JPH08127907A - クリーンウェア - Google Patents
クリーンウェアInfo
- Publication number
- JPH08127907A JPH08127907A JP6291951A JP29195194A JPH08127907A JP H08127907 A JPH08127907 A JP H08127907A JP 6291951 A JP6291951 A JP 6291951A JP 29195194 A JP29195194 A JP 29195194A JP H08127907 A JPH08127907 A JP H08127907A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fastener
- clean
- air
- cleanwear
- clothing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 210000003423 ankle Anatomy 0.000 claims abstract description 4
- 238000011109 contamination Methods 0.000 abstract description 3
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 身体の前面に着脱用の開口部がなく、衣料内
環境から漏れ出る空気が製造物を汚染する恐れがない
上、一人での着脱が容易なクリーンウェアを得ようとす
る。 【構成】 クリーンウェア1の側面に着脱用のファスナ
ー2を設け、このファスナー部から漏出する空気を後方
に誘導するため、ファスナーの身体前方側に、身体の後
方へ伸びる比翼4を設け、ファスナー部を覆う。さら
に、ヘットフード5はその首回りの全周で縫着し、足首
部分をメッシュ3とする。
環境から漏れ出る空気が製造物を汚染する恐れがない
上、一人での着脱が容易なクリーンウェアを得ようとす
る。 【構成】 クリーンウェア1の側面に着脱用のファスナ
ー2を設け、このファスナー部から漏出する空気を後方
に誘導するため、ファスナーの身体前方側に、身体の後
方へ伸びる比翼4を設け、ファスナー部を覆う。さら
に、ヘットフード5はその首回りの全周で縫着し、足首
部分をメッシュ3とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衣料内環境から流出
するダストが製造物を汚染する恐れの少ないクリーンル
ーム用のウェアの改良に関する。
するダストが製造物を汚染する恐れの少ないクリーンル
ーム用のウェアの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】クリーンルームにおいて作業をする場合
は、最大のダストの発生源である人体から発散する微粒
子によりクリーンルームが汚染されるのを防止するた
め、クリーンウェアを着用しなければならない。この従
来のクリーンウェアは、人体を完全に比翼するため、気
密性の高い材料で作られた着衣の上下が一体に作成され
たいわゆるツナギ服とされている。そして、着脱のため
身体の前面を開口部とし、ここに開閉用のファスナーを
設けるのが通常であった。
は、最大のダストの発生源である人体から発散する微粒
子によりクリーンルームが汚染されるのを防止するた
め、クリーンウェアを着用しなければならない。この従
来のクリーンウェアは、人体を完全に比翼するため、気
密性の高い材料で作られた着衣の上下が一体に作成され
たいわゆるツナギ服とされている。そして、着脱のため
身体の前面を開口部とし、ここに開閉用のファスナーを
設けるのが通常であった。
【0003】ファスナー部は、完全に気密を保つことが
出来ないので、作業のために身体を動かせば、衣料内環
境の体積変化に伴って、衣料内の空気がファスナー部か
らクリーンルーム内に流出するのを防ぐことが出来な
い。この場合に、身体の前面に着脱用のファスナーがあ
ると、ファスナー部から漏出する衣料内環境の微粒子を
含む空気が直接に製造物にかかり、これを汚染する可能
性が高くなるという問題があった。さらに、フードは、
着脱用の開閉部分を避けて縫着する必要上、縫着部は首
の後側となり、身体の前面に開口部が生じてしまうのを
防ぐことが出来なかった。
出来ないので、作業のために身体を動かせば、衣料内環
境の体積変化に伴って、衣料内の空気がファスナー部か
らクリーンルーム内に流出するのを防ぐことが出来な
い。この場合に、身体の前面に着脱用のファスナーがあ
ると、ファスナー部から漏出する衣料内環境の微粒子を
含む空気が直接に製造物にかかり、これを汚染する可能
性が高くなるという問題があった。さらに、フードは、
着脱用の開閉部分を避けて縫着する必要上、縫着部は首
の後側となり、身体の前面に開口部が生じてしまうのを
防ぐことが出来なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、半導体装置の高
集積化が進み回路構成が微小になると、クリーンルーム
に対する要求はますます高度なものとなり、上記のよう
な欠点を含むクリーンウェアではこの要求に対応するこ
とが難しくなりつつある。また、その他の分野において
も、不純物による汚染を極限まで避けようとする要求が
生じてきている。このような要求に対応するためのクリ
ーンウェアとして、例えば身体の後側に着脱用のファス
ナーを設けることが考えられる。しかし、このような構
造のクリーンウェアでは、着脱時に一人でファスナーを
操作するのが困難となるという問題を生じることが明ら
かである。この発明は、身体の前面に着脱用の開口部が
なく、衣料内環境から漏れ出る空気が製造物を汚染する
恐れがないクリーンウェアを得ようとするものである。
集積化が進み回路構成が微小になると、クリーンルーム
に対する要求はますます高度なものとなり、上記のよう
な欠点を含むクリーンウェアではこの要求に対応するこ
とが難しくなりつつある。また、その他の分野において
も、不純物による汚染を極限まで避けようとする要求が
生じてきている。このような要求に対応するためのクリ
ーンウェアとして、例えば身体の後側に着脱用のファス
ナーを設けることが考えられる。しかし、このような構
造のクリーンウェアでは、着脱時に一人でファスナーを
操作するのが困難となるという問題を生じることが明ら
かである。この発明は、身体の前面に着脱用の開口部が
なく、衣料内環境から漏れ出る空気が製造物を汚染する
恐れがないクリーンウェアを得ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため、
この発明のクリーンウェアは、身体の側面、袖の肘あた
りから脇の下、さらに腰から脚にかけて、適当な長さに
着脱用のファスナーを設けたことを特徴とする。また、
ファスナー部から漏出する衣料内環境からの空気が、製
造物にかかるのを防止するため、ファスナーの身体前方
側に、身体の後方へ伸びる比翼を設け、ファスナー部を
覆うことが望ましい。
この発明のクリーンウェアは、身体の側面、袖の肘あた
りから脇の下、さらに腰から脚にかけて、適当な長さに
着脱用のファスナーを設けたことを特徴とする。また、
ファスナー部から漏出する衣料内環境からの空気が、製
造物にかかるのを防止するため、ファスナーの身体前方
側に、身体の後方へ伸びる比翼を設け、ファスナー部を
覆うことが望ましい。
【0006】さらに、着脱部を身体の側面とすると、ヘ
ットフードはその首回りの全周で縫着することが可能と
なり、この部分からの衣料内環境の空気の漏れを防ぐこ
とが出来る。身体の運動によって衣料内環境の気圧は必
然的に変動し、クリーンウェアからの空気の流出を防止
することは出来ないので、この空気の流出を床面に導
き、ファスナー部からの漏出を防止するため、足首部分
をメッシュとすることが望ましい。
ットフードはその首回りの全周で縫着することが可能と
なり、この部分からの衣料内環境の空気の漏れを防ぐこ
とが出来る。身体の運動によって衣料内環境の気圧は必
然的に変動し、クリーンウェアからの空気の流出を防止
することは出来ないので、この空気の流出を床面に導
き、ファスナー部からの漏出を防止するため、足首部分
をメッシュとすることが望ましい。
【0007】
【実施例】以下この発明のクリーンウェアを実施例によ
って詳細に説明する。図1に示すように、気密性の高い
布で縫製されたクリーンウェア1は、その袖の肘部から
脇の下、さらに脚部にかけてが開口部とされ、ここに着
脱用のファスナー2が設けられている。作業に伴う運動
によって、クリーンウェアからの空気の漏れ出しが必然
的に生じるので、足首部分3をメッシュとし、ここから
衣料内からの空気を導き出すのが良い。ここからの空気
の流出抵抗が小さければ、衣料内の空気圧の変化を小さ
く抑えることが可能となり、ファスナー部からの空気の
漏れ出しを小さくすることが出来る。また、このメッシ
ュ部3からクリーンルーム内に吹き出す微粒子は、床に
設けられたクリーンルーム内の空気吸い出し口から排出
され、クリーンルーム内を汚染する恐れは小さい。
って詳細に説明する。図1に示すように、気密性の高い
布で縫製されたクリーンウェア1は、その袖の肘部から
脇の下、さらに脚部にかけてが開口部とされ、ここに着
脱用のファスナー2が設けられている。作業に伴う運動
によって、クリーンウェアからの空気の漏れ出しが必然
的に生じるので、足首部分3をメッシュとし、ここから
衣料内からの空気を導き出すのが良い。ここからの空気
の流出抵抗が小さければ、衣料内の空気圧の変化を小さ
く抑えることが可能となり、ファスナー部からの空気の
漏れ出しを小さくすることが出来る。また、このメッシ
ュ部3からクリーンルーム内に吹き出す微粒子は、床に
設けられたクリーンルーム内の空気吸い出し口から排出
され、クリーンルーム内を汚染する恐れは小さい。
【0008】さらに、ファスナー部2からの空気の漏れ
を完全に防止することは難しいが、図4に部分断面図を
示すように、ファスナーの身体前面側から、後方に向か
って伸びるかバー4を設けるのが良い。これによって、
ファスナー部2からの空気は、身体の後方に誘導され、
漏出する衣料内環境の空気が、直接に製造物にかかるの
を防止することが出来る。さらにまた、フード5はその
首回りの全周6でウェアに縫着し、首回りからの空気の
漏れを完全に防止することが出来る。
を完全に防止することは難しいが、図4に部分断面図を
示すように、ファスナーの身体前面側から、後方に向か
って伸びるかバー4を設けるのが良い。これによって、
ファスナー部2からの空気は、身体の後方に誘導され、
漏出する衣料内環境の空気が、直接に製造物にかかるの
を防止することが出来る。さらにまた、フード5はその
首回りの全周6でウェアに縫着し、首回りからの空気の
漏れを完全に防止することが出来る。
【0009】
【発明の効果】この発明のクリーンウェアは、上記の構
成によって、ファスナー部からの衣料内環境の汚染され
た空気の漏れ出しを小さくすることが出来ると共に、た
とえ漏れ出しても、その汚染された空気が直接に製造物
にかかることを防止することが出来る。その上、その漏
れ出した空気を身体の後へ誘導することによって、製造
物の汚染の可能性をさらに小さいものとしている。そし
て、着脱を容易にすると共に、フード部からの汚染空気
を完全に遮断し、近年の高度化する要求に充分に対応で
きるクリーンウェアを得ることが出来たものである。
成によって、ファスナー部からの衣料内環境の汚染され
た空気の漏れ出しを小さくすることが出来ると共に、た
とえ漏れ出しても、その汚染された空気が直接に製造物
にかかることを防止することが出来る。その上、その漏
れ出した空気を身体の後へ誘導することによって、製造
物の汚染の可能性をさらに小さいものとしている。そし
て、着脱を容易にすると共に、フード部からの汚染空気
を完全に遮断し、近年の高度化する要求に充分に対応で
きるクリーンウェアを得ることが出来たものである。
【図1】この発明のクリーンウェアの全体像を示す着用
状態の正面図である。
状態の正面図である。
【図2】ファスナー部を示す側面図である。
【図3】ファスナー部の部分断面図である。
1 クリーンウェア 2 ファスナー 3
メッシュ部 4 比翼 5 フード 6
フード縫着部
メッシュ部 4 比翼 5 フード 6
フード縫着部
Claims (4)
- 【請求項1】 身体の側面に着脱用のファスナーを設け
たことを特徴とするクリーンウェア - 【請求項2】 ファスナーの身体前方側に、身体の後方
へ伸びる比翼を設けたことを特徴とする請求項1のクリ
ーンウェア - 【請求項3】 ヘットフードがその首回りの全周で縫着
されていることを特徴とする請求項1あるいは2のクリ
ーンウェア - 【請求項4】 足首部分がメッシュとなっていることを
特徴とする請求項1あるいは3のクリーンウェア
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6291951A JPH08127907A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | クリーンウェア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6291951A JPH08127907A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | クリーンウェア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08127907A true JPH08127907A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17775578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6291951A Pending JPH08127907A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | クリーンウェア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08127907A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101926520A (zh) * | 2010-09-08 | 2010-12-29 | 无锡轩帝尼服饰有限公司 | 具有无痕脱卸帽的防寒服外套 |
JP2011184804A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-22 | Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute | 防護服 |
CN103222692A (zh) * | 2013-04-24 | 2013-07-31 | 上海嘉柏服装科技有限公司 | 一种洁净服套装的包装及叠放方法 |
-
1994
- 1994-11-02 JP JP6291951A patent/JPH08127907A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011184804A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-22 | Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute | 防護服 |
CN101926520A (zh) * | 2010-09-08 | 2010-12-29 | 无锡轩帝尼服饰有限公司 | 具有无痕脱卸帽的防寒服外套 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050412 |