JPH08128501A - 織機の防振架台装置 - Google Patents

織機の防振架台装置

Info

Publication number
JPH08128501A
JPH08128501A JP26493994A JP26493994A JPH08128501A JP H08128501 A JPH08128501 A JP H08128501A JP 26493994 A JP26493994 A JP 26493994A JP 26493994 A JP26493994 A JP 26493994A JP H08128501 A JPH08128501 A JP H08128501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
loom
air spring
gantry
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26493994A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakae Ueda
栄 植田
Takashi Kato
隆嗣 加藤
Hidekazu Aoshima
英一 青島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Texsys Co Ltd
Original Assignee
Nissan Texsys Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Texsys Co Ltd filed Critical Nissan Texsys Co Ltd
Priority to JP26493994A priority Critical patent/JPH08128501A/ja
Publication of JPH08128501A publication Critical patent/JPH08128501A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気バネ4への空気充填作業を容易にし、ま
た、架台2を可及的に低くする。 【構成】 織機が載置される架台2を床面Fに対して空
気バネ4により支持する。空気バネ4は、内部に圧力空
気が封入される空間が形成されたベローズ5と、その上
下の開口端部を閉塞する上板6及び下板7とを含んで構
成される。上板6の上面にはベローズ5内に通じる一方
向性の空気充填口13が設けられる。架台2にはその上面
側に空気充填口13を露出させる貫通孔15が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機の防振架台装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、織機の防振架台装置として、
実開平5−30180号公報に示されるように、織機が
載置される架台を床面に対して少なくとも3個(通常は
架台の4隅に対応させて4個)の空気バネにより支持す
るようにしたものがある。このものでは、複数の空気バ
ネに適正な圧力空気を供給する必要から、レベリング装
置と空気量制御装置とを有していて、空気バネに圧力空
気を供給して架台を持ち上げる際に、架台の高さに応じ
て空気量を制御している。
【0003】しかし、レベリング装置や空気量制御装置
を設けることは、構造が複雑となり、コスト高となるこ
とから、一般的には、各空気バネに一方向性の空気充填
口を設けておき、手作業で空気を充填し、目視で所定高
さになると、充填を止めるようにしている。かかる状況
を図7により説明する。
【0004】図7においては、織機51(サイドフレーム
51a)が載置される架台52と床面Fとの間に空気バネ54
が配置される。空気バネ54は、内部に圧力空気が封入さ
れる空間が形成されたゴム製のベローズ55と、その上下
の開口端部を閉塞するための上板56及び下板57と、ベロ
ーズ55の上下の開口端部のフランジを上板56及び下板57
にそれぞれ固定するリング部材58,59とからなる。
【0005】ここにおいて、上板56には、その内部に、
一端が下面に開口してベローズ55内の空間に連通し、他
端が側面に開口する空気通路60を形成し、工場内の圧力
空気供給源から配管することにより、空気を充填するよ
うにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の織機の防振架台装置においては、空気バネに
空気を充填する際に、架台の下側にある空気バネに対
し、その横方向から空気を充填するので、低い位置から
横方向に手を伸ばす必要があり、作業がしずらいという
問題点があった。
【0007】また、作業者が織機上部に手を伸ばして緯
糸や経糸の修復を行ったり、機替え作業を行ったりする
ので、架台を可及的に低くして織機メンテナンス作業を
容易にする必要があるが、空気バネの上板の内部に空気
通路を設けるために、上板の板厚を厚くする必要があ
り、架台を低くするにも限度があった。更に、従来は、
架台を設置する際に、床面に複数の空気バネを配置し
て、これらの上に架台を設置しているため、架台の設置
作業が容易ではないという問題点があった。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、織機の防振架台装置における空気バネへの空気充填
作業を容易にし、また架台を可及的に低くすることがで
きるようにすることを目的とする。更に、架台の設置作
業を容易にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、織
機が載置される架台を床面に対して少なくとも3個の空
気バネにより支持するようにした織機の防振架台装置に
おいて、前記空気バネを、内部に圧力空気が封入される
空間が形成されたベローズと、その上下の開口端部を閉
塞する上板及び下板とを含んで構成し、前記上板の上面
にベローズ内に通じる一方向性の空気充填口を設け、前
記架台にその上面側に前記空気充填口を露出させる貫通
孔を形成する構成としたものである。
【0010】ここで、前記空気バネの上板は、予め架台
に固定しておくとよい。また、前記架台は、板材の隅部
の下側に切欠き部を形成し、この切欠き部内に空気バネ
を位置させる構成とするとよいが、板材の下面に有底の
穴を形成し、この穴内に空気バネを位置させる構成とす
ると更によい。
【0011】
【作用】上記の構成においては、架台に形成された貫通
孔を介して、空気バネへの空気充填口が架台の上面側に
露出しているため、架台の上側から空気充填作業を行う
ことができ、作業性を大幅に改善することができる。そ
して、空気バネの上板にはその板面を貫通する方向にの
み孔加工すればよいので、その板厚を厚くする必要がな
くなり、その分、架台を低くすることができ、織機メン
テナンス作業を容易化することができる。
【0012】また、架台の設置前に、空気バネの上板を
予め架台に固定しておくようにすれば、架台の設置作業
も容易となる。また、架台となる板材の隅部の下側に切
欠き部を形成し、この切欠き部内に空気バネを位置させ
る構成とすれば、架台の空気バネを位置させる部分を薄
くして、架台の高さを低く抑えることができるが、架台
となる板材の下面に有底の穴を形成し、この穴内に空気
バネを位置させる構成とすれば、架台の空気バネを位置
させる部分を更に薄くしても、十分な剛性が得られ、架
台の高さをより低く抑えることができると共に、空気バ
ネが架台の側面から露出しないので、美観を向上させる
ことができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1は本
発明の一実施例を示す織機の斜視図、図2は空気バネ装
着部(図1のA矢視部分)の正面図、図3は空気バネ装
着部の正面縦断面図(図4のB−B断面図)、図4は空
気バネ装着部の平面図である。
【0014】図1において、1は織機を示し、1aはそ
のサイドフレームである。織機1が載置される架台2
は、厚さ10cm程度の板材からなり、4隅の下側に矩形の
切欠き部3が形成され、各切欠き部3にそれぞれ空気バ
ネ4が装着されて、防振架台装置が構成されている。す
なわち、架台2を床面Fに対し4個の空気バネ4により
支持するようにしている。
【0015】図2〜図4を参照し、空気バネ4は、内部
に圧力空気が封入される空間が形成されたゴム製のベロ
ーズ5と、その上下の開口端部を閉塞するための上板6
及び下板7と、ベローズ5の上下の開口端部のフランジ
を上板6及び下板7にそれぞれ固定するリング部材8,
9とからなる。ここで、ベローズ5の上側の開口端部の
フランジ5aをリング部材8内側の凸部8aと上板6と
により挟んで、リング部材8と上板6とを複数のネジ10
により固定してある。
【0016】また、ベローズ5の下側の開口端部のフラ
ンジ5aをリング部材9内側の凸部9aと下板7とによ
り挟んで、リング部材9と下板7とを複数のネジ11によ
り固定してある。更に、上板6には、これを貫通してベ
ローズ5内に通じる孔12を形成し、この孔12の上面側の
開口部に、虫ゴム式の一方向バルブを装着することによ
り、一方向性の空気充填口13を形成してある。
【0017】かかる構成の空気バネ4は、円形のベロー
ズ5に較べて大きい矩形の上板6の4隅をボルト14によ
り架台2の切欠き部3の底面に固定してある。尚、図4
の14’は上板6に形成されているボルト14の挿通孔を示
している。そして、上板6が固定される架台2の切欠き
部3には、架台2の上面側に空気充填口13を露出させる
べく、大きめの貫通孔15を形成してある。
【0018】一方、下板7は、床面Fにセットされる
が、下板7の上面の2箇所にL字金具16,17が固定され
ていて、これらのL字金具16,17にそれぞれ位置調整可
能に摩擦ダンパ部材18,19が取付けられている。これら
の摩擦ダンパ部材18,19は架台2の切欠き部3の内側面
にそれぞれ当接させて、架台2の揺れ防止を図るように
なっている。
【0019】次に作用を説明する。架台2を設置する前
に、架台2に対し、ボルト14により上板6を固定するこ
とで空気バネ5を装着しておき、空気バネ5を装着した
状態で架台2を設置する。これにより、空気バネ5を単
独でセットしてから、これらの上に架台2をセットする
場合に較べ、架台2の設置作業が容易となる。この後、
架台2上に織機1を載置する。
【0020】織機1の載置後に、各空気バネ4に手作業
で空気を充填して、架台2を持ち上げる。空気バネ4の
ベローズ5内に空気を充填する際は、架台2に形成され
た貫通孔15を介して、空気バネ4への空気充填口13が架
台2の上面側に露出しているため、架台2の上側から空
気充填作業を行うことができる。すなわち、工場内の圧
力空気供給源からのホースを手で持って、架台2の上側
からホースを空気充填口13に接続することにより、簡単
に空気を充填することができる。従って、架台2の下側
で作業する場合に較べ、作業性を大幅に改善することが
できる。
【0021】また、空気バネ4の上板6にはその板面を
貫通する方向にのみ孔加工すればよいので、上板6の板
厚を厚くする必要がなくなり、その分、架台2を低くす
ることができ、織機メンテナンス作業を容易化すること
ができる。次に本発明の他の実施例について図5及び図
6により説明する。図5は空気バネ装着部の断面図、図
6は架台の底面側の斜視図であり、前述の実施例と同一
要素には同一符号を付してある。
【0022】この実施例では、架台2となる板材の4隅
の下側に切欠き部3を形成する代わりに、架台2となる
板材の4隅の下面に円筒状の有底の穴30を形成し、これ
らの穴30内に空気バネ4を位置させる構成としている。
もちろん、これらの穴30の底部には空気充填口13を露出
させるための貫通孔15が形成される。このように空気バ
ネ4の収納空間として有底の穴30を形成する構造にすれ
ば、空気バネ4を位置させる部位を薄くしても、架台2
の剛性を向上させることができる。従って、架台の高さ
をより低く抑えることができ、織機の作業性をより向上
させることができる。
【0023】また、この構造では、架台2の側面に空気
バネ4の取付空間が露出しないため、側面からの美観が
向上し、また特別な側面装飾カバーを装備させる必要が
ないので、安価にして商品性を向上できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、空
気バネへの空気充填作業を架台の上側から行うことがで
き、その作業性を大幅に改善することができる。そし
て、空気バネの上板の板厚を厚くする必要がなくなり、
その分、架台を低くすることができ、織機メンテナンス
作業を容易化することができる。
【0025】また、架台の設置前に、空気バネの上板を
予め架台に固定しておくようにすれば、架台の設置作業
も容易となる。また、架台となる板材の隅部の下側に切
欠き部を形成し、この切欠き部内に空気バネを位置させ
る構成とすれば、架台の空気バネを位置させる部分を薄
くして、架台の高さを低く抑えることができるが、架台
となる板材の下面に有底の穴を形成し、この穴内に空気
バネを位置させる構成とすれば、架台の空気バネを位置
させる部分を更に薄くしても、十分な剛性が得られ、架
台の高さをより低く抑えることができると共に、空気バ
ネが架台の側面から露出しないので、美観を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す織機の斜視図
【図2】 空気バネ装着部(図1のA矢視部分)の正面
【図3】 空気バネ装着部の正面縦断面図(図4のB−
B断面図)
【図4】 空気バネ装着部の平面図
【図5】 本発明の他の実施例を示す空気バネ装着部の
断面図
【図6】 同上他の実施例における架台の底面側の斜視
【図7】 従来例を示す断面図
【符号の説明】
1 織機 2 架台 3 切欠き部 4 空気バネ 5 ベローズ 6 上板 7 下板 8,9 リング部材 12 一方向性の空気充填口 15 貫通孔 30 穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織機が載置される架台を床面に対して少な
    くとも3個の空気バネにより支持するようにした織機の
    防振架台装置において、 前記空気バネは、内部に圧力空気が封入される空間が形
    成されたベローズと、その上下の開口端部を閉塞する上
    板及び下板とを含んで構成され、 前記上板の上面にはベローズ内に通じる一方向性の空気
    充填口が設けられ、 前記架台にはその上面側に前記空気充填口を露出させる
    貫通孔が形成されていることを特徴とする織機の防振架
    台装置。
  2. 【請求項2】前記空気バネの上板は、予め架台に固定さ
    れることを特徴とする請求項1記載の織機の防振架台装
    置。
  3. 【請求項3】前記架台は、板材の隅部の下側に切欠き部
    を形成し、この切欠き部内に空気バネを位置させる構成
    としたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の織
    機の防振架台装置。
  4. 【請求項4】前記架台は、板材の下面に有底の穴を形成
    し、この穴内に空気バネを位置させる構成としたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の織機の防振架台
    装置。
JP26493994A 1994-10-28 1994-10-28 織機の防振架台装置 Pending JPH08128501A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26493994A JPH08128501A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 織機の防振架台装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26493994A JPH08128501A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 織機の防振架台装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08128501A true JPH08128501A (ja) 1996-05-21

Family

ID=17410291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26493994A Pending JPH08128501A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 織機の防振架台装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08128501A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015015809A1 (ja) * 2013-07-31 2015-02-05 川崎重工業株式会社 空気ばね及び鉄道車両
JP2017095239A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベア

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015015809A1 (ja) * 2013-07-31 2015-02-05 川崎重工業株式会社 空気ばね及び鉄道車両
JP2015031314A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 川崎重工業株式会社 空気ばね及び鉄道車両
CN105393018A (zh) * 2013-07-31 2016-03-09 川崎重工业株式会社 空气弹簧以及铁道车辆
US9545933B2 (en) 2013-07-31 2017-01-17 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Air spring and railcar
JP2017095239A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベア

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5042784A (en) Damping support structure
JPH08128501A (ja) 織機の防振架台装置
JPH07133560A (ja) 織機用防振架台装置
JPH08128502A (ja) 織機の防振架台装置
JP2913616B2 (ja) エアコン据付け台用防振装置
JP3032728B2 (ja) 天井支持構造
JP6634122B1 (ja) 気体ばね式除振装置
JPS63210434A (ja) 防振台
JP2750518B2 (ja) 屋根付き円筒タンク組立方法
JPH0821126A (ja) 免震装置取付用架台装置
JP7168636B2 (ja) 天吊り空調ユニット、及び天吊り空調機の施工方法
CN217898629U (zh) 一种工装平台
JPS5942553Y2 (ja) 圧縮機のストツパ装置
JP2523102Y2 (ja) 間仕切り装置
JPH03144140A (ja) 空調設備用防振架台
JP2511707Y2 (ja) 防振架台の空気バネ交換機構
TWI848536B (zh) 隔振器
JPH0720440U (ja) 空調設備などの防振台に用いられる耐震ストッパー兼用揺れ止め装置
CN212377420U (zh) 一种气动执行器用固定支架
JP2006027877A (ja) エレベーターのかご装置
SU1237820A1 (ru) Виброизолирующа система
JP2736435B2 (ja) 免震床構造
JP3207824U (ja) 空気断震建築物
JP3016169U (ja) 織機用防振装置
JPH0684226U (ja) エアコン用防振架台