JPH08123649A - メニュー表示装置 - Google Patents

メニュー表示装置

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Publication number
JPH08123649A
JPH08123649A JP6281375A JP28137594A JPH08123649A JP H08123649 A JPH08123649 A JP H08123649A JP 6281375 A JP6281375 A JP 6281375A JP 28137594 A JP28137594 A JP 28137594A JP H08123649 A JPH08123649 A JP H08123649A
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Application number
JP6281375A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Morita
利広 森田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ニュー項目の選択処理に際して、位置指示手
段の移動操作に一貫性をもたせることにより、操作性を
向上させる。 【構成】 メニュー形式によって入力操作を行う対話型
システムのメニュー表示装置において、位置指示手段の
操作によって、メニューの表示位置を変化させると共
に、カーソルの移動を抑止することにより、指示開始点
からメニュー項目までの位置指示手段の物理的な移動方
向と距離が一定に保たれるようにする。 【効果】 指示開始点から特定のメニュー項目までの相
対位置が常に一定に保たれるので、メニュー操作に熟練
するのに伴い、高速かつ正確に所望のメニュー項目を選
択することが可能となり、しかも、メニューは、常にユ
ーザが期待する画面上の位置に表示されるので、操作中
にユーザの思考が妨げられることがなくなり、操作性が
向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポインティングデバ
イスやペン入力方式などの位置指示手段を使用してメニ
ュー項目の表示と項目選択を行うメニュー表示装置に係
り、特に、メニュー項目の選択処理に際して、位置指示
手段の移動操作に一貫性をもたせることにより、操作性
を向上させたメニュー表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、メニュー項目の表示・選択処
理を行うメニュー表示装置は、各種のメニュー形式によ
って入力操作を行う対話型システムに広く採用されてい
る。このようなメニュー表示装置において、ポップアッ
プメニューは、ポインティングデバイスなどの位置指示
手段の操作により、画面上に表示されたカーソルによる
指示開始点、あるいは画面上の特定の位置を基準に表示
される。
【0003】この場合に、位置指示手段によってカーソ
ルで指示された指示開始点が、画面の端部であり、メニ
ューが画面上に表示しきれないときは、メニュー全体が
画面に収まるようにメニューの表示位置を自動的に調整
する制御が、一般的に採用されている。このようなメニ
ュー表示の最適化に関する技術については、従来から多
くの制御方法が提案されている。
【0004】例えば、使用頻度の高いメニュー項目を指
示開始点の近くに移動することによって、ポインティン
グデバイスなどの位置指示手段によるカーソルの移動距
離を短くする制御方法が、従来から提案されている(例
えば特開平4−52730号公報、特開平4−3101
23号公報、特開平5−88834号公報、特開平5−
341941号公報等)。
【0005】また、メニューが画面からはみ出た場合の
処理に関する技術についても、従来から知られている。
例えば、各メニュー項目を少しずつオーバーラップさせ
て、占有面積を減らすことにより、メニュー全体を画面
内に収める方法(例えば特開平4−51319号公報)
や、メニューの行数、列数のフォーマットを自動的に変
更して、画面内に収める方法(例えば特開平1−120
619号公報)などが、すでに提案されている。
【0006】これらの従来の技術においては、いずれ
も、メニューの表示位置やフォーマットが、様々な条件
で自動的に変更される。その結果、ユーザの立場からみ
ると、特定のメニュー項目を選択するための位置指示手
段について、物理的な移動距離に一貫性がない、という
問題がある。
【0007】詳しくいえば、メニュー構造の最適化によ
って指示開始点からメニュー項目までの距離が短くなる
傾向になっている。ところが、一般的に、操作に熟練し
たユーザは、次第にメニュー項目を注意深く読まず、ほ
とんど無意識的にポインティングデバイスの移動操作を
行うようになる。
【0008】特に、頻繁に使用するコマンドについて
は、ユーザは、物理的なポインティングデバイスの移動
感覚でコマンドを記憶していく傾向がある。そのため、
画面端などの制限によって、メニュー表示位置や表示フ
ォーマットが自動的に変化してしまうと、特に熟練者の
場合、戸惑いを覚えたり、操作を間違えやすくなる、と
いう不都合を生じる。
【0009】このような問題は、指示開始点を基準に表
示するポップアップメニューにおいては、特に顕著とな
る。他方、初心者の場合にも、指示開始点から特定のメ
ニュー項目までのポインティングデバイスの移動方法に
一貫性がないと、思考が中断されやすく、ユーザインタ
フェースに慣れにくい、という問題がある。
【0010】図15は、従来のメニュー表示装置につい
て、その表示画面の一例を示す図である。図において、
DSPは表示画面、ME1とME2はメニュー、C1〜
C4はカーソルを示す。
【0011】この図15には、表示画面DSP上に、ポ
ップアップメニューME1とME2が表示されている状
態を示している。左方に示したメニューME1は、カー
ソルC1が指示開始点である。ポップアップメニューの
場合には、この指示開始点(C1)を基準として、その
右下方に表示されるものとする。
【0012】ユーザは、ポインティングデバイスを操作
して、カーソルをC1からC2へ右下方向に移動させ、
メニューME1内の所望のメニュー項目を選択する。と
ころが、ユーザによって指示された表示位置、すなわ
ち、指示開始点が画面DSPの端部付近の場合には、右
方に示すように、メニューME2の全体を画面内に表示
することができない、というケースが生じる。
【0013】例えば、カーソルC3によって開始点を指
示すると、この位置を基準として、その右下方にメニュ
ーME2を表示するような処理が行われる。しかし、こ
の状態では、表示画面DSP内に全てのメニュー項目を
収めることはできない。
【0014】そのため、全てのメニュー項目が表示でき
るように、自動的に、表示位置が調整され、図15の右
方に示すような画面が表示される。この場合には、ユー
ザは、メニューME2内の所望のメニュー項目を選択す
るために、カーソルをC3からC4へ、右上方向に移動
させる必要がある。
【0015】すなわち、ユーザは、先のメニューME1
と同じメニュー項目を選択するために、指示開始点の指
示カーソルC3を、メニューME2の場合には、逆方向
の右上方向(カーソルC4の位置)へ移動させなければ
ならない。したがって、従来のメニュー表示装置では、
指示開始点が、カーソルC1のように、画面DSPの中
央付近の場合には、カーソルを右下方向(C2の位置)
へ移動させ、カーソルC3のように、画面DSPの端部
付近の場合には、カーソルを逆に右上方向(C4の位
置)へ移動させる操作を行うことになる。
【0016】このように、指示開始点の位置により、ポ
インティングデバイスの物理的な移動方向と距離とが、
システムの都合によって変化してしまうため、ユーザの
操作に一貫性が欠け、操作能率が低下する、という問題
があった。以上に詳しく述べたように、従来のメニュー
表示装置では、メニュー構造の最適化によって、指示開
始点からメニュー項目までの距離が短くなっているが、
操作に熟練したユーザにとっても、また、初心者にとっ
ても、必ずしも操作性が良好であるとはいえず、結果的
に作業効率が低下する、という不都合があった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】この発明では、従来の
メニュー表示装置におけるこれらの不都合、すなわち、
ポインティングデバイスなどの位置指示手段(以下、ポ
インティングデバイスという)を使用して、指示開始点
から特定のメニュー項目までポインティングデバイスを
操作してカーソルによりメニュー選択を行うメニュー表
示装置、例えば、ポインティングデバイスの右ボタンを
用いて表示するポップアップメニュー表示装置などにお
いては、指示開始点が画面上のどの部分にあるかによ
り、指示開始点から特定のメニュー項目までの相対的な
位置が変化するため、特定のメニュー項目を選択するた
めのポインティングデバイスの操作(移動方向)に一貫
性がなくなるので、操作性が低下する、という不都合を
解決することを目的とする(請求項1から請求項6の発
明)。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明では、第1に、
メニュー表示要求を発行した時点におけるカーソルの位
置情報を取得可能な位置指示手段と、画面上にメニュー
のオーバーラップ表示が可能で、有効な画面表示領域か
らはみ出した表示内容を自動的に無視する構成を有する
表示部とを具備し、メニュー形式により入力操作を行う
対話型システムのメニュー表示装置において、前記カー
ソル位置によって指示開始点の情報を取得する手段と、
前記指示開始点を基準としてメニュー表示位置を決定す
る手段と、メニュー選択処理中における位置指示手段の
操作に伴うカーソルの移動を抑止するカーソル表示制御
手段と、位置指示手段の移動操作に伴ってメニュー表示
位置を連続的に移動させるメニュー表示制御手段、とを
備え、位置指示手段の操作によって、メニューの表示位
置を変化させると共に、カーソルの移動を抑止すること
により、指示開始点からメニュー項目までの位置指示手
段の物理的な移動方向と距離が一定に保たれるように制
御する構成である。
【0019】第2に、上記第1のメニュー表示装置にお
いて、画面上に表示されるメニューが画面からはみ出し
ているか否かを判定する手段と、メニューのはみ出し方
に応じてマークの種類と表示位置とを切り換え、メニュ
ーが画面からはみ出していることを示すマーク表示手
段、とを備え、指示開始点が画面の端部に近いためメニ
ュー全体を画面上に表示しきれないとき、メニューの一
部が隠れていることを示すマークを画面上に表示するよ
うに構成している。
【0020】第3に、メニュー形式によって入力操作を
行う対話型システムのメニュー表示装置において、指示
開始点の情報を取得する手段と、前記指示開始点を基準
としてメニューを表示したとき、メニューが画面からは
み出すか否かを検知する手段と、メニューが画面からは
み出すとき、メニューが画面内に収まるように移動させ
るためのオフセット値を取得する手段と、取得したオフ
セット値に基づいて、メニューが画面内に収まるように
メニュー表示位置を自動的に移動させるメニュー表示制
御手段と、取得したオフセット値に基づいて、カーソル
表示位置を自動的に移動させるカーソル表示制御手段、
とを備え、前記指示開始点の位置が画面の端部に近いと
きでも、指示開始点から特定のメニュー項目までの位置
指示手段の物理的な移動距離が一定に保たれるように制
御する構成である。
【0021】第4に、上記第3のメニュー表示装置にお
いて、メニュー選択処理開始時における指示開始点の位
置の情報を保持する指示開始点記憶手段と、メニュー選
択処理終了後、保持した指示開始点の位置にカーソルを
自動的に移動させるカーソル表示制御手段、とを備え、
メニュー選択処理終了後、カーソルの位置をメニュー選
択処理前の位置に自動的に戻すように構成している。
【0022】第5に、上記第3のメニュー表示装置にお
いて、メニュー選択専用のカーソルを生成する手段と、
位置指示手段の移動操作に伴い、前記メニュー選択用の
カーソルのみを移動させる第2のカーソル表示制御手段
と、メニュー選択処理終了後、生成されたメニュー選択
用のカーソルを消去する手段、とを備え、メニュー選択
処理開始時に、メニュー選択専用のカーソルを生成し、
該メニュー選択専用のカーソルを用いてメニュー選択処
理を行うように構成している。
【0023】第6に、メニュー形式によって入力操作を
行う対話型システムのメニュー表示装置において、指示
開始点の情報を取得する手段と、前記指示開始点を基準
としてメニューを表示したとき、メニューが画面からは
み出すか否かを検知する手段と、メニューが画面からは
み出すとき、メニューが画面内に収まるように移動させ
るためのオフセット値を取得する手段と、取得したオフ
セット値に基づいて、メニューが画面内に収まるように
メニュー表示位置を自動的に移動させるメニュー表示制
御手段と、取得したオフセット値に基づいて、カーソル
表示位置を自動的に移動させるカーソル表示制御手段
と、メニュー内のメニュー項目を自動的に並べ換える手
段と、メニュー選択処理中における位置指示手段の操作
に伴うカーソルの移動を抑止するカーソル表示制御手段
と、位置指示手段の移動操作に伴い、メニューの上端と
下端、および右端と左端とが連続した状態で、各メニュ
ー項目がリング状にスクロールするメニュー表示制御手
段、とを備え、常に全てのメニュー項目が画面上に表示
された状態で、指示開始点から特定のメニュー項目まで
の位置指示手段の物理的な移動距離が一定に保たれるよ
うに制御する構成である。
【0024】
【作用】この発明では、従来のメニュー表示装置の場合
には、カーソルによる指示開始点が、表示画面上の中央
付近(図15のC1)であるか、端部付近(図15のC
3)であるかによって、メニュー項目を選択するための
カーソル移動方向が異なるのは、全てのメニューが画面
上に表示されるように、その表示位置が自動的に調整さ
れるのに対して、カーソルの表示位置は、最初の指示開
始点に保持される結果、カーソルの位置と特定のメニュ
ー項目との相対的位置関係が変化することに原因があ
る、という点に着目して、位置指示手段の移動操作と逆
方向へメニュー表示領域のみを移動させ、カーソルを同
じ位置に保持することにより、指示開始点から特定のメ
ニュー項目までの相対的位置を常に一定に保つようにし
て、メニュー操作を容易にしている(請求項1の発
明)。
【0025】第2に、画面の端部を指示開始点とした場
合に、メニューのはみ出した部分を見落す恐れがあるの
で、画面外にメニュー領域が存在していることを示すマ
ークを表示して、ユーザに知らせる(請求項2の発
明)。第3に、指示開始点から特定のメニュー項目まで
の相対位置を、常に一定に保つために、画面の端部を指
示開始点とした場合でも、全てのメニューが画面内に表
示されるように、指示開始点のカーソルとメニューの表
示位置とを連動してスクロールさせる(請求項3の発
明)。
【0026】第4に、メニュー選択処理の終了後、ポイ
ンティングデバイス等の位置指示手段によるカーソルの
位置を、自動的に原の表示位置へ戻すことによって、ユ
ーザは、メニュー選択処理前に行っていた作業を、その
ままの状態で直ちに継続して実行することができるよう
にしている(請求項4の発明)。第5に、カーソルを見
失なうという不都合を回避するために、メニュー選択中
は、画面上に、メニュー項目の選択用のカーソルと、そ
れ以前の作業中のカーソル、の2つのカーソルを同一画
面に表示することにより、メニュー選択処理中にも、メ
ニュー選択処理前の表示位置にカーソルが表示された状
態にする。
【0027】したがって、ユーザは、より自然にそれ以
前の作業の継続が可能になる(請求項5の発明)。第6
に、全てのメニューが表示できるように、画面からはみ
出したメニュー領域は、指示開始点より内部(画面の中
央に近い位置)へ連続して表示し、画面スクロールによ
っても、メニュー項目の表示位置が変化するだけで、常
に全てのメニューを表示することにより、選択操作を容
易にする(請求項6の発明)。
【0028】
【実施例1】この発明のメニュー表示装置について、図
面を参照しながら、その実施例を詳細に説明する。この
実施例は、請求項1の発明に対応しているが、請求項2
から請求項6の発明にも関連している。
【0029】この第1の実施例では、指示開始点から特
定のメニュー項目までの相対的位置関係が、常に一定と
なるように、ポインティングデバイスの操作と逆方向へ
メニュー表示領域のみを移動させ、カーソルは同じ位置
に保持する点に特徴を有している。最初に、以下の実施
例に共通する表示画面上の指示開始点と、表示されるメ
ニュー領域との関係を説明する。
【0030】図1は、この発明のメニュー表示装置につ
いて、表示画面上の指示開始点と表示されるメニューの
領域との関係を説明する図である。図において、DSP
は表示画面、C10はポインティングデバイス・カーソ
ル、ME10はメニュー、DxとDyは画面DSP全体
のサイズ、CxとCyは指示開始点におけるポインティ
ングデバイス・カーソルの位置、MxとMyはメニュー
表示位置、WmはメニューME10のx方向のサイズ、
HmはメニューME10のy方向のサイズ、Wsはメニ
ュー表示位置の指示開始点に対するx方向のオフセット
値、Hsはメニュー表示位置の指示開始点に対するy方
向のオフセット値を示す。
【0031】この図1において、画面DSP全体のサイ
ズ(Dx,Dy)、すなわち、横方向の大きさDxと、
縦方向の大きさDyは、一定である。表示画面DSP上
の位置(Cx,Cy)は、指示開始点におけるポインテ
ィングデバイス・カーソルC10の表示位置である。
【0032】メニューME10のサイズは、横方向の大
きさWm、縦方向の大きさHmであり、これらの値(W
m,Hm)はメニューの種類によって定まる。横方向の
オフセット値Wsと、縦方向のオフセット値Hsは、メ
ニュー表示位置の指示開始点(Cx,Cy)に対するオ
フセット値を表しており、これらの値(Ws,Hs)
も、メニューの種類によって定まる。
【0033】位置(Mx,My)は、メニュー表示位置
(左上端部の位置)を表しており、Mx=Cx+Ws,
My=Cy+Hsとして求められる。例えば、Ws=H
s=0の場合は、Mx=Cx,My=Cyとなり、指示
開始点の位置(C10)にメニュー(ME10)が表示
される。
【0034】以上の各位置(座標値)の情報が、この発
明のメニュー表示装置におけるメニュー表示の制御に使
用される(図4や図6等のフローチャート)。次に、こ
の発明のメニュー表示装置について、そのハード構成を
説明する。
【0035】図2は、この発明のメニュー表示装置につ
いて、その要部構成の一実施例を示す機能ブロック図で
ある。図において、1は入力部、2は指示開始点検出
部、3は主制御部、4は指示開始点記憶部、5はメニュ
ー情報記憶部、6は画面情報記憶部、7は指示カーソル
表示制御部、8はメニュー表示制御部、9はマーク表示
部、10はメニュー項目表示部、11は出力部を示す。
【0036】この図2は、基本的に各実施例に共通であ
るが、指示開始点記憶部4は、第4の実施例(請求項4
の発明)において付加されるブロックである。そして、
主として主制御部3が、フローチャートに示す制御を行
うが、その他のブロックが関与する場合もあるので、各
実施例で詳しく説明する。
【0037】各部の構成と機能の概略は、次のとおりで
ある。入力部1は、ポインティングデバイスからの入力
情報を取得する入力手段である。指示開始点検出部2
は、メニュー表示のコマンドが発行された時点における
ポインティングデバイス・カーソルの位置を検出し、こ
れを主制御部3に渡すとともに、指示開始点記憶部4へ
格納する。
【0038】主制御部3は、指示カーソル表示制御部7
およびメニュー表示制御部8を用いて、メニューの表示
位置およびポインティングデバイス・カーソルの表示位
置を制御する。指示開始点記憶部4は、メニュー選択処
理開始時のポインティングデバイス・カーソル位置(C
x,Cy)の情報を指示開始点検出部2から取得し、こ
の情報を保持する記憶手段である。
【0039】メニュー情報記憶部5は、メニュー項目の
内容や、メニューのサイズ情報(Wm,Hm)、指示開
始点からのメニュー表示オフセット値(Ws,Hs)等
の各情報を保持する記憶手段である。画面情報記憶部6
は、画面のサイズ情報(Dx,Dy)を保持する記憶手
段である。
【0040】指示カーソル表示制御部7は、主制御部3
の指令を受けて、ポインティングデバイス・カーソルの
表示位置を制御する。メニュー表示制御部8は、主制御
部3の指令を受けて、メニューの表示位置と表示方法を
制御する。
【0041】マーク表示部9は、メニュー表示制御部8
の指令を受けて、メニューが画面からはみ出して表示さ
れている場合に、はみ出していることを示すマークを画
面上に表示する。メニュー項目表示部10は、メニュー
表示制御部8の指令を受け、メニュー情報記憶部5の内
容を基にして、実際のメニュー項目を表示する。
【0042】出力部11は、メニューおよびポインティ
ングデバイス・カーソルを画面上に表示するCRTやL
CD等の表示手段である。以上が、この発明のメニュー
表示装置におけるハード構成と機能である。すでに述べ
たように、この第1の実施例では、指示開始点から特定
のメニュー項目までの相対的位置関係が、常に一定とな
るように、ポインティングデバイスによる移動操作と逆
方向へメニュー表示領域のみを移動させ、カーソルは同
じ位置に保持するように制御している。
【0043】図3は、この発明のメニュー表示装置につ
いて、第1の実施例による表示画面の一実施例を示す図
で、(1) はメニューが画面DSPの下端からはみ出して
いる場合、(2) はポインティングデバイスを移動した場
合を示す。図において、DSPは表示画面、ME11と
ME12はメニュー、C11とC12はカーソルを示
す。
【0044】図3(1) に示す表示画面では、指示開始点
のカーソルC11が、画面DSPの下端付近にあり、メ
ニューME11は、この指示開始点のカーソルC11を
基準として表示されている場合である。そのため、メニ
ューME11の全てを画面DSPに表示することができ
ず、メニューME11の下側の一部が画面DSPからは
み出している。
【0045】この状態で、ポインティングデバイスを操
作して、右下方向に移動させると、図3(2) に示すよう
な画面が表示される。この場合には、移動後の指示カー
ソルC12の位置は、指示開始点のカーソルC11のと
きと同じ位置のままであり、画面DSP上では移動しな
い。
【0046】一方、メニューME12は、ポインティン
グデバイスの移動に伴って、逆方向(左上方向)へスク
ロール移動している。第1の実施例では、このような表
示制御を行うことにより、指示開始点(C11)が画面
DSPの端付近の場合でも、指示開始点(C11)が画
面DSPの中央付近の場合と同様に、ポインティングデ
バイスの移動操作の仕方を等しくすることができる。以
上の動作をフローで説明する。このフローは、主とし
て、図2の主制御部3によって実行される。
【0047】図4は、この発明のメニュー表示装置につ
いて、その第1の実施例におけるメニュー項目の表示時
の主要な処理の流れを示すフローチャートである。図に
おいて、#11〜#18はステップを示す。
【0048】メニュー表示要求が発行されると、この図
4のフローがスタートし、ステップ#11で、指示開始
点(Cx,Cy)の情報(座標値)を取得する。ステッ
プ#12で、メニュー表示位置(Mx,My)を求め
る。
【0049】このメニュー表示位置(Mx,My)は、
それぞれMx=Cx+Ws,My=Cy+Hsで求めら
れる。ここで、Ws,Hsは、メニュー表示位置の指示
開始点(Cx,Cy)に対するオフセット値で、指示開
始点の位置にメニューを表示する場合は、Ws=Hs=
0となる。
【0050】次のステップ#13で、メニューを画面D
SP上に表示した後、ステップ#14で、ポインティン
グデバイス(PDと表現する)からの入力を待つ。入力
があれば、次のステップ#15で、それを検出し、メニ
ュー上の項目の選択であるかどうか判断する。
【0051】もし、メニュー上の項目の選択であれば、
ステップ#18へ進み、選択されたメニュー項目を決定
して、この図4のフローの処理を終了する。また、ステ
ップ#15で判断した結果、ポインティグデバイスから
の入力がメニュー上の項目の選択でないときは、ステッ
プ#16へ進む。
【0052】ステップ#16では、ポインティグデバイ
スのカーソルが(Δx,Δy)だけ移動したかどうか判
断する。(Δx,Δy)の移動を検出しないときは、再
び先のステップ#14に戻り、ポインティグデバイスか
らの入力を待つ。
【0053】これに対して、ステップ#16で判断した
結果、カーソルが(Δx,Δy)だけ移動したことを検
知したときは、ステップ#17へ進んで、メニュー表示
位置を(−Δx,−Δy)だけスクロールさせる。この
場合には、新たなメニュー表示位置は(Mx−Δx,M
y−Δy)となる。その後、再び先のステップ#13に
戻り、再度メニュー表示を行う。
【0054】以上のように、この第1の実施例では、指
示開始点から特定のメニュー項目までの相対位置を、常
に一定に保つようにしている。したがって、メニュー操
作に熟練するのに伴って、高速にかつ間違いなく所望の
メニュー項目を選択することが可能となり、さらに熟練
すれば、ほとんど画面を見なくても感覚的に操作でき
る。
【0055】その上、メニューは、常にユーザが期待す
る画面上の位置に表示されるので、操作中に、ユーザの
思考が妨げられることがなくなり、安心してメニュー表
示装置を使用することができる。したがって、従来のメ
ニュー表示装置に比べて、メニュー選択処理の作業能率
が向上される。
【0056】
【実施例2】次に、第2の実施例を説明する。この第2
の実施例は、請求項2の発明に対応しているが、請求項
1の発明にも関連している。
【0057】この第2の実施例では、メニューが画面か
らはみ出している場合には、隠れているメニュー項目が
存在していることを、マークの表示によってユーザに明
示的に伝えるようにした点に特徴を有している。ハード
構成は、先の図2と同様であり、図2のマーク表示部9
が、後出の第6図のフローに従って制御を行う。
【0058】図5は、この発明のメニュー表示装置につ
いて、第2の実施例による表示画面の一実施例を示す図
である。図において、DSPは表示画面、ME21はメ
ニュー、C21はカーソル、MKはメニューME21が
画面DSP端からはみ出していることを示すマークを示
す。
【0059】この図5では、メニューME21は、画面
DSPの下端付近に表示されているので、上側半分が画
面DSP上に表示され、下側は画面DSPからはみ出し
ている。このような表示状態のときは、メニューME2
1の両側にマークMKを表示することによって、画面D
SP下端よりも下側に、さらにメニュー項目が存在する
ことをユーザに明示することができる。
【0060】したがって、ユーザは、このマークMKの
有無により、メニュー項目の見落としをすることがなく
なり、操作性が向上される。以上の動作をフローで説明
する。このフローは、主として、図2のマーク表示部9
によって実行される。
【0061】図6は、この発明のメニュー表示装置につ
いて、その第2の実施例におけるメニュー項目の表示時
の主要な処理の流れを示すフローチャートである。図に
おいて、#21〜#29はステップを示す。
【0062】メニュー表示要求が発行されると、この図
6のフローがスタートし、ステップ#21で、メニュー
表示位置(Mx,My)の情報(座標値)を取得する。
次に、メニュー(ME21)が画面DSP上からはみ出
しているか否かをチェックする。
【0063】ステップ#22で、メニューが画面DSP
の上端からはみ出しているか(My<0)どうか判断す
る。もし、画面DSPの上端からはみ出していれば、ス
テップ#23へ進み、画面DSP上に、メニューが画面
上端からはみ出していることを示すマーク(MKと逆向
きのマーク)を表示する。
【0064】これに対して、画面DSPの上端からはみ
出していなければ、ステップ#24へ進む。ステップ#
24で、メニューが画面DSPの下端からはみ出してい
るか(My+Hm>Dy)どうか判断する。
【0065】もし、画面DSPの下端からはみ出してい
れば、ステップ#25へ進み、画面DSP上に、メニュ
ーが画面下端からはみ出していることを示すマークMK
を表示する。これに対して、画面DSPの下端からはみ
出していなければ、ステップ#26へ進む。
【0066】ステップ#26で、メニューが画面DSP
の左端からはみ出しているか(Mx<0)どうか判断す
る。もし、画面DSPの左端からはみ出していれば、ス
テップ#27へ進み、画面DSP上に、メニューが画面
左端からはみ出していることを示すマークを表示する。
【0067】これに対して、画面DSPの左端からはみ
出していなければ、ステップ#28へ進む。ステップ#
28で、メニューが画面DSPの右端からはみ出してい
るか(Mx+Wm>Dx)どうか判断する。もし、画面
DSPの右端からはみ出していれば、ステップ#29へ
進み、画面DSP上に、メニューが画面右端からはみ出
していることを示すマークを表示して、この図6のフロ
ーを終了する。これに対して、画面DSPの右端からは
み出していなければ、マークを表示することなく、この
図6のフローを終了する。
【0068】以上のように、この第2の実施例では、メ
ニュー(図5のME21)が画面DSPからはみ出して
いる場合には、隠れているメニュー項目が存在している
ことを、マーク(図5のMK)の表示によってユーザに
明示的に知らせるようにしている。したがって、ユーザ
は、より的確に全てのメニュー項目を選択することが可
能になる。
【0069】
【実施例3】次に、第3の実施例を説明する。この第3
の実施例は、請求項3の発明に対応している。この第3
の実施例でも、指示開始点から特定のメニュー項目まで
の相対的位置を、常に一定に保つように制御する点は、
先の第1の実施例と同様であるが、常にメニュー全体を
画面上に表示する点に特徴を有している。
【0070】そのため、ユーザの思考が妨げられること
がなくなり、メニュー操作に熟練するのに伴い、高速に
かつ間違いなく目的のメニュー項目を選択することがで
きると共に、先の第1や第2の実施例に比べて、より的
確に全てのメニュー項目を選択することが可能になる。
ハード構成は、先の図2と同様である。
【0071】図7は、この発明のメニュー表示装置につ
いて、第3の実施例による表示画面の一実施例を示す図
で、(1) はメニュー表示前の表示画面、(2) はメニュー
表示後の表示画面を示す。図において、DSPは表示画
面、ME31はメニュー、C31とC32はカーソルを
示す。
【0072】図7(1) において、指示開始点(カーソル
C31)は、画面DSPの下端付近となっており、メニ
ュー(ME31)はまだ表示されていない。メニューM
E31が表示されると、図7(2) に示すように、全ての
項目が画面内に収まるように表示位置が自動的に調整さ
れる。
【0073】指示開始点の指示カーソル(C31)は、
指示開始点C32とメニューME31との相対位置関係
が保たれるように、メニュー表示位置に合わせて自動的
に移動されている。このように、指示カーソル(C3
1)を自動的に移動することにより、ポインティングデ
バイスの物理的な移動の仕方に一貫性を持たせることが
できる。以上の動作をフローで説明する。このフロー
は、主として、図2の主制御部3によって実行される。
【0074】図8は、この発明のメニュー表示装置につ
いて、その第3の実施例におけるメニュー項目の表示時
の主要な処理の流れを示すフローチャートである。図に
おいて、#31〜#38はステップを示す。
【0075】メニュー表示要求が発行されると、この図
8のフローがスタートし、ステップ#31で、指示開始
点(Cx,Cy)の情報(座標値)を取得する。ステッ
プ#32で、メニュー表示位置(Mx,My)の情報
(座標値)を求める。
【0076】メニュー表示位置(Mx,My)は、それ
ぞれMx=Cx+Ws,My=Cy+Hsで求められ
る。次のステップ#33へ進み、このままメニューを表
示したとき、メニューが画面DSPからはみ出すか否か
チェックする。
【0077】0<Mx,Mx+Wm<Dx,0<My,
My+Hm<Dyのすべての条件が成り立てば、メニュ
ーは画面DSP内に収まっている。メニューが画面DS
P内に収まっているときは、ステップ#37へ進み、そ
のままメニューを表示し、次のステップ#38で、指示
カーソルを表示して、この図8のフローを終了する。
【0078】これに対して、先のステップ#33でチェ
ックした結果、上記4条件の内のいずれかの条件が不成
立であなれば、メニューが画面からはみ出していること
になる。この場合には、ステップ#34へ進み、メニュ
ーが画面DSP内に収まるように移動するためのオフセ
ット値(Δx,Δy)を取得する。
【0079】次のステップ#35で、メニュー表示位置
を調整する。ステップ#36で、指示カーソル位置を
(Δx,Δy)だけ移動させる。その後、ステップ#3
7へ進み、メニューを表示し、ステップ#38で、指示
カーソルを表示して、この図8のフローを終了する。
【0080】以上のように、この第3の実施例では、メ
ニュー(図7のME31)が表示されると、全ての項目
が画面DSP内に収まるように、表示位置が自動的に調
整される。そして、カーソル(図7のC31,C32)
は、指示開始点とメニューME31との相対位置関係が
保たれるように、メニュー表示位置に合わせて自動的に
移動させている。
【0081】このように、指示カーソルを自動的に移動
することによって、ポインティングデバイスの物理的な
移動の仕方に一貫性を持たせることができる。したがっ
て、メニュー選択処理の操作性が著しく向上される。
【0082】
【実施例4】次に、第4の実施例を説明する。この第4
の実施例は、請求項4の発明に対応しているが、請求項
3の発明にも関連している。先の第3の実施例で説明し
たメニュー表示装置では、メニュー(図7のME31)
が表示されると、全ての項目が画面内に収まるように表
示位置が自動的に調整される場合を述べたが、カーソル
の位置は、メニュー選択処理前とメニュー選択処理後と
で、自動的に変化することがあるので、特にメニュー選
択終了後において、ユーザがポインディングデバイス・
カーソルを見失なう、というケースも生じる。
【0083】この第4の実施例では、メニュー選択処理
の終了後に、ポインディングデバイス・カーソルの位置
を、自動的にメニュー選択処理前の位置へ戻す点に特徴
を有している。そのため、ユーザは、メニュー選択処理
前に行っていた作業を、自然に継続することができる。
ハード構成は、図2に示したとおりであるが、特に、指
示開始点記憶部4が付加されている。
【0084】図9は、この発明のメニュー表示装置につ
いて、第4の実施例による表示画面の一実施例を示す図
で、(1) はメニュー表示前の表示画面、(2) はメニュー
が表示された表示画面、(3) はメニュー項目を選択した
表示画面、(4) はメニュー項目選択終了後の表示画面を
示す。図において、DSPは表示画面、ME41はメニ
ュー、C41〜C43はカーソルを示す。
【0085】この図9(1) においては、メニュー表示の
ための指示開始点の指示カーソルC41は、画面DSP
の下端付近となっている。この時点では、まだメニュー
(ME41)は表示されていない。
【0086】メニューME41が表示されると、図9
(2) の状態になる。メニューME41は、すべての項目
が画面DSP内に収まるように、表示位置が自動的に調
整されている。
【0087】図9(2) の指示カーソルC42は、指示開
始点(C42)とメニューME41との相対位置関係が
保たれるように、メニュー表示位置に合わせて自動的に
移動されている。次に、図9(3) に示すように、指示カ
ーソルC42を操作して、所望の位置までカーソルC4
3の移動させ、メニュー項目(ME41)を選択する。
【0088】メニューの選択が終了すると、図9(4) の
状態になる。この図9(4) の指示カーソルC41の位置
は、図9(1) の指示カーソルC41と同じ位置となるよ
うに自動的に移動される。以上のように、メニュー選択
処理の前と後とで、指示カーソル(C41)の位置を等
しくすることにより、この後の作業を自然に継続できる
ようになる。以上の動作をフローで説明する。このフロ
ーは、主として、図2の主制御部3によって実行され
る。
【0089】図10は、この発明のメニュー表示装置に
ついて、その第4の実施例におけるメニュー項目の表示
時の主要な処理の流れを示すフローチャートである。図
において、#41〜#45はステップを示す。
【0090】メニュー表示要求が発行されると、この図
10のフローがスタートし、ステップ#41で、指示開
始点(Cx,Cy)の情報(座標値)を取得する。次の
ステップ#42で、取得した座標値を、図1の指示開始
点記憶部4に保存する。
【0091】ステップ#43へ進み、メニューの表示と
選択処理を行う。このステップ#43の処理は、先の第
3の実施例において、図7のフローチャートに示した処
理と同様である。
【0092】メニューの選択処理が終了すると、ステッ
プ#44へ進み、(Cx,Cy)の値を復元する。ステ
ップ#45で、ポインティングデバイスのカーソルを元
の位置(Cx,Cy)に表示して、この図10のフロー
を終了する。
【0093】以上のように、この第4の実施例では、メ
ニュー選択処理の終了後、カーソルの位置が自動的に原
の位置に戻るようにしている。したがって、ユーザは、
メニュー選択処理前に行っていた作業を自然な状態で継
続することが可能となり、操作性が著しく向上される。
【0094】
【実施例5】次に、第5の実施例を説明する。この第5
の実施例は、請求項5の発明に対応しているが、請求項
3の発明にも関連している。この第5の実施例では、メ
ニュー選択処理中も、メニュー選択処理前のカーソルを
画面上から消去しないで、その位置に表示すると共に、
メニュー選択専用の指示カーソルを表示し、このメニュ
ー選択専用の指示カーソルを用いてメニュー選択処理を
行うようにした点に特徴を有している。
【0095】そのため、カーソルを見失うという不都合
がなくなるので、先の第4の実施例に比べて、ユーザ
は、さらに自然に作業を継続することができる。また、
メニュー表示装置の構成は、先の図2に示したとおりで
ある。
【0096】図11は、この発明のメニュー表示装置に
ついて、第5の実施例による表示画面の一実施例を示す
図で、(1) はメニュー表示前の表示画面、(2) はメニュ
ーとメニュー選択専用のカーソルが表示された表示画
面、(3) はメニュー選択専用のカーソルで項目を選択す
る状態の表示画面、(4) は項目選択処理終了後の表示画
面を示す図である。図において、DSPは表示画面、M
E51はメニュー、C51〜C53はカーソルを示す。
【0097】図11(1) において、メニュー表示のため
の指示開始点の指示カーソルC51は、画面DSPの下
端付近となっている。この時点では、まだメニューME
51は表示されていない。
【0098】メニューME51が表示されると、図11
(2) の状態になる。メニューME51は、すべての項目
が画面DSP内に収まるように表示位置が自動的に調整
されている。指示カーソルは、指示開始点の指示カーソ
ルC51のときと同じ位置のまま残っている。
【0099】メニュー選択専用の指示カーソルC52
は、指示開始点(C51)とメニューME51との相対
位置関係が保たれるような位置に表示される。このメニ
ュー選択専用の指示カーソルC52を使用して、メニュ
ーME51の選択処理を行う。
【0100】すなわち、メニュー選択専用の指示カーソ
ルC52を、例えば図11(3) に示すように、移動後の
メニュー選択専用の指示カーソルC53まで移動させ
て、所望のメニュー項目(ME51)を選択する。この
とき、原の指示開始点の指示カーソルC51は移動しな
い。メニューの選択処理終了後は、図11(4) の状態に
なる。
【0101】この状態では、メニュー(ME51)が消
去されるとともに、メニュー選択専用の指示カーソル
(移動前のC52、移動後のC53)も消去される。こ
のように、指示開始点(カーソルC51)は、常に画面
DSP上に表示されており、メニューME51の選択用
には、専用のカーソルC52(移動後はC53)を表示
することによって、メニュー選択処理中においても、ユ
ーザは、メニュー選択処理前の作業内容を容易に把握し
やすくなり、また、その後の作業をより自然に継続する
ことができる。以上の動作をフローで説明する。このフ
ローは、主として、図2の主制御部3によって実行され
る。
【0102】図12は、この発明のメニュー表示装置に
ついて、その第5の実施例におけるメニュー項目の表示
時の主要な処理の流れを示すフローチャートである。図
において、#51〜#53はステップを示す。
【0103】メニュー表示要求が発行されると、この図
12のフローがスタートし、ステップ#51で、新たな
指示カーソル(C52)を生成する。以後のメニュー選
択処理では、ここで生成した指示カーソルが有効なカー
ソルとなる。
【0104】次のステップ#52で、実際のメニューの
表示と選択処理を行う。このステップ#52の処理は、
先の第3の実施例において、図7のフローチャートに示
した処理と同様である。
【0105】したがって、このメニュー選択処理中は、
2つの指示カーソル(C51とC52またはC53)が
画面DSP上に存在することになる。メニューの選択処
理が終了すると、ステップ#53へ進み、新たに生成し
た指示カーソル(C52またはC53)を、メニュー項
目と同時に消去して、この図12のフローを終了する。
【0106】この第5の実施例によれば、メニュー選択
処理中は、画面上に2つの指示カーソルが存在すること
になる。すなわち、メニュー選択処理中も、メニュー選
択処理前の位置にポインティングデバイス・カーソルが
残っている。したがって、指示カーソルを見失う危険が
なくなり、先の第4の実施例のメニュー表示装置に比
べ、ユーザは、さらに自然に作業を継続することができ
る。
【0107】
【実施例6】次に、第6の実施例を説明する。この第6
の実施例は、請求項6の発明に対応している。この第6
の実施例でも、指示開始点から特定のメニュー項目まで
の相対的位置を、常に一定に保つように制御する点は、
先の第1の実施例と同様であるが、メニューがスクロー
ルする際、メニューの上端と下端、あるいは右端と左端
とを連続して表示する点に特徴を有している。
【0108】そのため、指示開始点から最も離れた位置
に表示されているメニュー項目を選択する場合でも、ポ
インティングデバイスの移動距離を少なくすることがで
きる構成である。この第6の実施例も、メニュー表示装
置の構成は、図2のとおりである。
【0109】図13は、この発明のメニュー表示装置に
ついて、第6の実施例による表示画面の一実施例を示す
図で、(1) は全てのメニューが表示される場合と、一部
のみが表示可能な場合で指示カーソルの移動前の表示画
面、(2) は指示カーソルの移動後の表示画面を示す。図
において、DSPは表示画面、ME61〜ME65はメ
ニュー、C61〜C63はカーソルを示す。
【0110】指示開始点(カーソルC61)が画面DS
Pの中央付近で、全てのメニューの表示が可能な場合に
は、図13(1) にME61で示すように、メニューの全
体が表示される。ここで、メニューME61の内容と順
序、すなわち、メニュー項目は、「1Aa」,「2B
b」,「3Cc」,「4Dd」,「5Ee」とする。
【0111】これに対して、この図13(1) に示すよう
に、指示開始点(カーソルC62)が画面DSPの下端
付近の場合には、指示開始点(カーソルC62)を基準
にして、メニューME61の上側の一部(ME62)が
表示され、画面DSPからはみ出した部分は、指示開始
点(カーソルC62)より上側に表示される(ME6
3)。詳しく説明すれば、指示開始点(カーソルC6
2)を基準として従来と同様に表示されるメニュー項目
は、「1Aa」,「2Bb」の上側2項目(ME62)
で、画面下にはみ出すため従来は表示されなかったメニ
ュー「3Cc」,「4Dd」,「5Ee」の3項目(M
E63)については、この発明では、その上側に表示さ
れる。
【0112】したがって、画面DSP上では、先のメニ
ューME61と同じ内容が、「3Cc」,「4Dd」,
「5Ee」,「1Aa」,「2Bb」の順で、メニュー
ME63,ME62として表示される。
【0113】この状態で、ポインティングデバイスを操
作して、カーソルC62を右下方向へ動かすと、画面D
SPの表示は、図13(2) の状態になる。
【0114】この図13(2) では、指示カーソルC63
は、図13(1) のカーソルC62と同じ位置に存在し、
画面DSP上での移動はない。一方、メニュー項目の上
側部分(ME62)は、図13(2) にME64で示すよ
うに、ポインティングデバイスの移動方向と逆方向にス
クロールされて、「1Aa」,「2Bb」,「3Cc」
の上側3項目(ME64)が表示される。
【0115】また、画面DSP下にはみ出している「4
Dd」,「5Ee」の2項目(ME65)については、
先の図13(1) と同様に、その上側に表示される。その
結果、画面DSP上では、「4Dd」,「5Ee」,
「1Aa」,「2Bb」,「3Cc」の順で、メニュー
項目(ME65とME64)が表示されることになる。
【0116】以上の様子を画面DSP上で見ると、あた
かもメニューの上側(ME65)と下側(ME64)が
つながっており、回転するようにスクロールする。この
ように、この第6の実施例では、常にメニュー全体が画
面DSP内に表示され、しかも、指示カーソルの自動的
な移動を伴わないので(C62とC63は同じ位置)、
ポインティングデバイスの物理的な移動の仕方に一貫性
を持たせることができる。以上の動作をフローで説明す
る。このフローは、主として、図2のメニュー項目表示
部10によって実行される。
【0117】図14は、この発明のメニュー表示装置に
ついて、その第6の実施例におけるメニュー項目の表示
時の主要な処理の流れを示すフローチャートである。図
において、#61〜#69はステップを示す。
【0118】メニュー表示要求が発行されると、この図
14のフローがスタートし、ステップ#61で、画面D
SPからはみ出さない部分のメニュー表示を行う。次
に、画面からはみ出している部分の処理を行う。
【0119】ステップ#62で、メニューが画面DSP
の上端からはみ出しているかどうか(My<0)チェッ
クする。もし、画面DSPの上端からはみ出していれ
ば、ステップ#63へ進み、はみ出した部分を、先のス
テップ#61で表示した部分の下側に表示する。
【0120】次のステップ#64で、メニューが画面D
SPの下端からはみ出しているかどうか(My+Hm>
Dy)チェックする。もし、画面DSPの下端からはみ
出していれば、ステップ#65へ進み、はみ出した部分
を、先のステップ#61で表示した部分の上側に表示す
る。
【0121】同様に、ステップ#66で、メニューが画
面DSPの左端からはみ出しているかどうか(Mx<
0)チェックする。もし、画面DSPの左端からはみ出
していれば、ステップ#67へ進み、はみ出した部分
を、先のステップ#61で表示した部分の右側に表示す
る。
【0122】さらに、ステップ#68で、メニューが画
面DSPの右端からはみ出しているかどうか(Mx+W
m>Dx)チェックする。もし、画面DSPの右端から
はみ出していれば、ステップ#69へ進み、はみ出した
部分を、先のステップ#61で表示した部分の左側に表
示して、この図14のフローを終了する。
【0123】以上に説明したように、この第6の実施例
によれば、ポインティングデバイスによって、画面DS
P上の任意の位置を、指示開始点として指定しても、あ
たかもメニューの上側と下側、あるいは右側と左側と
が、つながった状態で表示されると共に、カーソル操作
に伴って、回転するようにスクロールされる。換言すれ
ば、常にメニュー全体が画面DSP内に表示され、しか
も、指示カーソルの自動的な移動を伴わないメニュー表
示が可能になる。その結果、ポインティングデバイスの
物理的な移動の仕方に一貫性を持たせることが可能とな
り、操作性が著しく向上される。
【0124】
【発明の効果】請求項1のメニュー表示装置では、指示
開始点から特定のメニュー項目までの相対位置を、常に
一定に保つようにしている。したがって、メニュー操作
に熟練するのに伴って、高速にかつ間違いなく所望のメ
ニュー項目を選択することが可能となり、さらに熟練す
れば、ほとんど画面を見なくても感覚的に操作できる。
その上、メニューは、常にユーザが期待する画面上の位
置に表示されるので、操作中に、ユーザの思考が妨げら
れることがなくなり、安心してメニュー表示装置を使用
することができる。
【0125】請求項2のメニュー表示装置では、メニュ
ーが画面からはみ出している場合には、隠れているメニ
ュー項目が存在していることを、マークの表示によって
ユーザに明示的に伝えるようにしている。したがって、
ユーザは、より的確に全てのメニュー項目を選択するこ
とが可能になる。
【0126】請求項3のメニュー表示装置では、指示開
始点から特定のメニュー項目までの相対位置を、常に一
定に保つようにしている。したがって、ユーザの思考が
妨げられることがなくなり、メニュー操作に熟練するの
に伴い、高速にかつ間違いなく目的のメニュー項目を選
択することができる。その上、常にメニュー全体が画面
上に表示されるので、請求項1や請求項2のメニュー表
示装置に比べて、より的確に全てのメニュー項目を選択
することが可能になる。
【0127】請求項4のメニュー表示装置では、メニュ
ー選択処理の終了後、カーソルの位置が自動的に原の位
置に戻るようにしている。したがって、ユーザは、メニ
ュー選択処理前に行っていた作業を自然な状態で継続す
ることができ、操作性が著しく向上される。
【0128】請求項5のメニュー表示装置では、メニュ
ー選択処理中は、画面上に2つのカーソルを表示してい
るので、メニュー選択処理中も、メニュー選択処理前の
位置にカーソルが画面上から消去されずに残っている。
したがって、カーソルを見失う危険がなくなり、請求項
4のメニュー表示装置に比べて、ユーザは、さらに自然
に作業を継続することができる。
【0129】請求項6のメニュー表示装置では、指示開
始点から特定のメニュー項目までの相対位置を、常に一
定に保つようにしている。したがって、請求項1や請求
項2のメニュー表示装置と同様に、メニュー操作に熟練
するのに伴って、高速にかつ間違いなく目的のメニュー
項目を選択することができる。
【0130】また、常に、メニュー全体が画面上に表示
されるので、請求項1や請求項2のメニュー表示装置に
比べて、より的確にすべてのメニュー項目を選択できる
ようになる。その上、カーソルの自動的な移動を伴わな
いので、請求項3から請求項5のメニュー表示装置に比
べて、ユーザは、より自然にメニュー選択処理を行うこ
とが可能になる。
【0131】しかも、メニューがスクロールする際、メ
ニューの上端と下端、あるいは右端と左端が連続して表
示されるので、指示開始点から最も離れた位置に表示さ
れているメニュー項目を選択する場合でも、ポインティ
ングデバイスの移動距離を少なくすることができる。こ
の場合においても、ポインティングデバイスの物理的な
移動方向と距離は、指示開始点に関係なく一定であるか
ら、ユーザは、思考の中断を招くことなくメニュー選択
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のメニュー表示装置について、表示画
面上の指示開始点と表示されるメニューの領域との関係
を説明する図である。
【図2】この発明のメニュー表示装置について、その要
部構成の一実施例を示す機能ブロック図である。
【図3】この発明のメニュー表示装置について、第1の
実施例による表示画面の一実施例を示す図である。
【図4】この発明のメニュー表示装置について、その第
1の実施例におけるメニュー項目の表示時の主要な処理
の流れを示すフローチャートである。
【図5】この発明のメニュー表示装置について、第2の
実施例による表示画面の一実施例を示す図である。
【図6】この発明のメニュー表示装置について、その第
2の実施例におけるメニュー項目の表示時の主要な処理
の流れを示すフローチャートである。
【図7】この発明のメニュー表示装置について、第3の
実施例による表示画面の一実施例を示す図である。
【図8】この発明のメニュー表示装置について、その第
3の実施例におけるメニュー項目の表示時の主要な処理
の流れを示すフローチャートである。
【図9】この発明のメニュー表示装置について、第4の
実施例による表示画面の一実施例を示す図である。
【図10】この発明のメニュー表示装置について、その
第4の実施例におけるメニュー項目の表示時の主要な処
理の流れを示すフローチャートである。
【図11】この発明のメニュー表示装置について、第5
の実施例による表示画面の一実施例を示す図である。
【図12】この発明のメニュー表示装置について、その
第5の実施例におけるメニュー項目の表示時の主要な処
理の流れを示すフローチャートである。
【図13】この発明のメニュー表示装置について、第6
の実施例による表示画面の一実施例を示す図である。
【図14】この発明のメニュー表示装置について、その
第6の実施例におけるメニュー項目の表示時の主要な処
理の流れを示すフローチャートである。
【図15】従来のメニュー表示装置について、その表示
画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 入力部 2 指示開始点検出部 3 主制御部 4 指示開始点記憶部 5 メニュー情報記憶部 6 画面情報記憶部 7 指示カーソル表示制御部 8 メニュー表示制御部 9 マーク表示部 10 メニュー項目表示部 11 出力部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メニュー表示要求を発行した時点におけ
    るカーソルの位置情報を取得可能な位置指示手段と、画
    面上にメニューのオーバーラップ表示が可能で、有効な
    画面表示領域からはみ出した表示内容を自動的に無視す
    る構成を有する表示部とを具備し、メニュー形式によっ
    て入力操作を行う対話型システムのメニュー表示装置に
    おいて、 前記カーソル位置によって指示開始点の情報を取得する
    手段と、 前記指示開始点を基準としてメニュー表示位置を決定す
    る手段と、 メニュー選択処理中における位置指示手段の操作に伴う
    カーソルの移動を抑止するカーソル表示制御手段と、 位置指示手段の移動操作に伴ってメニュー表示位置を連
    続的に移動させるメニュー表示制御手段、とを備え、 位置指示手段の操作によって、メニューの表示位置を変
    化させると共に、カーソルの移動を抑止することによ
    り、指示開始点からメニュー項目までの位置指示手段の
    物理的な移動方向と距離が一定に保たれるように制御す
    ることを特徴とするメニュー表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のメニュー表示装置において、 画面上に表示されるメニューが画面からはみ出している
    か否かを判定する手段と、 メニューのはみ出し方に応じてマークの種類と表示位置
    とを切り換え、メニューが画面からはみ出していること
    を示すマーク表示手段、とを備え、 指示開始点が画面の端部に近いためメニュー全体を画面
    上に表示しきれないとき、メニューの一部が隠れている
    ことを示すマークを画面上に表示することを特徴とする
    メニュー表示装置。
  3. 【請求項3】 メニュー形式によって入力操作を行う対
    話型システムのメニュー表示装置において、 指示開始点の情報を取得する手段と、 前記指示開始点を基準としてメニューを表示したとき、
    メニューが画面からはみ出すか否かを検知する手段と、 メニューが画面からはみ出すとき、メニューが画面内に
    収まるように移動させるためのオフセット値を取得する
    手段と、 取得したオフセット値に基づいて、メニューが画面内に
    収まるようにメニュー表示位置を自動的に移動させるメ
    ニュー表示制御手段と、 取得したオフセット値に基づいて、カーソル表示位置を
    自動的に移動させるカーソル表示制御手段、とを備え、 前記指示開始点の位置が画面の端部に近いときでも、指
    示開始点から特定のメニュー項目までの位置指示手段の
    物理的な移動距離が一定に保たれるように制御すること
    を特徴とするメニュー表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3のメニュー表示装置において、 メニュー選択処理開始時における指示開始点の位置の情
    報を保持する指示開始点記憶手段と、 メニュー選択処理終了後、保持した指示開始点の位置に
    カーソルを自動的に移動させるカーソル表示制御手段、
    とを備え、 メニュー選択処理終了後、カーソルの位置をメニュー選
    択処理前の位置に自動的に戻すことを特徴とするメニュ
    ー表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項3のメニュー表示装置において、 メニュー選択専用のカーソルを生成する手段と、 位置指示手段の移動操作に伴い、前記メニュー選択用の
    カーソルのみを移動させる第2のカーソル表示制御手段
    と、 メニュー選択処理終了後、生成されたメニュー選択用の
    カーソルを消去する手段、とを備え、 メニュー選択処理開始時に、メニュー選択専用のカーソ
    ルを生成し、該メニュー選択専用のカーソルを用いてメ
    ニュー選択処理を行うことを特徴とするメニュー表示装
    置。
  6. 【請求項6】 メニュー形式によって入力操作を行う対
    話型システムのメニュー表示装置において、 指示開始点の情報を取得する手段と、 前記指示開始点を基準としてメニューを表示したとき、
    メニューが画面からはみ出すか否かを検知する手段と、 メニューが画面からはみ出すとき、メニューが画面内に
    収まるように移動させるためのオフセット値を取得する
    手段と、 取得したオフセット値に基づいて、メニューが画面内に
    収まるようにメニュー表示位置を自動的に移動させるメ
    ニュー表示制御手段と、 取得したオフセット値に基づいて、カーソル表示位置を
    自動的に移動させるカーソル表示制御手段と、 メニュー内のメニュー項目を自動的に並べ換える手段
    と、 メニュー選択処理中における位置指示手段の操作に伴う
    カーソルの移動を抑止するカーソル表示制御手段と、 位置指示手段の移動操作に伴い、メニューの上端と下
    端、および右端と左端とが連続した状態で、各メニュー
    項目がリング状にスクロールするメニュー表示制御手
    段、とを備え、 常に全てのメニュー項目が画面上に表示された状態で、
    指示開始点から特定のメニュー項目までの位置指示手段
    の物理的な移動距離が一定に保たれるように制御するこ
    とを特徴とするメニュー表示装置。
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