JP2573123B2 - 溶接機 - Google Patents

溶接機

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JP2573123B2
JP2573123B2 JP12001492A JP12001492A JP2573123B2 JP 2573123 B2 JP2573123 B2 JP 2573123B2 JP 12001492 A JP12001492 A JP 12001492A JP 12001492 A JP12001492 A JP 12001492A JP 2573123 B2 JP2573123 B2 JP 2573123B2
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哲朗 池田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧変動範囲が一部重
複する高電圧の交流電源,低電圧の交流電源で使用され
る溶接機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アーク溶接機等の溶接機は、使用
地域等により商用電源等の入力電源(交流電源)が高電
圧電源,低電圧電源のいずれかになる場合、過電圧,電
圧不足による不都合を防止するため、入力電源の高電
圧,低電圧により、溶接電源を形成するインバータ電源
等の主回路部の接続或いは動作を切換えるだけでなく、
冷却ファンやワイヤ送給モータ等の付帯設備への給電電
圧も切換える必要がある。
【0003】そして、これらの切換えを自動的に行うに
は入力電源の高電圧,低電圧を正確に判別する必要があ
り、そのため、両電圧は電圧変動が生じても重複しない
ようにかなり離れた電圧であることを要する。
【0004】しかし、この種溶接機が使用される地域に
よっては、前記の高電圧,低電圧が例えば575V,4
60Vと接近し、しかも、それぞれの電圧変動が共に1
2%あり、高電圧側の電圧変動範囲の最低電圧が(57
5V×0.88=)506V,低電圧側の電圧変動範囲
の最高電圧が(460×1.12=)515Vになり、
高電圧と低電圧の電圧範囲が一部重複することがある。
【0005】そして、このような一部重複する高電圧,
低電圧の2種の交流電源のいずれかで使用する場合は、
従来、高電圧仕用の溶接機と低電圧仕用の溶接機とを用
意し、入力電源の電圧に応じて使用する溶接機を変えて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のように電圧
範囲が一部重複する高電圧,低電圧の交流電源に対し、
それぞれの専用の溶接機を用意することは極めて不経済
である。
【0007】そして、主回路部がインバータ電源等の場
合は、入力電源又は出力の溶接電源の電圧変動に追従し
て制御周波数を変えたりすることにより、比較的容易に
入力電源の高電圧,低電圧に応じた切換えが行えるが、
付帯設備への給電を切換えることは容易でなく、この切
換えが行えるものは発明されていない。
【0008】本発明は、とくに給電される交流電源が一
部重複する高電圧,低電圧のいずれであっても、自動的
な切換えにより付帯設備過電圧,電圧不足による弊害を
防止して給電できる溶接機を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の溶接機においては、電圧変動範囲が一部
重複する高電圧の交流電源と低電圧の交流電源とが択一
的に給電される入力開閉器と、この開閉器を介した交流
電源が給電され溶接電源を形成する主回路部と、入力開
閉器を介した交流電源が1次側に給電され,2次側出力
を冷却ファン,モータ等の付帯設備に給電する補助トラ
ンスと、入力開閉器と補助トランスの1次側との間に設
けられ補助トランスの受電端子を高電圧端子,低電圧端
子に択一的に切換える接続切換回路と、しきい値が高電
圧の交流電源と低電圧の交流電源の電圧重複範囲に相当
する2次側出力の電圧範囲の中間値に設定され,入力開
閉器が投入される起動時の2次側出力の電圧のしきい値
以上,未満により受電端子を高電圧端子,低電圧端子に
択一的に決定して前記接続切換回路の切換えを制御する
電圧決定部と、この決定部の決定後の2次側出力の電圧
の所定値以上の高電圧変動,低電圧変動により入力開閉
器の開放,前記主回路部の出力停止に制御する保護部と
を備える。
【0010】
【作用】前記のように構成された本発明の溶接機の場
合、入力開閉器が投入されて起動されると、この開閉器
を介した交流電源が接続切換回路から補助トランスの1
次側に供給され、このトランスの2次側出力の電圧が電
圧決定部によりしきい値と比較される。
【0011】そして、2次側出力の電圧がしきい値以上
になるのは、通常、交流電源が高電圧電源の場合である
ため、電圧決定部により接続切換回路を介して補助トラ
ンスの受電端子を高電圧端子に設定する。
【0012】また、2次側出力の電圧がしきい値未満に
なるのは、通常、交流電源が低電圧電源の場合であるた
め、電圧決定部により接続切換回路を介して補助トラン
スの受電端子を低電圧端子に設定する。
【0013】この電圧決定部の設定に基づく補助トラン
スの1次側の自動的なタップ切換えにより、多くの場合
は、付帯設備の給電電圧が交流電源の高電圧,低電圧に
よらずほぼ一定に保たれ、付帯設備の給電の過電圧,電
圧不足が防止される。
【0014】さらに、起動時に高電圧の交流電源,低電
圧の交流電源が何らかの原因でしきい値に相当する重複
範囲の中間値より低電圧,高電圧それぞれになり、その
後所定値以上の高電圧変動,低電圧変動が生じて前記中
間値より高電圧,低電圧それぞれの電圧状態に戻り、電
圧決定部に基づく受電端子の決定が交流電源の電圧に適
合しなくなると、保護部が動作する。
【0015】そして、この保護部の動作により、高電圧
変動が生じたときは過電圧から付帯設備を保護するよう
に入力開閉器が開放されて給電が停止し、低電圧変動が
生じたときは主回路部の出力を停止して付帯設備の電圧
不足に伴なう出力不足等の弊害が防止される。そして、
保護部の動作後に入力開閉器を再投入すると、再び電圧
決定部による補助トランスの1次側のタップ切換えが行
われる。
【0016】したがって、電圧決定部による起動時のタ
ップ切換えと、この切換え後の保護部による給電停止又
は主回路部の出力停止とにより、電圧範囲の一部が重複
する高電圧の交流電源,低電圧の交流電源のいずれの給
電時にも、過電圧,電圧不足による弊害を防止して付帯
設備が給電駆動される。
【0017】
【実施例】1実施例につき、図1及び図2を参照して説
明する。 (構成)図1は交流電源を3相電源としたときのアーク
溶接機の電源部の全体構成を示し、同図において、1a
〜1cは受電用の3相の電源端子、2は3相遮断器構成
の入力開閉器であり、電源端子1a〜1cに接続された
3相接点2a〜2cを有する。3はインバータ構成の主
回路部であり、入力整流器4,半導体ブリッジ構成のイ
ンバータ回路5,出力トランス6及び出力整流器7から
なる。8p,8nは直流の溶接電源を出力する正,負の
出力端子である。
【0018】9は補助トランスであり、1次側の巻線1
0の一端11aが接点2bを介して電源端子1bに接続
されている。12は開閉器2と巻線10との間に設けら
れた接続切換回路であり、接点2aと巻線10の高電圧
端子,低電圧端子としての他端11b,中間タップ11
cとの間に常閉の接点12a,常開の接点12bを設け
て形成されている。
【0019】13はインバータ回路5の駆動を制御する
インバータ制御回路であり、補助トランス9の2次側の
第1巻線14から給電される。15は電圧決定部,保護
部を形成する給電制御回路であり、トランス9の2次側
の第2巻線16から給電される。17はインバータ回路
5の冷却ファンであり、トランス9の2次側の第3巻線
18から給電される。
【0020】19は開閉器2の引外し用のリレーコイ
ル、20は接点12a,12bの開閉制御用のリレーコ
イル、21は溶接機のワイヤ送給モータであり、トラン
ス9の2次側の第4巻線22により給電される。なお、
ファン17,モータ21が溶接機の付帯設備を形成す
る。
【0021】また、給電制御回路15は図2に示すよう
に構成され、同図において、23〜26は整流器を形成
するダイオード、27,28は平滑用のコンデンサ、2
9はリレー構成の電圧決定部であり、抵抗30,ツェナ
ダイオード31,可変抵抗32が形成する高電圧検出回
路と、抵抗33,コンデンサ34が形成する小時定数の
平滑回路と、抵抗35,サイリスタ36,ダイオード3
7,抵抗38が形成する切換ロック回路と、抵抗39,
ツェナダイオード40,可変抵抗41が形成する低電圧
検出回路と、抵抗39とともに時定数回路を形成するコ
ンデンサ42と、リレーコイル43及び接点44,45
が形成する接続切換リレーと、リレーコイル43の駆動
用のトランジスタ46と、トランジスタ保護用のダイオ
ード47とを有する。
【0022】48は保護部であり、ツェナダイオード4
9,抵抗50,51,トランジスタ52,過電圧リレー
53及びその接点54が形成する過電圧保護回路と、基
準電源55,比較器56,不足電圧リレー57,増幅器
58及び抵抗59〜65,コンデンサ66からなる電圧
不足保護回路とを有する。
【0023】(動作)まず、電源端子1a〜1cの3相
交流電源は、使用地域等により例えば575Vの高電圧
電源又は460Vの低電圧電源になり、しかも、両電源
の電圧範囲が接近し、高電圧電源の低電圧側と低電圧電
源の高電圧側とは一部重複する。
【0024】そして、開閉器2が投入されると、電源端
子1a〜1cの交流電源が開閉器2を介して主回路部3
及びトランス10の1次側に給電される。
【0025】このとき、主回路部3においては、交流電
源が整流器4により整流された後、制御回路13の制御
に基づくインバータ5の高周波スイッチングにより高周
波交流に変換され、この交流が出力トランス6を介して
整流器7に供給され、この整流器7の直流出力が溶接電
源として出力端子8p,8nから出力される。
【0026】また、開閉器2が投入される起動時は、リ
レーコイル20が通電されず、接続切換回路12の接点
12aが閉(オン),接点12bが開(オフ)に初期設
定され、巻線10の受電端子が高電圧に対応した他端1
1bになり、開閉器2を介した交流電源が1次巻線10
の一端11a,他端11b間に印加される。
【0027】そして、巻線10との巻数比に応じた2次
巻線出力が2次側の各巻線14,16,18,22に発
生し、巻線14,16の出力は制御回路13,15に供
給され、巻線18,22の出力はファン17,モータ2
1等に給電される。
【0028】この給電に基づき、制御回路13は巻線1
4の電圧に応じてインバータ5のスイッチング動作を調
整し、インバータ5の高周波交流を常に一定値(定格
値)に制御する。つぎに、制御回路15は巻線16の一
端16a,タップ16b,他端16cの出力をダイオー
ド23〜26により整流した後、コンデンサ27,28
により平滑し、タップ16bを基準電位点とする2電源
を形成する。
【0029】また、抵抗30,ツェナダイオード31,
可変抵抗32の直列回路は、交流電源の電圧重複範囲に
相当する巻線16の出力電圧範囲の中間値を、電源投入
時の電圧決定のしきい値としての高電圧判定値とし、巻
線16の出力電圧が高電圧判定値以上になるときのコン
デンサ27の平滑出力によりツェナダイオード31がオ
ンするように設定される。
【0030】そして、交流電源が前記高電圧判定値以上
の通常電圧範囲の高電圧電源の場合、開閉器2の投入に
よりツェナダイオード31がオンし、このダイオード3
1,抵抗33を介した電流によりコンデンサ34が充電
される。
【0031】また、抵抗39,ツェナダイオード40,
可変抵抗41の直列回路は、前記高電圧判定値より低い
低電圧判定値を設定する。そして、ツェナダイオード3
1がオンするときは、ツェナダイオード40もオンし、
このダイオード40を介した電流によりコンデンサ42
が充電される。
【0032】ところで、抵抗30,33,コンデンサ3
4が形成する平滑回路(積分回路)の時定数は抵抗3
9,コンデンサ42が形成する平滑回路(積分回路)の
時定数より十分に小さく、コンデンサ34が先に充電さ
れる。
【0033】そして、この充電によりサイリスタ36の
ゲート電圧が直ちにオン電圧に達し、コンデンサ42の
充電電圧がトランジスタ46のオン電圧に達する前にサ
イリスタ36がオンする。このサイリスタ36のオンに
より、抵抗38,ダイオード37,サイリスタ36の放
電路が形成され、コンデンサ42の充電が阻止されてト
ランジスタ46がオフに保持される。
【0034】そして、トランジスタ46がオフしてリレ
ーコイル43が非通電に保たれるため、接点44,45
がオフし、リレーコイル20が非通電に保持されて接続
切換回路12は初期設定の状態に維持される。
【0035】一方、開閉器2の投入時の交流電源が前記
高電圧判定値未満の通常電圧範囲の低電圧電源であれ
ば、巻線16の一端16aとタップ16bとの間の正電
源の電圧が前記高電圧判定値より低く、ツェナダイオー
ド31はオフするが、前記低電圧判定値より高く、ツェ
ナダイオード40はオンする。そして、ツェナダイオー
ド31のオフによりサイリスタ36はオフし、ツェナダ
イオード40を介した電流によりコンデンサ42が充電
されてトランジスタ46がオンする。
【0036】このトランジスタ46のオンによりリレー
コイル43が通電駆動されて接点44,45がオンし、
接点44のオンによりリレーコイル43の通電路が自己
保持され、接点45のオンによりリレーコイル20が通
電される。そして、この通電により接点切換回路12は
接点12aがオン,接点12bがオフに反転して切換わ
り、トランス9の受電端子が他端11bの高電圧端子か
らタップ11cの低電圧端子に切換わる。
【0037】このとき、トランス9の1次側の巻線10
の巻数が減少し、各巻線14,16,18,22の出力
電圧が高電圧時と同じになるように上昇補正される。し
たがって、開閉器2の投入時の交流電源の電圧のしきい
値以上,未満に基づき、接続切換回路12を介してトラ
ンス9の1次側の巻線10の受電端子が高電圧端子,低
電圧端子に自動的に切換わる。
【0038】そして、交流電源が電圧判別のしきい値以
上の通常電圧範囲の高電圧電源,しきい値未満の通常電
圧範囲の低電圧電源であれば、巻線10の受電端子の切
換えにより各巻線14,16,18,22の出力電圧が
常にそれぞれの規定電圧に保持され、ファン17,モー
タ21等の付帯設備が過不足のない電源で安定に駆動さ
れる。
【0039】つぎに、交流電源が高電圧電源ではある
が、その電圧が開閉器2の投入時に前記高電圧判定値よ
り低電圧に低下している場合は、まず、投入時の電圧判
別により巻線10の受電端子はタップ11cが形成する
低電圧端子に切換わる。
【0040】そして、この切換わり後に交流電源が所定
値以上電圧上昇し、高電圧判定値以上の通常電圧範囲の
高電圧電源に戻っても、自己保持動作でリレーコイル4
3の通電が継続され、巻線10の受電端子は低電圧端子
に保持される。
【0041】このとき、2次側の各巻線14,16,1
8,22の出力電圧が過電圧になり、巻線16の過電圧
によりコンデンサ27の平滑出力が保護部48のツェナ
ダイオード49,抵抗50,51により設定される過電
圧基準値より大きくなり、ツェナダイオード49がオン
してトランジスタ52がオンし、このオンにより過電圧
リレー53が動作し、その接点54が開放される。そし
て、この開放によりリレーコイル19が非通電になり、
開閉器2が釈放されて入力電源が遮断される。
【0042】この遮断によりファン17,モータ21等
の付帯設備は、入力電源の電圧と接続切換回路12の切
換えとの不適合に伴う過電圧から防止される。そして、
開閉器2を再投入すると、このとき、入力電源の電圧が
重複範囲のしきい値以上の高電圧に戻っているため、接
続切換回路12により巻線10の受電端子が初期設定の
高電圧端子に保持され、正常な給電状態になる。
【0043】つぎに、入力電源が低電圧電源ではある
が、その電圧が開閉器2の投入時に前記高電圧判定値以
上の高電圧に上昇している場合は、まず、投入時の電圧
判別により巻線10の受電端子は他端11cが形成する
高電圧端子に保持される。
【0044】そして、投入後に入力電源が所定値以上電
圧低下し、高電圧判定値未満の通常電圧範囲の低電圧電
源に戻っても、サイリスタ36がオンしてリレーコイル
43は非通電に保たれ、巻線10の受電端子が高電圧端
子に保持される。
【0045】このとき、2次側の各巻線14,16,1
8,22の出力電圧が不足し、巻線16の電圧低下によ
りコンデンサ29の平滑出力を分圧した抵抗61,62
の接続点Bの検出電圧が基準電源55を分圧した抵抗5
9,60の接続点Aの電圧不足基準値より低下し、比較
器56の出力がハイレベルになる。
【0046】そして、このハイレベルにより不足電圧リ
レー57が動作し、このリレー57の出力により抵抗6
5を介してコンデンサが充電され、この充電の終了によ
り増幅器58の出力がハイレベルの停止指令に反転す
る。
【0047】この停止指令が制御回路13に供給され、
この供給により制御回路13がインバータ回路5を停止
制御し、この停止制御により主回路部3の出力が停止さ
れる。
【0048】そして、インバータ回路5の動作が停止し
た後、開閉器2を開放して再投入すれば、このとき、交
流電源の電圧が高電圧判定値より低い電圧に戻っている
ため、接続切換回路12により巻線10の受電端子が低
電圧端子に切換えられ、正常な給電状態に戻る。
【0049】したがって、交流電源が電圧範囲の一部が
重複する高電圧電源,低電圧電源のいずれであっても、
過電圧,電圧不足による弊害の発生を防止して冷却ファ
ン17,モータ21等の付帯設備に給電が行える。
【0050】そして、各部の構成等は実施例に限定され
るものでなく、例えば、接続切換回路12の切換等にリ
レーの代わりに半導体スイッチを用いてもよい。また、
入力電源は単相電源であってもよい。そして、種々の溶
接機に適用できるのは勿論である。
【0051】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。入力開閉器
2が投入される起動時に、電圧決定部29により補助ト
ランス9の2次側出力の電圧のしきい値以上,未満から
交流電源を高電圧電源,低電圧電源に決定し、この決定
に基づく接続切換回路12のタップ切換えによりトラン
ス9の1次側の受電端子を高電圧端子,低電圧端子に択
一的に切換え、しかも、その後交流電源の電圧が変動し
て交流電源の電圧に対して受電端子の決定が適合しなく
なると、保護部48により開閉器2の開放又は主回路部
3の出力停止に制御したため、交流電源が一部重複する
高電圧,低電圧のいずれであっても自動的な切換えによ
り付帯設備に過電圧,電圧不足の弊害を防止して給電す
ることができ、一部重複する高電圧,低電圧のいずれで
も使用可能な溶接機を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶接機の1実施例のブロック結線図で
ある。
【図2】図1の一部の詳細な結線図である。
【符号の説明】
2 入力開閉器 3 主回路部 9 補助トランス 12 接続切換回路 17 冷却ファン 21 モータ 29 電圧決定部 48 保護部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 哲朗 大阪市東淀川区淡路2丁目14番3号 株 式会社三社電機製作所内 (72)発明者 檀上 謙三 大阪市東淀川区淡路2丁目14番3号 株 式会社三社電機製作所内 (72)発明者 青山 雅洋 大阪市東淀川区淡路2丁目14番3号 株 式会社三社電機製作所内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧変動範囲が一部重複する高電圧の交
    流電源と低電圧の交流電源とが択一的に給電される入力
    開閉器と、 前記入力開閉器を介した交流電源が給電され溶接電源を
    形成する主回路部と、 前記入力開閉器を介した交流電源が1次側に給電され,
    2次側出力を冷却ファン,モータ等の付帯設備に給電す
    る補助トランスと、 前記入力開閉器と前記補助トランスの1次側との間に設
    けられ前記補助トランスの受電端子を高電圧端子,低電
    圧端子に択一的に切換える接続切換回路と、 しきい値が前記高電圧の交流電源と前記低電圧の交流電
    源の電圧重複範囲に相当する前記2次側出力の電圧範囲
    の中間値に設定され,前記入力開閉器が投入される起動
    時の前記2次側出力の電圧の前記しきい値以上,未満に
    より前記受電端子を前記高電圧端子,前記低電圧端子に
    択一的に決定して前記接続切換回路の切換えを制御する
    電圧決定部と、 前記電圧決定部の決定後の前記2次側出力の電圧の所定
    値以上の高電圧変動,低電圧変動により前記入力開閉器
    の開放,前記主回路部の出力停止に制御する保護部とを
    備えたことを特徴とする溶接機。
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