JPH0812464B2 - 架橋樹脂と低分子量ワツクス成分を有するトナー組成物 - Google Patents
架橋樹脂と低分子量ワツクス成分を有するトナー組成物Info
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- JPH0812464B2 JPH0812464B2 JP60207717A JP20771785A JPH0812464B2 JP H0812464 B2 JPH0812464 B2 JP H0812464B2 JP 60207717 A JP60207717 A JP 60207717A JP 20771785 A JP20771785 A JP 20771785A JP H0812464 B2 JPH0812464 B2 JP H0812464B2
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Description
【発明の詳細な説明】 背景 本発明は一般にトナーおよび現像剤組成物に関する、
さらに詳しく云うならば、本発明はポリエチレンやポリ
プロピレンのような低分子量ワツクスと架橋共重合体樹
脂状粒子とを含有するトナー組成物に関する。本発明の
一態様によれば、ポリエチレンやポリプロピレンを含む
低分子量ワツクスと、架橋共重合体組成物と、第二重合
体組成物とを導入されたトナーおよび現像剤組成物が提
供される。さらに、本発明のトナー組成物は光受容体画
像形成部材が負帯電される画像形成システムでのこれ組
組成物の使用を可能にするトナー樹脂粒子に正電荷を付
与するための帯電向上添加剤を含有することができる。
本発明のトナーおよび現像剤組成物はシリコーンオイル
のようなオフセツト防止液を必要としない静電写真画像
形成システムにおける現像を行うのに有効である。
さらに詳しく云うならば、本発明はポリエチレンやポリ
プロピレンのような低分子量ワツクスと架橋共重合体樹
脂状粒子とを含有するトナー組成物に関する。本発明の
一態様によれば、ポリエチレンやポリプロピレンを含む
低分子量ワツクスと、架橋共重合体組成物と、第二重合
体組成物とを導入されたトナーおよび現像剤組成物が提
供される。さらに、本発明のトナー組成物は光受容体画
像形成部材が負帯電される画像形成システムでのこれ組
組成物の使用を可能にするトナー樹脂粒子に正電荷を付
与するための帯電向上添加剤を含有することができる。
本発明のトナーおよび現像剤組成物はシリコーンオイル
のようなオフセツト防止液を必要としない静電写真画像
形成システムにおける現像を行うのに有効である。
ワツクス状物質を用いたトナーおよび現像剤組成物は
公知である。例えば、英国特許第1,442,835号には、ス
チレン単独重合体または共重合体樹脂と、ポリエチレン
およびポリプロピレンから選らばれたポリアルキレン化
合物少なくとも1種とからなるトナー組成物が記載され
ている。この特許の開示(第2項第90行以後の記載参
照)によれば、出発重合体樹脂はスチレンの単独重合
体、またはスチレンと他の不飽和単量体との共重合体の
どちらであつてもよく、その具体例は第3頁第1行以下
に開示されている。この特許に開示されているトナー組
成物に導入するために選らばれるポリアルキレン化合物
は、平均分子量約2,000〜約6,000のポリエチレンやポリ
プロピレンのような、低分子量のものを包含する。
公知である。例えば、英国特許第1,442,835号には、ス
チレン単独重合体または共重合体樹脂と、ポリエチレン
およびポリプロピレンから選らばれたポリアルキレン化
合物少なくとも1種とからなるトナー組成物が記載され
ている。この特許の開示(第2項第90行以後の記載参
照)によれば、出発重合体樹脂はスチレンの単独重合
体、またはスチレンと他の不飽和単量体との共重合体の
どちらであつてもよく、その具体例は第3頁第1行以下
に開示されている。この特許に開示されているトナー組
成物に導入するために選らばれるポリアルキレン化合物
は、平均分子量約2,000〜約6,000のポリエチレンやポリ
プロピレンのような、低分子量のものを包含する。
さらに、「正帯電トナー組成物」と題する同時係属中
の米国特許出願第434,198号には、樹脂粒子と顔料粒子
と分子量約500〜約20,000の低分子量ワツクス状物質と
からなる静電トナー粒子からなり、さらに例えばハロゲ
ン化アルキルピリジニウムや有機スルホン酸塩組成物や
有機硫酸塩組成物から選らばれた帯電向上添加剤約0.5
重量%〜約10重量%を含有している現像剤組成物混合物
が開示されている。この同時係属出願の開示は全体的に
本願の参考になる。
の米国特許出願第434,198号には、樹脂粒子と顔料粒子
と分子量約500〜約20,000の低分子量ワツクス状物質と
からなる静電トナー粒子からなり、さらに例えばハロゲ
ン化アルキルピリジニウムや有機スルホン酸塩組成物や
有機硫酸塩組成物から選らばれた帯電向上添加剤約0.5
重量%〜約10重量%を含有している現像剤組成物混合物
が開示されている。この同時係属出願の開示は全体的に
本願の参考になる。
また、米国特許第4,206,247号には、低分子量ポリオ
レフインやアルキル改質フエノール樹脂を含む樹脂の混
合物からなる現像剤組成物が開示されている。特に、こ
の特許の第4欄第6行にはその発明はA群から選らばれ
た樹脂少なくとも1種とB群から選らばれた樹脂少なく
とも1種とを特定の割合で含有するトナー粒子によつて
現像する工程からなる方法に関するものであり、A群の
樹脂は低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレ
ン、および類似物を包含し、そしてB群の樹脂は天然樹
脂改質マレイン酸樹脂および天然改質ペンタエリトリト
ール樹脂を包含することが示されている。A群の樹脂の
例としてはポリスチレン、スチレン系共重合体、ポリエ
ステル、エポキシ樹脂等が挙げられている(第5欄第47
行の開示参照)。使用されるポリプロピレンまたはポリ
エチレンの分子量は約1,000〜約10,000、好ましくは約
1,000〜約5,000である。
レフインやアルキル改質フエノール樹脂を含む樹脂の混
合物からなる現像剤組成物が開示されている。特に、こ
の特許の第4欄第6行にはその発明はA群から選らばれ
た樹脂少なくとも1種とB群から選らばれた樹脂少なく
とも1種とを特定の割合で含有するトナー粒子によつて
現像する工程からなる方法に関するものであり、A群の
樹脂は低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレ
ン、および類似物を包含し、そしてB群の樹脂は天然樹
脂改質マレイン酸樹脂および天然改質ペンタエリトリト
ール樹脂を包含することが示されている。A群の樹脂の
例としてはポリスチレン、スチレン系共重合体、ポリエ
ステル、エポキシ樹脂等が挙げられている(第5欄第47
行の開示参照)。使用されるポリプロピレンまたはポリ
エチレンの分子量は約1,000〜約10,000、好ましくは約
1,000〜約5,000である。
また、帯電向上添加剤特にトナー樹脂に正電荷を付与
する添加剤は周知である。例えば、米国特許第2,986,52
1号には微細コロイドシリカで被覆されたトナー樹脂粒
子からなる反転現像剤組成物が記載されている。この特
許の開示によれば、負帯電表面上の静電潜像の現像はコ
ロイドシリカに対する摩擦帯電関係が正である現像剤組
成物を使用することによつて行われる。さらに、米国特
許第3,893,935号には、静電トナー組成物用の帯電制御
剤として特定の第四アンモニウム塩を使用することが記
載されている。この特許の開示によれば、特定の第四ア
ンモニウム塩がトナー材料中に導入されると、適するキ
ヤリアビヒクルと混合されたときに比較的高くて均一で
安定な正味トナー電荷を示し且つ最低量のトナースルー
オフを示す特殊なトナー組成物が提供されることがわか
つた。また、米国特許第4,298,672号には、樹脂粒子
と、顔料粒子と、帯電向上添加剤としての第3欄第14行
以下に詳述されているような式のアルキルピリジニウム
化合物またはその水和物とからなる正帯電トナー組成物
が記載されている。開示されているアルキルピリジニウ
ム化合物の例は塩化セチルピリジニルムである。また、
米国特許第4,338,390号には正帯電現像剤組成物および
帯電向上添加剤としての有機硫酸塩およびスルホン酸塩
組成物が開示されている。
する添加剤は周知である。例えば、米国特許第2,986,52
1号には微細コロイドシリカで被覆されたトナー樹脂粒
子からなる反転現像剤組成物が記載されている。この特
許の開示によれば、負帯電表面上の静電潜像の現像はコ
ロイドシリカに対する摩擦帯電関係が正である現像剤組
成物を使用することによつて行われる。さらに、米国特
許第3,893,935号には、静電トナー組成物用の帯電制御
剤として特定の第四アンモニウム塩を使用することが記
載されている。この特許の開示によれば、特定の第四ア
ンモニウム塩がトナー材料中に導入されると、適するキ
ヤリアビヒクルと混合されたときに比較的高くて均一で
安定な正味トナー電荷を示し且つ最低量のトナースルー
オフを示す特殊なトナー組成物が提供されることがわか
つた。また、米国特許第4,298,672号には、樹脂粒子
と、顔料粒子と、帯電向上添加剤としての第3欄第14行
以下に詳述されているような式のアルキルピリジニウム
化合物またはその水和物とからなる正帯電トナー組成物
が記載されている。開示されているアルキルピリジニウ
ム化合物の例は塩化セチルピリジニルムである。また、
米国特許第4,338,390号には正帯電現像剤組成物および
帯電向上添加剤としての有機硫酸塩およびスルホン酸塩
組成物が開示されている。
トナー像を紙のような永久基体上へ定着させるため
に、トナー粒子が表面に粘着するのを防止できる材料に
よつてその表面が構成されているロールに紙を接触させ
る場合、静電潜像の現像に使用するための現像剤組成物
は選らぶことができる。しかしながら、このプロセスで
は、定着ロールの表面はホツトメルト状態のトナー像と
接触することになるので、トナー像の一部はロール表面
に粘着してそこにとどまることがある。これはトナー像
が次々と定着されるはずの後続シートの表面へのトナー
像の一部転写を生じさせるので、それによつて周知の望
ましくないオフセツト現像を引き起こす。
に、トナー粒子が表面に粘着するのを防止できる材料に
よつてその表面が構成されているロールに紙を接触させ
る場合、静電潜像の現像に使用するための現像剤組成物
は選らぶことができる。しかしながら、このプロセスで
は、定着ロールの表面はホツトメルト状態のトナー像と
接触することになるので、トナー像の一部はロール表面
に粘着してそこにとどまることがある。これはトナー像
が次々と定着されるはずの後続シートの表面へのトナー
像の一部転写を生じさせるので、それによつて周知の望
ましくないオフセツト現像を引き起こす。
オフセツテイングを実質的に無くするために、特に、
トナー粒子が定着ロールの表面に付着するのを防止する
ために、特定タイプのロール(その表面はシリコーンオ
イルのようなオフセツト防止液の薄膜で覆われてもよ
い)が選択されてきた。これ等オイルは大いに有効であ
るけれども、その具体化装置は例えばオイル供給手段を
必要とするので複雑且つ高価である。また、シリコーン
オイルは望ましくない臭いを発生するばかりでなく、こ
れ等オイルはマシンの構成部品上に付着し、そのために
トナー粒子がその上に沈積しそしてシリコーンオイルに
付着する。これは大いに望ましくない。マシンの構成部
品上へのトナー粒子の堆積は画質に悪影響する障害であ
り、その上、これ等部品は定期的に清浄および/または
交換されねばならず、関係するマシンシステムの保守コ
ストを高める。
トナー粒子が定着ロールの表面に付着するのを防止する
ために、特定タイプのロール(その表面はシリコーンオ
イルのようなオフセツト防止液の薄膜で覆われてもよ
い)が選択されてきた。これ等オイルは大いに有効であ
るけれども、その具体化装置は例えばオイル供給手段を
必要とするので複雑且つ高価である。また、シリコーン
オイルは望ましくない臭いを発生するばかりでなく、こ
れ等オイルはマシンの構成部品上に付着し、そのために
トナー粒子がその上に沈積しそしてシリコーンオイルに
付着する。これは大いに望ましくない。マシンの構成部
品上へのトナー粒子の堆積は画質に悪影響する障害であ
り、その上、これ等部品は定期的に清浄および/または
交換されねばならず、関係するマシンシステムの保守コ
ストを高める。
従つて、トナーおよび現像剤組成物、特に、静電写真
画像形成システムに有効である架橋樹脂を用いたこれ等
組成物の必要性が存在する。加えて、シリコーンオイル
のようなオフセツト防止液を必要としない静電写真画像
形成装置における静電潜像の現像および定着のために選
らぶことができる改善されたトナーおよび現像剤組成物
の必要性が依然存在する。さらに、架橋重合体と第二重
合体とのポリブレンド混合物からなるトナーおよび現像
剤組成物の必要性が存在する。さらに、離型材として作
用する低分子量ワツクスを導入されたトナーおよび現像
剤の必要性が残つている。さらに、樹脂粒子のポリブレ
ンド混合物と離型成分として作用する低分子量ワツクス
とから成る正帯電トナー組成物の必要性が残つている。
画像形成システムに有効である架橋樹脂を用いたこれ等
組成物の必要性が存在する。加えて、シリコーンオイル
のようなオフセツト防止液を必要としない静電写真画像
形成装置における静電潜像の現像および定着のために選
らぶことができる改善されたトナーおよび現像剤組成物
の必要性が依然存在する。さらに、架橋重合体と第二重
合体とのポリブレンド混合物からなるトナーおよび現像
剤組成物の必要性が存在する。さらに、離型材として作
用する低分子量ワツクスを導入されたトナーおよび現像
剤の必要性が残つている。さらに、樹脂粒子のポリブレ
ンド混合物と離型成分として作用する低分子量ワツクス
とから成る正帯電トナー組成物の必要性が残つている。
発明の概要 本発明の目的は上記欠点のいくつかを克服したトナー
および現像剤組成物を提供することである。
および現像剤組成物を提供することである。
さらに、本発明の目的は架橋共重合体樹脂状粒子を有
するトナー組成物を提供することである。
するトナー組成物を提供することである。
さらに、本発明の目的は架橋共重合体樹脂状粒子と第
二重合体とのポリブレンド混合物からなるトナー組成物
を提供することである。
二重合体とのポリブレンド混合物からなるトナー組成物
を提供することである。
さらに、本発明の目的は低分子量ポリエチレンまたは
ポリプロピレンワツクスを内部に含有しているトナーお
よび現像剤組成物を提供することである。
ポリプロピレンワツクスを内部に含有しているトナーお
よび現像剤組成物を提供することである。
さらに、本発明の目的はポリブレンド混合物と帯電向
上添加剤とから正帯電トナー組成物を提供することであ
る。
上添加剤とから正帯電トナー組成物を提供することであ
る。
さらに、本発明の目的はシリコーンオイル離型液無し
で静電画像形成システムに使用できるトナーおよび現像
剤組成物を提供することである。
で静電画像形成システムに使用できるトナーおよび現像
剤組成物を提供することである。
本発明の別の目的は架橋重合体と第二樹脂とのポリブ
レンド混合物と低分子量ワツクス組成物とからなるトナ
ー組成物を使用し、且つ融着ロールへのトナーオフセツ
トを防止するためにシリコーンオイル離型液を必要とし
ない、静電写真現像方法を提供することである。
レンド混合物と低分子量ワツクス組成物とからなるトナ
ー組成物を使用し、且つ融着ロールへのトナーオフセツ
トを防止するためにシリコーンオイル離型液を必要とし
ない、静電写真現像方法を提供することである。
本発明のこれ等および他の目的はトナー組成物が架橋
共重合体組成物と第二重合体とのポリブレンド混合物
と、顔料粒子と、低分子量ワツクス材料とからなる現像
剤組成物およびトナー組成物を提供することによつて達
成される。さらに、本発明の組成物中にはトナー樹脂粒
子に正電荷を付与することを主な目的とした帯電向上添
加剤を重要成分として包含させることができる。
共重合体組成物と第二重合体とのポリブレンド混合物
と、顔料粒子と、低分子量ワツクス材料とからなる現像
剤組成物およびトナー組成物を提供することによつて達
成される。さらに、本発明の組成物中にはトナー樹脂粒
子に正電荷を付与することを主な目的とした帯電向上添
加剤を重要成分として包含させることができる。
本発明の一態様においては、例えばジビニルベンゼン
で架橋されたスチレンアルキルメタクリレート等の架橋
共重合体樹脂と、スチレンブタジエン共重合体樹脂等の
第二重合体とのポリブレンド混合物;顔料粒子と;ポリ
エチレンおよびポリプロピレンからなる群から選らばれ
た低分子量ワツクス組成物と;ハロゲン化アルキルピリ
ジニウム(米国特許第4,298,672号参照:この特許の開
示は全体的に本願の参考になる)および有機スルホン酸
塩および硫酸塩組成物からなる群から選らばれた帯電向
上添加剤とからなるトナー組成物が提供される。有機ス
ルホン酸塩および硫酸塩組成物の具体例はパラトルエン
スルホン酸ステアリルベンジルアンモニウム、メチルス
ルホン酸ステアリルジメチルフエネチルアンモニウム、
パラトルエンスルホン酸ステアリルジメチルフエネチル
アンモニウム、メチル硫酸セチルジエチルベンジルアン
モニウム、パラトルエンスルホン酸ミリスチルジメチル
フエネチルアンモニウム、メチル硫酸セチルジエチルベ
ンジルアンモニウム等である(例えば、米国特許第4,33
8,390号参照:その開示は全体的に本願の参考にな
る)。本発明の対象物が達成される限り、メチル硫酸ジ
ステアリルジメチアンモニウムのような他の帯電向上添
加剤を選らぶことも可能である。
で架橋されたスチレンアルキルメタクリレート等の架橋
共重合体樹脂と、スチレンブタジエン共重合体樹脂等の
第二重合体とのポリブレンド混合物;顔料粒子と;ポリ
エチレンおよびポリプロピレンからなる群から選らばれ
た低分子量ワツクス組成物と;ハロゲン化アルキルピリ
ジニウム(米国特許第4,298,672号参照:この特許の開
示は全体的に本願の参考になる)および有機スルホン酸
塩および硫酸塩組成物からなる群から選らばれた帯電向
上添加剤とからなるトナー組成物が提供される。有機ス
ルホン酸塩および硫酸塩組成物の具体例はパラトルエン
スルホン酸ステアリルベンジルアンモニウム、メチルス
ルホン酸ステアリルジメチルフエネチルアンモニウム、
パラトルエンスルホン酸ステアリルジメチルフエネチル
アンモニウム、メチル硫酸セチルジエチルベンジルアン
モニウム、パラトルエンスルホン酸ミリスチルジメチル
フエネチルアンモニウム、メチル硫酸セチルジエチルベ
ンジルアンモニウム等である(例えば、米国特許第4,33
8,390号参照:その開示は全体的に本願の参考にな
る)。本発明の対象物が達成される限り、メチル硫酸ジ
ステアリルジメチアンモニウムのような他の帯電向上添
加剤を選らぶことも可能である。
帯電向上添加剤はトナー樹脂粒子が正帯電になること
を可能にさせるのに有効な量で添加される。一般に、こ
の添加剤はトナー粒子の全重量に対して約0.1重量%〜
約20重量%の量で、好ましくは約1重量%〜約5重量%
の量で現像剤組成物中に混入される。この添加剤は現像
剤混合物中にブレンドされるか又はカーボンブラツクの
ような顔料粒子上に被覆されるかどちらも可能である。
本発明のトナー組成物に導入される好ましい帯電向上添
加剤は塩化セチルピリジニウム、テトラフルオロホウ酸
セチルピリジニウム、パラトルエンスルホン酸ステアリ
ルジメチルフエネチルアンモニウム、メチル硫酸ジステ
アリルジメチルアンモニウム等である。後で架橋される
ことによつて本発明のトナーおよび現像剤組成物への導
入に有効となる共重合体樹脂の具体例は例えばポリエス
テル、スチレン/ブタジエン樹脂、スチレン/メタクリ
レート樹脂、エポキシ、ビニル樹脂、ジカルボン酸とジ
フエノールからなるジオールとの高分子量エステル化生
成物、等々である。適するビニル樹脂は単独重合体また
は2種以上のビニル単量体の共重合体を包含する。ビニ
ル単量体単位の代表例はスチレン、p−クロロスチレ
ン、エチレンやプロピレンやブチレンやイソブチレン等
のエチレン型不飽和モノオレフイン;酢酸ビニルや酪酸
ビニル等のようなビニルエステル;アクリル酸メチルや
アクリル酸エチルやアクリル酸n−ブチルやアクリル酸
イソブチルやメタクリル酸メチルやメタクリル酸エチル
やメタクリル酸ブチル等のようなα−メチレン脂肪族モ
ノカルボン酸のエステル;スチレンブタジエン共重合体
等を含むジオレフインである。
を可能にさせるのに有効な量で添加される。一般に、こ
の添加剤はトナー粒子の全重量に対して約0.1重量%〜
約20重量%の量で、好ましくは約1重量%〜約5重量%
の量で現像剤組成物中に混入される。この添加剤は現像
剤混合物中にブレンドされるか又はカーボンブラツクの
ような顔料粒子上に被覆されるかどちらも可能である。
本発明のトナー組成物に導入される好ましい帯電向上添
加剤は塩化セチルピリジニウム、テトラフルオロホウ酸
セチルピリジニウム、パラトルエンスルホン酸ステアリ
ルジメチルフエネチルアンモニウム、メチル硫酸ジステ
アリルジメチルアンモニウム等である。後で架橋される
ことによつて本発明のトナーおよび現像剤組成物への導
入に有効となる共重合体樹脂の具体例は例えばポリエス
テル、スチレン/ブタジエン樹脂、スチレン/メタクリ
レート樹脂、エポキシ、ビニル樹脂、ジカルボン酸とジ
フエノールからなるジオールとの高分子量エステル化生
成物、等々である。適するビニル樹脂は単独重合体また
は2種以上のビニル単量体の共重合体を包含する。ビニ
ル単量体単位の代表例はスチレン、p−クロロスチレ
ン、エチレンやプロピレンやブチレンやイソブチレン等
のエチレン型不飽和モノオレフイン;酢酸ビニルや酪酸
ビニル等のようなビニルエステル;アクリル酸メチルや
アクリル酸エチルやアクリル酸n−ブチルやアクリル酸
イソブチルやメタクリル酸メチルやメタクリル酸エチル
やメタクリル酸ブチル等のようなα−メチレン脂肪族モ
ノカルボン酸のエステル;スチレンブタジエン共重合体
等を含むジオレフインである。
好ましい架橋トナー樹脂はポリスチレンメタクリレー
ト、米国特許第3,655,374号(その開示は全体的に本願
の参考になる)に記載されているようなポリエステル、
ジメチルテレフタレートと1,3−ブタンジオールとペン
タエリトリトオールの縮合から得られたポリエステル樹
脂、およびプリオライト樹脂である。プリオライト樹脂
はスチレンが約80重量%〜約95重量%の量で存在しそし
てブタジエンが約5重量%〜約20重量%の量で存在する
スチレンとブタジエンの共重合体樹脂であると考えられ
る。本発明にとつて大いに有効であることが判明した具
体的スチレンブタジエン樹脂はスチレン約89%とブタジ
エン11%からなる。
ト、米国特許第3,655,374号(その開示は全体的に本願
の参考になる)に記載されているようなポリエステル、
ジメチルテレフタレートと1,3−ブタンジオールとペン
タエリトリトオールの縮合から得られたポリエステル樹
脂、およびプリオライト樹脂である。プリオライト樹脂
はスチレンが約80重量%〜約95重量%の量で存在しそし
てブタジエンが約5重量%〜約20重量%の量で存在する
スチレンとブタジエンの共重合体樹脂であると考えられ
る。本発明にとつて大いに有効であることが判明した具
体的スチレンブタジエン樹脂はスチレン約89%とブタジ
エン11%からなる。
ここに例示されている樹脂および均等樹脂物質はジビ
ニルベンゼンやエチレングリコールジメタクリレート等
のような芳香族および非芳香族物質を含む様々な既知の
架橋用組成物で架橋される。本発明に関しては樹脂が架
橋されていることが重要である。何故ならばこのように
すると、融着ロールへのトナー像の望ましくないオフセ
ツテイングが減少され、融着器の耐久性が延長され、し
かも現像像の画像形成部材からペーパーのような適切な
基体への転写に関連した剥離特性が改善されるからであ
る。本発明の対象物が達成される限り、他の架橋用化合
物も使用できる。
ニルベンゼンやエチレングリコールジメタクリレート等
のような芳香族および非芳香族物質を含む様々な既知の
架橋用組成物で架橋される。本発明に関しては樹脂が架
橋されていることが重要である。何故ならばこのように
すると、融着ロールへのトナー像の望ましくないオフセ
ツテイングが減少され、融着器の耐久性が延長され、し
かも現像像の画像形成部材からペーパーのような適切な
基体への転写に関連した剥離特性が改善されるからであ
る。本発明の対象物が達成される限り、他の架橋用化合
物も使用できる。
樹脂粒子の架橋はそこに架橋用組成物を0.1重量%〜
約10重量%の量で添加し、そして架橋が行われるまでこ
れ等材料を約35℃〜約150℃の温度で反応させることに
よつて行われる。架橋とは、本発明では、樹脂重合体鎖
が重合体網状構造の形成を可能にする化学結合によつて
選択された架橋用材料と結合させられることを意味す
る。架橋度はガラス転移温度測定やゲル含有率やレオロ
ジー等を含む既知の方法で測定される。
約10重量%の量で添加し、そして架橋が行われるまでこ
れ等材料を約35℃〜約150℃の温度で反応させることに
よつて行われる。架橋とは、本発明では、樹脂重合体鎖
が重合体網状構造の形成を可能にする化学結合によつて
選択された架橋用材料と結合させられることを意味す
る。架橋度はガラス転移温度測定やゲル含有率やレオロ
ジー等を含む既知の方法で測定される。
第二重合体については、ポリエステル、スチレンブタ
ジエン共重合体、スチレン・メタクリレート共重合体、
スチレン・アクリレート共重合体、ポリアミド、エポキ
シ、ビニル樹脂、およびジカルボン酸とジフエノールか
らなるジオールとの高分子量エステル化生成物を含む様
々の適する熱可塑性重合体を選択することができる。適
するビニル樹脂は単独重合体または2種以上のビニル単
量体の共重合体である。ビニル単量体単位の代表例はス
チレン、p−クロロスチレン、エチレンやプロピレンや
ブチレンやイソブチレン等のようなエチレン型不飽和モ
ノオレフイン;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸ドデシル、アクリル酸n−オクチル、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル等の
ようなα−メチレン脂肪族モノカルボン酸のエステル;
スチレンブタジエン共重合体を含むジオレフイン等であ
る。
ジエン共重合体、スチレン・メタクリレート共重合体、
スチレン・アクリレート共重合体、ポリアミド、エポキ
シ、ビニル樹脂、およびジカルボン酸とジフエノールか
らなるジオールとの高分子量エステル化生成物を含む様
々の適する熱可塑性重合体を選択することができる。適
するビニル樹脂は単独重合体または2種以上のビニル単
量体の共重合体である。ビニル単量体単位の代表例はス
チレン、p−クロロスチレン、エチレンやプロピレンや
ブチレンやイソブチレン等のようなエチレン型不飽和モ
ノオレフイン;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸ドデシル、アクリル酸n−オクチル、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル等の
ようなα−メチレン脂肪族モノカルボン酸のエステル;
スチレンブタジエン共重合体を含むジオレフイン等であ
る。
さらにポリブレンド混合物に関しては、一般に架橋共
重合体が混合物中に約5重量%〜約80重量%の量で存在
し、第二重合体が混合物中に約95重量%〜約20重量%の
量で含有されている。本発明の好ましい態様において
は、架橋共重合体樹脂スチレン・ブチルメタクリレート
が約15重量%〜約30重量%の量で存在し、スチレンブタ
ジエンの第二重合体が約85重量%〜約70重量%の量であ
る。理論的に限定するつもりはないが、架橋重合体が第
二重合体成分の補強を助けるので例えば融着ロールに対
する現像像のトナーオフセツテイングを有意に減少させ
ることができる。
重合体が混合物中に約5重量%〜約80重量%の量で存在
し、第二重合体が混合物中に約95重量%〜約20重量%の
量で含有されている。本発明の好ましい態様において
は、架橋共重合体樹脂スチレン・ブチルメタクリレート
が約15重量%〜約30重量%の量で存在し、スチレンブタ
ジエンの第二重合体が約85重量%〜約70重量%の量であ
る。理論的に限定するつもりはないが、架橋重合体が第
二重合体成分の補強を助けるので例えば融着ロールに対
する現像像のトナーオフセツテイングを有意に減少させ
ることができる。
トナー組成物中に導入された低分子量ワツクス状成分
は一般に約500〜約20,000(好ましく約1,000〜約5,00
0)の分子量を有する。本発明の範囲に含まれるワツク
ス状物質の具体例はアライド・ケミカル・アンド・ペト
ロライト・コーポレーシヨンから市販されているポリエ
チレン;イーストマン・ケミカル・プロダクツ・カンパ
ニーから市販されているエポレンN−15;三共化成
(株)から入手できるビスコール550−p低分子量ポリ
プロピレン;および類似物質である。選択される市販の
ポリエチレンは約1,000〜1,5000の分子量を有してお
り、他方、本発明のトナー組成物中に導入される市販の
ポリプロピレンは約4,000〜約6,000の分子量を有してい
る。本発明にとつて有効なポリエチレンおよびポリプロ
ピレン組成物の多くは英国特許第1,442,835号に説明さ
れている。
は一般に約500〜約20,000(好ましく約1,000〜約5,00
0)の分子量を有する。本発明の範囲に含まれるワツク
ス状物質の具体例はアライド・ケミカル・アンド・ペト
ロライト・コーポレーシヨンから市販されているポリエ
チレン;イーストマン・ケミカル・プロダクツ・カンパ
ニーから市販されているエポレンN−15;三共化成
(株)から入手できるビスコール550−p低分子量ポリ
プロピレン;および類似物質である。選択される市販の
ポリエチレンは約1,000〜1,5000の分子量を有してお
り、他方、本発明のトナー組成物中に導入される市販の
ポリプロピレンは約4,000〜約6,000の分子量を有してい
る。本発明にとつて有効なポリエチレンおよびポリプロ
ピレン組成物の多くは英国特許第1,442,835号に説明さ
れている。
低分子量ワツクス材料は様々な量でトナー組成物中に
導入できるが、一般に、これ等ワツクスは約1重量%〜
約30重量%の量で、好ましくは約2重量%〜約10重量%
の量で存在する。
導入できるが、一般に、これ等ワツクスは約1重量%〜
約30重量%の量で、好ましくは約2重量%〜約10重量%
の量で存在する。
例えばカーボンブラツク、ニグロシン染料、マピコブ
ラツクや酸化鉄混合物のような磁性粒子、等々の様々な
適する着色材および/または顔料粒子が本発明のトナー
および現像剤組成物に添加できる。顔料粒子はトナーを
高度に着色して記録部材上に可視像を形成できるように
十分な量でトナー中に存在する。従つて、例えば、磁性
材料以外の顔料粒子はトナー組成物中に約2重量%〜約
15重量%の量で、好ましくは約2重量%〜約10重量%の
量で存在すべきである。マピコブラツクのような磁性粒
子については、一般にそれはトナー組成物中に約10重量
%〜70重量%の量で、好ましくは約20重量%〜約50重量
%の量で導入される。
ラツクや酸化鉄混合物のような磁性粒子、等々の様々な
適する着色材および/または顔料粒子が本発明のトナー
および現像剤組成物に添加できる。顔料粒子はトナーを
高度に着色して記録部材上に可視像を形成できるように
十分な量でトナー中に存在する。従つて、例えば、磁性
材料以外の顔料粒子はトナー組成物中に約2重量%〜約
15重量%の量で、好ましくは約2重量%〜約10重量%の
量で存在すべきである。マピコブラツクのような磁性粒
子については、一般にそれはトナー組成物中に約10重量
%〜70重量%の量で、好ましくは約20重量%〜約50重量
%の量で導入される。
磁性粒子はトナー組成物中に唯一の顔料として存在し
得るが、この粒子はカーボンブラツクのような他の顔料
と組合わされてもよい。例えば、この態様の本発明にお
いては、磁性顔料約10〜約60重量%と混合された他の顔
料が約10重量%〜約15重量%の量で存在する。本発明の
対象物が達成される限り、この他の%の組合わせを選ら
んでもよい。
得るが、この粒子はカーボンブラツクのような他の顔料
と組合わされてもよい。例えば、この態様の本発明にお
いては、磁性顔料約10〜約60重量%と混合された他の顔
料が約10重量%〜約15重量%の量で存在する。本発明の
対象物が達成される限り、この他の%の組合わせを選ら
んでもよい。
トナー樹脂粒子は一般に全成分全体でほぼ100%にな
る組成をもたらす量でトナー組成物中に存在する。従つ
て、非磁性トナー組成物についてはトナー樹脂は一般に
約60重量%〜約90重量%の量で、好ましくは約80重量%
〜約85重量%の量で存在する。好ましい一態様において
は、トナー組成物はスチレンブタジエン共重合体(89%
スチレン/11%ブタジエン)約65重量%;架橋スチレン
・n−ブチルメタクリレート(58重量%スチレン/42重
量%n−ブチルメタクリレート/0.2重量%ジビニルベン
ゼン)約25重量%;ポリプロピレン550−pワツクス5
重量%;およびカーボンブラツク粒子6重量%から成
る。
る組成をもたらす量でトナー組成物中に存在する。従つ
て、非磁性トナー組成物についてはトナー樹脂は一般に
約60重量%〜約90重量%の量で、好ましくは約80重量%
〜約85重量%の量で存在する。好ましい一態様において
は、トナー組成物はスチレンブタジエン共重合体(89%
スチレン/11%ブタジエン)約65重量%;架橋スチレン
・n−ブチルメタクリレート(58重量%スチレン/42重
量%n−ブチルメタクリレート/0.2重量%ジビニルベン
ゼン)約25重量%;ポリプロピレン550−pワツクス5
重量%;およびカーボンブラツク粒子6重量%から成
る。
本発明のトナー組成物を製造するには、樹脂粒子と顔
料粒子と帯電向上添加剤と低分子量ワツクスとを押出処
理または溶融ブレンドした後に機械的に摩砕することを
含む多数の公知の方法が使用できる。
料粒子と帯電向上添加剤と低分子量ワツクスとを押出処
理または溶融ブレンドした後に機械的に摩砕することを
含む多数の公知の方法が使用できる。
現像剤組成物を構成するために選らばれる様々なキヤ
リア材料の具体例はトナー粒子の電荷と反対の極性の電
荷を摩擦帯電的に獲得することができる物質例えばスチ
ールや鉄フエライト等である。これ等キヤリアは被覆さ
れていても又はいなくてもよく、その被膜はE.I.デユポ
ン社から市販されているポリ弗化ビニリデンを含むフル
オロポリマーから成る。さらに、米国特許第3,847,604
号および第3,767,598号に記載されているように凹凸表
面によつて比較的大きな外表面積を有する粒子であるこ
とを特徴とする結節状ニツケルキヤリアビーズを選らぶ
ことができる。被覆キヤリア粒子の直径は約50μ〜約1,
000μであるのでキヤリア粒子は現像プロセス中に静電
潜像に付着するのを避けるに足る密度と慣性を有するこ
とが可能になる。
リア材料の具体例はトナー粒子の電荷と反対の極性の電
荷を摩擦帯電的に獲得することができる物質例えばスチ
ールや鉄フエライト等である。これ等キヤリアは被覆さ
れていても又はいなくてもよく、その被膜はE.I.デユポ
ン社から市販されているポリ弗化ビニリデンを含むフル
オロポリマーから成る。さらに、米国特許第3,847,604
号および第3,767,598号に記載されているように凹凸表
面によつて比較的大きな外表面積を有する粒子であるこ
とを特徴とする結節状ニツケルキヤリアビーズを選らぶ
ことができる。被覆キヤリア粒子の直径は約50μ〜約1,
000μであるのでキヤリア粒子は現像プロセス中に静電
潜像に付着するのを避けるに足る密度と慣性を有するこ
とが可能になる。
キヤリア粒子は様々な適する組合わせでトナー組成物
と混合されるが、最良の結果はキヤリア粒子1,000重量
部当りトナー粒子約1重量部〜約100重量部で得られ
る。トナー濃度が約1%〜約5%で変動する現像剤組成
物が好ましい。
と混合されるが、最良の結果はキヤリア粒子1,000重量
部当りトナー粒子約1重量部〜約100重量部で得られ
る。トナー濃度が約1%〜約5%で変動する現像剤組成
物が好ましい。
本発明のトナーおよび現像剤組成物は静電潜像特にネ
ガ帯電画像形成部材上に形成されたものを現像するのに
有効である。本発明の現像剤組成物を使用するときは、
トナーオフセツトを防止するためにシリコーンオイルの
ような離型液を利用する必要がない。何故ならば、本発
明の組成物はトナー離型液なしでトナーオフセツトを防
止するからである。加えて、先に述べたように、本発明
のトナー組成物は帯電向上添加剤の存在により正帯電可
能である。
ガ帯電画像形成部材上に形成されたものを現像するのに
有効である。本発明の現像剤組成物を使用するときは、
トナーオフセツトを防止するためにシリコーンオイルの
ような離型液を利用する必要がない。何故ならば、本発
明の組成物はトナー離型液なしでトナーオフセツトを防
止するからである。加えて、先に述べたように、本発明
のトナー組成物は帯電向上添加剤の存在により正帯電可
能である。
選択可能な画像形成部材の例は様々な公知の光受容
体、特に、負帯電されるもの(それは通常積層光受容体
部材を含む有機デバイスで起こる)包含する。層状光応
答性材料の具体例は米国特許第4,265,990号に開示され
ているような基体と発生層と輸送層とを有するものであ
り、その開示は全体的に本願の参考になる。発生層の例
は三方晶セレン、金属フタロシアニン、無金属フタロシ
アニン、およびバナジルフタロシアニンであり、輸送材
料の例は樹脂状バインダー中に分散された様々なアリー
ルアミン等である。本発明の実施に利用されてもよいそ
の他の有機光応答性材料はポリビニルカルバゾール、4
−ジメチルアミノベンジリデン、ベンズヒドラジン;2−
ベンジリデン−アミノ−カルバゾール、(2−ニトロ−
ベンジリデン)−p−ブロモアニリン;2,4−ジフエニル
−キナゾリン;1,2,4−トリアジン;1,5−ジフエニル−3
−メチルプラゾリン2−(4′−ジメチル−アミノフエ
ニル)−ベンゾキサゾール;3−アミノ−カルバゾール;
ポリビニルカルバゾール・トリニトロフルオレノン電荷
輸送錯体;およびそれ等の混合物を包含する。
体、特に、負帯電されるもの(それは通常積層光受容体
部材を含む有機デバイスで起こる)包含する。層状光応
答性材料の具体例は米国特許第4,265,990号に開示され
ているような基体と発生層と輸送層とを有するものであ
り、その開示は全体的に本願の参考になる。発生層の例
は三方晶セレン、金属フタロシアニン、無金属フタロシ
アニン、およびバナジルフタロシアニンであり、輸送材
料の例は樹脂状バインダー中に分散された様々なアリー
ルアミン等である。本発明の実施に利用されてもよいそ
の他の有機光応答性材料はポリビニルカルバゾール、4
−ジメチルアミノベンジリデン、ベンズヒドラジン;2−
ベンジリデン−アミノ−カルバゾール、(2−ニトロ−
ベンジリデン)−p−ブロモアニリン;2,4−ジフエニル
−キナゾリン;1,2,4−トリアジン;1,5−ジフエニル−3
−メチルプラゾリン2−(4′−ジメチル−アミノフエ
ニル)−ベンゾキサゾール;3−アミノ−カルバゾール;
ポリビニルカルバゾール・トリニトロフルオレノン電荷
輸送錯体;およびそれ等の混合物を包含する。
本発明の画像形成方法は適する画像形成部材上に負帯
電静電潜像を形成し、その像をトナー粒子とキヤリア粒
子とから成る本発明の現像剤組成物と接触させ、現像像
を紙のような適する基体に転写し、そしてそこに像を熱
のような様々な適する手段によつて永久固着させること
から成る。
電静電潜像を形成し、その像をトナー粒子とキヤリア粒
子とから成る本発明の現像剤組成物と接触させ、現像像
を紙のような適する基体に転写し、そしてそこに像を熱
のような様々な適する手段によつて永久固着させること
から成る。
次に実施例によつて本発明の具体的態様をさらに詳し
く述べるが、それ等実施例は本発明の例示であつて範囲
を限定するものではない。部およびパーセントは別に指
定されていない限り重量による。
く述べるが、それ等実施例は本発明の例示であつて範囲
を限定するものではない。部およびパーセントは別に指
定されていない限り重量による。
実施例1 120℃に維持されたバンバリー混合装置で溶融ブレン
ドしてから機械的摩砕することによつて、スチレン・n
−ブチルメタクリレート(58重量%スチレン/42重量%
n−ブチルメタクリレート)の共重合体樹脂62重量%、
ジビニルベンゼン0.2重量%で架橋されたスチレン・n
−ブチルメタクリレート(58/42)共重合体25重量%、
カーボンブラツクレーガル330の6重量%、塩化セチル
ピリジニウム2重量%、およびサンヨーコーポレーショ
ンからビスコール550−pとして市販されている分子量
約5,000のポリプロピレン5重量%を含有するトナー組
成物を製造した。
ドしてから機械的摩砕することによつて、スチレン・n
−ブチルメタクリレート(58重量%スチレン/42重量%
n−ブチルメタクリレート)の共重合体樹脂62重量%、
ジビニルベンゼン0.2重量%で架橋されたスチレン・n
−ブチルメタクリレート(58/42)共重合体25重量%、
カーボンブラツクレーガル330の6重量%、塩化セチル
ピリジニウム2重量%、およびサンヨーコーポレーショ
ンからビスコール550−pとして市販されている分子量
約5,000のポリプロピレン5重量%を含有するトナー組
成物を製造した。
それから、上記の製造されたトナー組成物2重量部
を、クロロトリフルオロエチレンと塩化ビニルとの共重
合体1.25重量%で被覆されたスチールコアから成るキヤ
リア粒子100重量部と混合することによつて現像剤組成
物を製造した。
を、クロロトリフルオロエチレンと塩化ビニルとの共重
合体1.25重量%で被覆されたスチールコアから成るキヤ
リア粒子100重量部と混合することによつて現像剤組成
物を製造した。
上記製造トナー粒子の摩擦帯電荷はトナー電荷スペク
トログラフで測定したとき+1×10-15クーロン/μで
あつた。この公知の器機はトナー粒子を電荷/直径比に
比例して分散させ、そして自働操作顕微鏡の助けで選択
トナーサイズクラスについての電荷分布ヒストグラムを
作成することができる。
トログラフで測定したとき+1×10-15クーロン/μで
あつた。この公知の器機はトナー粒子を電荷/直径比に
比例して分散させ、そして自働操作顕微鏡の助けで選択
トナーサイズクラスについての電荷分布ヒストグラムを
作成することができる。
実施例1の手順は繰り返すことによつて次のようなト
ナー組成物を製造した。その結果を併せて示す。
ナー組成物を製造した。その結果を併せて示す。
1)MFTは紙に対して許容できるトナー定着を行うため
に必要な最低温度を表わす。
に必要な最低温度を表わす。
2)MFT即ち最低定着温度とトナーが融着ロールにくつ
つき始める温度との差が融着寛容度である。許容できる
融着寛容度は約50°Fであろう。
つき始める温度との差が融着寛容度である。許容できる
融着寛容度は約50°Fであろう。
融着試験はゼロツクス9200複写機融着アセンブリーで
行われた。融着アセンブリーはシリコーンオイルを含有
していなかつた。
行われた。融着アセンブリーはシリコーンオイルを含有
していなかつた。
3)非常に悪い離型特性はトナーが徐々に融着ロール上
に堆積しついにはオフセツトし始めて融着ロールへ転写
することを意味する。このトナーはついには静電潜像を
表面に有している紙の上に付着する。さらに、場合によ
つては、融着ロール上のトナー付着物は紙をロールにく
つつけてしまう。これに対し、優れた離型特性は9200融
着アセンブリーの融着ロール上にトナーが付着するよう
な事態を実質的に生じさせない。加えて、優れた離型特
性はトナーが50゜Fより大きい融着寛容度を有し、且つ3
5,000コピーサイクルを越える長時間のコピー作成後に9
200融着アセンブリー上にトナー堆積が起つたとしても
それが非常にわずかであることを特徴としている。
に堆積しついにはオフセツトし始めて融着ロールへ転写
することを意味する。このトナーはついには静電潜像を
表面に有している紙の上に付着する。さらに、場合によ
つては、融着ロール上のトナー付着物は紙をロールにく
つつけてしまう。これに対し、優れた離型特性は9200融
着アセンブリーの融着ロール上にトナーが付着するよう
な事態を実質的に生じさせない。加えて、優れた離型特
性はトナーが50゜Fより大きい融着寛容度を有し、且つ3
5,000コピーサイクルを越える長時間のコピー作成後に9
200融着アセンブリー上にトナー堆積が起つたとしても
それが非常にわずかであることを特徴としている。
4)ポリエステルはジメチルテレフタレートと1,3−ブ
タンジオールとペンタエリトリトールとの縮合反応から
得られたものと特定される。
タンジオールとペンタエリトリトールとの縮合反応から
得られたものと特定される。
5)プリオライトスチレンブタジエン樹脂はグツドイヤ
ーから得た。
ーから得た。
それから、第1表のトナー組成物2、3、6、7、1
0、および11(これ等トナー組成物は指定された割合の
ポリマーブレンドとカーボンブラツクと帯電向上添加剤
と低分子量ワツクスとから成る)の1重量部を、フツカ
ーケミカルコーポレーシヨンからFPC461として市販され
ているポリクロロトリフルオロエチレン・コ・塩化ビニ
ル共重合体0.8重量%で被覆されたフエライトコアから
なるキヤリア材料100重量部と混合することによつて現
像組成物をつくつた。
0、および11(これ等トナー組成物は指定された割合の
ポリマーブレンドとカーボンブラツクと帯電向上添加剤
と低分子量ワツクスとから成る)の1重量部を、フツカ
ーケミカルコーポレーシヨンからFPC461として市販され
ているポリクロロトリフルオロエチレン・コ・塩化ビニ
ル共重合体0.8重量%で被覆されたフエライトコアから
なるキヤリア材料100重量部と混合することによつて現
像組成物をつくつた。
それから、これ等現像剤組成物をゼログラフイツク画
像形成試験システムに利用した。そのシステムの光受容
体はポリカーボネート樹脂状バインダー中に分散された
N,N′−ジフエニル−N′−ビス(3−メチルフエニ
ル)−〔1,1′−ビフエニル〕−4,4′−ジアミンのアミ
ン輸送層に接触している三方晶セレン発生層から成る。
この光受容体は米国特許第4,265,990号に開示されてい
るように作製され、そして負に帯電された。イメージン
グサイクル1回後に直ちに高品質および優れた解像力の
画像が得られた。このゼログラフイツク画像形成システ
ムがシリコーンフユーザー離型オイルを含有していなか
つたにもかかわらず、各現像剤組成物を用いてたとき、
10,000回のイメージングサイクル後にも画像のスミアま
たはスマツジを生じず且つオフセツテイングを観察され
なかつたので、トナー粒子の優れた融着性が認められ
た。
像形成試験システムに利用した。そのシステムの光受容
体はポリカーボネート樹脂状バインダー中に分散された
N,N′−ジフエニル−N′−ビス(3−メチルフエニ
ル)−〔1,1′−ビフエニル〕−4,4′−ジアミンのアミ
ン輸送層に接触している三方晶セレン発生層から成る。
この光受容体は米国特許第4,265,990号に開示されてい
るように作製され、そして負に帯電された。イメージン
グサイクル1回後に直ちに高品質および優れた解像力の
画像が得られた。このゼログラフイツク画像形成システ
ムがシリコーンフユーザー離型オイルを含有していなか
つたにもかかわらず、各現像剤組成物を用いてたとき、
10,000回のイメージングサイクル後にも画像のスミアま
たはスマツジを生じず且つオフセツテイングを観察され
なかつたので、トナー粒子の優れた融着性が認められ
た。
本開示の閲読に基づいて当業者には本発明のその他の
変形例が可能となろう。それ等は本発明の範囲に包含さ
れる。
変形例が可能となろう。それ等は本発明の範囲に包含さ
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 9/08 333 331 371 (72)発明者 スチーブン ビー.ボルテ アメリカ合衆国ニユーヨーク州ロチエスタ ー,デノンビル リツジ 3 (56)参考文献 特開 昭57−129445(JP,A) 特開 昭55−156958(JP,A) 特開 昭57−130049(JP,A) 特開 昭55−153944(JP,A) 特開 昭57−60340(JP,A) 特開 昭56−11461(JP,A) 特開 昭60−88961(JP,A) 特開 昭61−59345(JP,A)
Claims (30)
- 【請求項1】架橋されたポリエステル、架橋されたスチ
レン・ブタジエン樹脂、架橋されたスチレン・メタクリ
レート樹脂、架橋されたエポキシ樹脂、架橋されたビニ
ル樹脂、および架橋された、ジカルボン酸とジフェノー
ルからなるジオールとの高分子量エステル化生成物から
なる群から選択された架橋共重合体組成物5〜80重量%
と、熱可塑性ポリエステル、熱可塑性のスチレン・ブタ
ジエン樹脂、熱可塑性のスチレン・メタクリレート樹
脂、熱可塑性のスチレン・アクリレート樹脂、熱可塑性
ポリアミド、熱可塑性エポキシ樹脂、熱可塑性ビニル樹
脂、および熱可塑性の、ジカルボン酸とジフェノールか
らなるジオールとの高分子量エステル化生成物からなる
群から選択された熱可塑性の第二重合体20〜95重量%の
ポリブレンド混合物と、顔料粒子と、分子量500〜20,00
0のワックス成分と、帯電向上添加剤とから本質的に成
る、改良された正帯電静電トナー組成物。 - 【請求項2】架橋共重合体が架橋されたスチレンアルキ
ルメタクリレート共重合体樹脂または架橋されたスチレ
ンブタジエン共重合体樹脂である、特許請求の範囲第1
項のトナー組成物。 - 【請求項3】スチレンアルキルメタクリレートがスチレ
ン・n−ブチルメタクリレートである、特許請求の範囲
第2項のトナー組成物。 - 【請求項4】架橋剤がジビニルベンゼンである、特許請
求の範囲第2項のトナー組成物。 - 【請求項5】熱可塑性の第二重合体が熱可塑性のスチレ
ン・ブタジエン樹脂、熱可塑性のスチレン・メタクリレ
ート樹脂、熱可塑性のスチレン・アクリレート樹脂およ
び熱可塑性ポリエステルからなる群から選ばれる、特許
請求の範囲第1項のトナー組成物。 - 【請求項6】架橋共重合体がジビニルベンゼンで架橋さ
れたスチレン・n−ブチルメタクリレート共重合体樹脂
であり、そして熱可塑性の第二重合体が熱可塑性のスチ
レンブタジエン共重合体樹脂である、特許請求の範囲第
2項のトナー組成物。 - 【請求項7】顔料粒子がカーボンブラックである、特許
請求の範囲第1項のトナー組成物。 - 【請求項8】ワックス成分がポリエチレンおよびポリプ
ロピレンからなる群から選ばれる、特許請求の範囲第1
項のトナー組成物。 - 【請求項9】ポリエチレンまたはポリプロピレンが約1
重量%〜約10重量%の量で存在する、特許請求の範囲第
8項のトナー組成物。 - 【請求項10】帯電向上添加剤が約0.1重量%〜約10重
量%の量で存在する、特許請求の範囲第1項のトナー組
成物。 - 【請求項11】帯電向上添加剤がパラトルエンスルホン
酸ステアリルジメチルフェネチルアンモニウムまたは塩
化セチルピリジニウムである、特許請求の範囲第10項の
トナー組成物。 - 【請求項12】架橋共重合体が約15〜30重量%で存在
し、そして熱可塑性の第二重合体が約70〜85重量%の量
で存在する、特許請求の範囲第1項のトナー組成物。 - 【請求項13】架橋共重合体組成物5〜80重量%と熱可
塑性の第二重合体20〜95重量%のポリブレンド混合物
と、顔料粒子と、分子量500〜約5,000のワックス成分
と、帯電向上添加剤とから本質的に成る、改良されたオ
フセット特性を有する、特許請求の範囲第1項のトナー
組成物。 - 【請求項14】架橋共重合体が架橋されたスチレンアル
キルメタクリレート共重合体樹脂または架橋されたスチ
レンブタジエン共重合体樹脂であり、そして熱可塑性の
第二重合体が熱可塑性のスチレン・ブタジエン樹脂、熱
可塑性のスチレン・メタクリレート樹脂、熱可塑性のス
チレン・アクリレート樹脂および熱可塑性ポリエステル
からなる群から選ばれる、特許請求の範囲第13項のトナ
ー組成物。 - 【請求項15】ワックス成分がポリエチレンおよびポリ
プロピレンからなる群から選ばれ、そして帯電向上添加
剤がパラトルエンスルホン酸ステアリルジメチルフェネ
チルアンモニウムまたは塩化セチルピリジニウムであ
る、特許請求の範囲第13項のトナー組成物。 - 【請求項16】架橋されたスチレン・n−ブチルメタク
リレート共重合体樹脂約25重量%と、熱可塑性のスチレ
ン・n−ブチルメタクリレート共重合体樹脂約65重量%
とが存在する、特許請求の範囲第13項のトナー組成物。 - 【請求項17】架橋されたスチレン・n−ブチルメタク
リレート共重合体樹脂約25重量%と、熱可塑性ポリエス
テル約60重量%とが存在する、特許請求の範囲第13項の
トナー組成物。 - 【請求項18】架橋されたスチレン・n−ブチルメタク
リレート共重合体樹脂約25重量%と、熱可塑性のスチレ
ンブタジエン共重合体樹脂約60重量%とが存在する、特
許請求の範囲第13項のトナー組成物。 - 【請求項19】架橋されたポリエステル、架橋されたス
チレン・ブタジエン樹脂、架橋されたスチレン・メタク
リレート樹脂、架橋されたエポキシ樹脂、架橋されたビ
ニル樹脂、および架橋された、ジカルボン酸とジフェノ
ールからなるジオールとの高分子量エステル化生成物か
らなる群から選択された架橋共重合体組成物5〜80重量
%と、熱可塑性ポリエステル、熱可塑性のスチレン・ブ
タジエン樹脂、熱可塑性のスチレン・メタクリレート樹
脂、熱可塑性のスチレン・アクリレート樹脂、熱可塑性
ポリアミド、熱可塑性エポキシ樹脂、熱可塑性ビニル樹
脂、および熱可塑性の、ジカルボン酸とジフェノールか
らなるジオールとの高分子量エステル化生成物からなる
群から選択された熱可塑性の第二重合体20〜95重量%の
ポリブレンド混合物と、顔料粒子と、分子量500〜20,00
0のワックス成分と、帯電向上添加剤とから本質的に成
る、改良された正帯電静電トナー組成物と、キャリア粒
子とから成る現像剤組成物。 - 【請求項20】キャリア粒子がポリクロロトリフルオロ
エチレン・コ・塩化ビニル共重合体で被覆されたスチー
ルコアからなる、特許請求の範囲第19項の現像剤組成
物。 - 【請求項21】架橋共重合体が架橋されたスチレン・n
−ブチルメタクリレート共重合体樹脂である、特許請求
の範囲第19項の現像剤組成物。 - 【請求項22】ポリブレンド混合物が、架橋されたスチ
レン・n−ブチルメタクリレート共重合体樹脂と、熱可
塑性のスチレンブタジエン共重合体樹脂とからなる、特
許請求の範囲第19項の現像剤組成物。 - 【請求項23】ワックス成分がポリエチレンおよびポリ
プロピレンからなる群から選ばれる、特許請求の範囲第
19項の現像剤組成物。 - 【請求項24】正帯電静電トナー組成物が、架橋共重合
体組成物5〜80重量%と熱可塑性の第二重合体20〜95重
量%のポリブレンド混合物と、顔料粒子と、分子量500
〜約5,000のワックス成分と、帯電向上添加剤とから本
質的に成る、改良されたオフセット特性を有する正帯電
トナー組成物である、特許請求の範囲第19項の現像剤組
成物。 - 【請求項25】キャリア粒子が被覆されたフェライトコ
アからなる、特許請求の範囲第19項の現像剤組成物。 - 【請求項26】被覆がクロロトリフルオロエチレンと塩
化ビニルの共重合体からなる、特許請求の範囲第25項の
現像剤組成物。 - 【請求項27】光導電性画像形成部材上に静電潜像を形
成し、その像を、架橋されたポリエステル、架橋された
スチレン・ブタジエン樹脂、架橋されたスチレン・メタ
クリレート樹脂、架橋されたエポキシ樹脂、架橋れたビ
ニル樹脂、および架橋された、ジカルボン酸とジフェノ
ールからなるジオールとの高分子量エステル化生成物か
らなる群から選択された架橋共重合体組成物5〜80重量
%と、熱可塑性ポリエステル、熱可塑性のスチレン・ブ
タジエン樹脂、熱可塑性のスチレン・メタクリレート樹
脂、熱可塑性のスチレン・アクリレート樹脂、熱可塑性
ポリアミド、熱可塑性エポキシ樹脂、熱可塑性ビニル樹
脂、および熱可塑性の、ジカルボン酸とジフェノールか
らなるジオールとの高分子量エステル化生成物からなる
群から選択された熱可塑性の第二重合体20〜95重量%の
ポリブレンド混合物と、顔料粒子と、分子量500〜20,00
0のワックス成分と、帯電向上添加剤とから本質的に成
る、改良された正帯電静電トナー組成物と接触させた後
に、像を適切な基本へ転写し、そして任意に、像をそこ
に永久固着させることから成る、画像形成方法。 - 【請求項28】架橋共重合体が架橋されたスチレンメタ
クリレート共重合体樹脂である、特許請求の範囲第27項
の画像形成方法。 - 【請求項29】樹脂粒子が、架橋されたスチレン・n−
ブチルメタクリレート共重合体樹脂と、熱可塑性のスチ
レンブタジエン共重合体樹脂とのポリブレンド混合物か
らなる、特許請求の範囲第27項の画像形成方法。 - 【請求項30】プロセスがシリコーンオイル離型液の不
在下で行われ、そして得られる像がオフセッティングを
生じない、特許請求の範囲第27項の画像形成方法。
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