JPH08126602A - 回転式粘着除塵クリ−ナ− - Google Patents
回転式粘着除塵クリ−ナ−Info
- Publication number
- JPH08126602A JPH08126602A JP29243794A JP29243794A JPH08126602A JP H08126602 A JPH08126602 A JP H08126602A JP 29243794 A JP29243794 A JP 29243794A JP 29243794 A JP29243794 A JP 29243794A JP H08126602 A JPH08126602 A JP H08126602A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】片面粘着テ−プ2を粘着剤層22を外側に向け
てロ−ル3に巻装した粘着除塵クリ−ナ−において、粘
着テ−プ2の支持体21がポリエチレンフィルムやポリ
プロピレンフィルムであっても、タイル張り床面等の平
滑面の除塵対象物に対する除塵をスム−ズに行い得る回
転式粘着除塵クリ−ナ−を提供する。 【構成】低ぬれ性プラスチックフィルム21の片面をぬ
れ性指数33〜40dyn/cmの表面エネルギ−状態に表面
処理し、同フィルムの他面に粘着力が50〜300g/25
mmの粘着剤層22を設けた粘着テ−プ2を、粘着剤層面
を外側に向けてロ−ル3に巻装した。
てロ−ル3に巻装した粘着除塵クリ−ナ−において、粘
着テ−プ2の支持体21がポリエチレンフィルムやポリ
プロピレンフィルムであっても、タイル張り床面等の平
滑面の除塵対象物に対する除塵をスム−ズに行い得る回
転式粘着除塵クリ−ナ−を提供する。 【構成】低ぬれ性プラスチックフィルム21の片面をぬ
れ性指数33〜40dyn/cmの表面エネルギ−状態に表面
処理し、同フィルムの他面に粘着力が50〜300g/25
mmの粘着剤層22を設けた粘着テ−プ2を、粘着剤層面
を外側に向けてロ−ル3に巻装した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転式粘着除塵クリ−ナ
−に関し、特に、平滑面、例えば木やタイル張りの床
面、壁面、またはプラスチック板あるいはプラスチック
フィルム等に付着しているゴミ、ホコリの粘着除去に有
用なものである。
−に関し、特に、平滑面、例えば木やタイル張りの床
面、壁面、またはプラスチック板あるいはプラスチック
フィルム等に付着しているゴミ、ホコリの粘着除去に有
用なものである。
【0002】
【従来の技術】クリ−ナ−として、支持体の片面に粘着
剤層を設けた粘着テ−プを、粘着剤層を外側に向けてロ
−ルに巻装した、所謂、回転式粘着除塵クリ−ナ−が周
知されており、このクリ−ナ−は従来、主に、家庭内の
家具、敷物等に付着したゴミ、ホコリの除去に使用され
ている。この回転式粘着除塵クリ−ナ−の使用要領は、
取手によって粘着テ−プ巻装ロ−ルを除塵対象物に沿い
回転させ、その回転移動に伴い除塵対象物のゴミ・ホコ
リをロ−ル上の最外層粘着テ−プに移着させることにあ
る。
剤層を設けた粘着テ−プを、粘着剤層を外側に向けてロ
−ルに巻装した、所謂、回転式粘着除塵クリ−ナ−が周
知されており、このクリ−ナ−は従来、主に、家庭内の
家具、敷物等に付着したゴミ、ホコリの除去に使用され
ている。この回転式粘着除塵クリ−ナ−の使用要領は、
取手によって粘着テ−プ巻装ロ−ルを除塵対象物に沿い
回転させ、その回転移動に伴い除塵対象物のゴミ・ホコ
リをロ−ル上の最外層粘着テ−プに移着させることにあ
る。
【0003】この回転式粘着除塵クリ−ナ−の粘着テ−
プには、JIS(JIS-Z-0237粘着力試験方法)に準拠し
て測定した粘着力が500g/25mm程度のものが使用され
ており、この粘着テ−プの敷物や家具等の除塵対象物に
対する粘着力は、その除塵対象物の表面平滑性のために
低く、敷物等を損なうことなく、所望の除塵を行うこと
ができる。
プには、JIS(JIS-Z-0237粘着力試験方法)に準拠し
て測定した粘着力が500g/25mm程度のものが使用され
ており、この粘着テ−プの敷物や家具等の除塵対象物に
対する粘着力は、その除塵対象物の表面平滑性のために
低く、敷物等を損なうことなく、所望の除塵を行うこと
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者の経験によれば、木やタイル張りの床面、壁面、また
はプラスチック板あるいはプラスチックフィルム等の平
滑面の除塵を行う場合、粘着テ−プの支持体がポリエチ
レンフィルムやポリプロピレンフィルムであると、粘着
テ−プが除塵対象物に取られてしまい(移着されてしま
い)、除塵をスム−ズに行い得ないことが往々にしてあ
る。その原因は、タイル張り床面等の除塵対象物の平滑
性のために、クリ−ナ−の最外層粘着テ−プとその除塵
対象物との間の粘着力が大となり、この粘着力f1が当
該最外層粘着テ−プ裏面、すなわちポリエチレンフィル
ム等の支持体素地とその裏面に面する次層の粘着テ−プ
表面の粘着剤層との間の粘着力f2よりも大となって、
クリ−ナ−の最外層粘着テ−プが除塵対象物に取られて
しまう結果であると考えられる。
者の経験によれば、木やタイル張りの床面、壁面、また
はプラスチック板あるいはプラスチックフィルム等の平
滑面の除塵を行う場合、粘着テ−プの支持体がポリエチ
レンフィルムやポリプロピレンフィルムであると、粘着
テ−プが除塵対象物に取られてしまい(移着されてしま
い)、除塵をスム−ズに行い得ないことが往々にしてあ
る。その原因は、タイル張り床面等の除塵対象物の平滑
性のために、クリ−ナ−の最外層粘着テ−プとその除塵
対象物との間の粘着力が大となり、この粘着力f1が当
該最外層粘着テ−プ裏面、すなわちポリエチレンフィル
ム等の支持体素地とその裏面に面する次層の粘着テ−プ
表面の粘着剤層との間の粘着力f2よりも大となって、
クリ−ナ−の最外層粘着テ−プが除塵対象物に取られて
しまう結果であると考えられる。
【0005】このクリ−ナ−の最外層粘着テ−プの取去
を防止するには、粘着テ−プの粘着剤層に低粘着力のも
のを使用して、上記のf1を減じ、f1<f2とすること
が考えられるが、この場合は、粘着剤層の上記のJIS
準拠の粘着力が著しく低くなってしまい(50g/25mm以
下になる)、ゴミ、ホコリ等の粘着による除去を満足に
行い難い。
を防止するには、粘着テ−プの粘着剤層に低粘着力のも
のを使用して、上記のf1を減じ、f1<f2とすること
が考えられるが、この場合は、粘着剤層の上記のJIS
準拠の粘着力が著しく低くなってしまい(50g/25mm以
下になる)、ゴミ、ホコリ等の粘着による除去を満足に
行い難い。
【0006】本発明の目的は、片面粘着テ−プを粘着剤
層を外側に向けてロ−ルに巻装した回転式粘着除塵クリ
−ナ−において、粘着テ−プの支持体がポリエチレンフ
ィルムやポリプロピレンフィルムであっても、タイル張
り床面等の平滑面の除塵対象物に対する除塵をスム−ズ
に行い得る回転式粘着除塵クリ−ナ−を提供することに
ある。
層を外側に向けてロ−ルに巻装した回転式粘着除塵クリ
−ナ−において、粘着テ−プの支持体がポリエチレンフ
ィルムやポリプロピレンフィルムであっても、タイル張
り床面等の平滑面の除塵対象物に対する除塵をスム−ズ
に行い得る回転式粘着除塵クリ−ナ−を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回転式粘着
除塵クリ−ナ−は、ポリエチレンフィルムやポリプロピ
レンフィルム等の低ぬれ性プラスチックフィルムの片面
をぬれ性指数33〜40dyn/cmの表面エネルギ−状態に
表面処理し、同フィルムの他面に粘着力が50〜300
g/25mmの粘着剤層を設けた粘着テ−プを、粘着剤層面を
外側に向けてロ−ルに巻装したことを特徴とする構成で
ある。
除塵クリ−ナ−は、ポリエチレンフィルムやポリプロピ
レンフィルム等の低ぬれ性プラスチックフィルムの片面
をぬれ性指数33〜40dyn/cmの表面エネルギ−状態に
表面処理し、同フィルムの他面に粘着力が50〜300
g/25mmの粘着剤層を設けた粘着テ−プを、粘着剤層面を
外側に向けてロ−ルに巻装したことを特徴とする構成で
ある。
【0008】以下、図1の(イ)は本発明に係る回転式
粘着除塵クリ−ナ−の一例を示す説明図、図1の(ロ)
は同クリ−ナ−における粘着テ−プ巻回体Aを示す説明
図である。図1の(イ)並びに(ロ)において、1は巻
芯である。2は巻芯1に巻回した粘着テ−プであり、ポ
リエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム等の低ぬ
れ性プラスチックフィルム21の片面をぬれ性指数(JI
S-k-6768 ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィ
ルムのぬれ試験法に準拠して測定)が33〜40dyn/cm
の表面エネルギ−状態に表面処理し、同フィルムの他面
に粘着力(JIS-Z-0237粘着力試験方法に準拠して測定)
が50〜300g/25mmの粘着剤層22を設けた粘着テ−
プ2を、粘着剤層面を外側に向けて巻回してある。3は
ロ−ルである。4は軸部41を有し、該軸部41にロ−
ル3を回転自在に軸支した取手であり、ロ−ル3に前記
の粘着テ−プ巻回体Aの巻芯1を嵌着してある。
粘着除塵クリ−ナ−の一例を示す説明図、図1の(ロ)
は同クリ−ナ−における粘着テ−プ巻回体Aを示す説明
図である。図1の(イ)並びに(ロ)において、1は巻
芯である。2は巻芯1に巻回した粘着テ−プであり、ポ
リエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム等の低ぬ
れ性プラスチックフィルム21の片面をぬれ性指数(JI
S-k-6768 ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィ
ルムのぬれ試験法に準拠して測定)が33〜40dyn/cm
の表面エネルギ−状態に表面処理し、同フィルムの他面
に粘着力(JIS-Z-0237粘着力試験方法に準拠して測定)
が50〜300g/25mmの粘着剤層22を設けた粘着テ−
プ2を、粘着剤層面を外側に向けて巻回してある。3は
ロ−ルである。4は軸部41を有し、該軸部41にロ−
ル3を回転自在に軸支した取手であり、ロ−ル3に前記
の粘着テ−プ巻回体Aの巻芯1を嵌着してある。
【0009】上記低ぬれ性プラスチックフィルムの片面
を上記ぬれ性指数33〜40dyn/cmの表面エネルギ−状
態に表面処理するには、所定の放電電力のもとでのコロ
ナ放電処理、電子線放射処理を用いることができる。
を上記ぬれ性指数33〜40dyn/cmの表面エネルギ−状
態に表面処理するには、所定の放電電力のもとでのコロ
ナ放電処理、電子線放射処理を用いることができる。
【0010】上記JIS-Z-0237粘着力試験方法に準拠の粘
着力が50〜300g/25mmの粘着剤層は、粘着力をその
50〜300g/25mmに調整したゴム系、アクリル系、ウ
レタン系、シリコン系粘着剤の塗布、または、比較的高
い粘着力のゴム系、アクリル系、ウレタン系、シリコン
系粘着剤の部分塗り、例えばスジ塗り等により設けるこ
とができる。
着力が50〜300g/25mmの粘着剤層は、粘着力をその
50〜300g/25mmに調整したゴム系、アクリル系、ウ
レタン系、シリコン系粘着剤の塗布、または、比較的高
い粘着力のゴム系、アクリル系、ウレタン系、シリコン
系粘着剤の部分塗り、例えばスジ塗り等により設けるこ
とができる。
【0011】上記回転式粘着除塵クリ−ナ−により除塵
を行うには、取手でロ−ルを除塵対象物の被除塵面に沿
い回転移動させ、その回転移動に伴い、ゴミ・ホコリを
ロ−ル上の最外層粘着テ−プに粘着させて除塵を行い、
その最外層粘着テ−プが多量のゴミ・ホコリを粘着し、
粘着力の相当の低下により実質的に除塵が困難になる
と、その古い粘着テ−プを巻戻し剥離して次の新しい粘
着テ−プを表出させ、非使用時においては、粘着テ−プ
巻回ロ−ルに粘着防止用カバ−を被せて保管しておく。
を行うには、取手でロ−ルを除塵対象物の被除塵面に沿
い回転移動させ、その回転移動に伴い、ゴミ・ホコリを
ロ−ル上の最外層粘着テ−プに粘着させて除塵を行い、
その最外層粘着テ−プが多量のゴミ・ホコリを粘着し、
粘着力の相当の低下により実質的に除塵が困難になる
と、その古い粘着テ−プを巻戻し剥離して次の新しい粘
着テ−プを表出させ、非使用時においては、粘着テ−プ
巻回ロ−ルに粘着防止用カバ−を被せて保管しておく。
【0012】上記において、古い粘着テ−プの巻戻し・
除去時の粘着テ−プの切断を容易に行い得るように、ミ
シン目等の切断用線をいれた長尺粘着テ−プを巻回する
こと、切断用線をいれてない長尺粘着テ−プを巻回後、
レザ−等により最外層から最内層に達する切り込みを入
れておくこと、あるいは、既に切断した粘着テ−プ片を
順次に巻着していくこと等が可能である。
除去時の粘着テ−プの切断を容易に行い得るように、ミ
シン目等の切断用線をいれた長尺粘着テ−プを巻回する
こと、切断用線をいれてない長尺粘着テ−プを巻回後、
レザ−等により最外層から最内層に達する切り込みを入
れておくこと、あるいは、既に切断した粘着テ−プ片を
順次に巻着していくこと等が可能である。
【0013】
【作用】粘着テ−プの支持体自体の材質が低ぬれ性であ
っても、支持体の裏面をぬれ性指数33〜40dyn/cmと
いった高表面エネルギ−状態にすると共に粘着剤層の粘
着力を50〜300g/25mmに調整してあるから、除塵対
象物の被除塵面が平滑であって、この平滑性のために最
外層粘着テ−プと除塵対象物との間の粘着力f1が大と
なっても、このf1が支持体裏面と次層の粘着テ−プと
の間の粘着力f2以下に抑えられ、最外層粘着テ−プが
除塵対象物に取られるのを防止できる。
っても、支持体の裏面をぬれ性指数33〜40dyn/cmと
いった高表面エネルギ−状態にすると共に粘着剤層の粘
着力を50〜300g/25mmに調整してあるから、除塵対
象物の被除塵面が平滑であって、この平滑性のために最
外層粘着テ−プと除塵対象物との間の粘着力f1が大と
なっても、このf1が支持体裏面と次層の粘着テ−プと
の間の粘着力f2以下に抑えられ、最外層粘着テ−プが
除塵対象物に取られるのを防止できる。
【0014】また、このf1<f2の条件のもとにおいて
も、f1、すなわち最外層粘着テ−プと除塵対象物との
間の粘着力f1を相当に大きくできるから、ゴミ・ホコ
リを充分に粘着除塵できる。(粘着剤層の粘着力を50
g/25mm以下とすると、f1<f2の要件を充足し得ても、
f1が低すぎて、ゴミ・ホコリを充分に粘着除塵し難
く、粘着剤層の粘着力を300g/25mm以上とすると、f
1<f2を満足させるには、支持体の裏面をぬれ性指数を
40dyn/cm以上としなければならないが、これでは粘着
テ−プの巻戻しが困難になる。)
も、f1、すなわち最外層粘着テ−プと除塵対象物との
間の粘着力f1を相当に大きくできるから、ゴミ・ホコ
リを充分に粘着除塵できる。(粘着剤層の粘着力を50
g/25mm以下とすると、f1<f2の要件を充足し得ても、
f1が低すぎて、ゴミ・ホコリを充分に粘着除塵し難
く、粘着剤層の粘着力を300g/25mm以上とすると、f
1<f2を満足させるには、支持体の裏面をぬれ性指数を
40dyn/cm以上としなければならないが、これでは粘着
テ−プの巻戻しが困難になる。)
【0015】
〔実施例1〕粘着テ−プには、厚み0.07mmのポリ
プロピレンフィルムの片面をコロナ放電処理によりぬれ
性指数36dyn/cm(JIS-k-6768ぬれ試験法に準拠した測
定値)とし、他面にアクリル系粘着剤を厚み0.04m
mで塗工してJIS-Z-0237粘着力試験方法に準拠の粘着力
が150g/25mmの粘着層を設けたものを使用した。この
粘着テ−プを粘着剤層面を外側に向けて外径8cmの巻
芯に3層巻き付けたものを、ロ−ルに嵌着して回転式粘
着除塵クリ−ナ−とした。
プロピレンフィルムの片面をコロナ放電処理によりぬれ
性指数36dyn/cm(JIS-k-6768ぬれ試験法に準拠した測
定値)とし、他面にアクリル系粘着剤を厚み0.04m
mで塗工してJIS-Z-0237粘着力試験方法に準拠の粘着力
が150g/25mmの粘着層を設けたものを使用した。この
粘着テ−プを粘着剤層面を外側に向けて外径8cmの巻
芯に3層巻き付けたものを、ロ−ルに嵌着して回転式粘
着除塵クリ−ナ−とした。
【0016】床面上に敷いたポリエステルシ−トにホコ
リを付着させ、この実施例品のクリ−ナで通常通りに除
塵を行ったところ、ホコリを残すこと無くきれいに除塵
でき、粘着テ−プが床側に取られるようなことはなかっ
た。また、巻き戻し力がぬれ性指数の規制のために、頃
合いに設定されているので、粘着テ−プを一周巻戻す作
業も容易に行い得た。
リを付着させ、この実施例品のクリ−ナで通常通りに除
塵を行ったところ、ホコリを残すこと無くきれいに除塵
でき、粘着テ−プが床側に取られるようなことはなかっ
た。また、巻き戻し力がぬれ性指数の規制のために、頃
合いに設定されているので、粘着テ−プを一周巻戻す作
業も容易に行い得た。
【0017】〔実施例2〕実施例1に対し、粘着テ−プ
のぬれ性指数をdyn/cm33、粘着力を300g/25mmとし
た以外、実施例1に同じとした。実施例1と同様にして
除塵を行ったところ、粘着テ−プが床側に取られるよう
なことは殆どなかった。勿論、ホコリは完全に除去でき
た。
のぬれ性指数をdyn/cm33、粘着力を300g/25mmとし
た以外、実施例1に同じとした。実施例1と同様にして
除塵を行ったところ、粘着テ−プが床側に取られるよう
なことは殆どなかった。勿論、ホコリは完全に除去でき
た。
【0018】〔実施例3〕実施例1に対し、粘着テ−プ
のぬれ性指数をdyn/cm40、粘着力を300g/25mmとし
た以外、実施例1に同じとした。実施例1と同様にして
除塵を行ったところ、ホコリは完全に除去でき、粘着テ
−プが床側に取られるようなこともなかった。また、粘
着テ−プの巻戻しも充分容易に行い得た。
のぬれ性指数をdyn/cm40、粘着力を300g/25mmとし
た以外、実施例1に同じとした。実施例1と同様にして
除塵を行ったところ、ホコリは完全に除去でき、粘着テ
−プが床側に取られるようなこともなかった。また、粘
着テ−プの巻戻しも充分容易に行い得た。
【0019】〔比較例1〕実施例1に対し、コロナ放電
処理を行わず、粘着力を300g/25mmとした以外、実施
例1に同じとした。実施例1と同様にして除塵を行った
ところ、粘着テ−プが床側に取られるケ−スが多発し
た。
処理を行わず、粘着力を300g/25mmとした以外、実施
例1に同じとした。実施例1と同様にして除塵を行った
ところ、粘着テ−プが床側に取られるケ−スが多発し
た。
【0020】〔比較例2〕実施例1に対し、コロナ放電
処理を行わず、粘着力を50g/25mmとした以外、実施例
1に同じとした。実施例1と同様にして除塵を行ったと
ころ、一回のロ−ル走行では、多量のホコリが残り、満
足な除塵のためには、ロ−ルの多数回の往復走行が必要
であった。
処理を行わず、粘着力を50g/25mmとした以外、実施例
1に同じとした。実施例1と同様にして除塵を行ったと
ころ、一回のロ−ル走行では、多量のホコリが残り、満
足な除塵のためには、ロ−ルの多数回の往復走行が必要
であった。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る回転式粘着除塵クリ−ナ−
においては、除塵対象物が木、タイル等の床面または壁
面、あるいは、プラスチック板やプラスチックフィルム
等の平滑面であっても、粘着テ−プが取られたりするこ
となく、しかもチリ・ホコリを残すことなく確実に除塵
でき、更に、新たな粘着テ−プ面を表出させるための粘
着テ−プの巻戻しも容易に行うことができる。
においては、除塵対象物が木、タイル等の床面または壁
面、あるいは、プラスチック板やプラスチックフィルム
等の平滑面であっても、粘着テ−プが取られたりするこ
となく、しかもチリ・ホコリを残すことなく確実に除塵
でき、更に、新たな粘着テ−プ面を表出させるための粘
着テ−プの巻戻しも容易に行うことができる。
【図1】図1の(イ)本発明に係る回転式粘着除塵クリ
−ナ−を示す説明図、図1の(ロ)は、同クリ−ナに嵌
着された粘着テ−プ巻回体を示す説明図である。
−ナ−を示す説明図、図1の(ロ)は、同クリ−ナに嵌
着された粘着テ−プ巻回体を示す説明図である。
1 巻芯 2 粘着テ−プ 21 プラスチックフィルム 22 粘着剤層 3 ロ−ル 4 取手 41 軸部
Claims (2)
- 【請求項1】低ぬれ性プラスチックフィルムの片面をぬ
れ性指数33〜40dyn/cmの表面エネルギ−状態に表面
処理し、同フィルムの他面に粘着力が50〜300g/25
mmの粘着剤層を設けた粘着テ−プを、粘着剤層面を外側
に向けてロ−ルに巻装したことを特徴とする回転式粘着
除塵クリ−ナ−。 - 【請求項2】低ぬれ性プラスチックフィルムがポリエチ
レンフィルムまたはポリプロピレンフィルムである請求
項1記載の回転式粘着除塵クリ−ナ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29243794A JPH08126602A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 回転式粘着除塵クリ−ナ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29243794A JPH08126602A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 回転式粘着除塵クリ−ナ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08126602A true JPH08126602A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17781786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29243794A Pending JPH08126602A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 回転式粘着除塵クリ−ナ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08126602A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1340450A1 (en) * | 2002-02-28 | 2003-09-03 | Kao Corporation | Adhesive roll cleaner |
JP2006054472A (ja) * | 2005-08-24 | 2006-02-23 | Nitto Denko Corp | クリーニング機能付き搬送部材とこれを用いた基板処理装置のクリーニング方法 |
CN103108581A (zh) * | 2011-07-26 | 2013-05-15 | 尼托母斯股份有限公司 | 板表面用粘合清洁器 |
US20150320293A1 (en) * | 2013-01-25 | 2015-11-12 | Nitto Denko Corporation | Sticky cleaner for removing organic dirt |
JP2020028432A (ja) * | 2018-08-22 | 2020-02-27 | 株式会社ニトムズ | 粘着クリーナー |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP29243794A patent/JPH08126602A/ja active Pending
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US7137165B2 (en) | 2002-02-28 | 2006-11-21 | Kao Corporation | Adhesive roll cleaner |
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