JPH08130840A - 電波給電装置 - Google Patents

電波給電装置

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JPH08130840A
JPH08130840A JP26893094A JP26893094A JPH08130840A JP H08130840 A JPH08130840 A JP H08130840A JP 26893094 A JP26893094 A JP 26893094A JP 26893094 A JP26893094 A JP 26893094A JP H08130840 A JPH08130840 A JP H08130840A
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target
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power
antenna
radio wave
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Application number
JP26893094A
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English (en)
Inventor
Masa Mitsumoto
雅 三本
Sachiko Iwamoto
幸子 岩本
Taikichi Jiyoutou
泰吉 上等
Takahiko Fujisaka
貴彦 藤坂
Tomomasa Kondo
倫正 近藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気を動力源とする自動車やロボット等の移
動物体に、電波により非接触で給電を行なう給電装置を
得る。 【構成】 アンテナで受けた電波を検波、増幅し、時間
の最小単位毎に出力する受信手段と、受信手段出力を入
力し、あらかじめ決められたしきい値と比較し、比較の
結果を出力する目標検出手段と、目標検出手段出力を受
けて、受信手段出力を入力して目標の距離を測定し、そ
の距離を出力する目標距離測定手段と、目標距離測定手
段出力を入力して給電に必要な電力を決め、電力送信手
段の増幅の大きさを制御する電力制御手段と、目標検出
手段出力を受けて、受信手段出力を入力して目標の角度
を測定し、その角度を出力する目標角度測定手段と、目
標検出手段出力を受けて、目標角度測定手段出力を入力
し、上記アンテナのビームをその角度へ向けるアンテナ
ビーム制御手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気を動力源とする
自動車やロボット等の移動物体に、電波により非接触で
給電を行なう電波給電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置については、例えば、
郵政省電気通信局電波部航空海上課・成層圏無線中継シ
ステム研究会による「成層圏無線中継システムに関する
調査研究報告書」(1992)に開示されているものがある。
図22は従来の電波給電装置(マイクロ波送受電システ
ム)の基本構成を示すブロック図である。図において、
1は受電局(移動体)、2は給電局、3はパイロット信
号送信アンテナ、4はパイロット信号発生回路、5は受
電アンテナ、6は整流器、7a〜7cはアンテナ、8a
〜8cは送受信切替え手段、9a〜9cは低雑音増幅手
段、10a〜10cは位相共役回路、11a〜11cは
高出力増幅手段、12は基準信号発生手段、13はパイ
ロット信号、14は給電電波、である。
【0003】次に動作について説明する。図22におい
て、受電局1上に備えられたパイロット信号発生回路4
で、特定の周波数のパイロット信号を発生させ、パイロ
ット信号送信アンテナ3より送信する。
【0004】給電局2ではアンテナ7a〜7cでパイロ
ット信号13を受信し、それぞれに例えばサーキュレー
タの様な送受信切替え手段8a〜8cを介して、低雑音
増幅手段9a〜9cで増幅され、位相共役回路10a〜
10cに出力される。位相共役回路10a〜10cは、
基準信号発生手段12からの信号を基に、受信信号の位
相項の符合を反転させた位相共役信号を生成し、高出力
増幅手段11a〜11cへ出力する。
【0005】高出力増幅手段11a〜11cは、入力し
た位相共役信号を給電に必要な電力まで増幅した後、受
信切替え手段8a〜8cを介して、各アンテナ7a〜7
cより放射する。ここでは、位相共役回路10a〜10
cで位相項の符号を逆転させているため、パイロット信
号13が受電局から送信されて送電局へ届くまでの遅延
時間と、給電電波14が受電局まで伝搬する遅延時間と
打ち消し合う。そのため、給電局2、受電局1双方のア
ンテナ5と7a〜7cの位置によらず位相が揃い、給電
ビームは自動的にパイロット信号の方向、すなわち受電
局1の方向を指向する。
【0006】放射された、給電電波14は受電局1上に
備えられた受電アンテナ5で受信され、整流器6で整流
されエネルギーとして取り込まれる。
【0007】また、上記「成層圏無線中継システムに関
する調査研究報告書」に開示されている他の方法として
図23に示すものがある。図において、15は第1のパ
イロット信号受信アンテナ、16は第2のパイロット信
号受信アンテナ、17は角度検出手段、18は給電制御
手段、19は電力送信手段、20は給電アンテナであ
り、その他の構成要素は図22と同じものである。
【0008】次に動作について説明する。図23におい
て、受電局1上に備えられたパイロット信号発生回路4
で、特定の周波数であるパイロット信号を発生させ、パ
イロット信号送信アンテナ3より送信する。
【0009】給電局2では、空間的に離れた第1のパイ
ロット信号受信アンテナ15および、第2のパイロット
信号受信アンテナ16で、それぞれパイロット信号13
を受ける。この2つの信号は角度検出手段17に入力さ
れ、2つの信号の位相差を利用して、パイロット信号の
到来角を求め、給電制御手段18へ出力する。給電制御
手段18は、入力された到来角の方向へアンテナビーム
を向けるように給電アンテナ20を制御し、電力送信手
段19より給電電波14を出力する。例えば、給電アン
テナがパラボラであれば機械的にアンテナの向きを変
え、給電アンテナがアレイアンテナでは、各素子アンテ
ナに与える位相を変える。
【0010】給電電波は受電局1上に備えられた受電ア
ンテナ5で受信され、整流器6で整流されエネルギーと
して取り込まれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の電波給電装置は
以上のように構成され、自らその存在を示す手段を持た
ない受電局や、複数受電局への給電はできなかった。ま
た、従来の電波給電装置は、給電局受電局間の距離にか
かわらず給電量が一定であるので、給電局受電局間の距
離変化により受信電力量の変化が大きい距離範囲にある
受電局では電力の過不足が生じるという問題があった。
【0012】この発明は上記の問題点を解消するために
なされたもので、電気を動力源として移動する受電局の
うち、自らの存在を示す手段を持たない1つあるいは複
数受電局へ、給電局受電局間の距離変化に応じて過不足
なく、電波により非接触で給電を行なう給電装置を得る
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項第1項の発明に係
る電波給電装置は、特定の周波数の電波を発振、増幅し
て出力する電力送信手段と、上記電力送信手段の出力を
空間へ放射し、空間からの電波を受けるアンテナと、上
記アンテナで受けた電波を検波、増幅し、時間の最小単
位毎に出力する受信手段と、上記電力送信手段の出力を
入力して上記アンテナへ出力し、上記アンテナで受けた
電波を入力して上記受信手段へ出力する送受信切替え手
段と、上記受信手段の出力を入力し、あらかじめ決めら
れたしきい値と比較し、比較の結果を出力する目標検出
手段と、上記目標検出手段の出力を受けて、上記受信手
段の出力を入力して目標の距離を測定し、その距離を出
力する目標距離測定手段と、上記目標距離測定手段の出
力を入力して目標の給電に必要な電力を決め、上記電力
送信手段の増幅の大きさを制御する電力制御手段と、上
記目標検出手段の出力を受けて、上記受信手段の出力を
入力して目標の角度を測定し、その角度を出力する目標
角度測定手段と、上記目標検出手段の出力を受けて、上
記目標角度測定手段の出力を入力し、上記アンテナのビ
ームをその角度へ向けるアンテナビーム制御手段とを備
えたものである。
【0014】請求項第2項の発明に係る電波給電装置
は、請求項1に記載の電波給電装置において、目標距離
測定手段の出力と目標角度測定手段の出力を入力し、目
標検出手段の出力に応じてアンテナビーム制御手段に対
して目標角度を出力し、電力制御手段に対して目標距離
を出力する割り込みビーム制御手段を付加したものであ
る。
【0015】請求項第3項の発明に係る電波給電装置
は、特定の周波数の電波を発振、増幅して出力する電力
送信手段と、上記電力送信手段の出力を入力し複数に分
配して出力する電力分配手段と、上記電力分配手段の各
出力を空間へ放射し、空間からの電波を受ける複数のア
ンテナと、上記複数のアンテナのそれぞれが受けた電波
毎にそれぞれ検波、増幅し、時間の最小単位毎に出力す
る複数の受信手段と、上記電力分配手段の各出力を入力
して上記複数のアンテナに出力し、上記複数のアンテナ
のそれぞれが受けた電波毎に入力して上記の各受信手段
へ出力する複数の送受信切替え手段と、上記受信手段の
各出力を入力し、あらかじめ決められたしきい値と比較
し、比較の結果を出力する複数の目標検出手段と、上記
目標検出手段の各出力を受けて、上記受信手段の各出力
を入力してそれぞれの目標距離を測定し、その距離を出
力する複数の目標距離測定手段と、上記複数の目標距離
測定手段の出力を入力し、全ての目標への給電に必要な
電力の大きさを電力送信手段へ出力し、上記電力分配手
段へ各送受信切替え手段への分配電力量を出力する第2
の電力制御手段と、上記目標検出手段の各出力を受け
て、上記受信手段の各出力を入力してそれぞれの目標角
度を測定し、その角度を出力する複数の目標角度測定手
段と、上記目標検出手段の各出力を受けて、上記目標角
度測定手段の各出力を入力し、上記複数のアンテナの各
ビームを上記それぞれの角度へ向ける複数のアンテナビ
ーム制御手段とを備えたものである。
【0016】請求項第4項の発明に係る電波給電装置
は、請求項3に記載の電波給電装置において、電力送信
手段と、電力制御手段をそれぞれ複数備え、複数の目標
距離測定手段の出力と複数の目標角度測定手段の出力を
入力して各アンテナが給電すべき目標を決定し、各電力
制御手段へ目標距離を、各アンテナビーム制御手段へ目
標角度を出力するビーム配分決定手段を付加したもので
ある。
【0017】請求項第5項の発明に係る電波給電装置
は、請求項1に記載の電波給電装置において、目標検出
手段の出力を受けて、受信手段の出力を入力し、目標の
速度を測定して出力する目標速度測定手段と、上記目標
速度測定手段の出力を入力し、目標の距離変化量を求め
出力する目標距離変化推定手段と、上記目標距離変化推
定手段の出力を入力し、目標距離を測定する時間を決め
目標距離測定手段を制御する目標距離測定時間間隔制御
手段とを付加したものである。
【0018】請求項第6項の発明に係る電波給電装置
は、請求項4に記載の電波給電装置において、目標速度
測定手段と、目標距離変化推定手段と、目標距離測定時
間間隔制御手段をそれぞれ複数備え、ビーム配分決定手
段の代わりに、上記複数の目標距離測定手段の出力と上
記複数の目標角度測定手段の出力を入力し、各アンテナ
が給電すべき目標を決定し、目標距離は異なる間隔で各
電力制御手段へ出力し、目標角度は一定間隔で各アンテ
ナビーム制御手段へ出力する第2のビーム配分決定手段
を備えたものである。
【0019】請求項第7項の発明に係る電波給電装置
は、請求項5に記載の電波給電装置において、目標速度
測定手段の出力を入力し、目標の角度変化量を求め出力
する目標角度変化推定手段と、角度変化推定手段の出力
を入力し、目標角度を測定する時間を決め上記目標角度
測定手段を制御する目標角度測定時間間隔制御手段を付
加したものである。
【0020】請求項第8項の発明に係る電波給電装置
は、請求項6に記載の電波給電装置において、目標角度
変化推定手段と、目標角度測定時間間隔制御手段をそれ
ぞれ複数備え、第2のビーム配分決定手段の代わりに、
複数の目標距離測定手段出力と複数の目標角度測定手段
出力を入力し、各アンテナが給電すべき目標を決定し、
各電力制御手段へ出力する目標距離と、各アンテナビー
ム制御手段へ出力する目標角度を、共に異なる間隔で出
力する第3のビーム配分決定手段を備えたものである。
【0021】請求項第9項の発明に係る電波給電装置
は、給電局と受電局とを備えて構成され、上記給電局
は、特定の周波数の電波を発振、増幅して出力する電力
送信手段と、上記電力送信手段の出力を空間へ放射し、
空間からの電波を受けるアンテナと、上記アンテナで受
けた電波を検波、増幅して出力する第2の受信手段と、
上記電力送信手段の出力を入力して上記アンテナへ出力
し、上記アンテナで受けた電波を入力して上記第2の受
信手段へ出力する送受信切替え手段と、上記第2の受信
手段の出力を入力し、あらかじめ決められたしきい値と
比較し、そのしきい値より大きければ、その第2の受信
手段の出力を出力する第2の目標検出手段と、上記第2
の目標検出手段の出力を入力し、受電局より送信され、
上記アンテナで受けた受電局の位置情報を解読し、目標
の距離と目標の角度を出力する目標情報解読手段と、上
記目標情報解読手段の目標の距離の出力を入力し、目標
の給電に必要な電力を決め、上記電力送信手段の増幅の
大きさを制御する電力制御手段と、上記目標情報解読手
段の目標の角度の出力を入力し、上記アンテナのビーム
をその角度へ向けるアンテナビーム制御手段とを備えて
構成され、上記受電局は、受電局の位置情報を電波に与
える自己情報送信手段と、上記給電局のアンテナから放
射される電波を受け、上記自己情報送信手段の出力を空
間へ放射する受電局アンテナと、上記受電局アンテナで
受けた電波の電力をあらかじめ決められたしきい値と比
較し、比較の結果を上記自己情報送信手段へ出力する電
力検出手段とを備えて構成されたものである。
【0022】請求項第10項の発明に係る電波給電装置
は、給電局と受電局とを備えて構成され、上記給電局
は、特定の周波数の電波を発振、増幅して出力する電力
送信手段と、上記電力送信手段の出力を入力し複数に分
配して出力する電力分配手段と、上記電力分配手段の各
出力を空間へ放射し、空間からの電波を受ける複数のア
ンテナと、上記複数のアンテナのそれぞれが受けた電波
毎にそれぞれ検波、増幅し、時間の最小単位毎に出力す
る複数の受信手段と、上記電力分配手段の各出力を入力
して上記複数のアンテナに出力し、上記複数のアンテナ
のそれぞれが受けた電波毎に入力して上記の各受信手段
へ出力する複数の送受信切替え手段と、上記受信手段の
各出力を入力し、あらかじめ決められたしきい値と比較
し、比較の結果を出力する複数の目標検出手段と、上記
目標検出手段の各出力を受けて、上記受信手段の各出力
を入力してそれぞれの目標距離を測定し、その距離を出
力する複数の目標距離測定手段と、上記複数の目標距離
測定手段の出力を入力し、全ての目標への給電に必要な
電力の大きさを電力送信手段へ出力し、上記電力分配手
段へ各送受信切替え手段への分配電力量を出力する第2
の電力制御手段と、上記目標検出手段の各出力を受け
て、上記受信手段の各出力を入力してそれぞれの目標角
度を測定し、その角度を出力する複数の目標角度測定手
段と、上記目標検出手段の各出力を受けて、上記目標角
度測定手段の各出力を入力し、上記複数のアンテナの各
ビームを上記それぞれの角度へ向ける複数のアンテナビ
ーム制御手段と、上記複数の目標距離測定手段の出力
と、上記複数の目標角度測定手段の出力を入力し、上記
複数のアンテナで観測される全範囲の目標に関する情報
を作成して出力する目標情報作成手段と、上記目標情報
作成手段の出力の情報を与えた電波を、発振、増幅して
出力する目標情報送信手段と、上記目標情報送信手段の
出力を入力して空間へ放射する複数の送信用アンテナと
を備えて構成され、上記受電局は、上記給電局の送信用
アンテナから放射される電波を受けて出力する受電局ア
ンテナと、上記受電局アンテナの出力を入力し、上記給
電局の目標情報送信手段で与えられた目標に関する情報
を解読し出力するデータ解読手段と、上記データ解読手
段の出力を入力し、受電局の動きを制御する移動制御手
段とを備えて構成されたものである。
【0023】
【作用】請求項第1項の電波給電装置においては、電力
送信手段が特定の周波数の電波を発振、増幅して出力す
る。アンテナは上記電力送信手段出力を空間へ放射し、
空間からの電波を受ける。受信手段は上記アンテナで受
けた電波を検波、増幅し、時間の最小単位毎に出力す
る。送受信切替え手段は上記電力送信手段出力を入力し
て上記アンテナへ出力し、上記アンテナで受けた電波を
入力して上記受信手段へ出力する。目標検出手段が上記
受信手段出力を入力し、あらかじめ決められたしきい値
と比較して比較の結果を出力する。目標距離測定手段
は、上記目標検出手段出力を受けて、上記受信手段出力
を入力して目標の距離を測定し出力する。電力制御手段
は、上記目標距離測定手段出力を入力して給電に必要な
電力を決め、上記電力送信手段の増幅の大きさを制御す
る。一方目標角度測定手段は、上記目標検出手段出力を
受けて、上記受信手段出力を入力して目標の角度を測定
し出力する。アンテナビーム制御手段は、上記目標検出
手段出力を受けて、上記目標角度測定手段出力を入力
し、上記アンテナのビームをその角度へ向ける。上記電
力送信手段が、上記電力制御手段で決められた電力まで
増幅した電波を、上記送受信切替え手段を介して上記ア
ンテナより放射する。
【0024】請求項第2項の電波給電装置においては、
割り込みビーム制御手段が、目標検出手段の出力に応じ
て、目標距離測定手段の出力と目標角度測定手段の出力
を入力し、アンテナビーム制御手段に対して目標角度
を、電力制御手段に対して目標距離を出力する。その他
の作用は請求項第1項記載の電波給電装置と同様。
【0025】請求項第3項の電波給電装置においては、
電力送信手段が特定の周波数の電波を発振、増幅して出
力する。電力分配手段は上記電力送信手段出力を入力し
複数に分配して出力する。複数のアンテナは上記電力分
配手段の各出力を空間へ放射し、空間からの電波を受け
る。複数の受信手段は上記各アンテナが受けた電波毎に
それぞれ検波、増幅し、時間の最小単位毎に出力する。
複数の送受信切替え手段は上記電力分配手段の各出力を
入力して上記の各アンテナに出力し、上記の各アンテナ
が受けた電波毎に入力して上記の各受信手段へ出力す
る。複数の目標検出手段は上記受信手段の各出力を入力
し、あらかじめ決められたしきい値と比較し、比較の結
果を出力する。複数の目標距離測定手段は上記目標検出
手段の各出力を受けて、上記受信手段の各出力を入力し
てそれぞれの目標距離を測定し、その距離を出力する。
第2の電力制御手段は上記複数の目標距離測定手段出力
を入力し、全ての目標の給電に必要な電力の大きさを電
力送信手段へ出力し、上記電力分配手段へ各分配量を出
力する。複数の目標角度測定手段は上記目標検出手段の
各出力を受けて、上記受信手段の各出力を入力してそれ
ぞれの目標角度を測定し、その角度を出力する。複数の
アンテナビーム制御手段は上記目標検出手段の各出力を
受けて、上記目標角度測定手段の各出力を入力し、上記
各アンテナのビームを各角度へ向ける。上記電力送信手
段が、上記第2の電力制御手段で決められた電力まで増
幅した電波を、出力する。上記電力分配手段は、上記電
力送信手段出力を、上記第2の電力制御手段により制御
された電力で各送受信切替え手段へ分配して上記各アン
テナより放射する。
【0026】請求項第4項の電波給電装置においては、
電力送信手段と、電力制御手段が複数で請求項第1項と
同様に作用し、ビーム配分決定手段が、複数の目標距離
測定手段出力と複数の目標角度測定手段出力を入力し、
各アンテナが給電すべき目標を決定し、各電力制御手段
へ目標距離を、各アンテナビーム制御手段へ目標角度を
出力する。その他の作用は請求項第3項記載の電波給電
装置と同様。
【0027】請求項第5項の電波給電装置においては、
目標速度測定手段が、目標検出手段の出力を受けて上記
受信手段出力を入力し、目標の速度を測定して出力す
る。目標距離変化推定手段が、上記目標速度測定手段出
力を入力し、目標の距離変化量を求め出力する。目標距
離測定時間間隔制御手段が、上記目標距離変化推定手段
出力を入力し、目標距離を測定する時間を決め上記目標
距離測定手段を制御する。その他の作用は請求項第1項
記載の電波給電装置と同様。
【0028】請求項第6項の電波給電装置においては、
目標速度測定手段と、目標距離変化推定手段と、目標距
離測定時間間隔制御手段が、複数で請求項第5項と同様
に作用する。第2のビーム配分決定手段は上記複数の目
標距離測定手段出力と上記複数の目標角度測定手段出力
を入力し、各アンテナが給電すべき目標を決定し、目標
距離は異なる間隔で各電力制御手段へ出力し、目標角度
は一定間隔で各アンテナビーム制御手段へ出力する。そ
の他の作用は請求項第4項記載の電波給電装置と同様。
【0029】請求項第7項の電波給電装置においては、
目標角度変化推定手段が、目標速度測定手段出力を入力
し、目標の角度変化量を求め出力する。目標角度測定時
間間隔制御手段が、上記角度変化推定手段出力を入力
し、目標角度を測定する時間を決め上記目標角度測定手
段を制御する。その他の作用は請求項第5項記載の電波
給電装置と同様。
【0030】請求項第8項の電波給電装置においては、
目標角度変化推定手段と、目標角度測定時間間隔制御手
段が、複数で請求項第7項と同様に作用する。第3のビ
ーム配分決定手段は上記複数の目標距離測定手段出力と
上記複数の目標角度測定手段出力を入力し、各アンテナ
が給電すべき目標を決定し、各電力制御手段へ出力する
目標距離と、各アンテナビーム制御手段へ出力する目標
角度を、共に異なる間隔で出力する。その他の作用は請
求項第6項記載の電波給電装置と同様。
【0031】請求項第9項の電波給電装置においては、
受電局では、受電局アンテナが、給電局のアンテナから
放射される電波を受ける。電力検出手段は、上記受電局
アンテナで受けた電波の電力をあらかじめ決められたし
きい値と比較し、比較の結果を自己情報送信手段へ出力
する。自己情報送信手段は、電力検出手段の出力を受け
て受電局の位置情報を電波に与え出力する。上記受電局
アンテナは、上記自己情報送信手段出力を空間へ放射す
る。給電局では、第2の受信手段が、上記アンテナで受
信された電波を検波、増幅して出力する。第2の目標検
出手段は、上記第2の受信手段出力を入力して、あらか
じめ決められたしきい値と比較し、そのしきい値より大
きければ、その受信手段出力を出力する。目標情報解読
手段は、上記第2の目標検出手段を入力して上記自己情
報送信手段で符号化された位置情報を解読し、目標の距
離を上記電力制御手段へ、目標の角度を上記アンテナビ
ーム制御手段へ出力する。その他の作用は請求項第1項
記載の電波給電装置と同様。
【0032】請求項第10項の電波給電装置において
は、給電局では、目標情報作成手段が、上記複数の目標
距離測定手段出力と、上記複数の目標角度測定手段出力
を入力し、上記複数のアンテナで観測される全範囲の目
標に関する情報を作成して出力する。目標情報送信手段
は、上記目標情報作成手段出力の情報を与えた電波を、
発振、増幅して出力する。複数の送信用アンテナは、上
記目標情報送信手段出力を入力して空間へ放射する。受
電局では、受電局アンテナが、上記送信用アンテナから
放射される電波を受けて出力する。データ解読手段は、
上記受電局アンテナ出力を入力し、上記目標情報送信手
段で符号化された目標に関する情報を解読し出力する。
移動制御手段は、上記データ解読手段出力を入力し、受
電局の動きを制御する。その他の作用は請求項第3項記
載の電波給電装置と同様。
【0033】
【実施例】以下、この発明の実施例について図を参照し
て説明する。 実施例1.図1は本発明の一実施例である電波給電装置
の構成図である。図1において新規な部分は、21の受
信手段、22の目標検出手段、23の目標距離測定手
段、24の電力制御手段、25の目標角度測定手段、2
6のアンテナビーム制御手段、である。その他の構成要
素は上記従来例の図22で示したものと同等である。図
2は目標検出手段22の入力と出力を示すものであり、
27は入力である受信信号、28は時間の最小単位、2
9はしきい値、である。図3は給電局と給電局のアンテ
ナビームと受電局の位置関係を示すものであり、1a、
1bは受電局、7は給電局のアンテナ、30は給電局の
走査用ビーム、31は給電局の給電用ビーム、である。
【0034】この動作を図に基づいて説明する。図1に
おいて、電力送信手段19が、特定の周波数の電波を発
振し、あらかじめ定められた距離で、あらかじめ定めら
れた大きさの物体を検出できるだけの電力に増幅し、サ
ーキュレータの様な送受信切替え手段8を介して送信信
号として、アンテナ7より空間へ放射する。ここで、給
電局の走査用ビーム30は特定の方向を向いている。受
信手段21は、送信信号を放射後、あらかじめ定められ
た距離を観測できるだけの時間内にアンテナ7で受信さ
れる電波を、送受信切替え手段8を介して検波、増幅
し、送信信号との時間差方向について時間の最小単位
(セル)ごとに受信信号として目標検出手段22へ出力
する。
【0035】以下で目標とは受電局を意味する。目標検
出手段22では図2の様に、あらかじめ決められたしき
い値29と、入力される受信信号27を比較し、セル2
8ごとに、受信信号27がしきい値29より大きければ
目標が検出されたとして”1”、それ以外では”0”の
検出信号を出力する。この検出信号は、目標距離測定手
段23、目標角度測定手段25、アンテナビーム制御手
段26へ出力される。
【0036】始めに受電局が図3の1aであれば全セル
の検出信号は”0”であり、この場合には、目標距離測
定手段23、目標角度測定手段25は何も動作しない。
また、アンテナビーム制御手段26は、あらかじめ設定
されたビームの走査方法に従って、例えば、アンテナ自
体を機械的に駆動する、あるいは、アレイアンテナで各
素子アンテナの位相を制御する、などしてアンテナビー
ム30の方向を変化させ走査を行なう。
【0037】図3の受電局1aが移動し1bの位置にあ
るときに、上記検出信号は”1”となる。この検出信号
を受けて、目標距離測定手段23は、受信手段21より
受信信号を入力し、検出信号が”1”のセルまでの時間
間隔Tを求め、次式により目標距離Rを測定し、目標距
離Rを電力制御手段24へ出力する。
【0038】
【数1】
【0039】電力制御手段24は、入力された目標距離
Rから次式により、送信すべき電力Pを求め、その電力
Pで送信するように電力送信手段19を制御する。例え
ば、電力送信手段19における増幅の係数を電力制御手
段24が変化させる。
【0040】
【数2】
【0041】また、上記検出信号”1”を入力した目標
角度測定手段25は、受信手段21より受信信号を入力
し、例えば、いわゆるモノパルス方式により、検出信号
が”1”であるセルについて目標の角度θを測定し、ア
ンテナビーム制御手段26へ出力する。
【0042】アンテナビーム制御手段26は、その角度
θに給電用ビーム31が向くように制御する。そして、
電力送信手段19が、上記電力制御手段24で制御され
た電力で、給電すべき電波を、送受信切替え手段8を介
して、アンテナ7より目標方向へ放射する。
【0043】この後も、目標が検出されている限り、一
定の間隔で、同じ動作をくりかえす。
【0044】実施例2.図4は本発明の他の実施例であ
る電波給電装置の構成図である。図4において新規な部
分は32の割り込みビーム制御手段である。その他の構
成要素は上記実施例1の図1で示したものと同等であ
る。図5は給電局と給電局のアンテナビームと受電局の
位置関係を示すものであり、1a、1bは受電局、7は
給電局のアンテナ、30は給電局の走査用ビーム、であ
る。図6はアンテナビーム走査と給電の様子を示すもの
であり、1a、1bは受電局、7は給電局のアンテナ、
30は給電局の走査用ビーム、31a、31bは給電局
の給電用ビーム、33は走査だけの場合の時間的変化に
よるビームの位置、34は走査と給電の場合の時間的変
化によるビームの位置、である。
【0045】この動作を図に基づいて説明する。図4に
おいて、目標検出手段22の出力で全セルの検出信号
が”0”の場合は上記実施例1と同様である。
【0046】図5の様にビーム走査範囲内に2つの受電
局1a、1bが存在する場合、目標検出手段22では2
つのセルについて検出信号が”1”となる。この検出信
号を受けて、目標距離測定手段23、目標角度測定手段
25は、検出信号が”1”となった、全ての受信信号に
ついてそれぞれ、目標距離と目標角度を測定する。
【0047】また、目標検出手段22の検出信号は、割
り込みビーム制御手段32にも入力される。割り込みビ
ーム制御手段32は、検出信号の”1”が入力された時
に、目標距離測定手段23と目標角度測定手段25より
各目標の距離Rと角度θを得る。そして、一定周期で走
査を繰り返しているアンテナビーム制御手段26に対し
て割り込みをかけ、検出された目標の角度θに給電用ビ
ームを向け、目標距離Rを電力制御手段24に与えるこ
とにより必要な電力Pで電力送信手段19から給電され
るようにする。
【0048】このビームの動きを図6を用いて説明す
る。図6は全走査に9本の走査用ビーム30が必要で、
最大2つの目標を検出する例である。目標検出手段22
の出力で全セルの検出信号が”0”の場合は33の様
に、#1から#9までを順に繰り返し走査する。ここ
で、#4と#7のビームで目標が検出されるものとす
る。このとき走査の周期は、(検出目標数)×(ビーム
1本の照射時間)+(検出信号が割り込みビーム制御手
段に出力されるのに必要な時間)だけ増える。この例で
は、この検出信号が割り込みビーム制御手段32に出力
されるまでにビーム2本走査するだけの時間が必要であ
るとすると、34の様に4ビーム走査時間分だけ増える
ことになる。そして、#4のビームでの検出信号によ
り、#6のビームの次に割り込みビーム制御手段32
が、アンテナビーム制御手段26に割り込みをかけ、目
標距離に応じた電力で#4のビーム内の目標1aに給電
用ビーム31aが給電を行なう。同様に、#7のビーム
での検出信号により、#9のビームの次に割り込みビー
ム制御手段32が、アンテナビーム制御手段26に割り
込みをかけ、目標距離に応じた電力で#7のビーム内の
目標1bに給電用ビーム31bが給電を行なう。
【0049】この後も、目標が検出されている限り、一
定の間隔で、同じ動作をくりかえす。
【0050】実施例3.図7は本発明の他の実施例であ
る電波給電装置の構成図である。図7において新規な部
分は、35の第2の電力制御手段、72の電力分配手
段、である。その他の構成要素は上記従来例1の図1で
示したものと同等である。また、図8は給電局と給電局
のアンテナビームと受電局の位置関係を示すものであ
り、1a〜1cは受電局、7a〜7cは給電局、30a
〜30cは給電局の走査用ビーム、31a〜31cは給
電局の給電用ビーム、である。
【0051】この動作を図に基づいて説明する。図7に
おいて、複数の各目標距離測定手段23a〜23c出力
までは上記従来例1と同様である。ただし、ビームの走
査範囲は図8に示す様に、各々重ならないようにされて
いるものとする。
【0052】各目標距離測定手段23a〜23bは、そ
れぞれ受信手段21a〜21cより入力した受信信号か
ら、送信信号との時間差Ti(i=1〜n)(n:検出
目標数)を求め、次式により目標距離Ri(i=1〜
n)を測定し、
【0053】
【数3】
【0054】それぞれ目標距離Ri(i=1〜n)を第
2の電力制御手段35へ出力する。
【0055】第2の電力制御手段35は、入力された目
標距離Ri(i=1〜n)から、次式により送信すべき
電力Ptを求め、その電力Ptで送信するように電力送
信手段19を制御する。
【0056】
【数4】
【0057】さらに第2の電力制御手段35は、各送受
信切替え手段8a〜8cにそれぞれ次式で決まる電力P
i(i=1〜m)(m:アンテナ数)が分配されるよう
に電力分配手段72を制御する。
【0058】
【数5】
【0059】各目標角度測定手段25a〜25cは、そ
れぞれ受信手段21a〜21cより受信信号を入力し、
例えば、いわゆるモノパルス方式により目標の角度θi
(i=1〜n)を測定し、それぞれアンテナビーム制御
手段26a〜26cへ出力する。
【0060】アンテナビーム制御手段26a〜26c
は、その角度θi(i=1〜n)にそれぞれのアンテナ
7a〜7cのビームが向くように制御する。
【0061】そして、電力送信手段19が、上記第2の
電力制御手段35で制御された電力Ptで給電すべき電
波を発振、出力し、電力分配手段72が各送受信切替え
手段8a〜8cへPi(i=1〜m)の電力を分配す
る。分配された電力はそれぞれ図8の様にそれぞれのア
ンテナ7a〜7cより、それぞれの目標方向1a〜1c
へ、給電用ビーム31a〜31cで給電する。
【0062】この後も、目標が検出されている限り、一
定の間隔で、同じ動作をくりかえす。
【0063】実施例4.図9は本発明の他の実施例であ
る電波給電装置の構成図である。図9において新規な部
分は、36のビーム配分決定手段である。その他の構成
要素は上記従来例3の図7で示したものと同等である。
図10は給電局と給電局のアンテナビームと受電局の位
置関係を示すものであり、1a〜1dは受電局、7a〜
7fは給電局のアンテナ、30a〜30fは給電局の走
査用ビーム、31a〜31dは給電局の給電用ビーム、
である。図11はビーム配分決定手段が持つ距離・方位
マップであり、37a〜37cは距離・方位マップ、3
8a〜38cは検出された目標、39a、39bは検出
された目標間の距離、40a、40bは給電対象目標、
である。
【0064】この動作を図に基づいて説明する。図9に
おいて、各電力送信手段19a〜19cが、複数のアン
テナ間で相互に干渉が起こりうるならそれぞれ異なる特
定の周波数の電波を発振する。そうでなければ、全て同
じ特定の周波数で電波を発振する。それ以外の各目標距
離測定手段23a〜23cと、各目標角度測定手段25
a〜25cの出力までは上記実施例3と同様である。
【0065】各アンテナ7a〜7cで検出された目標の
距離と角度が、ビーム配分決定手段36へ入力される。
ビーム配分決定手段36は、入力された角度と距離か
ら、図11の様に、距離・方位方のマップ37a〜37
cを利用して各アンテナ7a〜7cで検出された目標3
8a〜38cをマップ上に配置する。そして、検出目標
38aと検出目標38bの様に目標間距離39aがあら
かじめ定められた値より小さければ同じ給電対象目標4
0aとし、検出目標38bと検出目標38cの様に目標
間距離39bがあらかじめ定められた値より大きければ
異なる給電対象目標とする。以上の様にして給電対象目
標の数を得る。
【0066】そして、どのアンテナがどの目標に対して
給電するかを決める。40aの目標の場合2つのマップ
上にあるので、2ヶ所のアンテナ7b、7cから給電可
能である。目標までの距離が近い方が送信する電力が少
なく済むので、例えば、距離を基準として近い方のアン
テナ7bから給電するようにビーム配分決定手段36
は、電力制御手段24bとアンテナビーム制御手段26
bを制御する。
【0067】同様にして、ビーム配分決定手段36は、
全ての目標に対して、各電力制御手段24a〜24cと
各アンテナビーム制御手段26a〜26cを制御し、図
10の様に各アンテナ7a〜7cから決められた目標に
対して給電を行なう。
【0068】また図10のように、アンテナ7eの走査
範囲に複数の目標1c、1dが存在し、その隣のアンテ
ナ7dの走査範囲に目標が存在しない場合には、ビーム
配分決定手段36は、アンテナ7dが、隣のアンテナ7
eで検出された目標1cに給電するように制御する。
【0069】この後も、目標が検出されている限り、一
定の間隔で、同じ動作をくりかえす。
【0070】実施例5.まず、この発明で利用する目標
の速度と距離の関係について、図12を用いて説明す
る。図12で、7は給電局のアンテナ、30は給電局の
走査用ビーム、41a、41bは目標の速度ベクトル、
42a、42bは目標の距離方向の速度成分、43a、
43bは現在の受電局(目標)、44a、44bは現在
から最小測定時間間隔後の目標、である。
【0071】図12の目標43aでは、距離方向の速度
42aが大きく目標の距離が大きく変わる。そのため、
電力の過不足を起こさないようにするためには、短い時
間間隔で目標の距離を測定する必要がある。一方目標4
3bでは、速度43bは小さく目標距離の変化は小さ
い。そのため、目標距離の測定時間間隔はある程度長く
することができる。つまり、無駄なく給電を行うには、
目標距離の測定時間間隔は目標の速度により変えるべき
である。
【0072】図13は本発明の他の実施例である電波給
電装置の構成図である。図13において新規な部分は、
45の目標速度測定手段、46の目標距離変化推定手
段、47の目標距離測定時間間隔制御手段、である。そ
の他の構成要素は上記従来例1の図1で示したものと同
等である。
【0073】この動作を図に基づいて説明する。図13
において、目標検出手段22出力までは、上記従来例1
と同様である。検出信号は、目標距離測定手段23、目
標角度測定手段25、目標速度測定手段45、アンテナ
ビーム制御手段26へ出力される。
【0074】受電局が走査範囲内に存在するなら、検出
信号は”1”となる。この検出信号を受けて目標速度測
定手段45は、受信手段21より受信信号を入力し、例
えば、ドップラ周波数を利用して、目標の速度vを測定
し、目標距離変化推定手段46へ出力する。
【0075】目標距離変化推定手段46は目標速度vを
入力し、次式により目標の距離変化量dRを推定し目標
距離測定時間間隔制御手段47へ出力する。
【0076】
【数6】
【0077】目標距離測定時間間隔制御手段47は、目
標の距離変化量dRを入力し、次式により、次に目標距
離を測定する時間τを求める。そして、次回はその間隔
で目標距離測定手段23が動作するように制御を行な
う。
【0078】
【数7】
【0079】目標距離測定手段23は、目標距離測定時
間間隔制御手段47によって決められた測定時間間隔で
受信手段21より受信信号を入力し、目標距離を測定し
電力制御手段24へ出力する。
【0080】それ以外は上記実施例1と同様である。
【0081】実施例6.図14は本発明の他の実施例で
ある電波給電装置の構成図である。図14において新規
な部分は、48の第2のビーム配分決定手段、である。
その他の構成要素は上記従来例5の図13で示したもの
と同等である。
【0082】この動作を図に基づいて説明する。図14
において、各電力送信手段19a〜19cが、それぞれ
異なる特定の周波数の電波を発振する。それ以外の各目
標距離測定手段23a〜23c、各目標角度測定手段2
5a〜25cの出力までは上記実施例5と同様である。
【0083】各アンテナ7a〜7cで検出された目標の
距離と角度が、第2のビーム配分決定手段48へ入力さ
れる。第2のビーム配分決定手段48は、入力された角
度と距離から、上記従来例4と同様にして、どのアンテ
ナがどの目標に対して給電するかを決める。ただし、目
標によって目標距離を測定する間隔が異なるため、各電
力制御手段24a〜24cへは非同期で目標距離を出力
する。そのため、第2のビーム配分決定手段48の距離
・方位方向のマップには、あらかじめ定められた過去の
時間の状態が保存できるもの、例えばメモリを使用す
る。
【0084】それ以外は上記実施例5と同様である。
【0085】実施例7.まず、この発明で利用する目標
の速度と方位角の関係について、図15を用いて説明す
る。図15で、7は給電局のアンテナ、30は給電局の
走査用ビーム、41a、41bは目標の速度ベクトル、
42a、42bは目標の距離方向の速度成分、43a、
43bは現在の受電局(目標)、44a、44bは現在
から最小測定時間間隔後の目標、49a、49bは目標
の方位方向の速度成分、50は目標の移動方向、51
a、51bはビームの方向、52a、52bは目標の移
動方向とビームの方向の成す角である。
【0086】ここで、目標はある決まった方向50に直
線移動しているものとする。すると各ビームで検出され
た目標43a、43bの方位方向の速度成分ui(i=
1〜n)(n:目標数)も、測定で得られる距離方向の
速度成分vi(i=1〜n)と、目標の移動方向50と
各アンテナビームの方向51a、51bが成す角φi
(i=1〜n)から、次式により求めることができる。
【0087】
【数8】
【0088】図15で目標43aと目標43bは同じ速
度だが、測定される距離方向の速度成分vi(i=1〜
n)とφi(i=1〜n)は異なるので、方位方向の速
度成分ui(i=1〜n)は異なる。そのため、目標に
給電し続けるようにするためには、方位方向の速度成分
が大きい目標の角度は、短い時間間隔で測定する必要が
ある。つまり、過不足のない給電を行うためには、目標
角度の測定時間間隔は目標の方位方向の速度により変え
るべきである。
【0089】図16は本発明の他の実施例である電波給
電装置の構成図である。図16において新規な部分は、
53の目標角度変化推定手段、54の目標角度測定時間
間隔制御手段、である。その他の構成要素は上記従来例
5の図13で示したものと同等である。
【0090】この動作を図に基づいて説明する。図16
において、目標速度測定手段出力45までは、上記従来
例5と同様である。つまり、目標速度検出手段45は、
例えば、ドップラ周波数を利用して、目標の速度vを測
定し、目標距離変化推定手段46と目標角度変化推定手
段53へ出力する。目標距離変化推定手段46、目標距
離測定時間間隔制御手段47は上記従来例5と同様な動
作を行ない目標距離測定手段23の測定時間間隔を制御
する。
【0091】一方、目標角度変化推定手段53は目標速
度vを入力し、次式により目標の角度変化量dθを推定
し、目標角度測定時間間隔制御手段54へ出力する。
【0092】
【数9】
【0093】目標角度測定時間間隔制御手段54は、目
標の角度変化量dθを入力し、次式により、次に目標距
離を測定する間隔tを求める。そして、次回はその間隔
で目標角度測定手段25が動作するように制御を行な
う。
【0094】
【数10】
【0095】目標角度測定手段25は、目標角度測定時
間間隔制御手段54によって決められた測定時間間隔で
受信手段21より受信信号を入力し、目標角度を測定
し、アンテナビーム制御手段26へ出力する。
【0096】それ以外は上記実施例5と同様である。
【0097】実施例8.図17は本発明の他の実施例で
ある電波給電装置の構成図である。図17において新規
な部分は、55の第3のビーム配分決定手段、である。
その他の構成要素は上記従来例7の図16で示したもの
と同等である。
【0098】この動作を図に基づいて説明する。図17
において、各電力送信手段19a〜19cが、それぞれ
異なる特定の周波数の電波を発振する。それ以外の各目
標距離測定手段23a〜23c、各目標角度測定手段2
5a〜25cの出力までは上記実施例6と同様である。
【0099】各アンテナ7a〜7cで検出された目標の
距離と角度が、第3のビーム配分決定手段55へ入力さ
れる。第3のビーム配分決定手段55は、入力された角
度と距離から、上記従来例6と同様にして、どのアンテ
ナがどの目標に対して給電するかを決める。ただし、目
標によって目標距離、目標角度を観測する時間が異なる
ため、各電力制御手段24a〜24cへは目標距離を、
各アンテナビーム制御手段26a〜26cへは目標角度
を非同期で出力する。そのため、第3のビーム配分決定
手段55の距離・方位方向のマップには、あらかじめ定
められた過去の時間の状態が保存できるもの、例えばメ
モリを使用する。
【0100】それ以外は上記実施例7と同様である。
【0101】実施例9.図18は本発明の他の実施例で
ある電波給電装置の構成図である。図18において新規
な部分は、56の受電局アンテナ、57の電力検出手
段、58の自己情報送信手段、59の第2の受信手段、
60の第2の目標検出手段、61の目標情報解読手段、
である。その他の構成要素は上記従来例1の図1で示し
たものと同等である。
【0102】この動作を図に基づいて説明する。図18
において、電力送信手段19が、特定の周波数の電波を
発振し、あらかじめ定められた電力に増幅し、例えばサ
ーキュレータの様な送受信切替え手段8aを介して送信
信号として、アンテナ7より空間へ放射する。
【0103】一方、移動している受電局1は、電力検出
手段57が送受信切替え手段8bを介して受電局アンテ
ナ56に入る電波を受信し、その電力をあらかじめ決め
られたしきい値と比較している。アンテナ7の走査範囲
内に受電局1が存在しなければ、受信電力はしきい値を
越えず、電力検出手段57は自己情報送信手段58へ何
も出力しない。
【0104】アンテナ7の走査範囲内へ受電局1が移動
した場合、電力検出手段57が比較していた、送受信切
替え手段8bを介して受電局アンテナ56から入る電波
の電力はしきい値を越える。このとき、電力検出手段5
7は電力検出信号を自己情報送信手段58へ出力する。
【0105】電力検出信号を受けた自己情報送信手段5
7は、例えば、あらかじめ人工衛星からの信号を利用し
て測定された自己の位置情報を、符号化する。そして、
受信した給電局2の送信信号をその符号にしたがって、
例えば位相変調を行ない、増幅して送受信切替え手段8
bを介して受電局アンテナ56より放射する。
【0106】第2の受信手段59は、送信信号を放射
後、あらかじめ定められた距離を観測できるだけの時間
内にアンテナ7で受信される電波を、送受信切替え手段
8aを介して検波、増幅し、受信信号として第2の目標
検出手段60へ出力する。
【0107】第2の目標検出手段60では、例えばあら
かじめ決められたしきい値と、入力される受信信号を比
較し、受信信号がしきい値より大きければ目標が検出さ
れたとして、その時の受信信号を目標情報解読手段61
へ出力する。また、受信信号がしきい値より小さければ
何も出力しない。
【0108】目標情報解読手段61は、第2の目標検出
手段60の出力である受信信号を入力し自己情報送信手
段58で符号化された受電局1の位置情報を解読する。
その位置情報から、目標の距離と角度を求め、距離を電
力制御手段24へ、角度をアンテナビーム制御手段26
へ出力する。
【0109】電力制御手段24、電力送信手段19、ア
ンテナビーム制御手段26は上記従来例1と同様に動作
し、給電すべき電波が送受信切替え手段8aを介して、
アンテナ7より目標方向へ送信する。
【0110】この後も、電力検出手段57がしきい値以
上の電力を検出している限り、一定の間隔で、同じ動作
をくりかえす。
【0111】実施例10.図19は本発明の他の実施例
である電波給電装置の構成図である。図19において新
規な部分は、62の目標情報作成手段、63の目標情報
送信手段、64の送信用アンテナ、65のデータ解読手
段、66の移動制御手段、である。その他の構成要素は
上記従来例3の図7と上記従来例9の図18で示したも
のと同等である。また、図20は目標情報作成手段が作
成するデータを示すものであり、1a〜1cは検出され
た受電局(目標)、7a〜7cは給電局のアンテナ、6
7a〜67cは測定された目標距離、68a〜68cは
測定された目標角度、69a〜69cは変換されたX座
標値、70a〜70cは変換されたY座標値、また、図
21は給電局と給電局のアンテナビームと受電局の位置
関係を示すものであり、1a〜1cは受電局、7a〜7
cは給電局のアンテナ、64a〜64cは給電局の送信
用アンテナ、30a〜30cは給電局の走査用ビーム、
31a〜31cは給電局の給電用ビーム、71a〜71
cは給電局の送信用アンテナのビーム、である。
【0112】この動作を図に基づいて説明する。図19
において、各目標距離測定手段23a〜23c出力、各
目標角度測定手段25a〜25c出力、までは上記従来
例3と同様である。ただし、ビームの走査範囲は重なら
ないように決められているものとする。
【0113】各目標距離測定手段23a〜23cは、上
記従来例3と同様に、第2の電力制御手段35へ各アン
テナ7a〜7cで検出された目標の距離Ri(i=1〜
n)(n:目標数)を出力する。同時にその目標距離R
i(i=1〜n)は、目標情報作成手段62へも送られ
る。各目標角度測定手段25a〜25cは、上記従来例
3と同様に、目標の角度θi(i=1〜n)を測定しそ
れぞれアンテナビーム制御手段26a〜26cへ出力す
る。同時に目標の角度θi(i=1〜n)は、目標情報
作成手段62へも送られる。第2の電力制御手段35、
各アンテナビーム制御手段26a〜26cは、上記従来
例3と同様な動作を行ない、給電を行なう。
【0114】一方、目標情報作成手段62は図20の様
に示すように、入力された各目標の距離Ri(i=1〜
n)67a〜67cと角度θi(i=1〜n)68a〜
68cから、全てのアンテナの走査範囲についての各目
標の位置を、座標変換をしたXi(i=1〜n)69a
〜69c、Yi(i=1〜n)70a〜70cとして求
めたデータD(Xi,Yi)(i=1〜n)を作成す
る。作成されたデータD(Xi,Yi)(i=1〜n)
は、目標情報送信手段63へ出力される。
【0115】目標情報送信手段63は、入力データD
(Xi,Yi)(i=1〜n)を符号化し、その符号に
したがって位相変調をかけた電波を発振し、送信用アン
テナ64a〜64cから空間へ放射する。この送信用ア
ンテナのビームは図21の71の様に広いもので、各ア
ンテナの走査範囲全てを覆うようなものである。
【0116】受電局1では、受電局アンテナ56より、
データ解読手段65が給電局の送信用アンテナ64a〜
64cから放射された電波を受信、解読し、データD
(Xi,Yi)(i=1〜n)を得て、移動制御手段6
6へ出力する。例えば、受電局1が電気自動車であれ
ば、移動制御手段66は運転者に当たり、運転者はデー
タD(Xi,Yi)(i=1〜n)を見ることにより、
周囲の状況を把握して移動する。
【0117】
【発明の効果】請求項第1項の発明によれば、電波給電
装置において、目標を検出し、目標までの距離を測定
し、その距離に応じた電力で給電するように構成したの
で、目標に対して過不足なく給電することができる。
【0118】請求項第2項の発明によれば、電波給電装
置において、走査を行ないながら検出した目標に対して
給電に使うビームを向けるように構成したので、複数の
目標に対して給電することができる。
【0119】請求項第3項の発明によれば、電波給電装
置において、複数のアンテナを用いて目標の検出と検出
された目標への給電を行なうように構成したので、複数
の目標に対して給電することができる。
【0120】請求項第4項の発明によれば、電波給電装
置において、複数のアンテナを用いて目標の検出を行な
い、検出された目標へ給電するアンテナを決めるよう構
成したので、複数の目標に対して無駄なく給電すること
ができる。
【0121】請求項第5項の発明によれば、電波給電装
置において、検出された目標の速度を測定し、目標の距
離変化量を求めて、目標距離測定時間間隔を制御するよ
う構成したので、目標の動きに対応して無駄なく給電す
ることができる。
【0122】請求項第6項の発明によれば、電波給電装
置において、複数のアンテナを用いて目標の検出を行な
い、検出された目標へ給電するアンテナと、目標の速度
から目標距離測定時間間隔を決めるよう構成したので、
複数の目標に対して各目標の動きに応じて無駄なく給電
することができる。
【0123】請求項第7項の発明によれば、電波給電装
置において、検出された目標の速度を測定し、目標の角
度変化量を求めて、目標角度測定時間間隔を制御するよ
う構成したので、目標の動きに対応して過不足無く給電
することができる。
【0124】請求項第8項の発明によれば、電波給電装
置において、複数のアンテナを用いて目標の検出を行な
い、検出された目標へ給電するアンテナと、目標の速度
から目標距離測定時間間隔と目標角度測定時間間隔を決
めるよう構成したので、複数の目標に対して各目標の動
きに応じて過不足なく給電することができる。
【0125】請求項第9項の発明によれば、電波給電装
置において、受電局自身が自己の位置情報を給電局へ送
信し、給電局はその情報をもとに給電するよう構成した
ので、目標として検出される受電局へ正確に過不足なく
給電することができる。
【0126】請求項第10項の発明によれば、電波給電
装置において、給電局で検出された受電局の位置情報を
受電局へ送信するよう構成したので、受電局は周囲の状
況を知って給電を受け易い位置へ移動することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示す電波給電装置の構
成図である。
【図2】 実施例1の目標検出手段の入力と出力を示す
図である。
【図3】 実施例1における受電局と給電局のアンテナ
ビームの関係を示す図である。
【図4】 この発明の実施例2を示す電波給電装置の構
成図である。
【図5】 実施例2における複数の受電局と給電局のア
ンテナビームの関係を示す図である。
【図6】 実施例2におけるアンテナビーム走査と給電
の様子を示す図である。
【図7】 この発明の実施例3を示す電波給電装置の構
成図である。
【図8】 実施例3における複数の受電局と複数の給電
局のアンテナビームの関係を示す図である。
【図9】 この発明の実施例4を示す電波給電装置の構
成図である。
【図10】 実施例4における複数の受電局と複数の給
電局のアンテナビームの関係を示す図である。
【図11】 実施例4のビーム配分決定手段が持つ距離
・方位マップを示す図である。
【図12】 この発明の実施例5における複数の受電局
と給電局の関係を示す図である。
【図13】 この発明の実施例5を示す電波給電装置の
構成図である。
【図14】 この発明の実施例6を示す電波給電装置の
構成図である。
【図15】 この発明の実施例7における複数の受電局
と給電局の関係を示す図である。
【図16】 この発明の実施例7を示す電波給電装置の
構成図である。
【図17】 この発明の実施例8を示す電波給電装置の
構成図である。
【図18】 この発明の実施例9を示す電波給電装置の
構成図である。
【図19】 この発明の実施例10を示す電波給電装置
の構成図である。
【図20】 実施例10の目標情報作成手段が作成する
データを示す図である。
【図21】 実施例10における複数の受電局と複数の
給電局のアンテナビームの関係を示す図である。
【図22】 従来の電波給電装置の1つの基本構成図で
ある。
【図23】 従来の電波給電装置の他の基本構成図であ
る。
【符号の説明】
1 受電局、2 給電局、3 パイロット信号送信アン
テナ、4 パイロット信号発生回路、5 受電アンテ
ナ、6 整流器、7 アンテナ、8 送受信切替え手
段、9 低雑音増幅手段、10 位相共役回路、11
高出力増幅手段、12 基準信号発生手段、13 パイ
ロット信号、14 給電電波、15 第1のパイロット
信号受信アンテナ、16 第2のパイロット信号受信ア
ンテナ、17 角度検出手段、18 給電制御手段、1
9 電力送信手段、20 給電アンテナ、21 受信手
段、22 目標検出手段、23 目標距離測定手段、2
4 電力制御手段、25 目標角度測定手段、26 ア
ンテナビーム制御手段、27 受信信号、28 時間の
最小単位、29 しきい値、30 給電局の走査用ビー
ム、31 給電局の給電用ビーム、32 割り込みビー
ム制御手段、33 走査だけの場合の時間的変化による
ビームの位置、34 走査と給電の場合の時間的変化に
よるビームの位置、35 第2の電力制御手段、36
ビーム配分決定手段、37 距離・方位マップ、38
検出された目標、39 検出された目標間の距離、40
給電対象目標、41 目標の速度ベクトル、42 目
標の距離方向の速度成分、43 現在の受電局(目
標)、44 現在から最小測定時間間隔後の目標、45
目標速度測定手段、46 目標距離変化推定手段、4
7 目標距離測定間隔制御手段、48 第2のビーム配
分決定手段、49 目標の方位方向の速度成分、50
目標の移動方向、51 ビームの方向、52 目標の移
動方向とビーム方向の成す角、53 目標角度変化推定
手段、54 目標角度測定間隔制御手段、55 第3の
ビーム配分決定手段、56 受電局アンテナ、57 電
力検出手段、58 自己情報送信手段、59 第2の受
信手段、60 第2の目標検出手段、61 目標情報解
読手段、62 目標情報作成手段、63 目標情報送信
手段、64 送信用アンテナ、65 データ解読手段、
66移動制御手段、67 測定された目標距離、68
測定された目標角度、69変化されたX座標値、70
変化されたY座標、71 送信用アンテナのビーム、7
2 電力配分手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01S 7/02 F (72)発明者 藤坂 貴彦 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株式 会社電子システム研究所内 (72)発明者 近藤 倫正 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株式 会社電子システム研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の周波数の電波を発振、増幅して出
    力する電力送信手段と、上記電力送信手段の出力を空間
    へ放射し、空間からの電波を受けるアンテナと、上記ア
    ンテナで受けた電波を検波、増幅し、時間の最小単位毎
    に出力する受信手段と、上記電力送信手段の出力を入力
    して上記アンテナへ出力し、上記アンテナで受けた電波
    を入力して上記受信手段へ出力する送受信切替え手段
    と、上記受信手段の出力を入力し、あらかじめ決められ
    たしきい値と比較し、比較の結果を出力する目標検出手
    段と、上記目標検出手段の出力を受けて、上記受信手段
    の出力を入力して目標の距離を測定し、その距離を出力
    する目標距離測定手段と、上記目標距離測定手段の出力
    を入力して目標の給電に必要な電力を決め、上記電力送
    信手段の増幅の大きさを制御する電力制御手段と、上記
    目標検出手段の出力を受けて、上記受信手段の出力を入
    力して目標の角度を測定し、その角度を出力する目標角
    度測定手段と、上記目標検出手段の出力を受けて、上記
    目標角度測定手段の出力を入力し、上記アンテナのビー
    ムをその角度へ向けるアンテナビーム制御手段とを備え
    たことを特徴とする電波給電装置。
  2. 【請求項2】 目標距離測定手段の出力と目標角度測定
    手段の出力を入力し、目標検出手段の出力に応じてアン
    テナビーム制御手段に対して目標角度を出力し、電力制
    御手段に対して目標距離を出力する割り込みビーム制御
    手段を付加したことを特徴とする請求項1記載の電波給
    電装置。
  3. 【請求項3】 特定の周波数の電波を発振、増幅して出
    力する電力送信手段と、上記電力送信手段の出力を入力
    し複数に分配して出力する電力分配手段と、上記電力分
    配手段の各出力を空間へ放射し、空間からの電波を受け
    る複数のアンテナと、上記複数のアンテナのそれぞれが
    受けた電波毎にそれぞれ検波、増幅し、時間の最小単位
    毎に出力する複数の受信手段と、上記電力分配手段の各
    出力を入力して上記複数のアンテナに出力し、上記複数
    のアンテナのそれぞれが受けた電波毎に入力して上記の
    各受信手段へ出力する複数の送受信切替え手段と、上記
    受信手段の各出力を入力し、あらかじめ決められたしき
    い値と比較し、比較の結果を出力する複数の目標検出手
    段と、上記目標検出手段の各出力を受けて、上記受信手
    段の各出力を入力してそれぞれの目標距離を測定し、そ
    の距離を出力する複数の目標距離測定手段と、上記複数
    の目標距離測定手段の出力を入力し、全ての目標への給
    電に必要な電力の大きさを電力送信手段へ出力し、上記
    電力分配手段へ各送受信切替え手段への分配電力量を出
    力する第2の電力制御手段と、上記目標検出手段の各出
    力を受けて、上記受信手段の各出力を入力してそれぞれ
    の目標角度を測定し、その角度を出力する複数の目標角
    度測定手段と、上記目標検出手段の各出力を受けて、上
    記目標角度測定手段の各出力を入力し、上記複数のアン
    テナの各ビームを上記それぞれの角度へ向ける複数のア
    ンテナビーム制御手段とを備えたことを特徴とする電波
    給電装置。
  4. 【請求項4】 電力送信手段と、電力制御手段をそれぞ
    れ複数備え、複数の目標距離測定手段の出力と複数の目
    標角度測定手段の出力を入力して各アンテナが給電すべ
    き目標を決定し、各電力制御手段へ目標距離を、各アン
    テナビーム制御手段へ目標角度を出力するビーム配分決
    定手段を付加したことを特徴とする請求項3記載の電波
    給電装置。
  5. 【請求項5】 目標検出手段の出力を受けて、受信手段
    の出力を入力し、目標の速度を測定して出力する目標速
    度測定手段と、上記目標速度測定手段の出力を入力し、
    目標の距離変化量を求め出力する目標距離変化推定手段
    と、上記目標距離変化推定手段の出力を入力し、目標距
    離を測定する時間を決め目標距離測定手段を制御する目
    標距離測定時間間隔制御手段とを付加したことを特徴と
    する請求項1記載の電波給電装置。
  6. 【請求項6】 目標速度測定手段と、目標距離変化推定
    手段と、目標距離測定時間間隔制御手段をそれぞれ複数
    備え、ビーム配分決定手段の代わりに、上記複数の目標
    距離測定手段の出力と上記複数の目標角度測定手段の出
    力を入力し、各アンテナが給電すべき目標を決定し、目
    標距離は異なる間隔で各電力制御手段へ出力し、目標角
    度は一定間隔で各アンテナビーム制御手段へ出力する第
    2のビーム配分決定手段を備えたことを特徴とする請求
    項4記載の電波給電装置。
  7. 【請求項7】 目標速度測定手段の出力を入力し、目標
    の角度変化量を求め出力する目標角度変化推定手段と、
    角度変化推定手段の出力を入力し、目標角度を測定する
    時間を決め上記目標角度測定手段を制御する目標角度測
    定時間間隔制御手段を付加したことを特徴とする請求項
    5記載の電波給電装置。
  8. 【請求項8】 目標角度変化推定手段と、目標角度測定
    時間間隔制御手段をそれぞれ複数備え、第2のビーム配
    分決定手段の代わりに、複数の目標距離測定手段出力と
    複数の目標角度測定手段出力を入力し、各アンテナが給
    電すべき目標を決定し、各電力制御手段へ出力する目標
    距離と、各アンテナビーム制御手段へ出力する目標角度
    を、共に異なる間隔で出力する第3のビーム配分決定手
    段を備えたことを特徴とする請求項6記載の電波給電装
    置。
  9. 【請求項9】 給電局と受電局とを備えて構成され、上
    記給電局は、特定の周波数の電波を発振、増幅して出力
    する電力送信手段と、上記電力送信手段の出力を空間へ
    放射し、空間からの電波を受けるアンテナと、上記アン
    テナで受けた電波を検波、増幅して出力する第2の受信
    手段と、上記電力送信手段の出力を入力して上記アンテ
    ナへ出力し、上記アンテナで受けた電波を入力して上記
    第2の受信手段へ出力する送受信切替え手段と、上記第
    2の受信手段の出力を入力し、あらかじめ決められたし
    きい値と比較し、そのしきい値より大きければ、その第
    2の受信手段の出力を出力する第2の目標検出手段と、
    上記第2の目標検出手段の出力を入力し、受電局より送
    信され、上記アンテナで受けた受電局の位置情報を解読
    し、目標の距離と目標の角度を出力する目標情報解読手
    段と、上記目標情報解読手段の目標の距離の出力を入力
    し、目標の給電に必要な電力を決め、上記電力送信手段
    の増幅の大きさを制御する電力制御手段と、上記目標情
    報解読手段の目標の角度の出力を入力し、上記アンテナ
    のビームをその角度へ向けるアンテナビーム制御手段と
    を備えて構成され、上記受電局は、受電局の位置情報を
    電波に与える自己情報送信手段と、上記給電局のアンテ
    ナから放射される電波を受け、上記自己情報送信手段の
    出力を空間へ放射する受電局アンテナと、上記受電局ア
    ンテナで受けた電波の電力をあらかじめ決められたしき
    い値と比較し、比較の結果を上記自己情報送信手段へ出
    力する電力検出手段とを備えて構成されたことを特徴と
    する電波給電装置。
  10. 【請求項10】 給電局と受電局とを備えて構成され、
    上記給電局は、特定の周波数の電波を発振、増幅して出
    力する電力送信手段と、上記電力送信手段の出力を入力
    し複数に分配して出力する電力分配手段と、上記電力分
    配手段の各出力を空間へ放射し、空間からの電波を受け
    る複数のアンテナと、上記複数のアンテナのそれぞれが
    受けた電波毎にそれぞれ検波、増幅し、時間の最小単位
    毎に出力する複数の受信手段と、上記電力分配手段の各
    出力を入力して上記複数のアンテナに出力し、上記複数
    のアンテナのそれぞれが受けた電波毎に入力して上記の
    各受信手段へ出力する複数の送受信切替え手段と、上記
    受信手段の各出力を入力し、あらかじめ決められたしき
    い値と比較し、比較の結果を出力する複数の目標検出手
    段と、上記目標検出手段の各出力を受けて、上記受信手
    段の各出力を入力してそれぞれの目標距離を測定し、そ
    の距離を出力する複数の目標距離測定手段と、上記複数
    の目標距離測定手段の出力を入力し、全ての目標への給
    電に必要な電力の大きさを電力送信手段へ出力し、上記
    電力分配手段へ各送受信切替え手段への分配電力量を出
    力する第2の電力制御手段と、上記目標検出手段の各出
    力を受けて、上記受信手段の各出力を入力してそれぞれ
    の目標角度を測定し、その角度を出力する複数の目標角
    度測定手段と、上記目標検出手段の各出力を受けて、上
    記目標角度測定手段の各出力を入力し、上記複数のアン
    テナの各ビームを上記それぞれの角度へ向ける複数のア
    ンテナビーム制御手段と、上記複数の目標距離測定手段
    の出力と、上記複数の目標角度測定手段の出力を入力
    し、上記複数のアンテナで観測される全範囲の目標に関
    する情報を作成して出力する目標情報作成手段と、上記
    目標情報作成手段の出力の情報を与えた電波を、発振、
    増幅して出力する目標情報送信手段と、上記目標情報送
    信手段の出力を入力して空間へ放射する複数の送信用ア
    ンテナとを備えて構成され、上記受電局は、上記給電局
    の送信用アンテナから放射される電波を受けて出力する
    受電局アンテナと、上記受電局アンテナの出力を入力
    し、上記給電局の目標情報送信手段で与えられた目標に
    関する情報を解読し出力するデータ解読手段と、上記デ
    ータ解読手段の出力を入力し、受電局の動きを制御する
    移動制御手段とを備えて構成されたことを特徴とする電
    波給電装置。
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