JPH08126185A - 電子式回路遮断器の電源装置 - Google Patents

電子式回路遮断器の電源装置

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JPH08126185A
JPH08126185A JP26368694A JP26368694A JPH08126185A JP H08126185 A JPH08126185 A JP H08126185A JP 26368694 A JP26368694 A JP 26368694A JP 26368694 A JP26368694 A JP 26368694A JP H08126185 A JPH08126185 A JP H08126185A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は電子式回路遮断器に内蔵される変流
器4の小形化を図るため、鉄心を小さくして2次巻線の
線径を細くした2次出力が小さく、2次巻線のインピー
ダンスが高い変流器4でも、遮断動作のためのトリップ
コイル3に流れる電流が減少するのを防ぎ、トリップコ
イル3へ遮断引き外し励磁電流を確保して回路遮断器の
遮断動作遅れをなくする。 【構成】この発明の電子式回路遮断器の電源装置は、交
流電路1に流れる電流に対応する2次出力を得る変流器
4の2次側に接続された整流回路5と、この整流回路5
の出力が所定のレベル以上で所定の時限継続したときト
リップコイル3へ通電するサイリスタ9を閉成する時限
回路8と、時限回路8の駆動電力を編成する制御電源7
0と、制御電源70より電力供給を受ける昇圧チヨッパ
ー回路と、サイリスタ9を介して昇圧チヨッパー回路の
コンデンサ18をトリップコイル3に整流回路5と並列
に接続したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電流検出変流器の出
力だけで作動する電子式回路遮断器の電源装置に関し、
変流器の出力規模を小さくしても引き外しトリップコイ
ルへの引き外し電流を確保する構成に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の電子式回路遮断器の回路構
成を示すブロック図である。図において、1は交流電
路、FFはこの交流電路1に直列接続された回路遮断器
2の主接点、3はこの主接点FFを引き外すための引外
し装置例えばトリップコイル、4は交流電路1に流れる
電流を検出する変流器、5は変流器4の2次側に接続さ
れた整流回路、6は後述する開閉器10を介して整流回
路5の出力側に接続された検出抵抗、7は上記開閉器1
0に並列接続された制御電源、8はこの制御電源7と並
列接続されて電源電圧を供給されると共に検出抵抗6と
接続されて検出された電圧信号のレベルが所定値を越え
ると所定の時間後に出力信号を出す時限回路、9は時限
回路8の出力により開より閉に操作されトリップコイル
3への通電を制御するスイッチであり、一般にサイリス
タが用いられている。10は整流回路5の出力側に検出
抵抗6を介して接続され、制御電源7の後述のパルスデ
ューティ変調器74の出力で開閉される例えばNPNト
ランジスタを用いた開閉器である。10aは整流回路5
からトリップコイル3への通電路へ設けられた逆流防止
のダイオードである。
【0003】制御電源7の構成として、71は整流回路
5の正の出力側とトリップコイル3の間に接続された逆
流防止装置例えばダイオード、72はダイオード71の
カソードとトランジスタ10のエミッタ間に接続された
平滑コンデンサ、73はこの平滑コンデンサ72と並列
接続された基準電圧発生回路、74はパルスデューティ
ー変調器であり、基準電圧発生回路73と平滑コンデン
サ72の間に設けられ、制御電源7の出力電圧Vout
と基準電圧発生回路73の出力電圧Vrefとを比較
し、出力電圧Voutが出力電圧Vrefより越えてい
る期間に応じたパルス幅のパルス列信号をトランジスタ
10のベースに出力する。12は数オームの動作抵抗1
1を介して開閉器10と並列接続された定電圧素子であ
るツェナーダイオード、13は時限回路8からスイッチ
9に出力される動作信号をトリガ信号8Sとして取り込
み時に1パルスを出力する短絡制御手段であるワンパル
ス発生回路、75はコレクタとエミッタのそれぞれが制
御手段であるパルスデューティー変調器74の出力とし
て制御電源7の(ー)ラインに接続され、ベースにワン
パルス発生回路13よりパルス信号を受ける例えばNP
Nトランジスタを用いた開閉器である。
【0004】次に動作について説明する。交流電路1に
負荷電流ILが流れると変流器4の2次側に交流の2次
電流が流れ、整流回路5はこの交流の2次電流を整流し
て直流電流I1に変換する。直流電流I1が小さい間は動
作抵抗11、ダイオード71を通して平滑コンデンサ7
2を充電し、検出抵抗6を通って整流回路5へ帰る。し
かし、負荷電流ILが大きくなりそれに比例して大きな
直流電流I1が平滑コンデンサ72に流れると平滑コン
デンサ72の充電電圧は大きくなる。そして平滑コンデ
ンサ72の充電電圧に比例する制御電源7の出力電圧V
outが基準電圧発生回路74より出力されている基準
電圧Vrefより大きくなると、パルスデュティー変調
器74よりパルスが開閉器10に出力され開閉器10は
閉となる。従って制御電源7に流れる余剰エネルギーは
開閉器10にバイパスされ検出抵抗6で消費される。制
御電源7のパルスデュティー変調器74はその+入力端
子に印加される電圧が大きくなるとその出力パルスデュ
ティーが大きくなる特性を持ち、制御電源7の出力電圧
Voutをほぼ一定に保つ。
【0005】しかしながら交流電路1に流れる負荷電流
ILが更に大きくなり、それに伴って検出抵抗6に流れ
る直流電流I1が増加すると、検出抵抗6の両端に発生
する電圧が上昇する。その電圧上昇を時限回路8は検出
し、所定時間後にスイッチ9に対し動作信号を出力し閉
動作させる。スイッチ9が閉すると、トリップコイル3
に後述する励磁電圧が印加され、この励磁電圧とトリッ
プコイル3のリアクタンスで決る励磁電流によって励磁
され、回路遮断器2の主接点FFが引き外され交流電路
1に流れる負荷電流ILを遮断する。またスイッチ9へ
の動作信号出力と同時に、トリガ信号をワンパルス発生
回路13に出力し開閉器75を閉とする。この結果、パ
ルスデューティー変調器74の出力は開閉器75を通し
て制御電源7の(ー)ライン側に導出され、パルスデュ
ーティー変調器74より出力が出ているにも拘らず開閉
器10は開状態となる。そのため、直流電流I1は平滑
コンデンサ72に流れ続け充電電圧を上昇させる。充電
電圧が一定値になると定電圧素子12はブレイクダウン
して平滑コンデンサ72への充電電流をバイパスし、そ
の充電電圧の上昇を阻止する。この様にワンパルス発生
回路13より1パルスが出力され開閉器10が開の間
は、トリップコイル3に印加される励磁電圧は定電圧素
子12のツェナー電圧と動作抵抗11の間に発生した電
圧とを加算した値となり、通常のVoutをトリップコ
イル3に印加した場合に比べ励磁電圧は高くなり回路遮
断器の遮断動作速度を早めるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の従来の電子
式回路遮断器ではトリップコイル3、検出抵抗6および
変流器4の2次巻線の合計インピーダンスが高いとトリ
ップコイル3に流れる電流が抑制され、遮断ができなく
なる。最近、回路遮断器内に変流器4を内蔵して回路遮
断器を小型にする傾向がある。この場合、変流器4を小
型にするために鉄心を小さくして2次巻線の線径を細く
するため2次出力が小さくなるので、変流器4の2次巻
線のインピーダンスが高くなり、トリップコイル3に流
れる電流が減少して回路遮断器の遮断動作が遅れるとい
った問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、変流器の2次巻線のインピーダ
ンスが高い場合でも回路遮断器の遮断動作を早めること
が出来る電子式回路遮断器を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る電子式回路遮断器の電源装置は、交流電路に流れる電
流に対応する2次出力を得る変流器の2次側に接続され
た整流回路と、整流回路の出力が所定のレベル以上で所
定の時限継続したときトリップコイルへ通電するサイリ
スタを閉成する時限回路と、時限回路の駆動電力を編成
する制御電源と、制御電源より電力供給を受ける昇圧チ
ヨッパー回路と、サイリスタを介して昇圧チヨッパー回
路のコンデンサをトリップコイルに整流回路と並列に接
続したものである。
【0009】この発明の請求項2に係る電子式回路遮断
器の電源装置は、請求項1のものに整流回路の出力が所
定のレベル以上となったことを検知する電流検出回路
と、この電流検出回路の検知出力により上記整流回路の
出力が所定のレベル以上のとき昇圧チヨッパー回路を作
動させ、上記整流回路の出力が所定のレベル未満のとき
上記昇圧チヨッパー回路の作動を止める第2の開閉素子
とを備えたものである。
【0010】この発明の請求項3に係る電子式回路遮断
器の電源装置は、請求項1又は請求項2のものに、時限
回路からのサイリスタ閉成信号と同時に出力される動作
信号により昇圧チヨッパー回路の作動を止める第3の開
閉素子とを備えたものである。
【0011】
【作用】この発明による電子式回路遮断器の電源装置
は、制御電源の余剰電流を昇圧チヨッパー回路により昇
圧しコンデンサに蓄積された高電圧の電荷をトリップコ
イル回路に印加することにより、トリップコイル回路内
に含まれる変流器の2次巻線の高インピーダンスを障害
とせず、トリップコイルの引き外し励磁電流を得ること
ができる。
【0012】また、電流検出回路により、変流器の2次
出力が所定レベルより小さいことを検知して、変流器の
2次出力が所定レベルより小さいときは第2の開閉素子
により昇圧チヨッパー回路の作動を停止して制御電源の
電力不足をなくする。
【0013】また、時限回路からのサイリスタ閉成信号
と同時に出力される動作信号により第3の開閉素子を介
して昇圧チヨッパー回路の作動を停止することで、トリ
ップコイルへ電荷を放出した昇圧しコンデンサへの充電
電流を抑制して制御電源の電圧降下による遮断動作の不
安定をなくする。
【0014】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明による電子式回路遮断器の回
路構成を示すブロック図である。図において、図3と同
一符号は同一又は相当部分を示す。図において,70は
本実施例における制御電源、14は動作開始時にコンデ
ンサへの突入電流を抑制するための定電流ダイオード、
15はこの定電流ダイオード14と直列に接続されたイ
ンダクタンス、16はフリーホイリングダイオード、1
7はフリーホイリングダイオード16のアノード側と後
述の開閉素子21との間に接続された逆流防止用のダイ
オード、18はフリーホイリングダイオード16を介し
てインダクタンス15と接続されたコンデンサ、19は
コンデンサ18と並列接続された定電圧素子であるツェ
ナーダイオード、20はコンデンサ18と並列接続され
た放電抵抗、23はコンデンサ18とトリップコイル3
との間に接続された逆流防止用のダイオード、21はダ
イオード17のカソード側と制御電源70の(−)ライ
ンの間に接続され、後述のパルス発振器76の出力で開
閉される例えばNPNトランジスタを用いたチョッパー
としての開閉素子である。76は制御電源70と並列接
続されて電源電圧を供給されると共に所定のパルス幅の
パルス列信号を開閉素子21であるトランジスタのベー
スに出力するパルス発振器である。これらのインダクタ
ンス15、フリーホイリングダイオード16、コンデン
サ18、開閉素子21、パルス発振器76等で昇圧チョ
ッパー回路を形成している。
【0015】次に動作について説明する。交流電路1に
負荷電流ILが流れ、変流器4の2次側に電圧が誘起さ
れると、制御電源70が作動を開始する。制御電源70
の余剰エネルギー(電流)は昇圧チョッパー回路へ流
れ、制御電源70の電圧がパルス発振器76の作動可能
電圧に達すると、周知の昇圧チョッパー作用によりコン
デンサ18の電圧は制御電源70より高い電圧に保持さ
れコンデンサ18へ大きな電荷が蓄えられる。
【0016】交流電路1の負荷電流ILが増大し時限回
路8の作動によりスイッチ9が閉路されトリップコイル
3に引き外し電流を流すのは、上記従来例と同様であ
る。しかし、該実施例1においては、スイッチ9の閉路
により、コンデンサ18とコンデンサ72からの電荷
(電流)が得られ、コンデンサ18はその電圧が高いの
で変流器4の2次巻線のインピーダンスが高くても、ト
リップコイル3の励磁電流が得られ、回路遮断器の遮断
動作が遅れがなくなる。
【0017】昇圧チョッパー回路側のコンデンサ18へ
はその電荷を充電するのに若干の時間をを必要とするの
で、どちらかと言えば変流器4の2次電圧の低い領域で
ある、回路遮断器の定格電流の125〜500%のとき
の引き外しに有効である。定格電流の500%を越える
領域では変流器4の2次電圧が高く、整流回路5からダ
イオード10aを介してトリップコイル3への励磁電流
が充分得られる。
【0018】実施例2.図2はこの発明の実施例2を示
す電子式回路遮断器の回路構成を示すブロック図であ
る。図において、1〜20、70〜76は上記実施例1
において説明のものと同一である。31は制御電源70
と並列接続されて電源電圧を供給されると共に検出抵抗
6と接続されて検出された電圧信号のレベルが所定値を
越えると出力信号の出力を止める電流検出回路、32は
コレクタとエミッタのそれぞれがパルス発振器76と制
御電源70の(−)ラインに接続され、ベースに電流検
出回路31より信号を受ける例えばNPNトランジスタ
を用いた開閉器としての第2の開閉素子である。
【0019】上記実施例1において、変流器4の2次出
力電圧の非常に低い領域である回路遮断器の定格電流の
70%以内では制御電源70と昇圧チョッパー回路の両
方を作動させるには変流器4の2次出力が不足する。そ
こで上記電流検出回路31および第2の開閉素子32を
設け、検出抵抗6の電圧信号のレベルが所定値以下のと
きは第2の開閉素子32を閉路としてパルス発振器76
の出力を短絡して昇圧チョッパーの開閉素子21の作動
を止めて昇圧チョッパー回路への電流消費をなくして、
制御電源70の作動エネルギーを確保する。回路遮断器
の定格電流以内では一般に回路遮断器の遮断動作は不要
であり、昇圧チョッパー回路のコンデンサ18へのエネ
ルギー蓄積がなくても支障はない。また、交流電路1の
負荷電流が回路遮断器の定格電流近くなり電流検出回路
31がその出力を中止すると、第2の開閉素子32が開
路となり、昇圧チョッパー回路は作動を始める。回路遮
断器の電流遮断動作が行なわれる最低の定格電流の12
5%では過電流状態での通電時間は規格上では1時間以
内、実機で数十分であり、電流検出回路31が昇圧チョ
ッパーの開閉素子21を作動可能にしてコンデンサ18
へのエネルギー蓄積時間は充分確保できる。従って、2
次巻線のインピーダンスが高い変流器4を用いても電子
式回路遮断器としての動作に支障をなくることができ
る。
【0020】実施例3.図3はこの発明の実施例3を示
す電子式回路遮断器の回路構成を示すブロック図であ
る。図において、1〜20、31、32、70〜76上
記実施例2において説明のものと同一である。33は時
限回路8からスイッチ9に出力される動作信号80と同
時に出力される動作信号81をベースに受け、コレクタ
とエミッタのそれぞれがパルス発振器76と制御電源7
0の(−)ラインに接続される例えばNPNトランジス
タを用いた開閉器としての第3の開閉素子である。
【0021】上記実施例1および実施例2において、負
荷電流ILが過電流引外し領域となり、時限回路8から
スイッチ9の閉路信号が出力されると、トリップコイル
3に引き外し電流が整流回路5からダイオード10aを
介し、コンデンサ18からダイオード23を介して流れ
る。このとき昇圧チョッパー回路はコンデンサ18の再
充電のために一時的に定電流ダイオード14の許容限度
いっぱいに制御電源70から大きな電流が供給されよう
として、制御電源70の電圧降下をもたらし、時限回路
8およびスイッチ9の動作を不安定にして、トリップコ
イル3への通電が途中で阻害され、回路遮断器の遮断動
作が充分になされないことがある。
【0022】該実施例3では、時限回路8からスイッチ
9に出力される動作信号80と同時に出力される動作信
号81を第3の開閉素子へ入力して、第3の開閉素子を
閉路とする。これによりパルス発振器76の出力を短絡
して開閉素子21のチヨッパー動作中断して昇圧チョッ
パー回路の昇圧作用を停止させ、スイッチ9の閉成によ
りトリップコイル3への通電開始と同時に昇圧チョッパ
ー回路の動作を止めるので、昇圧チョッパー回路への多
大な電流の流入を抑制して、制御電源70の電圧降下を
なくして、回路遮断器の遮断動作を安定させることがで
きる。
【0023】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】制御電源の余剰電流を昇圧チヨッパー回路
により昇圧しコンデンサに蓄積させた高電圧の電荷をト
リップコイル回路に印加することにより、トリップコイ
ル回路内に含まれる変流器の2次巻線の高インピーダン
スを障害とせず、トリップコイルの引き外し励磁電流を
得ることができ、交流電路の電流検出の変流器を小形に
できる。
【0025】また、変流器の2次出力が所定レベルより
小さいことを検知する電流検出回路を設け、この検知結
果により変流器の2次出力が所定レベルより小さいとき
は第2の開閉素子により昇圧チヨッパー回路の作動を停
止して昇圧チヨッパー回路への電流を抑制するので制御
電源の電力不足がなくなる。
【0026】また、時限回路からのサイリスタ閉成信号
と同時に出力される動作信号により昇圧チヨッパー回路
の作動を停止する第3の開閉素子を設けることで、トリ
ップコイルへ電荷を放出したコンデンサへの再充電電流
を抑制して制御電源の電圧降下による遮断動作の不安定
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の電子式回路遮断器の回路
構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例2の電子式回路遮断器の回路
構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施例3の電子式回路遮断器の回路
構成を示すブロック図である。
【図4】従来の電子式回路遮断器の回路構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 交流電路、 2 回路遮断器、 3 トリップ
コイル 4 変流器、 5 整流器、 8 時限回路、
9 サイリスタ 15 インダクタンス、 16 フリーホイリングダ
イオード 18 コンデンサ、 21 第1の開閉素子、 3
1 電流検出回路 32 第2の開閉素子、 33 第3の開閉素子 70 制御電源、 76 パルス発振器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電路を開閉する遮断機構と、上記交
    流電路に流れる負荷電流に対応する2次出力を得る変流
    器と、この変流器の2次側に接続された整流回路と、こ
    の整流回路の出力が所定のレベル以上で所定の時限継続
    したときサイリスタを閉成する時限回路と、上記サイリ
    スタの閉成による上記整流回路からの通電により上記遮
    断機構を引き外し開路作動させるトリップコイルと、上
    記時限回路の駆動電力を編成する制御電源と、この制御
    電源の一方の極出力に直列に接続されたインダクタンス
    と、このインダクタンスと直列に接続された第1の開閉
    素子と、この第1の開閉素子と並列に接続されたコンデ
    ンサと、前記インダクタンスを発振させ前記コンデンサ
    の充電電圧を所定の電圧値に昇圧させるよう第1の開閉
    素子を制御するパルス発振器からなる昇圧チヨッパー回
    路とを備え、前記コンデンサを上記サイリスタを介して
    上記トリップコイルに上記整流回路と並列に接続したこ
    とを特徴とする電子式回路遮断器の電源装置。
  2. 【請求項2】 整流回路の出力が所定のレベル以上とな
    ったことを検知する電流検出回路と、この電流検出回路
    の検知出力により上記整流回路の出力が所定のレベル以
    上のとき昇圧チヨッパー回路を作動させ、上記整流回路
    の出力が所定のレベル未満のとき上記昇圧チヨッパー回
    路の作動を止める第2の開閉素子とを備えたことを特徴
    とする請求項1記載の電子式回路遮断器の電源装置。
  3. 【請求項3】 時限回路からのサイリスタ閉成信号と同
    時に出力される動作信号により昇圧チヨッパー回路の作
    動を止める第3の開閉素子とを備えたことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の電子式回路遮断器の電源
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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