JPH0325080Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0325080Y2 JPH0325080Y2 JP1067784U JP1067784U JPH0325080Y2 JP H0325080 Y2 JPH0325080 Y2 JP H0325080Y2 JP 1067784 U JP1067784 U JP 1067784U JP 1067784 U JP1067784 U JP 1067784U JP H0325080 Y2 JPH0325080 Y2 JP H0325080Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outlet
- louver
- outlet damper
- air
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 claims description 7
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000001143 conditioned effect Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Air-Flow Control Members (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この考案は空調ダクトの吹出口ダンパーに関す
るものである。 従来吹出口ダンパーとして例えば第4〜8図に
示すようなものが知られている。同図において1
は図示しない空調ダクトの吹出口を示し、この形
状は円筒形である。吹出口1内には円筒形の固定
ルーバ2が挿入され、ボルト3により吹出口1の
周壁1aに固定されている。固定ルーバ2の長手
方向(第4図で上下方向)のほぼ中央部には一対
の対向する扇形孔2aと一対の対向する扇形の遮
板部2bとが設けられ、両遮板部2b,2bは扇
形孔2a,2aの外周を囲む円弧部2c,2cに
より連結されている。固定ルーバ2の周壁2dの
上端縁は固定ルーバ2の中心を通る帯状の支持部
材2eにより連結されている。支持部材2eと前
述の遮板部2bとの間には間隙2fが存在する。 間隙2fには回転ルーバ4が固定ルーバ2と同
心に挿入されている。回転ルーバ4は固定ルーバ
2より少し小径となつており、第6図に示すよう
に固定ルーバと相似形の扇形孔4aと扇形の遮板
部4bを有している。固定ルーバ2の支持部材2
eの中央部上面にはモータ5が載置され、その回
転軸5aは支持部材2eを回転自在に貫通して上
方に延出し、これに回転ルーバ4の中心部が取り
つけられている。6はモータ5のリードワイヤで
ある。 上記の構成において、モータ5により回転ルー
バ4が回転すると吹出口1は固定ルーバ2の扇形
孔2a上に回転ルーバ4の扇形孔4aが位置する
と開となり、回転ルーバ4の遮板部4bが位置す
ると閉となり、開閉を繰り返す。従つて、吹出口
1の上流からのP方向の気流は吹出口1から間欠
的に吹き出される。なお、吹出口1の開閉時間は
開および閉の位置でモータを所定時間停止するこ
とにより任意に選定することもできる。 上記実施例において、固定ルーバ2および回転
ルーバ4を4分割型としたが第7図に示すように
2分割型ルーバ7としてもよいし、第8図に示す
ように4分割型ルーバ8としてもよい。何れにお
いても吹出口ダンパーの通風面積Aは吹出口1の
直径をD1とすると1/2πD12/4より少し小さい。 上述のように吹出口ダンパーの通風面積は吹出
口1の開口面積の1/2より少し小さく絞られてい るので空気圧力の損失(特に動圧による圧力損
失)が増加する。又吹出口ダンパーを通過後通風
面積は元の面積πD12/4に断差的に拡大するので吹 出口ダンパーの後流域で渦が発生し渦による圧力
損失も発生する。これらの圧力損失はJISに決め
られている方法で測定すると風速6m/sで約20
mmAqと大きな値となる。 (考案の目的) この考案は圧力損失の小さい吹出口ダンパーの
提供を目的とする。 (考案の構成) 上記目的を達成するためこの考案は吹出口ダン
パーに近接してその下流側に大径部D1、小径部
D2の内径を有する截頭円錐形の口径縮小管を取
りつけ、D1とD2との寸法関係を D22/1/2D12=1.0〜1.5に設定している。 (実施例の説明) 第1図及び第2図はこの考案の一実施例を示
す。なお第1図において第4図〜第6図と同じ構
成要素に対しては同じ番号を付しその説明を省
く。固定ルーバ2の下端部の外周面には截頭円錐
形の口径縮小管10がボルト3により固定されて
いる。口径縮小管10の大径部10aの内径は吹
出口1の内径D1と同じである。又小径部10b
の内径はD2である。小径部10bには吹出しダ
クト11が接続している。口径縮小管の台形円錐
部の長さLは(0.4〜0.5)D1の寸法が望ましい。 前述のように吹出口1の通風面積A0は1/2 πD12/4より少し小さい。一方小径部10bの面積 A1はπD22/4である。第3図の斜線部が示すよう に口径縮小管10における圧力損失はA1/A0に
関係がありA1/A0=1.2〜1.4で最小となる。又次
表の実験結果が示すように
るものである。 従来吹出口ダンパーとして例えば第4〜8図に
示すようなものが知られている。同図において1
は図示しない空調ダクトの吹出口を示し、この形
状は円筒形である。吹出口1内には円筒形の固定
ルーバ2が挿入され、ボルト3により吹出口1の
周壁1aに固定されている。固定ルーバ2の長手
方向(第4図で上下方向)のほぼ中央部には一対
の対向する扇形孔2aと一対の対向する扇形の遮
板部2bとが設けられ、両遮板部2b,2bは扇
形孔2a,2aの外周を囲む円弧部2c,2cに
より連結されている。固定ルーバ2の周壁2dの
上端縁は固定ルーバ2の中心を通る帯状の支持部
材2eにより連結されている。支持部材2eと前
述の遮板部2bとの間には間隙2fが存在する。 間隙2fには回転ルーバ4が固定ルーバ2と同
心に挿入されている。回転ルーバ4は固定ルーバ
2より少し小径となつており、第6図に示すよう
に固定ルーバと相似形の扇形孔4aと扇形の遮板
部4bを有している。固定ルーバ2の支持部材2
eの中央部上面にはモータ5が載置され、その回
転軸5aは支持部材2eを回転自在に貫通して上
方に延出し、これに回転ルーバ4の中心部が取り
つけられている。6はモータ5のリードワイヤで
ある。 上記の構成において、モータ5により回転ルー
バ4が回転すると吹出口1は固定ルーバ2の扇形
孔2a上に回転ルーバ4の扇形孔4aが位置する
と開となり、回転ルーバ4の遮板部4bが位置す
ると閉となり、開閉を繰り返す。従つて、吹出口
1の上流からのP方向の気流は吹出口1から間欠
的に吹き出される。なお、吹出口1の開閉時間は
開および閉の位置でモータを所定時間停止するこ
とにより任意に選定することもできる。 上記実施例において、固定ルーバ2および回転
ルーバ4を4分割型としたが第7図に示すように
2分割型ルーバ7としてもよいし、第8図に示す
ように4分割型ルーバ8としてもよい。何れにお
いても吹出口ダンパーの通風面積Aは吹出口1の
直径をD1とすると1/2πD12/4より少し小さい。 上述のように吹出口ダンパーの通風面積は吹出
口1の開口面積の1/2より少し小さく絞られてい るので空気圧力の損失(特に動圧による圧力損
失)が増加する。又吹出口ダンパーを通過後通風
面積は元の面積πD12/4に断差的に拡大するので吹 出口ダンパーの後流域で渦が発生し渦による圧力
損失も発生する。これらの圧力損失はJISに決め
られている方法で測定すると風速6m/sで約20
mmAqと大きな値となる。 (考案の目的) この考案は圧力損失の小さい吹出口ダンパーの
提供を目的とする。 (考案の構成) 上記目的を達成するためこの考案は吹出口ダン
パーに近接してその下流側に大径部D1、小径部
D2の内径を有する截頭円錐形の口径縮小管を取
りつけ、D1とD2との寸法関係を D22/1/2D12=1.0〜1.5に設定している。 (実施例の説明) 第1図及び第2図はこの考案の一実施例を示
す。なお第1図において第4図〜第6図と同じ構
成要素に対しては同じ番号を付しその説明を省
く。固定ルーバ2の下端部の外周面には截頭円錐
形の口径縮小管10がボルト3により固定されて
いる。口径縮小管10の大径部10aの内径は吹
出口1の内径D1と同じである。又小径部10b
の内径はD2である。小径部10bには吹出しダ
クト11が接続している。口径縮小管の台形円錐
部の長さLは(0.4〜0.5)D1の寸法が望ましい。 前述のように吹出口1の通風面積A0は1/2 πD12/4より少し小さい。一方小径部10bの面積 A1はπD22/4である。第3図の斜線部が示すよう に口径縮小管10における圧力損失はA1/A0に
関係がありA1/A0=1.2〜1.4で最小となる。又次
表の実験結果が示すように
【表】
らの距離を示す。
空気圧の損失は口径縮小管10の有無及び取付位
置の相違により違うことが分る。そして吹出口は
ダンパー直下に口径縮小管10を設けると空気圧
損失が著しく小さくなる。なお、第1図の矢印は
空調空気の流れの方向を示す。 (考案の効果) この考案は上述の構成を有するので次のような
優れた効果を有する。 (1) 口径縮小管によりこれがない場合に較べ吹出
口ダンパーにおける空気圧損失は約90%低減で
きる。 (2) 新設、旧設の空調システムに対して吹出口ダ
ンパーが低圧損であるので実施が極めて容易で
ある。 (3) 空気圧力損失が最小となる口径縮小管の面積
比が分つたので全ての空調システムに対し圧力
損失の少ない吹出口ダンパーを提供することが
できる。
空気圧の損失は口径縮小管10の有無及び取付位
置の相違により違うことが分る。そして吹出口は
ダンパー直下に口径縮小管10を設けると空気圧
損失が著しく小さくなる。なお、第1図の矢印は
空調空気の流れの方向を示す。 (考案の効果) この考案は上述の構成を有するので次のような
優れた効果を有する。 (1) 口径縮小管によりこれがない場合に較べ吹出
口ダンパーにおける空気圧損失は約90%低減で
きる。 (2) 新設、旧設の空調システムに対して吹出口ダ
ンパーが低圧損であるので実施が極めて容易で
ある。 (3) 空気圧力損失が最小となる口径縮小管の面積
比が分つたので全ての空調システムに対し圧力
損失の少ない吹出口ダンパーを提供することが
できる。
第1図はこの考案の一実施例の縦断正面図を示
す。第2図は第1図の要部の斜視図を示す。第3
図はこの考案による空気圧力損失を示す。第4図
は従来の吹出口ダンパーの縦断正面図を示す。第
5図及び第6図は第4図の要部の平面図を示す。
第7図及び第8図は従来の吹出口ダンパーの要部
の他の平面図である。 1……吹出口、2……固定ルーバ、4……回転
ルーバ、10……口径縮小管。
す。第2図は第1図の要部の斜視図を示す。第3
図はこの考案による空気圧力損失を示す。第4図
は従来の吹出口ダンパーの縦断正面図を示す。第
5図及び第6図は第4図の要部の平面図を示す。
第7図及び第8図は従来の吹出口ダンパーの要部
の他の平面図である。 1……吹出口、2……固定ルーバ、4……回転
ルーバ、10……口径縮小管。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 偶数分割型のほぼ同形の円形ルーバの2枚を空
調ダクトの内径D1の吹出口内に同心に並べて配
置し、その一方を固定ルーバとし、他方を回転ル
ーバとした空調ダクトの吹出口ダンパーであつ
て、この吹出口ダンパーは同吹出口ダンパーに近
接してその下流側に大径部D1、小径部D2の内径
を有する截頭円錐形の口径縮小管を有し、D1と
D2との寸法関係がD22/1/2D12=1.0〜1.5に設定 されていることを特徴とする空調ダクトの吹出口
ダンパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1067784U JPS60121145U (ja) | 1984-01-26 | 1984-01-26 | 空調ダクトの吹出口ダンパ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1067784U JPS60121145U (ja) | 1984-01-26 | 1984-01-26 | 空調ダクトの吹出口ダンパ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60121145U JPS60121145U (ja) | 1985-08-15 |
JPH0325080Y2 true JPH0325080Y2 (ja) | 1991-05-31 |
Family
ID=30492081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1067784U Granted JPS60121145U (ja) | 1984-01-26 | 1984-01-26 | 空調ダクトの吹出口ダンパ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60121145U (ja) |
-
1984
- 1984-01-26 JP JP1067784U patent/JPS60121145U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60121145U (ja) | 1985-08-15 |
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