JPH06288533A - コーナー用ダンパ - Google Patents

コーナー用ダンパ

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JPH06288533A
JPH06288533A JP7936292A JP7936292A JPH06288533A JP H06288533 A JPH06288533 A JP H06288533A JP 7936292 A JP7936292 A JP 7936292A JP 7936292 A JP7936292 A JP 7936292A JP H06288533 A JPH06288533 A JP H06288533A
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JP
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damper
wall
corner
duct
downstream
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JP7936292A
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Yasutoshi Senoo
泰利 妹尾
Akiyoshi Itabashi
明吉 板橋
Noboru Takubo
昇 田窪
Takashi Sogabe
崇 曽我部
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Miura Co Ltd
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Miura Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイラ等の燃焼装置に送られる燃焼用空気
を、下流側において均一な速度分布とすることにより不
完全燃焼を防止し、CO値を低下させるコーナー用ダン
パを提供することを目的とする。 【構成】 上流側ダクト1とコーナー部材3および下流
側ダクト2からなるダクト系Aにおいて、前記下流側ダ
クト2の内側壁2aの延長線上にあるコーナー部材3の
内側壁3aにおけるコーナー部3a′に、全閉状態にお
いて一端部4aを係止せしめるごとくダンパ部材4を設
置したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボイラ等の燃焼装置
に送られる燃焼用空気量を調節するコーナー用ダンパに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボイラ等においては、燃焼装置で噴霧燃
料と混合するため燃焼用空気が送られるが、その空気量
を調節する必要上、通常、風量調節用ダンパがダクト内
に設けられている。図6は、従来一般に使用されている
上流側ダクト21内に設けたダンパ24の代表的な例で
あり、送風機より燃焼装置へ燃焼用空気をおくる同一径
ダクト21の流路途中に、ダクト21の内形に略等しい
寸法のダンパ24を回動自在に配置し、風量の調節をす
る際にはダンパ24を回動させてその流路断面積を増減
させるようにしている。
【0003】しかしながら、図6に示すように、上流側
ダクト21と下流側ダクト22との間にコーナー部材2
3を介在することが多く、このコーナー部材23の上流
側にダンパ24を設けた場合ダンパ24の開度が小さい
(低風量のとき)と、風の流れはダンパ24によって二
分されてダクト壁面に沿って流れる。即ち、外側壁23
a側の流れは、折曲外側壁23a面に直進してそのまま
外側壁23a面に沿って下流側へ流れる。一方、内側壁
23b側の流れは、コーナー部材23の屈折した内側壁
を通過して前記折曲外側壁23aまで直進し、前記外側
壁23aに沿う流れに合流するので、下流側ダクト22
内の速度分布は一層不均一となる。そのため燃焼装置は
不完全燃焼しCOの比率が高くなる。又、前記コーナー
部材23の下流側にダンパ24′(仮想線で表示)を設
けることもあるが、その場合にはダンパ24′が下流の
燃焼装置の均一な空気の流れが望まれるところに接近す
るために、両側壁面に沿う壁面流のままであって甚だ不
均一である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来のダ
クトの途中にコーナー部材を介在した場合のダンパで
は、下流側の燃焼装置に対し空気の速度分布が不均一と
なり不完全燃焼をおこすため、下流側の空気の速度分布
が均一となるコーナー用ダンパを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上流側ダク
トとコーナー部材および下流側ダクトからなるダクト系
Aにおいて、前記下流側ダクトの内側壁の延長線上にあ
るコーナー部材の内側壁におけるコーナー部に、全閉状
態において一端部を係止せしめるごとくダンパ部材を設
置したことを特徴とし、請求項2については、下流側に
折曲した内側壁の延長線上の外側壁に設けた突起部材
に、前記ダンパ部材の他端を係止したことを特徴とし、
請求項3については、湾曲した形状のダンパ部材を設置
したことを特徴としている。
【0006】
【作用】この発明によれば、下流側の内側壁のコーナー
部に一端部を係止したダンパを回転することにより、コ
ーナー部とダンパとの間に隙間ができ、空気の流れはダ
ンパの面に沿ってこの隙間より下流側ダクトの中央部に
向かって流れる。一方、外側壁側の流れは屈折外側壁面
に直進してそのまま外側壁面に沿って流れるが、内側壁
側の隙間が大きいので流れの大部分はダンパに沿って流
れるから、下流側での空気の速度分布はほぼ均一とな
る。
【0007】
【実施例】以下、この発明の第1の実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は、コーナー用ダンパの配置
を示す説明図であって、ダクト系Aは上流側ダクト1と
下流側ダクト2との間にコーナー部材3が介在してい
る。上流側ダクト1は送風機(図示省略)に連通し、下
流側ダクト2の下流には燃焼装置(図示省略)が設けら
れている。前記コーナー部材3と各ダクト部分1.2
は、各端面に設けたフランジを介してボルト、ナットに
より固定してある。
【0008】この発明に係るコーナー用ダンパは、前記
コーナー部材3の内側壁3aを下流側に直角に折曲した
コーナー部3a′と、この折曲した下流側の内側壁3a
の延長線上の外側壁3bとの中間に、前記ダンパ4の回
転軸5を挿着している。このダンパ4は、前記コーナー
部材3の内形と略同一断面形状であって中心に回転軸5
を軸支し、風量を調節する際は、図示しない回動機構に
より、ダンパ4を図示のように回動してその流路断面積
を増減するようになっている。尚、前記回転軸5の挿着
位置を、若干上流側に設けることも実施に応じて可能で
ある。
【0009】つぎに、上記ダンパ4の作用を説明する。
図1に示すように、送風機よりダクト系Aを通じて燃焼
装置へ送られる空気は、ダンパ4の全閉状態においては
流路は遮断され、又、全開状態においては折曲外側壁面
3bに直進してそのまま外側壁3b面に沿って下流側へ
流れる。そして、風量を調節するため全閉時よりダンパ
4を所要の角度回動すると、内側壁3aのコーナー部3
a′とダンパ先端部4aとの間は、回転角θとダンパ4
の半径Rとにほぼ比例するRsinθの隙間ができ、空
気の流れはダンパ4の下面に沿って流出する。一方、外
側壁3bの隙間はR(1−cosθ)で前記内側壁3a
側より小さいから少量の空気が外側壁3bに沿って流出
する。したがって、空気の流れの大部分はダンパ4の下
面に沿って流出するから下流ではダクト2の中央部を通
り、一部の空気は外側壁に沿って流れるから下流での速
度分布はかなり均一化され燃焼装置の不完全燃焼を防止
することができる。
【0010】つぎに、この発明の第2実施例について説
明する。図2に示すように、コーナー部材3の内側壁3
aを折曲した下流側の内側壁3aの延長線上の外側壁3
bに、所定の高さに設定した突起部材6を前記ダンパ4
に相対するように設けている。この突起部材6の端縁6
aとダンパ4の先端部4bとは若干重り合った状態とし
ている。そして、風量を調節するためダンパ4を所要の
角度回動すると、ダンパ4の両先端部4a、4bと内側
壁のコーナー部3a′および突起部材6の端縁6aとの
隙間は、ともにRsinθとなり空気の流れは両方とも
ダンパ4の面に沿って流れ、下流ではほぼダクト部分2
の中央を流れるので速度分布をより均一化することがで
きる。尚、仮想線はダンパ全閉時の状態を示す。
【0011】つぎに、この発明の第3実施例について説
明する。図3に示すように、上流側ダクト11と下流側
ダクト12との間に湾曲した形状のコーナー部材13が
介在している。この湾曲した内側壁13aと同心の湾曲
した外側壁13bとのほぼ中間に、同じく同心の湾曲板
からなる所定長さのダンパ14を備えている。このダン
パ14の中心近傍に回転軸15を付着しこの回転軸15
をコーナー部材13の側壁に回動自在に挿着している。
【0012】上記湾曲板からなるダンパ14を備えた湾
曲形状のコーナー部材13では、ダンパ14全開時は図
3に示すように、コーナー部材13の中央に位置する案
内板として空気の流れの方向転換に寄与し、下流での均
一な流れを実現し圧力損失を小さくする。又、風量調節
のためダンパ14を部分開度したときは、内側壁13a
に沿うものと外側壁3bに沿うものとに分流するので、
一方の壁に集中して流れる場合に比し速度分布が均一に
なる迄の距離を短かくすることができる。尚、仮想線は
ダンパ全閉時の状態を示す。
【0013】つぎに、第3の実施例にかわる第4の実施
例について説明する。図4〜図5に示すように、上流側
ダクト11と下流側ダクト12との間に屈折面のあるコ
ーナー部材13を介在している。このコーナー部材13
の断面は図5に示すような角型状であって、屈折した内
側壁13aとこの内側壁13aに平行に屈折した外側壁
13bとのほぼ中間に、前記屈折した内外側壁13a、
13bのほぼ中央に流れをほぼ等分するような湾曲板か
らなる所定長さのダンパ14を備えている。このダンパ
14の中央両側端14a、14bには回転軸支持部16
を介して回転軸15が係着してあり、この回転軸15は
コーナー部材13の両側壁13c、13dの所定位置に
挿着してある。これは、ダンパ14を全閉時にコーナー
部材13の内外側壁13a、13bに対して、ダンパ1
4の両端部を当接させるための機構である。尚、作用は
第3実施例と同様であるので説明を省略する。仮想線は
ダンパ全閉時の状態を示す。
【0014】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成したの
で、つぎのような効果がある。すなわち、下流側の内側
壁のコーナー部に一端を係止したダンパを回転すること
により、コーナー部とダンパとの間に隙間ができたの
で、空気の流れは、ダンパを通過した後はダクトの中央
付近を流れ周囲の流体との混合が良く、従来に比し速や
かに均等な速度分布状態となるので、燃焼装置は完全燃
焼しCO値を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のコーナー用ダンパの第1実施例を示
す説明図である。
【図2】図1の実施例にかわる第2実施例を示すコーナ
ー用ダンパの説明図である。
【図3】図2の実施例にかわる第3実施例を示すコーナ
ー用ダンパの説明図である。
【図4】図3の実施例にかわる第4実施例を示すコーナ
ー用ダンパの説明図である。
【図5】図4のダンパの回転軸を含む中心部を断面して
示す説明図である。
【図6】従来のダンパを示す説明図である。
【符号の説明】
A ダクト 1 上流側ダクト 2 下流側ダクト 2a 内側壁 3 コーナー部材 3a 内側壁 3a′ コーナー部 3b 外側壁 4 ダンパ部材 6 突起部材 14 ダンパ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曽我部 崇 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側ダクト1とコーナー部材3および
    下流側ダクト2からなるダクト系Aにおいて、前記下流
    側ダクト2の内側壁2aの延長線上にあるコーナー部材
    3の内側壁3aにおけるコーナー部3a′に、全閉状態
    において一端部4aを係止せしめるごとくダンパ部材4
    を設置したことを特徴とするコーナー用ダンパ。
  2. 【請求項2】 下流側に折曲した内側壁3aの延長線上
    の外側壁3bに設けた突起部材6に、前記ダンパ部材4
    の他端4bを係止したことを特徴とする請求項1に記載
    のコーナー用ダンパ。
  3. 【請求項3】 湾曲した形状のダンパ部材14を設置し
    たことを特徴とする請求項1に記載のコーナー用ダン
    パ。
JP4079362A 1992-02-28 1992-02-28 コーナー用ダンパ Expired - Lifetime JPH081300B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013181674A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 締め切りダンパおよびこれを備えたボイラ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57100033U (ja) * 1980-12-11 1982-06-19

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JPS57100033U (ja) * 1980-12-11 1982-06-19

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JP2013181674A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 締め切りダンパおよびこれを備えたボイラ

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