JP2020167823A - 無線送電装置及び無線電力伝送システム - Google Patents

無線送電装置及び無線電力伝送システム Download PDF

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将司 ▲高▼橋
Shoji Takahashi
畠山 治彦
Haruhiko Hatakeyama
治彦 畠山
恵理子 味岡
Eriko Ajioka
恵理子 味岡
由章 福光
Yoshiaki Fukumitsu
由章 福光
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Abstract

【課題】電波を受信する無線受電装置からの通信を省くこと。
【解決手段】無線送電装置は、無線受電部により電波を受信する無線受電装置から電力が供給される電池の容量を示す容量データ及び動画及び所定の時間ごとに撮像された画像の少なくとも一方の撮像データを受信するデータ受信部と、前記容量データが示す前記電池の容量に基づいて前記電池に所定の電力量を供給するために必要な送電時間を示す送電時間データを生成する送電時間データ生成部と、前記送電時間データが示す送電時間の間であって、前記撮像データが示す前記動画に送電対象が描出されている間又は前記撮像データが示しており、前記送電対象が描出されている前記画像が撮像された時点から前記所定の時間が経過するまでの間、電波を送信する無線送電部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線送電装置及び無線電力伝送システムに関する。
現在、スマートフォン、タブレット等の携帯情報端末、センサ、ウェアラブル機器を有線ではなく無線で充電することを可能にする技術としてマイクロ波電力伝送が注目されている。例えば、特許文献1には、ビーコン信号を送信するデバイスと、ビーコン信号を受信し、ビーコン信号が送信されてきた経路にマイクロ波を送信する電力送信機とを備える無線電力送信システムが開示されている。
特開2014−223018号公報
しかし、上述した無線電力送信システムでは、充電されるデバイスが電力送信機にビーコン信号を送信する必要がある。このため、上述した無線電力送信システムでは、ビーコン信号の送信に電力を消費してしまい、デバイスに電力を供給する電池の残量がゼロである場合、ビーコン信号が送信されないため、デバイスが充電されなくなってしまうことがある。また、上述した無線電力送信システムでは、ビーコン信号の送信に必要なモジュールを組み込むことによりデバイスの部品数が増加するため、デバイスが複雑になり、デバイスの製造コストが増加してしまうことがある。
そこで、本発明は、電波を受信する無線受電装置からの通信を省くことができる無線送電装置及び無線電力伝送システムを提供することを課題とする。
本発明の一態様は、無線受電部により電波を受信する無線受電装置から電力が供給される電池の容量を示す容量データ及び動画及び所定の時間ごとに撮像された画像の少なくとも一方の撮像データを受信するデータ受信部と、前記容量データが示す前記電池の容量に基づいて前記電池に所定の電力量を供給するために必要な送電時間を示す送電時間データを生成する送電時間データ生成部と、前記送電時間データが示す送電時間の間であって、前記撮像データが示す前記動画に送電対象が描出されている間又は前記撮像データが示しており、前記送電対象が描出されている前記画像が撮像された時点から前記所定の時間が経過するまでの間、電波を送信する無線送電部と、を備え無線送電装置である。
本発明によれば、電波を受信する無線受電装置からの通信を省くことができる。
実施形態に係る無線電力伝送システムの機能的な構成の一例を示す図である。 実施形態に係る無線電力伝送システムのハードウエア構成の一例を示す図である。 実施形態に係る無線電力伝送システムのハードウエア構成の一例を示す図である。
[実施形態]
図1及び図2を参照しながら、実施形態に係る無線電力伝送システムの構成について無線送電装置を中心に説明する。図1は、実施形態に係る無線電力伝送システムの機能的な構成の一例を示す図である。図2は、実施形態に係る無線電力伝送システムのハードウエア構成の一例を示す図である。
図1及び図2に示すように、無線電力伝送システム1は、無線受電装置10と、無線送電装置20とを備える。
無線受電装置10は、例えば、マイクロ波Wを受信して電力に変換する装置であり、無線受電部11と、発光部12とを備える。
無線受電部11は、無線受電装置10に内蔵されており、無線受電装置10が搭載されている機器の筐体の一つの面に寄せて配置されている。また、図2に示すように、当該面にはマークMが描かれている。
発光部12は、少なくとも一つの無線送電装置20が残量データ、容量データ及び電力量データの少なくとも一つを生成する元となる発光パターンで発光する。残量データは、無線受電装置10から電力の供給を受ける電池の残量を示すデータである。容量データは、電池の容量を示すデータである。ここで言う残量及び容量の単位は、例えば、ワット時[Wh]、アンペア時[Ah]である。電力量データは、電池に送電する必要がある電力量を示すデータである。ここで言う電力量の単位は、例えば、ワット[Wh]、アンペア時[Ah]である。また、ここで言う発光パターンは、例えば、発光部12が発する光の色、発光部12が光を発する時間及び発光部12が光を発しない時間を任意に組み合わせたパターンであり、上述したデータごとに固有のパターンとなっている。発光部12による発光パターンは、後述する撮像装置22により撮像されることにより残量データ、容量データ又は電力量データとして認識される。
無線送電装置20は、入力装置21と、撮像装置22と、データ生成部23と、制御部24と、首振り機構25と、生体検知部26と、無線送電部27とを備える。
入力装置21は、残量データ、容量データ及び電力量データの入力に使用される装置、例えば、ボタン、マウス、キーボード、リモートコントローラーである。或いは、入力装置21は、残量データ、容量データ及び電力量データの入力に使用され、無線送電装置20とは別の装置、例えば、スマートフォン、タブレットでもよい。ただし、この場合、入力装置21は、無線送電装置20の構成要素とはならず、後述する送電時間データをデータ受信部231に送信する。また、入力装置21は、無線受電装置10が備えるディスプレイに表示されている電池の残量、電池の容量及び電池に送電する必要がある電力量を参照したユーザにより使用される。
なお、発光部12及び入力装置21は、いずれも残量データ、容量データ及び電力量データの入力に使用されるが、併用されてもよいし、いずれか一方のみが備えられていてもよい。ただし、以下の説明では、発光部12による発光パターンにより残量データ、容量データ及び電力量データが入力される場合を例に挙げて説明する。
図2に示すように、入力装置21は、例えば、ディスプレイ211と、ボタン212と、ボタン213と、ディスプレイ214とを備える。ディスプレイ211は、無線受電装置10に電力を供給する電池の容量を示すアイコンを表示する。また、このアイコンは、自身の大きさで当該電池の容量の大きさを示している。ここで言う電池の容量は、電池が保持可能な最大の電力量である。ただし、ディスプレイ211は、このアイコンの斜線部分の面積により当該電池の残量を表示してもよい。ボタン212は、当該電池の残量を示す百分率を1%刻みで増加させるために押下される。一方、ボタン213は、当該電池の残量を示す百分率を1%刻みで減少させるために押下される。ディスプレイ214は、ボタン212又はボタン213を押下する操作により調整されている途中の百分率又は当該操作により確定した百分率を表示する。
撮像装置22は、送電対象を撮像するカメラを少なくとも一つ含む。撮像装置22は、図2に示した撮像範囲Vに、無線受電装置10が搭載されている機器及びマークMに加え、これらの周辺を含め、これらの画像を撮像し、当該画像の撮像データを生成する。なお、ここで言う画像は、撮像装置22により撮影された動画を構成する静止画を含んでおり、所定の時間ごとに撮像される画像であってもよい。撮像データは、後述するデータ受信部231に送信される。また、撮像装置22は、無線受電装置10が搭載されている機器及びマークMが撮像されており、互いに異なる画像各々、例えば、無線受電装置10が搭載されている機器及びマークMを異なる二方向から撮像した二枚の画像各々の撮像データを取得してもよい。さらに、撮像装置22は、無線受電装置10が搭載されている機器及びマークMの動画を撮影し、当該動画の撮像データを生成する。撮像データは、後述するデータ受信部231に送信される。
データ生成部23は、データ受信部231と、送電時間データ生成部232と、距離データ生成部233とを備える。
データ受信部231は、撮像装置22により生成された撮像データと、生体検知部26により生成された検知データとを受信する。そして、データ受信部231は、距離データ生成部233及び制御部24に撮像データを送信し、検知データを生体存否判定部244に送信する。
データ受信部231は、無線受電部11によりマイクロ波Wを受信する無線受電装置10から電力が供給される電池の容量を示す容量データ及び動画及び画像の少なくとも一方の撮像データを受信する。また、ここでデータ受信部231が受信する容量データは、発光部12による発光パターンが撮像された動画又は画像に基づいて認識されたデータである。
送電時間データ生成部232は、容量データが示す電池の容量に基づいて当該電池に所定の電力量を送電するために必要な送電時間を示す送電時間データを生成する。送電時間は、マイクロ波Wの送信が開始されてから終了するまでの時間、例えば、八時間であってもよい。或いは、送電時間は、電力の送電が開始される時刻、例えば、9時00分及び電力の送電が終了する時刻、例えば、13時00分を含んでいてもよい。そして、送電時間データ生成部232は、送電時間データを制御部24に送信する。
距離データ生成部233は、送電対象までの距離を示す距離データを撮像データに基づいて生成する。例えば、距離データ生成部233は、撮像装置22が撮像した画像に画像処理を適用して当該画像の中からマークMを識別してマークMの大きさを特定し、当該大きさに基づいて距離データを生成する。或いは、送電対象を互いに異なる複数の方向から撮像した複数の画像各々の撮像データが取得されている場合、距離データ生成部233は、これらの撮像データのうち少なくとも二つの撮像データに基づいて距離データを生成してもよい。
制御部24は、無線送電装置20の各部を制御する。また、制御部24は、送電時間修正部241と、送電方向制御部242と、送電強度制御部243と、生体存否判定部244と、送電制限部245とを備える。
送電時間修正部241は、容量データ及び電力量データの少なくとも一つに基づいて送電時間データが示す送電時間を修正する。
例えば、送電時間修正部241は、送電時間データが示す送電時間の間にマイクロ波Wの送信により無線受電装置10から電力の供給を受ける電池に供給される電力量が当該電池の容量を超える場合、当該電力量が当該電池の容量以下となるまで送電時間を修正する。
或いは、送電時間修正部241は、容量データが示す容量から残量データが示す残量を差し引いて算出した電力量に基づいて、送電時間データが示す送電時間を修正する。送電時間修正部241は、容量データに加え、残量データを使用することにより、容量データのみを使用して送電時間を短縮する場合よりも更に送電時間を短縮し得ることがある。
或いは、送電時間修正部241は、送電時間データが示す送電時間の間にマイクロ波Wの送信により無線受電装置10から電力の供給を受ける電池に供給される電力量が当該電池に送電する必要がある電力量を超える場合、当該電力量が当該電池の容量以下となるまで送電時間を修正する。
なお、送電時間修正部241が送電時間を修正する処理としては、例えば、送電時間データが示す送電時間を直接書き換える処理、送電時間データそのものを別の送電時間データで置き換える処理が挙げられる。また、送電時間修正部241は、距離データが示す距離が短い程、送電時間データが示す送電時間を短縮する。
送電方向制御部242は、撮像データに基づいて、無線送電部27がマイクロ波Wを送信するする方向を撮像データが示す画像及び動画の少なくとも一方に描出されている所定の印、例えば、図2に示したマークMの方向に変化させる送電方向制御を実行する。例えば、送電方向制御部242は、撮像装置22が動画を撮影している状態でマイクロ波Wを送信する方向を変化させる。
また、送電方向制御部242がマイクロ波Wを送信する方向を変化させる方法としては、例えば、首振り機構25により無線送電部27の向きを直接変化させる方法、ビームフォーミングが挙げられる。なお、無線送電装置20は、首振り機構25により電力が送電される方向を変化させる場合、ビームフォーミングを実行しなくてもよく、ビームフォーミングにより電力が送電される方向を変化させる場合、首振り機構25を備えていなくてもよい。
送電強度制御部243は、距離データが示す距離が長い程、無線送電部27が送信するマイクロ波Wの強度を増加させる送電強度制御を実行する。
生体存否判定部244は、無線送電部27がマイクロ波Wを送信することができる送電可能範囲内に生体が存在するか否かを判定する生体存否判定を実行する。また、生体存否判定部244は、撮像装置22が生成した撮像データ又は生体検知部26が生成した検知データに基づいて生体存否判定を実行する。なお、無線送電装置20は、生体存否判定部244が撮像データに基づいて生体存否判定を実行する場合、生体検知部26を備えていなくてもよい。
送電制限部245は、生体存否判定部244により送電可能範囲内に生体が存在すると判定された場合、無線送電部27によるマイクロ波Wの送信を制限する送電制限制御を実行する。ここで、送電制限制御は、無線送電部27によるマイクロ波Wの送信を停止する制御及び無線送電部27が送信するマイクロ波Wの強度を生体に影響が無い水準まで下げる制御を含む。
首振り機構25は、入力装置21、撮像装置22、生体検知部26及び無線送電部27が搭載されている筐体の方位角方向における向きを変化させることができる機械的な機構である。ここで言う方位角とは、無線送電装置20が載置されている面に垂直な軸の周りの角度である。また、首振り機構25は、当該筐体の仰角方向における向きを変化させることができる機械的な機構を備えていてもよい。ここで言う仰角とは、無線送電装置20が載置されている面内の軸の周りの角度である。
生体検知部26は、例えば、焦電型赤外線センサであり、送電可能範囲内に生体が存在するか否かを示す検知データを生成する。検知データは、データ受信部231に送信される。
無線送電部27は、送電時間データが示す送電時間の間であって、撮像データが示す画像及び動画の少なくとも一方に送電対象が描出されている間又は撮像データが示しており、送電対象が描出されている画像が撮像された時点から所定の時間が経過するまでの間、マイクロ波Wを送信する。具体的には、無線送電部27は、無線受電装置10が搭載されている機器又は無線受電装置10に描かれている所定の印によって撮像データが示す画像及び動画の少なくとも一方に送電対象が描出されているか否かを識別する。あるいは、無線送電部27は、無線受電装置10が搭載されている機器の少なくとも一部、例えば、当該機器の種類、外観、輪郭、形状によって撮像データが示す画像及び動画の少なくとも一方に送電対象が描出されているか否かを識別する。そして、無線送電部27は、送電対象であると識別した場合、無線受電装置10にマイクロ波Wを送信する。ここで言う当該所定の印は、例えば、上述したマークMである。また、所定の印は、無線受電装置10が搭載されている機器に描かれていてもよく、無線受電装置10に描かれていてもよい。さらに、所定の印は、無線受電装置10が搭載されている機器又は無線受電装置10の筐体表面に描かれていてもよく、無線受電装置10が搭載されている機器又は無線受電装置10の筐体表面に取り付けられる態様で描かれていてもよい。
無線送電部27は、例えば、図2に示すように、平面アンテナ271、平面アンテナ272、平面アンテナ273及び平面アンテナ274からマイクロ波Wを送信する。また、無線送電部27は、これら四つの平面アンテナそれぞれが送信するマイクロ波の位相を調整してマイクロ波Wの指向性を制御するビームフォーミングを実行してもよい。
以上、実施形態に係る無線送電装置20について説明した。無線送電装置20は、無線受電装置10から電力が供給される電池の容量を示す容量データを受信し、当該容量データに基づいて電池に所定の電力量を送電するために必要な送電時間を示す送電時間データを生成する。そして、無線送電装置20は、送電時間データが示す送電時間の間であって、撮像データが示す動画に送電対象が描出されている間又は撮像データが示しており、送電対象が描出されている画像が撮像された時点から所定の時間が経過するまでの間、マイクロ波Wを送信する。
このため、無線送電装置20は、無線受電装置10からの通信を省くことができる。したがって、無線送電装置20は、無線受電装置10がビーコン信号の送信に電力を消費することによる送電効率の低下を回避することができる。また、無線送電装置20は、無線受電装置10から電力の供給を受ける電池の残量がゼロである場合に無線送電が実行できなくなる事態を回避することができる。さらに、無線送電装置20は、無線受電装置10にビーコン信号の送信に必要なモジュールを組み込むことによる部品数の増加及び製造コストの増加を回避することができる。
無線送電装置20は、容量データ及び電力量データの少なくとも一つに基づいて送電時間データが示す送電時間を修正する。或いは、無線送電装置20は、距離データが示す距離が短い程、送電時間データが示す送電時間を短縮する。このため、無線送電装置20は、無線受電装置10に必要以上に長い時間、無線送電を実行し、送電時間が必要以上に長くなってしまう事態や無線受電装置10から電力の供給を受ける電池に過剰な電力が供給されてしまう事態を回避することができる。
無線送電装置20は、距離データが示す距離が長い程、無線送電部27が送信するマイクロ波Wの強度を増加させる。このため、無線送電装置20は、単位時間当たりの送電効率を向上させ、送電時間が長くなってしまうことを抑制することができる。
無線送電装置20は、容量データが示す容量から残量データが示す残量を差し引いて算出した電力量に基づいて、送電時間データが示す送電時間を修正する。このため、無線送電装置20は、無線受電装置10から電力の供給を受ける電池が必要としている電力量を電池に供給することができる。
また、無線送電装置20は、送電対象を互いに異なる複数の方向から撮像した複数の画像各々の撮像データを取得し、これらの撮像データのうち少なくとも二つの撮像データに基づいて距離データを生成する。このため、無線送電装置20は、送電対象、すなわち無線受電装置10までの距離を正確に認識し、更に的確に無線の強度を設定することができる。
なお、この場合、例えば、無線送電装置20は、図3に示すように、図2に示した撮像装置22の代わりに、撮像装置221及び撮像装置222を備える。撮像装置221及び撮像装置222は、それぞれ撮像装置22と同様の構成及び機能を有する。すなわち、撮像装置221は、図3に示した撮像範囲V1に、無線受電装置10が搭載されている機器及びマークMに加え、これらの周辺を含め、これらの画像及び動画の少なくとも一方を撮像し、当該画像及び当該動画の撮像データを生成する。同様に、撮像装置222は、図3に示した撮像範囲V2に、無線受電装置10が搭載されている機器及びマークMに加え、これらの周辺を含め、これらの画像及び動画の少なくとも一方を撮像し、当該画像及び当該動画の撮像データを生成する。
無線送電装置20は、送電方向制御において、機械的な機構を使用して無線送電部27の向きを変化させることにより無線送電部27がマイクロ波Wを送信する方向を変化させる。これにより、無線送電装置20は、簡易な構成で無線送電の高効率化を実現することができる。或いは、無線送電装置20は、送電方向制御において、ビームフォーミングにより無線送電部27がマイクロ波Wを送信する方向を変化させる。これにより、無線送電装置20は、首振り機構25を省略し、簡易な構成をとることができる。
無線送電装置20は、送電可能範囲内に生体が存在すると判定された場合、無線送電部27によるマイクロ波Wの送信を制限させるため、生体に向けて電力が送電されてしまう事態を回避することができる。また、無線送電装置20は、撮像データに基づいて生体存否判定を実行する場合、生体検知部26を省略することができるため、簡易な構成をとることができる。一方、無線送電装置20は、検知データに基づいて生体存否判定を実行する場合、送電可能範囲内と重複する範囲を撮像する撮像装置22と異なる生体検知部26を使用するため、生体に向けてマイクロ波Wが送信されてしまう事態を更に回避し易くなる。
なお、上述した実施形態では、無線送電装置20が電波としてマイクロ波Wを送信し、無線受電装置10がマイクロ波Wを受信する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、無線送電装置20が電波としてミリ波を送信し、無線受電装置10がミリ波を受信してもよい。
また、上述した実施形態では、無線受電装置10に無線受電部11が内蔵されている場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、無線受電部11は、無線受電装置10の表面に設けられていてもよいし、無線受電装置10と有線又は無線で接続されている別の装置に含まれていてもよい。
また、上述した実施形態では、無線受電装置10が発光部12を備える場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、無線受電装置10は、筐体全体を残量データ、容量データ又は電力量データを生成する元となる色に変化させてもよい。
なお、上述した実施形態では、送電時間データが示す送電時間の間であって、撮像データが示す画像及び動画の少なくとも一方に所定の印が描出されている時間の間、無線送電部27がマイクロ波Wを送信することを説明した。一方、無線送電部27は、撮像データが示す画像及び動画のいずれにも所定の印が描出されていない時間の間、送電対象を認識していないため、送電対象へのマイクロ波Wの送信を実行しない。なお、無線受電装置10が搭載されている機器の少なくとも一部、例えば、当該機器の種類、外観、輪郭、形状によって撮像データが示す画像及び動画の少なくとも一方に送電対象が描出されているか否かを識別する場合、撮像データが示す画像及び動画のいずれにも無線受電装置10が搭載されている機器が描出されていない間、送電対象を認識していないため、送電対象へのマイクロ波Wの送信を実行しないこととなる。
上述した実施形態では、無線送電装置20が、撮像データが示す動画に所定の印が描出されている間又は撮像データが示しており、所定の印が描出されている画像が撮像された時点から所定の時間が経過するまでの間、撮像装置22により撮像された画像の中からマークMによって撮像データが示す画像及び動画の少なくとも一方に送電対象が描出されているか否かを識別してマークMに向けてマイクロ波Wを送信する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、無線送電装置20は、無線受電装置10が搭載されている機器の少なくとも一部、例えば、当該機器の種類、外観、輪郭、形状によって撮像データが示す画像及び動画の少なくとも一方に送電対象が描出されているか否かを識別してよい。この場合、撮像データが示す動画に無線受電装置10が搭載されている機器が描出されている間又は撮像データが示しており、無線受電装置10が搭載されている機器が描出されている画像が撮像された時点から所定の時間が経過するまでの間、この無線受電装置10が搭載されている機器に向けてマイクロ波Wを送信してもよい。
また、上述した実施形態では、無線送電装置20が入力装置21、撮像装置22及び生体検知部26を備えている場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、無線送電装置20は、入力装置21、撮像装置22及び生体検知部26の少なくとも一つを備えていない代わりに別の装置としての入力装置、撮像装置及び生体検知部と接続されていてもよい。
また、上述した実施形態では、制御部24が送電時間修正部241、送電方向制御部242、送電強度制御部243、生体存否判定部244及び送電制限部245を備える場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、制御部24は、送電時間修正部241、送電方向制御部242、送電強度制御部243、生体存否判定部244及び送電制限部245の少なくとも一つを備えていなくてもよい。
また、上述した実施形態に係るデータ生成部23及び制御部24の各機能の少なくとも一つを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録させ、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行することにより、処理を行ってもよい。
ここで言うコンピュータシステムとは、周辺機器等のハードウエアを含むものであってもよい。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えば、フロッピーディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置、ネットワーク又は通信回線を介してプログラムが送信される場合におけるサーバ又はクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように一定時間プログラムを保持しているものも含む。
また、上述したプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、又は、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する伝送媒体とは、インターネット等のネットワーク又は電話回線等の通信回線のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上述したプログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分プログラムであってもよい。上述したプログラムは、例えば、コンピュータが備えるCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサにより読み出されて実行される。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、置換又は設計変更を加えることができる。また、上述した実施形態に記載の構成を組み合わせてもよい。
1…無線電力伝送システム、10…無線受電装置、11…無線受電部、12…発光部、20…無線送電装置、21…入力装置、211…ディスプレイ、212,213…ボタン、214…ディスプレイ、22,221,222…撮像装置、23…データ生成部、231…データ受信部、232…送電時間データ生成部、233…距離データ生成部、24…制御部、241…送電時間修正部、242…送電方向制御部、243…送電強度制御部、244…生体存否判定部、245…送電制限部、25…首振り機構、26…生体検知部、27…無線送電部、271,272,273,274…平面アンテナ、M…マーク、V…撮像範囲、W…マイクロ波

Claims (14)

  1. 無線受電部により電波を受信する無線受電装置から電力が供給される電池の容量を示す容量データ及び動画及び所定の時間ごとに撮像された画像の少なくとも一方の撮像データを受信するデータ受信部と、
    前記容量データが示す前記電池の容量に基づいて前記電池に所定の電力量を供給するために必要な送電時間を示す送電時間データを生成する送電時間データ生成部と、
    前記送電時間データが示す送電時間の間であって、前記撮像データが示す前記動画に送電対象が描出されている間又は前記撮像データが示しており、前記送電対象が描出されている前記画像が撮像された時点から前記所定の時間が経過するまでの間、電波を送信する無線送電部と、
    を備える無線送電装置。
  2. 前記データ受信部は、前記電池の容量を示す容量データ及び前記電池に送電する必要がある電力量を示す電力量データの少なくとも一つを前記無線受電装置及び入力装置の少なくとも一方から更に受信し、
    前記容量データ及び前記電力量データの少なくとも一つに基づいて前記送電時間データが示す送電時間を修正する送電時間修正部を更に備える、
    請求項1に記載の無線送電装置。
  3. 前記データ受信部は、前記電池の残量を示す残量データを前記無線受電装置及び前記入力装置の少なくとも一方から更に受信し、
    前記送電時間修正部は、前記容量データが示す容量から前記残量データが示す残量を差し引いて算出した電力量に基づいて、前記送電時間データが示す送電時間を修正する、
    請求項2に記載の無線送電装置。
  4. 前記無線受電部までの距離を示す距離データを前記撮像データに基づいて生成する距離データ生成部と、
    前記距離データが示す距離が長い程、前記無線送電部が送信する電波の強度を増加させる送電強度制御を実行する送電強度制御部を更に備える、
    請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の無線送電装置。
  5. 前記無線受電部までの距離を示す距離データを前記撮像データに基づいて生成する距離データ生成部と、
    前記距離データが示す距離が基準距離よりも短い場合、前記送電時間データが示す送電時間を短縮する送電時間修正部を更に備える、
    請求項1に記載の無線送電装置。
  6. 前記無線受電部までの距離を示す距離データを前記撮像データに基づいて生成する距離データ生成部を更に備え、
    前記送電時間修正部は、前記距離データが示す距離が基準距離よりも短い場合、前記送電時間データが示す送電時間を短縮する、
    請求項2又は請求項3のいずれか一つに記載の無線送電装置。
  7. 前記データ受信部は、前記送電対象が撮像されており、互いに異なる前記動画及び前記画像の少なくとも一方の前記撮像データを少なくとも二つ取得し、
    前記距離データ生成部は、少なくとも二つの前記撮像データに基づいて前記距離データを生成する、
    請求項4から請求項6のいずれか一つに記載の無線送電装置。
  8. 前記撮像データに基づいて、前記無線送電部が電波を送信する方向を前記画像及び前記動画の少なくとも一方に描出されている前記送電対象の方向に変化させる送電方向制御を実行する送電方向制御部を更に備える、
    請求項1から請求項7のいずれか一つに記載の無線送電装置。
  9. 前記送電方向制御部は、前記送電方向制御において、前記無線送電部の向きを変化させることにより前記無線送電部が電波を送信する方向を変化させる、
    請求項8に記載の無線送電装置。
  10. 前記送電方向制御部は、前記送電方向制御において、ビームフォーミングにより前記無線送電部が電波を送信する方向を変化させる、
    請求項8に記載の無線送電装置。
  11. 前記無線送電部が電波を送信することができる送電可能範囲内に生体が存在するか否かを判定する生体存否判定を実行する生体存否判定部と、
    前記送電可能範囲内に生体が存在すると判定された場合、前記無線送電部による電波の送信を制限させる送電制限制御を実行する送電制限部と、
    を更に備える請求項1から請求項10のいずれか一つに記載の無線送電装置。
  12. 前記生体存否判定部は、前記撮像データに基づいて前記生体存否判定を実行する、
    請求項11に記載の無線送電装置。
  13. 前記データ受信部は、前記送電可能範囲内に生体が存在するか否かを示す検知データを更に受信し、
    前記生体存否判定部は、前記検知データに基づいて前記生体存否判定を実行する、
    請求項11に記載の無線送電装置。
  14. 無線を受信する無線受電部を有し、前記無線受電部が受信した無線電波を電力に変換する無線受電装置と、
    請求項1から請求項13のいずれか一つに記載の無線送電装置と、
    を備える無線電力伝送システム。
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