部間に渡架固定することにより、概略
平面形状が方形状の外枠に形成されている。
【0030】縦移動手段は、図11〜図14に示した様
に走行体本体62の前側に配設された前側走行モジュー
ルM1と、この走行モジュールM1を駆動して走行体本
体62を縦方向(X方向)に移動させる縦駆動手段Dx
と、走行体本体62の後側に配設された後側走行モジュ
ールM2を有する。
【0031】横移動手段は、走行体本体62内に配設さ
れて横ラック52と噛合わされるスプロケット63,6
4と、このスプロケット63,64を駆動する横駆動手
段Dyを有する。このスプロケット63,64は前後に
延びる回転軸65の前部及び後部にそれぞれ固定されて
いる。尚、この回転軸65は走行体本体62の前壁62
a,後壁62bに両端部が回転自在に保持されている。
【0032】(走行モジュールM1,M2)この走行体
本体62の前側略半分には前側走行モジュールM1がそ
れぞれ設けられ、後側略半分には前側走行モジュールM
1と略同じ構造を有する後側走行モジュールM2がそれ
ぞれ設けられている。
【0033】この走行モジュールM1,M2は同じ構造
であるので、前側モジュールM1についてのみ説明し、
他方は同じ符号を付してその説明を省略する。
【0034】前側走行モジュールM1は、左車輪部Lw
と、右車輪部Rwと、車輪部Lw,Rwを連動させる車
輪連動手段Wを有する。この左車輪部Lwと右車輪部R
wとは同じ構造である。
【0035】この左車輪部Lwと右車輪部Rwは、側壁
62dの前部に側方に向けて突出するように前後に僅か
な間隔をおいてそれぞれ装着された2本の回転軸70,
70と、この回転軸70,70に回転自在に装着され且
つ縦ラック53と噛合わされた走行車輪71,71(駆
動車輪)と、この走行車輪71,71に固着したギヤ7
2,72を有する。
【0036】車輪連動手段Rwは、側壁62d,62e
に回転自在に保持され且つ端部が隣接する走行車輪7
1,71のギヤ72,72間に突出する連動軸73と、
この連動軸73の端部に固定され且つギヤ72,72に
噛合する連動ギヤ74を有する。この連動ギヤ74,ギ
ヤ72,72への噛み合わせ位置は、走行車輪71,7
1の位相が45°ずらされて噛み合うように設定されて
いる。
【0037】このため、前記前側走行モジュールM1の
前後一組の走行車輪71,71は、前記ギヤ72の回転
により、走行車輪71,71の一方の係合歯部13bが
縦ラック53に噛み合う時に、他の走行車輪71の一の
樽状ベアリング76が、走行板50上に当接するように
同期して回転駆動される。
【0038】この前側走行モジュールM1の左右の各走
行車輪71,71の周縁部には、90°毎に前記走行板
50上の横ラック52(ラック歯)のY方向側面52b
(歯面)と噛合する係合歯部75が設けられている。こ
の係合歯部75は、インボリュート歯面の一対の係合歯
75a,75aから構成されている。
【0039】また、走行車輪71の周縁部には、各係合
歯部75,75間に夫々配設した樽状ベアリング76が
設けられている。この樽状ベアリング76は、軸線が走
行車輪71周縁の円弧の弦となる方向に延びるピン77
を介して係合歯75aに回転自在に取り付けられてい
る。この樽状ベアリング76の外周は、前記走行車輪7
1の係合歯部75のピッチ円と同じか略同じ曲率に形成
されている。そして、この樽状ベアリング76の回転方
向は、走行車輪71の転動方向と直交する方向としてい
る。
【0040】(縦駆動手段Dx)また、この縦駆動手段
Dxは、側壁62eの前部内側面上部に固定されたプレ
ート80と、このプレート80と間隔をおいて配設され
たプレート81と、プレート80,81を所定間隔に保
持しているスペーサ82及びスペーサ82を貫通するボ
ルト(図示せず)と、プレート81に固定されたモータ
83(電動作動部)を有する。
【0041】しかも、縦駆動手段Dxは、モータ83の
モータ軸83aに固定されたピニオンギヤ84と、この
ピニオンギヤ84に噛合し且つ前側走行モジュールM1
の連動軸73に固定された減速ギヤ85を有する。これ
により、モータ83の回転が、ピニオンギヤ84,減速
ギヤ85,連動軸73,連動ギヤ74を介して走行車輪
71に伝達されるようになっている。
【0042】(横駆動手段Dy)この横駆動手段Dy
は、側壁62d,62eに両端部が固定されたプレート
90と、プレート90と間隔をおいて配設されたプレー
ト91と、プレート90,91を所定間隔に保持してい
るスペーサ92及びスペーサ92を貫通するボルト(図
示せず)と、プレート91に固定されたモータ93(電
動作動部)を有する。
【0043】また、横駆動手段Dyは、モータ93のプ
レート91を貫通する出力軸93aに固定されたピニオ
ンギヤ94と、プレート91,92に保持され且つピニ
オンギヤ94の回転をスプロケット64に減速して伝達
する減速ギヤ機構100を有する。
【0044】減速ギヤ機構100は、プレート90,9
1に回転自在に保持された第1ギヤ部材101,第2ギ
ヤ部材102を有する。第1ギヤ部材101は、ピニオ
ンギヤ94に噛合する大ギヤ101aと、大ギヤ101
aと一体に設けられた小ギヤ101bを有する。また、
第2ギヤ部材102は、小ギヤ101bに噛合する大ギ
ヤ102aと、大ギヤ102aと一体に設けられ且つス
プロケット64に噛合するギヤ102bを有する。
【0045】尚、スプロケット63,64の長さは、走
行板8上の縦ラック53を構成する複数の横ラック5
2,52間の間隙に比してやや長く設定されている。
【0046】<送電装置40>上述したように、電力供
給装置は、上述の送電装置40(一次側コイル装置)と
受電装置を有する。この送電装置40は、図1,図2に
示した様にY方向可動フレーム30の下端部内に固定し
た絶縁部材よりなるベース板41と、ベース板41上に
間隔をおいて平行に配設された細幅で偏平の複数のフェ
ライト板42(導磁板)と、複数のフェライト板42上
に跨って配設された変圧誘電用のすなわち給電源として
の一次側コイル組立体43ai(i=0,1,2,…
n)を有する。フェライト板42は偏平に形成されてい
ると共に板面がベース板41と平行に設けられている。
【0047】一次側コイル組立体43aiは、複数のフ
ェライト板42上に跨って配設され且つ板面がフェライ
ト板41と垂直に設けられたフェライト板44(一次コ
ア)と、フェライト44に捲回された一次コイル45か
ら構成されている。この一次側コイル組立体43ai
は、隣接するもの同士の一次コイル45,45の捲回方
向が逆巻きとなっている。
【0048】<受電装置>また、走行体60には、図1
に示した様に、補助電源としての蓄電器110が装着さ
れていると共に、一次側コイル組立体43ai(給電
源)からの電力を授受する二次側コイル組立体120
(受電装置)を有する。
【0049】この二次側コイル組立体120は、走行体
60の中央に装着されていると共に、互いに平行に配設
され且つ板面が上下に向けられた細幅で偏平な一対の二
次コアであるフェライト板121,122(導磁性コ
ア)と、フェライト板121の両端部に捲回された一対
の第1,第2二次コイルS1,S2と、フェライト板1
22の両端部に捲回された一対の第3,第4二次コイル
S3,S4を有する。このフェライト121,122
は、長手方向が走行体60の前進・後退方向(X方向)
すなわち上述した送電装置40のフェライト板42と直
交する方向に向けて延びている。
【0050】また、二次側コイル組立体120は、水平
方向に捲回され且つフェライト121,122の側面を
同時に捲回する第5二次コイルS5を有する。
【0051】ここで、図15に示した様に送電装置40
の複数のフェライト板44の配列ピッチをP、二次側コ
イル組立体120のフェライト板121,122の長手
方向の長さをa、二次コイルS1,S2,S3,S4の
捲回幅をB、フェライト板44の厚さをtとすると、こ
のフェライト板121,122の長さaは、 P<a<2P(本実施例ではa=1.5P) に設定されている。また、二次コイルS1,S2,S
3,S4の捲回幅Bは、 t<B<1P に設定されている。さらに、フェライト板44の厚さt
は、 t<<a に設定されている。
【0052】[給電回路]給電回路は、固定フレーム1側
に設けられる固定側回路130と、走行体60に設けら
れる可動側回路140を有する。
【0053】この固定側回路130は、商用電源131
(交流源)に接続された電源回路132と、電源回路1
32からの交流周波数を高周波に変調させて電力を一次
コイル45に供給する周波数変調回路133(高周波回
路)を有する。
【0054】周波数変調回路133は10KHz〜30
KHzの範囲内の周波数の交流を出力するように設定さ
れ、各一次コイル45からは30w程度の電力を供給可
能に電源回路132及び変調回路133が設定されてい
る。
【0055】また、可動側回路140は、図5に示すよ
うに二次コイルS1〜S45に夫々接続され且つ出力側
が互いに直列に接続された整流回路(整流手段)14
1,142,143,144,145と、整流回路14
1,142,143,144,145から供給される直
流で作動してモータ83,93に供給制御するパルス数
を制御する演算制御回路146を有する。この演算制御
回路146には、図示しない定電圧電源回路が設けられ
ていると共に、蓄電器110が接続されている。尚、整
流回路141,142,143,144,145から供
給される直流は演算制御回路146(電動作動部)の図
示しない定電圧電源回路に入力される。
【0056】<制御回路>この演算制御回路146に
は、駆動制御回路147と光通信手段148を介してコ
ントロール装置149からの制御情報が常時供給される
ようになっている。この駆動制御回路147には、コン
トロール装置149から入力されたデータを基に制御情
報を構築するようになっている。このコントロール装置
149は、メインのコンピュータ,ハードディスク等の
記録装置等を有し且つ制御情報(制御プログラム)が記
録装置に蓄えられている。
【0057】また、光通信手段148は、演算制御回路
146の入力側に接続され且つ走行体60に取り付けら
れた受光素子148a(取付位置図示せず)と、駆動制
御回路147の出力側に接続され且つ上部方形枠2のコ
ーナに取り付けられた発光素子148b(取付位置図示
せず)を有する。
【0058】尚、演算制御回路146は、整流回路14
1〜145から供給される電圧が高い位置に走行体60
があるときに、整流回路141〜145から供給される
電力の一部を蓄電器110に充電させ整流回路141〜
145から供給される電圧が低い位置に走行体60があ
るときに、蓄電器110から電力を利用して、モータ8
3,93の駆動制御を行うようになっている。
【0059】また、駆動制御回路147にはモータ2
6,34が接続されていて、このモータ26,34はコ
ントロール装置149(演算制御回路)からの制御デー
タを基に駆動制御回路147により駆動制御される。
尚、モータ26,34,83,93等にはパルスモータ
が用いられている。
【0060】[実施例の作用]次に、この実施例の作用に
ついて説明する。
【0061】(イ).可動フレーム20,30による走
行板50のトラック方向への移動 走行板50には図4に二点鎖線で示した様な内周T1,
外周T2で囲まれた長円形のトラックTが設けられ、走
行板50の幅50BはトラックTの幅より僅かに大きく
設けられている。しかも、走行板50の移動方向(X方
向)の長さは図ではX方向への移動量の略1/4程度の
長さに設定されている。
【0062】今、コントロール装置149は、記録装置
に記録された制御プログラムに従って、移動制御情報を
駆動制御回路147に送り、駆動制御回路147により
モータ26,34を以下の(i)〜(iv)の様に駆動制御す
る。
【0063】この際、コントロール装置149は、走行
板50のほぼ中心がトラックTのT1,T2間のほぼ中央
線Tcに上を移動するように、駆動制御回路147を介
してモータ26,34を駆動制御するように設定されて
いる。尚、複数の走行体60が走行板50上で前後・左
右に駆動制御される際に、の複数の走行体60間の中心
をコントロール装置149により常時演算させて、この
演算により得られた中心が中央線Tc上を移動するよう
に設定することもできる。
【0064】また、(i)〜(iv)間の直線部分では走行板
50をトラックに沿う方向に通常は定速度で移動制御
し、各(i)〜(iv)のコーナー部のカーブに差し掛かった
ときには徐々に減速した後に(i)〜(iv)のコーナー部で
停止し、次に移動方向を次のコーナー部に向けて90°
変更して定常走行速度まで徐々に加速する。この様な動
作を(i)〜(iv)間及び各コーナー部で行わせる。
【0065】この様な走行板50の駆動制御とは別に、
複数の走行体60を走行板50上で前後左右に移動制御
することにより、複数の走行体60に追従させられる競
馬人形kが表面板H上であたかもトラッTに沿って互い
に競り合いながら移動している様に見える。この際、競
馬人形kのトラックTに沿う方向の単位時間当りの移動
量は、走行体60のトラックに沿う方向への単位時間当
りの移動量と走行板50のトラックTに沿う方向への単
位時間当りの移動量の総和になる。この結果、走行体6
0をトラックTに沿う方向に移動させる際に必要な最高
速度は、走行板50を用いずに走行体50のみをトラッ
クTに沿う方向に移動させる際に必要な最高速度と比べ
ると、充分に低減できる。即ち、走行体60をトラック
Tに沿う方向に移動させる際に必要な電力は、走行板5
0を用いずに走行体50のみをトラックTに沿う方向に
移動させる際に必要な電力と比べると、充分に低減でき
るものである。
【0066】以下、(i)〜(iv)の間の走行体50の駆動
制御について、上記以外の点を詳述する。
【0067】a.(i)〜(ii)の間 従って、図4の(i)〜(ii)の間では、モータ34を停止
させた状態で、モータ26を正転制御することにより、
モータ26の回転を駆動軸25,タイミングギヤ27,
28を回転駆動してタイミングベルト29を作動させる
と、X方向可動フレーム20が(i)側から(ii)側に移動
させられる。
【0068】この際、X方向可動フレーム20は、ベア
リングローラ23a,24aを介して第2ガイド段差面
6,8上を転動移動する、一方、X方向可動フレーム2
0は支持棒12に当接してこの支持棒12を横枠部材2
c側に移動させる。この際、支持棒12,13同士は弾
性手段であるゴムバンド14,15により互いに接近す
る方向に引っ張られているので、支持棒13は支持棒1
2側に移動しようとするが、支持棒13はストッパピン
11,11に係止されて横枠部材2d側から上部枠部材
2の長さの略1/3の位置に位置させられて表面板Hを
支持する。
【0069】b.(ii)〜(iii)の間 そして、X方向可動フレーム20が位置(ii)まで移動さ
せられると、モータ26の作動が停止させられる。一
方、この位置(ii)から位置(iii)の間ではモータ34が
正転制御させられる。これによりモータ34の回転がタ
イミングギヤ35,36及びタイミングベルト37を介
してY方向可動フレーム30に伝達され、Y方向可動フ
レーム30が(ii)側から(iii)側に移動させられる。こ
の際、Y方向可動フレーム30を支持する支持板31の
ローラ32はガイド段差面21上を縦枠部材2a側に移
動させられ、Y方向可動フレーム30に装着されたロー
ラ33,33がガイド部材22上を縦枠部材2a側に移
動させられる。
【0070】c.(iii)〜(iv)の間 そして、X方向可動フレーム20が位置(iii)まで移動
させられると、モータ34の作動が停止させられる。一
方、この位置(iii)から位置(iv)の間ではモータ26が
逆転制御させられる。これにより、モータ26の逆回転
が駆動軸25,タイミングギヤ27,28に伝達され
て、タイミングベルト29が上述とは逆方向に作動させ
られ、X方向可動フレーム20が(iii)側から(iv)側に
移動させられる。
【0071】この際、X方向可動フレーム20は、ベア
リングローラ23a,24aを介して第2ガイド段差面
6,8上を転動移動する。これと同時に支持棒12は、
ゴムバンド14,15の作用によりX方向可動フレーム
20に当接した状態で、X方向可動フレーム20が上部
方形枠2の長手方向の略中央に移動させられるまで追従
して、ストッパピン10,10に当接して移動を停止す
る。
【0072】さらに、X方向可動フレーム20が上部方
形枠2の長手方向の略中央位置から横枠部材2d側に移
動させられると、X方向可動フレーム20は支持棒13
を横枠部材2d側に移動させる。この際、支持棒12,
13同士は弾性手段であるゴムバンド14,15により
互いに接近する方向に引っ張られているので、支持棒1
2は支持棒13側に移動しようとするが、支持棒12は
上述したようにストッパピン10,10に係止されて横
枠部材2c側から上部枠部材2の長さの略1/3の位置
に位置させられて表面板Hを支持する。
【0073】d.(iv)〜(i)の間 そして、X方向可動フレーム20が位置(iv)まで移動さ
せられると、モータ26の作動が停止させられる。一
方、この位置(iv)から位置(i)の間ではモータ34が逆
転制御させられる。これによりモータ34の回転がタイ
ミングギヤ35,36及びタイミングベルト37を介し
てY方向可動フレーム30に伝達され、Y方向可動フレ
ーム30が(iv)側から(i)側に移動させられる。この
際、Y方向可動フレーム30を支持する支持板31のロ
ーラ32はガイド段差面21上を縦枠部材2a側に移動
させられ、Y方向可動フレーム30に装着されたローラ
33,33がガイド部材22上を縦枠部材2a側に移動
させられる。
【0074】(ロ)走行体60への電力供給 この様な可動フレーム20,30のトラックTに沿う方
向の移動に際して、商用電源131からの電力が固定側
回路130を介して複数の一次コイル45に供給され
る。この際、隣接する一次コイル45,45には互いに
反対回り方向(逆巻き方向)に電流が流れるので、隣接
する一次コイル45,45によりそのコア即ちフェライ
ト板44,44に発生する磁束の向きは互いに逆方向と
なる。即ち、一次側コイル組立体43aiのうちiが偶
数のものと奇数のものでは磁束の向きが逆(一方が上向
きのとき、他方は下向き)となる。
【0075】そして、二次コイルS1〜S5には一次コ
イル45の磁束ベクトル変化を受けて交流起電力が生じ
る。この各二次コイルS1〜S5で生じた交流は整流器
141〜145を介して直流に変換され、この整流器1
41〜145からの直流は合成されて演算制御回路14
6に供給される。
【0076】この際、コイル組立体すなわち可動側給電
装置120の二次コイルS1,S3またはS2,S4の
一方が一次コイル組立体43aiのいずれかのコアすな
わちフェライト板44の真上に位置しても、 a<2P
(本実施例ではa=1.5P)に設定(aはフェライト
板121,122の長さ,Pは複数のフェライト板45
の配列ピッチ)されていると共に、各二次コイルS1〜
S5で生じた交流は整流器141〜145を介して直流
に整流変換されて合成されるので、二次コイル組立体す
なわち可動側給電装置120からの出力が常に得られる
ことになる。
【0077】この結果、整流器141〜145から出力
されて合成された合成電流は、可動側給電装置120の
移動位置に拘らず常時一定以上のものが得られる。従っ
て、走行体60の移動時も無接触で電力を演算制御回路
146に供給できる。
【0078】尚、給電のためのより具体的な例を説明す
る。ここで、図15(a)において、送電装置40の複数
のフェライト板44の配列ピッチP、二次側コイル組立
体120のフェライト板121,122の長手方向の長
さa、二次コイルS1,S2,S3,S4の捲回幅B等
の値を、P=72mm,a=96mm(フェライト板12
1,122は走行体及び人形模型の長さとほぼ同じに設
定)、フェライト板121,122の半分の長さC=a
/2=48mm,B=32mmとすると共に、二次コイルS
1,S2,S3,S4をフェライト板121,122の
左右半分の略中央に配置する。
【0079】この様な寸法関係にしたときにコイル組立
体120から得られる電流は、図15(b)に示した様に
なる。即ち、左の二次コイルS1(S3)の整流器14
1(143)からは整流電流IL、右の二次コイルS1
(S3)の整流器142(144)からは整流電流IR
が得られ、このIL,IRは合成された整流電流I(I
=IL+IR)として得られる。ここで、図15(b)
は、右側の二次コイルS2(S4)の中央位置D(C/
2)をフェライトがフェライト44の中央Eに対して右
方に移動させたときに得られる整流電流IR,IL,I
の変化を示したものである。
【0080】この図15(b)では、二次コイルS2(S
4)の中央位置D(C/2)がフェライトがフェライト
44の中央Eに一致しているときは、二次コイルS2
(S4)からの整流電流IRの値が「0」となる。この
位置では、二次コイルS1(S3)がフェライト44,
44間の一方の付近に位置しているので、二次コイルS
1(S3)の整流器141(143)からは最大の整流
電流ILが得られる。
【0081】また、二次コイルS2(S4)の中央位置
D(C/2)がフェライトがフェライト44の中央Eか
ら少しずつ右方に移動すると、二次コイルS2(S4)
からの整流電流IRが徐々に増加する。この状態では、
二次コイルS1(S3)がフェライト44,44間の他
方に近ずく方向に移動しているので、二次コイルS1
(S3)の整流器141(143)からの整流電流IL
は徐々に減少する。
【0082】従って、整流器141〜144からは全波
整流された電流が得られ、整流器141(143)から
得られる電流IRと整流器142(144)から得られ
る電流ILとは位相が90度(π/2)だけずれている
状態となっているので、合成された整流電流I(I=I
L+IR)は常にIL,IRの最大値以上の値として得
られ、安定的に電力を受けることができる。
【0083】(ハ)走行体60の走行板50上でのX方
向駆動 今、演算制御回路146は、整流器141〜145から
の電力が供給されると、モータ83,93に駆動パルス
を供給可能な状態となる。
【0084】そして、コントロール装置149は、記録
装置に記録された制御プログラムに従って、縦方向の移
動制御情報を駆動制御回路147に送り、駆動制御回路
147により光通信手段148の発光素子148bを発
光制御する。この発光素子148bからの光情報信号は
走行体60の受光素子148aに受光されて、受光素子
148aからの信号が演算制御回路146に入力され
る。
【0085】この様にして、コントロール装置149か
らの縦方向の移動制御情報を信号が演算制御回路146
に入力されると、演算制御回路146はこの制御情報を
基にモータ83に駆動パルスを供給してモータ83を駆
動制御する。このモータ83の駆動により、このモータ
83の駆動力がピニオンギヤ84,減速ギヤ85を介し
て連動軸73,連動ギヤ74を介して前側走行モジュー
ルM1の走行車輪71,71と一体のギヤ72,72に
伝達され、前側走行モジュールM1の左右それぞれ一対
の走行車輪71,71及び71,71が駆動させられ
る。
【0086】これにより、前側走行モジュールM1の走
行車輪71,71が走行板50の縦ラック53の配列方
向(X方向)に回転駆動させられると、この走行車輪7
1,71の係合歯75aが縦ラック53を構成する横ラ
ック52のX方向側面に順次交互に噛合いながら、この
走行体60を縦ラック53の配列方向(X方向)に移動
させる。この際、後側走行モジュールM2の左右それぞ
れ一対の走行車輪71,71は、係合歯75aが縦ラッ
ク53を構成する横ラック52のX方向側面に順次交互
に噛合いながら回転駆動させられる。
【0087】一方、このとき走行車輪71,71の係合
歯部75のうちのいずれかが常に走行板50の横ラック
52のX方向側面に噛み合っているので、スリップする
ことがない。このため、走行体60を走行車輪71の回
転数に応じた量だけ確実に移動させることができる。
【0088】したがって、モータ83として、ステッピ
ングモータ等を用いた場合は、予めこのモータ83に入
力されるパルス数によって走行車輪71の回転数を決定
し、走行距離を制御することが出来、前記走行体60を
目標位置まで正確に移動させることが出来る。このた
め、移動距離を測定する移動距離センサ等を配設して、
フィードバック制御を行なう必要が全く無い。
【0089】(ニ)走行体60の走行板50上でのY方
向駆動 また、同様にして、コントロール装置149は、記録装
置に記録された制御プログラムに従って、横方向の移動
制御情報を駆動制御回路147に送り、駆動制御回路1
47により光通信手段148の発光素子148bを発光
制御する。この発光素子148bからの光情報信号は走
行体60の受光素子148aに受光されて、受光素子1
48aからの信号が演算制御回路146に入力される。
【0090】この様にして、コントロール装置149か
らの横方向の移動制御情報を信号が演算制御回路146
に入力されると、演算制御回路146はこの制御情報を
基にモータ93に駆動パルスを供給してモータ93を駆
動制御する。
【0091】このモータ93の駆動回転力は、ピニオン
ギヤ94,減速機構100を介してスプロケット64に
伝達され、スプロケット64,駆動軸65,スプロケッ
ト63が一体に回転駆動される。これにより、スプロケ
ット63,64が横ラック52のラック歯52aに噛合
しながら走行体本体60を横ラック52のラック歯52
a配列方向(Y方向)に移動される。
【0092】この際には、前記走行車輪71,71が転
動していても、前側走行モジュールM1の走行車輪7
1,71少なくとも一の樽状ベアリング76と後側走行
モジュールM2の走行車輪71,71少なくとも一の樽
状ベアリング76とが走行板50上に当接し、走行体6
0を支えている。
【0093】この結果、走行体60が横ラック52の延
設方向(Y方向)に移動する際、走行車輪71,71の
一方の係合歯75aが横ラック歯52のX方向側面に係
合していても、この係合部は線接触となっていて摩擦力
は非常に小さく、しかも、横方向(Y方向)へは樽状ベ
アリング76が走行板50の上面50aを転動するの
で、従来の走行体の駆動機構における駆動車輪や支持軸
間に発生する摺動抵抗と比較しても、小さな抵抗で走行
体60を斜行又は、横方向(Y方向)に移動させること
が出来る。
【0094】(ホ)従って、上述したように、コントロ
ール装置149が、記録装置に記録された制御プログラ
ムに従って、可動フレーム20の縦方向の移動制御情報
及び可動フレーム30の横方向の移動制御情報を駆動制
御回路147に送って、駆動制御回路147によりモー
タ26,34を以下のa〜dの様に駆動制御することに
より、走行板50を可動フレーム20,30を介してト
ラックTに沿う方向に定速度で移動制御する一方、走行
板上50の複数の走行体60の各々を走行板50上で前
後左右に移動制御することにより、この複数の走行体6
0に追従する表面板H上の複数の競馬人形Kは表面板H
上に設けられるトラック上を恰も競争しながら走ってい
るような状態となる。
【0095】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1の発明は、
偏平な導磁板と、前記導磁板上に固定された一次側コイ
ル装置と、前記一次側コイル装置に高周波電力を供給す
る高周波電源と、前記一次側コイル組立体上に配置され
た板体と、前記板体上に配置された電動作動体と、前記
電動作動体に設けられた二次側コイル組立体と、前記二
次側コイル組立体から出力される電流を整流して前記電
動作動体の電動作動部に供給する整流手段と、を備える
電動作動体への電力供給装置であって、前記一次側コイ
ル装置は、板面が前記導磁板と垂直な状態で互いに間隔
をおいて平行に配列された偏平且つ細幅で導磁性の一次
コアと、前記各一次コアの側面に捲回された一次コイル
を備え、前記二次側コイル組立体は、前記一次コアの配
列方向に延び且つ長さaが前記一次コアの配列ピッチP
に対して(P<a<2P)に設定された二次コアと、前
記二次コアの両端部に捲回され且つその捲回幅Bが前記
一次コアの厚さtと前記配列ピッチPに対して(t<B
<1P)に設定された二次コイルとを備え、前記整流手
段は前記各二次コイルの電流を整流して合成可能に設け
られ、前記高周波電源は前記隣接する一次コイルに互い
に逆巻き方向に電流を通電可能に設けられている構成と
したので、電動作動体が移動する範囲の全てにおいて略
同じ電力を電動作動部に安定的に供給できると共に、一
次コイルを薄型で軽量に形成できる。
【0096】請求項2の発明は、複数の一次コイルの隣
接するもの同士が互いに逆巻き方向に捲回されていると
共に、複数の一次コイルが互いに直列に前記高周波電源
に接続されている構成としたので、一次側コイル装置の
隣接するコイル組立体間で磁束の閉回路を順次構成させ
るようにして、一次コイルからの電力を板体上の電動作
動体の二次コイルで安定的に授受できる。
【0097】請求項3の発明は、前記二次コアは複数設
けられていると共に、前記複数の二次コアには両端部に
捲回されたメイン二次コイルと複数の二次コアの側面に
捲回された補助二次コイルを有する構成としたので、一
次コイルからの電力を板体上の電動作動体の二次コイル
でより安定的に授受できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明にかかる可動体側電動駆動手段
への給電装置を備える遊戯装置の概略断面図、(b)は(a)
走行板下方の給電装置の平面図である。
【図2】図1に示した給電装置の概略斜視図である。
【図3】(a)は図1に示した電力受取手段の制御回路
図、(b)は図1に示した一次コイルを有する給電回路の
説明図である。
【図4】図1に示した走行板を支持する固定フレームの
平面図である。
【図5】図4に示した支持棒と固定フレームの関係を示
す要部拡大図である。
【図6】(a)は図4の要部拡大図、(b)は(a)のA−A線
に沿う断面図である。
【図7】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図8】図4のC−C線に沿う断面図である。
【図9】図1に示した走行板の斜視図である。
【図10】図9に示した走行板の要部拡大説明図であ
る。
【図11】図1に示した走行体と図9に示した走行板と
の関係を示す説明図である。
【図12】図11に示した走行体の平面図である。
【図13】図11に示した走行体を矢印D方向から見た
説明図である。
【図14】図11に示した走行車輪の拡大説明図であ
る。
【図15】図2,3に示した二次コイルの配置,寸法と
作用説明図である。
【符号の説明】
40…送電装置(一次側コイル装置) 42…フェライト板(導磁板) 43ai…一次側コイル組立体 44…フェライト板(一次コア) 45…一次コイル 50…走行板(板体) 60…走行体(電動作動体) 63,64…スプロケット 71…走行車輪 83…モータ(電動作動部) 93…モータ(電動作動部) 120…二次側コイル組立体 121,122…フェライト板(二次コア) 141〜145…整流器(整流手段) 146…演算制御回路(電動作動部) S1…第1二次コイル(メインコイル) S2…第2二次コイル(メインコイル) S3…第3二次コイル(メインコイル) S4…第4二次コイル(メインコイル) S5…第5二次コイル(補助二次コイル)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明にかかる可動体側電動駆動手段
への給電装置を備える遊戯装置の概略断面図、(b)は(a)
走行板下方の給電装置の平面図である。
【図2】図1に示した給電装置の概略斜視図である。
【図3】(a)は図1に示した電力受取手段の制御回路
図、(b)は図1に示した一次コイルを有する給電回路の
説明図である。
【図4】図1に示した走行板を支持する固定フレームの
平面図である。
【図5】図4に示した支持棒と固定フレームの関係を示
す要部拡大図である。
【図6】図4の部分断面図である
【図7】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図8】図4のC−C線に沿う断面図である。
【図9】図1に示した走行板の斜視図である。
【図10】図9に示した走行板の要部拡大説明図であ
る。
【図11】図1に示した走行体と図9に示した走行板と
の関係を示す説明図である。
【図12】図11に示した走行体の平面図である。
【図13】図11に示した走行体を矢印D方向から見た
説明図である。
【図14】図11に示した走行車輪の拡大説明図であ
る。
【図15】図2,3に示した二次コイルの配置,寸法と
作用説明図である。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明にかかる可動体側電動駆動手段
への給電装置を備える遊戯装置の概略断面図、(b)は(a)
走行板下方の給電装置の平面図である。
【図2】図1に示した給電装置の概略斜視図である。
【図3】(a)は図1に示した電力受取手段の制御回路
図、(b)は図1に示した一次コイルを有する給電回路の
説明図である。
【図4】図1に示した走行板を支持する固定フレームの
平面図である。
【図5】図4に示した支持棒と固定フレームの関係を示
す要部拡大図である。
【図6】図4のA−A線に沿う断面図である
【図7】図4を矢印B方向から見ると共に、その一部を
断面して示したY方向可動部の説明図である
【図8】(a)は図4の矢印Cの要部拡大図、(b)は図8
(a)のD−D線に沿う断面図である
【図9】図1に示した走行板の斜視図である。
【図10】図9に示した走行板の要部拡大説明図であ
る。
【図11】図1に示した走行体と図9に示した走行板と
の関係を示す説明図である。
【図12】図11に示した走行体の平面図である。
【図13】図11に示した走行体を矢印D方向から見た
説明図である。
【図14】図11に示した走行車輪の拡大説明図であ
る。
【図15】図2,3に示した二次コイルの配置,寸法と
作用説明図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平な導磁板と、 前記導磁板上に固定された一次側コイル装置と、 前記一次側コイル装置に高周波電力を供給する高周波電
    源と、 前記一次側コイル組立体上に配置された板体と、 前記板体上に配置された電動作動体と、 前記電動作動体に設けられた二次側コイル組立体と、 前記二次側コイル組立体から出力される電流を整流して
    前記電動作動体の電動作動部に供給する整流手段と、を
    備える電動作動体への電力供給装置であって、 前記一次側コイル装置は、板面が前記導磁板と垂直な状
    態で互いに間隔をおいて平行に配列された偏平且つ細幅
    で導磁性の一次コアと、前記各一次コアの側面に捲回さ
    れた一次コイルを備え、 前記二次側コイル組立体は、前記一次コアの配列方向に
    延び且つ長さaが前記一次コアの配列ピッチPに対して
    (P<a<2P)に設定された二次コアと、前記二次コ
    アの両端部に捲回され且つその捲回幅Bが前記一次コア
    の厚さtと前記配列ピッチPに対して(t<B<1P)
    に設定された二次コイルとを備え、 前記整流手段は前記各二次コイルの電流を整流して合成
    可能に設けられ、前記高周波電源は前記隣接する一次コ
    イルに互いに逆巻き方向に電流を通電可能に設けられて
    いることを特徴とする電動作動体への電力供給装置。
  2. 【請求項2】 複数の一次コイルは、隣接するもの同士
    が互いに逆巻き方向に捲回されていると共に、互いに直
    列に前記高周波電源に接続されていることを特徴とする
    請求項1に記載の電動作動体への電力供給装置。
  3. 【請求項3】 前記二次コアは複数設けられていると共
    に、前記複数の二次コアには両端部に捲回されたメイン
    二次コイルと複数の二次コアの側面に捲回された補助二
    次コイルを有する電動作動体への電力供給装置。
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