JPH08129955A - 高コントラスト型カラー陰極線管の製造方法 - Google Patents

高コントラスト型カラー陰極線管の製造方法

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JPH08129955A
JPH08129955A JP26757494A JP26757494A JPH08129955A JP H08129955 A JPH08129955 A JP H08129955A JP 26757494 A JP26757494 A JP 26757494A JP 26757494 A JP26757494 A JP 26757494A JP H08129955 A JPH08129955 A JP H08129955A
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ray tube
phosphor
cathode ray
color cathode
layer
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JP26757494A
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Shoko Nishizawa
昌紘 西澤
Yoshiyuki Odaka
芳之 小高
Fumio Takahashi
文雄 高橋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造プロセスを簡略化し、低コストで高性能
のカラー螢光膜を有する高コントラスト型カラー陰極線
管の製造方法を提供する。 【構成】 カラー陰極線管のフェースプレート4の内面
にブラックマトリクス15を形成する工程と、ブラック
マトリクス15上にホトレジスト19を塗布する工程
と、ホトレジスト19を部分的に露光及び現像して所要
部分に仮ドット19dを形成する工程と、粒径が100
nm以下の顔料粒子を高濃度で被着させた螢光体粒子の
懸濁液を色別に形成する工程と、この螢光体粒子の懸濁
液を仮ドット19dを形成した後のブラックマトリクス
15上に塗布して色別の螢光体層21Rを形成する工程
と、螢光体層21Rを現像して所要部分に螢光体層16
Rを残留させる工程を経て、フェースプレート4の内面
にカラー螢光膜を形成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高コントラスト型カラ
ー陰極線管の製造方法に係わり、特に、製造プロセスが
簡便であり、しかも、低コストで製造できる高コントラ
スト型カラー陰極線管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高コントラスト型カラー陰極線
管としては、マイクロフィルタ方式のカラー陰極線管が
知られている。
【0003】図6は、かかる既知のマイクロフィルタ方
式のカラー陰極線管の螢光膜の一部の断面を示す断面構
成図である。
【0004】図6において、21はカラー陰極線管のフ
ェースプレート、22はブラックマトリクス、23Rは
赤色フィルター、23Gは緑色フィルター、23Bは青
色フィルター、24Rは赤色螢光体層、24Gは緑色螢
光体層、24Bは青色螢光体層である。
【0005】そして、フェースプレート21の内面に
は、所定間隔をおいてブラックマトリクス22が形成さ
れ、各ブラックマトリクス22間には、フェースプレー
ト21の内面に接するように交互に赤色フィルター23
R、緑色フィルター23G、青色フィルター23Bが配
置形成される。また、赤色フィルター23R、緑色フィ
ルター23G、青色フィルター23Bの上側には、それ
ぞれ、対応する赤色螢光体層24R、緑色螢光体層24
G、青色螢光体層24Bが形成される。
【0006】このマイクロフィルタ方式のカラー陰極線
管によれば、フェースプレート21の外側から入射され
る外部光は、赤色フィルター23R、緑色フィルター2
3G、青色フィルター23Bにおいてそれぞれ吸収させ
ているので、フェースプレート21の表面からの外部光
の反射が大きく低減し、コントラストを高めることがで
きる。
【0007】前記構成のマイクロフィルタ方式のカラー
陰極線管を製造するためには、始めに、カラー陰極線管
のフェースプレート21の内面にブラックマトリクス2
2を形成し、次に、このブラックマトリクス22上に超
微粒子の顔料を含んだ懸濁液を塗布し、露光マスク(図
示なし)を用いた露光及び現像によって1色目、例え
ば、赤色フィルター層23Rを形成し、次いで、この1
色目、例えば、赤色フィルター層23R上に顔料を被着
しない螢光体粒子を含んだ懸濁液を塗布し、同じく露光
マスク(図示なし)を用いた露光及び現像によって1色
目、例えば、赤色螢光体層24Rを形成する。続いて、
前記超微粒子の顔料を含んだ懸濁液の塗布、露光マスク
を用いた露光及び現像によって2色目、例えば、緑色フ
ィルター層23Gを形成し、同じく、前記顔料を被着し
ない螢光体粒子を含んだ懸濁液の塗布、露光マスクを用
いた露光及び現像によって2色目、例えば、緑色螢光体
層24Gを形成する。その後、前記手順と同じ手順を経
て、3色目、例えば、青色フィルター層23Bと、それ
に続く3色目、例えば、青色螢光体層24Bを形成し、
3色の螢光膜を形成しているものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記既知のマイクロフ
ィルタ方式のカラー陰極線管の製造方法においては、螢
光膜の製造に際し、主として、紫外線露光法が用いられ
るが、紫外線露光法は、露光時に用いる紫外光が赤色フ
ィルター層23R及び緑色フィルター層23Gを構成し
ている赤色顔料及び緑色顔料を通し難く、赤色フィルタ
ー層23R及び緑色フィルター層23Gを形成する場
合、ブラックマトリクス22を形成する方法と同じ方法
を用いるか、顔料を含んだ懸濁液に用いる感光剤の感光
領域を長波長側に選ぶか、あるいは増感剤を用いる等の
方法が必要になるという問題がある。
【0009】また、前記既知のマイクロフィルタ方式の
カラー陰極線管の製造方法においては、使用される顔料
の粒子は粒径が細かいため、他色の混入が生じ易く、他
色の混入を防止するために、プリコートまたは硬膜処理
を繰返し行わねばならないという複雑でコスト高の製造
方法を採用せざるを得ないという問題もある。
【0010】本発明は、前記問題点を解決するものであ
って、その目的は、製造プロセスを簡略化し、低コスト
で高性能の螢光膜を有する高コントラスト型カラー陰極
線管の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、カラー陰極線管のフェースプレート内面
にブラックマトリクスを形成する工程と、前記ブラック
マトリクス上にホトレジストを塗布する工程と、前記ホ
トレジストを部分的に露光及び現像して所要部分に仮ド
ットを形成する工程と、粒径が100nm以下の顔料粒
子を高濃度で被着させた螢光体粒子の懸濁液を前記仮ド
ットを形成した後の前記ブラックマトリクス上に塗布し
て螢光体層を形成する工程と、前記螢光体層を現像して
前記所要部分に前記螢光体層を残留させる工程を経て、
前記フェースプレート内面にカラー螢光膜を形成させる
手段を備える。
【0012】
【作用】前記手段によれば、ブラックマトリクスを形成
した後、1つの色について、仮ドットの形成工程におい
ては、ホトレジストの塗布、露光マスクを用いた露光及
び現像の各工程を経て行われ、それに続く螢光体層の形
成工程においては、粒径が100nm以下の顔料粒子を
高濃度で被着させた螢光体粒子の懸濁液の塗布、現像を
行うだけであり、露光マスクを用いた露光工程が除かれ
ているので、その分、カラー螢光膜の製造時の工程数を
少なくすることができ、かつ、安価に製造することが可
能になる。
【0013】また、前記手段によれば、螢光体層を形成
している各螢光体粒子は、粒径が100nm以下の顔料
の超微粒子を表面に高濃度で被着させているので、恰
も、螢光体層とともに顔料フィルター層が配置されてい
る螢光膜と等価になり、既知のマイクロフィルタ方式の
カラー陰極線管と同等の高コントラスト特性を得ること
が可能になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0015】図1は、本発明による製造方法によって製
造されたカラー螢光膜を備える高コントラスト型カラー
陰極線管の構成の一例を示す断面構成図である。
【0016】図1において、1はパネル部、2はファン
ネル部、3はネック部、4はフェースプレート、5はカ
ラー螢光膜、6はシャドウマスク、7はマスクフレー
ム、8は偏向ヨーク、9はインライン型電子銃、10は
ピュリテイ調整マグネット、11はセンタービームスタ
ティックコンバーゼンス調整用マグネット、12はサイ
ドビームスタティックコンバーゼンス調整用マグネッ
ト、13は磁気シールド、14は電子ビームである。
【0017】そして、カラー陰極線管を構成するガラス
製の管体は、前側に配置されたパネル部1と、インライ
ン型電子銃9を収納しているネック部3と、パネル部1
及びネック部3の中間に配置されたファンネル部2とか
らなっている。パネル部1は、前面にフェースプレート
4を有し、このフェースプレート4の内面にカラー螢光
膜5が配置形成される。パネル部1の周縁部の内側には
マスクフレーム7が固定配置され、このマスクフレーム
7によりシャドウマスク6がカラー螢光膜5に対向配置
されるように取付けられる。パネル部1とファンネル部
2の結合部分の内側に磁気シールド13が設けられ、フ
ァンネル部2とネック部3の結合部分の外側に偏向ヨー
ク8が設けられる。ネック部3の外側に、ピュリテイ調
整マグネット10、センタービームスタティックコンバ
ーゼンス調整用マグネット11、サイドビームスタティ
ックコンバーゼンス調整用マグネット12が並設配置さ
れ、インライン型電子銃9から投射された3本の電子ビ
ーム14(1本のみ図示している)は、偏向ヨーク8で
所定方向に偏向された後、シャドウマスク6を通して螢
光膜5に到達するように構成されている。
【0018】この場合、前記構成のカラー陰極線管の動
作、即ち、画像表示動作は、既知のカラー陰極線管の画
像表示動作と同じであり、かかる表示動作は既に知られ
ているところであるので、このカラー陰極線管の画像表
示動作については、その説明を省略する。
【0019】続く、図2(a)は、本発明による製造方
法によって製造されたカラー陰極線管のカラー螢光膜の
一部の断面を示す断面構成図であり、図2(b)は、そ
の一部を拡大して示す拡大図である。
【0020】図2(a)、(b)において、15はブラ
ックマトリクス、16Rは赤色螢光体層、16Gは緑色
は螢光体層、16Bは青色螢光体層、17Rは赤色螢光
体粒子、18Rは赤色顔料粒子であり、その他、図1に
示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を
付けている。
【0021】そして、カラー陰極線管のフェースプレー
ト4の内面には、カラー螢光膜5が設けられており、こ
の場合、カラー螢光膜5は、所定間隔をおいてフェース
プレート4の内面に接するように形成配置されたブラッ
クマトリクス15と、各ブラックマトリクス15間に、
フェースプレート4の内面に接するように交互に形成配
置された赤色螢光体層16R、緑色螢光体層16G、青
色螢光体層16Bとによって構成されている。また、赤
色螢光体層16Rは、赤色螢光体層16Rの一部を拡大
して示した図2(b)の拡大図に示されるように、多く
の赤色螢光体粒子17Rと、これら赤色螢光体粒子17
Rの表面に高濃度で被着されている粒径100nm以下
の赤色顔料超微粒子18Rとによって構成されている。
他の緑色螢光体層16G及び青色螢光体層16Bも、赤
色螢光体層16Rの構成と全く同様であって、図示され
ていないが、緑色螢光体層16Gは、多くの緑色螢光体
超微粒子と、これら緑色螢光体粒子の表面に高濃度で被
着されている粒径100nm以下の緑色顔料超微粒子と
によって構成され、青色螢光体層16Bは、多くの青色
螢光体粒子と、これら青色螢光体粒子の表面に高濃度で
被着されている粒径100nm以下の青色顔料超微粒子
とによって構成されている。
【0022】続く、図3(a)乃至(e)は、本発明に
よるカラー陰極線管の製造方法の第1の実施例を示す工
程図である。
【0023】図3(a)乃至(e)において、19はホ
トレジスト被膜、19dはホトレジストの仮ドット、2
0は露光マスク、21Rは赤色螢光体被膜であり、その
他、図2に示された構成要素と同じ構成要素については
同じ符号を付けている。
【0024】ここで、図3(a)乃至(e)を用い、本
発明によるカラー陰極線管の製造方法の第1の実施例に
ついて説明する。この第1の実施例は、赤、緑、青の3
色について、この順序で、かつ、同じ工程を経ることに
よって、それぞれ赤色螢光体層16R、緑色螢光体層1
6G、青色螢光体層16Bが形成される場合の製造工程
の例を示すものである。
【0025】最初に、ホトレジスト材、及び、赤色螢光
体懸濁液(スラリー)、緑色螢光体懸濁液、青色螢光体
懸濁液をそれぞれ準備しておく。この場合、ホトレジス
ト材としては、例えば、3.0重量%のポリビニールア
ルコール、0.5重量%のアクリルエマルジョン、0.
25重量%の重クロム酸ナトリウム、0.3重量%のコ
ロイダルシリカ、残部が水からなる組成のものが用いら
れ、赤色螢光体懸濁液としては、例えば、粒径7μmの
赤色螢光体粒子(Y2 2 S:Eu)と、顔料濃度4%
で、粒径0.05μm(50nm)の赤色顔料粒子(F
2 3 )とからなる組成のものが用いられる。また、
緑色螢光体懸濁液としては、例えば、粒径7μmの緑色
螢光体粒子(ZnS:Ag)と、顔料濃度8%で、粒径
0.05μm(50nm)の緑色顔料粒子(CoO、A
2 3 )とからなる組成のものが用いられ、青色螢光
体懸濁液としては、例えば、粒径7μmの青色螢光体粒
子(ZnS:Cu、Al)と、顔料濃度4%で、粒径
0.05μm(50nm)の青色顔料粒子(ZnO、C
o)とからなるの組成のものが用いられる。
【0026】次に、図3(a)に示されるように、カラ
ー陰極線管のフェースプレート4の内面の所定の個所に
多くのブラックマトリクス15を配置形成する。この場
合、ブラックマトリクス15の形成は、既知のブラック
マトリクス形成手段により行われる。
【0027】次いで、図3(b)に示されるように、露
出しているフェースプレート4の内面及びブラックマト
リクス15の上に、前記ホトレジスト材を塗布し、約1
μmの厚さのホトレジスト被膜19を形成する。この場
合、前記ホトレジスト材の塗布は、通常のホトレジスト
形成の際の塗布手段がそのまま利用される。そして、ホ
トレジスト被膜19が形成された後、ホトレジスト被膜
19上に露光マスク20を配置し、図示のように、露光
マスク20によりホトレジスト被膜19の所定個所(赤
色螢光体層16Rの形成個所)のみを紫外線を用いて露
光する。
【0028】続いて、図3(c)に示されるように、露
光したホトレジスト被膜19を純温水によって現像し、
未露光部分のホトレジスト被膜19を全て除去するよう
にして、ブラックマトリクス15間の所定個所(赤色螢
光体層16Rの形成個所)にホトレジストの仮ドット1
9dを形成させる。
【0029】次に、図3(d)に示されるように、露出
しているフェースプレート4の内面、ブラックマトリク
ス15及びホトレジストの仮ドット19dの上に、前記
赤色螢光体懸濁液を塗布し、赤色螢光体被膜21Rを形
成した後、その被膜21Rを乾燥させる。この場合にお
いても、前記赤色螢光体懸濁液の塗布は、通常の螢光体
懸濁液形成の際の塗布手段がそのまま利用される。
【0030】次いで、図3(e)に示されるように、乾
燥させた赤色螢光体被膜21Rを純温水によって現像
し、ホトレジストの仮ドット19d上に設けられた赤色
螢光体被膜21Rの部分だけを残し、他の赤色螢光体被
膜21Rの全てを除去するようにして、ホトレジストの
仮ドット19d上やその周辺に、図2に示されるような
赤色螢光体層16Rが形成される。この場合、ホトレジ
ストの仮ドット19d上に設けられた赤色螢光体被膜2
1Rが未露光であるにも係わらず、現像時に残留する理
由は、ホトレジストの仮ドット19dの粘着性により、
その上の赤色螢光体被膜21Rが溶け出し難いためであ
る。
【0031】これに続いて、再び、露出しているフェー
スプレート4の内面、ブラックマトリクス15及び赤色
螢光体層16Rの上に、前記ホトレジスト材を通常の手
段によって塗布し、約1μmの厚さのホトレジスト被膜
19を形成する。そして、ホトレジスト被膜19が形成
された後、ホトレジスト被膜19上に露光マスク20を
配置し、露光マスク20によりホトレジスト被膜19の
所定個所(緑色螢光体層16Gの形成個所)のみを紫外
線を用いて露光する。
【0032】次いで、露光したホトレジスト被膜19を
純温水によって現像し、未露光部分のホトレジスト被膜
19を全て除去し、ブラックマトリクス15間の前記所
定個所にホトレジストの仮ドット19dを形成させる。
【0033】次に、露出しているフェースプレート4の
内面、ブラックマトリクス15、赤色螢光体層16R及
びホトレジストの仮ドット19dの上に、前記緑色螢光
体懸濁液を塗布し、緑色螢光体被膜を通常の手段によっ
て形成した後、その被膜を乾燥させる。
【0034】続いて、乾燥させた緑色螢光体被膜を純温
水によって現像し、ホトレジストの仮ドット19d上に
設けられた緑色螢光体被膜の部分だけを残し、他の緑色
螢光体被膜の全てを除去し、ホトレジストの仮ドット1
9d上やその周辺に、図2に示されるような緑色螢光体
層16Rが形成される。
【0035】その後、再度、前述の場合と同様にして、
ホトレジスト被膜19の形成、ホトレジストの仮ドット
19dの形成、前記青色螢光体懸濁液の塗布による青色
螢光体被膜の形成をそれぞれ経て、ホトレジストの仮ド
ット19d上やその周辺に、図2に示されるような青色
螢光体層16Rが形成され、それによってカラー陰極線
管のフェースプレート4の内面に3色のカラー螢光膜5
が形成される。
【0036】このカラー螢光膜5が形成された後は、通
常のカラー陰極線管の製造方法と同様の工程を経て、高
コントラスト型カラー陰極線管が完成される。
【0037】なお、各色の螢光体層16R、16G、1
6Bの下側に設けられているホトレジストの仮ドット1
9dは、その後のカラー陰極線管の製造工程における焼
成工程において焼かれ、実質的に除去される。
【0038】ここで、図4(a)乃至(c)は、各色の
螢光体粒子に同色の顔料粒子を高濃度で被着させて構成
した各色の螢光体層16R、16G、16Bの分光透過
率を示す特性図であって、(a)は赤色螢光体層16
R、(b)は緑色螢光体層16G、(c)は青色螢光体
層16Bに係わるものである。
【0039】図4(a)乃至(c)において、縦軸は光
透過率、横軸は光波長であって、実線は粒径0.05μ
m(50nm)以下の超微粒子顔料を用いた場合、点線
は粒径0.3μm(50nm)程度の微粒子を用いた場
合の特性である。
【0040】図4(a)乃至(c)の分光透過率特性か
ら判るように、各色ともに、螢光体粒子に被着させる顔
料粒子の粒径が細かくなると、螢光体粒子の表面の光散
乱の度合いが減少するため、顔料本来の分光透過率特性
に近くなり、このような分光透過率特性は、顔料の粒径
が0.1μm(100nm)以下であれば、得ることが
できるようになる。換言すれば、本発明の製造方法のよ
うに、各色ともに、螢光体粒子の表面に高濃度で被着さ
れる顔料粒子の粒径を0.1μm(100nm)以下の
ものとすれば、螢光体粒子の表面に顔料粒子を被着させ
ているにも係わらず、分光透過率特性は顔料層を設けた
ものと等価になる。
【0041】一般に、既知の高コントラスト型カラー陰
極線管の製造方法においては、各色の顔料層の形成及び
各色の螢光体層を形成するために、各色毎に、露光マス
クを用いた露光工程とその露光部分の現像工程をそれぞ
れ必要としている。これに対して、第1の実施例による
高コントラスト型カラー陰極線管の製造方法において
は、各色のホトレジストの仮ドットを形成するために、
各色毎に、露光マスクを用いた露光工程とその露光部分
の現像工程を必要とするものの、各色の螢光体層を形成
するために、各色毎に、露光マスクを用いた露光工程を
必要としないので、その分、既知の製造方法に比べて、
製造工程が簡易化され、低コストで高コントラスト型カ
ラー陰極線管を製造することが可能になる。
【0042】また、第1の実施例による製造方法によっ
て製造されたカラー陰極線管は、前述のように、カラー
螢光膜5を構成している各色の螢光体層16R、16
G、16Bのそれぞれが螢光体粒子の回りに透明な超微
粒子の顔料層が形成された形になるので、それぞれの螢
光体粒子から発光される自己の光はそのままこの顔料層
を透過し、一方、当該螢光体粒子の外部から入射される
他の色の光、即ち、フェースプレート4の外部からカラ
ー螢光膜5に入射される外来光はこの顔料層で吸収され
るので、既知の螢光体層の前面にマイクロフィルターを
形成したカラー陰極線管とほぼ同性能の高コントラスト
特性が得られる。
【0043】さらに、第1の実施例による製造方法によ
って製造されたカラー陰極線管は、螢光体粒子の表面に
顔料の超微粒子が固着された形になっているので、各色
の螢光体層16R、16G、16Bにおいて混色が生じ
難いという利点もある。
【0044】前記第1の実施例においては、赤色、緑
色、青色の3色について、それぞれ、ホトレジスト被膜
19の形成、ホトレジストの仮ドット19dの形成、各
色の螢光体懸濁液の塗布による各色螢光体被膜の形成を
経て、ホトレジストの仮ドット19d上やその周辺に、
各色の螢光体層16R、16G、16Bを形成させる場
合を例に挙げて説明したが、本発明によるカラー陰極線
管の製造方法は、赤色、緑色、青色の3色の螢光体層1
6R、16G、16Bについて、それぞれ、第1の実施
例の製造方法と同じ方法で形成させる場合だけに限られ
るものではなく、その中の、2色の螢光体層を第1の実
施例の製造方法と同じ方法で形成させる製造方法、また
は、1色の螢光体層だけを第1の実施例の製造方法と同
じ方法で形成させる製造方法も含まれるものである。
【0045】この場合、2色の螢光体層を第1の実施例
の製造方法と同じ方法で形成させる製造方法において、
残りの1色については、前述の既知の高コントラスト型
カラー陰極線管における螢光体層の製造方法によって製
造するようにすればよく、また、1色の螢光体層を第1
の実施例の製造方法と同じ方法で形成させる製造方法の
場合において、残りの2色については、前述の既知の高
コントラスト型カラー陰極線管における螢光体層の製造
方法によって製造するようにすればよい。
【0046】かかる製造方法を採用すれば、3色の螢光
体層を前述の第1の実施例の製造方法で製造する場合と
比べたとき、製造工程の簡易化の度合いはやや低減さ
れ、かつ、低コスト化の度合いもやや低減されるもの
の、既知の高コントラスト型カラー陰極線管の製造方法
と比べれば、前述の第1の実施例の製造方法と同様に、
製造工程の簡易化が達成され、しかも、低コスト化が達
成できるものである。
【0047】次いで、本発明によるカラー陰極線管の製
造方法の第2の実施例について説明する。
【0048】第2の実施例は、赤色及び青色の螢光体層
16R、16Bについては、第1の実施例の赤色螢光体
層16R及び青色螢光体層16Bの製造方法と同じ方法
で製造するのに対し、緑色の螢光体層16Gについて
は、以下に述べるような製造方法を用いて製造するもの
である。
【0049】即ち、緑色螢光体としてはZnS:Cu、
Al系の螢光体を用い、この緑色螢光体中のCu濃度を
180乃至300ppm程度に高めると、螢光体の体色
は濃い緑色になる。かかる体色の濃い緑色螢光体は、表
面に緑色顔料を被着させた緑色螢光体と同じような分光
反射特性を呈するようになり、この体色の濃い緑色螢光
体を用い、既知の螢光体層と同様な製造方法によって緑
色の螢光体層16Gを形成させれば、恰も、第1の実施
例による製造方法で製造された赤色螢光体層16R及び
青色螢光体層16Bと同様の緑色螢光体層16Gを製造
することができるようになる。
【0050】第2の実施例によれば、赤色螢光体層16
R及び青色螢光体層16Bを形成させる赤色螢光体粒子
及び青色螢光体粒子については、それぞれ赤色の顔料及
び青色の顔料を被着させる手間の掛る工程を必要とした
のに対し、緑色螢光体層16Gを形成させる緑色螢光体
粒子については、緑色の顔料を被着させる工程が省ける
ので、その分、製造工程を簡略化させ、安価に製造させ
ることが可能になる。
【0051】続いて、本発明によるカラー陰極線管の製
造方法の第3の実施例について説明する。
【0052】前記第2の実施例によれば、一応、体色の
濃い緑色螢光体粒子を用いることにより、恰も、緑色螢
光体粒子の表面に緑色の顔料を被着させたものと等価な
緑色螢光体層16Gを得ることができるものの、緑色の
光の長波長側においては必ずしも満足できる分光反射特
性を得ることができない。
【0053】そこで、この第3の実施例においては、始
めに、図3(a)に示されるように、カラー陰極線管の
フェースプレート4の内面の所定の個所に多くのブラッ
クマトリクス15を配置形成した後、Cu濃度が300
ppm程度になるように選定したZnS:Cu、Al系
の緑色螢光体(20重量%)、PVA(0.175重量
%)、重クロム酸ナトリウム(0.175重量%)、界
面活性剤(0.02重量%)等をそれぞれ含有した懸濁
液をスラリー法を用いてフェースプレート4の内面に塗
布し、その後、露光及び現像してドット状の緑色螢光体
層16Gを形成させる。次いで、図3(b)乃至図3
(e)に示されるように、この緑色螢光体層16G上に
第1の実施例による製造方法と同様の方法によって赤色
螢光体層16R及び青色螢光体層16Bを順次形成さ
せ、続いて、既知のカラー陰極線管の製造工程にしたが
ってカラー陰極線管を完成させる。最後に、フェースプ
レート4の外表面に、エトラキシン(1.25重量
%)、アシッドレッド(0.1重量%)、エチルアルコ
ール(50重量%)、塩酸(0.07重量%)等を含有
した溶液を回転法によって塗布し、約40乃至50℃で
約30秒間乾燥した後、約150乃至170℃で約30
分間焼成して表面コートを形成すると、図5に示される
ような波長対透過率特性を持ったカラー陰極線管を得る
ことができる。
【0054】かかる透過率特性を有するカラー陰極線管
は、緑色の光の長波長側がフェースプレート4の外表面
に設けた表面コートにより充分に吸収され、恰も、フェ
ースプレート4に緑色のフィルタを設けたものと同じ特
性を得ることが可能になり、体色の濃い緑色の螢光体粒
子の使用と相俟てば、第2の実施例のものに比べてコン
トラストを大幅に改善させることができる。
【0055】一方、かかる表面コートを設ける代わり
に、フェースプレート4を構成するガラス材の中に、
0.2%程度のネオジウムを混入させるようにすれば、
表面コートを設けた場合と等価な光選択吸収性を持たせ
ることができる。
【0056】第3の実施例によれば、第2の実施例と同
様に、赤色螢光体層16R及び青色螢光体層16Bを形
成させる赤色螢光体粒子及び青色螢光体粒子について
は、それぞれ赤色の顔料及び青色の顔料を被着させる手
間の掛る工程を必要としたのに対し、緑色螢光体層16
Gを形成させる緑色螢光体粒子については、緑色の顔料
を被着させる工程が省けるので、その分、製造工程を簡
略化させ、安価に製造することが可能になる。
【0057】また、第3の実施例によれば、体色の濃い
緑色の螢光体粒子の使用と、フェースプレート4の外面
の表面コートの形成または螢光体の発光スペクトル以外
の領域に主吸収を有するフェースプレート4の光選択吸
収性の形成とによって、第2の実施例によって製造され
たカラー陰極線管に比べ、コントラストの良好なカラー
陰極線管を得ることが可能になる。
【0058】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よるカラー陰極線管の製造方法によれば、ブラックマト
リクスを形成した後、1つの色について、仮ドットの形
成工程においては、ホトレジストの塗布、露光マスクを
用いた露光及び現像の各工程を経て行い、それに続く螢
光体層の形成工程においては、粒径が100nm以下の
顔料粒子を高濃度で被着させた螢光体粒子の懸濁液の塗
布、現像を行うだけで、露光マスクを用いた露光工程が
除かれているので、その分、カラー螢光膜の製造時の工
程数を少なくすることができ、かつ、安価に製造するこ
とが可能になるという効果がある。
【0059】また、本発明によれば、螢光体層を形成し
ている各螢光体粒子は、100nm以下の粒径の顔料の
超微粒子により高濃度の被着が行われているので、恰
も、螢光体層とともに顔料フィルター層が配置されてい
る螢光膜と等価になり、既知のマイクロフィルタ方式の
カラー陰極線管と同等の高コントラスト特性を得ること
が可能になるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による製造方法によって製造されたカラ
ー螢光膜を備える高コントラスト型カラー陰極線管の構
成の一例を示す断面構成図である。
【図2】本発明による製造方法によって製造されたカラ
ー陰極線管のカラー螢光膜の一部の断面を示す断面構成
図、及び、その一部を拡大して示す拡大図である。
【図3】本発明によるカラー陰極線管の製造方法の第1
の実施例を示す工程図である。
【図4】各色の螢光体粒子に同色の顔料粒子を高濃度で
被着させて構成した各色の螢光体層の光透過率の一例を
示す特性図である。
【図5】フェースプレートの外表面に表面コートを設け
たカラー陰極線管における波長対透過率特性の一例を示
す特性図である。
【図6】既知のマイクロフィルタ方式のカラー陰極線管
の螢光膜の一部の断面を示す断面構成図である。
【符号の説明】
1 パネル部 2 ファンネル部 3 ネック部 4 フェースプレート 5 カラー螢光膜 6 シャドウマスク 7 マスクフレーム 8 偏向ヨーク 9 インライン型電子銃 10 ピュリテイ調整マグネット 11 センタービームスタティックコンバーゼンス調整
用マグネット 12 サイドビームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット 13 磁気シールド 14 電子ビーム 15 ブラックマトリクス 16R 赤色螢光体層 16G 緑色は螢光体層 16B 青色螢光体層 17R 赤色螢光体粒子 18R 赤色顔料粒子 19 ホトレジスト被膜 19d ホトレジストの仮ドット 20 露光マスク 21R 赤色螢光体被膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー陰極線管のフェースプレート内面
    にブラックマトリクスを形成する工程と、前記ブラック
    マトリクス上にホトレジストを塗布する工程と、前記ホ
    トレジストを部分的に露光及び現像して所要部分に仮ド
    ットを形成する工程と、粒径が100nm以下の顔料粒
    子を高濃度で被着させた螢光体粒子の懸濁液を前記仮ド
    ットを形成した後の前記ブラックマトリクス上に塗布し
    て螢光体層を形成する工程と、前記螢光体層を現像して
    前記所要部分に前記螢光体層を残留させる工程を経て、
    前記フェースプレート内面にカラー螢光膜を形成させる
    ことを特徴とする高コントラスト型カラー陰極線管の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 前記ホトレジストを部分的に露光及び現
    像して所要部分に仮ドットを形成する工程から前記螢光
    体層を現像して前記所要部分のみ前記螢光体層を残留さ
    せる工程は、赤、青、緑の中のいずれか1色の螢光膜の
    形成に利用していることを特徴とする請求項1に記載の
    高コントラスト型カラー陰極線管の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ホトレジストを部分的に露光及び現
    像して所要部分に仮ドットを形成する工程から前記螢光
    体層を現像して前記所要部分のみ前記螢光体層を残留さ
    せる工程は、繰返し2回実行されることにより、赤、
    青、緑の中のいずれか2色の螢光膜の形成に利用してい
    ることを特徴とする請求項1に記載の高コントラスト型
    カラー陰極線管の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ホトレジストを部分的に露光及び現
    像して所要部分に仮ドットを形成する工程から前記螢光
    体層を現像して前記所要部分のみ前記螢光体層を残留さ
    せる工程は、繰返し3回実行されることにより、赤、
    青、緑の中の各色の螢光膜の形成に利用していることを
    特徴とする請求項1に記載の高コントラスト型カラー陰
    極線管の製造方法。
  5. 【請求項5】 緑色の螢光体粒子は、表面に顔料粒子を
    被着させない体色の濃い螢光体粒子を用い、赤色及び青
    色の螢光体粒子は、表面に粒径が100nm以下の顔料
    粒子を高濃度で被着させた螢光体粒子を用いていること
    を特徴とする請求項3に記載の高コントラスト型カラー
    陰極線管の製造方法。
  6. 【請求項6】 カラー陰極線管のフェースプレートの構
    成材料に酸化ネオジウムまたは螢光体の発光スペクトル
    以外の領域に主吸収を有する光選択吸収性を持つ材料を
    選択使用していることを特徴とする請求項5に記載の高
    コントラスト型カラー陰極線管の製造方法。
JP26757494A 1994-10-31 1994-10-31 高コントラスト型カラー陰極線管の製造方法 Pending JPH08129955A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980040892A (ko) * 1996-11-30 1998-08-17 엄길용 칼라브라운관의 형광면 형성방법

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KR19980040892A (ko) * 1996-11-30 1998-08-17 엄길용 칼라브라운관의 형광면 형성방법

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