JPH081300B2 - コーナー用ダンパ - Google Patents

コーナー用ダンパ

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JPH081300B2
JPH081300B2 JP4079362A JP7936292A JPH081300B2 JP H081300 B2 JPH081300 B2 JP H081300B2 JP 4079362 A JP4079362 A JP 4079362A JP 7936292 A JP7936292 A JP 7936292A JP H081300 B2 JPH081300 B2 JP H081300B2
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damper
duct
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downstream
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JP4079362A
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泰利 妹尾
明吉 板橋
昇 田窪
崇 曽我部
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Miura Co Ltd
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Miura Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、ボイラ等の
燃焼装置に送られる燃焼用空気量を調節するコーナー用
ダンパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボイラ等においては、燃焼装置で噴霧燃
料と混合するため燃焼用空気が送られるが、その空気量
を調節する必要上、通常、風量調節用ダンパがダクト内
に設けられている。図6は、従来一般に使用されている
上流側ダクト21内に設けたダンパ24の代表的な例で
あり、送風機より燃焼装置へ燃焼用空気をおくる同一径
ダクト21の流路途中に、ダクト21の内形に略等しい
寸法のダンパ24を回動自在に配置し、風量の調節をす
る際にはダンパ24を回動させてその流路断面積を増減
させるようにしている。
【0003】しかしながら、図6に示すように、上流側
ダクト21と下流側ダクト22との間にコーナー部材2
3を介在することが多く、このコーナー部材23の上流
側にダンパ24を設けた場合、ダンパ24の開度が小さ
い(低風量のとき)と、空気の流れはダンパ24によっ
て二分されてダクトの壁面に沿って流れる。即ち、外側
壁23a側の流れは、折曲外側壁23a面に直進してそ
のまま外側壁23a面に沿って下流側へ流れる。一方、
内側壁23b側の流れは、コーナー部材23の屈折した
内側壁を通過して前記折曲外側壁23aまで直進し、前
記外側壁23aに沿う流れに合流するので、下流側ダク
ト22内の速度分布は一層不均一となる。そのため燃焼
装置は不完全燃焼しCOの比率が高くなる。又、前記
コーナー部材23の下流側にダンパ24’(図中二点鎖
線で表示)を設けることもあるが、その場合にはダンパ
24’が下流の燃焼装置の均一な空気の流れが望まれる
ところに接近するために、両側壁面に沿う壁面流のまま
であって甚だ不均一である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来のコ
ーナー部材を途中に介在してなるダクト系にダンパを設
けた場合に、下流側の燃焼装置に対し空気の速度分布が
不均一となり不完全燃焼をおこすため、下流側の空気の
速度分布が均一となる新規な構成のコーナー用ダンパを
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上流側ダク
トと下流側ダクトとがコーナー部材を介して所定の角度
で折曲した状態で接続してなるダクト系において、下流
側ダクトの流路断面積を調整するダンパ部材を下流側ダ
クトより上流側に設けるとともに、このダンパ部材を、
ダンパ部材の下流側ダクトに対向する一端縁が、前記下
流側ダクトのコーナー部分における内周側壁部から離隔
する方向に回動自在に設けたことを第1の特徴とし、コ
ーナー部材の上流側の外側壁における下流側の内側壁の
延長線上の位置に、前記ダンパ部材の他端縁が当接する
突起部材を設けたことを第2の特 徴とし、湾曲した形状
のダンパ部材を設置したことを第3の特徴としている。
【0006】
【作用】この発明によれば、下流側ダクト2より上流側
に配置したダンパ部材4を回動させることにより、ダン
パ部材4の下流側ダクト2に対向する一端縁4aが、前
記下流側ダクト2のコーナー部分3における内周側壁部
3aから離隔し、コーナー部3とダンパ部材4との間に
隙間ができ、空気の流れはダンパ部材4の面に沿ってこ
の隙間から下流側ダクト2の中央部に向かって流れる。
一方、上流側ダクト1の外側壁側の流れはコーナー部材
3の屈折外側壁面3bに直進してそのまま外側壁面3b
に沿って流れるが、コーナー部材3の内側壁3a側の隙
間が大きいので流れの大部分はダンパ部材4に沿って流
れるから、下流側ダクト2での空気の速度分布はほぼ均
一となる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の第1の実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は、コーナー用ダンパの配置
を示す説明図であって、ダクト系Aは上流側ダクト1と
下流側ダクト2との間にコーナー部材3が介在してい
る。上流側ダクト1は送風機(図示省略)に連通し、下
流側ダクト2の下流には燃焼装置(図示省略)が設けら
れている。前記コーナー部材3と各ダクト1,2は、
端面に設けたフランジを介してボルト、ナットにより固
定してある。
【0008】この発明に係るコーナー用ダンパは、前記
コーナー部材3の内側壁3aを下流側に直角に折曲した
コーナー部3a’と、この折曲した下流側の内側壁3a
の延長線上の外側壁3bとの中間に、前記ダンパ部材4
の回転軸5を挿着している。このダンパ部材4は、前記
コーナー部材3の内形と略同一断面形状であって中心に
回転軸5を軸支し、風量を調節する際には、適宜の回動
機構(図示省略)により、ダンパ部材4を図示のように
回動してその流路断面積を増減するようになっている。
尚、前記回転軸5の挿着位置を、若干上流側に設けるこ
とも実施に応じて可能である。
【0009】つぎに、前記ダンパ部材4の作用を説明す
る。図1に示すように、送風機よりダクト系Aを通じて
燃焼装置へ送られる燃焼用の空気は、ダンパ4部材の全
閉状態においては流路は遮断され、又、全開状態におい
ては折曲外側壁面3bに直進してそのまま外側壁3b面
に沿って下流側へ流れる。そして、風量を調節するため
全閉時よりダンパ4を所要の角度回動すると、内側壁3
aのコーナー部3a’とダンパ4の一端縁4aとの間
は、回転角θとダンパ部材4の半径Rとにほぼ比例する
Rsinθの隙間ができ、空気の流れはダンパ部材4
下面に沿って流出する。一方、外側壁3bの隙間はR
(1−cosθ)で前記内側壁3a側の隙間より小さい
から少量の空気が外側壁3bに沿って流出する。したが
って、空気の流れの大部分はダンパ部材4の下面に沿っ
て流出するから下流では下流側ダクト2の中央部を通
り、一部の空気は外側壁に沿って流れるから下流での速
度分布はかなり均一化され燃焼装置の不完全燃焼を防止
することができる。
【0010】つぎに、この発明の第2実施例について説
明する。図2に示すように、コーナー部材3の内側壁3
aを折曲した下流側の内側壁3aの延長線上の外側壁3
bに、所定の高さに設定した突起部材6を前記ダンパ部
材4に相対するように設けている。この突起部材6の端
縁6aとダンパ部材4他端縁4bとは若干重り合った
状態としている。そして、風量を調節するためにダンパ
4を所要の角度回動すると、ダンパ部材4の一端縁4a
および他端縁4bと内側壁のコーナー部3a’および突
起部材6の端縁6aとの隙間は、ともにRsinθとな
り空気の流れは両方ともダンパ部材4の面に沿って流
れ、さらに下流ではほぼ下流側ダクト2の中央を流れる
ので速度分布をより均一化することができる。尚、仮想
線はダンパ全閉時の状態を示す。
【0011】つぎに、この発明の第3実施例について説
明する。図3に示すように、上流側ダクト11と下流側
ダクト12との間に湾曲した形状のコーナー部材13が
介在している。この湾曲した内側壁13aと同心の湾曲
した外側壁13bとのほぼ中間に、同じく同心の湾曲板
からなる所定長さのダンパ部材14を備えている。この
ダンパ部材14の中心近傍に回転軸15を付着しこの回
転軸15をコーナー部材13の側壁に回動自在に挿着し
ている。
【0012】前記のような湾曲板からなるダンパ部材1
を備えた湾曲形状のコーナー部材13では、ダンパ部
材14全開時は図3に示すように、コーナー部材13の
中央に位置する案内板として空気の流れの方向転換に寄
与し、下流での均一な流れを実現し圧力損失を小さくす
る。又、風量調節のためダンパ部材14を部分開とした
ときは、内側壁13aに沿うものと外側壁3bに沿うも
のとに分流するので、一方の壁に集中して流れる場合に
比し速度分布が均一になる迄の距離を短かくすることが
できる。尚、仮想線はダンパ部材14の全閉時の状態を
示す。
【0013】つぎに、第3の実施例にかわる第4の実施
例について説明する。図4〜図5に示すように、上流側
ダクト11と下流側ダクト12との間に屈折面のあるコ
ーナー部材13を介在している。このコーナー部材13
の断面は図5に示すような角型状であって、屈折した内
側壁13aとこの内側壁13aに平行に屈折した外側壁
13bとのほぼ中間に、前記屈折した内外側壁13a、
13bのほぼ中央に流れをほぼ等分するような湾曲板か
らなる所定長さのダンパ部材14を備えている。この
ンパ部材14の中央両側端14a、14bには回転軸支
持部16を介して回転軸15が係着してあり、この回転
軸15はコーナー部材13の両側壁13c、13dの所
定位置に挿着してある。これは、ダンパ部材14を全閉
時にコーナー部材13の内外側壁13a、13bに対し
て、ダンパ部材14の両端部を当接させるための機構で
ある。尚、作用は第3実施例と同様であるので説明を省
略する。尚、仮想線はダンパ部材14の全閉時の状態を
示す。
【0014】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成したの
で、つぎのような効果がある。すなわち、下流側ダクト
より上流側に配置したダンパ部材を回動させることに
り、ダンパ部材の下流側ダクトに対向する一端縁が、前
記下流側ダクトのコーナー部分における内周側壁部から
離隔し、コーナー部とダンパ部材との間に隙間ができ、
空気の流れはダンパ部材の面に沿ってこの隙間から下流
側ダクトの中央部に向かって流れ、一方、上流側ダクト
の外側壁側の流れはコーナー部材の屈折外側壁面に直進
してそのまま外側壁面に沿って流れるが、コーナー部材
の内側壁側の隙間が大きいので流れの大部分はダンパ部
材に沿って流れるから、下流側ダクトでの空気の速度分
布はほぼ均一となる。 更に、コーナー部材の上流側の外
側壁における下流側の内側壁の延長線上の位置に、前記
ダンパ部材の他端縁が当接する突起部材を設けることに
より、風量を調節するためダンパを所要の角度回動する
と、突起部材を設けた側の隙間からの空気の流れはダン
パ部材の面に沿って流れ、下流側ダクトにおいてコーナ
部内側の空気の流れと合流し、ほぼ下流側ダクトの中央
を流れるので速度分布をより均一化することができる。
以上の効果は、本願発明を燃焼装置等に適用した場合、
ほとんどはダクト(下流側ダクト)の中央部を通るため
周囲の流体との混合が良く、従来に比し速やかに均等な
速度分布状態となるので、燃焼装置は完全燃焼しCO値
の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のコーナー用ダンパの第1実施例を示
す説明図である。
【図2】図1の実施例にかわる第2実施例を示すコーナ
ー用ダンパの説明図である。
【図3】図2の実施例にかわる第3実施例を示すコーナ
ー用ダンパの説明図である。
【図4】図3の実施例にかわる第4実施例を示すコーナ
ー用ダンパの説明図である。
【図5】図4のダンパの回転軸を含む中心部を断面して
示す説明図である。
【図6】従来のダンパを示す説明図である。
【符号の説明】
A ダクト 1 上流側ダクト 2 下流側ダクト 2a 内側壁 3 コーナー部材 3a 内側壁 3a’ コーナー部 3b 外側壁 4 ダンパ部材 6 突起部材 14 ダンパ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−100033(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側ダクト1と下流側ダクト2とがコ
    ーナー部材3を介して所定の角度で折曲した状態で接続
    してなるダクト系Aにおいて、下流側ダクト2の流路断
    面積を調整するダンパ部材4を下流側ダクト2より上流
    側に設けるとともに、このダンパ部材4を、ダンパ部材
    4の下流側ダクト2に対向する一端縁4aが、前記下流
    側ダクト2のコーナー部分3a´における内周側壁部3
    aから離隔する方向に回動自在に設けたことを特徴とす
    るコーナー用ダンパ。
  2. 【請求項2】 コーナー部材3の上流側の外側壁3bに
    おける下流側の内側壁3aの延長線上の位置に、前記ダ
    ンパ部材4の他端縁4bが当接する突起部材6を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載のコーナー用ダンパ。
  3. 【請求項3】 湾曲した形状のダンパ部材14を設置し
    たことを特徴とする請求項1に記載のコーナー用ダン
    パ。
JP4079362A 1992-02-28 1992-02-28 コーナー用ダンパ Expired - Lifetime JPH081300B2 (ja)

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