JPH08124871A - 半導体基板の処理装置 - Google Patents

半導体基板の処理装置

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JPH08124871A
JPH08124871A JP26057494A JP26057494A JPH08124871A JP H08124871 A JPH08124871 A JP H08124871A JP 26057494 A JP26057494 A JP 26057494A JP 26057494 A JP26057494 A JP 26057494A JP H08124871 A JPH08124871 A JP H08124871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
wall
processing chamber
processing
semiconductor substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP26057494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Kurooka
和巳 黒岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体基板の処理装置において、処理室内へ
の汚染物質の侵入を阻止し、処理室内の清浄度の悪化を
防止すること。 【構成】 第1の導入管17から処理室1内に処理ガス
を導入する。そして、第2の導入管18から処理室1と
第1の外壁15との間に酸化ガスを供給し、第3の導入
管19から前記第1の外壁15と第2の外壁16との間
に還元ガスを供給する。加熱装置10などから放出され
た重金属などの汚染物質が前記処理室1内に侵入するに
は、第2の外壁16と第1の外壁15とを通過する必要
がある。このとき、汚染物質のうち、酸化されるものは
酸化ガスで酸化されて第2の排出管21から機外に排出
され、還元されるものは還元ガスで還元されて第3の排
出管22から機外に排出される。したがって、処理室1
内には汚染物質が到達しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板を熱処理す
るための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造プロセスにおい
て、熱酸化処理や拡散処理等を行うための熱処理装置
が、例えば特開平6−196428号公報(H01L2
1/22)に示されており、これを図3に基づいて説明
する。1は縦型円筒状の石英製処理室であり、下面に半
導体基板の出入口2を有している。前記処理室1の壁面
は、外壁3と内壁4との二重構造に構成され、外壁3と
内壁4との間にはガス通路5が形成されている。6は前
記ガス通路5を左右領域に(ガス通路5aとガス通路5
bとに)区画する区画壁、7・・・は前記内壁4の全面
に多数形成された透孔、8は前記処理室1の下部に、前
記ガス通路5a内と連通するように形成されたガス導入
部、9は前記処理室1の下部における前記導入部8と対
称位置に設けられたガス排出部で、前記ガス通路5bと
連通している。10は前記処理室1を内包するように配
設された円筒状の加熱装置であり、ドーナツ状のヒータ
11〜14を積み重ねることにより構成されている。
【0003】このような構成において、半導体基板A・
・・の熱処理は、前記加熱装置10により処理室1内が
600℃〜800℃程度の安定温度になるまで加熱した
後、処理室1内に半導体基板A・・・を挿入し、処理室
1内の温度を処理温度まで引き上げ、処理ガスを導入す
る。処理ガスが前記導入部8からガス通路5a内に導入
されると、導入部8が設けられている側の領域に存在す
る透孔7・・・から処理室1内に噴出する。更にこの処
理ガスはほぼ水平方向に流れて反対側の領域に存在する
透孔7・・・に至り、この間に基板A・・・と反応す
る。その後は、ガス通路5bを通過し、排出部9から排
出される。
【0004】処理後は処理室1内を引き出し温度まで低
下させ、基板A・・・を処理室1から引き出す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来例にあっては、前
記加熱装置などから重金属などの汚染物質が放出され、
それが処理室の壁を通過して、処理室内に侵入し、室内
の清浄度を低下させる問題がある。本発明は、斯かる問
題点に鑑み、このような汚染物質が処理室内に侵入する
ことを防止して、室内の清浄度を保つことを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における半導体基
板の処理装置は、半導体基板を出し入れ可能に構成され
た処理室と、この処理室に処理ガスを導入するための導
入部Aと、前記処理室の外壁面を、間隔をおきながらn
重(n≧1)に覆う壁面と、前記相対する壁面の間にガ
スを導入するための導入部Bと、前記処理ガスやガスを
排出するための排出部とを備え、少なくとも1つの導入
部Bに酸化性ガス又は還元性ガスを導入するものであ
る。
【0007】また、本発明における半導体基板の処理装
置は、半導体基板を出し入れ可能に構成された処理室
と、この処理室に処理ガスを導入するための導入部A
と、前記処理室の外壁面を、間隔をおきながらn重(n
≧2)に覆う各壁面と、前記相対する壁面の間にガスを
導入するための各導入部Bと、前記処理ガスやガスを排
出するための排出部とを備え、前記各導入部Bのうち、
少なくとも2つの導入部Bの一方に酸化性ガスを、他方
に還元性ガスを導入するものである。
【0008】
【作用】即ち、請求項1の発明にあっては、汚染物質が
処理室内に達する前に、酸化性ガス又は還元性ガスによ
って、酸化又は還元され、機外に排出される。また、請
求項2の発明にあっては、汚染物質が酸化されるもので
も還元されるものであっても、酸化されるものは酸化ガ
スで酸化し、還元されるものは還元ガスで還元し、機外
に排出する。
【0009】
【実施例】本発明を具現化した実施例を図1に基づいて
説明する。但し、従来例と同様の個所には同符号を用
い、説明を省略する。15は処理室1の外壁面を覆うよ
うに設けられた第1の外壁であり、前記処理室1の外壁
面との間に所定の間隔を有している。16は前記第1の
外壁15の外側を覆うように設けられた第2の外壁であ
り、前記第1の外壁15の外側面との間に所定の間隔を
有している。すなわち、前記処理室1は前記第1の外壁
15と第2の外壁16とにより2重に覆われていること
になる。
【0010】17は前記処理室1内に通じる第1の導入
管、18は前記処理室1と第1の外壁15との間に通じ
る第2の導入管、19は前記第1の外壁15と第2の外
壁16との間に通じる第3の導入管、20は前記処理室
1内の処理ガスを排出するための第1の排出管、21は
前記処理室1と第1の外壁15との間の気体を排出する
ための第2の排出管、22は前記第1の外壁15と第2
の外壁16との間の気体を排出するための第3の排出管
である。
【0011】このような構成において、半導体基板A・
・・の熱処理方法は従来と同様であり、前記第1の導入
管17から処理室1内に処理ガスを導入する。本実施例
にあっては、前記第2の導入管18から前記処理室1と
第1の外壁15との間に酸化ガスを供給し、前記第3の
導入管19から前記第1の外壁15と第2の外壁16と
の間に還元ガスを供給する。
【0012】加熱装置10などから放出された重金属な
どの汚染物質が前記処理室1内に侵入するには、前記第
2の外壁16と第1の外壁15とを通過する必要があ
る。このとき、図2に示す通り、汚染物質のうち、酸化
されるものは酸化ガスで酸化されて第2の排出管21か
ら機外に排出され、還元されるものは還元ガスで還元さ
れて第3の排出管22から機外に排出される。したがっ
て、処理室1内には汚染物質が到達しない。
【0013】以上の実施例以外にも以下のような変形例
が考えられる。 1)内側に酸化ガスを、外側に還元ガスを流したが、こ
れを逆にする。 2)酸化ガスと還元ガスとを同時ではなく交互に流す。 3)第1の外壁15と第2の外壁16とにより2重構造
にして、酸化ガスと還元ガスの流通経路を1経路ずつ形
成したが、これを更に多重構造にして、酸化ガスや還元
ガスの流通経路を増やす。これにより、汚染物質の排除
能力が強化される。
【0014】4)多重構造の任意の2経路を選択して、
酸化ガスと還元ガスとを流す。 5)第2の外壁16を省略し、第1の外壁15のみにし
て、酸化ガス又は還元ガスの一方のみを流す。上記実施
例に比べて、汚染物質の排除効果は劣るが、装置の構造
は簡略化される。 6)第1の外壁15のみにして、酸化ガスと還元ガスを
交互に流す。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明にあっては、汚染物質が
処理室内に達する前に、酸化性ガス又は還元性ガスによ
って、酸化又は還元し、機外に排出するので、処理室内
に汚染物質が侵入しにくく、処理室内の清浄度の悪化を
抑制できる。また、請求項2の発明にあっては、請求項
1の効果に加え、汚染物質の遮断効果が更に良好であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における半導体基板の処理装置
の内部機構図である。
【図2】図1に示す処理装置の要部断面図である。
【図3】従来例における半導体基板の処理装置の内部機
構図である。
【符号の説明】
A 半導体基板 1 処理室 15 第1の外壁(壁面) 16 第2の外壁(壁面) 17 第1の導入管(導入部A) 18 第2の導入管(導入部B) 19 第3の導入管(導入部B) 20 第1の排出管(排出部) 21 第2の排出管(排出部) 22 第3の排出管(排出部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板を出し入れ可能に構成された
    処理室と、この処理室に処理ガスを導入するための導入
    部Aと、前記処理室の外壁面を、間隔をおきながらn重
    (n≧1)に覆う壁面と、前記相対する壁面の間にガス
    を導入するための導入部Bと、前記処理ガスやガスを排
    出するための排出部とを備え、少なくとも1つの導入部
    Bに酸化性ガス又は還元性ガスを導入することを特徴と
    した半導体基板の処理装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板を出し入れ可能に構成された
    処理室と、この処理室に処理ガスを導入するための導入
    部Aと、前記処理室の外壁面を、間隔をおきながらn重
    (n≧2)に覆う各壁面と、前記相対する壁面の間にガ
    スを導入するための各導入部Bと、前記処理ガスやガス
    を排出するための排出部とを備え、前記各導入部Bのう
    ち、少なくとも2つの導入部Bの一方に酸化性ガスを、
    他方に還元性ガスを導入することを特徴とした半導体基
    板の処理装置。
JP26057494A 1994-10-25 1994-10-25 半導体基板の処理装置 Pending JPH08124871A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100417469B1 (ko) * 1999-09-20 2004-02-11 주성엔지니어링(주) 2중 챔버벽을 구비한 반도체 소자 제조장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100417469B1 (ko) * 1999-09-20 2004-02-11 주성엔지니어링(주) 2중 챔버벽을 구비한 반도체 소자 제조장치

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