JPH097529A - 陰極線管のスクリーン構造 - Google Patents
陰極線管のスクリーン構造Info
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- JPH097529A JPH097529A JP8152756A JP15275696A JPH097529A JP H097529 A JPH097529 A JP H097529A JP 8152756 A JP8152756 A JP 8152756A JP 15275696 A JP15275696 A JP 15275696A JP H097529 A JPH097529 A JP H097529A
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- H01J9/227—Applying luminescent coatings with luminescent material discontinuously arranged, e.g. in dots or lines
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- H01J29/30—Luminescent screens with luminescent material discontinuously arranged, e.g. in dots, in lines
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 映像の再現能力、すなわち色純度と輝度
特性を最適に保持し、かつそのスクリーンの形成を容易
に実現し、しかも設備費用と生産費を低減できるように
する陰極線管のスクリーン構造を提供する。 【解決手段】 パネル11の内面にR,G,Bの3色の
カラーフィルタ13R,13G,13Bがそれぞれ配列
されていて、各カラーフィルタ間にブラック・マトリッ
クス15が形成されている。ブラック・マトリックスと
カラーフィルタが塗布された全面に、R,G,Bの三原
色の蛍光体のうち少なくとも2つの蛍光体が、同一の比
率で混合されて複合蛍光体17が形成されている。
特性を最適に保持し、かつそのスクリーンの形成を容易
に実現し、しかも設備費用と生産費を低減できるように
する陰極線管のスクリーン構造を提供する。 【解決手段】 パネル11の内面にR,G,Bの3色の
カラーフィルタ13R,13G,13Bがそれぞれ配列
されていて、各カラーフィルタ間にブラック・マトリッ
クス15が形成されている。ブラック・マトリックスと
カラーフィルタが塗布された全面に、R,G,Bの三原
色の蛍光体のうち少なくとも2つの蛍光体が、同一の比
率で混合されて複合蛍光体17が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は陰極線管のスクリー
ン構造に関し、詳しくは、映像の再現能力、すなわち色
純度と輝度特性を向上させ、そのスクリーン面の形成を
容易に実現できるようにしたスクリーン構造に関する。
ン構造に関し、詳しくは、映像の再現能力、すなわち色
純度と輝度特性を向上させ、そのスクリーン面の形成を
容易に実現できるようにしたスクリーン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー陰極線管は少なくともパ
ネル、ファネルおよびネックを一体に結合してバルブを
構成し、前記ネックに電子銃を装着すると共に、前記パ
ネル内面にR(赤),G(緑),B(青)の三原色の蛍
光体を含むスクリーンを形成して構成されている。ま
た、このスクリーンから一定の距離を隔てて、色選別の
機能を有するシャドーマスクが前記パネルに設置されて
いる。ここで、前記スクリーンは所定のパターンでそれ
ぞれ区別されて形成されるR,G,Bの蛍光体と、この
各蛍光体間で色重なりを防止するため形成されるブラッ
ク・マトリックスと、蛍光面上に反射表面を形成して輝
度を倍増させるメタルバックとを含む構造からなる。
ネル、ファネルおよびネックを一体に結合してバルブを
構成し、前記ネックに電子銃を装着すると共に、前記パ
ネル内面にR(赤),G(緑),B(青)の三原色の蛍
光体を含むスクリーンを形成して構成されている。ま
た、このスクリーンから一定の距離を隔てて、色選別の
機能を有するシャドーマスクが前記パネルに設置されて
いる。ここで、前記スクリーンは所定のパターンでそれ
ぞれ区別されて形成されるR,G,Bの蛍光体と、この
各蛍光体間で色重なりを防止するため形成されるブラッ
ク・マトリックスと、蛍光面上に反射表面を形成して輝
度を倍増させるメタルバックとを含む構造からなる。
【0003】前述した構成を有するカラー陰極線管は、
ネックに挿入された電子銃から放出されたR,G,Bの
3本の電子ビームが偏向ヨークにより上下、左右で偏向
され、次いでシャドーマスクの孔を通過しながら一点に
集中された後、パネル内面に形成されたR,G,Bの蛍
光体にランディングされることにより、所定の画像を具
現することになる。この場合、前記パネルは、通常クリ
アガラスからなるが、このクリアガラスは外部光による
色射し現象が生じるという問題点を有する。かかる問題
点を改善するため、従来は、パネルガラスをティント化
してコントラストの向上をはかる陰極線管が提案され
た。しかしながら、このようなパネルガラスのティント
化は光の透過率を低減させ、画面の輝度特性を悪くする
という問題点があり、カラー陰極線管用には不適であ
る。
ネックに挿入された電子銃から放出されたR,G,Bの
3本の電子ビームが偏向ヨークにより上下、左右で偏向
され、次いでシャドーマスクの孔を通過しながら一点に
集中された後、パネル内面に形成されたR,G,Bの蛍
光体にランディングされることにより、所定の画像を具
現することになる。この場合、前記パネルは、通常クリ
アガラスからなるが、このクリアガラスは外部光による
色射し現象が生じるという問題点を有する。かかる問題
点を改善するため、従来は、パネルガラスをティント化
してコントラストの向上をはかる陰極線管が提案され
た。しかしながら、このようなパネルガラスのティント
化は光の透過率を低減させ、画面の輝度特性を悪くする
という問題点があり、カラー陰極線管用には不適であ
る。
【0004】かかる問題点を改善したものとして、スク
リーン面にカラーフィルタを入れてパネルをクリアガラ
スで形成することにより、輝度特性を向上させ得るよう
にしたものがある。そのような陰極線管の構造を、図3
に示す。図3からわかるように、この陰極線管はR,
G,Bの3本の電子ビームが三原色の各蛍光体を効率よ
く通過できるように、パネル1の内面に3色のカラーフ
ィルタ3がそれぞれ配列されている。また、各カラーフ
ィルタ3の間にブラック・マトリックス5が形成されて
いて、その後面に前記カラーフィルタ3と対応するR,
G,Bの三原色の蛍光体7がそれぞれ形成されている。
この場合、前記カラーフィルタ3は蛍光体7と共に色純
度を向上させるようになる。また、前記パネル1はクリ
アガラスを採用して輝度の向上を実現している。
リーン面にカラーフィルタを入れてパネルをクリアガラ
スで形成することにより、輝度特性を向上させ得るよう
にしたものがある。そのような陰極線管の構造を、図3
に示す。図3からわかるように、この陰極線管はR,
G,Bの3本の電子ビームが三原色の各蛍光体を効率よ
く通過できるように、パネル1の内面に3色のカラーフ
ィルタ3がそれぞれ配列されている。また、各カラーフ
ィルタ3の間にブラック・マトリックス5が形成されて
いて、その後面に前記カラーフィルタ3と対応するR,
G,Bの三原色の蛍光体7がそれぞれ形成されている。
この場合、前記カラーフィルタ3は蛍光体7と共に色純
度を向上させるようになる。また、前記パネル1はクリ
アガラスを採用して輝度の向上を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たようにカラーフィルタ3を採用した陰極線管は、その
製造工程が複雑で設備費用が多くかかるという問題点が
ある。より具体的には、従来のスクリーン形成工程は、
ブラック・マトリックスおよび3つの蛍光体スラリーを
それぞれ塗布し、露光、現像および乾燥など多数の複雑
な工程を経てなされるという問題点があった。さらに、
従来の陰極線管は、前記した工程に加えて、R,G,B
の3色のカラーフィルタをさらに形成しなければならな
いので、その製造工程が一層複雑になることは周知の事
実である。しかも、それぞれの蛍光体形成工程ごとに除
塵および露光設備が設けられるため、これについても設
備費用や生産費用の増加をもたらすようになる。
たようにカラーフィルタ3を採用した陰極線管は、その
製造工程が複雑で設備費用が多くかかるという問題点が
ある。より具体的には、従来のスクリーン形成工程は、
ブラック・マトリックスおよび3つの蛍光体スラリーを
それぞれ塗布し、露光、現像および乾燥など多数の複雑
な工程を経てなされるという問題点があった。さらに、
従来の陰極線管は、前記した工程に加えて、R,G,B
の3色のカラーフィルタをさらに形成しなければならな
いので、その製造工程が一層複雑になることは周知の事
実である。しかも、それぞれの蛍光体形成工程ごとに除
塵および露光設備が設けられるため、これについても設
備費用や生産費用の増加をもたらすようになる。
【0006】従って、本発明は上記従来技術の有する問
題点を解消するため案出されたものであって、その目的
は、映像の再現能力、すなわち色純度と輝度特性を最適
に保持し、かつそのスクリーンの形成を容易に実現し、
しかも設備費用と生産費を低減できるようにする陰極線
管のスクリーン構造を提供することにある。
題点を解消するため案出されたものであって、その目的
は、映像の再現能力、すなわち色純度と輝度特性を最適
に保持し、かつそのスクリーンの形成を容易に実現し、
しかも設備費用と生産費を低減できるようにする陰極線
管のスクリーン構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的は請求項記載の
発明により達成される。即ち、本発明にかかる陰極線管
のスクリーン構造の特徴構成は、パネルの内面にR,
G,Bの3色のカラーフィルタがそれぞれ配列されてい
て、前記各カラーフィルタ間にブラック・マトリックス
が形成された陰極線管のスクリーン構造において、前記
ブラック・マトリックスと前記カラーフィルタが塗布さ
れた全面に、R,G,Bの三原色の蛍光体のうち少なく
とも2つの蛍光体が、同一の比率で混合されて複合蛍光
体が形成されている点にある。この発明によれば、R,
G,Bの三つの蛍光体をそれぞれ形成しなければならな
い従来技術のような製造工程を簡素化できるので、それ
に従う製造設備および生産費用の節減を実現できる。し
かも、色純度と輝度特性といった映像の再現能力は、な
んら損なわれず、最適に保持することができ、そのスク
リーンの形成を容易に実現し得るものである。
発明により達成される。即ち、本発明にかかる陰極線管
のスクリーン構造の特徴構成は、パネルの内面にR,
G,Bの3色のカラーフィルタがそれぞれ配列されてい
て、前記各カラーフィルタ間にブラック・マトリックス
が形成された陰極線管のスクリーン構造において、前記
ブラック・マトリックスと前記カラーフィルタが塗布さ
れた全面に、R,G,Bの三原色の蛍光体のうち少なく
とも2つの蛍光体が、同一の比率で混合されて複合蛍光
体が形成されている点にある。この発明によれば、R,
G,Bの三つの蛍光体をそれぞれ形成しなければならな
い従来技術のような製造工程を簡素化できるので、それ
に従う製造設備および生産費用の節減を実現できる。し
かも、色純度と輝度特性といった映像の再現能力は、な
んら損なわれず、最適に保持することができ、そのスク
リーンの形成を容易に実現し得るものである。
【0008】前記複合蛍光体は、R,G,B蛍光体が混
合されて形成されていることが好ましい。このようにな
っていると、1回の塗布、乾燥で3つの蛍光体層を形成
することができて、工程の簡略化が実現できる。前記複
合蛍光体は、GおよびB蛍光体が混合されて形成されて
いてもよい。前記パネルがクリアガラスで形成されてい
ると、輝度特性が良好で好ましい。
合されて形成されていることが好ましい。このようにな
っていると、1回の塗布、乾燥で3つの蛍光体層を形成
することができて、工程の簡略化が実現できる。前記複
合蛍光体は、GおよびB蛍光体が混合されて形成されて
いてもよい。前記パネルがクリアガラスで形成されてい
ると、輝度特性が良好で好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。 〔第1実施形態〕図1は、本実施形態による陰極線管の
スクリーンの断面構造を示し、パネルを管軸方向に破断
した一部を示している。図1からわかるように、このス
クリーン構造は、パネル11の内面に所定のパターンに
それぞれ区別されて形成されるR,G,Bの三原色のカ
ラーフィルタ13R,13G,13Bと、このカラーフ
ィルタ13R,13G,13B間で色重なりを防止する
ため形成されるブラック・マトリックス15とを備え
る。この場合、前記パネル11はクリアガラスを採用し
てあり、このクリアガラスは光の透過率が86%以上に
なる。したがって、従来のティントガラス(通常、光の
透過率が57%以下である)に比べ、より向上された輝
度を得られることがわかる。
基づいて詳細に説明する。 〔第1実施形態〕図1は、本実施形態による陰極線管の
スクリーンの断面構造を示し、パネルを管軸方向に破断
した一部を示している。図1からわかるように、このス
クリーン構造は、パネル11の内面に所定のパターンに
それぞれ区別されて形成されるR,G,Bの三原色のカ
ラーフィルタ13R,13G,13Bと、このカラーフ
ィルタ13R,13G,13B間で色重なりを防止する
ため形成されるブラック・マトリックス15とを備え
る。この場合、前記パネル11はクリアガラスを採用し
てあり、このクリアガラスは光の透過率が86%以上に
なる。したがって、従来のティントガラス(通常、光の
透過率が57%以下である)に比べ、より向上された輝
度を得られることがわかる。
【0010】前記カラーフィルタ13R,13G,13
Bは従来の技術の項で言及したように、R,G,Bそれ
ぞれの電子ビームが照射される蛍光体の発光効率をさら
に高めることにより、映像の色純度を向上させ得る。こ
こで、本実施形態のスクリーン構造は、前記ブラック・
マトリックス15とカラーフィルタ13R,13G,1
3Bが塗布されたパネル1の内側全面に、R,G,Bの
三原色の蛍光体が混合された複合蛍光体17を形成して
なされる。かかる複合蛍光体17は、通常白色蛍光体と
もいわれ、R,G,Bの三原色の蛍光体を同一の比率
(本明細書で同一の比率とは、同一またはほぼ同一の比
率を含む意味として用いる)で混合することにより実現
することができる。従って、本実施形態によるとスクリ
ーンを形成する際、R,G,B蛍光体をそれぞれ形成し
なければならない製造上の煩わしさなしに、一回のスラ
リー塗布と露光、現像および乾燥を通じて完成できる。
このため、本実施形態は、前述した従来技術と異なり、
製造工程の簡素化を実現でき、数回にわたる除塵および
露光を必要としないため、設備費用と生産費を節減する
ことができる。
Bは従来の技術の項で言及したように、R,G,Bそれ
ぞれの電子ビームが照射される蛍光体の発光効率をさら
に高めることにより、映像の色純度を向上させ得る。こ
こで、本実施形態のスクリーン構造は、前記ブラック・
マトリックス15とカラーフィルタ13R,13G,1
3Bが塗布されたパネル1の内側全面に、R,G,Bの
三原色の蛍光体が混合された複合蛍光体17を形成して
なされる。かかる複合蛍光体17は、通常白色蛍光体と
もいわれ、R,G,Bの三原色の蛍光体を同一の比率
(本明細書で同一の比率とは、同一またはほぼ同一の比
率を含む意味として用いる)で混合することにより実現
することができる。従って、本実施形態によるとスクリ
ーンを形成する際、R,G,B蛍光体をそれぞれ形成し
なければならない製造上の煩わしさなしに、一回のスラ
リー塗布と露光、現像および乾燥を通じて完成できる。
このため、本実施形態は、前述した従来技術と異なり、
製造工程の簡素化を実現でき、数回にわたる除塵および
露光を必要としないため、設備費用と生産費を節減する
ことができる。
【0011】このように構成された本実施形態のスクリ
ーン構造により、ネックに挿入された電子銃から放出さ
れるR,G,Bの3本の電子ビームが、偏向ヨークによ
り上下、左右に偏向され、次いでシャドーマスクの孔を
通過しながら一点に集中された後、パネル内面に形成さ
れたR,G,Bの複合蛍光体17にランディングされ
る。このとき、電子銃から放出されたR,G,Bの電子
ビームはそれぞれ該当する蛍光体を発光させるようにな
り、その光はカラーフィルタ13R,13G,13Bを
通じてスクリーンの全面に透過されて画像を表示するよ
うになる。尚、図1において、図番19はメタルバック
である。このメタルバック19は前述したように、蛍光
面上に反射表面を形成して輝度を倍増させる役割をす
る。
ーン構造により、ネックに挿入された電子銃から放出さ
れるR,G,Bの3本の電子ビームが、偏向ヨークによ
り上下、左右に偏向され、次いでシャドーマスクの孔を
通過しながら一点に集中された後、パネル内面に形成さ
れたR,G,Bの複合蛍光体17にランディングされ
る。このとき、電子銃から放出されたR,G,Bの電子
ビームはそれぞれ該当する蛍光体を発光させるようにな
り、その光はカラーフィルタ13R,13G,13Bを
通じてスクリーンの全面に透過されて画像を表示するよ
うになる。尚、図1において、図番19はメタルバック
である。このメタルバック19は前述したように、蛍光
面上に反射表面を形成して輝度を倍増させる役割をす
る。
【0012】〔第2実施形態〕図2は、第2実施形態に
かかる陰極線管のスクリーン構造を示す。これは、前述
の第1実施形態とは異なり、3つの蛍光体のうちR蛍光
体17″のみを除き、G,B蛍光体のみを同一の比率で
混合した複合蛍光体17′を形成することも可能であ
る。この実施形態において、G,B蛍光体のみを複合蛍
光体で形成しているが、これに限定されるものではな
く、R,GまたはR,B蛍光体を複合蛍光体で形成する
ことも可能である。
かかる陰極線管のスクリーン構造を示す。これは、前述
の第1実施形態とは異なり、3つの蛍光体のうちR蛍光
体17″のみを除き、G,B蛍光体のみを同一の比率で
混合した複合蛍光体17′を形成することも可能であ
る。この実施形態において、G,B蛍光体のみを複合蛍
光体で形成しているが、これに限定されるものではな
く、R,GまたはR,B蛍光体を複合蛍光体で形成する
ことも可能である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による陰極
線管のスクリーン構造はカラーフィルタを含み、好まし
くはクリアガラスから形成されていることにより、映像
の再現能力、すなわち色純度と輝度特性を最適に保持す
ることができた。さらに、本発明は、R,G,B三原色
の蛍光体を個別に形成することなく、複合して形成する
ことにより、その製造工程が容易で、それに従う設備費
用と生産費を低減させることができた。
線管のスクリーン構造はカラーフィルタを含み、好まし
くはクリアガラスから形成されていることにより、映像
の再現能力、すなわち色純度と輝度特性を最適に保持す
ることができた。さらに、本発明は、R,G,B三原色
の蛍光体を個別に形成することなく、複合して形成する
ことにより、その製造工程が容易で、それに従う設備費
用と生産費を低減させることができた。
【図1】第1実施形態にかかる陰極線管のスクリーン構
造を示す断面図
造を示す断面図
【図2】第2実施形態にかかる陰極線管のスクリーン構
造を示す断面図
造を示す断面図
【図3】従来技術の陰極線管のスクリーン構造を示す断
面図
面図
13R,13G,13B カラーフィルタ 15 ブラック・マトリックス 17,17′,17″ 複合蛍光体
Claims (3)
- 【請求項1】 パネルの内面にR,G,Bの3色のカラ
ーフィルタがそれぞれ配列されていて、前記各カラーフ
ィルタ間にブラック・マトリックスが形成された陰極線
管のスクリーン構造において、 前記ブラック・マトリックスと前記カラーフィルタが塗
布された全面に、R,G,Bの三原色の蛍光体のうち少
なくとも2つの蛍光体が、同一の比率で混合されて複合
蛍光体が形成されていることを特徴とする陰極線管のス
クリーン構造。 - 【請求項2】 前記複合蛍光体は、R,G,B蛍光体が
混合されて形成されている請求項1記載の陰極線管のス
クリーン構造。 - 【請求項3】 前記複合蛍光体は、GおよびB蛍光体が
混合されて形成されている請求項1記載の陰極線管のス
クリーン構造。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1995-14157 | 1995-06-21 | ||
KR2019950014157U KR200147270Y1 (ko) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 음극선관의 스크린구조 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH097529A true JPH097529A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=19416094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8152756A Pending JPH097529A (ja) | 1995-06-21 | 1996-06-14 | 陰極線管のスクリーン構造 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5703432A (ja) |
JP (1) | JPH097529A (ja) |
KR (1) | KR200147270Y1 (ja) |
CN (1) | CN1142680A (ja) |
DE (1) | DE19624656A1 (ja) |
MY (1) | MY133742A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100487865B1 (ko) * | 1997-10-20 | 2005-07-28 | 엘지전자 주식회사 | 칼라음극선관의형광막제조방법및3색혼합필터현탁액의조성물 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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