JPH08126749A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH08126749A
JPH08126749A JP6293841A JP29384194A JPH08126749A JP H08126749 A JPH08126749 A JP H08126749A JP 6293841 A JP6293841 A JP 6293841A JP 29384194 A JP29384194 A JP 29384194A JP H08126749 A JPH08126749 A JP H08126749A
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JP6293841A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08126749A publication Critical patent/JPH08126749A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1図柄の表示領域が表示画面に規制されるこ
となく、表示画面上での図柄変動を強調し得る可変表示
装置を備えた弾球遊技機を提供することにある。 【構成】 各図柄表示部33a〜33cを、それぞれ高
さ幅L1と横幅L2(=L1)との円形表示領域にて形
成すると共に、図柄表示部33a〜33cを非直線型て
ある谷型に配列表示する。 【効果】 このため、各図柄表示部33a〜33cは、
個々に1図柄表示領域となり、且つその高さ幅L1及び
横幅L2が表示画面の横幅の1/3以内に規制されない
ので、1図柄の表示面積が従来のものに比べて拡大で
き、ひいては表示画面上での図柄変動が強調できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の識別情報を複数
列の可変表示部にて可変表示すると共に、これら複数列
の可変表示部の表示結果が予め定めた組合せとなったと
きに特定の遊技価値を付与し得る可変表示装置を備えた
弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、弾球遊技機としてのパチ
ンコ遊技機に設けられる可変表示装置は、複数列の可変
表示部で識別情報(図柄)を可変表示するようになって
いた。そして、始動入賞口への打玉の入賞に伴って各可
変表示部の変動を許容し、各可変表示部に停止表示され
る図柄の組合せが予め定めた組合せ結果となったときに
特定遊技状態あるいは権利発生状態等の特定の遊技価値
を付与するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
可変表示装置では、表示画面全体を左・中・右に均等に
3分割して各可変表示部を形成することで、左・中・右
の各停止図柄を横方向の直線型に配列表示していた。こ
のため、1図柄の表示領域は、その横幅が表示画面の横
幅の1/3以内と規制されてしまい、結果として1図柄
の表示面積が規制されるという問題を有していた。本発
明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、1図柄の表示領域が表示画面に規制さ
れることなく、表示画面上での図柄変動を強調し得る可
変表示装置を備えた弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、複数の識別情報を複数列の
可変表示部にて可変表示すると共に、これら複数列の可
変表示部の表示結果が予め定めた組合せとなったときに
特定の遊技価値を付与し得る可変表示装置を備えた弾球
遊技機において、前記可変表示装置は、前記複数列の可
変表示部を非直線型に配列表示することを特徴とするも
のである。
【0005】また、前記可変表示装置は、リーチ時、前
記複数列の可変表示部のうち既に停止表示された可変表
示部を消去あるいは縮小して表示することにより、リー
チ時における可変表示部の変動を強調することができる
点で有利である。
【0006】また、前記可変表示装置は、リーチ時、前
記複数列の可変表示部のうち少なくとも1つの可変表示
部を移動して表示することにより、リーチ時における可
変表示部の変動を強調することができる点で有利であ
る。
【0007】また、前記可変表示装置は、前記可変表示
装置は、前記複数列の可変表示部以外の表示領域をキャ
ラクタ表示部としてキャラクタの表示を行うことによ
り、表示画像を彩ることができる点で有利である。
【0008】
【作用】可変表示装置は、複数列の可変表示部を非直線
型に配列表示することで、1図柄の表示領域の横幅が表
示画面の横幅に規制されることなく、1図柄の表示面積
が従来のものに比べて拡大でき、ひいては表示画面上で
の図柄変動を強調することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。先ず、図1を参照して実施例に係る弾球遊
技機(図示ではパチンコ遊技機)の遊技盤1の構成につ
いて説明する。図1は、遊技盤1を示す正面図である。
図1において、遊技盤1の表面には、発射された打玉を
誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植立され、該
誘導レール2で区画された領域が遊技領域3を構成して
いる。遊技領域3のほぼ中央には、後述する各特別図柄
表示部(可変表示部)33a〜33cでの識別情報(以
下、特別図柄という)の可変表示(以下、変動ともい
う)を可能にする可変表示装置30が配置されている。
なお、可変表示装置30の詳細な構成については後に詳
述するものである。
【0010】可変表示装置30の下方には、特別図柄の
変動を許容する始動機能を有する普通可変入賞球装置4
が配置されている。この普通可変入賞球装置4は、ソレ
ノイド5によって垂直(通常入賞口)位置と傾動(拡大
入賞口)位置との間で可動制御される一対の可動翼片6
a・6bを有して構成され、その下流部には入賞した打
玉を検出する始動玉検出器7が設けられている。なお、
普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動
は、所定回数(本実施例では、4回)記憶され、その旨
が後述の特別図柄記憶表示LED36a〜36dによっ
て表示されるようになっている。
【0011】また、可変表示装置30の左側方には、玉
通過口8が配置されており、該玉通過口8の内部に設け
られた通過玉検出器9が通過玉を検出することで、後述
する普通図柄表示器34に表示される普通図柄の変動を
許容するようになっている。なお、普通図柄表示器34
は、普通図柄が当り図柄となったときに、普通可変入賞
球装置4の可動翼片6a・6bを所定時間が経過するま
で開放制御するものであるが、後述する確率変動が生じ
たときには、開放時間が長くなるように設定されてい
る。また、普通図柄の変動は、所定回数(本実施例で
は、4回)記憶され、その旨が普通可変入賞球装置4に
設けられた普通図柄記憶表示LED10a〜10dによ
って表示されるようになっている。
【0012】遊技領域3の下方部位には、ソレノイド1
2によって開閉制御される開閉板13を有する特別可変
入賞球装置11が配置されている。この特別可変入賞球
装置11の内部は、左右2つに区画され、そのうちの左
側が特定領域とされ、右側が通常領域とされる。特定領
域には、入賞玉の検出により特定遊技状態を発生し得る
特定玉検出器14が設けられている。また、開放中の開
閉板13に受け入れられた入賞玉を検出するために入賞
玉検出器15も設けられている。なお、特別可変入賞球
装置11の内部には、特定遊技状態の発生に伴う開閉板
13の開閉サイクル数を表示する7セグメントタイプの
回数表示器16と、入賞玉検出器15によって検出され
た入賞玉数に応じて順次点灯するLEDタイプの個数表
示器17と、が設けられている。また、特別可変入賞球
装置11の左右の両側方には、それぞれ入賞口18及び
各アタッカーランプ19・20が設けられている。
【0013】しかして、上記のように構成される特別可
変入賞球装置11は、以下のように作動する。即ち、打
玉が普通可変入賞球装置4に入賞して始動玉検出器7を
ONさせると、可変表示装置30が変動を開始し、一定
時間が経過すると、例えば右・左・中の順で特別図柄が
確定され、その確定された図柄の組み合せが所定の大当
り組合せ(同一図柄のゾロ目)となったときに特定遊技
状態(大当り遊技状態ともいう)となる。そして、この
特定遊技状態においては、特別可変入賞球装置11の開
閉板13が所定期間(例えば、29秒)あるいは所定個
数(例えば、10個)の入賞玉が発生するまで開放する
(開放サイクル)ように設定され、その開放している間
遊技盤1の表面を落下する打玉を受け止めるようになっ
ている。そして、受け止められた打玉が特定領域に入賞
して特定玉検出器14をONすると、再度上記した開放
サイクルを繰り返し、特定領域に入賞玉が入賞する毎に
継続権が成立して開放サイクルを最高16回繰り返すこ
とができるようになっている。
【0014】また、遊技領域3を含む遊技盤1の表面に
は、上記した構成以外にも、風車ランプ21aを内蔵し
た風車21、袖ランプ22aを内蔵した入賞口22、飾
りLED23a(以下、飾りLED−Bという)を内蔵
した入賞口23、サイドランプ24aを内蔵したサイド
ランプ飾り24、アウト口25、バック玉防止部材2
6、枠ランプ27、等が設けられている。また、パチン
コ遊技機には、特定遊技状態時あるいは変動時に点灯又
は点滅してその旨を報知する図示しない遊技効果ランプ
28及びスピーカ29が設けられている(共に符号のみ
図2参照)。
【0015】次に、本実施例の要部を構成する可変表示
装置30の構成について説明する。可変表示装置30
は、前記遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板31
を有し、該取付基板31には、長方形状の窓枠部32が
形成されている。そして、この窓枠部32の後方には、
左・中・右の各特別図柄表示部33a〜33cを有する
LCD表示器33が臨設されている。また、取付基板3
1には、窓枠部32の上方に前述した普通図柄表示器3
4が設けられ、該普通図柄表示器34の左右側方には、
飾りLED35(以下、飾りLED−Cという)が設け
られている。一方、窓枠部32の下方には、前述した特
別図柄記憶表示LED36a〜36dと、飾りLED3
7(以下、飾りLED−Aという)と、が設けられてい
る。なお、可変表示装置30には、前記LCD表示器3
3の表示駆動を制御するLCD制御基板38も設けられ
ている(図2参照)。
【0016】ところで、上記普通図柄表示器34につい
てより詳細に説明すると、表示される普通図柄は、図3
に示すように、「0〜9・A・J・P・H・L・−」の
16種類であり、1図柄の表示時間を0.064秒とし
た1周期(1.024秒)で変動表示される。また、こ
れらの普通図柄に対しては、図4に示すように、0.0
02秒毎に1ずつ加算される当り決定用のランダム6
(3〜12)と、0.002秒毎に1ずつ加算され且つ
割り込み処理余り時間に1ずつ加算される普通図柄表示
用のランダム7(0〜15)と、が設けられている。ラ
ンダム7(0〜15)の各ランダム数は、図5に示すよ
うに、「0〜9・A・J・P・H・L・−」の各普通図
柄に対応して設けられている。また、ランダム6(3〜
12)からのランダム数の抽出において、図6に示すよ
うに、「3」の値が抽出されて当りと判定されると、普
通図柄表示器34にランダム7データの「3・5・7」
に対応する「3・5・7」のいずれかの当り図柄を表示
して普通可変入賞球装置4を所定時間開放(入賞口の拡
大)する。一方、ランダム6で「3」以外の値が抽出さ
れて外れと判定されると、ランダム7データの「3・5
・7」以外の値を使用し、この値に対応する外れ図柄を
普通図柄表示器34に表示する。また、ランダム6で外
れと判定されたにも関わらずランダム7で抽出された値
が、偶然にも当り図柄となる場合には、次の外れ図柄を
選択してこれを普通図柄表示器34に表示するものであ
る。なお、上記ランダム6からの抽出データの判定は、
大当り確率が通常時の場合であり、高確率時には、ラン
ダム6から抽出された値が「3〜11」のうち何れかの
値で当りと判定する一方、それ以外の「12」の値で外
れと判定するようになっている。
【0017】次に、上記した普通図柄表示器34での普
通図柄の変動動作を図7乃至図9のタイムチャートに基
づいて説明する。先ず、図7において、通過玉検出器9
(図7中には、普通図柄用ゲートの通過と記載)がON
すると、これと同時にランダム6の抽出及び格納が行わ
れる。その後、通過玉検出器9のONから所定時間
(0.002秒)が経過すると、格納したランダム6の
読み出し及び判定を行うと共にランダム7の抽出を行
い、同時に普通図柄の変動を開始する。そして、通過玉
検出器9のONから所定時間(25.000秒+0〜
0.960秒)後に変動を停止する。なお、高確率時に
は、普通図柄の変動時間は、7.000秒+0〜0.9
60秒となる。そして、通常確率時において停止表示さ
れる普通図柄が当り図柄のときには、図8に示すよう
に、普通図柄が停止してから所定時間(0.002秒)
後に普通可変入賞球装置4を0.500秒間開放する。
その後、通過玉検出器9への通過記憶がある場合には、
普通可変入賞球装置4の閉鎖から0.002秒後に、格
納したランダム6の読み出し及び判定を行うと共に、ラ
ンダム7の抽出を行い、これと同時に再度普通図柄の変
動を開始する。一方、高確率時において停止表示される
普通図柄が当り図柄のときには、図9に示すように、普
通図柄が停止してから所定時間(0.002秒)すると
普通可変入賞球装置4を2.800秒間開放し、7.0
00秒のインターバルを置いた後に再度2.800秒間
開放する。その後、通過玉検出器9への通過記憶がある
場合には、普通可変入賞球装置4の閉鎖から0.002
秒後に、格納したランダム6の読み出し及び判定を行う
と共に、ランダム7の抽出を行い、これと同時に再度普
通図柄の変動を開始する。
【0018】また、上記のような高確率への確率変動
は、図10に示すように、可変表示装置30(図10中
には、条件装置と記載)の特別図柄表示部33a〜33
cに後述する「3・3・3」「5・5・5」あるいは
「7・7・7」のうち何れかの確変図柄(且つ、大当り
図柄)で停止表示されることを条件に行われ、その後、
「3・3・3」「5・5・5」「7・7・7」以外の大
当り図柄で停止表示されるまで継続される。なお、この
確率変動は、確変図柄での特定遊技状態発生の終了を契
機に高確率に変動させた後、確変図柄以外での特定遊技
状態の発生を契機に通常時の確率に戻す。また、このよ
うな確率変動は、普通図柄に限らず特別図柄でも同様に
(後述する)行ってもよい。なお、確率変動の所定条件
としては、「3・3・3」等の確変図柄(且つ、大当り
図柄)の停止表示に限定するものではない。例えば、大
当り図柄が停止表示された場合、大当り図柄が所定回抽
選された場合、大当り図柄以外の所定の図柄が停止表示
された場合、確変決定乱数を設けて所定の乱数が抽出さ
れた場合、所定の入賞口あるいは通過口で打玉を検出し
た場合、前記始動玉検出器7で打玉を所定回数検出した
場合、可変表示装置30で所定回数リーチ表示を行った
場合、特定遊技状態を所定回数発生した場合、パチンコ
遊技機1の差数出玉率が所定値となった場合、あるいは
パチンコ遊技機での遊技時間が所定時間となった場合、
のうち何れか少なくとも1つ以上を成立条件としても良
い。
【0019】次に、前記LCD表示器33の左・中・右
の各特別図柄表示部33a〜33cに表示される特別図
柄を、図11に基づいて以下に説明する。左・中・右の
各図柄は、それぞれ「1〜9・V・J」の11種類から
構成されており、これらの各図柄には、後述するランダ
ム3・4・5(図12参照)の各ランダム数が対応して
設けられている。なお、1図柄の高さ方向における構成
ドット数は80からなるため、各図柄列の全長は、88
0ドットにて構成されることとなる。また、大当り図柄
の組合せは、左・中・右の各図柄が同一図柄にて揃った
組合せであり、この組合せは、後述する中図柄表示用の
ランダム4(図12参照)のランダム数に基づいて決定
されるようになっている。
【0020】以上、可変表示装置30を含むパチンコ遊
技機の遊技盤1の構成について説明してきたが、それら
の遊技装置は、図2に示す遊技制御回路によって制御さ
れる。図2は、遊技制御回路をブロック構成で示す回路
図であり、MPU、ROM、RAM、入出力回路を含む
基本回路40によって制御されている。しかして、基本
回路40は、スイッチ入力回路41を介して始動玉検出
器7、通過玉検出器9、特定玉検出器14、及び入賞玉
検出器15からの検出信号が入力され、アドレスデコー
ド回路42から基本回路40及びスイッチ入力回路41
にチップセレクト信号が与えられる。また、電源投入時
に初期リセット回路43から基本回路40にリセット信
号が与えられ、クロック用リセットパルス発生回路44
から基本回路40にクロック用リセット信号が与えられ
る。
【0021】一方、基本回路40からは、以下の装置及
び回路に制御信号が与えられる。即ち、7セグLED・
LEDランプ回路45を介して普通図柄表示器34、回
数表示器16、特別図柄記憶表示LED36a〜36
d、個数表示器17、普通図柄記憶表示LED10a〜
10d、及び飾りLED−A〜Cに制御信号が与えら
れ、ランプ・ソレノイド・情報出力回路46を介してソ
レノイド5・12、及びアタッカーランプ19・20、
風車ランプ21a、袖ランプ22a、サイドランプ24
a、枠ランプ27、及び遊技効果ランプ28に制御信号
が与えられ、LCD制御回路47を介して前記LCD表
示器33のLCD制御基板38に表示制御信号が与えら
れる。なお、上記ランプ・ソレノイド・情報出力回路4
6からは、確率変動情報、大当り情報、有効始動情報等
の情報が外部に出力され、LCD制御回路47からは、
LCD制御基板38を介してスピーカ29に音信号が与
えられる。また、上記した装置や回路には、電源回路4
8から各種の電圧を有する電力が供給されている。
【0022】以上、説明した遊技制御回路によって奏さ
れる可変表示装置30の具体的な動作の一例を図12乃
至図28に示すタイムチャート及び説明図等を参照して
説明する。先ず、可変表示装置30の変動動作に用いら
れるランダム数について説明する。可変表示装置30で
は、図12に示すような5種類のランダム数が使用され
ており、これらのランダム数は、大当り決定用のランダ
ム1(0〜132)と、リーチ種別決定用のランダム2
(0〜29)と、左図柄表示用のランダム3(0〜1
0)と、中図柄表示用のランダム4(0〜10)と、右
図柄表示用のランダム5(0〜10)と、から構成され
ている。ランダム1は、0.002秒毎に1ずつ加算さ
れて変動するランダム数である。ランダム2・3は、そ
れぞれ0.002秒毎に1ずつ加算され且つ割り込み処
理の余り時間に1ずつ加算されて変動するランダム数で
ある。ランダム4は、ランダム3の桁上げのときに1ず
つ加算されるランダム数である。ランダム5は、ランダ
ム4の桁上げのときに1ずつ加算されるランダム数であ
る。
【0023】そして、図13に示すように、ランダム1
から抽出された値が「7」のときは、大当りと判定して
ランダム4での抽出値に基づく図柄を大当り図柄として
可変表示装置30の各特別図柄表示部33a〜33cに
表示する。一方、ランダム1から抽出された値が「7」
以外のときは、外れと判定して各ランダム3・4・5で
の抽出値に基づく図柄を外れ図柄として可変表示装置3
0の各特別図柄表示部33a〜33cに表示する。ま
た、各ランダム3・4・5で抽出された値が、偶然にも
同一の大当り図柄と一致した場合には、ランダム4デー
タに1を加算して外れ図柄にして表示するものである。
なお、普通図柄と同様に、大当りの確率変動を行っても
よく、この場合、高確率時には、ランダム1内の「3・
5・7・11・13・17・19・23・29・31」
の値が大当り決定用のランダム数となる。
【0024】次に、可変表示装置30の変動動作を図1
4乃至図17のタイムチャートに基づいて以下に説明す
る。なお、左・中・右の各図柄列の変動は、図14に示
すパターンに基づいて行われる。変動パターンAは、
0.720秒間加速回転し、その後一定回転(1周期:
0.293秒)となる変動であり、変動パターンBは、
一定回転から0.550秒間で減速停止する変動であ
り、変動パターンCは、一定回転から0.550秒間で
減速してスロー速の一定回転(1周期:3.667秒)
後に0.670秒間で減速停止する変動である。
【0025】先ず、可変表示装置30の変動動作におい
て、リーチせずに外れとなる図柄列の変動を図14のタ
イムチャートに基づいて説明する。図14において、普
通可変入賞球装置4(図14中には、始動入賞口と記
載)に打玉が入賞して始動玉検出器7がONされ始動信
号を導出すると、その始動信号の立ち上がり時にランダ
ム1からランダム数を抽出してこれらを格納する。その
後、始動信号の導出から微少時間(0.002秒)が経
過したときに、格納したランダム1の値を読み出して外
れを判定し、それと同時に各ランダム3・4・5の値を
抽出する。その後、始動信号の導出から0.004秒が
経過すると、変動パターンAにて左・中・右の全図柄列
の変動を開始させる。
【0026】そして、上記のような変動開始から6.5
00秒が経過すると、右図柄列に対しては、停止図柄の
400ドット前のデータをセットして0.800秒間変
動パターンBにて変動させ、その後ランダム5で抽出し
た値の図柄を停止表示させる。左図柄列に対しては、変
動開始から7.300秒が経過すると、停止図柄の40
0ドット前のデータをセットして0.800秒間変動パ
ターンBにて変動させ、その後ランダム3で抽出した値
の図柄を停止表示させる。また、中図柄列に対しては、
変動開始から8.100秒が経過すると、停止図柄の4
00ドット前のデータをセットして0.800秒間変動
パターンBにて変動させ、その後ランダム4で抽出した
値の図柄を停止表示させる。これにより、左・中・右の
各図柄列には、各ランダム3・4・5で決定した外れ図
柄が表示される。なお、上記のような左・中・右の各図
柄列の変動は、大当り確率が通常時の場合であり、高確
率時には、変動パターンAでの変動時間がそれぞれ短縮
されるものである。即ち、右図柄列は、6.500秒か
ら2.500秒に短縮され、左図柄列は、7.300秒
から3.300秒に短縮され、中図柄列は、8.100
秒から4.100秒に短縮される。
【0027】次に、リーチして大当り図柄の前後以外で
外れとなる図柄列の変動を図15のタイムチャートに基
づいて説明する。図15において、普通可変入賞球装置
4(図15中には、始動入賞口と記載)に打玉が入賞し
て始動玉検出器7がONされ始動信号を導出すると、そ
の始動信号の立ち上がり時にランダム1からランダム数
を抽出してこれらを格納する。その後、始動信号の導出
から微少時間(0.002秒)が経過したときに、格納
したランダム1の値を読み出して外れを判定し、それと
同時に各ランダム3・4・5の値を抽出すると共にラン
ダム2の値を抽出する。その後、始動信号の導出から
0.004秒が経過すると、変動パターンAにて左・中
・右の全図柄列の変動を開始させる。
【0028】そして、上記のような変動開始から6.5
00秒が経過すると、右図柄列に対しては、停止図柄の
400ドット前のデータをセットして0.800秒間変
動パターンBにて変動させ、その後ランダム5で抽出し
た値の図柄を停止表示させる。左図柄列に対しては、変
動開始から7.300秒が経過すると、停止図柄の40
0ドット前のデータをセットして0.800秒間変動パ
ターンBにて変動させ、その後ランダム3で抽出した値
の図柄を停止表示させる。なお、この時点で、左・右の
各図柄によってリーチ図柄が構成されているものであ
る。
【0029】また、中図柄列のリーチ変動においては、
2種類の変動制御のうち抽出されたランダム2データに
応じたものが行われるが、このリーチ変動の種類を決定
するランダム2データは、後述するような設定1〜4
(図18参照)毎のデータ範囲a・bとして設定されて
いる。即ち、中図柄列に対しては、ランダム2データが
データ範囲a内の場合、変動開始から8.100秒が経
過すると、リーチ図柄にセットして4.210秒〜8.
421秒間変動パターンCにて変動させ、その後ランダ
ム4で抽出した値の図柄を停止表示させる。一方、ラン
ダム2データがデータ範囲b内の場合では、変動開始か
ら8.100秒が経過すると、リーチ図柄にセットして
8.421秒〜15.769秒間変動パターンCにて変
動させ、その後ランダム4で抽出した値の図柄を停止表
示させる。これにより、左・中・右の各図柄列には、各
ランダム3・4・5で決定した外れ図柄が表示される。
なお、上記した中図柄列のリーチ変動では、各種の変動
制御を差別的に強調するため、ランダム2データがデー
タ範囲a内のときには背景表示Aを、またランダム2デ
ータがデータ範囲b内のときには背景表示Bを行うよう
になっている。この背景表示については、後に詳述する
ものである。また、上記のような左・中・右の各図柄列
の変動は、大当り確率が通常時の場合であり、高確率時
には、変動パターンAでの変動時間がそれぞれ短縮され
るものである。即ち、右図柄列は、6.500秒から
2.500秒に短縮され、左図柄列は、7.300秒か
ら3.300秒に短縮され、中図柄列は、8.100秒
から4.100秒に短縮される。
【0030】次に、リーチして大当り図柄の前後で外れ
となる図柄列の変動を図16のタイムチャートに基づい
て説明する。図16において、普通可変入賞球装置4
(図16中には、始動入賞口と記載)に打玉が入賞して
始動玉検出器7がONされ始動信号を導出すると、その
始動信号の立ち上がり時にランダム1からランダム数を
抽出してこれらを格納する。その後、始動信号の導出か
ら微少時間(0.002秒)が経過したときに、格納し
たランダム1の値を読み出して外れを判定し、それと同
時に各ランダム3・4・5の値を抽出すると共にランダ
ム2の値を抽出する。その後、始動信号の導出から0.
004秒が経過すると、変動パターンAにて左・中・右
の全図柄列の変動を開始させる。
【0031】そして、上記のような変動開始から6.5
00秒が経過すると、右図柄列に対しては、停止図柄の
400ドット前のデータをセットして0.800秒間変
動パターンBにて変動させ、その後ランダム5で抽出し
た値の図柄を停止表示させる。左図柄列に対しては、変
動開始から7.300秒が経過すると、停止図柄の40
0ドット前のデータをセットして0.800秒間変動パ
ターンBにて変動させ、その後ランダム3で抽出した値
の図柄を停止表示させる。なお、この時点で、左・右の
各図柄によってリーチ図柄が構成されているものであ
る。
【0032】また、中図柄列のリーチ変動は、前述のリ
ーチ変動と同様に複数種類(3種類)の変動制御のうち
抽出されたランダム2データに応じたものが行われ、デ
ータ範囲c・d・e(図18参照)が設定されている。
即ち、中図柄列に対しては、ランダム2データがデータ
範囲c内の場合、変動開始から8.100秒が経過する
と、リーチ図柄にセットして4.210秒〜8.421
秒間変動パターンCにて変動させ、その後ランダム4で
抽出した値の図柄を停止表示させる。ランダム2データ
がデータ範囲d内の場合では、変動開始から8.100
秒が経過すると、リーチ図柄にセットして8.421秒
〜15.769秒間変動パターンCにて変動させ、その
後ランダム4で抽出した値の図柄を停止表示させる。ま
た、ランダム2データがデータ範囲e内の場合では、変
動開始から8.100秒が経過すると、リーチ図柄にセ
ットして10.947秒〜20.500秒間変動パター
ンCにて変動させ、その後ランダム4で抽出した値の図
柄を停止表示させる。これにより、左・中・右の各図柄
列には、各ランダム3・4・5で決定した外れ図柄が表
示される。なお、上記した中図柄列のリーチ変動では、
各種の変動制御を差別的に強調するため、ランダム2デ
ータがデータ範囲c内のときには背景表示Aを、ランダ
ム2データがデータ範囲d内のときには背景表示Bを、
またランダム2データがデータ範囲e内のときには背景
表示Cを行うようになっている。また、上記のような左
・中・右の各図柄列の変動は、大当り確率が通常時の場
合であり、高確率時には、変動パターンAでの変動時間
がそれぞれ短縮されるものである。即ち、右図柄列は、
6.500秒から2.500秒に短縮され、左図柄列
は、7.300秒から3.300秒に短縮され、中図柄
列は、8.100秒から4.100秒に短縮される。
【0033】次に、可変表示装置30の変動動作におい
て、大当りとなる図柄列の変動を図17のタイムチャー
トに基づいて説明する。図17において、普通可変入賞
球装置4(図17中には、始動入賞口と記載)に打玉が
入賞して始動玉検出器7がONされ始動信号を導出する
と、その始動信号の立ち上がり時にランダム1からラン
ダム数を抽出してこれらを格納する。その後、始動信号
の導出から微少時間(0.002秒)が経過したとき
に、格納したランダム1の値を読み出して大当りを判定
し、それと同時に各ランダム3・4・5の値を抽出する
と共にランダム2の値を抽出する。その後、始動信号の
導出から0.004秒が経過すると、変動パターンAに
て左・中・右の全図柄列の変動を開始させる。
【0034】そして、上記のような変動開始から6.5
00秒が経過すると、右図柄列に対しては、停止図柄の
400ドット前のデータをセットして0.800秒間変
動パターンBにて変動させ、その後ランダム4で抽出し
た値の図柄を停止表示させる。左図柄列に対しては、変
動開始から7.300秒が経過すると、停止図柄の40
0ドット前のデータをセットして0.800秒間変動パ
ターンBにて変動させ、その後ランダム4で抽出した値
の図柄を停止表示させる。なお、この時点で、左・右の
各図柄によってリーチ図柄が構成されているものであ
る。
【0035】また、中図柄列のリーチ変動は、前述のリ
ーチ変動と同様に複数種類(2種類)の変動制御のうち
抽出されたランダム2データに応じたものが行われ、デ
ータ範囲f・g(図18参照)が設定されている。即
ち、中図柄列に対しては、ランダム2データがデータ範
囲f内の場合、変動開始から8.100秒が経過する
と、リーチ図柄にセットして8.421秒〜15.76
9秒間変動パターンCにて変動させ、その後ランダム4
で抽出した値の図柄を停止表示させる。一方、ランダム
2データがデータ範囲g内の場合では、変動開始から
8.100秒が経過すると、リーチ図柄にセットして
8.421秒〜15.769秒間変動パターンCにて変
動させ、その後ランダム4で抽出した値の図柄を停止表
示させる。これにより、左・中・右の各図柄列には、ラ
ンダム4で決定した大当り図柄が表示される。なお、上
記した中図柄列のリーチ変動では、各種の変動制御を差
別的に強調するため、ランダム2データがデータ範囲f
内のときには背景表示Dを、またランダム2データがデ
ータ範囲g内のときには背景表示Eを行うようになって
いる。また、上記のような左・中・右の各図柄列の変動
は、大当り確率が通常時の場合であり、高確率時には、
変動パターンAでの変動時間がそれぞれ短縮されるもの
である。即ち、右図柄列は、6.500秒から2.50
0秒に短縮され、左図柄列は、7.300秒から3.3
00秒に短縮され、中図柄列は、8.100秒から4.
100秒に短縮される。
【0036】ところで、上記した中図柄列のリーチ変動
(リーチ態様)における各データ範囲a〜gは、図18
に示すように、各設定1〜4毎に変えて設定されてい
る。設定1〜4は、それぞれ遊技履歴の計数値としての
始動回数S(始動玉検出器7での入賞玉の検出回数)毎
に分けられており、設定1はS≦49、設定2は50≦
S≦99、設定3は100≦S≦149、設定4は15
0≦S、となっている。そして、例えば、リーチして大
当り図柄の前後以外で外れとなる中図柄列の変動では、
設定1(S≦49)において、ランダム2データが「0
〜26(90%)」のときをデータ範囲aとする一方、
ランダム2データが「27〜29(10%)」のときを
データ範囲bとし、また設定2(50≦S≦99)にお
いては、ランダム2データが「0〜23(80%)」の
ときをデータ範囲aとする一方、ランダム2データが
「24〜29(20%)」のときをデータ範囲bとする
等、始動回数S(遊技履歴の計数値)の変化に応じて複
数種類のリーチ態様の出現率を変更するようになってい
る。なお、始動回数S(遊技履歴の計数値)は、図示し
ないカウンター(遊技履歴計数手段)によって計数され
るものである。
【0037】以上のように、本実施例の遊技機では、複
数種類のリーチ態様の出現率を始動回数Sに応じて種々
設定するので、始動回数S毎にリーチ態様の出現率が変
更されて遊技内容の多様化が招来でき、ひいては遊技の
興趣を向上している。なお、本実施例では、遊技履歴の
計数値を始動回数Sとしているが、特にこれに限定する
ものではなく、リーチ回数、大当り回数、差玉数、確率
変動、特定遊技状態の発生、あるいは遊技の経過時間等
であっても良く、さらには設定切換スイッチ(図示しな
い)等により変更を可能にしたものであっても良い。ま
た、設定値も設定1〜4の4種類に限定するものではな
い。また、リーチ態様の出現率を種々設定する所定条件
としては、本実施例中に記載の遊技履歴の計数値に限定
するものではなく、リーチ時に既に停止表示している図
柄の組合せ、あるいは乱数選択手段(図示しない)によ
り選択された乱数値とすることも可能である。
【0038】次に、可変表示装置30の変動終了後の動
作について図19乃至図21を参照して説明する。先
ず、変動の結果、大当り図柄の組合せとなった場合で
は、図19に示すように、中図柄の変動が停止した後
5.000秒が経過すると、特別可変入賞球装置11の
開閉板13(図19中には、可変入賞口と記載)を2
9.500秒間開放し、開閉板13の開放終了から2.
000秒が経過すると、再度開閉板13の開放動作を繰
り返す。そして、このような開閉板13の所定回数(例
えば、16回)の開放動作を終了する時点で特別図柄の
始動記憶がある場合には、図20に示すように、開閉板
13の閉鎖から10.002秒後に全図柄列(図20中
には、中図柄と記載)の変動が開始される。なお、この
場合、開閉板13の閉鎖から10.000秒後に、格納
したランダム1の値を読み出して当りあるいは外れを判
定する。一方、変動の結果、外れ図柄の組合せとなり且
つ特別図柄の始動記憶がある場合では、図21に示すよ
うに、中図柄の変動が停止した後0.802秒が経過す
ると、全図柄列(図21中には、中図柄と記載)の変動
が開始される。なお、この場合、中図柄の変動停止から
0.800秒後に、格納したランダム1の値を読み出し
て当りあるいは外れを判定する。
【0039】次に、可変表示装置30の具体的なリーチ
変動における表示画像について図22乃至図28を参照
して説明する。先ず、可変表示装置30の全体的な表示
画像は、図22のタイムチャートに示すようになってい
る。即ち、普通可変入賞球装置4(図22中には、始動
口入賞と記載)に打玉が入賞して始動玉検出器7がON
してから左・中・右の全図柄表示部33a〜33cの変
動を開始するまでの時間T1(例えば、0.004秒)
では、各図柄表示部33a〜33cの変動が停止してい
る表示画像A(図23(A)参照)にある。なお、本実
施例の図柄表示部33a〜33cは、従来のような直線
型の配列表示ではなく、図23(A)に示すように、谷
型(V字型)の配列表示となっている。その後、右図柄
表示部33cの変動時間T2(例えば、7.300
秒)、及び左図柄表示部33aの変動時間T3(例え
ば、8.100秒)内では、各図柄表示部33a〜33
cが変動している表示画像B(図23(B)参照)とな
る。また、中図柄表示部33bの変動時間T4(例え
ば、16.000秒)における左図柄表示部33aの変
動停止後については、左図柄表示部33aの変動停止直
後の時間T5(例えば、3.500秒)では、左・右の
図柄表示部33a・33cが同一図柄で停止(リーチ図
柄を構成)した状態で中図柄表示部33bのみが変動し
ている表示画像C(図23(C)参照)となり、その後
の時間T6(例えば、4.000秒)では、同一図柄で
停止した左・右の図柄表示部33a・33cが変動中の
中図柄表示部33bの位置まで下がり、各図柄表示部3
3a〜33cが直線型に配列した表示画像D(図24
(A)参照)となる。なお、この場合、左図柄表示部3
3aの右端部及び右図柄表示部33cの左端部は、中図
柄表示部33bの裏面側に隠された表示状態となってい
る。
【0040】次に、上記した時間T6直後から中図柄表
示部33bの変動が停止するまでの時間では、左・右の
各図柄表示部33a・33cを縮小表示すると共にキャ
ラクタ表示部としての背景表示33dを変更して、リー
チ変動を視覚的に強調する表示画像E(図24(B)参
照)となる。なお、図柄表示部33a・33cは、縮小
に限らず非表示(消去)にしてもよい。また、確率変動
中の場合では、表示画像Eと異ならせた表示画像J(図
26(A)参照)となる。つまり、キャラクタ51(例
えば、女の子)からキャラクタ52(例えば、ロボッ
ト)に変えたり、図柄表示部33a〜33cの色調を変
えたり(例えば、赤色図柄を青色図柄に変える)、背景
表示33dの色調を変えたりして、確率変動中の旨を視
覚的に報知するようになっている。その後、外れとなる
ときには、図24(C)に示すように、中図柄表示部3
3bに外れ図柄を停止表示した表示画像Fとなる。一
方、大当りとなるときには、図25(A)に示すよう
に、中図柄表示部33bに当り図柄を停止表示した表示
画像Gを所定時間T7(例えば、2.000秒)表示
し、その後、特別可変入賞球装置11の開閉板13(図
22中には、可変入賞口と記載)を開放するまでの時間
T8(例えば、3.000秒)では、各図柄表示部33
a〜33cに当り図柄を表示した状態で、大当り表示部
33eを有する背景表示33dを行う表示画像H(図2
5(B)参照)となる。
【0041】次に、上記した時間T8直後から開閉板1
3が閉鎖するまでの時間T9(例えば、29.500
秒)では、各図柄表示部33a〜33cの表示を消し、
前記開放サイクル数を報知するラウンド表示部33f
と、前記継続権の成立を報知するV表示部33gと、何
れの図柄にて大当りとなったかを報知する当り図柄表示
部33hと、を有する背景表示33dを行う表示画像I
(図25(C)参照)となる。また、このような大当り
表示において、確率変動中の場合では、前記確率変動中
のリーチ画像の変化と同様に表示画像Iと異ならせた表
示画像K(図26(B)参照)となり、確率変動中の旨
を視覚的に報知するようになっている。なお、この表示
画像Kでは、当り図柄表示部33hの当り図柄を1つの
み表示しているが、表示画像Iと同様に3つの当り図柄
を表示しても良く、逆に表示画像Iの当り図柄表示部3
3hの当り図柄を1つにしても良い。そして、この表示
画像Iあるいは表示画像Kによる大当り表示は、各開放
サイクル毎にラウンド表示部33fのラウンド数を変え
て所定ラウンドまで繰り返し行われる。また、リーチ変
動における表示画像は、上記記載のものに限定するもの
ではなく、例えば、リーチ時の変動を図27(A)に示
す表示画像にて行い、次いで大当り決定時に図27
(B)に示す表示を行った後、図27(C)に示すよう
に、各図柄表示部33a〜33cに大当り表示部33e
の「FEVER」の文字を重ねた表示であっても良い。
なお、大当り表示部33eの表示は、「大当り」や「F
EVER」に限定するものではない。
【0042】ところで、従来の可変表示装置では、一般
的に、図28(A)に示すように、表示画面全体を左・
中・右に均等に3分割して各図柄表示部50a〜50c
を形成すると共に各図柄表示部50a〜50c毎に1図
柄表示領域50dを縦列表示することで、左・中・右の
各停止図柄を横方向の直線型に配列表示していた。この
ため、従来の1図柄表示領域50dは、その高さ幅L3
及び横幅L4(=L3)が表示画面の横幅の1/3以内
と規制されてしまい、結果として1図柄の表示面積が規
制されていた。これに対して、本実施例の各図柄表示部
33a〜33cは、図23(A)に示すように、高さ幅
L1と横幅L2(=L1)との円形表示領域を有し、前
述したような谷型に配列表示されている。このため、各
図柄表示部33a〜33cは、個々に1図柄表示領域と
なり、且つその高さ幅L1及び横幅L2が表示画面の横
幅の1/3以内に規制されないので、1図柄の表示面積
が従来のものに比べて拡大でき、ひいては表示画面上で
の図柄変動を強調している。なお、本実施例中では、各
図柄表示部33a〜33cを谷型に配列表示している
が、特にこれに限定するものではなく、図28(B)に
示す山型等の非直線型の配列表示であれば良い。
【0043】また、本実施例の可変表示装置30は、リ
ーチ時、複数列の図柄表示部33a〜33cのうち既に
停止表示された図柄表示部33a・33cを移動して各
図柄表示部33a〜33cを直線型に配列表示し、その
後各図柄表示部33a・33cを縮小して表示するの
で、リーチ時における可変表示部の変動を強調するよう
になっている。また、背景表示33dには、リーチ結果
に対応するキャラクタの表示を行うので、リーチ結果の
表示を強調することができる。なお、上記リーチ時に移
動する図柄表示部は、既に停止表示された図柄表示部に
限定するものではなく、変動中の図柄表示部であっても
良く、また、図柄表示部の縮小表示においては、逆に拡
大表示するものであっても構わない。
【0044】さらに、本実施例の可変表示装置30は、
大当り決定時(表示画像Gの状態)から特定遊技状態の
終了時(表示画像Iの状態)まで継続して大当り図柄の
表示を行うことで、従来の可変表示装置と違い大当り時
には常に大当り図柄を表示させるようになっている。こ
のため、従業員等の遊技者以外の人は、何時表示画像を
見ても大当り図柄を確認することができる。
【0045】なお、上記実施例は、本発明を限定するも
のではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能であ
る。例えば、上記実施例では、可変表示装置30をLC
D表示器33にて構成しているが、特にこれに限定する
ものではなく、CRT、LED、VFD、EL、あるい
はプラズマで構成することも可能である。また、遊技機
の構成として、始動玉検出器7の入賞玉の検出に伴って
可変表示装置30での識別情報の変動を開始し、該識別
情報が所定の表示結果となると特定遊技状態が発生して
可変入賞球装置11を開放する遊技機(これを俗に第1
種という)を例示しているが、特にこれに限定するもの
ではなく、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って可変表
示装置での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所定
の表示結果となると権利発生状態となり、この状態で特
定領域に打玉が入賞すると特定遊技状態が発生する遊技
機(これを俗に第3種という)であっても良い。さらに
は、遊技機全体をLCD表示器等の表示装置にて構成す
る、即ち「打玉」「可変入賞球装置」等の構成部材を疑
似的に表示器に表示することで遊技機を構成することも
可能である。なお、この場合では、賞球の払出しを得点
等で代行しても良い。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、可変表示装置は、複数列の可変
表示部を非直線型に配列表示することで、1図柄の表示
領域の横幅が表示画面の横幅に規制されることなく、1
図柄の表示面積が従来のものに比べて拡大でき、ひいて
は表示画面上での図柄変動を強調することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における遊技盤を示す正面図
である。
【図2】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図
である。
【図3】普通図柄の種類を示す説明図である。
【図4】普通図柄に用いられる各種ランダム数の一覧表
図である。
【図5】普通図柄とランダム7との関係を示す一覧表図
である。
【図6】選択されたランダム数によって普通図柄の当り
外れを決定する動作を説明するための簡単なフローチャ
ートである。
【図7】通過玉検出器での打玉の検出に伴う普通図柄の
変動動作を示すタイムチャートである。
【図8】通常確率時に普通図柄が当りとなることに伴う
普通可変入賞球装置の開放動作を示すタイムチャートで
ある。
【図9】高確率時に普通図柄が当りとなることに伴う普
通可変入賞球装置の開放動作を示すタイムチャートであ
る。
【図10】特定遊技状態の発生に伴い図柄の当り確率が
通常から高確率に変更される動作を示すタイムチャート
である。
【図11】特別図柄とランダム3・4・5との関係を示
す一覧表図である。
【図12】特別図柄に用いられる各種ランダム数の一覧
表図である。
【図13】選択されたランダム数によって特別図柄の当
り外れを決定する動作を説明するための簡単なフローチ
ャートである。
【図14】リーチせずに外れる場合の図柄列の変動動作
を示すタイムチャートである。
【図15】リーチして大当り図柄の前後以外で外れとな
る場合の図柄列の変動動作を示すタイムチャートであ
る。
【図16】リーチして大当り図柄の前後で外れとなる場
合の図柄列の変動動作を示すタイムチャートである。
【図17】大当りとなる場合の図柄列の変動動作を示す
タイムチャートである。
【図18】中図柄列のリーチ変動における各データ範囲
a〜gと設定1〜4との関係を示す一覧表図である。
【図19】特定遊技状態における特別可変入賞球装置の
開閉片の開放動作を示すタイムチャートである。
【図20】特定遊技状態の終了後に特別図柄記憶表示L
EDに記憶がある場合での可変表示装置の変動動作を示
すタイムチャートである。
【図21】外れ図柄の組合せとなり且つ特別図柄記憶表
示LEDに記憶がある場合での可変表示装置の変動動作
を示すタイムチャートである。
【図22】可変表示装置の全体的な表示画像を示すタイ
ムチャートである。
【図23】同図(A)〜(C)は、各々、リーチ変動に
おける具体的な表示画像を示す説明図である。
【図24】同図(A)〜(C)は、各々、リーチ変動に
おける具体的な表示画像を示す説明図である。
【図25】同図(A)〜(C)は、各々、リーチ変動に
おける具体的な表示画像を示す説明図である。
【図26】同図(A)(B)は、各々、確変時でのリーチ
変動における具体的な表示画像を示す説明図である。
【図27】同図(A)〜(C)は、各々、リーチ変動に
おける具体的な他の表示画像を示す説明図である。
【図28】同図(A)は、従来の図柄表示部を示す説明
図であり、また、同図(B)は、本発明の他の実施例に
おける図柄表示部を示す説明図である。
【符号の説明】 1 遊技盤 3 遊技領域 4 普通可変入賞球装置 7 始動玉検出器 9 通過玉検出器 10a〜10d 普通図柄記憶表示LED 11 特別可変入賞球装置 13 開閉板 14 特定玉検出器 15 入賞玉検出器 30 可変表示装置 33 LCD表示器 33a〜33c 特別図柄表示部(可変表示部) 33d 背景表示(キャラクタ表示部) 33e 大当り表示部 33f ラウンド表示部 33g V表示部 33h 当り図柄表示部 34 普通図柄表示器 36a〜36d 特別図柄記憶表示LED 40 基本回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の識別情報を複数列の可変表示部に
    て可変表示すると共に、これら複数列の可変表示部の表
    示結果が予め定めた組合せとなったときに特定の遊技価
    値を付与し得る可変表示装置を備えた弾球遊技機におい
    て、 前記可変表示装置は、前記複数列の可変表示部を非直線
    型に配列表示することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記可変表示装置は、リーチ時、前記複
    数列の可変表示部のうち既に停止表示された可変表示部
    を消去あるいは縮小して表示することを特徴とする請求
    項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記可変表示装置は、リーチ時、前記複
    数列の可変表示部のうち少なくとも1つの可変表示部を
    移動して表示することを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記可変表示装置は、前記複数列の可変
    表示部以外の表示領域をキャラクタ表示部としてキャラ
    クタの表示を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載の弾球遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09173550A (ja) * 1995-12-22 1997-07-08 Konami Co Ltd 遊技機用制御装置、遊技機制御用記憶媒体および遊技機
JP2013165996A (ja) * 2013-04-24 2013-08-29 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014230855A (ja) * 2014-08-04 2014-12-11 株式会社三洋物産 遊技機
JP2018099624A (ja) * 2018-03-29 2018-06-28 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

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