JPH08127774A - 天然抗酸化剤及びその製造方法 - Google Patents
天然抗酸化剤及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH08127774A JPH08127774A JP26887294A JP26887294A JPH08127774A JP H08127774 A JPH08127774 A JP H08127774A JP 26887294 A JP26887294 A JP 26887294A JP 26887294 A JP26887294 A JP 26887294A JP H08127774 A JPH08127774 A JP H08127774A
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- JP
- Japan
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- extract
- beans
- natural antioxidant
- vegetables
- vegetable
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- Pending
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は海藻類、野菜類及び豆類から有効
で、かつ使用上の問題点のない天然抗酸化剤を得ること
を目的としたものである。 【構成】 海藻類の抽出物野菜類の抽出物及び豆類の抽
出物を混合したことを特徴とする天然抗酸化剤。海藻
類、野菜類及び豆類を夫々熱水により抽出し、該抽出物
を精製、濃縮・乾固した後混合することを特徴とした天
然抗酸化剤の製造方法。
で、かつ使用上の問題点のない天然抗酸化剤を得ること
を目的としたものである。 【構成】 海藻類の抽出物野菜類の抽出物及び豆類の抽
出物を混合したことを特徴とする天然抗酸化剤。海藻
類、野菜類及び豆類を夫々熱水により抽出し、該抽出物
を精製、濃縮・乾固した後混合することを特徴とした天
然抗酸化剤の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、海藻類、野菜類及び
豆類に含まれた抗酸化物を夫々抽出し、該抽出物を混合
して安定かつ高い抗酸化性を有する物を得ることを目的
とした天然抗酸化剤及びその製造方法に関するものであ
る。
豆類に含まれた抗酸化物を夫々抽出し、該抽出物を混合
して安定かつ高い抗酸化性を有する物を得ることを目的
とした天然抗酸化剤及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来知られている天然抗酸化剤は、抗酸
化成分を含む天然物(例えば香辛料、緑茶、ハーブな
ど)から有効成分を抽出し、これに安定剤、賦形剤を混
合して、粉粒状、錠剤状又は液体状の形態で作られてい
た。
化成分を含む天然物(例えば香辛料、緑茶、ハーブな
ど)から有効成分を抽出し、これに安定剤、賦形剤を混
合して、粉粒状、錠剤状又は液体状の形態で作られてい
た。
【0003】
【発明により解決すべき課題】前記従来の天然抗酸化剤
は、風味の特性が強く、食品などへ利用する場合には、
添加量及び適性範囲が限定される問題点があった。また
現在食品添加用として利用できるBHA(ブチルヒドロ
キシアニソール)、BHT(ジブチルヒドロキシトルエ
ン)を多量に使用した場合には安全性の問題点が指摘さ
れ、ビタミンC、Eについても過剰摂取が問題視されて
いる。また従来海藻類、野菜類及び豆類に含まれる抗酸
化性については利用されていなかった。当然のこと乍ら
前記各天然物の抗酸化成分の混合使用については全然考
慮されていなかった。
は、風味の特性が強く、食品などへ利用する場合には、
添加量及び適性範囲が限定される問題点があった。また
現在食品添加用として利用できるBHA(ブチルヒドロ
キシアニソール)、BHT(ジブチルヒドロキシトルエ
ン)を多量に使用した場合には安全性の問題点が指摘さ
れ、ビタミンC、Eについても過剰摂取が問題視されて
いる。また従来海藻類、野菜類及び豆類に含まれる抗酸
化性については利用されていなかった。当然のこと乍ら
前記各天然物の抗酸化成分の混合使用については全然考
慮されていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は天然物として
海藻類、野菜類及び豆類を選定し、これ等天然物に含有
する抗酸化性成分を抽出して、精製・濃縮することによ
り、前記従来の抗酸化剤の問題点を悉く改善することに
成功したのである。
海藻類、野菜類及び豆類を選定し、これ等天然物に含有
する抗酸化性成分を抽出して、精製・濃縮することによ
り、前記従来の抗酸化剤の問題点を悉く改善することに
成功したのである。
【0005】即ち物の発明は海藻類の抽出物野菜類の抽
出物及び豆類の抽出物を混合したことを特徴とする天然
抗酸化剤である。また海藻類の抽出物1に対し、野菜類
の抽出物1〜2、豆類の抽出物0.5〜2としたもので
あり、海藻類は、褐藻類、紅藻類とし、野菜類は根葉
類、蔬菜類、いも類とし、豆類は大豆、えんどう、いん
げん、あずき、そら豆としたものである。
出物及び豆類の抽出物を混合したことを特徴とする天然
抗酸化剤である。また海藻類の抽出物1に対し、野菜類
の抽出物1〜2、豆類の抽出物0.5〜2としたもので
あり、海藻類は、褐藻類、紅藻類とし、野菜類は根葉
類、蔬菜類、いも類とし、豆類は大豆、えんどう、いん
げん、あずき、そら豆としたものである。
【0006】次に方法の発明は海藻類、野菜類及び豆類
を夫々熱水により抽出し、該抽出物を精製、濃縮・乾固
した後混合することを特徴とした天然抗酸化剤の製造方
法である。更に他の発明は海藻類、野菜類及び豆類を夫
々熱水により抽出し、該抽出物を精製、濃縮したものを
所定の割合で混合し、これを脱水して粉末化し、又は粉
末化したものを顆粒もしくは錠剤に成形することを特徴
とした天然抗酸化剤の製造方法である。
を夫々熱水により抽出し、該抽出物を精製、濃縮・乾固
した後混合することを特徴とした天然抗酸化剤の製造方
法である。更に他の発明は海藻類、野菜類及び豆類を夫
々熱水により抽出し、該抽出物を精製、濃縮したものを
所定の割合で混合し、これを脱水して粉末化し、又は粉
末化したものを顆粒もしくは錠剤に成形することを特徴
とした天然抗酸化剤の製造方法である。
【0007】前記発明によれば、抗酸化剤は液状、粉粒
状又は錠剤状その他の成形物とされ、使途に応じて、壜
詰、箱詰、袋詰などに包装されて製品となる。
状又は錠剤状その他の成形物とされ、使途に応じて、壜
詰、箱詰、袋詰などに包装されて製品となる。
【0008】前記抗酸化剤は、単一抽出物より三種混合
の方が有効であり好ましいが、二種混合であっても相当
の効果が期待できる。二種混合の場合には、海藻類抽出
物に野菜類抽出物又は豆類抽出物を混合することが好ま
しい。
の方が有効であり好ましいが、二種混合であっても相当
の効果が期待できる。二種混合の場合には、海藻類抽出
物に野菜類抽出物又は豆類抽出物を混合することが好ま
しい。
【0009】また使途によっては、安定性のよい緑茶の
抽出物を添加して、効果を向上させることもできる。
抽出物を添加して、効果を向上させることもできる。
【0010】この発明の実施例としては海藻類抽出物を
基本とし、これに野菜類抽出物及び豆類抽出物を混合し
たが、その割合については、弾力的に変更使用しても、
相当の効果(大差の大い効果)を期待することができ
る。
基本とし、これに野菜類抽出物及び豆類抽出物を混合し
たが、その割合については、弾力的に変更使用しても、
相当の効果(大差の大い効果)を期待することができ
る。
【0011】この発明において、三種の抽出物を混合し
たのは、各単一抽出物より抗酸化性が優れているからで
ある。即ち三種混合の場合には表1のような結果であ
る。
たのは、各単一抽出物より抗酸化性が優れているからで
ある。即ち三種混合の場合には表1のような結果であ
る。
【0012】
【表1】
【0013】これに対し、単一の場合には、表2の結果
となっている。
となっている。
【0014】
【表2】
【0015】
【実施例】道南がも昆布1kgを水洗後、1cm角に細切
し、これに20kgの水を加え90℃で1時間煮た後、3
2メッシュのふるいで濾過し、固形物を除去する。つい
で濾液をロータリーエバポレーターにより、40℃でブ
リックス30まで濃縮し、この濃縮液を遠心濃縮機にか
け、40℃で真空中で乾固し粉末60gを得た(水分1
0%)。
し、これに20kgの水を加え90℃で1時間煮た後、3
2メッシュのふるいで濾過し、固形物を除去する。つい
で濾液をロータリーエバポレーターにより、40℃でブ
リックス30まで濃縮し、この濃縮液を遠心濃縮機にか
け、40℃で真空中で乾固し粉末60gを得た(水分1
0%)。
【0016】一方ピーマン1kgを水洗後10kgの水を加
えて、加熱抽出し前記と同様に濾過濃縮し、乾固し粉末
95gを得た(水分10%)。
えて、加熱抽出し前記と同様に濾過濃縮し、乾固し粉末
95gを得た(水分10%)。
【0017】また紫花芸豆1kgを水洗後粉砕し、20メ
ッシュのふるいにかけた後、10kgの水を加えて加熱抽
出し、前記海藻の場合と同様の濾過濃縮し、乾固し粉末
165gを得た。
ッシュのふるいにかけた後、10kgの水を加えて加熱抽
出し、前記海藻の場合と同様の濾過濃縮し、乾固し粉末
165gを得た。
【0018】前記乾固により得た粉末を混合し、海藻
類、野菜類及び豆類を1:2:1に混合したこの発明の
天然抗酸化剤を得た。
類、野菜類及び豆類を1:2:1に混合したこの発明の
天然抗酸化剤を得た。
【0019】前記実施例における各材料及び混合比を変
えて1〜6回の各実施例について実験した所、前記表1
の結果を得た。
えて1〜6回の各実施例について実験した所、前記表1
の結果を得た。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、海藻類、野菜類及び
豆類の抽出物を精製・濃縮・乾固しこれを混合したの
で、高い抗酸化性を有する天然抗酸化剤とする効果があ
る。
豆類の抽出物を精製・濃縮・乾固しこれを混合したの
で、高い抗酸化性を有する天然抗酸化剤とする効果があ
る。
【0021】またこの発明の方法によれば、従来知られ
ている熱水抽出以下の手段により高い抗酸化性を有する
製品を容易に多量生産し得る効果がある。
ている熱水抽出以下の手段により高い抗酸化性を有する
製品を容易に多量生産し得る効果がある。
Claims (5)
- 【請求項1】 海藻類の抽出物野菜類の抽出物及び豆類
の抽出物を混合したことを特徴とする天然抗酸化剤。 - 【請求項2】 海藻類の抽出物1に対し、野菜類の抽出
物1〜2、豆類の抽出物0.5〜2としたことを特徴と
する請求項1記載の天然抗酸化剤。 - 【請求項3】 海藻類は、褐藻類、紅藻類とし、野菜類
は根葉類、蔬菜類、いも類とし、豆類は大豆、えんど
う、いんげん、あずき、そら豆としたことを特徴とする
請求項1又は2記載の天然抗酸化剤。 - 【請求項4】 海藻類、野菜類及び豆類を夫々熱水によ
り抽出し、該抽出物を精製、濃縮・乾固した後混合する
ことを特徴とした天然抗酸化剤の製造方法。 - 【請求項5】 海藻類、野菜類及び豆類を夫々熱水によ
り抽出し、該抽出物を精製、濃縮したものを所定の割合
で混合し、これを脱水して粉末化し、又は粉末化したも
のを顆粒もしくは錠剤に成形することを特徴とした天然
抗酸化剤の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26887294A JPH08127774A (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 天然抗酸化剤及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26887294A JPH08127774A (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 天然抗酸化剤及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08127774A true JPH08127774A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17464437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26887294A Pending JPH08127774A (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 天然抗酸化剤及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08127774A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004009731A1 (ja) * | 2002-07-23 | 2004-01-29 | Fuji Oil Company, Limited | 抗酸化剤及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-11-01 JP JP26887294A patent/JPH08127774A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004009731A1 (ja) * | 2002-07-23 | 2004-01-29 | Fuji Oil Company, Limited | 抗酸化剤及びその製造方法 |
CN100347268C (zh) * | 2002-07-23 | 2007-11-07 | 不二制油株式会社 | 抗氧化剂及其制备方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040224 |