JP2913616B2 - エアコン据付け台用防振装置 - Google Patents

エアコン据付け台用防振装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動を軽減するた
めにエアコン据付け台に取付けられる防振装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ルームエアコンまたはパッケージエアコ
ンの室外機を設置するために、各種のエアコン据付け台
が使用される。図7に平地用と呼ばれるエアコン据付け
台10を示すが、いずれの型式のエアコン据付け台にお
いても、エアコンを載せて支持するビーム状のエアコン
支持部材14,14とエアコンとの間にゴム製のクッシ
ョン30を介在させて、エアコン据付け台10の振動を
軽減するのが一般的である。なお、15はエアコン支持
部材14をエアコン据付け台10に固定するための止め
金具である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パッケ
ージエアコンのように室外機が大型化すると、ゴム製の
クッションでは振動を十分に軽減することができない。
振動軽減効果の高い防振装置として、上下2段の枠体の
間に複数の弾性体を介在させた防振台は工業ファン用と
して周知であるが、エアコン据付け台用としては大きく
高価であるという問題がある。更に、既に設置されてい
るエアコン据付け台も含め、既存のエアコン据付け台に
そのまま使用することも不可能である。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、小型で経済性に優れ、既存のエアコン据付け
台に簡単に使用することもできるエアコン据付け台用防
振装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるエアコン
据付け台用防振装置は、エアコンを載せて支持するエア
コン支持部材としてエアコン据付け台に取付けられるビ
ーム状の部材であって、該部材を上下2段式として、下
段の部材をエアコン据付け台に固定される固定ビームと
し、上段の部材を弾性体により固定ビーム上に弾性支持
されるフローティングビームとしてこれにエアコンを載
せて支持するエアコン据付け台用防振装置において、下
段の固定ビームの長手方向複数位置に、中心孔を縦方向
に向けた環状の弾性体を取付け、該弾性体の上方の端面
に支持されて中心孔を貫通するボルトの下部に、ナット
を用いて上段のフローティングビームを吊り下げ支持し
ことを特徴とする。
【0006】この防振装置は、エアコン支持部材として
エアコン据付け台に取付けられるビーム状の部材である
ので、従来のエアコン支持部材をこれに取り替えるだけ
で既存のエアコン据付け台に組み込むことができる。そ
して、エアコン据付け台に組み込まれたこの防振装置
は、ビーム状の部材であるにもかかわらず、あたかも上
下2段の枠体の間に複数の弾性体を介在させた防振台の
如くエアコンを弾性支持して、エアコンからの振動を効
果的に軽減する。
【0007】しかも、下段の固定ビームの長手方向複数
位置に、中心孔を縦方向に向けた環状の弾性体を取付
け、該弾性体の上方の端面に支持されて中心孔を貫通す
るボルトの下部に、ナットを用いて上段のフローティン
グビームを吊り下げ支持したことにより、ボルトの締め
付け具合によりフローティングビームの高さが変更さ
れ、その傾きやレベルが調整される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図示
例に基づいて説明する。図1は本発明を実施した防振装
置の1例についてその使用状態を示す斜視図、図2は同
防振装置の側面図、図3は同防振装置の端部の側面図、
図4は同防振装置の端部の破断側面図、図5は図3およ
び図4のA−A線矢視図である。
【0009】本防振装置は、図1に示されるように、平
地式のエアコン据付け台10に使用される。平地式のエ
アコン据付け台10は、4本の脚11と、4本の脚11
の上端部間に掛け渡した2本の横材12,12および縦
材13,13とを具備する。前後の横材12,12の間
には、縦材13,13に平行なビーム状の部材からなる
2本の防振装置20,20が掛け渡されている。
【0010】防振装置20は、エアコン据付け台10に
おいてそのエアコン支持部材を兼ねており、その上方に
クッション30を介してエアコン40を支持する。ま
た、図7に示される従来のエアコン支持部材14と同様
に前後一対の止め金15,15により横材12,12に
固定される。つまり、防振装置20は、従来のエアコン
支持部材14と互換性があり、従来のエアコン支持部材
14に代えてそのエアコン支持部材14と全く同様に使
用されるのである。
【0011】防振装置20の構造は、図2〜図5に示さ
れている。この防振装置20は、前後の横材12,12
間に掛け渡される固定ビーム21と、その上方に隙間を
あけて重ねられたフローティングビーム22とを具備す
る。
【0012】固定ビーム21は従来のエアコン支持部材
と基本的に同じもので、開口部を上に向けたC型材から
なり、その各端部は横材12の上に載り、止め金具15
により固定される。止め金具15は、上端部の爪15a
を固定ビーム21に引っ掛け、下部の折り曲げ部15b
を横材12に掛けることにより、固定ビーム21の端部
を横材12上にワンタッチで固定する。
【0013】固定ビーム21の両端部内には、筒状の弾
性体23がその中心軸を縦方向(垂直方向)に向けて配
置されている。弾性体23は2重筒構造のゴム体23a
と、コイルバネ23bとを組み合わせたアイソータであ
る。コイルバネ23bは、ゴム体23aの外筒部内に埋
め込まれている。
【0014】ゴム体23aの外筒部は、固定ビーム21
の底面に設けた透孔21aの周囲に載り、透孔21aの
縁部を立ち上げて形成した環状の突起21bにより位置
決めされている。ゴム体23aの内筒部は、その上端部
が外筒部の上端部に連結することにより弾性体23の中
心部に位置決めされている。そして、ゴム体23aに環
状の座板24を載せ、ゴム体23aの内筒部内に上から
下へボルト25が差し通されている。ボルト25の下部
は固定ビーム21の下方に突出している。
【0015】一方、フローティングビーム22は、開口
スリットを上に向けたC型材であって、固定ビーム21
の上に重ねられている。その横幅は、フローティングビ
ーム22が降下したときにこれが固定ビーム21に被さ
るように、固定ビーム21の横幅より大きく設定されて
いる。フローティングビーム22の上面スリット22a
は、クッション30を取付けるために使用される。
【0016】フローティングビーム22の両端部下側に
は、その端部をボックス構造とするために、開口部を上
に向けた断面コ字形のブラケット26がスポット溶接に
より取付けられている。ブラケット26は、フローティ
ングビーム22の端部を補強する補強部材でもある。
【0017】ブラケット26内には固定ビーム21の端
部が挿通している。また、ブラケット26の底面に設け
た透孔内には、ゴム体23aの内筒部内に差し通された
ボルト25の下部が差し込まれている。そして、ブラケ
ット26の底面上に溶接されたナット28にボルト25
をねじ込むことにより、ブラケット26がボルト25に
連結されており、これにより、フローティングビーム2
2の端部はボルト25に吊り下げ支持されることにな
る。
【0018】なお、27はボルト25の下端部に装着さ
れたロックナット、29はブラケット26の底面上に貼
り付けた第2のゴム体である。このゴム体29はブラケ
ット26の上方向の動きを規制するストッパーである。
【0019】次に、本防止装置20の使用方法および機
能について説明する。
【0020】2本の防振装置20,20を従来のエアコ
ン支持部材と同様にエアコン据付け台10に取付ける。
取付けた防振装置20,20の上にクッション30を介
してエアコン40を取付ける。これにより、防振装置2
0のフローティングビーム22上にエアコン40が載
る。なお、クッション30はここでは絶縁部材として使
用されている。
【0021】フローティングビーム22上にエアコン4
0が載ると、固定ビーム21の両端部内に設けられたボ
ルト25,25が下方に引かれる。そうすると、弾性体
23のゴム体23a、特にコイルバネ23bが内蔵され
た外筒部が軸方向に圧縮する。つまり、フローティング
ビーム22は、固定ビーム21上に2個の弾性体23、
特にコイルバネ23bが内蔵されたゴム体23aの外筒
部を介して弾性支持されている。かくしてエアコン40
は、2本の防振装置20,20により、あたかも上下2
段の枠体の間に複数のアイソレータを介在させた防振台
上に支持されたかの如き状態となって、その振動が効果
的に軽減される。
【0022】また、ボルト25をねじ込むと、ゴム体2
3aの内筒部のみが軸方向に圧縮されてブラケット26
が上がるので、防振効果を低下させることなく、フロー
ティングビーム22の端部がレベルアップする。従っ
て、ボルト25のねじ込み量の調節により、防振効果に
影響を与えることなくフローティングビーム22の傾き
やレベルを調節することができる。
【0023】ゴム体23aの内筒部は、固定ビーム21
の透孔21a内でボルト25の水平方向の動きを規制す
る。
【0024】図6は本発明を実施した防振装置の他の例
を示す破断側面図である。本防振装置では、弾性体23
を構成するゴム体23aの外筒部の内側にコイルバネ2
3bが分離して設けられている。ゴム体23aの内筒部
も外筒部から分離して、固定ビーム21の透孔21a内
で水平方向の動作規制を行う。
【0025】なお、本発明にかかる防振装置は、上記例
では平地式のエアコン据付け台に使用されているが、他
の型式のエアコン据付け台にも使用することができる。
防振装置の取付け方法も上記例に限らず、ボルト等を用
いてもよい。弾性体の数は適宜変更することができる。
【0026】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明にかかるエ
アコン据付け台用防振装置は、エアコン支持部材として
エアコン据付け台に取付けられるビーム状の部材である
ので、上下2段の枠体の間に複数のアイソレータを介在
させた防振台と比べて小型軽量で安価であり、更には従
来のエアコン支持部材をこれに取り替えるだけで既存の
エアコン据付け台にも簡単に組み込むことができる。そ
して、その防振機能については上下2段の枠体の間に複
数の弾性体を介在させた防振台と変わらず、エアコン据
付け台の振動を効果的に軽減することができる。しか
も、防振効果に影響を与えることなくフローティングビ
ームの傾きやレベルを調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した防振装置の1例についてその
使用状態を示す斜視図である。
【図2】同防振装置の側面図である。
【図3】同防振装置の端部の側面図である。
【図4】同防振装置の端部の破断側面図である。
【図5】図3および図4のA−A線矢視図である。
【図6】本発明を実施した防振装置の他の例についてそ
の端部構造を示す破断側面図である。
【図7】従来の防振装置を使用したエアコン据付け台の
斜視図である。
【符号の説明】
10 エアコン据付け台 14 エアコン支持部材 15 止め金具 20 防振装置 21 固定ビーム 22 フローティングビーム 23 弾性体 23a ゴム体 23b コイルバネ 25 ボルト 26 ブラケット 28 ナット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアコンを載せて支持するエアコン支持
    部材としてエアコン据付け台に取付けられるビーム状の
    部材であって、該部材を上下2段式として、下段の部材
    をエアコン据付け台に固定される固定ビームとし、上段
    の部材を弾性体により固定ビーム上に弾性支持されるフ
    ローティングビームとしてこれにエアコンを載せて支持
    するエアコン据付け台用防振装置において、下段の固定
    ビームの長手方向複数位置に、中心孔を縦方向に向けた
    環状の弾性体を取付け、該弾性体の上方の端面に支持さ
    れて中心孔を貫通するボルトの下部に、ナットを用いて
    上段のフローティングビームを吊り下げ支持したことを
    特徴とするエアコン据付け台用防振装置。
  2. 【請求項2】 弾性体がコイルバネと防振ゴムを組み合
    わせたアイソレータであることを特徴とする請求項1に
    記載のエアコン据付け台用防振装置。
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