JP2941716B2 - 微粉炭流量調整ダンパ - Google Patents
微粉炭流量調整ダンパInfo
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Description
々にそれぞれ微粉炭を気流搬送する複数の微粉炭管に用
いられる微粉炭流量調整ダンパに関する。
イラにおいては、石炭を1台の微粉炭機で微粉炭に粉砕
し、この1台の微粉炭機に複数本接続されている微粉炭
管を通して微粉炭を各バーナに気流搬送して燃焼させて
いる。このとき、1台の微粉炭機に接続されている複数
本の微粉炭管はそれぞれ長さが異なり、またベンド部の
数が違ってしまうことは避けられず、そのため各微粉炭
管の圧力損失は等しくない。
量は各微粉炭管の圧力損失に概ね比例することから、各
微粉炭管の微粉炭供給量を等しくして安定した燃焼を行
わせるためには、各微粉炭管の圧力損失を等しくするた
めの対策を講じる必要がある。
スを設置して各微粉炭管の圧力損失が等しくなるように
調節する方法が一般的であったが、オリフィスは一度設
置した後は容易に変更することができず、後で微粉炭量
にアンバランスが生じた場合に再調整を行うのは面倒な
作業であった。
炭流量を調節する方法が用いられるようになった。この
従来のダンパの例を図5及び図6に示す。
ンパ収納部21を設け、このダンパ収納部21にダンパ
ブレード20を収納可能とするもので、ダンパブレード
20の軸22を出入れ手段によって出入れして流路の開
度を調整するようにしたものである。
3にダンパ軸31を設け、このダンパ軸31にダンパブ
レード30を回転可能に取り付けたもので、ダンパブレ
ード30を軸31を中心として回転させて開閉すること
により流路の開度を調整するようにしたものである。
板状のブレードを用いたダンパでは、微粉炭流の中心が
微粉炭管中心からはずれた偏流となってしまうという問
題があった。
収納部が微粉炭通路より突出しているため、微粉炭流の
偏流を解消するためにダンパブレードの数を増やすと設
置に大きな空間を必要とするという問題があった。
レード30をスムーズに開閉するためにブレードの軸3
1と微粉炭管32内壁との間にある程度の間隔を確保す
る必要があるため、ダンパの開度が小さいときにこの隙
間から流れる微粉炭流の相対的な割合が増加し、ダンパ
開度を小さくしても微粉炭流量を低減することができず
調整が難しくなる問題があった。
調整が容易であり、かつ、微粉炭管内の微粉炭流に偏流
を生じることなく微粉炭流量を各微粉炭管ごとに制御す
ることによって微粉炭流量の微粉炭管ごとの相違を無く
すための微粉炭流量調整ダンパを提供しようとするもの
である。
調整ダンパは、複数のバーナ各々にそれぞれ微粉炭を気
流搬送する独立した複数の微粉炭管の各微粉炭通路中央
で同通路に直交する軸心を有するように配置された軸
と、同軸に支持され同軸の軸心まわりに回転可能な2個
の円弧状断面の通路開閉用の耐摩耗性のダンパブレード
と、同ダンパブレードを開閉するレバーとを備え、同ダ
ンパブレードは円弧状断面の内側に平板を取り付けてな
ることを特徴とする。
記本発明1において、ダンパケーシングを断面がダンパ
ブレードの円弧状断面とほぼ同じ大きさの同心円となる
ような円筒形としたことを特徴とする。
記本発明1又は2において、前記2個のダンパブレード
をダンパケーシングの1つの側面のみから微粉炭流れの
上流側又は下流側に開閉操作可能としたことを特徴とす
る。
は、前記本発明1,2又は3のいずれかにおいて、前記
ダンパブレードはバーナ入口部における微粉炭流量を検
知する流量検知器の信号によってその開度が調節される
ことを特徴とする。
同通路に直交する軸心を有する軸を設け、円弧状断面の
2個のダンパブレードを同軸によって軸心まわりに回転
可能に支持しているので、レバーの操作によってダンパ
ブレードの開閉を微粉炭管通路の左右から同時に行うこ
とができる。これによって、ダンパ部を通過する微粉炭
流は微粉炭通路の中心部を通過することになり偏流とな
らない。
内側に取付けられた平板によって、微粉炭の流れをスム
ーズに縮小することができる。
グの断面をダンパブレードの円弧状断面とほぼ同じ大き
さの同心円となるような円筒形とすることにより、ダン
パ全体をコンパクトにすることが可能であると共に、ダ
ンパブレードとダンパケーシングとの間の隙間を非常に
小さくすることが可能となり、この隙間から流れる微粉
炭流を低減することにより、特にダンパ開度が小さいと
きの微粉炭流量の調整を容易に行うことができる。
ードをダンパケーシングの1つの側面のみから微粉炭流
れの上流側又は下流側に開閉操作可能としていることに
より、ダンパブレードのための操作スペースが低減され
る。
おける微粉炭流量を検知する流量検知器の信号によりダ
ンパブレードの開度が調整され、ダンパブレードの調整
を容易に自動的に行うことができる。
実施の第1の形態を図1及び図2によって説明する。本
実施例の形態では、ダンパブレードは下流側に開閉する
ように設けられている。
す方向に微粉炭が気流搬送され、この微粉炭を複数のボ
イラ火炉のバーナの1つ(図示省略)に気流搬送する断
面が矩形の直管状の微粉炭通路4に、2個の断面が等し
い円弧面9をなすダンパブレード2が腕2′を介して、
微粉炭通路4の両側にそれぞれ設けられた軸3の軸心ま
わりに回転可能に支持されている。この回転軸3は、図
2に示すように、微粉炭通路4の中央に同通路4に直交
するように配置されている。10は前記微粉炭通路4、
ダンパブレード2及び軸3等で形成されるダンパを示
す。
を設けた位置においてダンパブレード2を収容するダン
パケーシング1が設けられ、同ダンパケーシング1は、
その断面がダンパブレード2の円弧面9とほぼ同じ大き
さで同心円となるような円筒形とされている。
レード2は、ダンパケーシング1の1方の側面側に取付
けられて腕2′,2′に接続されたレバー6,6によっ
て、前記回転軸3を中心として、上流側から下流側へ閉
じられるようになっている。
は、円弧の両端部に接続された平板5が設けられてい
る。ダンパブレード2、平板5及び軸3等は、微粉炭に
よる摩耗を防ぐためにセラミックスプレートを貼付ける
等の耐摩耗性構造とされている。なお、前記レバー6
は、手動によって操作するようにしてもよく、また、エ
アシリンダ等を接続して自動的にダンパブレード2を操
作するようにしてもよい。また、7は、気体搬送される
微粉炭の流れを示し、8はダンパ10を微粉炭管に接続
するフランジを示す。
は、レバー6を介して2個のダンパブレード2を軸3の
軸心まわりに回転させることによって、2個のダンパブ
レード2は、図2で矢印に示すように移動し、実線に示
す開かれた位置から一点鎖線に示す位置へ下流側へ移動
し、微粉炭流路4の面積を調節することができる。
の中心の軸3の軸心まわりに同時に、かつ、対称的に回
転するために、微粉炭の流れは微粉炭通路4の中心部を
通過し、偏流が起ることはない。
に設けられた平板5によって、微粉炭の流れをスムーズ
に縮小させることができる。
ード2を収容するように同ダンパブレード2の円弧面9
とほぼ同じ大きさの同心円をなす円筒形のダンパケーシ
ング1が設けられているので、ダンパ全体をコンパクト
にすると共に、ダンパブレード2とダンパケーシング1
との間の隙間を小さくして、ダンパブレード2の開度が
小さい時にこの隙間から流れる微粉炭の流れを低減し、
微粉炭流量の調整を容易にすることができる。
パケーシング1の一方の側面側のみから操作されるの
で、ダンパブレード2のための操作スペースを低減させ
ることができる。
て説明する。本実施の形態の各部の構造、構成等は、前
記本発明の実施の第1の形態とほぼ同一であるが、2個
の円弧状断面をもつダンパブレード2は軸3を中心とし
て下流側から上流側へ閉じるようになっていて、微粉炭
通路4を調節するようになっている。
パブレード2の円弧面9とその上流側のダンパ10の内
面等であるのて、これを前記本発明の実施の第1の形態
におけると同様に耐摩耗構造とする。
おいて、複数のダンパ10を複数の微粉炭管15の各々
に取付け、かつ、ダンパブレード2を火炉11のバーナ
12の入口部近くに設けられた微粉炭の流量検知器13
の信号によって自動的に制御するようにした例を、図4
に示す。
4本の微粉炭管15を取り付け、火炉11の前面に水平
方向に取り付けられた4個のバーナ12の各々に各微粉
炭管15が接続されている。各バーナ12の入口部近く
には流量検知器13が付けられていて、この流量検知器
13が検知する微粉炭流量の信号が制御装置14を介し
て、各ダンパ10へ伝えられ、各ダンパ10のダンパブ
レード2の開度調整を行うようにしている。各微粉炭管
15の長さやベンドの数等の相違によって、各バーナ1
2への微粉炭濃度が異なることになるが、本装置では、
各バーナ12に対して供給される微粉炭の流量が同じに
なるように、各ダンパ10のダンパブレード2の開度を
自動的に調整することができる。
を具備しているので、次の効果を奏することができる。
の開閉を左右から同時に行えるため、微粉炭流に偏流を
生じることなく微粉炭流量を各微粉炭管ごとに制御する
ことによって、微粉炭流量の微粉炭管ごとの相違を解消
することができ、これによって安定した燃焼を達成する
ことができる。
に平板を取付けたことによって、微粉炭の流れをスムー
ズに縮小することができる。また、ダンパケーシングを
断面がダンパブレードの円弧状断面とほぼ同じ大きさの
同心円となるような円筒形とすることにより、ダンパ全
体をコンパクトにすることが可能であると共に、ダンパ
ブレードとダンパケーシングとの間の隙間を小さくする
ことにより微粉炭流量の調整を容易に行うことができ
る。
シングの1つの側面のみから操作することにより所要の
スペースを低減することができる。
量を検知する流量検知器の信号によりダンパブレードの
開度を容易に自動的に調整することができる。
る。
ある。
る。
て、複数のダンパで複数の微粉炭管に取付け、ダンパブ
レードをバーナ入口部近くに設けられた微粉炭の流量検
知器で制御するようにした例の系統図である。
例の垂直断面図である。
例の垂直断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のバーナ各々にそれぞれ微粉炭を気
流搬送する独立した複数の微粉炭管の各微粉炭通路中央
で同通路に直交する軸心を有するように配置された軸
と、同軸に支持され同軸の軸心まわりに回転可能な2個
の円弧状断面の通路開閉用の耐摩耗性のダンパブレード
と、同ダンパブレードを開閉するレバーとを備え、同ダ
ンパブレードは円弧状断面の内側に平板を取り付けてな
ることを特徴とする微粉炭流量調整ダンパ。 - 【請求項2】 ダンパケーシングを、断面がダンパブレ
ードの円弧状断面とほぼ同じ大きさの心円となるような
円筒形としたことを特徴とする請求項1に記載の微粉炭
流量調整ダンパ。 - 【請求項3】 前記2個のダンパブレードをダンパケー
シングの1つの側面のみから微粉炭流れの上流側又は下
流側に開閉操作可能としたことを特徴とする請求項1又
は2に記載の微粉炭流量調整ダンパ。 - 【請求項4】 前記ダンパブレードは、バーナ入口部に
おける微粉炭流量を検知する流量検知器の信号によって
その開度が調節されることを特徴とする請求項1,2又
は3のいずれかに記載の微粉炭流量調整ダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21467596A JP2941716B2 (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 微粉炭流量調整ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21467596A JP2941716B2 (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 微粉炭流量調整ダンパ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1054544A JPH1054544A (ja) | 1998-02-24 |
JP2941716B2 true JP2941716B2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=16659724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21467596A Expired - Fee Related JP2941716B2 (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 微粉炭流量調整ダンパ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2941716B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101317937B1 (ko) * | 2012-01-31 | 2013-10-16 | (주)파워엔지니어링 | 화력 발전소의 미분탄 공급 조절장치 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6481361B1 (en) * | 1999-09-09 | 2002-11-19 | Rjm Corporation | Coal balancing damper |
KR101140463B1 (ko) | 2011-12-08 | 2012-04-30 | 김도균 | 미분기의 미분탄관 가변 오리피스 |
CN106838965A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-06-13 | 刘荣英 | 一种锅炉落煤送料装置 |
CN107228373B (zh) * | 2017-05-26 | 2023-12-01 | 中国大唐集团科学技术研究院有限公司西北分公司 | 一种钢球磨煤量输送控制系统 |
CN108332230B (zh) * | 2018-04-25 | 2024-03-29 | 国家能源集团科学技术研究院有限公司 | 一种粉管风粉速度的调节装置 |
CN111686920A (zh) * | 2020-06-15 | 2020-09-22 | 哈尔滨博深科技发展有限公司 | 一种钢球磨煤机高效动态旋转分离器 |
CN115264521A (zh) * | 2022-07-08 | 2022-11-01 | 华能国际电力股份有限公司丹东电厂 | 一种制粉系统风粉气流的调节挡板 |
-
1996
- 1996-08-14 JP JP21467596A patent/JP2941716B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101317937B1 (ko) * | 2012-01-31 | 2013-10-16 | (주)파워엔지니어링 | 화력 발전소의 미분탄 공급 조절장치 |
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JPH1054544A (ja) | 1998-02-24 |
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