JPH08103039A - 電波給電装置 - Google Patents

電波給電装置

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Publication number
JPH08103039A
JPH08103039A JP6237401A JP23740194A JPH08103039A JP H08103039 A JPH08103039 A JP H08103039A JP 6237401 A JP6237401 A JP 6237401A JP 23740194 A JP23740194 A JP 23740194A JP H08103039 A JPH08103039 A JP H08103039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
receiving station
antenna
power receiving
station
Prior art date
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Pending
Application number
JP6237401A
Other languages
English (en)
Inventor
Sachiko Iwamoto
幸子 岩本
Masa Mitsumoto
雅 三本
Taikichi Jiyoutou
泰吉 上等
Takahiko Fujisaka
貴彦 藤坂
Tomomasa Kondo
倫正 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電波により移動物体に給電する電波給電装置
において、目標の位置決めにレーダを用いることによ
り、位置決めを精度よく行い、複数目標にも対応でき、
更に低コスト、軽量化を図った電波給電装置を得ること
を目的とする。 【構成】 送信機7は高周波パルスを発振増幅し、サー
キュレータ6を介してアンテナ5から目標である受電局
1方向に放射する。目標で反射したエコーをアンテナ5
で受信し、サーキュレータ6を介して受信機8に送り増
幅、位相検波、フィルタリング、正規化し方位検出器9
に送る。ここで受信信号の到来方向を検出し、ビーム制
御器11によりアンテナ13を目標の方向に駆動する。
給電用送信機12は、高周波信号を発振増幅し、アンテ
ナ13から受電局1に放射し、受電局 1 上に備えられ
たアンテナ3で受信し、整流器4で整流しエネルギーと
して取り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、交通システムやロボ
ット等の不特定多数の移動物体に非接触で電波により給
電する給電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置については、例えば、
郵政省電気通信局電波部航空海上課・成層圏無線中継シ
ステム研究会による「成層圏無線中継システムに関する
調査研究報告書」(1992)に開示されているものがある。
図24は従来の電波給電装置(マイクロ波送受電システ
ム)の構成を示すブロック図である。図において 1 は
受電局(移動体)、2は送電局、3はアンテナ、4は整
流器、56はアンテナ、57はパイロット信号発生回
路、58はアンテナ、59はサーキュレータ、60は低
雑音増幅器、61は高出力増幅器、62は位相共役回路
である。
【0003】次に動作について説明する。図24におい
て、受電局1上に備えられたパイロット信号発生回路5
7で特定の周波数であるパイロット信号を発生させ、ア
ンテナ56より送信する。
【0004】送電局 2 では各アンテナ58でパイロッ
ト信号を受信し、それぞれのサーキュレータ59を介し
て低雑音増幅器60で増幅する。低雑音増幅器60で増
幅された信号は位相共役回路62で位相項の符号を逆転
させる。位相共役回路62の出力を高出力増幅器61で
増幅し、サーキュレータ59を介して、各アンテナ58
より送電する。ここでは、位相共役回路62で位相項の
符号を逆転させているため、パイロット信号が受電局1
から送信されて送電局2へ届くまでの遅延時間と送電信
号が受電局1まで伝搬する遅延時間と打ち消し合い、送
受両方のアンテナの位置によらず位相が揃い、送電ビー
ムは自動的にパイロット信号の方向(受電局 1 の方
向)を指向する。
【0005】次に、送電信号は受電局1上に備えられた
アンテナ3で受信され、整流器4で整流されエネルギー
として取り込まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の電波給電装置は
以上のように構成されており、複数目標の検出、識別を
していないので、複数目標への時間的、空間的給電方法
が検討されていなかった。また、従来の電波給電装置で
は、受電局にパイロット信号発生装置が備えられている
が、受電局は不特定多数の移動物体であるため、軽量
化、低コスト化のためには、受電局上の機能を必要最低
限にする必要がある。
【0007】この発明は上記の問題点を解消するために
なされたもので、交通システムやロボット等の不特定多
数の移動物体に非接触で電波により給電するとき、複数
目標への時間的、空間的対処をし、さらに軽量化、低コ
スト化を図った電波給電装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
電波給電装置は、電波を用いて電力を移動物体に設けた
受電局に供給する電波給電装置において、上記受電局の
位置決めのためのアンテナと、送信機と、受信機と、受
信信号から受電局の方位を検出する方位検出器からなる
1次レーダと、受電局方位の検出結果により給電ビーム
の送信方位を制御するビーム制御器を備えたものであ
る。
【0009】また、請求項2の発明にかかる電波給電装
置は、電波を用いて電力を移動物体に設けた受電局に供
給する電波給電装置において、上記受電局の位置決めの
ために受電局にはガイドキャリアを送信するガイドキャ
リア送信機とアンテナを備え、送電局側にガイドキャリ
アを受信するアンテナと、受信機と、受信信号から受電
局の方位を検出する方位検出器と、受電局方位の検出結
果により給電ビームの送信方位を制御するビーム制御器
を備えたものである。
【0010】また、請求項3の発明にかかる電波給電装
置は、電波を用いて電力を移動物体に設けた受電局に供
給する電波給電装置において、上記受電局には自分の位
置を測定するための位置測定器と、位置情報をコード化
して送信するためのコード送信機とアンテナを備え、送
電局側には受電局からの信号を受信して解読するための
コード受信機とアンテナを備え、解読した位置情報から
受電局の方位を算出する方位算出器と、受電局方位の算
出結果により給電ビームの送信方位を制御するビーム制
御器を備えたものである。
【0011】また、請求項4の発明にかかる電波給電装
置は、電波を用いて電力を移動物体に設けた受電局に供
給する電波給電装置において、上記受電局には自分の位
置を測定するための位置測定器と、位置情報をコード化
して送信するためのコード送信機とアンテナを備え、送
電局側には受電局からの信号を受信して解読するための
コード受信機とアンテナを備え、解読した位置情報から
受電局の方位を算出する方位算出器と、受信信号の到来
方向を検出する方位検出器と、方位算出器と方位検出器
の出力結果により受電局方位を決定する方位決定器と、
方位決定器出力により給電ビームの送信方位を制御する
ビーム制御器を備えたものである。
【0012】また、請求項5の発明にかかる電波給電装
置は、電波を用いて電力を移動物体に設けた受電局に供
給する電波給電装置において、上記受電局には自分の位
置を測定するための位置測定器と、位置情報をコード化
して送信するためのコード送信機とアンテナと、送電局
からの方位情報を受信して解読するコード受信機と、受
電アンテナを向ける方向を計算する方向修正器と、受電
アンテナの方向を制御するビーム制御器を備え、送電局
側には受電局からの信号を受信して解読するためのコー
ド受信機とアンテナを備え、解読した位置情報から受電
局の方位を算出する方位算出器と、受電局方位の算出結
果により給電ビームの送信方位を制御するビーム制御器
と、送電局の方位を受電局に送信するためのコード送信
機を備えたものである。
【0013】また、請求項6の発明にかかる電波給電装
置は、電波を用いて電力を移動物体に設けた受電局に供
給する電波給電装置において、送電局側に受電局の位置
決めのための光学センサと、光学センサ画像から受電局
の方位を検出する方位検出器と、受電局方位の検出結果
により給電ビームの送信方位を制御するビーム制御器を
備えたものである。
【0014】また、請求項7の発明にかかる電波給電装
置は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電波給電装
置において、送電局の送電アンテナが送電局側の位置決
めのためのアンテナを兼用するものである。
【0015】また、請求項8の発明にかかる電波給電装
置は、請求項2〜5のいずれか1項に記載の電波給電装
置において、受電局の受電アンテナが受電局側の位置決
めのためのアンテナを兼用するものである。
【0016】また、請求項9の発明にかかる電波給電装
置は、請求項3〜5のいずれか1項に記載の電波給電装
置において、受電局側には個体識別情報を送信するため
のID変調器と、情報をコード化して送信するためのコ
ード送信機とアンテナを備え、送電局側には受電局から
の信号を受信して解読するためのコード受信機とアンテ
ナと、個体識別情報を解読するID復調器とを備えたも
のである。
【0017】また、請求項10の発明にかかる電波給電
装置は、請求項9に記載の電波給電装置において、送電
局側に、ID復調器からの個体識別情報に基づき、給電
量を受電局ごとにはかり、課金情報を作成する課金手段
を備えたものである。
【0018】また、請求項11の発明にかかる電波給電
装置は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の電波給電
装置において、受電局側に、給電量測定器と、上記給電
量測定器の測定結果に基づいて課金情報を作成する課金
手段と、上記課金情報を記憶する課金情報記録手段とを
備えたものである。
【0019】また、請求項12の発明にかかる電波給電
装置は、請求項9に記載の電波給電装置において、送電
局側に、給電量を受電局ごとにはかり課金情報を作成す
るための課金手段と、上記課金情報と個体識別情報を供
に受電局に送信するためのコード送信機とを備え、受電
局側に、上記個体識別情報が自局のものと一致した課金
情報を受信し解読するコード受信機と、上記課金情報を
記録する課金情報記録手段とを備えたものである。
【0020】また、請求項13の発明にかかる電波給電
装置は、請求項9に記載の電波給電装置において、受電
局側に、蓄電するための蓄電器と、蓄電量を測る蓄電量
測定器と、蓄電量の測定結果に基づいて充電要求を出す
ための充電要求信号発生器とを備え、充電要求信号をI
D変調器とコード送信機を介して送電局に送信し、送電
局側に、充電要求信号読み取り器と、充電要求がある場
合に給電を開始するための給電切り換え器とを備え、上
記充電要求信号をコード受信機とID復調器を介して読
み取り、上記充電要求信号を送信した受電局に給電する
ことを特徴とするものである。
【0021】また、請求項14の発明にかかる電波給電
装置は、請求項9に記載の電波給電装置において、受電
局側に、給電量を指定する給電量指定信号発生器を備
え、給電量指定信号をID変調器とコード送信機を介し
て送電局に送信し、送電局側に、給電量指定信号を受信
し解読する給電量指定信号読み取り器と、給電量指定信
号読み取り器で解読した給電量により給電量を制御する
給電量制御器を備え、上記給電量指定信号をコード受信
機とID復調器を介して読み取り、上記給電量指定信号
を送信した受電局に指定の給電量を給電することを特徴
とするものである。
【0022】また、請求項15の発明にかかる電波給電
装置は、請求項1〜14のいずれか1項に記載の電波給
電装置において、受電局方位検出のための信号のキャリ
ア周波数を切り換えるチャネル切り換え器を備えたもの
である。
【0023】また、請求項16の発明にかかる電波給電
装置は、請求項1に記載の電波給電装置において、送電
局における受電局の位置検出に用いる送信機と給電に用
いる送信機を共用することを特徴とするものである。
【0024】また、請求項17の発明にかかる電波給電
装置は、請求項16に記載の電波給電装置において、
送電局における送信機の出力を、受電局捜索時は小電力
に、給電時は大電力に切り換える電力制御器を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0025】また、請求項18の発明にかかる電波給電
装置は、請求項17に記載の電波給電装置において、受
電局の位置検出をしてからビーム制御器が機能するまで
の遅延時間分、電力制御器の作動開始時間を遅らせる遅
延器を備えたことを特徴とするものである。
【0026】
【作用】請求項1の発明においては、送電局に備えた1
次レーダによる目標の方位検出結果から給電ビームの制
御を行い、受電局に給電する。
【0027】また、請求項2の発明においては、受電局
に自局の位置を知らせるためのガイドキャリアの送信機
を備え、送電局でそのガイドキャリアを受信し、その受
信信号から目標の方位を検出し、方位検出結果から給電
ビームの制御を行い、受電局に給電する。
【0028】また、請求項3の発明においては、目標が
自局の位置を測定する位置測定器を備え、その情報をコ
ード化して送電局へ送り、送電局ではコード化された情
報を解読して目標の方位を算出し、方位算出結果から給
電ビームの制御を行い、受電局に給電する。
【0029】また、請求項4の発明においては、目標が
自局の位置を測定する位置測定器を備え、その情報をコ
ード化して送電局へ送り、送電局ではコード化された情
報を解読して目標の方位を算出した結果と受信信号の到
来方向から目標の方位を検出した結果とを併せて目標の
方位を高精度に求めて、高精度な方位検出結果から給電
ビームの制御を行い、受電局に給電する。
【0030】また、請求項5の発明においては、目標が
自局の位置を測定する位置測定器を備え、その情報をコ
ード化して送電局へ送り、送電局ではコード化された情
報を解読して目標の方位を算出し、方位算出結果から給
電ビームの制御を行い、受電局に給電すると同時に、送
電局から自局の方位をコード化して送信し、受電局で受
信してから解読し、受電ビームの方向を制御する。
【0031】また、請求項6の発明においては、送電局
に目標の位置決めのための光学センサと、光学センサ画
像から目標の方位を検出する方位検出器を備え、方位検
出結果から給電ビームの制御を行い、受電局に給電す
る。
【0032】また、請求項7の発明においては、送電局
での目標の位置決めと送電とを同一のアンテナを用いて
行う。
【0033】また、請求項8の発明においては、受電局
での自局の位置を教えるための送受信と受電とを同一の
アンテナを用いて行う。
【0034】また、請求項9の発明においては、目標が
自局の個体識別情報をコード化して送電局へ送り、送電
局ではコード化された個体識別情報を解読し、それぞれ
の個体識別情報を持つ目標の方位を検出し、方位検出結
果から給電ビームの制御を行い、受電局に給電する。
【0035】また、請求項10の発明においては、目標
が自局の個体識別情報をコード化して送電局へ送り、送
電局ではコード化された個体識別情報を解読し、到来電
波の方向から目標の方位を検出し、方位検出結果から給
電ビームの制御を行い、受電局に給電するとともに、給
電量を送電局側で受電局ごとにはかり個体識別情報と併
せて課金情報を作成する。
【0036】また、請求項11の発明においては、目標
が自局の個体識別情報をコード化して送電局へ送り、送
電局ではコード化された個体識別情報を解読し、到来電
波の方向から目標の方位を検出し、方位検出結果から給
電ビームの制御を行い、受電局に給電するとともに、受
電局では受電して整流した電力を給電量測定器で測定し
て課金情報を作成し、その結果を記憶する。
【0037】また、請求項12の発明においては、目標
が自局の個体識別情報をコード化して送電局へ送り、送
電局ではコード化された個体識別情報を解読し、到来電
波の方向から目標の方位を検出し、方位検出結果から給
電ビームの制御を行い、受電局に給電するとともに、給
電量を送電局側で受電局ごとにはかり課金情報を作成
し、課金情報を受電局へ送信する。受電局ではコード化
された課金情報を解読し、その結果を記憶する。
【0038】また、請求項13の発明においては、目標
が蓄電器の蓄電量を測定し、蓄電量の測定結果により蓄
電要求信号を個体識別情報と供にコード化して送電局へ
送り、送電局ではコード化された個体識別情報と蓄電要
求信号を解読すると同時に、到来電波の方向から目標の
方位を検出し、方位検出結果から給電ビームの制御を行
い、蓄電要求信号を確認した場合、給電切り換え器によ
り受電局に給電する。また、受電局では受けた電波を整
流し蓄電器に蓄電する。
【0039】また、請求項14の発明においては、目標
が必要な給電量を指定し、送電局では給電量指定信号を
読み取り、その指定量にしたがって給電量の制御を行
う。
【0040】また、請求項15の発明においては、チャ
ネル切り換え器を備え、受信した信号の周波数により区
別して情報を取り入れビームの制御を行う。
【0041】また、請求項16の発明においては、送電
に用いる送信機によって、目標の位置決めのための電波
を送信する。
【0042】また、請求項17の発明においては、送電
に用いる送信機によって、目標の位置決めのための電波
を送信し、目標捜索時は給電ビームの電力を小電力に
し、方位検出器で目標が検出されたときは給電ビームの
電力を大電力に切り替えて送信する。
【0043】また、請求項18の発明においては、送電
に用いる送信機によって、目標の位置決めのための小電
力の電波を送信し、目標を検出してからビーム制御器を
駆動させるための遅れ時間分の時間差をつけて、大電力
に切り換えて電波を送信する
【0044】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図1について説
明する。図において、1は受電局、2は送電局である。
アンテナ3と整流器4は従来装置と同一のものである。
また、5はアンテナ、6はサーキュレータ、7は送信
機、8は受信機、9は方位検出器、10,11はビーム
制御器、12は給電用送信機、13はアンテナである。
【0045】送信機7は、高周波パルスを発振増幅し、
サーキュレータ6を介して、アンテナ5から目標である
受電局1方向に放射する。目標で反射したエコーは、ア
ンテナビーム方向との相対位置に応じた変調を受けてア
ンテナ5で再び受信される。この受信信号をサーキュレ
ータ6を介して、受信機8に送る。受信機8はこの信号
を増幅、位相検波、フィルタリング、正規化し方位検出
器9に送る。
【0046】ビームはペンシルビームで、捜索範囲をNb
分割した範囲に放射される。これを図2に示す。まず領
域a1 に電波を送信し、受信結果を方位検出器9に送
り、方位検出器9ではその結果を記憶する。次にビーム
制御器10はアンテナ5を領域a2 に向け、上記動作を
繰り返す。さらに上記動作を領域aNbまで繰り返す。方
位検出器9では、各領域の信号強度を比較し、目標の存
在する領域を検出する。ビーム制御器11は方位検出器
9の検出結果の方向にアンテナを駆動する。また、方位
検出器9の検出結果は、ビーム制御器10に入力され、
次の捜索での捜索範囲のビームの中心がこの検出結果の
方向になるように捜索範囲を調整する。
【0047】給電用送信機12は、高周波信号を発振増
幅し、アンテナ13から受電局1に放射する。ここでア
ンテナ5はビーム制御器11により受電局方向に向けら
れる。次に、送電信号は従来例と同様に、受電局1上に
備えられたアンテナ3で受信され、整流器4で整流され
エネルギーとして取り込まれる。上記のように、給電ビ
ームの制御を1次レーダを用いた目標の位置決めにより
行う。
【0048】なお、アンテナ5,13は開口アンテナで
ビーム制御器10,11で機械的にアンテナの向きを動
かして制御を行う方式でも、フェーズドアレーアンテナ
を用いて、ビーム制御器で電子的に制御を行う方式でも
よい。
【0049】また、上記では目標の方向検出のために、
ビームの走査を行ったが、図2に示した領域にマルチビ
ームを形成し、一時に検出を行うこともできる。
【0050】また、上記では方位検出を、複数方向にビ
ームを形成し信号強度の高いところを探す捜索レーダの
方式を示したが、追尾レーダ方式でもよい。図3に構成
図を示す。図において、14は角度誤差検出器を示す。
以下にその時の追尾方法を示す。
【0051】送信機7から目標方向に電波を放射し、ア
ンテナビーム方向との相対位置に応じた変調を受けたエ
コーを、アンテナ5で再び受信し、受信機8に送る。受
信機8はこの信号を増幅、位相検波、フィルタリング、
正規化し角度誤差検出器14に送り、アンテナビームの
中心方向と目標方向との角度誤差に比例した誤差電圧と
その局性を検出し、この誤差信号をビーム制御器10に
送る。ビーム制御器10は誤差信号がそれぞれ零になる
ように、アンテナ5のビーム方向を制御する。給電用送
信機12は、高周波信号を発振増幅し、アンテナ13か
ら受電局1に放射する。ここでアンテナ13はビーム制
御器11により受電局方向に向けられるが、ビーム制御
器11は、ビーム制御器10で誤差信号が零になるとき
の角度データからビーム制御を行う。上記のような角度
誤差検出の方式には、ビーム切り換え方式、円錐走査方
式、モノパルス方式が挙げられる。
【0052】ここで、上記で方位検出器9は、各領域の
信号強度を比較し、目標の存在する領域を検出とした。
例えば、航空機などを目標とし、受電アンテナが送電局
に対して突き出した位置にあるときは各領域で一番受信
信号の信号強度が強い領域を求めればよい。しかし、例
えば図4に示すように、高速道路を移動する車に地面か
ら給電する場合、車の形状が複雑であるため、次のよう
に給電点を求める。
【0053】図4に示す様な場合、信号強度の高い領域
は送電局の真上の領域と、タイヤにあたる領域である。
まず、4つのタイヤを検出する領域の送電局からの方位
角と仰角を測定する。ここで、図5に示すように4つの
タイヤの位置をA,B,C,Dとし、求める受電アンテ
ナの位置をOとする。受電アンテナの中心はタイヤの対
角線の交点にあるとし、前輪と後輪の間の距離を2X、
左右のタイヤ間の距離を2Y、地面から受電アンテナま
での高さをZとおく。また、対角線交点と送電局のずれ
を(Xo,Yo)とする。送電局からのA,B,C,D
点の方位角をθAZ_A,θAZ_B,θAZ_C,θAZ_Dとし、A
点の仰角をθEL_Aとすると、Xo/Yo=a、X/Yo
=b、Xo/Y=cは、式(1)〜式(3)で表わせる。
【0054】
【数1】
【0055】上式を用いると、求める受電アンテナの方
位角θAZ_O、 仰角θEL_Oは式(4),式(5)で表わせる。
【0056】
【数2】
【0057】方位検出器9は、式(4),式(5)の様に受電
アンテナの位置を求め、ビーム制御器10,11の制御
を行う。また、受電アンテナの中心に電波の反射の大き
い目印をつけ、方位検出器9で4つの車輪の内側に位置
する目印の方位を検出し、ビーム制御器10,11の制
御を行ってもよい。
【0058】実施例2.この発明の実施例2を図6につ
いて説明する。図において1は受電局、2は送電局であ
る。図において3から13は図1と同一のものである。
15はガイドキャリア送信機、16はガイドキャリアを
送信するアンテナである。
【0059】ガイドキャリア送信機15は、高周波信号
を発振増幅し、アンテナ16から送電局2の方向の広い
範囲に放射する。この送信信号はアンテナ5で受信され
る。この受信信号を受信機8に送る。受信機8はこの信
号を増幅、位相検波、フィルタリング、正規化し方位検
出器9に送る。アンテナ5の受信ビームはペンシルビー
ムで、実施例1と同様に、捜索範囲をNb分割した範囲に
形成され電波を受信し、受信結果を方位検出器9に送
り、方位検出器9ではその結果を記憶する。上記動作を
領域aNbまで繰り返す。方位検出器9では、各領域の信
号強度を比較し、目標の存在する領域を検出する。ビー
ム制御器11は方位検出器9の検出結果の方向にアンテ
ナ5を駆動する。方位検出器9、ビーム制御器10,1
1の動作は実施例1と同一である。
【0060】また、実施例1と同様に、給電用送信機1
2は、高周波信号を発振増幅し、アンテナ13から受電
局1に放射し、受電局1上に備えられたアンテナ3で受
信され、整流器4で整流されエネルギーとして取り込ま
れる。上記のように、給電ビームの制御をガイドキャリ
アを用いた目標の位置決めにより行う。
【0061】なお、実施例1と同様に、アンテナ5,1
3は開口アンテナでビーム制御器10,11で機械的に
アンテナの向きを動かして制御を行う方式でも、フェー
ズドアレーアンテナを用いて、ビーム制御器で電子的に
制御を行う方式でもよい。また、上記では目標の方向検
出のために、ビームの走査を行ったが、図2に示した領
域にマルチビームを形成し、一時に検出を行うこともで
きる。また、上記では方向検出を、複数方向にビームを
形成し信号強度の高いところを探す捜索レーダの方式を
示したが、追尾レーダ方式でもよい。
【0062】移動物体上の受電局が、送電局に対して他
のものより近い場合は、実施例1のような方法で受電局
の位置を検出してもよいが、移動物体の形状が複雑かつ
送電局に接近している場合受電局の位置決めが困難にな
る。ここに示した実施例2では、反射信号の強度を測定
するのではなく、受電局から送信した信号により位置決
めを行うので、受電局を搭載する移動体の形状からは影
響を受けない利点がある。
【0063】実施例3.この発明の実施例3を図7につ
いて説明する。図において 1 は受電局、 2は送電局
である。図において3から13は図1と同一のものであ
る。17は位置測定器、18はコード送信機、19,2
0はアンテナ、21はコード受信機、22は方位算出器
である。
【0064】位置測定器17は、GPS(Global Posit
ioning System) からの位置測定や、加速度計、ジャイ
ロ等のセンサによる位置の測定やそれらの組み合わせに
より自局の位置を求める。この結果をコード送信機18
で符号化し、高周波信号を発振増幅したものを符号変調
し、アンテナ19から送電局2の方向の広い範囲に放射
する。この送信信号はアンテナ20で受信される。この
受信信号をコード受信機21に送る。コード受信機21
はこの信号を増幅、復調し情報を解読して方位算出器2
2に送る。方位算出器22では、解読した受電局の位置
と送電局(自局の位置)とより方位を算出する。ビーム
制御器11は方位算出器22の検出結果の方向にアンテ
ナを駆動する。
【0065】また、実施例1と同様に、給電用送信機1
2は、高周波信号を発振増幅し、アンテナ13から受電
局1に放射し、受電局 1 上に備えられたアンテナ3で
受信され、整流器4で整流されエネルギーとして取り込
まれる。上記のように、給電ビームの制御を目標から送
信された信号の解読結果により行う。なお、実施例1と
同様に、アンテナ13は開口アンテナでビーム制御器1
1で機械的にアンテナの向きを動かして制御を行う方式
でも、フェーズドアレーアンテナを用いて、ビーム制御
器で電子的に制御を行う方式でもよい。
【0066】実施例4.この発明の実施例4を図8につ
いて説明する。図において1は受電局、2は送電局であ
る。図において3から22は図6,7と同一のものであ
る。23は方位決定器である。
【0067】実施例3と同様に、位置測定器17は、G
PSからの位置測定や、加速度計、ジャイロ等のセンサ
による位置の測定やそれらの組み合わせにより自局の位
置を求め、この結果をコード送信機18で符号化し、高
周波信号を発振増幅したものを符号変調し、アンテナ1
9から送電局2の方向の広い範囲に放射する。アンテナ
5の受信ビームはペンシルビームで、実施例1と同様
に、捜索範囲をNb分割した範囲に形成され電波を受信
し、この受信信号をコード受信機21に送る。コード受
信機21はこの信号を増幅、復調し、さらに情報を解読
して方位検出器9と方位算出器22に送る。方位算出器
22では解読した位置情報から目標の方位を算出しその
結果を記憶し、方位検出器9では信号強度を記憶する。
上記動作を領域aNbまで繰り返す。方位検出器22で
は、各領域の信号強度を比較し、目標の存在する領域を
検出する。次に、方位検出器出力と方位算出器出力とを
方位決定器23に入力し、2つの結果を合わせて、方位
算出結果の分解能を高める。ビーム制御器11は方位決
定器23の結果の方向にアンテナを駆動する。方位検出
器9、ビーム制御器10,11の動作は実施例1と同一
である。また、実施例1と同様に、給電用送信機12
は、高周波信号を発振増幅し、アンテナ13から受電局
1に放射し、受電局1上に備えられたアンテナ3で受信
され、整流器4で整流されエネルギーとして取り込まれ
る。上記のように、給電ビームの制御を受電局の位置測
定器のデータと到来電波の方向探知の両方により行う。
【0068】なお、実施例1と同様に、アンテナ5,1
3は開口アンテナでビーム制御器10,11で機械的に
アンテナの向きを動かして制御を行う方式でも、フェー
ズドアレーアンテナを用いて、ビーム制御器で電子的に
制御を行う方式でもよい。また、上記では目標の方向検
出のために、ビームの走査を行ったが、図2に示した領
域にマルチビームを形成し、一時に検出を行うこともで
きる。また、上記では方向検出を、複数方向にのビーム
を形成し信号強度の高いところを探す捜索レーダの方式
を示したが、追尾レーダ方式でもよい。
【0069】実施例5.この発明の実施例5を図9につ
いて説明する。図において、1は受電局、2は送電局で
ある。図において3から22は図7と同一のものであ
る。24はコード送信機、25,26はサーキュレー
タ、27はコード受信機、28は方向修正器、29はビ
ーム制御器である。
【0070】実施例3と同様に、位置測定器17は、G
PSからの位置測定や、加速度計、ジャイロ等のセンサ
による位置の測定やそれらの組み合わせにより自局の位
置を求める。この結果をコード送信機18で符号化し、
高周波信号を発振増幅したものを符号変調し、アンテナ
19から送電局2の方向の広い範囲に放射する。この送
信信号はアンテナ20で受信される。この受信信号をコ
ード受信機21に送る。コード受信機21はこの信号を
増幅、復調し情報を解読して方位算出器22に送る。方
位算出器22では、解読した受電局の位置と送電局(自
局の位置)とより方位を算出する。ビーム制御器11は
方位算出器22の算出結果の方向にアンテナを駆動す
る。一方、方位算出器22の出力をコード送信機24で
コード化した符号で変調した電波をアンテナ20から送
信する。受電局ではこの信号を受信し、コード受信機2
7で増幅、復調し情報を解読して方向修正器28に送
る。方向修正器28ではアンテナ3を送電局に向けるた
めにビームを制御する角度を計算し、その結果でビーム
制御器29は受電アンテナの方向を制御し、効率よく電
波を受電できるようにする。また、実施例1と同様に、
給電用送信機12は、高周波信号を発振増幅し、アンテ
ナ13から受電局1に放射し、受電局1上に備えられた
アンテナ3で受信され、整流器4で整流されエネルギー
として取り込まれる。
【0071】上記のように、給電ビームの制御を目標か
ら送信された信号の解読結果により行うと同時に、受電
ビームの制御を送電局から送信された信号の解読結果に
より行う。なお、実施例1と同様に、アンテナ13は開
口アンテナでビーム制御器11で機械的にアンテナの向
きを動かして制御を行う方式でも、フェーズドアレーア
ンテナを用いて、ビーム制御器で電子的に制御を行う方
式でもよい。
【0072】実施例6.この発明の実施例6を図10に
ついて説明する。図において1は受電局、2は送電局で
ある。図において3から13は図1と同一のものであ
る。30は光学センサ、31は方位検出器である。
【0073】送電局2に備えられた光学センサ30で給
電可能範囲の画像をとり、その画像信号を方位検出器3
1に送る。方位検出器31では送電局(自局)に対して
任意の位置にある目標(受電局)の形状をあらかじめ記
憶し、そのデータと光学センサ30の画像データとのパ
ターンマッチングを行い受電局の方向を検出する。この
方位検出結果をビーム制御器11に送り、実施例1と同
様に検出結果の方向にアンテナを駆動する。また、実施
例1と同様に、給電用送信機12は、高周波信号を発振
増幅し、アンテナ13から受電局1に放射し、受電局1
上に備えられたアンテナ3で受信され、整流器4で整流
されエネルギーとして取り込まれる。
【0074】上記のように、給電ビームの制御を光学セ
ンサ画像を用いた目標の位置決めにより行う。なお、実
施例1と同様に、アンテナ13は開口アンテナでビーム
制御器11で機械的にアンテナの向きを動かして制御を
行う方式でも、フェーズドアレーアンテナを用いて、ビ
ーム制御器で電子的に制御を行う方式でもよい。
【0075】実施例7.この発明の実施例7を図11に
ついて説明する。図において1は受電局、2は送電局で
ある。図において3から13は図1と同一のものであ
る。また、32はサーキュレータである。
【0076】実施例1と同様に、送信機7は、高周波パ
ルスを発振増幅し、サーキュレータ32を介して、アン
テナ5から目標である受電局1方向に放射する。目標で
反射したエコーは、アンテナビーム方向との相対位置に
応じた変調を受けてアンテナ5で再び受信される。この
受信信号をサーキュレータ32を介して、受信機8に送
る。受信機8はこの信号を増幅、位相検波、フィルタリ
ング、正規化し方位検出器9に送る。方位検出器9は実
施例1と同様に目標の方位を検出し、その結果をビーム
制御器10に入力する。ビーム制御器10は方位検出器
9の検出結果の方向にアンテナを駆動する。アンテナを
受電局に向けた後、給電用送信機12は、高周波信号を
発振増幅し、サーキュレータ32を介して、アンテナ5
から受電局1に放射する。次に、送電信号は従来例と同
様に、受電局1上に備えられたアンテナ3で受信され、
整流器4で整流されエネルギーとして取り込まれる。
【0077】上記のように、目標の位置決めと送電を1
つのアンテナを切り替えて用いて行う。なお、アンテナ
5は開口アンテナでビーム制御器10で機械的にアンテ
ナの向きを動かして制御を行う方式でも、フェーズドア
レーアンテナを用いて、ビーム制御器で電子的に制御を
行う方式でもよい。
【0078】この実施例7では、図11を例にとり、実
施例1(図1)において、アンテナ5とアンテナ13の
共用を行なったが、同様に実施例2(図6)、実施例4
(図8)において、アンテナ5とアンテナ13の共用を
おこなったり、実施例3(図7)、実施例5(図9)に
おいて、アンテナ20とアンテナ13の共用も行える。
【0079】実施例8.この発明の実施例8を図12に
ついて説明する。図において 1 は受電局、2は送電局
である。図において3から15は図6と同一のものであ
る。33はサーキュレータである。
【0080】ガイドキャリア送信機15は、高周波信号
を発振増幅し、サーキュレータ33を介して、アンテナ
3から送電局2の方向の広い範囲に放射する。この送信
信号はアンテナ5で受信される。送電局の動作は実施例
2と同様であり、受信機8は受信信号を増幅、位相検
波、フィルタリング、正規化し方位検出器9に送り、方
位検出器9は到来電波の方向を検出し、その結果を用い
てビーム制御器10,11はアンテナ5,13を駆動す
る。給電用送信機12は、高周波信号を発振増幅し、ア
ンテナ13から受電局1に放射する。受電局では、送電
電波をアンテナ3で受信し、サーキュレータ33を介し
て、整流器4で整流されエネルギーとして取り込む。上
記のように、位置決めのための信号(ガイドキャリア)
の送信と受電を1つのアンテナを切り替えて用いて行
う。
【0081】この実施例8では、図12を例にとり、実
施例2(図6)において、アンテナ3とアンテナ16の
共用を行なったが、同様に実施例3(図7)、実施例4
(図8)、実施例5(図9)において、アンテナ3とア
ンテナ19の共用も行える。また、実施例7に示したよ
うに、送電局のアンテナの共用も同時に行える。
【0082】実施例9.この発明の実施例9を図13に
ついて説明する。図において1は受電局、2は送電局で
ある。図において3から22は実施例3の図7と同一の
ものである。また、34はID変調器、35はID復調
器である。
【0083】実施例3と同様に、位置測定器17は、G
PSからの位置測定や、加速度計、ジャイロ等のセンサ
による位置の測定やそれらの組み合わせにより自局の位
置を求める。ID変調器34は自局の情報(例えば、車
の場合はナンバー)を発生させる。これら位置情報と個
体識別情報をコード送信機18で符号化し、高周波信号
を発振、増幅したものを符号変調し、アンテナ19から
送電局2の方向の広い範囲に放射する。この送信信号は
アンテナ20で受信される。この受信信号をコード受信
機21に送る。コード受信機21はこの信号を増幅、復
調し、ID復調器35へ送る。ID復調器35では個体
識別情報を解読し個体識別情報とともに位置情報を方位
算出器22に送る。方位算出器22では、解読した受電
局の位置と送電局(自局)の位置から目標の方位を算出
する。ビーム制御器11は方位算出器22の検出結果の
方向にアンテナを駆動する。また、実施例1と同様に、
給電用送信機12は、高周波信号を発振、増幅し、アン
テナ13から受電局1に放射し、受電局1上に備えられ
たアンテナ3で受信され、整流器4で整流されエネルギ
ーとして取り込まれる。
【0084】上記のように、給電ビームの制御を目標か
ら送信された信号の解読結果により行う。また、その位
置情報と個体識別情報を対応づける。なお、実施例1と
同様に、アンテナ13は開口アンテナでビーム制御器1
1で機械的にアンテナの向きを動かして制御を行う方式
でも、フェーズドアレーアンテナを用いて、ビーム制御
器で電子的に制御を行う方式でもよい。
【0085】さらに、ここでは目標の方位検出を受電局
上の位置測定器17の結果より行っているが、図14に
示すように実施例4と同様に、アンテナ5でペンシルビ
ームを複数の方向に形成しそれぞれの受信強度を測定す
ることにより到来電波の方向を検出して、その目標の位
置情報と個体識別情報を組み合わせてもよい。
【0086】実施例10.この発明の実施例10を図1
5について説明する。図において1は受電局、2は送電
局である。図において3から35は実施例9の図14と
同一のものである。また、36は課金手段である。
【0087】実施例9と同様に、ID変調器34は自局
の情報(例えば、車の場合はナンバー)を発生させる。
この個体識別情報をコード送信機18で符号化し、高周
波信号を発振、増幅したものを符号変調し、アンテナ1
9から送電局2の方向の広い範囲に放射する。この送信
信号はアンテナ5で受信される。アンテナ5の受信ビー
ムはペンシルビームで、実施例1と同様に、捜索範囲を
Nb分割した範囲に形成され電波を受信し、この受信信号
をコード受信機21に送る。コード受信機21はこの信
号を増幅、復調しID復調器35へ送る。ID復調器3
5では個体識別情報を解読し個体識別情報と受信信号を
方位検出器9に送る。方位検出器9ではその結果を記憶
する。上記動作を領域aNbまで繰り返す。方位検出器9
では、各領域の信号強度を比較し、目標の存在する領域
を検出する。ビーム制御器11は方位検出器9の検出結
果の方向にアンテナを駆動する。方位検出器9、ビーム
制御器10,11の動作は実施例1と同一である。ま
た、実施例1と同様に、給電用送信機12は、高周波信
号を発振増幅し、アンテナ13から受電局1に放射し、
受電局1上に備えられたアンテナ3で受信され、整流器
4で整流されエネルギーとして取り込まれる。
【0088】また、送電局2では、ID復調器35で読
み込まれた個体識別情報を課金手段36に送る。課金手
段36では与えられた個体識別情報の受電局にどれだけ
給電したかを計算し、それぞれの受電局への課金情報を
作成し、料金所または集中管理センタ等へ課金情報を送
る。課金情報は各給電サイトから集中管理基地へ送ら
れ、一定期間ごとに精算する方式と、たとえば、高速道
路を走る車に適用したときは、課金情報と個体識別情報
を料金所に送り出口で提示して精算するようにする方法
がある。
【0089】ここでは目標の方位検出を到来電波の方向
を検出することによりおこなっているが、実施例9の図
13に示すように、受電局上の位置測定器17の結果を
用いて行ってもよい。
【0090】実施例11.この発明の実施例11を図1
6について説明する。図において 1 は受電局、2 は
送電局である。図において3から35は実施例9の図1
4と同一のものである。また、37は給電量測定器、3
8は課金手段、39は課金情報記録手段である。
【0091】実施例10と同様に、受電局は個体識別情
報を送信し、送電局はその個体識別情報を受信するとと
もに、到来電波の方向を検出し、その方向に給電を行
う。また、受電局1ではアンテナ3で給電電波を受信
し、整流器4で整流する。この受電した電力量を給電量
測定器37で測定し、課金手段38で課金量を計算す
る。この課金情報と個体識別情報とを一緒に課金情報記
録手段39で記憶する。課金情報は例えば一定期間ごと
にチェックして料金の精算を行うようにしたり、出口の
料金所で読み出して精算する。ここでは目標の方位検出
を到来電波の方向を検出することによりおこなっている
が、実施例9の図13に示すように、受電局上の位置測
定器17の結果を用いて行ってもよい。
【0092】実施例12.この発明の実施例12を図1
7について説明する。図において 1 は受電局、2は送
電局である。図において3から39は図15、図16と
同一のものである。また、40はコード送信機、41、
42はサーキュレータ、43はコード受信機である。
【0093】実施例9と同様に、ID変調器34は自局
の情報(例えば、車の場合はナンバー)を発生させる。
これら情報をコード送信機18で符号化し、高周波信号
を発振、増幅したものを符号変調し、サーキュレータ4
2を介して、アンテナ19から送電局2の方向の広い範
囲に放射する。この送信信号はアンテナ5で受信され
る。アンテナ5の受信ビームはペンシルビームで、実施
例1と同様に、捜索範囲をNb分割した範囲に形成され電
波を受信し、この受信信号をコード受信機21に送る。
コード受信機21はこの信号を増幅、復調しID復調器
35へ送る。ID復調器35では個体識別情報を解読し
個体識別情報と受信信号を方位検出器9に送る。方位検
出器9ではその結果を記憶する。上記動作を領域aNbま
で繰り返す。方位検出器9では、各領域の信号強度を比
較し、目標の存在する領域を検出する。ビーム制御器1
1は方位検出器9の検出結果の方向にアンテナを駆動す
る。方位検出器9、ビーム制御器10,11の動作は実
施例1と同一である。また、実施例1と同様に、給電用
送信機12は、高周波信号を発振増幅し、アンテナ13
から受電局1に放射し、受電局1上に備えられたアンテ
ナ3で受信され、整流器4で整流されエネルギーとして
取り込まれる。
【0094】また、送電局2では、ID復調器35で読
み込まれた個体識別情報と、ビーム制御結果を課金手段
36に送る。課金手段36では与えられた個体識別情報
の受電局にどれだけ給電したかを計算し、それぞれの受
電局への課金計算を行い、課金情報をコード送信機40
でコード化し高周波信号を発振、増幅したものをコード
変調してサーキュレータ41を介して、アンテナ5から
送信する。この課金情報信号は受電局1のアンテナ19
で受信し、サーキュレータ42を介してコード受信機4
3で増幅、復調し課金情報を解読して課金情報記録手段
39に送り、課金情報記録手段で記憶する。
【0095】課金情報は例えば一定期間ごとにチェック
して料金の精算を行うようにしたり、出口の料金所で読
み出して精算する。課金手段を送電局側に設けることに
より、電力料金が変わったときの対応は、課金手段に記
憶されている単位電力あたりの料金情報を書き換えるだ
けですむ効果がある。ここでは目標の方位検出を到来電
波の方向を検出することによりおこなっているが、実施
例9の図13に示すように、受電局上の位置測定器17
の結果を用いて行ってもよい。
【0096】実施例13.この発明の実施例13を図1
8について説明する。図において1は受電局、2は送電
局である。図において3から43は図17と同一のもの
である。また、44は蓄電器、45は蓄電量測定器、4
6は充電要求信号発生器、47は充電要求信号読み取り
器、48は給電切り換え器である。
【0097】受電局は蓄電器44を備え、そこからエネ
ルギーを供給している。この蓄電器44の蓄電量を蓄電
量測定器45で測定した結果により充電要求信号発生器
46で充電要求信号を発生させる。次に充電要求信号を
ID変調器34に入力し、個体識別情報と供にコード送
信機18に送る。コード送信機18では、実施例9と同
様に、これら充電要求信号と個体識別情報を符号化し、
高周波信号を発振、増幅したものを符号変調し、アンテ
ナ19から送電局2の方向の広い範囲に放射する。この
送信信号はアンテナ5で受信される。アンテナ5の受信
ビームはペンシルビームで、実施例1と同様に、捜索範
囲をNb分割した範囲に形成され電波を受信し、この受信
信号をコード受信機21に送る。コード受信機21はこ
の信号を増幅、復調しID復調器35へ送る。ID復調
器35では個体識別情報を解読し個体識別情報とともに
充電要求信号を充電要求信号読み取り器47へ送る。充
電要求信号読み取り器47では充電要求が出されている
かを判断し、その充電要求信号解読結果と個体識別情報
と受信信号を方位検出器9に送る。方位検出器9ではそ
の結果を記憶する。上記動作を領域Nbまで繰り返す。方
位検出器9では、各領域の信号強度を比較し、目標の存
在する領域を検出する。ここで充電要求信号読み取り器
47で充電要求信号が出されていると判断したときは、
ビーム制御器11は方位検出器9の検出結果の方向にア
ンテナを駆動し、給電切り換え器48では給電用送信機
12を動作させる。給電用送信機12は実施例1と同様
に、高周波信号を発振増幅し、アンテナ13から受電局
1に放射し、受電局 1 上に備えられたアンテナ3で受
信され、整流器4で整流され、蓄電器44に蓄電され
る。
【0098】ここでは目標の方位検出を到来電波の方向
を検出することによりおこなっているが、実施例9の図
13に示すように、受電局上の位置測定器17の結果を
用いて行ってもよい。なお、ここでは課金計算、情報の
記憶に関する手段は含めなかったが、実指例10〜12
のような課金の手段を付加することができる。
【0099】実施例14.この発明の実施例14を図1
9について説明する。図において1は受電局、2は送電
局である。図において3から48は図18と同一のもの
である。また、49は給電量指定信号発生器、50は給
電量指定信号読み取り器、51は給電量制御器である。
【0100】受電局は受電局の載っている移動体の種類
(大きさやモータの効率等)により必要な給電量を指定
する給電量指定信号を給電量指定信号発生器49によっ
て発生し、この信号をID変調器34に入力し、個体識
別情報と供にコード送信機18に送る。コード送信機1
8では、実施例9と同様に、これら給電量指定信号と個
体識別情報を符号化し、高周波信号を発振、増幅したも
のを符号変調し、アンテナ19から送電局2の方向の広
い範囲に放射する。この送信信号はアンテナ5で受信さ
れる。アンテナ5の受信ビームはペンシルビームで、実
施例1と同様に、捜索範囲をNb分割した範囲に形成され
電波を受信し、この受信信号をコード受信機21に送
る。コード受信機21はこの信号を増幅、復調しID復
調器35へ送る。ID復調器35では個体識別情報を解
読し個体識別情報とともに給電量指定信号を給電量指定
信号読み取り器50へ送る。給電量指定信号読み取り器
50は給電量指定信号を解読し、その解読結果と個体識
別情報と受信信号を方位検出器9に送る。方位検出器9
ではその結果を記憶する。上記動作を領域Nbまで繰り返
す。方位検出器9では、各領域の信号強度を比較し、目
標の存在する領域を検出する。ここで給電量指定信号読
み取り器50で指定された給電量が0でないときは、ビ
ーム制御器11は方位検出器9の検出結果の方向にアン
テナを駆動し、給電量制御器51では給電用送信機12
の送電信号の増幅量を制御する。給電用送信機12は実
施例1と同様に、高周波信号を発振増幅し、アンテナ1
3から受電局1に放射し、受電局1上に備えられたアン
テナ3で受信され、整流器4で整流されエネルギーとし
て取り込まれる。
【0101】ここでは目標の方位検出を到来電波の方向
を検出することによりおこなっているが、実施例9の図
13に示すように、受電局上の位置測定器17の結果を
用いて行ってもよい。なお、ここでは課金計算、情報の
記憶に関する手段は含めなかったが、実指例10〜12
のような課金の手段を付加することができる。また、上
記では給電量指定信号が0のときを示したが、実施例1
3のように充電要求信号による判断を行うようにしても
よい。
【0102】実施例15.この発明の実施例15を図2
0について説明する。図において 1 は受電局、2 は
送電局である。図において3から13は図1と同一のも
のである。また、52はチャネル切り換え器である。
【0103】送電局は運用状態により用いる信号のキャ
リア周波数の帯域(チャネル)を決定しチャネル切り換
え器52で送信機7および受信機8のフィルタの通過帯
域を切り換える。送信機7は、高周波パルスを発振、増
幅し、サーキュレータ6を介して、アンテナ5から目標
である受電局1方向に放射する。目標で反射したエコー
は、アンテナビーム方向との相対位置に応じた変調を受
けてアンテナ5で再び受信される。この受信信号をサー
キュレータ6を介して、受信機8に送る。受信機8はこ
の信号を増幅、位相検波、フィルタリング、正規化し方
位検出器9に送る。ここで送信機8はチャネル切り換え
器52によりフィルタの通過帯域を指定されているた
め、他の信号を除去できる。受信ビームはペンシルビー
ムで、これを図2に示したような捜索範囲をNb分割した
範囲に放射される。まず領域1に電波を送信し、受信結
果を方位検出器9に送り、方位検出器9ではその結果を
記憶する。次にビーム制御器10はアンテナ5を領域2
に向け、上記動作を繰り返す。さらに上記動作を領域Nb
まで繰り返す。方位検出器9では、各領域の信号強度を
比較し、目標の存在する領域を検出する。ビーム制御器
11は方位検出器9の検出結果の方向にアンテナを駆動
する。
【0104】また、方位検出器9は、ビーム制御器10
に入力され、次の捜索での捜索範囲のビームの中心がこ
の検出結果の方向になるように捜索範囲を調整する。給
電用送信機12は、高周波信号を発振増幅し、アンテナ
13から受電局1に放射する。ここでアンテナ13はビ
ーム制御器11により受電局方向に向けられる。次に、
送電信号は従来例と同様に、受電局1上に備えられたア
ンテナ3で受信され、整流器4で整流されエネルギーと
して取り込まれる。
【0105】なお、上記では1次レーダの機能を用いて
目標の位置決めを行う実施例1にチャネル切り換えの機
能を付加したが、実施例2〜14の1次レーダまたは2
次レーダの機能を用いたものにも付加できる。2次レー
ダの機能を備えたものでは、受電局から位置決めや情報
送信のために送信する信号のキャリア周波数をそれぞれ
個別に設定し、送電局側では周波数によって信号を分離
し、混信を防いだり目標の区別に利用することができ
る。
【0106】実施例16.この発明の実施例16を図2
1について説明する。図において1は受電局、2は送電
局である。図において3から10は図1と同一のもので
ある。また、53は送信機である。
【0107】実施例1と同様に、送信機53は、高周波
パルスを発振増幅し、サーキュレータ6を介して、アン
テナ5から目標である受電局1方向に放射する。目標で
反射したエコーは、アンテナビーム方向との相対位置に
応じた変調を受けてアンテナ5で再び受信される。この
受信信号をサーキュレータ6を介して、受信機8に送
る。受信機8はこの信号を増幅、位相検波、フィルタリ
ング、正規化し方位検出器9に送る。方位検出器9、ビ
ーム制御器10、アンテナ5の動作は実施例1と同様で
ある。方位検出器9が目標の方位を検出し、ビーム制御
器10がアンテナ5を駆動し目標の方向に向けた後、送
信機53は、高周波信号を発振、増幅し、アンテナ5か
ら受電局1に放射する。次に、送電信号は従来例と同様
に、受電局1上に備えられたアンテナ3で受信され、整
流器4で整流されエネルギーとして取り込まれる。上記
のように、給電ビームの制御を1次レーダを用いた目標
の位置決めにより行うと同時に、目標の位置決め用のレ
ーダで、給電を行う。
【0108】実施例17.この発明の実施例17を図2
2について説明する。図において1は受電局、2は送電
局である。図において3から53は図21と同一のもの
である。また、54は電力制御器である。
【0109】実施例16と同様に、送信機53は、高周
波パルスを発振増幅し、サーキュレータ6を介して、ア
ンテナ5から目標である受電局1方向に放射する。ただ
しこのときは目標検出のために広い範囲に電力を送信す
るので、人体および環境に影響を与えないように、また
電力を効率的に用いるために、一定範囲内に届くだけの
小電力に電力制御器54によって制御されて電波を送信
する。次に、目標で反射したエコーは、アンテナビーム
方向との相対位置に応じた変調を受けてアンテナ5で再
び受信される。この受信信号をサーキュレータ6を介し
て、受信機8に送る。受信機8はこの信号を増幅、位相
検波、フィルタリング、正規化し方位検出器9に送る。
方位検出器9、ビーム制御器10、アンテナ5の動作は
実施例1と同様である。
【0110】方位検出器9が目標の方位を検出し、ビー
ム制御器10がアンテナ5を駆動し目標の方向に向けた
後、電力制御器54は送信機53の電力増幅器を制御し
て大電力に切り換える。送信機53は、高周波信号を発
振増幅し、アンテナ5から受電局1に放射する。次に、
送電信号は従来例と同様に、受電局1上に備えられたア
ンテナ3で受信され、整流器4で整流されエネルギーと
して取り込まれる。上記のように、給電ビームの制御を
1次レーダを用いた目標の位置決めにより行うと同時
に、目標の位置決め用のレーダの電力量を制御し給電を
行う。
【0111】実施例18.この発明の実施例18を図2
3について説明する。図において1は受電局、2は送電
局である。図において3から54は図22と同一のもの
である。また、55は遅延器である。
【0112】実施例17と同様に、送信機53は、高周
波パルスを発振、増幅し、サーキュレータ6を介して、
アンテナ5から目標である受電局1方向に放射する。た
だしこのときは目標検出のために広い範囲に電力を送信
するので、人体および環境に影響を与えないように、ま
た電力を効率的に用いるために、一定範囲内に届くだけ
の小電力に電力制御器54によって制御されて電波を送
信する。次に、目標で反射したエコーは、アンテナビー
ム方向との相対位置に応じた変調を受けてアンテナ5で
再び受信される。この受信信号をサーキュレータ6を介
して、受信機8に送る。受信機8はこの信号を増幅、位
相検波、フィルタリング、正規化し方位検出器9に送
る。方位検出器9、ビーム制御器10、アンテナ5の動
作は実施例1と同様である。
【0113】方位検出器9が目標の方位を検出し、ビー
ム制御器10がアンテナ5を駆動し目標の方向に向け
る。方位検出器9は目標を検出したことを遅延器55に
入力する。遅延器55はビーム制御器10がアンテナ5
を駆動し目標の方向に向けるまでの時間を遅らして電力
制御器54の動作開始を入力する。電力制御器54は送
信機53の電力増幅器を制御して大電力に切り換える。
送信機53は、高周波信号を発振増幅し、アンテナ5か
ら受電局1に放射する。ここで、遅延器55により送信
量を大電力に切り換える時間を遅らせることにより、ア
ンテナが受電アンテナに向けられる前に大電力を送信し
てしまう危険性を回避できる。次に、送電信号は従来例
と同様に、受電局1上に備えられたアンテナ3で受信さ
れ、整流器4で整流されエネルギーとして取り込まれ
る。
【0114】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
受電局の位置決めを送電局の1次レーダの機能で行うた
め、不特定多数の受電局上に位置決めのための機能を付
加する必要がなく、軽量化、低コスト化が図れる効果が
ある。
【0115】また、請求項2の発明によれば、受電局の
位置決めのために受電局側にはガイドキャリアを送信す
るガイドキャリア送信機とアンテナを備え、送電局側に
ガイドキャリアを受信するアンテナと、受電局の方位を
検出する方位検出器と、受電局方位の検出結果により給
電ビームの送信方位を制御するビーム制御器を備え、2
次レーダの機能で受電局の位置決めを行うので、受電局
の形状によらず受電局の位置決めを行える効果がある。
【0116】また、請求項3の発明によれば、受電局が
自局の位置を測定する位置測定器を備え、その情報をコ
ード化して送電局へ送り、送電局ではコード化された情
報を解読して受電局の方位を算出する方位算出器と、受
電局方位の算出結果により給電ビームの送信方位を制御
するビーム制御器を備えたので、受電局の形状によらず
受電局の位置決めを行え、また信号強度による方向検出
を行なっていないので周囲の電波状況による影響が少な
い効果がある。
【0117】また、請求項4の発明によれば、受電局が
自局の位置を測定する位置測定器を備え、その情報をコ
ード化して送電局へ送り、送電局ではコード化された情
報を解読して受電局の方位を算出した結果と受信信号の
到来方向から受電局の方位を検出した結果を併せて、受
電局方位を高精度に決定し、方位決定結果から給電ビー
ムを制御するビーム制御器を備えたので、受電局の形状
によらず受電局の位置決めを行えるとともに、高精度な
位置決めを行うことができる効果がある。
【0118】また、請求項5の発明によれば、受電局が
自局の位置を測定する位置測定器を備え、その情報をコ
ード化して送電局へ送り、送電局ではコード化された情
報を解読して受電局の方位を算出する方位算出器と、受
電局方位の算出結果により給電ビームの送信方位を制御
するビーム制御器を備えたので、受電局の形状によらず
受電局の位置決めを行える効果がある。また、送電局か
ら自局の方位をコード化して送信し、受電局で受信して
から解読し、受電アンテナを送電局方向へ向けることが
でき、効率よく受電できる効果がある。
【0119】また、請求項6の発明によれば、受電局の
位置決めを送電局の光学センサと画像処理の機能で行う
ため、不特定多数の受電局上に位置決めのための機能を
付加する必要がなく、軽量化、低コスト化が図れ、また
電波状況によらない位置決めを行なえる効果がある。
【0120】また、請求項7の発明によれば、1つのア
ンテナで送電局の受電局位置決めと送電を行い、アンテ
ナを複数備える必要がなく、軽量化、低コスト化が図れ
る効果がある。
【0121】また、請求項8の発明によれば、1つのア
ンテナで受電局の自局の位置を教えるための送受信と受
電を行い、アンテナを複数備える必要がなく、軽量化、
低コスト化が図れる効果がある。
【0122】また、請求項9の発明によれば、受電局が
自局の個体識別情報をコード化して送電局へ送り、送電
局ではコード化された個体識別情報を解読し、受電局の
方位を検出し、受電局方位の検出結果により給電ビーム
の送信方位を制御するビーム制御器を備えたので、受電
局の形状によらず受電局の位置決めを行え、受電局が複
数存在する場合でも、区別して対応できる効果がある。
【0123】また、請求項10の発明においては、受電
局をそれぞれ区別して給電量に対する課金を行える効果
がある。
【0124】また、請求項11の発明においては、受電
局がそれぞれ受電した量に対する課金を行える効果があ
る。
【0125】また、請求項12の発明においては、受電
局をそれぞれ区別して給電量に対する課金を行え、その
時々で変動する単位給電量あたりの料金に対応して課金
を行えるとともに、料金所のない任意のところでも課金
を行える効果がある。また、課金情報を個々の受電局が
確認できる効果がある。
【0126】また、請求項13の発明においては、受電
局が蓄電器を備え、蓄電量を測定し、必要に応じて充電
要求信号をだし、送電局では充電要求信号が確認された
とき、受電局に向けて給電を行える様にしたことによ
り、エネルギーの授受を必要に応じて行える効果があ
る。
【0127】また、請求項14の発明においては、受電
局が自局の種類等により給電量の指定信号を送信し、送
電局では指定量に応じた電力を受電局に向けて給電を行
える様にしたことにより、必要以上の無駄な電力の送電
を避けられると同時に、多量の電力を消費する移動体に
おいて電力不足を生じる事がなくなる効果がある。
【0128】また、請求項15の発明においては、送電
局や受電局からの位置決めや情報送信のために送信する
信号のキャリア周波数をそれぞれ個別に設定し、送電局
側では周波数によって信号を分離することにより、他の
信号との混信を防いだり受電局の区別ができる効果があ
る。
【0129】また、請求項16の発明においては、受電
局の位置決めのための1次レーダの装置で給電を行うた
め、実施例1に示した例よりアンテナとビーム制御器と
送信機を1つづつ減らした分の軽量化、低コスト化が図
れる効果がある。
【0130】また、請求項17の発明においては、受電
局の位置決めのための1次レーダの装置で給電を行うた
め、軽量化、低コスト化が図れるが、さらに受電局位置
決め時と給電時と送信電力量を切り換えることにより、
受電局位置決めのときに必要以上の大電力を送信する必
要はなく、また給電時は大電力に切り換えることにより
短時間で送電を行なえる効果がある。
【0131】また、請求項18の発明においては、受電
局位置決め時と給電時と送信電力量を切り換えるとき時
間遅れを生じさせるため、ビーム制御の最中でアンテナ
が受電局に向いていないときに無駄な電力を送電するこ
とが避けられる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す構成図である。
【図2】目標捜索のための受信ビームを形成する領域を
説明する図である。
【図3】この発明の実施例1で追尾レーダを用いた例を
示す構成図である。
【図4】給電ビーム方向の概念図である。
【図5】給電ビーム方向の説明図である。
【図6】この発明の実施例2を示す構成図である。
【図7】この発明の実施例3を示す構成図である。
【図8】この発明の実施例4を示す構成図である。
【図9】この発明の実施例5を示す構成図である。
【図10】この発明の実施例6を示す構成図である。
【図11】この発明の実施例7を示す構成図である。
【図12】この発明の実施例8を示す構成図である。
【図13】この発明の実施例9を示す構成図である。
【図14】この発明の実施例9を示す構成図である。
【図15】この発明の実施例10を示す構成図である。
【図16】この発明の実施例11を示す構成図である。
【図17】この発明の実施例12を示す構成図である。
【図18】この発明の実施例13を示す構成図である。
【図19】この発明の実施例14を示す構成図である。
【図20】この発明の実施例15を示す構成図である。
【図21】この発明の実施例16を示す構成図である。
【図22】この発明の実施例17を示す構成図である。
【図23】この発明の実施例18を示す構成図である。
【図24】従来のこの種の電波給電装置を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 受電局 2 送電局 3 アンテナ 4 整流器 5 アンテナ 6 サーキュレータ 7 送信機 8 受信機 9 方位検出器 10 ビーム制御器 11 ビーム制御器 12 給電用送信機 13 アンテナ 14 角度誤差検出器 15 ガイドキャリア送信機 16 アンテナ 17 位置測定器 18 コード送信機 19 アンテナ 20 アンテナ 21 コード受信機 22 方位算出器 23 方位決定器 24 コード送信機 25 サーキュレータ 26 サーキュレータ 27 コード受信機 28 方向修正器 29 ビーム制御器 30 光学センサ 31 方位検出器 32 サーキュレータ 33 サーキュレータ 34 ID変調器 35 ID復調器 36 課金手段 37 給電量測定器 38 課金手段 39 課金情報記録手段 40 コード送信機 41 サーキュレータ 42 サーキュレータ 43 コード受信機 44 蓄電器 45 蓄電量測定器 46 充電要求信号発生器 47 充電要求信号読み取り器 48 給電切り換え器 49 給電量指定信号発生器 50 給電量指定信号読み取り器 51 給電量制御器 52 チャネル切り換え器 53 送信機 54 電力制御器 55 遅延器 56 アンテナ 57 パイロット信号発生回路 58 アンテナ 59 サーキュレータ 60 低雑音増幅器 61 高出力増幅器 62 位相共役回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤坂 貴彦 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株式 会社電子システム研究所内 (72)発明者 近藤 倫正 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株式 会社電子システム研究所内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を用いて電力を移動物体に設けた受
    電局に供給する電波給電装置において、上記受電局の位
    置決めのためのアンテナと、送信機と、受信機と、受信
    信号から受電局の方位を検出する方位検出器からなる1
    次レーダと、受電局方位の検出結果により給電ビームの
    送信方位を制御するビーム制御器を備えたことを特徴と
    する電波給電装置。
  2. 【請求項2】 電波を用いて電力を移動物体に設けた受
    電局に供給する電波給電装置において、上記受電局の位
    置決めのために受電局にはガイドキャリアを送信するガ
    イドキャリア送信機とアンテナを備え、送電局側にガイ
    ドキャリアを受信するアンテナと、受信機と、受信信号
    から受電局の方位を検出する方位検出器と、受電局方位
    の検出結果により給電ビームの送信方位を制御するビー
    ム制御器を備えたことを特徴とする電波給電装置。
  3. 【請求項3】 電波を用いて電力を移動物体に設けた受
    電局に供給する電波給電装置において、上記受電局には
    自分の位置を測定するための位置測定器と、位置情報を
    コード化して送信するためのコード送信機とアンテナを
    備え、送電局側には受電局からの信号を受信して解読す
    るためのコード受信機とアンテナを備え、解読した位置
    情報から受電局の方位を算出する方位算出器と、受電局
    方位の算出結果により給電ビームの送信方位を制御する
    ビーム制御器を備えたことを特徴とする電波給電装置。
  4. 【請求項4】 電波を用いて電力を移動物体に設けた受
    電局に供給する電波給電装置において、上記受電局には
    自分の位置を測定するための位置測定器と、位置情報を
    コード化して送信するためのコード送信機とアンテナを
    備え、送電局側には受電局からの信号を受信して解読す
    るためのコード受信機とアンテナを備え、解読した位置
    情報から受電局の方位を算出する方位算出器と、受信信
    号の到来方向を検出する方位検出器と、方位算出器と方
    位検出器の出力結果により受電局方位を決定する方位決
    定器と、方位決定器出力により給電ビームの送信方位を
    制御するビーム制御器を備えたことを特徴とする電波給
    電装置。
  5. 【請求項5】 電波を用いて電力を移動物体に設けた受
    電局に供給する電波給電装置において、上記受電局には
    自分の位置を測定するための位置測定器と、位置情報を
    コード化して送信するためのコード送信機とアンテナ
    と、送電局からの方位情報を受信して解読するコード受
    信機と、受電アンテナを向ける方向を計算する方向修正
    器と、受電アンテナの方向を制御するビーム制御器を備
    え、送電局側には受電局からの信号を受信して解読する
    ためのコード受信機とアンテナを備え、解読した位置情
    報から受電局の方位を算出する方位算出器と、受電局方
    位の算出結果により給電ビームの送信方位を制御するビ
    ーム制御器と、送電局の方位を受電局に送信するための
    コード送信機を備えたことを特徴とする電波給電装置。
  6. 【請求項6】 電波を用いて電力を移動物体に設けた受
    電局に供給する電波給電装置において、送電局側に受電
    局の位置決めのための光学センサと、光学センサ画像か
    ら受電局の方位を検出する方位検出器と、受電局方位の
    検出結果により給電ビームの送信方位を制御するビーム
    制御器を備えたことを特徴とする電波給電装置。
  7. 【請求項7】 送電局の送電アンテナが送電局側の位置
    決めのためのアンテナを兼用することを特徴とする請求
    項1〜5のいずれか1項に記載の電波給電装置。
  8. 【請求項8】 受電局の受電アンテナが受電局側の位置
    決めのためのアンテナを兼用することを特徴とする請求
    項2〜5のいずれか1項に記載の電波給電装置。
  9. 【請求項9】 受電局側には個体識別情報を送信するた
    めのID変調器と、情報をコード化して送信するための
    コード送信機とアンテナを備え、送電局側には受電局か
    らの信号を受信して解読するためのコード受信機とアン
    テナと、個体識別情報を解読するID復調器とを備えた
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の
    電波給電装置。
  10. 【請求項10】 送電局側に、ID復調器からの個体識
    別情報に基づき、給電量を受電局ごとにはかり、課金情
    報を作成する課金手段を備えたことを特徴とする請求項
    9記載の電波給電装置。
  11. 【請求項11】 受電局側に、給電量測定器と、上記給
    電量測定器の測定結果に基づいて課金情報を作成する課
    金手段と、上記課金情報を記憶する課金情報記録手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項
    に記載の電波給電装置。
  12. 【請求項12】 送電局側に、給電量を受電局ごとには
    かり課金情報を作成するための課金手段と、上記課金情
    報と個体識別情報を供に受電局に送信するためのコード
    送信機とを備え、受電局側に、上記個体識別情報が自局
    のものと一致した課金情報を受信し解読するコード受信
    機と、上記課金情報を記録する課金情報記録手段とを備
    えたことを特徴とする請求項9記載の電波給電装置。
  13. 【請求項13】 受電局側に、蓄電するための蓄電器
    と、蓄電量を測る蓄電量測定器と、蓄電量の測定結果に
    基づいて充電要求を出すための充電要求信号発生器とを
    備え、充電要求信号をID変調器とコード送信機を介し
    て送電局に送信し、送電局側に、充電要求信号読み取り
    器と、充電要求がある場合に給電を開始するための給電
    切り換え器とを備え、上記充電要求信号をコード受信機
    とID復調器を介して読み取り、上記充電要求信号を送
    信した受電局に給電することを特徴とする請求項9記載
    の電波給電装置。
  14. 【請求項14】 受電局側に、給電量を指定する給電量
    指定信号発生器を備え、給電量指定信号をID変調器と
    コード送信機を介して送電局に送信し、送電局側に、給
    電量指定信号を受信し解読する給電量指定信号読み取り
    器と、給電量指定信号読み取り器で解読した給電量によ
    り給電量を制御する給電量制御器を備え、上記給電量指
    定信号をコード受信機とID復調器を介して読み取り、
    上記給電量指定信号を送信した受電局に指定の給電量を
    給電することを特徴とする請求項9記載の電波給電装
    置。
  15. 【請求項15】 受電局方位検出のための信号のキャリ
    ア周波数を切り換えるチャネル切り換え器を備えたこと
    を特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の電
    波給電装置。
  16. 【請求項16】 送電局における受電局の位置検出に用
    いる送信機と給電に用いる送信機を共用することを特徴
    とする請求項1記載の電波給電装置。
  17. 【請求項17】 送電局における送信機の出力を、受電
    局捜索時は小電力に、給電時は大電力に切り換える電力
    制御器を備えたことを特徴とする請求項16記載の電波
    給電装置。
  18. 【請求項18】 受電局の位置検出をしてからビーム制
    御器が機能するまでの遅延時間分、電力制御器の作動開
    始時間を遅らせる遅延器を備えたことを特徴とする請求
    項17記載の電波給電装置。
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