JP2511707Y2 - 防振架台の空気バネ交換機構 - Google Patents

防振架台の空気バネ交換機構

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JP2511707Y2
JP2511707Y2 JP4020791U JP4020791U JP2511707Y2 JP 2511707 Y2 JP2511707 Y2 JP 2511707Y2 JP 4020791 U JP4020791 U JP 4020791U JP 4020791 U JP4020791 U JP 4020791U JP 2511707 Y2 JP2511707 Y2 JP 2511707Y2
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JP
Japan
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air spring
base board
bolts
fixed
frame
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JP4020791U
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和博 加藤
登 堀江
浩一 浅見
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日立電子エンジニアリング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は精密な検査装置を支持
する防振架台に設けられた空気バネの交換機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】半導体部品の検査装置は精密な構成体で
あって振動が厳禁されており、防振構造の架台上に載置
されて使用される。図2は防振架台の構造の一例を示
し、(a) は一部を破断した外観を、(b) は一部の断面を
それぞれ示す。架台10は方形のフレーム3に、4個の
空気バネ5を介してベース盤4を取り付けて構成され、
ベース盤の上に載置された精密な検査装置20を防振し
て支持するものである。架台の構造を詳しく述べると、
各空気バネはフレームを構成する角パイプ32の上面に設
けられた固定板31に、固定ボルト33を用いて固定され、
フレームの4隅の取り付け孔41の4箇所に配置されて固
定ボルト43により頭部がベース盤に固定される。ベース
盤4は鋳物製で、下面に補強用のリブ42が平行に設けら
れ、各空気バネはこのリブの間に介在している。(c) は
空気バネ5の外観を示し、その底板51には対称的な4方
向に取り付け部52が、また頭部にはボルト孔53がそれぞ
れ設けてある。ここで、ベース盤の防振作用について述
べると、ベース盤は鋳物製として重量を重くし、空気バ
ネを併用して防振効果を挙げているもので、その寸法が
例えば1メートル角の大きさの場合は重量は百数十キロ
グラム、またはそれ以上に達するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の防振架台におい
て、もし空気バネが故障した場合、これを交換するに
は、空気バネがベース盤4のリブ42の間に介在している
ために直接外側に取り出すことができない。そこで、ま
ず検査装置20を撤去し、ついで固定ボルト43を取り外
してベース盤4を交換可能な高さまで持ち上げることが
必要である。しかし、交換のためにわざわざ検査装置を
撤去することは非能率であり、また重量の重いベース盤
の持ち上げ作業は数人の人手が必要で、これまた非能率
である。これに対して、固定板31になんらかの工作を施
して、この部分より下側に空気バネを出し入れする方法
をとれば、交換作業は極めて容易となる。ただし、空気
バネはベース盤の重量により押圧されているので、ベー
ス盤を僅かでも持ち上げることが必要である。この考案
は、上記の考えにより架台の空気バネを容易に交換でき
る機構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記の目的
を達成する空気バネの交換機構であって、上記の固定板
に、空気バネの底板と同一の形状で、空気バネが上下方
向に通過できる通過孔を設ける。また、フレームの4隅
に固定された4個のボルトと、これにそれぞれ噛合する
ナット、およびベース盤に固定され、4個のボルトがそ
れぞれ移動自由に嵌入するバカ孔を有する4個のブラケ
ットとよりなるベース盤の昇降機構を設けて構成され
る。
【0005】
【作用】上記の交換機構においては、昇降機構のブラケ
ットに設けたバカ孔により、フレームの振動がベース盤
に伝達されることがなくて空気バネの防振効果に影響し
ない。次に、空気バネを交換するには、まず、空気バネ
の頭部の固定ボルトを取り外してから、昇降機構の4個
のナットを順次に少しづつ回転して上昇すると、これら
がブラケットを上方に押圧してベース盤が少し持ち上が
る。ついで、固定ボルトを取り外すと空気バネは通過孔
を通して下方に抜き出すことができる。空気バネを取り
付ける場合は、上記の逆方向に行う。なおこの場合、検
査装置を撤去する必要がないことは言うまでもない。
【0006】
【実施例】図1はこの考案の一実施例を示し、(a) はフ
レーム3の固定板31に設けた通過孔311 の形状、(b) は
ベース盤4の昇降機構6をそれぞれ示す。図1(a) にお
いて、固定板31の通過孔311 は、空気バネ5の底板51と
ほぼ同一の直径の円形とし、空気バネの4個の取り付け
部52に対応した切り欠き部312 を設ける。固定板には、
切り欠き部と直角方向に空気バネの取り付け部に対する
4個の取り付け孔313 を設ける。空気バネは取り付け孔
の下側より固定ボルト54を通して固定する。次に、(b)
の昇降機構6は、フレーム3の4隅の適当な位置に昇降
用の4本のボルト62を固定し、それぞれにナット63を噛
合する。また、ベース盤4には各ボルト62に対応したブ
ラケット61を固定し、それぞれにボルト62が自由に移動
できるバカ孔を設ける。このバカ孔により、フレームの
振動はベース盤に伝達されず、空気バネの防振効果に影
響しない。
【0007】空気バネの交換作業は、まず、各固定ボル
ト43を緩めて取り外し、各ナット63を順次に回転してベ
ース盤を少し持ち上げる。ついで、取り付け部52より固
定ボルト54を取り外して空気バネをフリーとし、90°
回転すると取り付け部52が切り欠き部312 の位置に来る
から、空気バネは通過孔を通って下方に抜き出される。
次に、上記の逆方向の作業により、新しい空気バネを通
過孔より挿入して回転し、固定ボルト54により固定板に
固定し、ベース盤を下降して固定ボルト43により空気バ
ネの頭部をベース盤に固定する。以上により空気バネは
交換される。
【0008】
【考案の効果】以上の説明のとおり、この考案による交
換機構によれば、検査装置の撤去作業と、重量の重いベ
ース盤を高く持ち上げる作業を必要とせず空気バネが容
易に交換され、また昇降機構は空気バネの防振効果に影
響しないように考慮されたもので、防振架台の保全作業
に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の一実施例を示し、(a) は固定板31
に設けた通過孔311の形状、(b) はベース盤4の昇降機
構6をそれぞれ示す。
【図2】 防振架台の構造の一例を示し、(a) は一部を
破断した外観図、(b) は一部の断面図、(c) は空気バネ
の外観図をそれぞれ示す。
【符号の説明】
10…防振架台、20…検査装置、3…フレーム、31…
固定板、311…通過孔、312 …切り欠き、313 …取り付
け孔、32…角パイプ、33…固定ボルト、4…ベース盤、
41…取り付け孔、42…リブ、43…固定ボルト、5…空気
バネ、51…底板、52…取り付け部、53…ボルト孔、54…
固定ボルト、6…昇降機構、61…ブラケット、62…ボル
ト、63…ナット。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に固定板を有するフレームと、該フ
    レームの4隅で、底面の対称的な4方向に設けられた取
    り付け部により、該固定板に固定ボルトにより固定され
    た4個の防振用の空気バネと、該4個の空気バネの頭部
    に固定ボルトによりそれぞれ固定され、下面に補強用の
    リブを有する鋳物製のベース盤とよりなり、該ベース盤
    上に精密な検査装置を載置して支持する防振架台におい
    て、前記固定板に、前記空気バネの底板と同一の形状を
    有し、前記空気バネが上下方向に通過できる通過孔を設
    け、かつ、前記フレームの4隅に固定された4個のボル
    トと、該ボルトにそれぞれ噛合したナット、および前記
    ベース盤に固定され、該4個のボルトがそれぞれ移動自
    由に嵌入するバカ孔を有する4個のブラケットよりなる
    前記ベース盤の昇降機構を設けて構成されたことを特徴
    とする、防振架台の空気バネ交換機構。
JP4020791U 1991-05-01 1991-05-01 防振架台の空気バネ交換機構 Expired - Lifetime JP2511707Y2 (ja)

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JP2001098799A (ja) * 1999-09-09 2001-04-10 Illinois Tool Works Inc <Itw> ドアハンドル用ダンパー

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