JPH08130653A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
- Publication number
- JPH08130653A JPH08130653A JP28860894A JP28860894A JPH08130653A JP H08130653 A JPH08130653 A JP H08130653A JP 28860894 A JP28860894 A JP 28860894A JP 28860894 A JP28860894 A JP 28860894A JP H08130653 A JPH08130653 A JP H08130653A
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- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像データを圧縮効率良く符号化及び復号化
することができるファクシミリ装置を提供すること。 【構成】 原稿画像を読み取るスキャナと、そのスキャ
ナで読み取られた1ライン毎の画像データを格納するバ
ッファメモリと、そのバッファメモリに格納された画像
データを、一次元符号化方式で符号化処理して圧縮画像
データを出力する圧縮器とを備えたファクシミリ装置に
おいて、前記符号化処理は、複数ライン分の画像データ
を1ライン分の画像データとみなして符号化する処理で
あることを特徴とする。
することができるファクシミリ装置を提供すること。 【構成】 原稿画像を読み取るスキャナと、そのスキャ
ナで読み取られた1ライン毎の画像データを格納するバ
ッファメモリと、そのバッファメモリに格納された画像
データを、一次元符号化方式で符号化処理して圧縮画像
データを出力する圧縮器とを備えたファクシミリ装置に
おいて、前記符号化処理は、複数ライン分の画像データ
を1ライン分の画像データとみなして符号化する処理で
あることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
し、特にMH符号化方式等の一次元符号化方式を用いて
画像データを符号化して圧縮画像データを生成する一
方、圧縮画像データを画像データに復号化するファクシ
ミリ装置に関する。
し、特にMH符号化方式等の一次元符号化方式を用いて
画像データを符号化して圧縮画像データを生成する一
方、圧縮画像データを画像データに復号化するファクシ
ミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、いわゆるG3(グループ
3)ファクシミリでは、読み取った原稿の画像データ
を、一次元符号化方式である、MH(Modified
Huffman)符号化方式により、連続する黒画素
または、白画素の数(ランレングス)の出現頻度に応じ
た適当な符号を割り当てるという符号化処理をすること
により、圧縮画像データを生成して伝送することによ
り、画像データの伝送時間の短縮を図っていた。
3)ファクシミリでは、読み取った原稿の画像データ
を、一次元符号化方式である、MH(Modified
Huffman)符号化方式により、連続する黒画素
または、白画素の数(ランレングス)の出現頻度に応じ
た適当な符号を割り当てるという符号化処理をすること
により、圧縮画像データを生成して伝送することによ
り、画像データの伝送時間の短縮を図っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、文字が主体の
原稿の画像データでは、行と行との間の行間を構成する
複数ラインは、すべて白画素であり、その複数ラインを
ライン毎に区切らずに連続する1ライン分の画像データ
とみなせば、実際の1ライン分以上の画素数のランレン
グスが出現し得る。
原稿の画像データでは、行と行との間の行間を構成する
複数ラインは、すべて白画素であり、その複数ラインを
ライン毎に区切らずに連続する1ライン分の画像データ
とみなせば、実際の1ライン分以上の画素数のランレン
グスが出現し得る。
【0004】しかしながら、上記従来のファクシミリ装
置では、原稿の画像データは、図5に示されるように、
1ライン毎にEOL符号(000000000001)
で区切られて符号化され、画像データの末尾に連続する
6個のEOL符号であるRTC符号が付加されて伝送さ
れるため、ランレングス符号化は最大でも1ラインの範
囲内で連続する画素につしてしか行われてになかった。
したがって、符号化よる画像データの圧縮効率が十分で
はないという問題点があった。
置では、原稿の画像データは、図5に示されるように、
1ライン毎にEOL符号(000000000001)
で区切られて符号化され、画像データの末尾に連続する
6個のEOL符号であるRTC符号が付加されて伝送さ
れるため、ランレングス符号化は最大でも1ラインの範
囲内で連続する画素につしてしか行われてになかった。
したがって、符号化よる画像データの圧縮効率が十分で
はないという問題点があった。
【0005】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、画像データを圧縮効率良く符号化及び復号化する
ことができるファクシミリ装置を提供することを目的と
する。
あり、画像データを圧縮効率良く符号化及び復号化する
ことができるファクシミリ装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のファクシミリ装置は、原稿画像を読
み取るスキャナと、そのスキャナで読み取られた1ライ
ン毎の画像データを格納するバッファメモリと、そのバ
ッファメモリに格納された画像データを、一次元符号化
方式で符号化処理して圧縮画像データを出力する圧縮器
とを備えたファクシミリ装置において、前記符号化処理
は、複数ライン分の画像データを1ライン分の画像デー
タとみなして符号化する処理であることを特徴とするも
のである。
め、請求項1記載のファクシミリ装置は、原稿画像を読
み取るスキャナと、そのスキャナで読み取られた1ライ
ン毎の画像データを格納するバッファメモリと、そのバ
ッファメモリに格納された画像データを、一次元符号化
方式で符号化処理して圧縮画像データを出力する圧縮器
とを備えたファクシミリ装置において、前記符号化処理
は、複数ライン分の画像データを1ライン分の画像デー
タとみなして符号化する処理であることを特徴とするも
のである。
【0007】請求項2記載のファクシミリ装置は、請求
項1記載のファクシミリ装置において、前記複数ライン
分の画像データを1ライン分の画像データとみなして符
号化された圧縮画像データを受信する画像受信手段と、
その受信した圧縮画像データを伸長すると共に、その伸
長した画像データを原稿サイズに応じた1ライン当たり
の画素数毎に区切って、1ライン毎の画像データに復号
化する復号器とを備えていることを特徴とするものであ
る。
項1記載のファクシミリ装置において、前記複数ライン
分の画像データを1ライン分の画像データとみなして符
号化された圧縮画像データを受信する画像受信手段と、
その受信した圧縮画像データを伸長すると共に、その伸
長した画像データを原稿サイズに応じた1ライン当たり
の画素数毎に区切って、1ライン毎の画像データに復号
化する復号器とを備えていることを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】請求項1記載の構成によれば、複数ライン分の
画像データが1ライン分の画像データとみなされて符号
化されるため、複数ラインをまたいで連続する同一画素
値の画素が、1ラインごとに分断されてしまうことがな
く、画像データの符号化の圧縮効率が1ライン毎に画像
データを区切って一次元符号化する場合と比較して向上
する。
画像データが1ライン分の画像データとみなされて符号
化されるため、複数ラインをまたいで連続する同一画素
値の画素が、1ラインごとに分断されてしまうことがな
く、画像データの符号化の圧縮効率が1ライン毎に画像
データを区切って一次元符号化する場合と比較して向上
する。
【0009】請求項2記載の構成によれば、送信側から
送信される、前記複数ライン分の画像データを1ライン
分の画像データとみなして符号化された圧縮画像データ
は、画像受信手段により受信され、その受信された圧縮
画像データは、復号器により伸長されると共に、その伸
長された画像データは、送信側のファクシミリ装置で読
み取られた原稿のサイズに応じた、1ライン当たりの画
素数毎に区切られて、1ライン毎の画像データに復号化
されるため、送信側から送信された、1ライン毎の区切
りがない画像データを、受信側で確実に復号化すること
ができる。
送信される、前記複数ライン分の画像データを1ライン
分の画像データとみなして符号化された圧縮画像データ
は、画像受信手段により受信され、その受信された圧縮
画像データは、復号器により伸長されると共に、その伸
長された画像データは、送信側のファクシミリ装置で読
み取られた原稿のサイズに応じた、1ライン当たりの画
素数毎に区切られて、1ライン毎の画像データに復号化
されるため、送信側から送信された、1ライン毎の区切
りがない画像データを、受信側で確実に復号化すること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
施例を詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の第1及び第2実施例に係
る、G3(グループ3)ファクシミリであるファクシミ
リ装置のブロック構成を示したものである。同図におい
て、スキャナ1は原稿画像を読み取るものである。バッ
ファメモリ2は、スキャナ1で読み取られた1ライン毎
の画像データが格納されるものである。プロッタ3は画
像を記録出力するものである。圧縮器であり、復号器で
もある、符号化復号化部4は、スキャナ1で読み取られ
た画像データを一次元符号化方式である、MH符号化方
式または、後述する本発明にかかる符号化方式で、符号
化処理して圧縮画像データを出力する一方、受信データ
をMH符号化方式または、後述する本発明にかかる復号
化方式で、復号化して元の画像データに復元するもので
ある。
る、G3(グループ3)ファクシミリであるファクシミ
リ装置のブロック構成を示したものである。同図におい
て、スキャナ1は原稿画像を読み取るものである。バッ
ファメモリ2は、スキャナ1で読み取られた1ライン毎
の画像データが格納されるものである。プロッタ3は画
像を記録出力するものである。圧縮器であり、復号器で
もある、符号化復号化部4は、スキャナ1で読み取られ
た画像データを一次元符号化方式である、MH符号化方
式または、後述する本発明にかかる符号化方式で、符号
化処理して圧縮画像データを出力する一方、受信データ
をMH符号化方式または、後述する本発明にかかる復号
化方式で、復号化して元の画像データに復元するもので
ある。
【0012】画像メモリ5は、画像を記憶蓄積するもの
である。モデム6は、画象データや伝送制御のための各
種手順信号を送受信するものである。網制御装置7は、
発着信の際に所定の回線制御を実行するものであり、回
線に接続されている。
である。モデム6は、画象データや伝送制御のための各
種手順信号を送受信するものである。網制御装置7は、
発着信の際に所定の回線制御を実行するものであり、回
線に接続されている。
【0013】操作表示部8は、オペレータが各種操作を
行なうと共に、装置が動作状態等を表示するものであ
る。システムメモリ9は、後述するシステム制御部10
が装置各部を制御するための手順が記憶されていると共
に、必要な情報を格納しておくものである。システム制
御部10は、上記各部を制御するマイクコンピュータで
あり、システムバス11は、上記各部が相互間で各種制
御信号やデータをやりとりする信号ラインである。
行なうと共に、装置が動作状態等を表示するものであ
る。システムメモリ9は、後述するシステム制御部10
が装置各部を制御するための手順が記憶されていると共
に、必要な情報を格納しておくものである。システム制
御部10は、上記各部を制御するマイクコンピュータで
あり、システムバス11は、上記各部が相互間で各種制
御信号やデータをやりとりする信号ラインである。
【0014】以上のように構成される本発明の第1実施
例にかかるファクシミリ装置は、スキャナ1で読み取ら
れた原稿の画像データを符号化処理して、圧縮画像デー
タを生成する場合には、図5に示されるのような通常の
MH符号化方式による、1ライン毎にEOL符号で区切
った符号化ではなく、図2(a)に示されるように、1
ページ分の複数ライン(L1〜Ln)の画像データを、
1ライン毎にEOLコードで区切らないことにより、同
図(b)に示されるように、連続する1ラインの画像デ
ータとみなし、符号化処理する。これにより、1ライン
毎に付加されるEOL符号(00000000001)
が省略される分、圧縮画像データのデータ量が減る。
例にかかるファクシミリ装置は、スキャナ1で読み取ら
れた原稿の画像データを符号化処理して、圧縮画像デー
タを生成する場合には、図5に示されるのような通常の
MH符号化方式による、1ライン毎にEOL符号で区切
った符号化ではなく、図2(a)に示されるように、1
ページ分の複数ライン(L1〜Ln)の画像データを、
1ライン毎にEOLコードで区切らないことにより、同
図(b)に示されるように、連続する1ラインの画像デ
ータとみなし、符号化処理する。これにより、1ライン
毎に付加されるEOL符号(00000000001)
が省略される分、圧縮画像データのデータ量が減る。
【0015】1ページ分の画像データを1ラインの画像
データとみなした場合の符号化処理について、図3に示
される、白画素が10000個連続する場合のランレン
グス符号化を例に取って説明する。この10000個の
画素は、例えば、読み取られた原稿がA4サイズであれ
ば、1ラインの画素数が1728であるため、約6ライ
ン分の画素数に相当し、文字原稿などでは、実際に出現
しうるものである。
データとみなした場合の符号化処理について、図3に示
される、白画素が10000個連続する場合のランレン
グス符号化を例に取って説明する。この10000個の
画素は、例えば、読み取られた原稿がA4サイズであれ
ば、1ラインの画素数が1728であるため、約6ライ
ン分の画素数に相当し、文字原稿などでは、実際に出現
しうるものである。
【0016】さて、通常のMH符号化方式でのランレン
グス符号化は、0から63までのランレングスを基本と
した、ターミネーティング符号の符号表と、64ビット
毎に割り当てられたメイクアップ符号の符号表を参照し
て、ターミネーティング符号1つのみ、または、ターミ
ネーティング符号とメイクアップ符号の1つづつの組み
合わせによりなされるが、メイクアップ符号は、標準紙
幅用では、最大、ランレングス1728に対応するメイ
クアップ符号(010011011)までしかなく、拡
張紙幅用でも、最大、ランレングス2560に対応する
メイクアップ符号(000000011111)までし
かないため、本発明にかかる符号化方式に上記通常のラ
ンレングス符号化に用いられる符号化方式を適用する
と、1ライン当たり1728画素で構成されるA4サイ
ズの原稿では、ランレングス2560に対応すメイクア
ップ符号(000000011111)を用いたとして
も、1.5ライン分程度のランレングスにか対応できな
いことになる。
グス符号化は、0から63までのランレングスを基本と
した、ターミネーティング符号の符号表と、64ビット
毎に割り当てられたメイクアップ符号の符号表を参照し
て、ターミネーティング符号1つのみ、または、ターミ
ネーティング符号とメイクアップ符号の1つづつの組み
合わせによりなされるが、メイクアップ符号は、標準紙
幅用では、最大、ランレングス1728に対応するメイ
クアップ符号(010011011)までしかなく、拡
張紙幅用でも、最大、ランレングス2560に対応する
メイクアップ符号(000000011111)までし
かないため、本発明にかかる符号化方式に上記通常のラ
ンレングス符号化に用いられる符号化方式を適用する
と、1ライン当たり1728画素で構成されるA4サイ
ズの原稿では、ランレングス2560に対応すメイクア
ップ符号(000000011111)を用いたとして
も、1.5ライン分程度のランレングスにか対応できな
いことになる。
【0017】そこで、本実施例では、2560以上のラ
ンレングスに対処するために、メイクアップ符号を複数
続けて用いて符号化する。すなわち、図3の10000
個連続する白画素は、 10000=2560+2560+2560+2304
+16 であるため、ランレングス2560に対応するメイクア
ップ符号(000000011111)を3回繰り返
し、続いて、ランレングス2304に対応するメイクア
ップ符号(000000010111)と、ランレング
ス16に対応するたターミネーティング符号(1010
10)を適用する。すなわち、通常のMH符号化方式に
用いられる符号表では符号化できない長いランレングス
は、符号化されていない分のランが通常のMH符号化方
式に用いられる符号表で符号化できる長さになるまで
は、ランレングス2560に対応するメイクアップ符号
を繰り返し適用する。これにより、通常のMH符号化方
式に用いられる符号表を利用して、本発明に係る符号化
方式を実現できる。
ンレングスに対処するために、メイクアップ符号を複数
続けて用いて符号化する。すなわち、図3の10000
個連続する白画素は、 10000=2560+2560+2560+2304
+16 であるため、ランレングス2560に対応するメイクア
ップ符号(000000011111)を3回繰り返
し、続いて、ランレングス2304に対応するメイクア
ップ符号(000000010111)と、ランレング
ス16に対応するたターミネーティング符号(1010
10)を適用する。すなわち、通常のMH符号化方式に
用いられる符号表では符号化できない長いランレングス
は、符号化されていない分のランが通常のMH符号化方
式に用いられる符号表で符号化できる長さになるまで
は、ランレングス2560に対応するメイクアップ符号
を繰り返し適用する。これにより、通常のMH符号化方
式に用いられる符号表を利用して、本発明に係る符号化
方式を実現できる。
【0018】以上説明した第1実施例の一次元符号化方
式による圧縮率向上の効果を、A3サイズの原稿画像
が、副走査方向の解像度が7.7本/mmで読み取ら
れ、その画像データ中に、10mmの余白部分があった
場合を例に取って説明する。
式による圧縮率向上の効果を、A3サイズの原稿画像
が、副走査方向の解像度が7.7本/mmで読み取ら
れ、その画像データ中に、10mmの余白部分があった
場合を例に取って説明する。
【0019】そのような場合、1ライン当たりの画素数
は2432であるため、従来のMH符号化方式による符
号化では、符号化後のビット数の合計では、1ライン当
たり、ランレングス2432に対応するメイクアップ符
号(000000011101)の12ビットと、ラン
レングス0に対応するターミネーティング符号(001
10101)の8ビットと、EOL符号に対応する符号
(000000000001)の12ビットとを合計し
たビット数を要する。また、10mmは、77ラインに
相当する。したがって、 (12+8+12)×77=2464ビット を要する。
は2432であるため、従来のMH符号化方式による符
号化では、符号化後のビット数の合計では、1ライン当
たり、ランレングス2432に対応するメイクアップ符
号(000000011101)の12ビットと、ラン
レングス0に対応するターミネーティング符号(001
10101)の8ビットと、EOL符号に対応する符号
(000000000001)の12ビットとを合計し
たビット数を要する。また、10mmは、77ラインに
相当する。したがって、 (12+8+12)×77=2464ビット を要する。
【0020】一方、第1実施例にかかる一次元符号化方
式では、画素数が2432のラインの、77本分の白画
素(187264個)を2560で除した場合の商の整
数部分は、73であるため、ランレングス2560に対
応するメイクアップ符号(000000011111)
の12ビットの73倍と、ランレングス384に対応す
るメイクアップ符号(00110111))の8ビット
と、ランレングス0に対応するターミネーティング符号
(00110101)の8ビットとを合計した、 12×73+8+8=892ビット で済み、従来のMH符号化方式により符号化された上記
の場合に要するビット数の約36%となり、圧縮率が大
幅に向上する。
式では、画素数が2432のラインの、77本分の白画
素(187264個)を2560で除した場合の商の整
数部分は、73であるため、ランレングス2560に対
応するメイクアップ符号(000000011111)
の12ビットの73倍と、ランレングス384に対応す
るメイクアップ符号(00110111))の8ビット
と、ランレングス0に対応するターミネーティング符号
(00110101)の8ビットとを合計した、 12×73+8+8=892ビット で済み、従来のMH符号化方式により符号化された上記
の場合に要するビット数の約36%となり、圧縮率が大
幅に向上する。
【0021】以上説明した、第1実施例にかかる一次元
符号化方式で符号化された圧縮画像データを受信側へ送
信する場合の処理について、図4を参照して説明する。
符号化方式で符号化された圧縮画像データを受信側へ送
信する場合の処理について、図4を参照して説明する。
【0022】先ず、スキャナ1にセットされた原稿が読
取られ、読み取られた1ライン毎の画像データがバッフ
ァメモリ2に格納される(処理101)。そのバッファ
メモリ2に格納された画像データは、符号化復号化部4
により、順次第1実施例にかかる一次元符号化方式によ
り符号化され、画像メモリ5に格納される(処理10
2)。その画像メモリ5に格納された原稿1ページ分の
圧縮画像データの末尾には、RTC符号が付加される
(処理103)。そして、まだ読み取られていない次の
原稿がある場合(判断104のYes)は、次の原稿を
読み取る(処理101へ)。読み取られていない次の原
稿がない場合(判断104のNo)は、受信相手先に発
呼する(処理105)。
取られ、読み取られた1ライン毎の画像データがバッフ
ァメモリ2に格納される(処理101)。そのバッファ
メモリ2に格納された画像データは、符号化復号化部4
により、順次第1実施例にかかる一次元符号化方式によ
り符号化され、画像メモリ5に格納される(処理10
2)。その画像メモリ5に格納された原稿1ページ分の
圧縮画像データの末尾には、RTC符号が付加される
(処理103)。そして、まだ読み取られていない次の
原稿がある場合(判断104のYes)は、次の原稿を
読み取る(処理101へ)。読み取られていない次の原
稿がない場合(判断104のNo)は、受信相手先に発
呼する(処理105)。
【0023】そして、プリメッセージ手順における受信
側からの非標準機能識別信号NSFを参照して第1実施
例にかかる一次元符号化方式による独自方式での伝送が
可能かが判断される。可能な場合(判断106のYe
s)は、画像メモリ5に格納されている圧縮画像データ
をそのまま伝送する(処理109)。不可能な場合(判
断106のNo)、つまり、受信側がMH符号化方式に
しか対応していない場合は、画像メモリ5に格納されて
いる独自方式で符号化された圧縮画像データを符号化復
号化部4で順次伸長すると共に、通常のMH符号化方式
で再度符号化した上で、圧縮画像データを伝送する(処
理109)。
側からの非標準機能識別信号NSFを参照して第1実施
例にかかる一次元符号化方式による独自方式での伝送が
可能かが判断される。可能な場合(判断106のYe
s)は、画像メモリ5に格納されている圧縮画像データ
をそのまま伝送する(処理109)。不可能な場合(判
断106のNo)、つまり、受信側がMH符号化方式に
しか対応していない場合は、画像メモリ5に格納されて
いる独自方式で符号化された圧縮画像データを符号化復
号化部4で順次伸長すると共に、通常のMH符号化方式
で再度符号化した上で、圧縮画像データを伝送する(処
理109)。
【0024】以上の送信手順により、受信側が第1実施
例にかかる一次元符号化方式に対応している場合は、圧
縮画像データは独自方式で受信側に伝送される。
例にかかる一次元符号化方式に対応している場合は、圧
縮画像データは独自方式で受信側に伝送される。
【0025】次に説明する第2実施例のファクシミリ装
置は、送信側から、第1実施例にかかる一次元符号化方
式により符号化された圧縮画像データを受信して、その
受信した圧縮画像データを復号化することができるもの
である。
置は、送信側から、第1実施例にかかる一次元符号化方
式により符号化された圧縮画像データを受信して、その
受信した圧縮画像データを復号化することができるもの
である。
【0026】第2実施例にかかるファクシミリ装置の構
成は、図1に示される第1実施例の構成と同様である。
成は、図1に示される第1実施例の構成と同様である。
【0027】第2実施例のファクシミリ装置は、図4に
示される、送信側からの送信手順における、プリメッセ
ージ手順において、非標準機能識別信号NSFの情報フ
ィールドに第1実施例にかかる一次元符号化方式による
独自方式に対応している旨を送信側に通知する。その通
知に応じた送信側からの非標準機能設定信号NSSを認
識し、受信処理は第1実施例にかかる一次元符号化方式
による独自方式に則して行われる。
示される、送信側からの送信手順における、プリメッセ
ージ手順において、非標準機能識別信号NSFの情報フ
ィールドに第1実施例にかかる一次元符号化方式による
独自方式に対応している旨を送信側に通知する。その通
知に応じた送信側からの非標準機能設定信号NSSを認
識し、受信処理は第1実施例にかかる一次元符号化方式
による独自方式に則して行われる。
【0028】つまり、受信側のファクシミリ装置は、受
信した独自方式の圧縮画像データを画像メモリ5に格納
する。格納された圧縮画像データは、符号化復号化部4
により順次読み出され伸長される。
信した独自方式の圧縮画像データを画像メモリ5に格納
する。格納された圧縮画像データは、符号化復号化部4
により順次読み出され伸長される。
【0029】従来のMH符号化方式ならば、符号化処理
の際に、画像データは1ライン毎にEOL符号で区切ら
れているため、読み取られた原稿がA4サイズであれ
ば、伸長された画像データを1728画素ごとに区切る
ことができるが、本発明にかかる一次元符号化方式で
は、複数ラインを1ラインとみなしたため、伸長された
ランが、複数ラインにまたがってしまう場合が生じる。
したがって、受信側で、送信側で読み取られた原稿サイ
ズに応じた画素数の1ライン毎に伸長された画像データ
を区切らなくてはならない。
の際に、画像データは1ライン毎にEOL符号で区切ら
れているため、読み取られた原稿がA4サイズであれ
ば、伸長された画像データを1728画素ごとに区切る
ことができるが、本発明にかかる一次元符号化方式で
は、複数ラインを1ラインとみなしたため、伸長された
ランが、複数ラインにまたがってしまう場合が生じる。
したがって、受信側で、送信側で読み取られた原稿サイ
ズに応じた画素数の1ライン毎に伸長された画像データ
を区切らなくてはならない。
【0030】そのため、符号化復号化部4では、伸長さ
れた画像データを、例えば、送信側で読み取られた原稿
がA4サイズであれば、伸長された画像データを172
8画素毎に折り返すことにより区切り、送信側で読み取
られた1ライン毎の画像データに復号化する。
れた画像データを、例えば、送信側で読み取られた原稿
がA4サイズであれば、伸長された画像データを172
8画素毎に折り返すことにより区切り、送信側で読み取
られた1ライン毎の画像データに復号化する。
【0031】1ライン毎に復号化された画像データは順
次プロッタ3に送出され、プロッタ3は、画像データを
記録出力する。
次プロッタ3に送出され、プロッタ3は、画像データを
記録出力する。
【0032】なお、以上説明した各実施例では、ページ
単位の複数ライン分の画像データを、1ライン分の画像
データとみなした場合を例に取って説明したが、1通信
分のすべての原稿の画像データを複数ライン分の画像デ
ータとみなすこともできる。その場合、ページ毎にRT
S符号が付加されることにより画像データが区切られる
ことがないため、いっそう画像データの圧縮率が向上す
る。ただし、その場合、受信側で再びページ単位の画像
データにするために、送信側から、ページ毎にそのペー
ジを何ラインで読み取ったのかを受信側に通知するか、
原稿のサイズごとに、読取ライン数を何ラインにするか
を予め取り決めておく必要がある。また、もし、読み取
ったライン数が既定のライン数に満たない場合は、ダミ
ーのラインを付加し、読み取ったライン数が既定のライ
ン数を越える場合は、越えた分のラインは捨てる必要が
ある。
単位の複数ライン分の画像データを、1ライン分の画像
データとみなした場合を例に取って説明したが、1通信
分のすべての原稿の画像データを複数ライン分の画像デ
ータとみなすこともできる。その場合、ページ毎にRT
S符号が付加されることにより画像データが区切られる
ことがないため、いっそう画像データの圧縮率が向上す
る。ただし、その場合、受信側で再びページ単位の画像
データにするために、送信側から、ページ毎にそのペー
ジを何ラインで読み取ったのかを受信側に通知するか、
原稿のサイズごとに、読取ライン数を何ラインにするか
を予め取り決めておく必要がある。また、もし、読み取
ったライン数が既定のライン数に満たない場合は、ダミ
ーのラインを付加し、読み取ったライン数が既定のライ
ン数を越える場合は、越えた分のラインは捨てる必要が
ある。
【0033】また、ページ単位でなく、ページ単位以下
の、ブロック単位の複数ラインを1ラインとみなすこと
も考えられる。
の、ブロック単位の複数ラインを1ラインとみなすこと
も考えられる。
【0034】また、以上説明した各実施例では、通常の
MH符号化方式で対応できない長いランに対しては、通
常のMH符号化方式で用いられている、ランレングス2
560の符号を所定数適用したが、そのような長いラン
に対して独自の符号表を適用することもてきる。
MH符号化方式で対応できない長いランに対しては、通
常のMH符号化方式で用いられている、ランレングス2
560の符号を所定数適用したが、そのような長いラン
に対して独自の符号表を適用することもてきる。
【0035】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、複数ライ
ン分の画像データが1ライン分の画像データとみなされ
て符号化されるため、複数ラインをまたいで連続する同
一画素値の画素で構成されるランが、1ラインごとに分
断されてしまうことがないため、画像データの符号化の
圧縮効率が1ライン毎に画像データを区切って一次元符
号化する場合と比較して向上する。
ン分の画像データが1ライン分の画像データとみなされ
て符号化されるため、複数ラインをまたいで連続する同
一画素値の画素で構成されるランが、1ラインごとに分
断されてしまうことがないため、画像データの符号化の
圧縮効率が1ライン毎に画像データを区切って一次元符
号化する場合と比較して向上する。
【0036】請求項2に係る発明によれば、送信側から
送信される、前記複数ライン分の画像データを1ライン
分の画像データとみなして符号化された圧縮画像データ
は、受信側のファクシミリ装置により受信され、その受
信された圧縮画像データは、送信側のファクシミリ装置
で読み取られた原稿のサイズに応じた1ライン当たりの
画素数毎に区切られて、1ライン毎の画像データに復号
化されるため、送信側から送信された、1ライン毎の区
切りがない画像データを、受信側で確実に復号化するこ
とができる。
送信される、前記複数ライン分の画像データを1ライン
分の画像データとみなして符号化された圧縮画像データ
は、受信側のファクシミリ装置により受信され、その受
信された圧縮画像データは、送信側のファクシミリ装置
で読み取られた原稿のサイズに応じた1ライン当たりの
画素数毎に区切られて、1ライン毎の画像データに復号
化されるため、送信側から送信された、1ライン毎の区
切りがない画像データを、受信側で確実に復号化するこ
とができる。
【図1】本発明の第1及び第2実施例に係るファクシミ
リ装置のブロック構成図である。
リ装置のブロック構成図である。
【図2】本発明に係る一次元符号化方式での、複数ライ
ンを1ラインとみなすことを説明するための図である。
ンを1ラインとみなすことを説明するための図である。
【図3】本発明に係る一次元符号化方式での、符号化の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るファクシミリ装置の
送信処理を説明するためのフローチャートである。
送信処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】従来のMH符号化方式における、1ページ分の
画像データの区切り方を示す図である。
画像データの区切り方を示す図である。
1 スキャナ 2 バッファメモリ 3 プロッタ 4 符号化復号化部 5 画像メモリ 6 モデム 7 網制御装置 8 操作表示部 9 システムメモリ 10 システム制御部 11 システムバス
Claims (2)
- 【請求項1】 原稿画像を読み取るスキャナと、そのス
キャナで読み取られた1ライン毎の画像データを格納す
るバッファメモリと、そのバッファメモリに格納された
画像データを、一次元符号化方式で符号化処理して圧縮
画像データを出力する圧縮器とを備えたファクシミリ装
置において、 前記符号化処理は、複数ライン分の画像データを1ライ
ン分の画像データとみなして符号化する処理であること
を特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項2】 前記複数ライン分の画像データを1ライ
ン分の画像データとみなして符号化された圧縮画像デー
タを受信する画像受信手段と、その受信した圧縮画像デ
ータを伸長すると共に、その伸長した画像データを原稿
サイズに応じた1ライン当たりの画素数毎に区切って、
1ライン毎の画像データに復号化する復号器とを備えて
いることを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28860894A JPH08130653A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28860894A JPH08130653A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08130653A true JPH08130653A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17732425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28860894A Pending JPH08130653A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08130653A (ja) |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP28860894A patent/JPH08130653A/ja active Pending
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